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血液型性格診断

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ABO FAN
血液型性格診断
疑似科学否定の活動お疲れ様です。
しかし、あまりにも初歩的なミスが多いので、早めに訂正された方がいいかと思い、老婆心ながらお知らせしておきます。
代表例です。
○血液型性格診断の冒頭
血液型性格診断言説では、上記の血液型[ABO式血液型]の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している。
○データの透明性 (中)
血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
よろしくお願いします。
なお、詳細はブログにあります。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-02-08
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ABO FAN
血液型性格診断
短時間での再投稿で恐縮です。
ただ、これで管理者の方が能見正比古氏の著作を読まれていないことがほぼ確実になったと考えます。お手数ですが、能見正比古氏の著作から「ヒトの性格や相性を客観的に判別可能」と判断された原文を引用ください。
私は能見正比古氏の著作はほとんど読みましたが、そういう記述があるとは信じられませんので。が、私の記憶違いの可能性もゼロではありませんので、お手数ですが確認したく。
例えば、彼の血液型十戒にはこうあります。
1. 血液型で、人の性格を、決め付けてはいけない。
2. 血液型が、性格のすべてであると思ってはいけない。
[以下略]
なお、統計データの再現性はあります。もし疑問に思われるのであれば、例えば金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』などをお読みになってはいかがですか。長くなるので説明は省略します。
b003
ABO FAN
血液型性格診断
「情報提供、コメント、質問を歓迎します。」とのことなので、遠慮なく投稿させていただきます。
さて、前回の質問に回答いただけないところを見ると、管理者の方は(参考文献にある)能見正比古さんの著作は読んだことがないと思われます。では、別の参考文献について確認させてください。
○データの再現性 (低)
血液型と疾患といった前項にて言及した研究にまで評定範囲を広げたとしても、それらもまだまだデータ不足であり現在のところ再現性が高いと評価できるものではない。
とありますが、「一万人規模のアンケート調査」(約3000人×11年)かつ「統計的な有意差が出た研究」が参考文献として紹介されています。
This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities...
このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している...
「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
質問1 管理人さんはこの文献の原文は読まれましたか?
質問2 この文献(約3000人×11年)でもデータ不足ですか?
質問3 この文献でもデータ不足というなら、どのぐらいのデータが必要と思いますか?
私の質問が「不掲載」や「回答拒否」にならないことを祈っています。
b004
ABO FAN
血液型性格診断
深夜にもかかわらず、私の投稿を掲載していただきありがとうございます。しかし、直前の2つの投稿の質問には「回答拒否」ということですか?単純な質問ですから、回答に手間も時間がかるはずもなく理解に苦しみます。
では、当分の間は「回答拒否」という前提で進めることにします。
> ただ、抜粋された箇所のすぐ後にself-reported persnalities at least とあり、自己申告制に基づいたものにおいて、と限定していることが見受けられます。
正直驚きました。たぶんこの文献を「素直」に解釈した結果なのでしょう。ただ、これで、少なくともこのサイトの「血液型性格診断」の記述が矛盾していることを自ら認めてしまったことになります。
なぜなら、管理者さんがおっしゃるように、この文献の結論が正しいとすると、1984年以降の統計データは「自己申告制」(=心理学のほぼ全データ)なら「全て」差があることになるからです。つまり(自己申告制のデータなら)「ABO式血液型と特定の性格傾向性の研究が客観的な形で肯定されている」と言えるのです。
おそらく、このサイトの「血液型性格診断」は、ほとんど参考文献を読んでおらず、データの整合性もチェックしない状態で書かれたものと推測されます。言い過ぎということであれば、ぜひご意見をお聞かせ下さい。
「回答拒否」はともかく、この投稿が「不掲載」にならないことを祈っています。
b005
ABO FAN
血液型性格診断
今回は長文で失礼します。
さて、前回の管理者さんの回答には大変驚きました。
というのは、今日の朝にあった回答が、お昼には跡形もなく削除されていたからです。そして、なんと最初の投稿の回答も全て削除されていました!
確かに、投稿の確認画面には「掲載された投稿・回答は、予告・事後報告なしに変更・削除されることがあります。」と注意書きが表示されます。しかし、これでは、投稿はもちろん、サイト内の全文章がいつのまにか書き換えられている可能性も否定できません。コンテンツの信頼度に影響が出るのではないですか?
念のため、サイト内の注意書きを見ましたが、「※投稿された記事やコメントは運用管理者が承認した後、掲載されます。」は誰にでもわかるように表示されますが「掲載された投稿・回答は、予告・事後報告なしに変更・削除されることがあります。」という注意書きは、投稿の確認画面のみのようです。変更・削除するなら、せめて基準を明確にし、もう少し目立つように表示するべきではありませんか?
もちろん、投稿を削除する必要性は認めます。が、それは誹謗・中傷などに限られるべきで、多少の批判を掲載するのなら、かえってサイトの信頼性が上がるのではないですか?ましてや、ここは「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」ですから、もっとオープンなスタンスを取るべきなのではないでしょうか?どうかご一考下さい。
今回はテスト的に、削除された回答をそのまま再掲します。私には、前回の回答はともかく、最初の回答は削除すべきものとは思えません。なお、前者の要望については全文訳出ではなく、論点のまとめ程度でよいなら、よりよい科学的議論のために提供する用意があります。
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まず、最初の投稿に関する回答です。
ご投稿ありがとうございます。
ご指摘の件に関してですが、大変恐縮ですが少々文脈を取り違えて読んでおられるのかもしれません。
冒頭の「ヒトの性格や相性を客観的に判別可能」とは、血液型性格診断における主張を簡潔にまとめたものとして記述しております。
そして、おそらくタイプミスかと思われますが、(データの透明性)→(データの再現性)におけるご指摘箇所の記述は、文字通り「データの再現性」についてのものであります。
該当箇所をそのまま記載いたしますが、
血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。そのため、「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」と言い訳ができてしまう。このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
というデータの再現性という観点からの評定でございます。
なお、「データの再現性」という評定項目については「トップページ」あるいは「評定の基本的な考え方」をご覧ください。
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次は前回の回答です。
何度もご投稿ありがとうございます。
ご指摘の通り、私の英語能力は大変未熟であります。申し訳ありません。
そこで、ABOFAN様が再三論拠として提示されている論文のConclusionにおける文脈の読解について、大変お手数ですが全文訳をコメント欄に掲載していただけないでしょうか?是非よろしくお願いいたします。
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最後に、この投稿が「不掲載」にならないよう強く希望します。
b006
ABO FAN
血液型性格診断
おお、とりあえず無事に掲載されたようですね。では、前々回の回答
> ABOFAN様が再三論拠として提示されている論文のConclusionにおける文脈の読解について、大変お手数ですが全文訳をコメント欄に掲載していただけないでしょうか?
について、ある程度ご要望にお応えします。
私の解説でよければ拙サイトをご覧ください。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/sakamoto.htm
同一執筆者によるほぼ同じ内容が日本語で読めますので紹介します。
1. 山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析II- 日本社会心理学会第33回大会発表論文集 pp342~345 1992
2. 山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集 pp288~291 1991
3. 現代のエスプリ No.394 血液型と性格 1994
次の書籍も参考になります。
4. 白佐俊憲・井口拓自 血液型性格研究入門 1993
また、abstractを試しに訳出(一部意訳)します。こちらの方が本文よりはるかにわかりやすいです。原文は省略します。
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最近の日本で広く普及している血液型ステレオタイプが、日本人の性格に影響し、自己成就予言として働いているかどうかを調べるために実験を行った。1978年から1988年まで、毎年無作為に選ばれた32,347人の被験者のデータを分析した。その結果、自己評定の性格でA型とB型には有意な差が見られたが、それは1984年より後のことであった。1984年には血液型に関連する話題が非常に多かったのである。このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している-少なくとも自己評定の性格では-血液型は自己成就予言として働いているが、影響の大きさには検討の余地がある。
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もっとも、上の内容にはいくつか問題点があります。①1984年の話題の多さが出版点数のみで販売部数は考慮されない②自己成就予言の直接的な存在証明がない、です。①は明らかに妥当ではなく②は金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』で直接的に否定されています(多く知られている特性でも差が小さい場合が多く、逆に知られていないのに差がある特性もある)。②の要約は拙サイトにあります。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm
長文失礼しました。
b007
ABO FAN
血液型性格診断
引き続き情報提供です。なお、過去の私の質問はすべて「回答拒否」され、以前の2つの回答も全て削除されましたので、当分の間は「質問禁止」と判断します。「回答拒否」の理由も「回答拒否」なのでしょうか?
さて、前回の投稿を補足しておきます。「自己評定の性格でA型とB型には有意な差が見られたが、それは1984年より後のことであった。」とありますが、現実のデータでは11年間の全ての年に同じ方向で差が出ています(1992年の文献参照)。ですので、結果は「11年間安定して差が出ている」と考えるのが妥当です。
次に、関連リンクにある『「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)』についての情報提供です。この論文は、昨年7/19読売新聞(夕刊)の記事になりました。内容は、日米1万人超を調査を統計的に分析した結果、意味のある差が見られなかったというものです。つまり、統計データで差がないから血液型との関係はない、ということで、それがそのまま論文タイトルになっています。
しかし、この論文にもいくつか問題があります。主に①冒頭で紹介した日本人3万人超のデータで「11年間安定して差が出ている」と結果とは明らかに矛盾する②質問が経済的なもので性格についてのものがない、です。しかし、最大の問題は統計的に差があった結果を無視していることでしょう。具体的には①アメリカでは極端にAB型が少ないので、有意差が見かけ上低く出ている(補正すると有意な差がある)②アメリカ人の質問で「Q22: If you make a critical decision, take risks or avoid」は有意な差があるが無視されている、の2つです。詳細は、次の私のブログで紹介しています。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-07-19
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-08-08
どうかご検討下さい。こちらはabstractを除くと全て日本語なので、読むのはそれほど難しいないはずです。よろしくお願いします。
b008
ABO FAN
血液型性格診断
引き続き情報提供です。統計的に関連性があるという論文の例です。
1. 山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集 1991 →血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた。さらに、一般の人々の性格の自己報告は、大学生の血液型ステレオタイプに合致していることがわかった。
また、最近の研究報告では、統計データに差があるという方が(どちらかというと)主流です。次にサンプルを示します。
2. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学)日本心理学会大会発表論文集 2009 →全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
3. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部)日本社会心理学会大会発表論文集 2006 →高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。
4. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学)日本心理学会大会発表論文集 2007 →特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22, p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
5.「血液型性格学」は信頼できるか(第30報)I 大村政男(日本大学)ほか 日本応用心理学会大会発表論文集 2013 →総理大臣に選出される衆議院議員の血液型はTable 4に示してあるようにO型が多数である。
6. Blood-type distribution,Beom Jun Kim, Dong Myeong Lee, Sung Hun Lee and Wan-Suk Gim, Physica A: Statistical and Theoretical Physics Volume 373, 1 January 2007, Pages 533-540 A psychological implication for the case of B-type males is also suggested as an effect of a distorted implicit personality theory affected by recent popularity of characterizing a human personality by blood types. [大意]MBTI検査では、ただ1つB型男性を除いては血液型による差がなかった。これは、血液型ブームによる歪みが現れたものと考えられる。
どうかご確認下さい。
b009
ABO FAN
血液型性格診断
引き続いての情報提供です。
実は、日本人の統計データであれば、必ず差が出ているのです!
このことは、血液型と性格の研究をする心理学者の間で「公然の秘密」となっています。
ですから「統計データに差がない」と正面切って主張する人は、現在ではかなり少数派となってしまいました。せいぜい、「日常性格に影響はないことは証明されている」程度でお茶を濁しているのが現状です。言い換えれば、差が出ていること自体は否定しないということになります。
理由は簡単です。
坂元氏(あるいは前回取り上げた山岡氏)の論文の結論は、①日本人の大多数は血液型と性格の知識を持っている②自己成就現象によって自己評定の性格が血液型の影響を受けている③よって日本人の性格の自己評定のデータ(=ほとんどの心理学の研究論文)には血液型による差が見られる、というものです。このことは現在の日本人一般に適用できるはずなので、どの日本人の統計データも必ず血液型による差が出ることになります。逆に、関連リンクにある『「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)』で差が出ていないのは、質問の内容が経済的なものだけで、血液型に関するものがないからだ、と考えるしかありません(論理的には…です)。
その意味では、この「統計データに差がない」という縄田氏の論文が日本心理学会の学会誌『心理学研究』に掲載されたのは、たまたま査読者がこの「公然の秘密」を知らなかったのか、あるいは知っていながら「何からの意図」があって、あえて掲載したかのどちらかでしょう。いずれにしても、科学的だとは言えないのではないでしょうか?
さて、本題に戻ります。以上のことから、現在では統計データに関しては「予測性は高い」ということが確定しています。ただし、血液型による差が自己成就現象によるものなのかどうかは検討が必要です。
この点については、既出の金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学』に説明があるので、次回にでもポイントを絞って説明する予定です。
よろしくお願いします。
b010
ABO FAN
血液型性格診断
科学的なサイトのコンテンツは「事実」に基づいて書くべきでしょう。このサイトのコンテンツ作成者は、きちんと参考文献を読んでいると信じています。まさかとは思いますが、どこかの資料のコピペなら、ST○P細胞の二の舞になってしまいます。私が言うのもおこがましいのですが、しっかりとした事実確認を重ねてお願いする次第です。
では、次の情報提供です。
前回の投稿で、「血液型による差が自己成就現象によるものなのかどうかは検討が必要です」と書きました。坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています。ところが、彼らの論文を読んでみると、その検証は間接的なもので、直接的なものではありません。私が知る限り、直接的に検証したのは金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』のみです。ここでは、その内容を簡単に紹介します。
金澤氏は、その血液型特性が知られている割合と、データの差の大きさの関係に着目しました。仮に、血液型による統計データの差が「自己成就現象」や「思い込み」によるものなら、その特性が知られていればいるほど差が大きくなるはずです。逆に、ほとんど知られていない特性なら、「自己成就」や「思い込み」は小さいので、大きな差が出ることはありません。
結果は意外なものでした。その特性が知られている割合と、差の大きさには関係がなかったのです。また、ほとんど知られていない特性でも安定した差が見られました。つまり、血液型による統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」ではなかったのです! 実際の統計データはこちらです。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm
さて、血液型による「自己成就現象」や「思い込み」が存在するなら、その人自身が下す性格判断(=性格検査)は間違っているということになります。日本人の7割程度は「血液型と性格に関係がある」と思っていますから、論理的には日本人の7割の性格検査の結果は間違っていることになります。この仮定が非現実的なのは明らかですから、血液型による性格の差を「自己成就現象」や「思い込み」だけで説明するのは元々無理があるのです。
次回は、韓国で行われた脳波の研究を紹介します。
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ABO FAN
血液型性格診断
韓国では、脳波の測定結果が血液型によって違うという研究が公開されています。それによると、O型はストレスに強いのだそうです。内容を簡単に紹介しておきます。
韓国産学技術学会論文誌 (Journal of the Korea Academia-Industrial cooperation Society / v.12 no.6, 2011年, pp.2554-2560)
成人の血液型と性格と抗ストレスとの関連性の研究 (A Study on the effects of one's blood type on emotional character and antistress of adults) http://kiss.kstudy.com/journal/thesis_name.asp?tname=kisskw&key=50117192
キム・チュンシク(ソウルベンチャー情報大学院大学); イ・ソンギュ(ソウルベンチャー情報大学院大学)Choong-Shik Kim and Seon-Gyu Yi (Dept. of Information Management, Seoul University of Venture & Information)
要約 この研究では、成人の血液型が性格やストレス抵抗力との相関関係があるかを個人が持つ脳神経生理学的指標である脳波測定を用いて比較してみた。対象者は、2006年9月から2009年12月までに韓国精神科学研究所に脳波測定依頼した成人(20歳-59歳)を基準に選定した。男性1415人、女性3221人で総数は4636人である。血液型の分布は、A>B>O>AB型の順であった。分析の結果、成人の血液型と感情的な傾向とは無関係だった。しかし、ストレス抵抗力とは有意差があった。つまり、O型が他の血液型に比べて注意指数や抗ストレス指数で非常に異なっていた。ストレスを乗り越えることができる能力が高いと言えるだろう。この研究の結果、いくつかのカテゴリで血液型と意義のある相関関係を示した影響や遺伝的な役割がどのように影響するかの作用機序を解明するための研究が必要であると考えられる。http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-08-16
書くべきことはまだまだあります。例えば、韓国の研究の紹介/放送大学での修正放送/BPO裁判の結果/心理学の限界…です。しかし、一気には無理なので、焦らないでやっていこうと思います。
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ABO FAN
血液型性格診断
引き続き情報提供です。
2014年7月28日9時からの放送大学「錯覚の科学('14)」第13回「科学的思考と錯覚」(信州大学 菊池聡氏)で、初回に放送された血液型性格判断の批判部分に間違いがあり、訂正放送になりました。初回の放送は2014年7月4日16時からでした。
差し替えになった部分は、大村政男さんの「ラベル付け替え」の実験です。この実験は、別の血液型の特徴を、その血液型と言って示すと信じてしまうので、血液型と性格が関連する「科学的な根拠はない」というものです。
初回の放送では、パネルによる説明で、本当の特徴のO型とAB型が逆になっていたのです。単純ミスなのだろうと思いますが、誰も気が付かなかったのでしょうか? 訂正放送では、この「ラベル付け替え」の実験の説明が全て削除されました。全部削除する必要はなかったのではないかと(私は)思うのですが…。
ただ、これに限らず、意外と否定の根拠が曖昧な(あるいは今回のように間違っている)例は多いので、きちんとしたチェックが必要です。
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ABO FAN
血液型性格診断
今回の情報提供は、一昔前の2007年に韓国心理学会誌上に発表された論文の紹介です。
孫栄宇[教授] 劉聖益[研究員] 延世大学校 血液型類型学研究に対する概観:社会文化的,行動科学的及び生化学的観点で Sung Il Ryu, Young Woo Sohn, A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology
韓国心理会誌:社会及び性格 Korean Journal of Social and Personality Psychology, 2007, Vol. 21, No. 3, pp. 27~55
珍しいことに、既存の心理学に対する批判が書かれています。以下はその意訳です。
血液型性格学に対する論議自体をタブー視する傾向
・血液型性格学に反対する根拠として、一部の専門家が血液型と性格の関係には全く根拠がないと主張している事実をあげたりする
・日本の心理学者である渋谷昌三(2006)の著書には、「医師や生理学者の間でも、血液型が人間の性格に影響を与えるとは理論的に考えにくいという見解が主流になっている」という表現がある
・しかし、この考えを支持するに値するどんな客観的な研究の内容も示されていない
・血液型性格学に強く反対しながらも、客観的なデータを提示することはできないようだ
・一部の心理学者は、人々が血液型性格学を信じることは、確証バイアス、バーナム効果、自己成就予言などによるものと分析している
・しかし、これらが血液型性格学を否定することができる根拠になるのではない
・このように、学界では血液型性格学に対する研究と論議自体をタブー視する傾向が現われている
また、この研究では、過去の先行研究をメタ分析的な手法を使って解析した結果、A型は内向的、O型は外交的といった傾向が現れたとしています。
そのほかに、既存の性格検査では血液型による性格の違いを正しく検出できないのではないか、という問題提起もあります。この点については、改めて説明するつもりです。
b014
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿が掲載拒否(?)のようなので、今回は単純に事実の指摘&質問をしてみます。
さて、このサイトの参考文献では、同じ統計データを使いながら、統計的に有意な差があるかどうか正反対の結論が得られているものがあります。
1. 次の文献のデータは約3000人×11年で「統計的な有意差が出た」との結論です。
This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している... 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
2. しかし、1.と同じデータを使いながら、「統計的に有意な差がない」という研究が直後に紹介されています。もっとも、この文献では1.の11年分のデータのうち、4年のみを使っています。
以上の結果は、ABO式血液型による性格の差には、年度を越えた一貫性がみられないことを明らかにしている。本資料のデータから見る限り、血液型ステレオタイプは妥当性を欠くと結論される。「血液型による性格の相違に関する統計的検討」松井 豊(1991)
管理者さんは、1.と2.のどちらの結論が正しいと思われますか?
b015
ABO FAN
血液型性格診断
情報提供です。
心理学でよく使われている性格検査では、血液型による性格の差をうまく検出できません。例えば、世界的に使われている「ビッグファイブ」を使った研究では、その多くは差が出ていないのです。やはり、血液型と性格を分析するには、既存の心理学では力不足なのかもしれません。論文の一覧は次のとおりです。
Sohyun Cho, Eunkook M. Shu, Yoenjung Ro (2005). Beliefs about Bloot Types and Traits and their Reflections in Self-reported Personality. Korean Journal of Socail and Personality Psyochology, 19(4), 33-47.
Cramer, K. M., & Imaike, E. (2002). Personality, blood type, and the five-factor model. Personality and individual Differences, 32, 621-626.
Rogers, M., & Glendon, A. I. (2003). Blood type and personality. Personality and Individual differences, 34(7), 1099-1112.
Kunher, Wu, Kristian, D. L., & Jerry, W. Lee (2005). Blood type and the five factors of personality in Asia, Personality and Individual Differences, 38, 797-808.
川名好浩(川村学園女子大学)血液型性格判断 -Big Five でのプロフィール- 日本心理学会第67回大会論文集 p156 (2003年)
森圭一郎、原野睦生、江藤義典、津田彰、内村直尚(久留米大)、中川康司(奈良県医大)TCIとBig5による性格とABO式血液型の関連解析 日本生物学的精神医学会プログラム・講演抄録 第27巻 p306 (2005年)
血液型と性格の関連についての調査的研究 久保義郎・三宅由起子 吉備国際大学研究紀要(社会福祉学部)第21号 p93-100 (2011年)
詳しくは私のブログにあります。http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-02-19
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ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿の補足です。
海外でのビッグファイブの研究の一覧は、次の韓国の論文に紹介されています。
Sung Il Ryu, Young Woo Sohn (2007). A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology, Korean Journal of Social and Personality Psychology, 21(3), 27-55.
この論文では、「Big-Five Factor モデルを活用した研究では、すべて血液型と性格は関係がないという結論が下された(So Hyun Cho, 2005; Cramer, 2002; Rogers, 2003; Kunher, 2005)」とあります。しかし、詳しく調べてみたところ、
・So Hyun Choなど(2005)から該当の研究の調査データの提供を受け、個別の質問項目に対してデータを再分析してみた。
・データを質問項目別に再分析してみた結果、10個の質問項目で有意な血液型との関係が発見された。
・このように、実際に血液型による差が存在するにもかかわらず Big-Five モデルはそれを感知することができないという事実が確認された。
と結ばれています。
b017
ABO FAN
血液型性格診断
情報提供&質問です。
ほぼ10年前の2004年12月8日に出された、BPO青少年委員会の『「血液型を扱う番組」に対する要望』では、血液型番組は“非科学的”と断定しています。次は、この「要望」の抜粋です。
民放連は、放送基準の「第8章 表現上の配慮」54条で、次のように定めている。
(54)占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いはしない。〔解説〕現代人の良識から見て非科学的な迷信や、これに類する人相、手相、骨相、印相、家相、墓相、風水、運命・運勢鑑定、霊感、霊能等を取り上げる場合は、これを肯定的に取り扱わない。
これらを踏まえ、青少年委員会としては、「血液型を扱う番組」の現状は、この放送基準に抵触するおそれがあると判断する。
しかし、この「要望」に対して研究家の岡野誠氏が提訴した結果、原告敗訴になったにもかかわらず、この「要望」は実質的に取り下げられています。次は、2012年7月19日に出た控訴審判決からの抜粋です。
本件要望が、(中略) 血液型と人間の性格、行動パターン、病気等との関係を学術的に研究する学問自体の存在自体を否定したり、これについても占いの類と同列であるとして否定的な評価をしたりするものではないし、学術的に裏付けられた内容で、しかも、青少年にも配慮して番組を制作することを否定する趣旨を含むものとは解されない。
ですので、この明治大学のサイトに「現在一般認知されている血液型性格診断は疑似科学だと位置づけるのが妥当であり、そこで語られているものに科学的根拠は全くない。」とあるのはいかがなものでしょうか? 今まで私が示してきた統計データを覆すような根拠はあるのでしょうか?
私の情報提供や質問には全て回答拒否?(一部の回答は撤回?)ということであれば、私の情報は正しいと認めているということでしょうか? 回答拒否なら、このサイトは何のために存在しているのでしょうか? いろいろと素朴な疑問が湧いてきているところです。
b018
ABO FAN
血液型性格診断
しつこいようですが、この血液型の血液型性格診断の最初の投稿では、
> テレビの血液型番組はウソなんですか? (投稿者:swc14)
> かなりの演出があると見た方がよいです。そうした番組は青少年に悪影響がある、放送基準に抵触するおそれがあると、BPO(放送倫理・番組向上機構)から指摘(2004/12)されているのに、いっこうに根絶されません。
とありますが、前回の投稿に書いたように、岡野誠氏が提訴した「BPO血液型慰謝料請求事件」の控訴審判決では、
「本件要望が、(中略) 血液型と人間の性格、行動パターン、病気等との関係を学術的に研究する学問自体の存在自体を否定したり、これについても占いの類と同列であるとして否定的な評価をしたりするものではないし、学術的に裏付けられた内容で、しかも、青少年にも配慮して番組を制作することを否定する趣旨を含むものとは解されない。」
とあるので、少なくとも「根絶されません」という管理者さんの回答は事実に反します。回答を訂正された方がよろしいかと思いますが?
ABOFAN様
ご指摘の通り、「根絶」というのは表現が強すぎました。
訂正させていただきます。
ありがとうございました。
b019
ABO FAN
血液型性格診断
訂正ありがとうございました。しかし、
> かなりの演出があると見た方がよいです。そうした番組は青少年に悪影響がある、放送基準に抵触するおそれがあると、BPO(放送倫理・番組向上機構)から指摘(2004/12)されています。
ということは、「悪影響がある番組は悪影響がある」ということでしょうから、トートロジーのような気がします。繰り返しになりますが、控訴審の判決文は、
学術的に裏付けられた内容で、しかも、青少年にも配慮して番組を制作することを否定する趣旨を含むものとは解されない。
ですから、「悪影響がないなら放送してもよい」ということです。つまり、「悪影響がないものは悪影響がない」ということで、管理者さんが「かなり演出があると見た方が良いです」と推測するには、具体的な根拠を挙げないと何も言ってないことになりませんか?
ABOFAN様
では具体的にどのような記述が妥当だと考えられますでしょうか?
b020
ABO FAN
血液型性格診断
ご返事ありがとうございます。
> では具体的にどのような記述が妥当だと考えられますでしょうか?
「かなりの演出がある」を裏付ける根拠を示すべきだと思いますが、いかがですか?
例えばこんな感じです。このサイトの参考文献に掲げられている松尾友香氏の「よくわかる 最新血液型の基本としくみ」は(彼女が専門外のせいか?)細かいミスが結構あります。私が指摘したところ、次回にでも訂正しますとのことでしたが…どうなったのでしょう?
1. ABO式血液型の発見は1900年ですが、10ページでは190「0」年、11ページでは190「1」年になっています。
2. 能見正比古さんが、10ページでは能見正比「呂」と能見正比「古」、11ページでは能見正比「呂」になっています。
3. 稀血のBomb「a」yの表記が、15ページではpara-Bomb「e」yとなっています。
4. O型遺伝子は「O209」もあるはずですが、71ページではO101,O201,O303の3種類となっています。
5. 83ページでは、韓国のAB型は「10」パーセント(出典は「遺伝血清学」?)となっていますが、手元のデータ(韓国保健福祉部)では「13」パーセントです。
6. 120ページのHLAと男女の相性については、「自分と似ている方が評価が高い」という説と、逆に「自分と異なる方が評価が高い」という両方の説があります。http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2008-10-20
7. 150ページでは、「血液型性格診断は、心理学の分野で否定されています」とありますが、否定の根拠となっている大村政男さんは、現在では血液型性格診断を必ずしも否定していません。http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-22 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-11-22
8. 176ページでは、「血液型性格診断は現在のところ医学的に肯定されていません。しかし、否定されてもいない」とありますが、同じページには血液型性格診断は「現在の科学・医学の常識では完全に否定されています」ともあります。どちらが本当なのでしょう?
ABOFAN様
当該箇所は本項コメント欄における「テレビの血液型番組はウソなんですか?」に対する回答として「かなりの演出がある」という文脈で用いたものです。
「テレビの」に対する回答であるならばそれほど不自然な記述とも思えませんがいかがでしょうか?
また、ご指摘されていた参考文献に関するものについてですが、1、2、3については誤字・誤植という可能性もあるかと考えます。7につきましては、例えば別の参考文献「よい教育とは何か」内にある[原著論文]心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究―……清水武 をよろしければご覧くださいませ。
もちろん私はご指摘された文献の著者ではないため、上記も類推に基づくものでしかありません。やはり著者本人、あるいは(既になさっているようですが)出版社へ問い合わせたほうがよいかと思います。
b021
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、前回の補足です。
大半の「疑似科学批判サイト」では、統計的に差がある論文が複数あるといったような「事実」を発言すると、ほぼ間違いなく無視・削除されます。ですので、きちんと回答いただいた松尾友香氏は非常に良心的な方だと思っています。それはこのサイトも同様です。決してお世辞ではありません。
また、文献のご紹介ありがとうございました。早速入手して読んでみたいと思います。もっとも「ABO式血液型と性格との関連性―主要5因子性格検査による測定」が統計的に差がないという知見を示しているのであれば、過去の多くの研究報告でのビッグファイブでの「統計的に差がない」という結果と一致します。そして、その理由も、
Sung Il Ryu, Young Woo Sohn (2007). A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology, Korean Journal of Social and Personality Psychology, 21(3), 27-55.
でほぼ明らかになっています(「ビッグファイブ」では血液型の差は検出不可)。単独の質問項目では差が出ていたものが、主要5因子に集約する過程で差が(相殺されて)なくなるらしいです。言い換えれば、血液型によって性格検査の欠陥が証明された、ということになります。この点は、実際にご紹介の文献を読んでから質問させていただければと思います。どうかよろしくお願いいたします。
b022
ABO FAN
血液型性格診断
ご紹介の文献は、私が読んだ血液型関連の研究報告(日本語)では、間違いなく5本の指に入ります。非常に知的好奇心を刺激する内容でした。また、学界の内幕をちょっと覗かせていただき、ありがとうございました。(笑)
しかし、少々失礼な言い方かもしれませんが、これだけ多くの文献をチェックし、自らも関連性を調査しながら、なぜ統計的に結論が出なかったのか不思議だ、というのも率直な感想です。
例えば、p96には「調査結果が血液型ステレオタイプの反映である、という批判をかわせない」とあります。確かにそのとおりでしょう。「血液型ステレオタイプ」はここ何十年も日本に存在しているので、そういう質問をすれば必ず結果に差が出るはずです。つまり「血液型ステレオタイプ」に関する調査なら、差が出ないのは調査結果が間違っている、ということです。言い換えれば、血液型に関する調査なら、どんな調査でも差が出ないとおかしいし、差が出ていないなら調査自体に欠陥があると言うしかありません! これで、差が出るかどうかは解決です。
では、なぜご紹介くださった主要5因子(ビッグファイブ)などの調査では(思っていたほどの?)差が出なかったのか。この理由も簡単です。個々の「血液型ステレオタイプ」の質問では差が出ていたものが、結果を5因子に集約する過程で差が相殺され消滅・減少したためです。以上は、私の勝手な推測ではなく、現実のデータによって裏付けられています。また、そのデータの多くは、私の過去の投稿で紹介されているものです。
さて、p106には相対性理論が当時の学会で認められなかった、というエピソードがあります。ニュートン力学が、重力による時空間のゆがみや、水星の近日点移動を説明できなかったのと同様に、既存の心理学で血液型と性格を解明できる、という素朴な仮定にそもそも無理があるのです。それは、p106に「血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っている」とあるとおりでしょう。
詳しいことは、次回以降に何回かに分けて説明するつもりです。よろしければ、時間があるときにでもご一読いただければ幸いです。
b023
ABO FAN
血液型性格診断
「心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究―」は非常に示唆に富む論文ですので、細かい点までコメントすると膨大な量になってしまいます。そこで、本当に重点を絞ってお話しすることにします。
さて、この論文の最大で問題と思われるのは、方法論を心理学に限ってしまっていることにあると思います。なぜなら、心理学にこだわらなければ、既存の統計データを説明するのはそれほど難しいことではないからです。素直にデータを読めばいいのです。
まず1点目です。p95には「1.調査結果は血液型ステレオタイプを反映した結果なのか」とあります。結論から言うと、調査結果には必ず「血液型ステレオタイプ」が反映されます。例えば、1986年のNHK世論調査(無作為抽出の首都圏15~69歳の住民1,102名)では「血液型と人の性格は関係ありそうだ」という質問に対して、75%が「そう思う」と回答しています(この割合は、日本でも韓国でも台湾でも、過去でも現在でもほぼ一定です)。
当然のことながら、現実の「自己認知」の調査結果もそうなっています。例えば、このサイトの参考文献でも、約3000人×11年で「統計的な有意差が出た」との結論です。
This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している... 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
しつこいようですが、前回の投稿から再掲します。
「血液型ステレオタイプ」はここ何十年も日本に存在しているので、そういう質問をすれば必ず結果に差が出るはずです。つまり「血液型ステレオタイプ」に関する調査なら、差が出ないのは調査結果が間違っている、ということです。言い換えれば、血液型に関する調査なら、どんな調査でも差が出ないとおかしいし、差が出ていないなら調査自体に欠陥があると言うしかありません! これで、差が出るかどうかは解決です。
なお、過去に同じ議論をkikulog(管理者:大阪大学菊池誠氏)で行ったところ、最終的に私の上の意見に同意する人が多く、特に目立った反論はありませんでした。もっとも、管理者自身は最後まで「回答拒否」でした。
2点目に移ります。「血液型ステレオタイプ」ではなく、心理学の「性格検査」による調査では、明確に統計データに差が出ていない場合も少なくありません。この理由も簡単です。再度過去の投稿から再掲します。
Sung Il Ryu, Young Woo Sohn (2007). A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology, Korean Journal of Social and Personality Psychology, 21(3), 27-55.
この論文では、「Big-Five Factor モデルを活用した研究では、すべて血液型と性格は関係がないという結論が下された(So Hyun Cho, 2005; Cramer, 2002; Rogers, 2003; Kunher, 2005)」とあります。しかし、詳しく調べてみたところ、
So Hyun Choなど(2005)から該当の研究の調査データの提供を受け、個別の質問項目に対してデータを再分析してみた/データを質問項目別に再分析してみた結果、10個の質問項目で有意な血液型との関係が発見された/このように、実際に血液型による差が存在するにもかかわらず Big-Five モデルはそれを感知することができないという事実が確認された。
と結ばれています。つまり、個々の「血液型ステレオタイプ」の質問では差が出ていたものが、結果を5因子に集約する過程で差が相殺され消滅・減少したためということになります。なお、So Hyun Cho (2005)の論文では、調査対象者に「血液型ステレオタイプ」があることは確認済みなので、差が出ないのは明らかにおかしいのです。
長くなったので、もう少し詳しい検討と、5節にある査読者の反応については次回にしようと思います。
b024
ABO FAN
血液型性格診断
[前回と前々回の投稿が文字化けしている可能性がありますので、念のため同じものをもう一度投稿します。]
前回の投稿の続きです。
ところで、統計データの差はあくまで「見かけ上」のもので、本当は差がないのだという有力な反論も存在します。これらの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるものだというのです(代表は聖徳大学の山岡重行氏)。この論点については、最近まで決着が付かなかったのですが、昨年出版された金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』が一石を投じました。しつこいようですが、過去の投稿を再掲します。
金澤氏は、その血液型特性が知られている割合と、データの差の大きさの関係に着目しました。仮に、血液型による統計データの差が「自己成就現象」や「思い込み」によるものなら、その特性が知られていればいるほど差が大きくなるはずです。逆に、ほとんど知られていない特性なら、「自己成就」や「思い込み」は小さいので、大きな差が出ることはありません。
結果は意外なものでした。その特性が知られている割合と、差の大きさには関係がなかったのです。また、ほとんど知られていない特性でも安定した差が見られました。つまり、血液型による統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」ではなかったのです! 実際の統計データはこちらです。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm
さて、血液型による「自己成就現象」や「思い込み」が存在するなら、その人自身が下す性格判断(=性格検査)は間違っているということになります。日本人の7割程度は「血液型と性格に関係がある」と思っていますから、論理的には日本人の7割の性格検査の結果は間違っていることになります。この仮定が非現実的なのは明らかですから、血液型による性格の差を「自己成就現象」や「思い込み」だけで説明するのは元々無理があるのです。
統計データについて、前回の投稿に少し補足しておきます。個々の「血液型ステレオタイプ」の質問では差が出ていたものが、結果を5因子に集約する過程で差が相殺され消滅・減少した、というのには別の要因もあります。「有名な特性」以外では、血液型が性格に影響する程度・方向は性別や年齢によって変わるのです(データの裏付けもあります)。ですので、異なるサンプルをそのまま比較すると、同じ方向の差になるとは限りません。ましてや、個々の質問を性格因子に集約するなどしたら、どんな結果が出ても不思議ではありません。これが、多くの研究で一致した結果が出ない理由です。
最後に、5節にある査読者の反応についてです。血液型と性格を研究している人はかなり限られるので、査定者が誰なのかはある推測できてしまいます。例えば、第二査定者はほぼ間違いなくW氏でしょう。彼(彼女ではない)は正直な人ですから「しかし、この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)」と述べています。また、「血液型性格学」に対する態度として「心理学者は決して感情で否定しているわけではない。むしろ感情では否定しているが論理として(あるいは職業倫理として)否定している心理学者が多いように見受けられる(代表的な方は大村政男先生)」(p106)ともあります。
しかし、彼なら統計的に差があることは十分に理解しているはずです。ですので、学会の重鎮としてあえて「タブー」に触れることはない、つまり「君子危うきに近寄らず」(p107)なのかなとも読めます。そういう意味では、現在の政治課題である「岩盤規制」に通じるものがあるのでしょう。ですので、p111「今後、関連説を検討するのであれば、否定論者らの領域を侵害せずに、最初から別の道を歩むのが現実的であろう」には全く同感です。では具体的にどうするか、というと現実的に難しいのも事実です。まずは、この掲示板で問題提起をするのも一つの行き方かと思うので、ここに駄文を弄している次第です。お手間を書けますが、どうぞよろしくお願いいたします。
ABOFAN様
前回、前々回の投稿はやはり文字化けしておりましたので、サイト内に反映させるのはこのコメントとさせていただきます。
悪しからずご了承ください。
b025
ABO FAN
血液型性格診断
前回は大変お手数をおかけしました。どうやら1行の長さが長いと文字化けが発生するようです。
さて、今回も前回の投稿の補足です。私は前回、「有名な特性」以外では、血液型が性格に影響する程度・方向は性別や年齢によって変わり、そのデータの裏付けもあると書きました。次はその具体例です。
大村政男氏による研究報告で、『「血液型気質相関説」と「血液型人間学」の心理学的研究II』(日本大学 研究紀要, vol. 46, pp115-155, 1993年)というのがあります。冠状動脈性心疾患(oronary Heart Disease, CHD)を発病しやすい行動パターンを意味するタイプA行動が血液型によって差があるかどうか調べたものです。この研究報告のデータを使って男性だけ計算してみると、O型がタイプA的な性格であることがわかります。念のために、χ2値を計算してみましょう。これは5.76という値が得られるので、2%以下で有意となります。確かにO型はタイプA的な性格であることが証明できました。タイプA的性格を示す質問の肯定率は、O型が46.6%、A型が43.3%、B型が43.0%、AB型は41.6%となりました。
しかし、女性では(有意差は出ていないものの)男性とは逆の傾向を示しているようです。このことは、血液型による影響が男性と女性とで正反対に表れる可能性を示しています。
別な例もあります。坂元章氏は年齢によって血液型の特徴に差があるかどうか調べてみました(山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集 pp288-291, 1991年)。彼によると『高年齢であるほど「A型的」特徴があてはまる』という結果が得られたとのことです。また、最近になるほど「日本人はB型的になってきている」そうです。
このように、血液型の特徴は性別、年齢、時代によって変わってきます。ですから、血液型の差を正確に比較しようとするなら、なるべく同質のサンプルで比較する必要があります。ランダムサンプリングをすると、「有名な特性」はともかくとして、微妙な差は性別、年齢、時代などの「ノイズ」に埋もれてしまう危険性があるのです。
ABOFAN様
プログラム上の不備を見つけていただきありがとうございます。
近く改善いたします。
b026
ABO FAN
血液型性格診断
久しぶりに質問させていただきます。このサイトには、
> 心理学側から特に強く指摘されている「バーナム効果」や「自己成就」の有無については、肯定派ですら暗に認めているかのような発言もみられ、
とありますが、「自己成就」があるとするなら、全ての調査結果で差が見られないとおかしいはずです。この点は、私が再三指摘してきたところですが...いかが思われますか?
また、「バーナム効果」は心理学の性格検査にも見られます。参考文献にある「血液型の迷路」では、心理学者の大村政男氏が認めている話があります。では、性格検査では「バーナム効果」が見られるから、心理学は疑似科学なのでしょうか?
ABOFAN様
ご指摘された箇所は「理論の論理性」項目における記述であるかと思います。つまり、当該箇所は「予言の自己成就」や「バーナム効果」を排除していない状態での理論構築がみられる、という文脈で用いています。実証実験データという意味とは区別しています。この点は「評定の基本的な考え方」もしくはトップページをご覧ください。※ただし本研究は試験運用の段階でありまして、研究全体の方法論に未成熟な点があることはご了承ください。
後半のご指摘に関しましては返答に難しいですね。まず、「性格」というものをどのように規定するか、また測定するか、ということに関して、心理学上でも完全な合意形成がされているとは言い難いです。例えば、「性格検査」には「遺伝的気質」は認められないといった言説も心理学上では見受けられますが、かといって「主要五因子」などでヒトの「性格検査」が”完全に”行えるとはとても言えないと考えます(現に、意図的な欺瞞に弱いといった弱点もあります)。かといって心理学が疑似科学だというわけではなく、これはむしろ「性格検査」に関する研究が非常に困難であることを意味しているかと思います。
b027
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、今回の回答は意味不明です。不躾な質問ですが、管理者さんは心理学は勉強されましたか?
もし勉強しているというなら、簡単に心理学で説明します。しかし、正直言って勉強したことがあるとは思えません。そうなると、心理学の基礎から説明することになるので、結構大変かなぁというのが率直な感想です。
余談ですが、最新号の「理科の探検」に血液型批判が出ています。しかし、はっきり言ってトンデモな内容で、本当に大丈夫なのか心配になってきます。この点についても、情報提供をしようと思っています。
ABOFAN様
具体的にどの点が意味不明なのでしょうか?
b028
ABO FAN
血液型性格診断
> つまり、当該箇所は「予言の自己成就」や「バーナム効果」を排除していない状態での理論構築がみられる、という文脈で用いています。実証実験データという意味とは区別しています。
では、実際に「実証実験データ」で検証してみてはどうでしょう? 管理者さんは「予言の自己成就」や「バーナム効果」で具体的なデータがどう影響を受けるのか説明できますか? また、理論的に「予言の自己成就」や「バーナム効果」を「実証実験データ」から排除することができると思いますか? 仮に、排除できないとすると、現実のデータで検証しようがないので、「理論構築」自体が無意味ということになりますが? 現実に検証できない理論なら無意味ですから…。というように、どんどん疑問が膨らむので、私は意味不明と書きました。
> 「性格」というものをどのように規定するか、また測定するか、ということに関して、心理学上でも完全な合意形成がされているとは言い難いです。
性格が科学的に定義できないとするなら「血液型性格診断」は「非科学」ということになりますが? 「疑似科学」というなら性格が科学的に定義可能であることが前提になるはずです。ですので、私には意味不明ということになります。
先の回答では確かに語弊がありますね。すみません。まず一つ目のご指摘から補足いたします。
本研究における「理論の論理性」では、説明が矛盾なく一貫しているか。合理的な前提に基づいているか。類推などの飛躍した論法を使ってはいないか。
といったことを評定基準としており、その意味において、「予言の自己成就」あるいは「バーナム効果」なのではないか、という指摘に「血液型性格診断」言説ではそれに耐えうる理論構築がなされていない、また議論が行われていないのではないかという点を記述、評定いたしました。
b029
ABO FAN
血液型性格診断
補足と追加です。
前回の投稿では『性格が科学的に定義できないとするなら「血液型性格診断」は「非科学」ということになりますが?』と書きました。しかし「非科学」では誤解されそうです…。正しくは『「血液型性格診断」に科学的な分析は不可能』という意味です。なぜなら「性格」が科学的に定義できないので、血液型が性格にどんな影響を与えるのか科学的には分析できないからです。
> 「主要五因子」などでヒトの「性格検査」が”完全に”行えるとはとても言えないと考えます
これは管理者さん独自の説ですか? それともどこかの(心理学の)文献にあるのでしょうか? 私は初耳なので、勉強のためにぜひ出典を教えてくださいませんか?
もっとも、「主要五因子」(ビッグファイブ)では、その人の血液型に関する性格の自己認知が検出できないことは明らかなので(複数の文献で確認済)、少なくともこの性格検査にはかなり大きな欠陥があることは確かなようです。逆に、血液型によって従来の心理学の限界がはっきりしたことは、学問的には有意義なことでしょう。
二つ目のご指摘、および補足についてですが、ABOFAN様のおっしゃる通りだと考えます。
ですが、というか、にも関わらず「血液型性格診断」言説では「性格」が科学的に分析可能だと主張が謳われているようです(現にABOFAN様ご自身も何度も「科学的」研究結果を投稿ページに情報提供されていますよね?)そういう意味において、「科学的に分析不可能」なものを「科学」だと主張しているのは、”今のところ””既存の科学の枠組み”においては疑似科学であると評定せざるを得ない思います。
また、> 「主要五因子」などでヒトの「性格検査」が”完全に”行えるとはとても言えないと考えます。これは管理者さん独自の説ですか? それともどこかの(心理学の)文献にあるのでしょうか? 私は初耳なので、勉強のためにぜひ出典を教えてくださいませんか?
このご指摘については、
「ヒルガードの心理学」第十四版 第十三章「人格」p588-p639
「心理学概論」小野寺孝義、磯崎三喜年編 p74-p96
「心理学概論」京都大学心理学連合編 p189-p208
などをご参照いただければと思います。
b030
ABO FAN
血液型性格診断
> 「予言の自己成就」あるいは「バーナム効果」なのではないか、
この書き方では、管理者さんが理解して書いているのかかなり不安です。まず「予言の自己成就」なのかどうか、「直接的」に検証した心理学の研究はほとんどありません。もしあるというならならご紹介ください。また「バーナム効果」の有無と「血液型性格診断」が正しいかどうかは直接的には関係がありません。
一応説明しておきます。「バーナム効果」とは、「誰にでもあてはまる」ような言葉に自分が当てはまっていると思うことです。反対に「予言の自己成就」は、「その血液型の特徴」を思い込むことです。極論すれば「バーナム効果」と「予言の自己成就」は正反対ですから、同じ項目に対して「同時に成り立つ」といったような説明は奇妙としか言いようがありません。
具体例を挙げましょう。仮に「A型は神経質」がバーナム効果だというなら、実験実証データでは血液型によって差が出ないはずです。しかし、それが「予言の自己成就」なら、実証実験データではA型では当てはまる人が多い、という結果が得られるはずです。ですので『「予言の自己成就」あるいは「バーナム効果」なのではないか』という言い方なら、管理者さん自身が「言説ではそれに耐えうる理論構築がなされていない」となってしまいます。少なくとも私はそう感じています。
すみません。今度はこちらが意味不明です。
「予言の自己成就」と「バーナム効果」が「同時に成り立つ」などという文脈を私はどこかに書きましたでしょうか?
「予言の自己成就」”あるいは”「バーナム効果」なのではないか、とは書いていますが……。
b031
ABO FAN
血液型性格診断
追加です。
> 「血液型性格診断」言説では「性格」が科学的に分析可能だと主張が謳われているようです
「血液型性格診断」の参考文献に挙げられている能見正比古氏の「血液型人間学」には、そんな主張があるとは思えません。引用元はどこでしょうか? 逆に、その反対の記述ならいくらでもあります。例えば、
血液型でわかるのは性格のうちの4分の1ですよ(血液型人間学)
1.血液型で、人の性格を、決め付けてはいけない。2.血液型が、性格のすべてであると思ってはいけない。…(能見正比古 血液型十戒)
「O型の性格を一口に言って下さい」などと質問してくる。一口に言えるような普遍的総括的、かつ客観性を持った性格用語が開発されていたら苦労はない。多種多様の色彩も、オングストロームという光学上の単位を得て、まずまず統一的に表現できるようになった。人間の性格も、あるいは、キャラクトロームというような単位を作り得て、「O型の性格は80キャラクトローム前後ですよ」と言えるようになるかもしれぬ、ただしそれは、はるかに遠い将来である。(能見正古比 O型は人間は権力志向型なんだって-血液型性格学 別冊宝島6『性格の本-もうひとりの自分に出会うためのマニュアル』 宝島社 1977.8)
> 現にABOFAN様ご自身も何度も「科学的」研究結果を投稿ページに情報提供されていますよね?
かなり誤解されているようですね。私の主張は実に単純です! 心理学には、「血液型と性格に関係がある」というデータやロジックがある/しかし、否定論者は、これらのデータやロジックをすべて否定している/私は、この否定論に反論し否定している/従って、血液型と性格は関係がある つまり、私は徹頭徹尾心理学のデータとロジックを使っていますので、それが「科学的」でないというなら、心理学自体が科学的でないことになります。よろしいでしょうか? http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/intro.htm
> このご指摘については、「ヒルガードの心理学」第十四版 第十三章「人格」p588-p639…などをご参照いただければと思います。
原文を引用していただくと助かるのですが? それとも特に明確には書かかれてないのでしょうか?
では関連リンクにも貼らせていただいておりますが、例えばヒューマンサイエンスABOセンターなどの団体について、ABOFAN様はどうお考えでしょうか?明らかに科学的言説を謳っているかのように見受けられるのですが……。
先の出典については、一般的な心理学の教科書における「人格」について言及している章を案内したつもりです。勉強のために、とのことでしたのでまずは大まかに学べるものから紹介させていただきました。
b032
ABO FAN
血液型性格診断
素早いご返事ありがとうございます。では、少々甘えて連投させていただきます。
>「予言の自己成就」”あるいは”「バーナム効果」なのではないか、とは書いていますが……。
同一の項目に対して「予言の自己成就」”あるいは”「バーナム効果」というのは、私にはシュレディンガーの猫のように感じられます。
観察するまで状態がわからないということなら、実証実験データできちんとした差がある可能性もあるわけで、それなら現状では「血液型性格診断」が非科学的かどうかわからない、ということになりませんか?
もちろん、「予言の自己成就」and/or「バーナム効果」が実証データで直接的に証明されたというなら別です。しかし、私が知る限りそんな研究は(ほとんど)ないので、ということは「理論構成がなされていない」のは懐疑派あるいは否定派であって、肯定派ではないと考える方が妥当ではないでしょうか?
また、これだけ私の投稿を掲載いただいているのに申し上げるのも心苦しいのですが、私の質問に対して管理者さんの「回答拒否」が多いように感じています。例えば、
> 「血液型性格診断」言説では「性格」が科学的に分析可能だと主張が謳われているようです
> 現にABOFAN様ご自身も何度も「科学的」研究結果を投稿ページに情報提供されていますよね?
については、特に管理者さんから反応がないので、私の言説に賛同していると判断してよいものなのでしょうか? それにもかかわらず、
> 例えばヒューマンサイエンスABOセンターなどの団体について、ABOFAN様はどうお考えでしょうか?
と急に話題を変えられても、いったい何をどう回答すればいいのか困ってしまいます。そもそも、このサイトの「血液型性格診断」の本文では、メインは能見正比古氏の言説であり、ABOセンターへの直接的な言及はありません。ですので、私はこのサイトの趣旨を尊重して、能見正比古氏の「血液型人間学」イコール「血液型性格診断」として説明してきたつもりです。私の質問も趣旨は同じです。しかし、その肝心の能見正比古氏についての私の質問に「回答拒否」(?)というのは理解できません。では、改めて確認しますが、このサイトの「血液型性格診断」はABOセンターがメインということでよいのでしょうか? またABOセンターが「科学的言説を謳っている」ということなら、原文を引用していただけないでしょうか? そうでないと、私はどうリアクションをしてよいのかわかりません。
お手数ですが、どうかよろしくお願いいたします。
ABOFAN様
>同一の項目に対して「予言の自己成就」”あるいは”「バーナム効果」というのは、私にはシュレディンガーの猫のように感じられます。
観察するまで状態がわからないということなら、実証実験データできちんとした差がある可能性もあるわけで、それなら現状では「血液型性格診断」が非科学的かどうかわからない、ということになりませんか?
――すみませんが、やっぱり意味不明です。「シュレディンガーの猫のように」の部分も意味不明なのですが、「観察するまで状態がわからない」とお書きになっていますが、この文意はどこから捉えられたものなのでしょうか?もう一度当該項目を貼り付けますが、
『本研究における「理論の論理性」では、説明が矛盾なく一貫しているか。合理的な前提に基づいているか。類推などの飛躍した論法を使ってはいないか。
といったことを評定基準としており、その意味において、「予言の自己成就」あるいは「バーナム効果」なのではないか、という指摘に「血液型性格診断」言説ではそれに耐えうる理論構築がなされていない、また議論が行われていないのではないかという点を記述、評定いたしました。』
「観察するまで状態がわからない」ということをどこからお考えになったのでしょうか?
> 「血液型性格診断」言説では「性格」が科学的に分析可能だと主張が謳われているようです
> 現にABOFAN様ご自身も何度も「科学的」研究結果を投稿ページに情報提供されていますよね?
――私のこの回答に対してABOFAN様は
>「血液型性格診断」の参考文献に挙げられている能見正比古氏の「血液型人間学」には、そんな主張があるとは思えません。引用元はどこでしょうか?
と、お書きになっておられましたが、「血液型性格診断」が「科学性」を謳っている一例として、
> 例えばヒューマンサイエンスABOセンターなどの団体について、ABOFAN様はどうお考えでしょうか?
と申し上げたつもりでございます。しかし、私の言い方が少々乱暴で、これでは意図が伝わりませんね。申し訳ございませんでした。
ヒューマンサイエンスABOセンター(前ABOの会)においては、そのHPをご覧になっていただければわかると思いますが、能見正比古氏の言説に依拠しつつ、「科学」ということを強調しているように見受けられます。(例えば当該HPのAbout usやWhat is ABO?ページなど)
本研究の評定基準において、これは「科学性を謳っている」行為に相当すると考えております。
「血液型性格診断」言説において、このような社会的な事例があることを、ABOFAN様はどのようにお考えになっていらっしゃるのか、よろしければお考えをお聞かせ願えればと思います。
あと一点ですが、
> 現にABOFAN様ご自身も何度も「科学的」研究結果を投稿ページに情報提供されていますよね?
かなり誤解されているようですね。私の主張は実に単純です! 心理学には、「血液型と性格に関係がある」というデータやロジックがある/しかし、否定論者は、これらのデータやロジックをすべて否定している/私は、この否定論に反論し否定している/従って、血液型と性格は関係がある つまり、私は徹頭徹尾心理学のデータとロジックを使っていますので、それが「科学的」でないというなら、心理学自体が科学的でないことになります。よろしいでしょうか? http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/intro.htm
――でしたら、ご自身で論文を書いて投稿する、学会発表を行う、などをされてみてはいかがでしょうか?ABOFAN様のおっしゃる否定論者に対しても、科学の営みとしてもそのほうが建設的だと思いますが……。
b033
ABO FAN
血液型性格診断
ご丁寧な回答ありがとうございました。
>「予言の自己成就」あるいは「バーナム効果」なのではないか、という指摘に「血液型性格診断」言説ではそれに耐えうる理論構築がなされていない、また議論が行われていないのではないかという点を記述、評定いたしました。
やはり管理者さんの回答の意味が理解できません。繰り返しになりますが「予言の自己成就」は、実証実験データできちんとした「差がある」ということです。それなら「バーナム効果」ではありえない。逆に、実証実験データで「差がない」のに当たっているように見えるのは「バーナム効果」です。現在までの管理者さんの回答では、実証実験データに「差があるかどうかはっきりしない」ようです。ですので、管理者さん自身の文章を拝借させていただくと、私は『「血液型性格診断」批判・懐疑』言説ではそれに耐えうる理論構築がなされていない、と言う点を記述、評定しています。では、管理者さん自身は、実証実験データできちんとした「差がある」と判断しているということなのでしょうか?
> ヒューマンサイエンスABOセンター(前ABOの会)においては、そのHPをご覧になっていただければわかると思いますが、能見正比古氏の言説に依拠しつつ、「科学」ということを強調しているように見受けられます。(例えば当該HPのAbout usやWhat is ABO?ページなど)
少々事実誤認があるようです。まず、「ABOセンター」と「ABOの会」は別の団体だと思いますが? また、「科学」を強調しているのは能見正比古氏の時代からで、現在も特に変わっていないはずです。もし違うというなら、お手数ですが根拠を示してくださいませんか? よって、ABOセンターも能見正比古氏も『「性格」が科学的に分析可能だと主張』しているとは思えません。前回の繰り返しになりますが、そうだというなら根拠を示してくださいませんか?
> ご自身で論文を書いて投稿する、学会発表を行う、などをされてみてはいかがでしょうか?ABOFAN様のおっしゃる否定論者に対しても、科学の営みとしてもそのほうが建設的だと思いますが……。
ひょっとしてご冗談でしょうか? ご紹介の論文「清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究」にも「しかし、この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)」(p106)とあります。私もそういう心理学会の事情は十分理解しているつもりです。残念なことですが、現状では仮に誰かが学会発表を考えたり論文を書こうとしても、間違いなくリジェクトされるでしょう。だから、ここにこうして投稿している方がはるかに建設的なのです。(笑)もっとも、それが本来の科学的な営みとして妥当かどうかは別の問題でしょうが。
管理者さんがこんな学会の現状がわからないはずがないので、この回答には別の事情もあると推察しています…。
ABOFAN様
>繰り返しになりますが「予言の自己成就」は、実証実験データできちんとした「差がある」ということです。それなら「バーナム効果」ではありえない。逆に、実証実験データで「差がない」のに当たっているように見えるのは「バーナム効果」です。現在までの管理者さんの回答では、実証実験データに「差があるかどうかはっきりしない」ようです。ですので、管理者さん自身の文章を拝借させていただくと、私は『「血液型性格診断」批判・懐疑』言説ではそれに耐えうる理論構築がなされていない、と言う点を記述、評定しています。では、管理者さん自身は、実証実験データできちんとした「差がある」と判断しているということなのでしょうか?
――すみませんが、やはり何度読んでもABOFAN様が結局何がおっしゃりたいのかよくわかりません。ですのでこの部分については、本研究における研究員や相談役などと協議したのち、また改めて回答させていただきたいのですが、いかがでしょうか?
> ヒューマンサイエンスABOセンター(前ABOの会)においては、そのHPをご覧になっていただければわかると思いますが、能見正比古氏の言説に依拠しつつ、「科学」ということを強調しているように見受けられます。(例えば当該HPのAbout usやWhat is ABO?ページなど)
に対しまして
>少々事実誤認があるようです。まず、「ABOセンター」と「ABOの会」は別の団体だと思いますが?
――とのご回答をいただきましたが、ヒューマンサイエンスABOセンターのHP内に、
沿革
1972年 能見正比古、「血液型でわかる相性」(青春出版社)を機に、血液型人間学を提唱
1979年 ABOの会設立
1982年 能見正比古死去。能見俊賢、研究の後を継ぐ
2004年 NPO法人 血液型人間科学研究センター設立 能見俊賢 理事長就任
2006年 能見俊賢死去。2006年 石崎光教 理事長就任
2014年 一般社団法人に組織改編 「一般社団法人 ヒューマンサイエンスABOセンター」
代表理事 市川千枝子
――と、記載されているので”前”ABOの会という表現は自然のように思いますがどうでしょうか。
また、先のご指摘に関して、
>また、「科学」を強調しているのは能見正比古氏の時代からで、現在も特に変わっていないはずです。もし違うというなら、お手数ですが根拠を示してくださいませんか?
――と、ご回答いただきましたが、科学性を謳っている一例として手前どもがABOセンターについて記述した次第です。ですのでもちろん能見氏やABOセンターは「科学」を強調していると考えております。ですが、
>よって、ABOセンターも能見正比古氏も『「性格」が科学的に分析可能だと主張』しているとは思えません。前回の繰り返しになりますが、そうだというなら根拠を示してくださいませんか?
――これでは文意がまったく逆になってしまっています。ABOFAN様のお考えで結構ですので、結局のところ、能見正比古氏の言説と、ABOセンターの言説に親和性はあるのでしょうか?お答え願えればと思います。
さらに、
>よって、ABOセンターも能見正比古氏も『「性格」が科学的に分析可能だと主張』しているとは思えません。前回の繰り返しになりますが、そうだというなら根拠を示してくださいませんか?
――に対しましてですが、当該HPのBookのページに、
決定版 血液型性格ガイド
これを読めば各血液型のイメージがつかめる!自分、仕事、恋愛…血液型人間学の基礎知識をまとめてあります。初めて血液型に触れる方なら、この一冊でそれぞれの血液型イメージが分ります。
電子book書籍はこちら
1,050円
購入先リンク
監修・NPO法人 血液型人間科学研究センター/新星出版
その他の本リスト
●能見正比古著作シリーズ
「血液型でわかる相性」1971年 初版 「血液型人間学」1986年 初版 「血液型愛情学」1986年 初版 「血液型活用学」1986年 初版 「血液型エッセンス」1986年 初版 「血液型ゴルファー学」1986年 初版 「血液型と性格ハンドブック」1986年 初版 「血液型人生論」1986年 初版 「血液型女性白書」1986年 初版 「血液型政治学」1986年 初版 「血液型で人間を知る本」1986年 初版
●改訂版(文庫)/青春出版社「決定版」シリーズ
「決定版/血液型ずばりわかる人間学」(文庫)1998年 青春出版社「決定版/血液型なるほど性格ハンドブック」(文庫)1996年 青春出版社「決定版/血液型ここまでわかる愛情学」(文庫)1997年 青春出版社「決定版/血液型で人間を知る本」(文庫)1999年 青春出版社「決定版/血液型ピタリわかる相性」(文庫)1999年 青春出版社「決定版/血液型でわかる幸福学」(文庫化)2000年 青春出版社
――etc.と、ざっと眺めただけでもタイトルに「性格」という語が散見できます。また、What is ABO?ページには、
能見正比古が提唱した「血液型人間学」
血液型と気質の関係を口にする学者は居なくなりましたが、古川説の噂は既に巷に流れていました。
能見正比古が最初に知ったのは、中学生の頃(1940年頃)、お茶の水大学に通うお姉さんからです。
姉の幽香里さんは、古川教授の授業は受けていなかったのですが、学内に残る研究の噂を聞いたのでしょう。
能見正比古が本当に興味を強く抱いたのは、東大の学生寮にいた時だということです。
その後彼は、自分なりのデータを蓄積しました。
作家としての活動を幅広く行っていた能見は、多くの人間観察の機会を得られたようです。
仕事がら、芸能界や文化界の人間関係も多く、そうした人々のユニークな人生に関わることも多かったのです。
そんな経験が、能見正比古の血液型気質研究を更に助けることになったのかもしれません。
能見は1971年、一般書籍「血液型でわかる相性」(青春出版社)を発表しました。
それが非常に大きな反響を呼び、能見はこの研究を進めることを決意します。
更に、数万件以上の実名アンケートの実施、各界各分野の血液型データの有意差検定を行い、統計調査からの科学的証明を試みます。
それらは、血液型と気質の関係性をはっきりと示し、この研究の意義を再認識した能見は、「血液型人間学」を提唱しました。
このような、能見の科学的姿勢にもとづいた分析調査は幅広い層の読者に評価され、更には作家としての人間観察力や人情味溢れる文章表現が人々に共感を与えます。
こうして能見理論は、日本の人々に浸透していくことになりました。
古川竹二教授が、パイオニアとして血液型と気質研究の始まりを創り、作家、能見正比古が新たな考えのもとに再調査を試み、基礎的研究を築いたと言えるでしょう。
今や日本中に広がっている血液型情報ですが、その根底には、彼ら研究者たちの勇気と努力があったのです。
――と、「気質」「科学的姿勢」「研究」「血液型人間学」という語句が多数あり、文脈的にも科学性を謳っているに相当すると考えられます。ここで述べられている「気質」が一般的な語彙である”「性格」のなかの生まれつきの部分”を意味するのではないのだとしたら、ABOセンターのいう「気質研究」さらには能見正比古氏の「血液型人間学」というのは一体何を意味しているのでしょうか?ABOFAN様のお考えがあれば、お答えいただければ幸いです。
そして、About usにあります下の心得についてなのですが、
【血液型10の心得】
1. 血液型の先入観で人の性格を決めつけることなく活用しよう。
2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。
3. 血液型の特性の違いは、努力の方向性を知る手がかりとしよう。
4. 血液型で相性の良し悪しはない!互いの努力のポイントを知る手がかりとしよう。
5. 血液型は人の善悪を言うものではなく、機能や特性の違いだと理解しよう。
6. 血液型だけで能力は決まらない!当然だが誰にでも全ての可能性があると知ろう。
7. 血液型は人の好き嫌いに利用するものではない。気質の違いを認める器を持とう。
8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。
9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。
10. 血液型の違いを知ることは、人間同士の真の共通性を確認することだと理解しよう。
――この心得についての論理的妥当性は研究者の中で現在議論検証されている、または過去に議論検証されたことがあるのでしょうか?ご存知でしたらお教えください。
最後ですが、
>私もそういう心理学会の事情は十分理解しているつもりです。残念なことですが、現状では仮に誰かが学会発表を考えたり論文を書こうとしても、間違いなくリジェクトされるでしょう。
――おっしゃりたいことはよくわかるのですが、もしもABOFAN様ご自身で論文を投稿、学会で発表などをされたことがないのでしたら、失礼ですがただの類推や被害妄想にすぎないかと思います。先にご紹介させていただいた清水氏の論文のように、査読コメントを基にした質的研究における反証論文を書くこともできますし、そもそも、あの論文をご紹介できたのは別の論文誌にあの論文が掲載されたからです。ですので、ご自身の主張をなさりたいのなら、心理学(といっても「心理学」では大ざっぱすぎる区分けでしかなく、厳密には相当細分化されていますが……)という枠組みに拘らず、他の研究領域、学会、論文誌などでされてみてはいかがでしょうか?
今回の回答、大変長文になってしまいまして申し訳ございませんでした。
b034
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。
> やはり何度読んでもABOFAN様が結局何がおっしゃりたいのかよくわかりません。
申し訳ありませんが、なぜ管理者さんが理解できないのかわかりません。では、より簡単にしてみます。
質問:管理者さん自身は、実証実験データできちんとした「差がある」と判断しているということなのでしょうか?
単純に「はい」「いいえ」「わからない」「その他」でお答えください。
> この部分については、本研究における研究員や相談役などと協議したのち、また改めて回答させていただきたいのですが、いかがでしょうか?
お手数をおかけします。私がどうこう言うべきことではないので、対応は管理者さんにお任せいたします。
> …と、記載されているので”前”ABOの会という表現は自然のように思いますがどうでしょうか。
ABOセンターは「能見正比古・俊賢氏を法人化した」もののはずなので、能見氏以外の会員もいるABOの会とは違う団体のはずです。もっとも、私の記憶違いの可能性もあるため、直接ABOセンターに確認してみることにします。
> ―これでは文意がまったく逆になってしまっています。ABOFAN様のお考えで結構ですので、結局のところ、能見正比古氏の言説と、ABOセンターの言説に親和性はあるのでしょうか?お答え願えればと思います。
どうも誤解されているように思います。能見正比古氏の言説と、ABOセンターの言説は『血液型は性格に影響を与えている』という単純な科学的な事実の提示とその応用であり、『「性格」が科学的に分析可能だと主張』しているのではないはずです。繰り返しになりますが、「性格」が科学的に分析しにくい理由は、まだ性格の科学的な定義が確立していないからです。
> この心得についての論理的妥当性は研究者の中で現在議論検証されている、または過去に議論検証されたことがあるのでしょうか?ご存知でしたらお教えください。
研究者の定義によります。まだ「血液型と性格」をまともに研究対象としている学会はないと思うので、そういう意味なら「議論検証」はありません。
> 失礼ですがただの類推や被害妄想にすぎないかと思います。
では、とある学会関係者に血液型について直接的に情報をいただいている、としたらどうしますか? また、学会関係者の方には大変失礼かもしれませんが(血液型に限っては)コストパフォーマンスを考えると、論文よりネットの方が効率的です。現に、私のサイトを見て書いた論文も(複数)ありますし、明らかに私のサイトを読んだことがわかる反応も数多くあります。では、学会の何が問題かというと…さすがに、この投稿に正直に書くのは遠慮させていただきます。なお、私のブログの最新記事 季刊 理科の探検 2015年4月号 特集「ニセ科学を斬る!リターンズ」の間違い《続》 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-03-08 も参考になるかもしれません。
> 今回の回答、大変長文になってしまいまして申し訳ございませんでした。
いいえ、部外者に対してご丁寧な回答ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
b035
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿で未解決だった
> …と、記載されているので”前”ABOの会という表現は自然のように思いますがどうでしょうか。
について、直接ABOセンターに確認してみました。結論は「ABOセンターは、ABOの会を継承するものではなく、2003年に新たに法人化した組織」とのことで別団体とのことです。ただし、主催はどちらも能見親子なので、主張自体は変わらないのではないかとのことでした。これでよろしいでしょうか?
それから、疑似科学批判の研究報告は、かなり間違っているので注意が必要です。ここでは、最近の『季刊 理科の探検 2015年4月号 特集「ニセ科学を斬る!リターンズ」』を例として取り上げます。http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-03-08
この特集の中には『科学教育教材としての「血液型性格判断」』という記事があります。執筆者は、文教大学准教授の長島雅裕氏です。彼は、この記事の中で『統計データを分析した限りでは「血液型と性格の間には関係は見られない」』と主張しています。
さて、統計的な部分に限ると、この記事の元論文は
1) 松井豊「血液型による性格の相違に関する統計的な検討」1991、立川短大紀要、24、51-54
2) 山崎賢治、坂元章「血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析-」1991、日本社会心理学会第32回大会発表論文集、288-291
3) 山崎賢治、坂元章「血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析II-」1992、日本社会心理学会第33回大会発表論文集、342-345
の3つです。しかし、2)と3)はタイトルでわかるようにシリーズなので、実質は2つということになります。では、元論文にはどう書いてあるのでしょうか?
1) 本資料のデータから見る限り、血液型ステレオタイプは妥当性を欠く[注:統計データに差がない]と結論される。
2)3) 血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた。さらに、一般の人々の性格の自己報告は、大学生の血液型ステレオタイプに合致していることがわかった。
と、1)では「差がない」、2)3)は「差がある」と全く逆の結果になっています。面白いことに、1)と2)3)のデータは基本的に同じものなのです。具体的には、1)はJNNデータバンクの1980/82/86/88年の4年分で約1万人、2)3)は同じJNNデータバンクの1978-88年の11年分で約3万人です。つまり、1)の4年分の少ないデータでは差がわからなかったものが、2)3)でデータを11年分に増やして再分析したら差が出たということになります。それがなぜ『統計データを分析した限りでは「血液型と性格の間には関係は見られない」』になるのでしょうか? 常識的に考えても不思議と思われませんか?
更に奇妙なのは、長島氏自身の研究『教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書 2011年)では「21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した。」とはっきり書いていることです。
それなのに、どうして『統計データを分析した限りでは「血液型と性格の間には関係は見られない」』と主張できるのか…私には理解不能というしかありません。
その他にも、彼の計算には誤差の計算に奇妙な点がいくつかあります。私は彼と何の関係もありませんが、こういう研究報告が何の指摘もされず、そのまま否定的な根拠として使われるのは疑似科学批判側にとって好ましくないと思うので、あえてここに書いています。また、仮に学会にこのような雰囲気があるとするなら、「しかし、この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)」という査読者のコメントは当然の帰結でないでしょうか? 管理者さん自身はどう思われますか?
ABOFAN様
>結論は「ABOセンターは、ABOの会を継承するものではなく、2003年に新たに法人化した組織」とのことで別団体とのことです。
――さっそくの情報提供ありがとうございます。本HPにおける表記も訂正させていただきます。(ただし、本HPではシステムの仕様上、何時、何が更新や変更がされたのかわからないものとなっています。現在改善を図っていますのでこの点についてはご了承ください。)
さらに、「ABOセンター」と「ABOの会」について二点教えていただきたいのですが、(ABOFAN様がお答えできる範囲で結構です)
一点目に、
>ただし、主催はどちらも能見親子なので、主張自体は変わらないのではないかとのことでした
――とありますが、「ABOの会」と「ABOセンター」では中心的主張以外の面で、例えば研究活動や運営方針上でどのような違いがあるのでしょうか?
二点目ですが、
「ABOセンター」のHPにおきまして、Facebookは頻繁に更新されているみたいなのですが、研究活動というよりはほとんど個人の日記状態のように見えてしまうのですが、これは現在「ABOセンター」の研究活動が停滞している、と受け取ってもよいのでしょうか?その辺の事情をご存知でしたらお教えいただければ幸いです。
>また、仮に学会にこのような雰囲気があるとするなら、「しかし、この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)」という査読者のコメントは当然の帰結でないでしょうか? 管理者さん自身はどう思われますか?
――私自身が直接かかわった話ではないのでその件については何とも言えないのですが、参考文献にあります「血液型で分かる なりやすい病気なりにくい病気」や「血液型の科学」からも考察するに、「心理学」や「(心理学的研究における)性格」に拘らずに、まずは「医学疫学」や「進化生物学」といった分野に視野を広げていったほうが「血液型」には将来性があるのではないかと個人的には思っています。(この辺の文脈は評定本文でも多少触れていますが……)
b036
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございました。また「ABOセンター」と「ABOの会」の誤解が解けてうれしく思います。
しかし、今回の回答は、それ以外については、率直に申し上げてかなり不満ですので、いくつか指摘させていただきます。まず、
> さらに、「ABOセンター」と「ABOの会」について二点教えていただきたいのですが、(ABOFAN様がお答えできる範囲で結構です)
この質問については、今回は大変申し訳ありませんが「回答拒否」とさせていただきます。というのは、前回の私の質問には実質的に何の回答もないにもかかわらず、私に新たな質問をするのは「ルール違反」だと考えるからです。
管理者さんの前回の回答で、私の質問に答えているのは、
>>また、仮に学会にこのような雰囲気があるとするなら、「しかし、この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)」という査読者のコメントは当然の帰結でないでしょうか? 管理者さん自身はどう思われますか?
>――私自身が直接かかわった話ではないのでその件については何とも言えないのですが…
だけだと思います。しかし、「何とも言えない…」ということは、常識的に考えると「回答」ではありません。それでは、なぜ私がしつこく繰り返して質問しているかというと、
>>私もそういう心理学会の事情は十分理解しているつもりです。残念なことですが、現状では仮に誰かが学会発表を考えたり論文を書こうとしても、間違いなくリジェクトされるでしょう。
>――おっしゃりたいことはよくわかるのですが、もしもABOFAN様ご自身で論文を投稿、学会で発表などをされたことがないのでしたら、失礼ですがただの類推や被害妄想にすぎないかと思います。…
とあるからです。「私自身が直接かかわった話ではない」というのに、なぜ管理者さんは「ただの類推や被害妄想にすぎない」と断言できるのでしょうか? おそらく、管理者さんは私の話に疑問があるのでしょうから、相手が特定されない範囲で、もう少し詳しい話をしておきます。
1つ目です。某心理学会大会で発表された「血液型と性格に関係ない」というデータ(ただし大会論文集には掲載されていません)を本人から入手し、私の独自分析で「関係ある」という情報を公表しようとしたら、その人から「そんなことをするならこのデータは使わせない」と利用を拒否されました。しょうがないので、このデータを使わずに別なデータを使うことにしました。
2つ目です。ある心理学会の役員クラスの研究者(複数)は、個人的には「血液型と性格に関係がある」と明言しています。これも、私が本人から直接聞いたので間違いありません(うち1回は公開の場ですので多くの証言者もいます)。しかし、その人が属する心理学会では、その人(複数)は公式には「血液型と性格には関係がない」と言ったり、そういう論文を書いたりしています。
3つ目です。ある否定派の心理学者がテレビに出演しました。この人の主張は一貫して「統計データには差がある」です。しかし、なぜかテレビでは(局側が用意した?)否定的なストーリー展開に合わせてなのか「統計データには差がない」といったような解説をしていました。もっとも、テレビ番組は編集次第でかなり変わるのですが、いくらなんでも本人の主張を反対にすることはないと思います。
これ以上具体的に書くと、わかる人には誰だかわかってしまうので、とりあえずこの程度にしておきます。
さて、しつこくて申し訳ありませんが、再度質問させてください。「私自身が直接かかわった話ではない」というのに、なぜ管理者さんは肯定的な論文がリジェクトされるのが、「ただの類推や被害妄想にすぎない」と断言できるのでしょうか? ぜひ根拠を示してくださるよう強く希望します。
なお、誠に勝手ではありますが、この投稿が「掲載拒否」にならないよう希望しています。わがままを言って恐縮ですが、どうかよろしくお願いします。
b037
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿の掲載ありがとうございます。ここで、前回の内容を少し補足しておきます。
まず、心理学者の多くは、個人としてなら人格者ですし、またとても親切です。私も尊敬し感謝しています(お世辞ではありません)。ただし、学者や研究者としての態度は、その人の人格とは別に考えるべきでしょう。私の投稿は、あくまでこのサイト「疑似科学されるものの科学性評定サイト」の趣旨に沿って書いているつもりですので、あしからずご了承ください。
次に、管理人さんとのやりとりの経過についてです。私の過去の経験では、否定派・懐疑派の人との議論は、議論の途中で突然「回答拒否」となるパターンが少なくありません。そう言うと、当然のことながら、ほとんどの人は信用しません。しかし、そういう人に限って、突然「回答拒否」になるというのが(ほぼ)お決まりコースになっています。また、否定派の掲示板では、統計データや学術論文の引用をした発言でさえ削除されることもあります。あるいは、某国立大学のように突然閉鎖というケースも散見されます。このサイトでは、今後どういう経緯を辿るのかわかりませんが、どうかそうならないように願っています。
さて、今回は『科学教育教材としての「血液型性格判断」』の執筆者である、長島雅裕氏の“奇妙”な分析について、引き続き書かせてください。彼によると、このサイトでも参考文献に挙げられている『松井豊「血液型による性格の相違に関する統計的な検討」1991、立川短大紀要、24、51-54』の“誤差”はなぜか1%程度になるのだそうです。参考までに、この研究報告のサンプルは、約3,000人×4年=約12,000人です。
大雑把に言うと、誤差は1%程度
 標準偏差σ≒√N≒100 (N: データの個数)
 誤差:σ/N≒0.01=1%(100人→10%、1万人→1%、100万人→0.1%)
[http://phys.koshigaya.bunkyo.ac.jp/~masa/lecture/pseudoscience/slide130417.pdf]
しかし、標準的な統計学で計算すると、誤差は数%になるはずです。なぜなら、
サンプル数が1回につき約3,000ですから、1つの血液型ではその1/4となって約750になります。このデータは、0と1との2つの値を取る2項分布ですから、平均を0.5と仮定して計算してみると、標準偏差は概算で√0.5×0.5÷750=0.0183です。ですから、データの誤差は信頼度95%では0.0183×1.96≒0.0359になりますね。となると、平均すると3.6%程度の誤差があることに…。ただ、これはあくまで平均からの誤差ですから、実際にはプラス側とマイナス側で倍の7.2%程度という結果を得ることができました。
[http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/matsui.htm]
元論文では、そもそもサンプル全体の約1万人について特に分析・計算をしていないのですから、私には全体の誤差を計算するという理由がわかりません。また、2項分布の標準偏差の計算も違うようです。
彼は(少なくとも)数年間は同じ説明をしているのに、誰も疑問を抱かなかったのでしょうか? あるいは、疑似科学批判なら、多少は奇妙な説明だと思っても、あえて誰も指摘しなかったのでしょうか?
いずれにせよ、きちんとした疑似科学批判という点では、望ましいこととは思えません。
b038
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿に書いたように、疑似科学批判には根拠が曖昧だったり間違っているものが少なからずあります。その具体例として、過去の投稿(一部加筆修正)から紹介しておきます。
1つ目です。
2014年7月28日9時からの放送大学「錯覚の科学('14)」第13回「科学的思考と錯覚」(信州大学 菊池聡氏)で、初回に放送された血液型性格判断の批判部分に間違いがあり、訂正放送になりました。初回の放送は2014年7月4日16時からでした。
差し替えになった部分は、大村政男さんの「ラベル付け替え」の実験です。この実験は、別の血液型の特徴を、その血液型と言って示すと信じてしまう(フリーサイズ効果=バーナム効果)ので、血液型と性格が関連する「科学的な根拠はない」というものです。
初回の放送では、パネルによる説明で、本当の特徴のO型とAB型が逆になっていたのです。単純ミスなのだろうと思いますが、誰も気が付かなかったのでしょうか? さすがに訂正放送では、この「ラベル付け替え」の実験の説明が全て削除されました。
2つ目です。
ほぼ10年前の2004年12月8日に出された、BPO青少年委員会の『「血液型を扱う番組」に対する要望』では、血液型番組は“非科学的”と断定しています。次は、この「要望」の抜粋です。
民放連は、放送基準の「第8章 表現上の配慮」54条で、次のように定めている。
(54)占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いはしない。〔解説〕現代人の良識から見て非科学的な迷信や、これに類する人相、手相、骨相、印相、家相、墓相、風水、運命・運勢鑑定、霊感、霊能等を取り上げる場合は、これを肯定的に取り扱わない。
これらを踏まえ、青少年委員会としては、「血液型を扱う番組」の現状は、この放送基準に抵触するおそれがあると判断する。
しかし、この「要望」に対して研究家の岡野誠氏が提訴した結果、原告敗訴になったにもかかわらず、この「要望」自体が実質的に取り下げられてしまいました。次は、2012年7月19日に出た控訴審判決からの抜粋です。
本件要望が、(中略) 血液型と人間の性格、行動パターン、病気等との関係を学術的に研究する学問自体の存在自体を否定したり、これについても占いの類と同列であるとして否定的な評価をしたりするものではないし、学術的に裏付けられた内容で、しかも、青少年にも配慮して番組を制作することを否定する趣旨を含むものとは解されない。
奇妙なことに、BPOには具体的に何が“非科学的”なのかを判断する権限はありません。ですので、この権限を逸脱した「要望」は初めから「無効」だったということになります。判決は、そのことを追認したものと言えるでしょう。
さて、次回以降は、私が感じたこのサイトの疑問点について、少しずつ書いていこうと思います。
b039
ABO FAN
血液型性格診断
このサイトが貴重な試みであることは確かです。しかし、残念なことに、OSATOさんのブログ http://blog.goo.ne.jp/osato512/e/9f9be1b6ff6b616f63712135ef34f8ef に代表されるように、いくつかの問題点も指摘されているようです。私としては、血液型性格診断の部分だけ補足しておこうと思います。
さて、私が「血液型性格診断」で特に問題だと思うのは、上のOSATOさんのブログにあるように、
> 項目毎に参考文献が紹介されていますが、この文献のどの部分が本文で使われているのか、何の説明もありません。
です。さらに問題だと思うのは、このサイトでは統計データが最大の論点だと思われるのに、全く正反対の結果が得られた論文を両方掲載しているので、いったい何を主張したいのか、さっぱりわからないことです。誰がサイトの文章を書いているのでしょうか?と疑問に思います(もちろん、執筆者を公開する必要がないのは十分承知していますが、こう言いたくもなる私の気持もご理解ください)。繰り返しますが、
このサイトの参考文献でも、約3000人×11年で「統計的な有意差が出た」との結論です。
This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している... 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
しかし、正反対の結果も掲載されています。
本研究は,わずかな差でさえ検出できる大規模データを用いても,有意差がほとんど得られないこと,また,効果量を検討し,差の大きさ自体に着目することで,差の大きさがほぼゼロだといえるほど小さいことを示した。...「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)
ですので、このサイトの統計データについての主張を確認したくて何回も投稿したのですが、特に明確な回答がないのも不思議です。なお、統計データの解釈については、よろしければ私のブログを参考にしてください。http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-03-14
また、管理者さんは、
> 「心理学」や「(心理学的研究における)性格」に拘らずに、まずは「医学疫学」や「進化生物学」といった分野に視野を広げていったほうが…
とありますが、サイトでは肝心の「医学疫学」や「進化生物学」の(入門書はともかく)元論文が紹介されていないので、はたして管理者さんが何を目指しているのか私にはわかりません。この分野の論文としては、例えば、
Donna K. Hobgood, Personality traits of aggression-submissiveness and perfectionism associate with ABO blood groups through catecholamine activities, 2011 http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0306987711002106
は絶対落とせませんし、そうだというならこの論文の参考文献リストは極めて貴重なものです。しかし、管理者さんは自ら英語があまり得意でないとおっしゃているようで(あるいは謙遜ですか?)、おそらくこれらの論文を読んでいる様子もないし、またこれから読む予定も不明というしかありません。やはり、何だかわからない...
また、過去の投稿であった「ABOの会」の誤記にあるように、事実関係の確認や論証が不十分な点が数多く見られることも不安材料です。これまた余計な心配ですが、ひょっとして学会の内部事情も全くご存じないのでしょうか?
以上が単なる私の思い過ごしであればよいのですが、過去の回答から判断する限り、相当先行きが不安だというのも正直な気持ちです。
どうかご検討くだい。
b040
ららあ
血液型性格診断
 たぶん、わかっておられると思いますが、ABOFAN氏と対話(!?)しても、何も得るものはありません。過去に多くの方が彼との対話(!?)で時間を無駄にしています。
 私の知る限り、多くの方が「話しても言葉が通じない」という結論に達しています。そういった事例(検索すればいくらでも出てきます)を示して、彼との対話(!?)を打ち切って相手にしないことを勧めます。
ららあ様
ありがとうございます。氏がこの界隈では有名人(苦笑)ということは前から存じ上げておりました。初めはかなりとまどいましたが、本研究は「科学コミュニケーション」における研究ですので、現在は、氏の「発言」すら研究対象(科学コミュニケーションをとる上での阻害要因としてなど)と考えているつもりです。
ただ今のところ、それがうまくいっているとは言えませんが……笑
根気強く、と考えておりますがおっしゃられる通り見積もりが甘いかもしれませんね。
b041
ABO FAN
血液型性格診断
今回の投稿は情報提供です。かなり古い話になりますが、4年ほど前にScientific Americanのゲストブログに血液型の話題の紹介がありました。
You are what you bleed: In Japan and other east Asian countries some believe blood type dictates personality
リンクが切れたようなので、なくなったのかと思ってたら、実はURLが移転していたのですね。新URLはこちらです。
http://blogs.scientificamerican.com/guest-blog/2011/02/15/you-are-what-you-bleed-in-japan-and-other-east-asian-countries-some-believe-blood-type-dictates-personality/
ちなみに、私のサイトは次のようにかなり批判的に紹介されています。
At one site, for example, readers can find labeled chemical structures of blood types and detailed analyses to clarify further the "science." True science is doing a poor job of conveying its counter-message, so pseudo-science dominates. あるサイトでは、血液型の科学構造や詳細な“科学的”分析が紹介されている。真実の科学は血液型に対して貧弱なメッセージしか発することができない。だから疑似科学が流行するのである。
気づくのが遅かったり、東関東大震災で忙しかったりして、このブログに反論するのが1年以上遅れたせいか、私の発言には特に何の反応もないようです。
ところで、このブログでも執筆者の意見は矛盾しています。統計データでは関係がないと言いつつ、関係あるデータ(Sakamoto 2004)を紹介しているからです。本人がなぜ気が付かないのかわかりません…。
b042
ABO FAN
血液型性格診断
ららあさん、初めまして。この「血液型性格診断」私以外からの投稿としては2番目でしょうか。さて、
> 私の知る限り、多くの方が「話しても言葉が通じない」という結論に達しています。そういった事例(検索すればいくらでも出てきます)を示して、彼との対話(!?)を打ち切って相手にしないことを勧めます。
私の知る限り、多くの方はそう思っていません。それは、私のサイトやブログを見ていただければわかります(いくらでも出てきます・笑)。
また、「話しても言葉が通じない」と言いつつ、自らの主張を私と同じものに変えた人も少なくありません。代表例ですが、菊池誠氏(大阪大学)やNATROM氏の主張は、「統計データに関連がない」→「統計データには小さな関連があってもよい」と(いつの間にか?)変わりました。ですので、私としては“対話”は十分効果が上がっていると考えます。なお、「統計データには小さな関連があってもよい」という意見は、現在はどちらかというと多数派です(検索すればいくらでも出てきます・笑)。私も調べてみて驚いたのですが、いつのまにか状況が以前と全く逆になってしまいました。
しつこいようですが、以上は「事実」ですから、ららあさんがどう思おうが(たとえ対話を打ち切ったり無視したりしようが・苦笑)変わりません。ですので、もし無視するということなら、よほど都合が悪い(?)のかなぁ…と感じるだけです。
管理人さん
> 氏がこの界隈では有名人(苦笑)ということは前から存じ上げておりました。
おお、ありがとうございます。
> 現在は、氏の「発言」すら研究対象(科学コミュニケーションをとる上での阻害要因としてなど)と考えているつもりです。
参考までに、途中経過でもいいので結果を教えていただければありがたいです。
> ただ今のところ、それがうまくいっているとは言えませんが……笑
私はそうは思っていません。こう言っては大変失礼かもしれませんが、私の提示する事例・データ・論文の内容などに「特に反応がない(?)」というのもコミュニケーションの結果だと思っています。一方で、何でもいいから反応(反論)がほしい、というのも正直な気持ちです。
さて、これまた余計なことかもしれませんが、経験上“対話”をするには「ネガティブキャンペーン」の方が効果的です。なぜなら、私の主張は、理解したくない人(?)には、いくら説明してもわからないからです(初めから理解するつもりがないのですから…苦笑)。しかし、相手の間違いを指摘すると、流石にこれには反論せざるを得なくなります(菊池誠氏やNATROM氏が主張を変えたことで実証済です)。
ですので、恐縮ですが、前々回の投稿に書いたように、そろそろ「ネガティブキャンペーン」モードに入ろうかと感じているところですが、よろしいでしょうか?
>私はそうは思っていません。こう言っては大変失礼かもしれませんが、私の提示する事例・データ・論文の内容などに「特に反応がない(?)」というのもコミュニケーションの結果だと思っています。
――なるほど、その考え方は案外前向きで健全かもしれませんね。ABOFAN様と本研究(私)においてはやはり「共約不可能性」がありそうだと感じておりましたが、ABOFAN様が前述のように感じておられるということを知ることができたのは、こちらとしては一歩前進というところでしょうか……。
b043
ABO FAN
血液型性格診断
管理人さん、回答ありがとうございます。当初の投稿が掲載されたときは回答がなかったので、明日以降の「ネガティブキャンペーン」の内容を考えていたのですが、ちょっと脇道にそれて、今回の回答についてコメントしておきます。
>> …私の提示する事例・データ・論文の内容などに「特に反応がない(?)」というのもコミュニケーションの結果だと思っています。
> ――なるほど、その考え方は案外前向きで健全かもしれませんね。ABOFAN様と本研究(私)においてはやはり「共約不可能性」がありそうだと感じておりましたが、…
やはり感じ方が違うようですね…。せっかくなので、私の思ったことを率直に書いておきましょう。
「特に反応がない(?)」というのは、1)本当は理解しているが(自分が不利になるので)わからないふりをする、2)理解していないので反応しない…といったような様々なバリエーションがあるわけです(後述)。もっとも、相手がなぜ反応しないかは、僅かなやりとりの中でも(相手の知的能力も含めて)自然にわかってきます。
例えば、ららあさんの属性は、1)50歳前後の男性、2)現在閉鎖中のkikulogでの議論をした相手(or 他の掲示板 or 直接メールでのやりとり)、3)本当は理解しているが(自分が不利になるので)わからないふりをしている、ということを仮定して前回の投稿を書きました。では、管理者さんはどうか? これも、今回の回答内容を加味すると 1)明治大学(当然ですね・笑)の大学院生(可能性は低いがゼミ生ということもありか?)、2)女性である可能性が高い、3)おそらく文系(ただし心理学は専門ではない)、4)統計学や英語はあまり得意ではない、ということを仮定して今後は投稿を書いていきます。もちろん、この属性についての回答は不要です(確認しようがありませんし・笑)。
ではなぜそういう仮定をするかというと、次回以降の「ネガティブキャンペーン」の内容は、この属性に合ったものにしないと、そもそも理解さえしてもらえないからです。私の文章を理解してもらえなくては、いくらなんでも(お互いに)徒労に終わるというものです。
ところで、私のデータや論理は、基本的にすべて心理学のものを使っています。従って、心理学を多少は知っている人なら「共約不可能性」はありえない。そういう意味では、ららあさんと私の間では「共約不可能性」はありえないと思っています。おそらく、単純にわからないふりをしているだけでしょう。
全くの余談ですが、10年以上前にNatureの論文をサイトに多めに引用したところ、当時のプロバイダーから「Natureの編集部から連絡があり、引用部分を大幅に削らないとあなたのサイトを閉鎖する」という内容の警告文が送られてきたことがありました。あわてて内容を大幅に削除して事なきを得ました(苦笑)。これには後日談があり、その後にアクセスが増えたせいか、同じプロバイダーから、人気サイトとして紹介させてほしいというメールが来て、しょうがないので紹介文を書きました(おいおい・笑)。ですので、昔も含めて「対話が成り立たない」なんてことはないと信じています。対話が成り立たないというのは、そもそも成り立たせたくないからでしょう。いや、本当に蛇足でした。
b044
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿に特に回答がなかったので既定路線で進めます。よろしくお願いします。
> 1900年、オーストリアの研究者であるラントシュタイナー(K.Landsteiner)によってこれが研究され、彼は血液型を4種類(A型、B型、AB型、O型)に分類できることを発見した。
O型は1900年に発見されたのではありません。
> A、B、Oとは遺伝子を意味しており、メンデルの遺伝法則にしたがって
基本的にはそうですが、細かく言うとBombay-Oやcis-ABもあります。また、通常A型、B型、O型といった場合は表現型を指すことが多いでしょう。念のため、それぞれの遺伝子型は複数存在しています。なお、A型、B型には複数の亜型が存在します。
> 血液型性格診断言説では、上記の血液型の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している
誰がそう言ったのでしょうか? 古川竹二氏? 参考文献にある能見正比古氏ではないはずです。
> 疾患に対する僅かな相関性
何倍も違っても「僅かな相関性」なのでしょうか?
> 継続的な研究が始まったのは前述の能見氏による著書が初めて
戦前は古川竹二氏や日本軍も「継続的な研究」はしていたはずです。戦前の文献を調べてみてはどうでしょうか?
> 1970年に出版された能見正比古氏による「血液型でわかる相性」
出版年は1971年の間違いです。
> 1927年に「血液型と気質の研究」と題する研究論文が古川竹二氏(女子高等師範学校教授)
論文名は「血液型による気質の研究」の間違いです。また当時の校名は「女子高等師範学校」ではなく、正しくは「東京女子…」です。
> 利害関係のない公共性の高い研究においては、血液型性格診断はたびたび否定されており、
血液型は心理学の“商売敵”なので「利害関係」はあります。また、心理学では「統計的に差がある」という主張が現在では多数を占めています。
> 肯定派において同様の水準に達している研究報告は現在のところない。
否定派も肯定派も「統計的に差がある」という主張が現在の主流ですので、「同様の水準」ということになるはずですが?「同様の水準」の定義は何でしょうか?
きりがないので、とりあえず今日はこの程度にしておきます。
さて、念のため前回の“蛇足”に少し補足しておきます。Natureもプロバイダーも私に「話しても言葉が通じない」とは思っていなかった、という意味です。
それから、ららあさんの「対話(!?)を打ち切って相手にしない」という意味がわかりません。それなら、私に限らず、全ての“ニセ科学信者”と対話を打ち切ればいいはずです。私だけ打ち切るということは、何かここで話せない秘密の理由でもあるのでしょうか? 仮にそうだというなら、このサイトの投稿コーナーも意味がないことになりますし…。さっぱりわかりません。
さて、またまた話が脱線しますが、前回の投稿に何か反応があれば女性雑誌の話(例えば何回か取材されたアンアンとか)でも…と考えていたのですが、誰も興味がなさそうなのでやめておきます。(苦笑)
b045
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、前回の投稿に間違いがありましたので訂正します。
> O型は1900年に発見されたのではありません。
1900年に発見されなかったのは「AB型」です。また、O型は発見当時はC型と言われており、後でO型に改名されました。
b046
ABO FAN
血液型性格診断
掲載ありがとうございます。ただ、現在まで何の反応もないということは、当分は単純ミスも訂正しない方針ということですか?
では、どんどん行きます。
> 能見正比古氏の著書(研究論文ではない)や「ABOの会」にて、血液型性格診断に関する肯定的な主張がこれまでに何度も発表されている。しかし、データの透明性という観点において、高評価を与えられる水準に達しているとは言えない。
1. 繰り返しになりますが、文章の趣旨からすると「ABOの会」ではなく「ABOセンター」でしょうか。そのうち訂正とのことなのでお待ちしています。
2. 能見正比古氏の論文が「研究論文でない」から透明性が低く高評価を与えられないのですか? 心理学の論文を読むと、その調査の対象のほとんどが執筆者(=否定派)の講義に出席した学生です。それでも透明性が高く高水準ですか? 繰り返しになりますが、最近の研究では、統計データは能見氏とほぼ同じ結果が得られています。例えば、このサイトの参考文献でも、約3000人×11年で「統計的な有意差が出た」との結論です。
This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している... 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
それなら、差が出ていない昔の心理学の研究は“低水準”ですか?
> 能見氏の著書である「血液型人間学」や「ABOの会」の主張において、一万人規模のアンケート調査にて統計的有意差が出たとの報告もあるが…
上に書いたとおり、心理学の研究でも能見正比古氏どおりの有意差が出ています。
> 「バーナム効果」「予言の自己成就」「確証バイアス」「F・B・I効果(フリーサイズ・ラベリング・インプリティング効果)」といった、心理学で広く知られた効果が排除された実験デザインがとられていないので、透明性は低いといえる。
それは心理学でも同じことです。では、心理学の論文も「透明性は低い」のでしょうか?
> 血液型と疾患といったことにまで対象範囲を広げると…透明性の高い研究も存在する。…前述の報告はあくまで疫学的見地によるものであり、因果的関係はまだ確立されてはない。
意味が理解できません。疫学的に血液型と病気の「因果関係」が全て証明されたとは信じられません。では、「因果関係」が不明な疫学研究は“非科学的”なのでしょうか? また、心理学で定義する「性格」はあくまで統計的なものなので、因果関係を証明できません。因果関係が証明できない原因は(能見氏とは関係なく)心理学の責任になります。
> 人間の社会生活におけるレベルで判別可能であるとする言説において、
これも元の文章を引用していただけないでしょうか? 能見正比古氏の著書でそんな文章を読んだ記憶がないので…。
> 透明度の高い研究ではその効果はことごとく否定されていると判断してよいだろう。
上に示した約3000人×11年は、日本人をランダムサンプリングしたものですから「透明度の高い研究」なはずです。もっとも、最近の研究では、「透明度」に関係なく能見氏とほぼ同じ結果が得られています。以前に紹介したもの一部を再掲します。
1. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学)日本心理学会大会発表論文集 2009 →全体として血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
2. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部)日本社会心理学会大会発表論文集 2006 →高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。
3. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学)日本心理学会大会発表論文集 2007 →特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22, p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
今日はとりあえずこのへんで。失礼しました。
b047
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿から24時間以上経過しても何の反応もないのは初めてです。ひょっとして「掲載拒否」ということでしょうか? なんとも言えないので、次の投稿です。
> 血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
例えば、能見正比古氏の著書から「どの程度の診断が行えるか」を明言した文章を引用してください。例えば、彼の『血液型人間学』にはこうあります。
私は、よく、こう申し上げる。/「血液型でわかるのは性格のうちの4分の1ですよ」/人間の性格は、先天的気質と後天的な形成の両者から成る。血液型が関連するのは、先天的な気質の部分だから、まず、半分。その気質は、野菜の個性と、血液型による共通性が、また、半々と見て、合計4分の1という大まかな計算である。
なお、このサイトの冒頭には
> 血液型性格診断言説では、上記の血液型[ABO式血液型]の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している。
とあります。ところで、この“矛盾”は私の最初の投稿で指摘しましたが、現在もなぜか未回答のままです。
> そのため、「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」と言い訳ができてしまう。このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
これも、能見正比古氏の著書から「100%正確に診断できる」と明言した文章を引用してください。彼はこう言っています。
[血液型と性格の研究が進展しなかった]最大の原因は、従来の常識的性格観に、 とらわれすぎたせいである。人々はすぐ性格に類型をつくりたがる。私も、O型はこれこれのタイプ……という決め方をしようと焦っていた。そんな類型をつくり得るほど、性格の本質は、とらえられていないのである。(能見正比古 O型は人間は権力志向型なんだって-血液型性格学 別冊宝島6 性格の本-もうひとりの自分に出会うためのマニュアル』1977.8)
神経質という言葉は、古代ギリシャの時代から使い古されてきた言葉である。これこそ絶対、性格用語の本命のように思われている。しかし、改めて吟味して見ると、これまた性格を示す言葉としては、使いものにならないことがわかる。/つまり、ある状況の下には神経質だとか、ある方面には神経質であるとか、ないとかは言うことができる。だが、全方向に神経質な人は、まず、絶対といっていいほどいない。ある人は着るものに神経質で、別の人は食事に神経質だろう。その違いが、性格を語るのに重要なのである。/最近聞いたO型のある高級官僚氏は、趣味の音楽鑑賞はうるさく、神経質なくらいと言われていた。その同じ人が、湯たんぽのお湯を平気で煮炊きに使うという。神経質なんてそんなものである。…/O型は身体や健康について神経質。病的な潔癖症や高所恐怖症もある。社会の中での他人の目、好意や悪意にも神経質となる。/A型は周囲の動きや反応、それに対する自分の姿勢に神経質。物事のケジメ、善悪の評価などに潔癖。未来への悲観主義や、仕事などの完全主義傾向も一種の神経質だ。/B型は自分の気分調整に神経質。行動を制約された状態ではイライラ。過ぎたことにクヨクヨ。事実関係の正誤にもうるさい。/AB型は、人間関係で神経質となりがち。対人恐怖症も一部にいる。自分の社会的役割りや仕事面の蝿張り保持に神経過敏。経済生活の基盤がガタつくと、度を失い気味。/以上の例でも判るように、現在、日常で性格を指す言葉として使われているもので厳密には、性格を明示するに足るものは、ほとんどない。(能見正比古 『新・血液型人間学』 1980)
本当に能見正比古氏の著書を読んだのですか?
> さらに、血液型と疾患といった前項にて言及した研究にまで評定範囲を広げたとしても、それらもまだまだデータ不足であり現在のところ再現性が高いと評価できるものではない。
これには、このサイトの「データの客観性」で真逆のことを言っています。
> 近年、疫学的にピロリ菌(慢性胃炎など胃疾患の危険因子)保菌者にA型が多いことが指摘されている。
どちらが本当なのでしょうか?
今日はとりあえずこのへんで。失礼しました。
b048
ABO FAN
血液型性格診断
投稿が文字化けしたようなので再送します。
前回の投稿から24時間以上経過しても何の反応もないのは初めてです。ひょっとして「掲載拒否」ということでしょうか?
なんとも言えないので、次の投稿です。
> 血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
例えば、能見正比古氏の著書から「どの程度の診断が行えるか」を明言した文章を引用してください。例えば、彼の『血液型人間学』にはこうあります。
私は、よく、こう申し上げる。/「血液型でわかるのは性格のうちの4分の1ですよ」/人間の性格は、先天的気質と後天的な形成の両者から成る。血液型が関連するのは、先天的な気質の部分だから、まず、半分。その気質は、野菜の個性と、血液型による共通性が、また、半々と見て、合計4分の1という大まかな計算である。
なお、このサイトの冒頭には
> 血液型性格診断言説では、上記の血液型[ABO式血液型]の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している。
とありますが…。ところで、この“矛盾”は私の最初の投稿で指摘しましたが、現在もなぜか未回答のままです。
> そのため、「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」と言い訳ができてしまう。このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
これも、能見正比古氏の著書から「100%正確に診断できる」と明言した文章を引用してください。彼はこう言っています。
[氏の血液型と性格の研究が進展しなかった]最大の原因は、従来の常識的性格観に、 とらわれすぎたせいである。人々はすぐ性格に類型をつくりたがる。私も、O型はこれこれのタイプ……という決め方をしようと焦っていた。そんな類型をつくり得るほど、性格の本質は、とらえられていないのである。(能見正比古 O型は人間は権力志向型なんだって-血液型性格学 別冊宝島6 性格の本-もうひとりの自分に出会うためのマニュアル』1977.8)
神経質という言葉は、古代ギリシャの時代から使い古されてきた言葉である。これこそ絶対、性格用語の本命のように思われている。しかし、改めて吟味して見ると、これまた性格を示す言葉としては、使いものにならないことがわかる。/つまり、ある状況の下には神経質だとか、ある方面には神経質であるとか、ないとかは言うことができる。だが、全方向に神経質な人は、まず、絶対といっていいほどいない。ある人は着るものに神経質で、別の人は食事に神経質だろう。その違いが、性格を語るのに重要なのである。/最近聞いたO型のある高級官僚氏は、趣味の音楽鑑賞はうるさく、神経質なくらいと言われていた。その同じ人が、湯たんぽのお湯を平気で煮炊きに使うという。神経質なんてそんなものである。(能見正比古 『新・血液型人間学』 1980)
O型は身体や健康について神経質。病的な潔癖症や高所恐怖症もある。社会の中での他人の目、好意や悪意にも神経質となる。/A型は周囲の動きや反応、それに対する自分の姿勢に神経質。物事のケジメ、善悪の評価などに潔癖。未来への悲観主義や、仕事などの完全主義傾向も一種の神経質だ。/B型は自分の気分調整に神経質。行動を制約された状態ではイライラ。過ぎたことにクヨクヨ。事実関係の正誤にもうるさい。/AB型は、人間関係で神経質となりがち。対人恐怖症も一部にいる。自分の社会的役割りや仕事面の蝿張り保持に神経過敏。経済生活の基盤がガタつくと、度を失い気味。/以上[神経質]の例でも判るように、現在、日常で性格を指す言葉として使われているもので厳密には、性格を明示するに足るものは、ほとんどない。(前掲書より)
本当に能見正比古氏の著書を読んだのですか?
> さらに、血液型と疾患といった前項にて言及した研究にまで評定範囲を広げたとしても、それらもまだまだデータ不足であり現在のところ再現性が高いと評価できるものではない。
これには、このサイトの「データの客観性」で真逆のことを言っています。
> 近年、疫学的にピロリ菌(慢性胃炎など胃疾患の危険因子)保菌者にA型が多いことが指摘されている。
どちらが本当なのでしょうか?
今日はとりあえずこのへんで。失礼しました。
b049
ABO FAN
血液型性格診断
「掲載拒否」の可能性が高いようですが、とりあえず予定通り進めます。次は「データの客観性」コーナーの記述です。
> 血液型性格診断の中心的言説であるABO式血液型と特定の性格傾向性の研究が客観的な形で肯定されているとはいえない。
これもよくわかりません。というのは、冒頭に
> 血液型性格診断言説では、…客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している。
とあるからです。統計データで差があることは検証済みですから「客観的な形で肯定されている」ことは確かです。もちろん、差はどの程度なのか、という問題は残りますが。
> 肯定派の提示する研究報告は、信奉者による主観的な感想、統計調査における標本抽出の偏り、研究対象の未特定化
これもよくわかりません。というのは、否定派のデータ(特に大学)のほとんどは、自分の授業に出席した学生が対象だからです。ですので、上の問題点はほとんどすべての「否定派」にもあてはまることになります。
> 「自分はA型だから神経質だ」という性格の自己成就などの可能性が指摘できる。
そうだとすると、日本人の7割は関係があると思っているので“自己成就”しているはずですから、どのデータでも差が出るはずですが…。
> 近年、疫学的にピロリ菌(慢性胃炎など胃疾患の危険因子)保菌者にA型が多い
それは初耳ですが、A型に多いという根拠は何でしょうか? 私はO型に多いと記憶していますが…。
> 血液型性格診断によるとA型の典型的な特性は「神経質」だということが主張されており、その根拠として胃痛の多さなどがデータとして挙げられている。
これも初耳ですが、A型に胃痛が多いというデータの根拠は何でしょうか?
> A型の人が「神経質」であるが故に胃痛になりやすいのか、それともA型にはピロリ菌保菌者が多くそれによって胃痛が引き起こされる
そもそも、そんなデータが存在するのでしょうか?
> 今の科学研究では性格を扱う心理学分野と、血液に関して主要に扱う医学・生理学分野は分かれており、連携させた研究方法は未熟である。
こんなことを書いて、否定派の心理学者から批判されないのかと、余計な心配をしてしまいます。というか、「未熟」なら否定派の結論も正しいとは言えない(=疑似科学)ので、そもそもこのサイト自体が成り立つのでしょうか?
> 今後の疫学的研究次第では血液型がヒトの性格や気質にまで客観的なデータとして示される可能性もなくはないことを追記しておく。
「客観的なデータ」は性格検査のデータではないのですか? 疫学でどうやってヒトの性格の「客観的なデータ」を測定するのでしょうか?
とりあえず今日はこの程度にしておきます。
b050
ABO FAN
血液型性格診断
特に反応がないようですが、最後まで予定通り進めます。よろしくお願いします。
次は「理論の論理性」コーナーの記述です。
> 果たしてこの区分が如何に人間の性格として反映されているのか、という理論への疑問に対する合理的な説明は今のところない。
いいえ、1)分野ごとの統計データ 2)アンケート調査 3)観察結果の分析があります。それは能見正比古氏の著書を読めばわかるはずですが…。
> 心理学側から特に強く指摘されている「バーナム効果」や「自己成就」の有無については、肯定派ですら暗に認めているかのような発言もみられ…
繰り返しますが「バーナム効果」は性格検査でも存在しますので、仮に存在するとしても否定の根拠にはなりません。また「自己成就」は金澤正由樹氏の著書『統計でわかる血液型人間学入門』で否定されていますし、直接的に存在を検証した研究は(私が知る限り)ないので、あるというなら出典をお願いします。
> 科学的理論構築すら妥当に行われてはいなかった。
統計的な検証は行われています。それは、過去の投稿に何回も書いたとおりです。
> 血液型と疾患や体質にまで話を広げても、今のところ論理性を高く評価できる要素はない。
性格のメカニズムが科学的に解明されていない以上、「論理性」を考えても無意味だと思います。
> 特定の病気に対する疾患率の違いや耐性についての研究は、現在までのところ疫学的な指摘でしか語られておらず、因子の解明や理論構築までは程遠いのが実情だ。
ピロリ菌や血液型ヨーグルトの論文をお読みですか? 読んだとするなら、こう断定できる理由は何でしょうか?
> ABO式血液型で性格診断を行うということは、つまりは人間を4種類に分類してしまうということなのだが、それに対する論理的な合理性を見出すことができないのが現状である。
菊池聡氏[信州大学教授(心理学)]不可思議現象心理学9 血液型信仰のナゾ-後編 月刊『百科』1998.3 pp28-29
ただ、最近は血液型性格判断を撲滅しようという意識ばかりが先走って、適切でない批判をする人も散見される。よく聞くのは「多様な人の性格が四つになんか分けられるはずがない」という批判である。しかし「何らかの基準によって四つに分ける発想」自体には本質的に問題はないのである。もちろん境界線上であいまいに分類される欠点はあるが、この発想自体は心理学でも類型論という考え方で受け入れられている。…血液型性格学への批判は確かに重要だが不適切な批判で満足しているとすれば、それは非論理性という点では相手と同じ穴のムジナになりかねないことに注意しなければなるまい。
とりあえず今日はこの程度にしておきます。失礼しました。
b051
ABO FAN
血液型性格診断
以前の投稿の掲載ありがとうございました。今回は掲載までに最大10日かかりましたが、春休みということなのでしょうか?(回答は不要です)
では、次の「理論の論理性」に進みます。
> 人間の体内には大量の赤血球が存在し、その赤血球それぞれにA、B、AB、Oの各型に特有の糖鎖が付いている(ここでの糖鎖とはN-アセチルガラクトサミン、d-ガラクトース、アセチルグルコサミン、フコースによる分子構造を表す)。
この記述は非常に誤解を生む内容です。A型の糖鎖は、どの血液型でも持っているO型の糖鎖の先端に「N-アセチルガラクトサミン」が付いたものです。B型の糖鎖も同様に「D-ガラクトース」が付いたものです。AB型はA型とB型の両方の糖鎖(とO型の糖鎖)を持っています。なお、Bombay-O型はどの糖鎖も持っていません。
> こう考えると、ABO式のみによって性格にまで言及する理論は、他の知見との整合性が低いと思われる。
体内に一番広く分布するのはABO式血液型です。多くの他の血液型(例えばRh)とは違い、脳にも神経にも存在しています。また、胎児期には脳に大量のABO式血液型物質が発現します(その後は急速に消失)。これらのことを考えると「他の知見との整合性が低い」とは必ずしも言えないと思います。
> A型の遺伝子は免疫機能が低くなる遺伝子と共起する確率が高い
すみません、出典はどこでしょうか? 遺伝子の連鎖で説明するのは、正直言ってかなり苦しいと思いますが…。なぜなら、B型やO型の遺伝子型は複数あり、それぞれ独立に(A型から)発生したのではないかと推測されているからです。つまり、B型やO型は元々が別々のA型なのですから、連鎖で説明するとするなら、それぞれ別のA型の「免疫機能が低くなる遺伝子と共起する確率が高い」はずです。しかし、私が知る限りそんな論文はありません。なぜなら、遺伝子型は普通は調べないからです。

次は「理論の普遍性」ですが…すみませんが「普遍性」の定義がわかりません。
国や地域に対する普遍性なのか、性別なのか、あるいは年齢なのか…。
> 血液型性格診断では言説の精確さへの理論化がなく、
これって、具体的にはどういうことなのでしょうか? 性格が違うというなら、心理学の問題ですし…。
ですので、この項目はパスします。
失礼しました。
b052
ABO FAN
血液型性格診断
次は「理論の普遍性」ですが…すみませんが「普遍性」の定義がわかりません。
b053
ABO FAN
血液型性格診断
では、次の「将来の予測性」です。
> 現在、本流の血液型性格診断が科学的手順を踏まえて研究されているとはいえず
主語が不明ですが、管理者さんによると、“否定派”なら「科学的手順を踏まえて研究されている」と言えるはずです(そうでないなら“科学的”な否定はできないので…)。逆に、否定派が「科学的手順を踏まえて研究」しているなら、肯定派も同じ方法を使えば科学的な研究になるはずです。結局、私には何を言いたいのかが不明です。
> 今一般認知されている血液型性格診断はほとんど文化として根付いてしまっており、もはや科学性を論じるに値しない言説と化している。
科学の対象にならないなら、疑似科学ではないでしょう。そもそも、科学的な分析が出来ないので…。
> 一方、血液型と疾患については現在疫学的観点から比較的研究が進められており、成果といえるものも出ている。
これと真逆の記述が「データの再現性」あります。
> 血液型と疾患といった前項にて言及した研究にまで評定範囲を広げたとしても、それらもまだまだデータ不足であり現在のところ再現性が高いと評価できるものではない。
どちらが本当なのでしょうか?
> 医学の発展という視点からは疫学的な研究は重要な位置を占めており、たとえ理論的な説明が追いついていなくても研究をする価値さえないとまではいえないだろう。
では、“科学的”な説明が出来なくともいいのでしょうか? それなら「血液型性格診断」も科学的な説明は不要ですか?
> 進化生物学的観点から血液型とマラリアやコレラとの関連性も若干ではあるが語られており
これもよくわかりません。ひょっとして、参考文献にある『血液型で分かる なりやすい病気なりにくい病気』の記述を要約したものなのでしょうか?
失礼しました。
b054
ABO FAN
血液型性格診断
次は「社会への応用性」です。
> 血液型性格診断が社会において有効的に活用されているとはいえない。
そうでしょうか?
山下 玲子(武蔵大学 社会学部)血液型性格判断はなぜすたれないのか 日本社会心理学会 第49回大会(2008)http://db1.wdc-jp.com/cgi-bin/jssp/wbpnew/master/detail00.php?submission_id=2008-E-0208
したがって、今回の調査対象者は、血液型性格判断に対して相応の知識を持ってよく話題にし、血液型と性格の間には多少の関係があり、それは自身の血液型についてもある程度当てはまると信じ、そして、血液型性格判断が好きであるということが示された。
上瀬由美子・松井豊 血液型ステレオタイプ変容の形―ステレオタイプ変容モデルの検証― 社会心理学研究,11,3,170-179 (1996)
1位 血液型性格判断は楽しい…83.6% 2位 血液型性格判断が好き…61.5% 3位 血液型に関する記事をよく読む…57.7% 4位 血液型性格判断は当たっている…53.8%
> そもそも、血液型による性格の傾向性を重視しているのは日本人がほとんどであり、
韓国でも台湾でも、関係があると思っている人は全体の約7割で、その割合は日本とほぼ同じです。『B型の彼氏』の韓国は言わずもがなですが、台湾のデータもあります。Kunher Wu, Kristian D. Lindsted, Jerry W. Lee, Blood type and the five factors of personality in Asia, Personality and Individual Differences 38 (2005) 797–808
> ブラッドタイプハラスメントといったものを始めとして人々に対する差別や偏見を助長させる要因の一つとなってしまっている
この投稿の冒頭の2つのデータを見てもそう言えますか?
> 結果として、人間関係を円滑に進めるうえでの弊害ともなりかねない。
繰り返しますが、この投稿の冒頭の2つのデータを見てもそう言えますか?
> 仏滅に結婚式を挙げる人はまずおらず、一般的に友引に葬式は行わない。このように大衆心理は科学とは無縁に働いており、
そうではありません。江戸時代や明治時代には六曜は「迷信」とされていました。旧暦がわかれば六曜は簡単に計算できるからです。現在は旧暦がわかる人が少ないので、皮肉なことに六曜のような「迷信」を信じる人が増えたのです。
> 血液型性格診断においては企業の採用といった、人生の大きな岐路でも使用されており、
ぜひ具体例の提示をお願いします。具体例がなければ「科学」ではありません。
失礼しました。
ABOFAN様
情報提供いただいた、山下 玲子(武蔵大学 社会学部)血液型性格判断はなぜすたれないのか 日本社会心理学会 第49回大会(2008)を読みました。が、ABOFAN様の主張なさっていることとは正反対の主旨で書かれているのですが、よろしいのでしょうか?
まず、ABOFAN様が引用された部分についてですが、
>したがって、今回の調査対象者は、血液型性格判断に対して相応の知識を持ってよく話題にし、血液型と性格の間には多少の関係があり、それは自身の血液型についてもある程度当てはまると信じ、そして、血液型性格判断が好きであるということが示された。
――ここでの「正しい」文脈は、多少の関係が「ある」ことをあてはまると「信じ」が妥当な読み方だと考えます。というよりそもそも、
>結果
(1)血液型による血液型性格判断の知識・接触の程度・および態度について
調査対象者の血液型はそれぞれA 型92 名、B 型59 名、O型78 名、AB 型32 名であった。血液型別に、血液型性格判断に対する知識の程度、血液型性格判断との関係性の有無、血液型正確判断の自分への当てはまりの程度、血液型性格判断の話題を行う頻度、血液型性格判断の話題への好みについて、一元配置の分散分析を行ったところ、いずれの項目においても有意な差は見られなかった
――とあるのですがこれではABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません。
さらに、当該論文の「考察」においては、
>科学的根拠がないとされながら、特定の血液型(全体から見ると少数派)の人が不快感を抱くような内容を持つ血液型性格判断は、娯楽の形で人々の間で話題にのぼることが多い。そして、娯楽であるがゆえに、悪く言われている人たち自身に「これを否定する人は場をしらけさせる人である」というイメージを持たせることで、それに対する異議を出すことを躊躇させていると考えられる。その結果、それに対する肯定的な意見のみが優勢であるという見かけ上の合意が形成される。このメカニズムによって、血液型性格判断は多くの人に支持され、肯定的に評価されているものであると多くの人が信じるようになり、異議を唱える人を沈黙させることで、さらに広まっていると考えられる。
――といった記述があり、ABOFAN様のおっしゃるものとは全然違う性質の論旨が述べられている論文かと思います。もう一度精読なさってはいかがでしょうか?
ただ、先の論文は血液型性格診断の研究として有用なものであり、関連リンクに付け加えさせていただきます。ありがとうございます。
また、以前保留していた問題についてですが、
>やはり管理者さんの回答の意味が理解できません。繰り返しになりますが「予言の自己成就」は、実証実験データできちんとした「差がある」ということです。それなら「バーナム効果」ではありえない。逆に、実証実験データで「差がない」のに当たっているように見えるのは「バーナム効果」です。現在までの管理者さんの回答では、実証実験データに「差があるかどうかはっきりしない」ようです。ですので、管理者さん自身の文章を拝借させていただくと、私は『「血液型性格診断」批判・懐疑』言説ではそれに耐えうる理論構築がなされていない、と言う点を記述、評定しています。では、管理者さん自身は、実証実験データできちんとした「差がある」と判断しているということなのでしょうか?
――このようなコメントに関する回答を保留させていただいておりました。この中でABOFAN様は、
>私は『「血液型性格診断」批判・懐疑』言説ではそれに耐えうる理論構築がなされていない、と言う点を記述、評定しています
――と述べられていますが、現代の科学の枠組みの中では理論構築は肯定派にその責任を負うものと考えるのが一般的であります。したがって、仮にABOFAN様のご主張をを肯定派とするならば、やはり理論構築は肯定派によってされるべきものであり、ABOFAN様の先の批判は的外れなものだと見受けられます。
最後になりますが、本件に関しまして回答が遅くなったことをお詫びいたします。
b055
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。しばらく見ていなかったので、若干タイムラグがあるかしれませんがご返事します。いずれにせよ、対話があることは楽しいことです。
> ――ここでの「正しい」文脈は、多少の関係が「ある」ことをあてはまると「信じ」が妥当な読み方だと考えます。
そういう解釈では、「信じ」=「認知」ですから、その人の性格についても「信じ」ということになります。例えば、(心理学の)性格検査はその人が「信じ」ている自分の性格の分析結果です。あるいは、アンケート調査の結果は○○で「ある」ではなく「信じ」ということになります。同じように、安倍内閣の支持率は○○パーセントで「ある」のではなく、○○パーセントが「信じ」ているということになります。私はラーメンが好きですが、私がラーメンが好きで「ある」のではく、私自身がラーメンが好きだと「信じ」ているということです。本当に好きかどうかは問題ではないと…。(笑)
私は、そういう解釈はどうかと思うのですが、管理者さんはそう「信じ」ているということでしょうか? ちなみに、心理学では「認知」は正しいものとして扱います。
> (1)血液型による血液型性格判断の知識・接触の程度・および態度について…いずれの項目においても有意な差は見られなかった――とあるのですがこれではABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません。
検定力はご存知ですよね? 日本人は「思い込み」があるので必ず差が出るはずですから、仮に「有意な差は見られなかった」のであれば必ずタイプ2エラーということです。そうでなければ、被験者の「自己認知」がおかしいので、アンケートの回答自体が間違っていることになります。つまり、(唯一)妥当な解釈は、サンプルが少なくてタイプ2エラーだということです。心理学と統計学を知っている人なら、こう解釈するしかありませんが? 別な解釈があれば、ぜひ教えていただきたく。
> さらに、当該論文の「考察」においては、…――といった記述があり、ABOFAN様のおっしゃるものとは全然違う性質の論旨が述べられている論文かと思います。
すみません、本当にそう考えていますか?
まず、1)科学的に未解明でも「正しい」ものはいくらでもあります。例えば、最近話題の「ダークマター」「ダークエネルギー」とか。2)心理学では「自己認知」とそれに基づくアンケート結果は正しい、というのが大前提ですから、「信じる」=「自己認知」は正しいとして扱うしかありません。ですから、
> したがって、今回の調査対象者は、血液型性格判断に対して相応の知識を持ってよく話題にし、血液型と性格の間には多少の関係があり、それは自身の血液型についてもある程度当てはまると信じ、そして、血液型性格判断が好きであるということが示された。
は、まさしくこの論文の内容のとおりということになります。
また、以前保留していた問題についてですが、…――このようなコメントに関する回答を保留させていただいておりました。
本当にそう思っているなら、管理者さんは心理学も統計学も全くの“素人”ということになります…。もっとも、そういうことであれば、このサイトがどのような趣旨で書かれているかは簡単に理解できることになります。(苦笑)
> 現代の科学の枠組みの中では理論構築は肯定派にその責任を負うものと考えるのが一般的であります。
これも、本当にそう考えているということでいいですか?既存の心理学と統計学の枠組みの中では私の解釈は合理的です…というかそう考えるしかありません。例えば、阪大のkikulog(現在はコメント部分を閉鎖)では、当初は反対だった何人もの人に納得してもらいました。その意味で、管理者さんの考えははっきりと“異端”ですので、「現代の科学の枠組みの中では理論構築は肯定派にその責任を負うものと考えるのが一般的」なら、どうか私の次の質問にお答えください。
1) 山下玲子氏の論文のサンプルは261名ですが、この程度のサンプルではタイプ2エラーは「絶対にない」のでしょうか?
2) 科学(あるいは心理学)では「自己認知」は信用できないのですか?
3) 性格検査の結果となる数値は、具体的にどう計算するかご存知ですか?
4) 念のため…ですが、F検定やχ2検定を使って(SPSSなどの統計ソフトを使わずに)手計算でp値を出したことがありますか?
率直なところ、今回の回答を本気で書いているとすると、心理学や統計学の入門書を読んでいただいたほうがよいのではないかと思います。
大変失礼しました。
ABOFAN様
少々テーマが広がりすぎているので、「論点」を絞っていきませんか?
まず、山下 玲子(武蔵大学 社会学部)「血液型性格判断はなぜすたれないのか 」
この「論文」についてから……。
>血液型別に、血液型性格判断に対する知識の程度、血液型性格判断との関係性の有無、血液型正確判断の自分への当てはまりの程度、血液型性格判断の話題を行う頻度、血液型性格判断の話題への好みについて、一元配置の分散分析を行ったところ、いずれの項目においても有意な差は見られなかった。
ーーこの「結果」に対し、ABOFAN様は、
>必ずタイプ2エラーということです。そうでなければ、被験者の「自己認知」がおかしいので、アンケートの回答自体が間違っていることになります。つまり、(唯一)妥当な解釈は、サンプルが少なくてタイプ2エラーだということです。心理学と統計学を知っている人なら、こう解釈するしかありませんが? 別な解釈があれば、ぜひ教えていただきたく。
ーーと、述べられておりますが、これは完全にアド・ホックな説明であると思います。実験で上記のような「結果」が出ているのであれば、まずはそれを受け止め、反証があるのなら、「追試」等を行ったうえでそれを主張すべきです。ABOFAN様の「~こう解釈するしかない」では前提条件となっている論文への科学的反証としては不適切であると考えます。
まずはこの点いかがでしょうか?
余談になりますが、
>例えば、阪大のkikulog(現在はコメント部分を閉鎖)では、当初は反対だった何人もの人に納得してもらいました。その意味で、管理者さんの考えははっきりと“異端”ですので、[…]
ーーとおっしゃられておりますが、(この点は今まであえて触れてこなかったのですが)私がネット上で調べた限り、kikulogの件でABOFAN様の意見に賛同し、意見を変えたという事実は見つかりませんでした。むしろ、(失礼ですが)ABOFAN様の意見はまったく相手にされていなかったように存じ上げます。
また、(これもかなり言いにくいことなのですが)google検索における予測検索でABOFAN、スペースの後に出てくる「語句」が何かご存知でしょうか?そのことのみをもって意見を一般化する気はありませんが、”異端”視されているのはABOFAN様のように存じ上げます(念のためですが、ここでいう異端という言葉に、価値の優劣は含ませてはおりません)
以上余談です。ご一考されたく思います。
b056
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
このサイトの参考文献に挙げられている縄田氏の論文「血液型と性格の無関連性」の再分析を試みたところ、書かれている結論とは正反対に、きちんと血液型による差が表れました。
さて、ご存じのように、彼のデータソースは次のものです。
 大阪大学 質問紙法にもとづく社会調査データベース
 http://srdq.hus.osaka-u.ac.jp/
この中で、彼のデータの一部である、次のデータをテスト的に分析してみました。
 選好パラメータアンケート調査(2005年度 日本)
 http://srdq.hus.osaka-u.ac.jp/sv/catalog?category=objectid:/585892
ここでは、次の質問、
 問2_23: 1人よりグループで協力して仕事する方が高い成果が得られる
を男女別に集計した結果を示します。
以下のとおりはっきりと差が表れているのです!
さて、この質問の回答の選択肢は5個なので、便宜的に次のとおりスコアを割り当てました。
 5→ぴったり当てはまる
 4→どちらかというと当てはまる
 3→どちらともいえない
 2→どちらかというと当てはまらない
 1→全く当てはまらない
血液型的に考えると、A型が最も平均スコアが高く、B型が最も低くなるはずです。
実際に大阪大学のデータベースのクロス分析機能を使って数値を計算し、得られたデータを統計的に処理した結果を見ると、まさに血液型が予想するとおりとなりました。
 男性 A型:3.564(n=670/SD=0.895) B型:3.519(n=391/SD=0.910)
 女性 A型:3.589(n=757/SD=0.801) B型:3.460(n=433/SD=0.774)
では、効果量の計算結果です。
 男性 (3.564-3.519)/0.9=0.045/0.9=0.050 →効果量は小未満
 女性 (3.589-3.460)/0.8=0.129/0.8=0.161 →効果量小
t値は次のとおりで、女性のみ1%水準で有意という結果が得られました。
 男性 0.050/√(0.895/670+0.910/391)=0.82 → n.s.
 女性 0.161/√(0.801/757+0.774/433)=3.03 →p<0.01
これは私の推測ですが、女性の方が人間関係を重視するので、そんな結果になったのだと思われます。
以上のことをまとめると、ランダムサンプリングでは差が出ていないように見えるデータも、セグメントごとに分析すれぱ、きちんと血液型の特徴が現れるということになります。
今回は、大阪大学のデータベースの機能的な制限で、男女差しか分析できませんでしたが、年齢や職業を限定すれば(セグメントを細分化すれば)、よりはっきりとした差が現れるはずです。なお、このことは手元のデータでも確認済です。
ということですので、ランダムサンプリングのデータを分析するためには、細心の注意が必要になるようです。
なお、このデータは誰でも利用できますし、大学教養程度の知識で十分析可能ですので、首を長くしてさすらいの馬券師さんと管理者さんによる追試・コメントをお待ちしております。
失礼しました。
ABOFANさん
ご苦労様です。
現在多忙なためこちらで追試はできませんが、当該論文についての疑義は著者である縄田先生に直接うかがったほうがよいのではないかと思います。
また、男性に有意な差がみられなかったことを「女性の方が人間関係を重視するので、」と解釈されていまして(※これ自体は別に構わないのですが)、でしたら女性のみに対象を絞って仮説を立てて再調査され、上の解釈が妥当であるか検証されるべきだと思います。
再三申し上げておりますが、ABOFANさんご自身で上記「女性の方が人間関係を重視するため、血液型によって性格に影響が出る」を調査なされれば、と思います。
b057
ABO FAN
血液型性格診断
素早い回答ありがとうございます。正直、反応があるとは思っていなかったので嬉しいです。さて、
> まず、山下 玲子(武蔵大学 社会学部)「血液型性格判断はなぜすたれないのか 」 この「論文」についてから……。
>>必ずタイプ2エラーということです。そうでなければ、被験者の「自己認知」がおかしいので、アンケートの回答自体が間違っていることになります。つまり、(唯一)妥当な解釈は、サンプルが少なくてタイプ2エラーだということです。心理学と統計学を知っている人なら、こう解釈するしかありませんが? 別な解釈があれば、ぜひ教えていただきたく。
> ーーと、述べられておりますが、これは完全にアド・ホックな説明であると思います。実験で上記のような「結果」が出ているのであれば、まずはそれを受け止め、反証があるのなら、「追試」等を行ったうえでそれを主張すべきです。
正直、このコメントはいただけません。「反証」や「追試」は何回も紹介していますし、それはこのサイトにもあります。本当に論文を読んでないんでしょうか and/or 統計学も心理学も知らないのでしょうか…。
では、ご要望ですのでいくつか紹介します。このサイトの参考文献では、約3000人×11年で「統計的な有意差が出た」との結論です。
This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している... 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
また、別の研究報告では…
山岡は、1999年から2009年にかけて大学生を対象に血液型性格の調査を行っている(有効回答数=6660)…①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。「血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2))」山岡重行(2009) http://ci.nii.ac.jp/naid/110007674296
その他にも、1850人のサンプルで差が出ています。「血液型性格判断の妥当性の検討(2)」白佐俊憲(1999) http://ci.nii.ac.jp/naid/110006603993
そもそも、安定して差が出るには数百人のサンプルが必要です。山下さんの300人弱のサンプルで有意差が出なくとも何の不思議もありません。もし疑うのだったら自分で計算してみてください!
> 私がネット上で調べた限り、kikulogの件でABOFAN様の意見に賛同し、意見を変えたという事実は見つかりませんでした。
現在は非公開です。菊池さんに都合が悪いので非公開なのかもしれません(苦笑)。念のため関係する部分を引用します。
> 1107. やまちゃん — June 16, 2012 @00:55:53 [抜粋]
> 初めまして、いやーすばらしい結末ですね。ROMしてましたが思わず出てきました。…すなわち、これまでの血液型性格判断の世間への浸透のために、自己診断した性格と血液型の間には明確な相関関係が認められるようになった、というのはこれはもうkikulog常連の方々も認めざるを得ないんではないでしょうかw。ABOFANさんの完全勝利と言っても良いかと思います。これにておしまい、って感じでしょうか。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/kikulog.htm
> google検索における予測検索でABOFAN、スペースの後に出てくる「語句」が何かご存知でしょうか?そのことのみをもって意見を一般化する気はありませんが、”異端”視されているのはABOFAN様のように存じ上げます
それはそうですよね。たかが“素人”に、ニセ科学批判の第一人者の間違いが指摘されて、しかもその指摘が正しかったりしたら、異端視されたりkikulogが閉鎖されたりしても特に不思議ではないでしょう。(笑)
#私が議論に負けても何も失うものはありませんが、仮に彼が負けたとしたら…。
大変失礼しました。
b058
ABO FAN
血液型性格診断
ほぼ2日間返事がないので、ひょっとして私の投稿内容を検証するのに時間がかかっているのでしょうか?
念のため、前回の内容を補足しておきます。
まず、山下氏のデータがタイプ2エラーであることについてです。前回紹介した山岡氏の6660人のデータのうち、彼の著書「ダメな大人にならないための心理学」p49-52には、1999年に調査したデータを統計的に検定した結果が紹介されています。サンプル数は1300人で、全質問28項目中7項目で有意な差があります(最大のF値は7.816なのでp<0.0001で有意)。では、血液型による差が同じだと仮定し、サンプル数を山下氏と同じ261人(約1/5)に減らして再計算してみます。F値はサンプル数に比例するので、最大のF値は7.816÷5=1.569となり全28項目のいずれも有意差は検出されません。あるいは、p<0.05で有意とするなら、400人程度以上のサンプルが必要となります。よろしいですか?
#私の計算が違うというなら、ぜひ管理者さん自らが計算して反証をお願いします!
次に行きます。kikulogのコメント部分は閉鎖されてしまったので、残念ながら私の引用部分は直接検証できません。しかし、坂元氏の主張である「自己成就現象」や、山岡氏の主張である「思い込み」、あるいは前回の引用部分の「血液型性格判断の世間への浸透のために、自己診断した性格と血液型の間には明確な相関関係が認められるようになった」という事実を、菊池氏が知らない(都合が悪いので知らないフリをしている?)ということなら現在でも確認できます。次が該当する部分です。
> [私ABOFANが]ご自身の主張を明確にされないので、ABOFANさんとのコメントのやりとりは、まだ「議論の入り口にすら立っていない」状態であることを再度確認しておきます。…さらに最近のコメントでは (2)思い込みによって血液型ステレオタイプ通りの性格が現れる という主張になっており…ポイントはABOFANさんが、ご自身の考えをまったく明確にされないことにあり、それが続く限り、議論は始まらないということです [2009/10/31 血液型性格判断問題についての確認 http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/200910.html#1256972977]
前回紹介したコメント[1107. やまちゃん]はこのエントリーのコメント部分にあるのですが、現在はなぜか非表示になっています(ひょっとして都合が悪い?)。この部分について、菊池氏本人からの明確なコメントは現在まで一切ありません。結局「回答拒否」状態が続いています。
#余談ですが、「google検索における予測検索」の内容だけで科学的な判断をするのはやめておいた方がいいかと…。
よろしいでしょうか?
ABOFAN様
まず、前回のこちらの回答に対して、
>正直、このコメントはいただけません。「反証」や「追試」は何回も紹介していますし、それはこのサイトにもあります。本当に論文を読んでないんでしょうか and/or 統計学も心理学も知らないのでしょうか…。
――と、お答えいただいて、かつ三つもの「反証」を提示していただいたということは、それまでのABOFAN様の、「~解釈するしかない」等の文脈に対してアド・ホックな説明であるとのこちらの指摘にはある程度同意されたという認識でよろしいでしょうか?
こちらとしては、同意された、という前提のもとご提示いただいた三つの「反証」に関して反論させていただきます。
まず、
「血液型性格判断の差別性と虚実性(自主企画②)」山岡重行氏を引用されて、>…①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。
――と、これをABOFAN様は根拠とされていますが、まず文章を最後までよく読みましょう。引用された文のすぐ次に、
>②しかし, 血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群に分けると後者では有意差が見られない。このことから血液型による自己評定値の有意差は知識があり信じている人達の思い込みに過ぎないと判断できる。
――と、ありまして、そもそもこの発表は血液型性格診断への「批判」としての側面が強いようです。
次に、 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)から
>This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している
――と、引用されていましたが、精読しましたところ、上記の論文は「予言の自己成就」を趣旨として書かれた論文であり、決して血液型性格診断を積極的に肯定するものではありません。これは、p25の資料にありますtable3のデータでも示されています。大まかに解説しますと、これは1978年~1999年の間において、血液型性格診断のステレオタイプ診断が当たっていると「信じている」群がだんだんと増加していることを示しているデータです。※「信じている」という表現をお見落としなきよう……。これは能見正比古氏を起因とした血液型ブームによる「自己成就」であることを示唆している、との文脈が当該論文から読み取ることができ、残念ながら血液型性格診断それ自体を肯定するものではありません。つまり、社会問題化している「血液型性格診断」を意味するものに対する社会的視座からの「批判的」研究といえるかと思います。
最後に、「血液型性格判断の妥当性の検討(2)」白佐俊憲、についてですが、当該論文のどこを根拠にされているのかわかりかねますので(ABOFAN様が引用”しそうな”箇所は大体見当がつきますが)とりあえず言及は控えることとします。
さて、以上提示された「反証」に対して検討させていただきました。ABOFAN様の「探索能力」には以前より目を見張るものがありますが、お気の毒ですが「読解能力」には著しく難があるようですね。
専門用語、業界用語を並べたてられるのも結構ですが、まずは論文、あるいは文献を”精確”に”読む”ということを心がけてみてはいかがでしょうか。
ただしご提示していただいた文献等は非常に興味深いものであり、さらに検討ののち、参考文献とさせていただきます。有益な情報提供ありがとうございます。
b059
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、私の読み方が間違っていたので、まずお詫びしておきます。それは、次の部分です。
>>結果
>(1)血液型による血液型性格判断の知識・接触の程度・および態度について
>調査対象者の血液型はそれぞれA 型92 名、B 型59 名、O型78 名、AB 型32 名であった。血液型別に、血液型性格判断に対する知識の程度、血液型性格判断との関係性の有無、血液型正確判断の自分への当てはまりの程度、血液型性格判断の話題を行う頻度、血液型性格判断の話題への好みについて、一元配置の分散分析を行ったところ、いずれの項目においても有意な差は見られなかった
>――とあるのですがこれではABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません。
――私は、血液型別の「血液型性格判断に対する知識の程度」「血液型性格判断との関係性の有無」「血液型正確[性格]判断の自分への当てはまりの程度」「血液型性格判断の話題を行う頻度」「血液型性格判断の話題への好みについて」については特に何も主張していません。ですので「ABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません。」とありますが、そもそも何も主張していないものに、整合性云々の議論になるはずもありません。仮にそう解釈できる私の文章があるのであれば、ぜひ引用をお願いします。よって、私の「反証」は、ちょっと間抜けな話なので取り下げます。すみませんでした。
ところで、山下氏の「考察」として紹介されている、
>科学的根拠がないとされながら、特定の血液型(全体から見ると少数派)の人が不快感を抱くような内容を持つ血液型性格判断は、娯楽の形で人々の間で話題にのぼることが多い。そして、娯楽であるがゆえに、悪く言われている人たち自身に「これを否定する人は場をしらけさせる人である」というイメージを持たせることで、それに対する異議を出すことを躊躇させていると考えられる。その結果、それに対する肯定的な意見のみが優勢であるという見かけ上の合意が形成される。このメカニズムによって、血液型性格判断は多くの人に支持され、肯定的に評価されているものであると多くの人が信じるようになり、異議を唱える人を沈黙させることで、さらに広まっていると考えられる。
――この記述は、彼女自身のF検定の結果とは矛盾します。なぜなら、
>血液型別に、…血液型性格判断の話題を行う頻度、血液型性格判断の話題への好みについて、一元配置の分散分析を行ったところ、いずれの項目においても有意な差は見られなかった
とあり、B型が他の血液型の人より血液型の話題に不快を感じていても、「血液型性格判断の話題を行う頻度」「血液型性格判断の話題への好み」は他の血液型と同じだというのです。こうなると、『悪く言われている人たち[B型]自身に「これを否定する人は場をしらけさせる人である」というイメージを持たせることで、それに対する異議を出すことを躊躇させていると考えられる。』とは必ずしも言えないことなります。妥当な解釈は、B型は他の血液型よりストレートに不快感を感じる、ということでしょう。つまり、血液型によって感じ方、あるいは性格が違うことになります。(笑)
>ABOFAN様の「探索能力」には以前より目を見張るものがありますが、お気の毒ですが「読解能力」には著しく難があるようですね。
――私もうっかりしていたのですが(そういう意味では「読解能力」に難があるかもしれません・苦笑)、管理者さんがこの投稿の冒頭で紹介した山下氏の「結果」が、なぜ私の主張と整合性が取れないと考えたのかも不思議です。
余談ですが、
>専門用語、業界用語を並べたてられるのも結構ですが、まずは論文、あるいは文献を”精確”に”読む”ということを心がけてみてはいかがでしょうか。
――すみません、この文章の「専門用語」「業界用語」が何を指すのか不明です。ひょっとして、F検定などの統計データを分析している部分なのでしょうか。念のため、この部分は大学教養レベルの統計学を想定していますので、「専門用語」「業界用語」などではありません。
ちょっと気になったので、明治大学情報コミュニケーション学部/研究科のシラバスを調べてみました。そうしたら、t検定はありますが、F検定は教えていないようなのです。だから、F検定のサンプル数や検定力の話題には乗ってこないのでしょうか?仮説検定の基本的な考え方がわかってないとすると、確かにこの手の話題に触れたくはないでしょうね…。
まさかとは思いますが「タイプ2エラー」はわかりますよね?(回答は不要です・笑)
大変失礼しました。
b060
ABO FAN
血液型性格診断
さて、前々回ですっかり味噌をつけてしまったので、改めて私の主張について説明させていただきたく。
>データの再現性 (低)…まだまだデータ不足であり現在のところ再現性が高いと評価できるものではない。
――とこのサイトにはあります。前々回の投稿では、山下玲子氏が上と同じ主張をしていると勘違いして、的外れな「反証」を示してしまいました(恥ずかしいですね…苦笑)。が、私の前々回の投稿で紹介した研究報告を“精確”に“読む”限り、1)坂元章氏の32,347人、2)山岡重行氏の6,660人、3)白佐俊憲氏の1,850人のデータの全部で「血液型と自己報告の性格には関連がある」という結果が得られていますし、管理者さんがこれらの結論に反対しているとは思えません。また、私の主張についての管理者さんのコメントは次のとおりです。
>さて、以上提示された「反証」に対して検討させていただきました。ABOFAN様の「探索能力」には以前より目を見張るものがありますが、お気の毒ですが「読解能力」には著しく難があるようですね。
――仮に管理者さんが上の1)2)3)の主張が正しいと認めているものとすると、ほぼ完全に自己否定になります。率直に申し上げて、私には管理者さん自己否定をしているとしか思えません…。更に不思議なのが、私の「探索能力」についての記述です。一昔前ならともかく、私が紹介した研究報告程度なら、現在はCiNiiなどのオープンなデータベースで「誰でも簡単に」検索可能です。また、これらの研究報告は、私のサイトに何年も前から紹介してあるものなので、管理者さんがおっしゃる「以前より目を見張る」ようなものでもありません。ということで、“外交辞令”としてありがたく受け取らさせていただきます。
もっとも、ここで気になるのが次の記述です。
>ただしご提示していただいた文献等は非常に興味深いものであり、さらに検討ののち、参考文献とさせていただきます。有益な情報提供ありがとうございます。
――この文章が“外交辞令”でないとすると、正直なところ、管理者さんの「探索能力」が少々心配になります。
また、前回の投稿にも書きましたが、「専門用語、業界用語を並べたてられるのも結構ですが…」とあるのはいかがでしょうか? かなり不躾な話ですが、仮にこの部分が
>まず、山下氏のデータがタイプ2エラーであることについてです。前回紹介した山岡氏の6660人のデータのうち、彼の著書「ダメな大人にならないための心理学」p49-52には、1999年に調査したデータを統計的に検定した結果が紹介されています。サンプル数は1300人で、全質問28項目中7項目で有意な差があります(最大のF値は7.816なのでp<0.0001で有意)。では、血液型による差が同じだと仮定し、サンプル数を山下氏と同じ261人(約1/5)に減らして再計算してみます。F値はサンプル数に比例するので、最大のF値は7.816÷5=1.569となり全28項目のいずれも有意差は検出されません。あるいは、p<0.05で有意とするなら、400人程度以上のサンプルが必要となります。よろしいですか?
――だとすると、全くもっていただけない記述です。上の私の分析は、大学の「専門レベル」ではなく「教養レベル」を対象としているつもりですし、そもそも大して難しい分析でもありません(高校レベルでは厳しいかも…)。管理者さんの学歴を詮索するつもりは毛頭ありませんが、少なくとも「疑似科学とされるものの科学的評定」をするつもりなら、仮説検定のための「最低レベル」の知識だと考えます。余談ですが、専門レベルなら「多重比較」や「イエーツの補正」etc.は最低限必要でしょうが、面倒なのでほとんどやってません(苦笑)。「効果量」については、批判されたので多少は触れるようにしていますが…。こんな心配が杞憂であることを願っています。
どうかよろしくお願いします。
b061
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、しつこいようですが、再度補足させていただきたく。
>結果
>(1)血液型による血液型性格判断の知識・接触の程度・および態度について
>調査対象者の血液型はそれぞれA 型92 名、B 型59 名、O型78 名、AB 型32 名であった。血液型別に、血液型性格判断に対する知識の程度、血液型性格判断との関係性の有無、血液型正確判断の自分への当てはまりの程度、血液型性格判断の話題を行う頻度、血液型性格判断の話題への好みについて、一元配置の分散分析を行ったところ、いずれの項目においても有意な差は見られなかった
>――とあるのですがこれではABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません。
――念のため、もう一度管理者さんの上の主張について調べてみました。私が同じような内容を「積極的」に主張しているケースはありません。ただし、手持ちのデータのうち、関係があると思われる内容を公開しているものは次のとおりです。これらのデータを山下玲子氏と同じN=261として再計算すると、F検定なら血液型別に(有意な)差が出ないはずなので、「ABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません」とは言えません。はっきり申し上げると、全く正反対でして、「整合性が取れています」ということになりますがいかがですか? なお、実データは次のとおりです。
1) 血液型と性格は関係していると思いますか? 大いに関係がある+多少は関係がある A型70.9%/O型66.3%/B型63.4%/AB型64.7% 出典:アイシェア調査(N=476/2008年6月5日発表)
2) 自分の性格が適切に表現されており、共感・納得する A型70.5%/O型75.9%/B型64.4%/AB型66.6% 出典:Yahoo! 「血液型本」に関する調査(N=800/2008年12月25日発表)
[http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/realdiff.htm]
他の非公開のデータで確認しても同じ傾向を示しているようです。それでも「ABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません」ということなら、どうか原文の引用をお願いします。私も全部チェックしたわけではないので…。
――実はもう一つ疑問が残ります。前回の投稿の繰り返しになって恐縮ですが、
>>データの再現性 (低)…まだまだデータ不足であり現在のところ再現性が高いと評価できるものではない。
>――とこのサイトにはあります。前々回の投稿では、山下玲子氏が上と同じ主張をしていると勘違いして、的外れな「反証」を示してしまいました(恥ずかしいですね…苦笑)。が、私の前々回の投稿で紹介した研究報告を“精確”に“読む”限り、1)坂元章氏の32,347人、2)山岡重行氏の6,660人、3)白佐俊憲氏の1,850人のデータの全部で「血液型と自己報告の性格には関連がある」という結果が得られていますし、管理者さんがこれらの結論に反対しているとは思えません。
さて、管理者さんは以前にこう述べられています。
>ーーと、[私ABOFANが]述べられておりますが、これは完全にアド・ホックな説明であると思います。実験で上記のような「結果」が出ているのであれば、まずはそれを受け止め、反証があるのなら、「追試」等を行ったうえでそれを主張すべきです。ABOFAN様の「~こう解釈するしかない」では前提条件となっている論文への科学的反証としては不適切であると考えます。
この文章は、管理者さん自身にも適用されないとおかしいはずです。従って、このサイトの「データの再現性 (低)…まだまだデータ不足であり現在のところ再現性が高いと評価できるものではない。」は「アド・ホック」な説明であり、実験で上記のような「結果」が出ているのであれば、まずはそれを受け止め、反証があるのなら、「追試」等を行ったうえでそれを主張すべきです。管理者さんの「~評価できるものではない」では前提条件となっている論文への科学的反証としては不適切であると考えます。いかがですか?
b062
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿で「F検定なら血液型別に(有意な)差が出ないはず」と書きました。しかし、実はこの文章には問題があります。
ご承知のように、このようなデータで「F検定」を使うのは適切ではなく、通常はχ2検定を使うべきです。管理者さんからは、どうやって分散を計算するのか?といった内容の疑問・反論を予想していたのですが、なぜか何の反応もありませんね。言うまでもなく、こういうノンパラメトリックデータにはχ2検定が向いてます。もちろん、危険率5%では有意差なんか出ないので帰無仮説は棄却できません。やはり、私の主張と「整合性が取れています」ということになりますがいかがですか?
ABOFAN様
ここ数日、何度も連続して投稿なされていますので、おっしゃりたいことが多くあるのはわかります。ですが、今一度話を整理して考えましょう。
今論点として挙がっているのは、
・山下 玲子(武蔵大学 社会学部)「血液型性格判断はなぜすたれないのか 」
・「血液型性格判断の差別性と虚実性(自主企画②)」山岡重行
・「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
・「血液型性格判断の妥当性の検討(2)」白佐俊憲
――上記の研究結果や論文の論旨について、ということで、その点は双方同意できるかと思います。ここはお間違いないでしょうか?
さて、もともと上記の論文や研究発表はABOFAN様が「血液型性格診断」を”肯定”するものの論拠としてご提示いただいたものでした。これもお間違いないでしょうか?
しかし、当該論文を読んでみますと……
>血液型別に、血液型性格判断に対する知識の程度、血液型性格判断との関係性の有無、血液型正確判断の自分への当てはまりの程度、血液型性格判断の話題を行う頻度、血液型性格判断の話題への好みについて、一元配置の分散分析を行ったところ、いずれの項目においても有意な差は見られなかった。(山下玲子氏)
>②しかし, 血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群に分けると後者では有意差が見られない。このことから血液型による自己評定値の有意差は知識があり信じている人達の思い込みに過ぎないと判断できる。(山岡重行氏)
――といった記述など、「血液型性格診断」を”否定”あるいは”批判”する文脈やデータが多数みられたものでした。上記の論文等は「血液型性格診断」を積極的に支持するものではなく、その旨の指摘も行いました。
そこで、今一度確認したいのですが、ここ数日連続して投稿していただいたABOFAN様のコメントは、上記の研究に関するこちらの指摘を認めるとの意図のものなのでしょうか?それともご自身の当該論文の論旨の捉え方は妥当性の高いものとお考えで、その補足のおつもりなのでしょうか?または、それ以外に何かお考えがおありなのでしょうか?
この認識がご自身のお考えと合致しているか、という点も含めてご一考ください。
b063
ABO FAN
血液型性格診断
正直、この回答を読んで、どう反応するべきなのか悩んでいます。なぜなら、私の質問にはほとんど“回答拒否”ですし、特に統計関係については全く回答をいただいていないからです。その典型例が、山下玲子氏の記述についての次の記述です。
>>結果
>(1)血液型による血液型性格判断の知識・接触の程度・および態度について
>調査対象者の血液型はそれぞれA 型92 名、B 型59 名、O型78 名、AB 型32 名であった。血液型別に、血液型性格判断に対する知識の程度、血液型性格判断との関係性の有無、血液型正確判断の自分への当てはまりの程度、血液型性格判断の話題を行う頻度、血液型性格判断の話題への好みについて、一元配置の分散分析を行ったところ、いずれの項目においても有意な差は見られなかった
>――とあるのですがこれではABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません。
――しつこいようですが、「ABOFAN様の主張との整合性が全く取れていません。」とありますが、そもそも私が何も主張していないものに対して「整合性」云々の話になるはずがありません。その後、私のサイトの(それらしき?)データの紹介をしても反応がないので、別に原文の引用をお願いしました。しかし、これまた完全にスルーされました。スルーの理由についてもわかりません。私の再三の質問は無視、しかも元々は管理者さんからの質問であるにもかかわらず、私の回答に対しては全くの“回答拒否”です。この状態で、「上記の研究結果や論文の論旨について、ということで、その点は双方同意できるかと思います。ここはお間違いないでしょうか?」と私に質問するのはいかがなものでしょうか?
また、山下玲子氏、山岡重行氏の論文の趣旨については、過去の投稿でかなり多くを解説してきたつもりです。それらを読めば、私の主張がわからないはずはありません。また、仮にわからないとしても、その時点で質問すればいいだけの話です。しかし、なぜか投稿した時点では、私への質問はほとんどありませんでした。
もちろん、過去にこういうパターンは何回も経験しています。その多くは、①私の主張は理解しているが(都合が悪いので)理解しないフリをしている、②特定の主義主張(イデオロギー)があるので私の主張を頭から受け付けない、という場合が大部分です。しかし、管理者さんの場合には、どちらのパターンにも当てはまらないような…。大変失礼な話ですが、私の率直な感想を申し上げると、統計学自体がよく理解できていないのではないかと思います。それが典型的に現れているのが、管理者さん自身から持ち出した山下玲子氏の「F検定」の話題です。自分が始めた話に「完全スルー」というのは、統計学の基礎知識が欠けているのが理由ではないでしょうか? それも、F検定のサンプル数とF値の関係というレベルの話どころではなく、タイプ2エラーさえ知らないのではないかと、ついつい疑ってしまいます。もちろん、あえて理解しないという可能性もゼロではありませんが…。
統計学を一切使わないで、管理者さんの「上記の研究結果や論文の論旨について、ということで、その点は双方同意できるかと思います。ここはお間違いないでしょうか?」という質問に回答するのは現実的に不可能です。そして―繰り返しになりますが―過去の投稿では統計学を使って「上記の研究結果や論文の論旨」について頑張って説明したことを全く無視される、というのも非常な無力感を覚えます。私は一体どうすればいいのでしょうか?(苦笑)
あるいは、一見すると管理者さんが統計学に“無知”と感じられるのは私の勘違いで、専門レベルの「ユールのQ」「クラーメルのV」「多重比較」…なんかお茶の子さいさいだ、というなら嬉しい限りです。それなら、実に簡単に説明できますので…というか改めての説明は不要でしょう。本当はどうなのですか? 私に無力感を与えるための作戦か何かなのでしょうか?(笑)
さて、次回の投稿では、ある程度統計学がわかるものとして、管理者さんの今回の質問に対する「最低限」の回答を用意します。
b064
ABO FAN
血液型性格診断
以下は、統計学を知っている人向けの内容になります。かなり長文ですがご容赦願います。
・山下 玲子(武蔵大学 社会学部)「血液型性格判断はなぜすたれないのか 」
――この論文の論旨について再掲します。
1) したがって、今回の調査対象者は、血液型性格判断に対して相応の知識を持ってよく話題にし、血液型と性格の間には多少の関係があり、それは自身の血液型についてもある程度当てはまると信じ、そして、血液型性格判断が好きであるということが示された。
2) ところで、山下氏の「考察」として紹介されている、
>科学的根拠がないとされながら、特定の血液型(全体から見ると少数派)の人が不快感を抱くような内容を持つ血液型性格判断は、娯楽の形で人々の間で話題にのぼることが多い。そして、娯楽であるがゆえに、悪く言われている人たち自身に「これを否定する人は場をしらけさせる人である」というイメージを持たせることで、それに対する異議を出すことを躊躇させていると考えられる。その結果、それに対する肯定的な意見のみが優勢であるという見かけ上の合意が形成される。このメカニズムによって、血液型性格判断は多くの人に支持され、肯定的に評価されているものであると多くの人が信じるようになり、異議を唱える人を沈黙させることで、さらに広まっていると考えられる。
――この記述は、彼女自身のF検定の結果とは矛盾します。なぜなら、
>血液型別に、…血液型性格判断の話題を行う頻度、血液型性格判断の話題への好みについて、一元配置の分散分析を行ったところ、いずれの項目においても有意な差は見られなかった
とあり、B型が他の血液型の人より血液型の話題に不快を感じていても、「血液型性格判断の話題を行う頻度」「血液型性格判断の話題への好み」は他の血液型と同じだというのです。こうなると、『悪く言われている人たち[B型]自身に「これを否定する人は場をしらけさせる人である」というイメージを持たせることで、それに対する異議を出すことを躊躇させていると考えられる。』とは必ずしも言えないことなります。妥当な解釈は、B型は他の血液型よりストレートに不快感を感じる、ということでしょう。つまり、血液型によって感じ方、あるいは性格が違うことになります。(笑)
・「血液型性格判断の差別性と虚実性(自主企画②)」山岡重行
――この論文の論旨について再掲します。①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。②aしかし、血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群に分けると後者では有意差が見られない。②bこのことから血液型による自己評定値の有意差は知識があり信じている人達の思い込みに過ぎないと判断できる。
――①と②aの人数はほぼ同数ですから、日本人のアンケート結果ではほぼ確実に「血液型による有意差が見られる」ことになります。②bは金澤正由樹氏によって否定されています。内容については後述します。
・「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
――この論文の論旨について再掲します。
1) 最近の日本で広く普及している血液型ステレオタイプが、日本人の性格に影響し、自己成就予言として働いているかどうかを調べるために実験を行った。1978年から1988年まで、毎年無作為に選ばれた32,347人の被験者のデータを分析した。その結果、自己評定の性格でA型とB型には有意な差が見られたが、それは1984年より後のことであった。1984年には血液型に関連する話題が非常に多かったのである。このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している-少なくとも自己評定の性格では-血液型は自己成就予言として働いているが、影響の大きさには検討の余地がある。
2) もっとも、上の内容にはいくつか問題点があります。①1984年の話題の多さが出版点数のみで販売部数は考慮されない②自己成就予言の直接的な存在証明がない、です。①は明らかに妥当ではなく②は金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』で直接的に否定されています(多く知られている特性でも差が小さい場合が多く、逆に知られていないのに差がある特性もある[詳細は後述])。②の要約は拙サイトにあります。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm
・「血液型性格判断の妥当性の検討(2)」白佐俊憲
――この論文の論旨について再掲します。
その結果は、「血液型と性格とは何らかの関係がある」、「血液型によって性格特徴が異なる」、「四つの血液型には特徴的な性格傾向がある」などという説を、非常に漠然とした弱い関係のものとしてではあるが、支持するものであった。つまり、「血液型によって性格特徴が異なる」とする説を、積極的に支持しないにしても、血液型性格判断(又は血液型人間学)の可能性には肯定的な判断に立たざるを得ない結果を得たわけである。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/shirasa.htm
以下は全体のまとめです。実は、日本人の統計データであれば、必ず差が出ているのです!
このことは、血液型と性格の研究をする心理学者の間で「公然の秘密」となっています。
ですから「統計データに差がない」と正面切って主張する人は、現在ではかなり少数派となってしまいました。せいぜい、「日常性格に影響はないことは証明されている」程度でお茶を濁しているのが現状です。言い換えれば、差が出ていること自体は否定しないということになります。
理由は簡単です。
坂元氏(あるいは山岡氏)の論文の結論は、①日本人の大多数は血液型と性格の知識を持っている②自己成就現象によって自己評定の性格が血液型の影響を受けている③よって日本人の性格の自己評定のデータ(=ほとんどの心理学の研究論文)には血液型による差が見られる、というものです。このことは現在の日本人一般に適用できるはずなので、どの日本人の統計データも必ず血液型による差が出ることになります。逆に、関連リンクにある『「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)』で差が出ていないのは、質問の内容が経済的なものだけで、血液型に関するものがないからだ、と考えるしかありません(論理的には…です)。
その意味では、この「統計データに差がない」という縄田氏の論文が日本心理学会の学会誌『心理学研究』に掲載されたのは、たまたま査読者がこの「公然の秘密」を知らなかったのか、あるいは知っていながら「何からの意図」があって、あえて掲載したかのどちらかでしょう。いずれにしても、科学的だとは言えないのではないでしょうか?
ところで、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています。ところが、彼らの論文を読んでみると、その検証は間接的なもので、直接的なものではありません。私が知る限り、直接的に検証したのは金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』のみです。ここでは、その内容を簡単に紹介します。
金澤氏は、その血液型特性が知られている割合と、データの差の大きさの関係に着目しました。仮に、血液型による統計データの差が「自己成就現象」や「思い込み」によるものなら、その特性が知られていればいるほど差が大きくなるはずです。逆に、ほとんど知られていない特性なら、「自己成就」や「思い込み」は小さいので、大きな差が出ることはありません。
結果は意外なものでした。その特性が知られている割合と、差の大きさには関係がなかったのです。また、ほとんど知られていない特性でも安定した差が見られました。つまり、血液型による統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」ではなかったのです! 実際の統計データはこちらです。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm
ABOFAN様
>以下は全体のまとめです。実は、日本人の統計データであれば、必ず差が出ているのです!
このことは、血液型と性格の研究をする心理学者の間で「公然の秘密」となっています。
――他のABOFAN様の文脈から鑑みると、つまり、山下氏や他に挙げ”ていただいた”方の論文で「有意差はなかった」という結果が出たのは彼女らの実験手法に誤りがある、とおっしゃりたいのですか?でしたらなぜ、上記の方々の論文を紹介くださったのでしょうか?ABOFAN様からの情報提供ですよね?
というか、元々
>次は「社会への応用性」です。
> 血液型性格診断が社会において有効的に活用されているとはいえない。
そうでしょうか?
山下 玲子(武蔵大学 社会学部)血液型性格判断はなぜすたれないのか 日本社会心理学会 第49回大会(2008)http://db1.wdc-jp.com/cgi-bin/jssp/wbpnew/master/detail00.php?submission_id=2008-E-0208
したがって、今回の調査対象者は、血液型性格判断に対して相応の知識を持ってよく話題にし、血液型と性格の間には多少の関係があり、それは自身の血液型についてもある程度当てはまると信じ、そして、血液型性格判断が好きであるということが示された。
――と、おっしゃられているのですが……。
b065
キシリア・ザビ
血液型性格診断
 申し訳ない。どちらでもいいのだが、気になっていることを明らかにしていただけないだろうか。
 例えば私がB型だとして、いわゆるB型の特徴的な性格に「明確に」当てはまると言える可能性は何%くらいあるのだろうか。あるいは例えばO型の人間と区別できる可能性は何%くらいなのだろうか。(それは「B型の性格の特徴のどれかに依存する」というような返答は期待していない。端的に知りたい)
 それが一割や二割なら無視できるし、五割でもどうということはない。八割くらいだというのなら真面目に考えてやってもよい。
 知ってのとおり、私はあまり賢くはない。その私にわかるように「簡潔に」説明していただけないだろうか。(400文字…でなくてもせめて800文字以内くらいで──いわゆる「梗概」ってそんなものだろうし)
キシリア・ザビ様
ご投稿ありがとうございます。
本研究での「評定」は総評にある通り、能見氏を起源とし、現在一般に広まっている「血液型性格診断」なるものに関しては懐疑的な立場をとっております。ただし、血液型と医学や疫学的な観点にまで視野を広げると、将来の予測性はそれほど低くはないのではないか、というのが暫定的な見解です。
まぁザックリと誤解を恐れずに言いますと、今信じられている「血液型性格診断」はウソですが、ABO式血液型には侮れない一面がある、といったところです……。
余談ですが、「血液型性格診断」の投稿ページは少々「荒れて」おり、閲覧された方々で不快な思いをされた方がいるかもしれません。管理者としてお詫びいたします。申し訳ありません。
b066
ABO FAN
血液型性格診断
管理者さんは、おそらく本気で書いているということでしょうか…。
>――他のABOFAN様の文脈から鑑みると、つまり、山下氏や他に挙げ”ていただいた”方の論文で「有意差はなかった」という結果が出たのは彼女らの実験手法に誤りがある、とおっしゃりたいのですか?でしたらなぜ、上記の方々の論文を紹介くださったのでしょうか?ABOFAN様からの情報提供ですよね?
――山下玲子氏の論文で差が出ない理由は、過去に再三書いたとおりです。
1) 通常のデータでは、χ2検定やF検定を使った場合、「血液型による有意な差」を検出するためには「最低でも数百人」程度のサンプルが必要です。山下玲子氏のサンプルは「261人」ですので、そもそも差が出る可能性は非常に低いです。
2) 「血液型による有意な差」を検出するためには、上の1)の条件に加えて、大きな差が出る「有名な特性」についての質問である必要があります。山下玲子氏は「有名な特性」についての質問はしていないので、差が出なくとも特に不思議ではありません。
この1)2)については、統計学を理解している人なら、わざわざ私などに質問するような面倒なことは不要です。自分で「能見正比古氏」などのデータを使って計算すればわかることです。が、管理者さんは統計学の基本が理解できない―少なくとも表面上は理解できない態度を取っている―ので、残念ながらここに書くだけ無駄でしょうか…。
3) 上の1)2)の条件を満たしている、坂元氏、山岡氏、白佐氏のデータでは、全て「統計的に有意な差」が見い出されています。逆に1)の条件しか満たしていない縄田氏のデータでは差はありません。
キシリア・ザビさん、はじめまして。私でよければお答えします。
>例えば私がB型だとして、いわゆるB型の特徴的な性格に「明確に」当てはまると言える可能性は何%くらいあるのだろうか。
質問項目によりますが、通常は半分程度です。これは、現実のデータで裏付けられているものです。例えば、渡邊席子氏(※)によると「個人が持っている信念のうち、通説と一致しているのは4~5割であり…」とあります。もっとも、「有名な特性」ではこれ以上のものもありますが、数は少ないです。
※渡邊席子(1994年)血液型ステレオタイプ形成におけるプロトタイプとイグゼンブラの役割 社会心理学研究 第10巻第2号 p.77~86 http://ci.nii.ac.jp/naid/110002785240
>あるいは例えばO型の人間と区別できる可能性は何%くらいなのだろうか。(それは「B型の性格の特徴のどれかに依存する」というような返答は期待していない。端的に知りたい)
これは意外と低いです。実際に計算してみると(もちろん、やり方や質問項目によりますが)せいぜい50パーセント程度です。これは、私の実感とも一致します(苦笑)。参考までに私の計算結果は次のとおりです。
[血液型と性格]の謎を推理する なぜ人の血液型を当てることができないのか? http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/mystery.htm
そういう意味では「どうということはない」レベルであることは確かです(笑)。逆の言い方をすれば、普通に話題にしても大した問題にはならないので、いわゆる“差別”には程遠いものだと(個人的には)思っています。これについても、山下玲子氏のように現実のデータはありまして、
山下 玲子(武蔵大学 社会学部)血液型性格判断はなぜすたれないのか 日本社会心理学会 第49回大会(2008)http://db1.wdc-jp.com/cgi-bin/jssp/wbpnew/master/detail00.php?submission_id=2008-E-0208
したがって、今回の調査対象者は、血液型性格判断に対して相応の知識を持ってよく話題にし、血液型と性格の間には多少の関係があり、それは自身の血液型についてもある程度当てはまると信じ、そして、血液型性格判断が好きであるということが示された。
他にご質問があればご遠慮なくどうぞ。私でよろしければ喜んでお答えしますので。どうかよろしくお願いします。
ABOFAN様
>1) 通常のデータでは、χ2検定やF検定を使った場合、「血液型による有意な差」を検出するためには「最低でも数百人」程度のサンプルが必要です。山下玲子氏のサンプルは「261人」ですので、そもそも差が出る可能性は非常に低いです。
――この「最低でも数百人」程度のサンプルが必要、というのは何が根拠となっている理論なのでしょうか?おそらく「統計学」とおっしゃりたいのでしょうが、統計学では”何を測定したいのか”によって有効である(誤差の少ない)標本サンプル数も異なる、と考えるのが一般的ですよね。「血液型性格診断」には「”最低でも”数百人必要」というのは、何が根拠となっているものなのでしょうか?また、山下氏の「261人」は厳密に言えば”数百人”という基準を満たしているように思えるのですが……。
b067
ABO FAN
血液型性格診断
管理者さんから、“荒れている”というコメントをいただいたので、事実のみ指摘させていただきます。
このサイトは非常に誤記や説明不足の点が多いのが特徴です。一例を挙げれば、
>語句説明 A、B、Oとは遺伝子を意味しており、メンデルの遺伝法則にしたがって個人を標識する抗体である。そのため、AAまたはAOの組合せでA型に、BBまたはBOの組合せでB型に、OOの組合せでO型に、ABの組合せでAB型になる。
――1)「抗体」は「抗原」の誤りです。2)一般にA、B、O型は「表現型」と「遺伝子型」の両方に使われますが、上の文章には「表現型」の解説がありません。なお、O型はA、B型に対して劣勢であり、単純なメンデルの法則に従うのではなく、複対立遺伝子を構成しています。
また、次の2つの文章は矛盾しています。
>語句説明 血液型性格診断言説では、上記の血液型の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している。
>データの再現性 血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
――「語句説明」と「データの再現性」の2つの項目で、「血液型性格診断」に対する説明がこれほど違う(全く正反対)の記述をするというのでは、少なくとも科学的とは言えないでしょう。
キリがないのでこの程度にしますが、このような「誤記」などについては、私が何回指摘してもほとんど“回答拒否”であり、現在までサイトの内容に特に何の修正もされていないようです。詳細については、過去の投稿と回答をご覧になればわかります。
余談ですが、
>今信じられている「血液型性格診断」はウソですが
――この文章では「ウソ」の根拠がはっきりしません(「科学的」ではない)ので、どうか根拠となる文章の例示をお願いします。
失礼しました。
ABOFANさん
ご指摘いただいた誤記、誤植を確認し、訂正しました。ご指摘ありがとうございます。
なお、「表現型」などの解説は本論の主旨との関連性は低いと判断いたしましたので省略させていただきます。
b068
ABO FAN
血液型性格診断
管理者さんへ
>――この「最低でも数百人」程度のサンプルが必要、というのは何が根拠となっている理論なのでしょうか?
――さすがに、この回答には少々ムッとしました。過去に何回も説明しているのですが、ご要望ですのでしつこく再掲します。かなり失礼な言い方になりますが「読解能力」以前の問題ではないですか?
まず、山下氏のデータがタイプ2エラーであることについてです。前回紹介した山岡氏の6660人のデータのうち、彼の著書「ダメな大人にならないための心理学」p49-52には、1999年に調査したデータを統計的に検定した結果が紹介されています。サンプル数は1300人で、全質問28項目中7項目で有意な差があります(最大のF値は7.816なのでp<0.0001で有意)。では、血液型による差が同じだと仮定し、サンプル数を山下氏と同じ261人(約1/5)に減らして再計算してみます。F値はサンプル数に比例するので、最大のF値は7.816÷5=1.569[正確には7.816×261÷1300]となり全28項目のいずれも有意差は検出されません。あるいは、p<0.05で有意とするなら、400人程度以上のサンプルが必要となります。よろしいですか?
――なお、この私の説明に対しては、管理者さんから、次の“回答”をいただいていますので、参考までにお示ししておきます。
>専門用語、業界用語を並べたてられるのも結構ですが、まずは論文、あるいは文献を”精確”に”読む”ということを心がけてみてはいかがでしょうか。
b069
キシリア・ザビ
血液型性格診断
 ふむ。
 せいぜい五割ということは、まあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦、と同じくらいのレベルか。
 ニュータイプとは比較もできぬな。
 どちらにしても、私にとっては今後、気にしなくともよい程度だということはよく分かった。
 貴重な情報提供、感謝する。
b070
ABO FAN
血液型性格診断
丸3日が経過しましたが、その後いかがでしょうか? さて、前回はケーススタディのみのだったので、今回は統計用フリーソフトであるEZRを使って計算してみました。参考文献は平井明代氏の「統計:検定力分析」です。http://www.u.tsukuba.ac.jp/~hirai.akiyo.ft/meeting13.files/SLAA_5_16%28withoutimage%29.pdf
平均値差・標準偏差などの仮定は、山岡重行氏のデータ(ダメな大人にならないための心理学 pp49-52)を参考として、次のとおりとしました。
平均値の差=0.3/標準偏差=1/α=0.05(タイプ1エラー=危険率)/β=0.8(タイプ2エラーにならない確率=検出力)/両側検定
話を簡単にするため、便宜的に4つの血液型の比率は同じものとし、「ある血液型」と「他の血液型」の2群の平均の差で計算することにします。この条件でEZRを使って計算してみた結果、必要なサンプルサイズは117+351=468人と「数百人」ということになりました。参考までに、以下はEZRの計算結果の抜粋です。[> SampleMean(0.3, 1, 0.05, 0.80, 2, 3 ) ]
仮定:2群間の平均値の差 0.3/標準偏差 1/αエラー 0.05/両側検定/検出力 0.8/N2とN1のサンプルサイズの比 3→必要サンプルサイズ:N1 117/N2 351
逆に、サンプルサイズを261人とした場合は、検出力は0.554となりますから、ほぼ半分は差が検出できないタイプ2エラーということになります。[> PowerMean(.1, 1, 0.05, 65, 2, 3.01538461538462 ) ]
2群間の平均値の差 0.3/標準偏差 1/αエラー 0.05/両側検定/サンプルサイズ N1 65/N2 196/検出力 0.554
現実には、平均値の差=0.3はほとんど「最大」のケースなので、「普通」にあるような平均値の差=0.1で計算してみると、検出力は0.104となり、ほぼ10回に1回しか差が検出できないという結果になりました。これで納得していただけましたでしょうか?
閑話休題。以前はRでコマンドを直接を入力していたので面倒だったのですが、EZRでは随分と簡単になったものです(笑)。
仮定のミスや計算違いなどがあればご指摘ください。
ABOFAN様
先の山岡重行氏のデータについてですが、氏が主張したかった文脈とは全く違う解釈をABOFANさんは得られているように思います。下リンク先の「ダメな大人にならないための心理学」の書評を一度ご覧ください。
http://ci.nii.ac.jp/els/110002785191.pdf?id=ART0003124059&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1431039074&cp=
また、誤解される恐れがあるのでここまでこの話題は控えておりましたが、統計的データの「有意差」と「効果サイズ」は別の話であることはご存じでしょうか?
b071
ABO FAN
血液型性格診断
管理者さんへ
回答ありがとうございます。では、特に反論のなかった次の3つの論文の解釈については、私に同意したものと判断しますのでよろしくお願いします。
山下 玲子(武蔵大学 社会学部)「血液型性格判断はなぜすたれないのか 」/「血液型性格判断の差別性と虚実性(自主企画②)」山岡重行/「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
もし、同意していないということであれば、お手数でも再度の意思表示をお願いします。
>ご指摘いただいた誤記、誤植を確認し、訂正しました。ご指摘ありがとうございます。
――早速の訂正ありがとうございました。しかし、なぜか次の「血液型性格診断」の定義部分は基本的に直っていませんね。
>また、次の2つの文章は矛盾しています。
>>語句説明 血液型性格診断言説では、上記の血液型の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している。
>>データの再現性 血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
管理者さんは、どちらが“本当”の「血液型性格診断」言説の主張と捉えているのでしょうか? 私がわざわざ強調するまでもなく、ここが議論の最重要なポイントとなりますよね。ですので、管理者さんの次の記述
>今信じられている「血液型性格診断」はウソですが
の「ウソ」である根拠が未だにはっきりしません。そもそも定義が曖昧なら「ウソ」とは断定できないでしょうから…。
もっとも、過去に何回こういう質問をしても、管理者さんは毎回“回答拒否”という結果となっているので、今回はちょっと趣向を変えて進めることにします。それは、管理者さんの過去の発言から管理者さん自身の主張を明確化するというものです。もちろん、この方法は科学的論争としてはかなり変則的です。しかし、冒頭にあるように、管理者さんの「血液型性格診断」言説の定義が曖昧であるため、他に適切な方法がないのでやむを得ないと考えます。繰り返しになりますが、「疑似科学とされるものの科学性評定」をするのに、肝心の「疑似科学=血液型性格診断」言説の定義が曖昧、というのは本来おかしいので…よろしいでしょうか?
さて、管理者さんの主張について書く前に、まず管理者さんの現状や前提について整理することにしますね。
>先の山岡重行氏のデータについてですが、氏が主張したかった文脈とは全く違う解釈をABOFANさんは得られているように思います。下リンク先の「ダメな大人にならないための心理学」の書評を一度ご覧ください。 http://ci.nii.ac.jp/els/110002785191.pdf?id=ART0003124059&type=pdf&lang=jp&host=cinii&order_no=&ppv_type=0&lang_sw=&no=1431039074&cp=
――なぜか原文の引用がないので、このリンクで該当すると思われる部分を次に引用します。違うのであればお手数でもご指摘ください。
>第二夜(第二章)、第三夜(第三章)では、思いこみや間違いの形成とそれが引き起こす現象について、偏った情報・ステレオタイプ・偏見・差別、詐欺といった問題へ発展していく可能性を指摘している。まず、血液型による性格診断による性格診断の誤り、根拠のなさを実証的研究によって説明し…
次に、山岡氏の主張したかった「文脈」についてです。以前に何回も紹介しましたが、念のため再掲します。
>①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。②aしかし、血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群に分けると後者では有意差が見られない。②bこのことから血液型による自己評定値の有意差は知識があり信じている人達の思い込みに過ぎないと判断できる。①と②aの人数はほぼ同数ですから、日本人のアンケート結果ではほぼ確実に「血液型による有意差が見られる」ことになります。
実際の山岡氏のデータ、例えば「だめな大人にならないための心理学」のp48にも、「28項目のうち血液型による差が見られたのは全体[血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群の合計]で8項目」とあります。従って、1)山岡氏の「文脈」による解釈 2)ご紹介の書評 3)私の解釈は、少なくとも「統計データに有意な差があるかどうか」に限ってはすべて一致しています。なぜそれが「氏が主張したかった文脈とは全く違う解釈」になるのか、全く理解に苦しむというのが私の正直な気持ちです。繰り返しになって恐縮ですが、過去にこういう「回答」をすると、多くは管理者さんから何の反応もありません。それらが、私が出した質問ならまだわかります。しかし、管理者さんからの質問に対して、私の回答のほとんどが「無視」される、という事実は「科学的論争」として到底承服できるようなものではありません。そこで、少々勝手ではありますが、今回は管理者さんから何も回答がなければ、私の主張に「同意」されたということで進めますので、予めご了承くださるようお願いします。
>また、誤解される恐れがあるのでここまでこの話題は控えておりましたが、統計的データの「有意差」と「効果サイズ」は別の話であることはご存じでしょうか?
――この質問は意味不明です。そもそも、「有意差」と「効果量」(一般的には「効果サイズ」ではなく「効果量」を使うようですが…)は、そもそも混同しようがありません。例えば、前回の私の投稿なら、「効果量」は0.3(=平均値の差)÷1(=標準偏差)なのでd=0.33が得られます。この得られた結果をt検定の数値に当てはめると、効果量は「小」(d=0.2)と「中」(d=0.5)の間となりますよね。あるいは、相関係数rで判断するなら、ユールのQやクラーメルのVを使ってもほぼ同じ結果になります(もし違うというなら、ぜひ計算結果をご提示ください)。つまり、どう頑張ってみても「有意差」と「効果サイズ」は“誤解”されるような性質のものではありません(笑)。そもそも、「効果量」の計算は、私のサイトで「普通の質問では、効果量(effect size)はせいぜい中程度」といったように、既に紹介済みのものですし…。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/relation.htm
キシリア・ザビさんへ
>せいぜい五割ということは、まあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦、と同じくらいのレベルか。ニュータイプとは比較もできぬな。
――いやぁ、年代がわかりますね(笑)。おそらく、管理者さんはこのギャグは理解できないでしょう…。余談ですが、私は“ニュータイプ”でありませんが、ニュータイプレベルの達人も存在しているそうです。どうやって当てているのでしょうね? なお、たまに特定の血液型にだけ当てはまるという特徴が現れたときなら、私でも「八割くらい」は当たりますが、そういう場合は残念ながら少ないです。これについても、ある程度データに基づいて説明できますので、もし興味があるなら、そうおっしゃってください。
>どちらにしても、私にとっては今後、気にしなくともよい程度だということはよく分かった。
――ありがとうございます。重々ご承知かと思いますが、「せいぜい五割」は「私の勝手な判断」とは全く関係ありません。能見正比古氏などの「血液型性格診断」のデータに基づいて「機械的」に計算するとそうなる、というだけの話です。ですので、特に感謝されるようなことではありません。どうかお気になさらないようお願いします(笑)。
長文失礼しました。
ABOFANさん
>特に反論のなかった次の3つの論文の解釈については、私に同意したものと判断しますのでよろしくお願いします。
--??”解釈”されるのは結構ですが、論文に書かれている論旨とABOFANさんの”主張”には大変な乖離があります、とご指摘さしあげたのですが??
>また、次の2つの文章は矛盾しています。
>>語句説明 血液型性格診断言説では、上記の血液型の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している。
>>データの再現性 血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
管理者さんは、どちらが“本当”の「血液型性格診断」言説の主張と捉えているのでしょうか? 私がわざわざ強調するまでもなく、ここが議論の最重要なポイントとなりますよね。
--補足が必要かもしれません。まず「語句説明」とは血液型性格診断の一般的な”概念定義”を端的に述べたものであり、「データの再現性」とは実証実験における再現性についてのべております。少々誤解を招く記述であることに間違いはないのですが、血液型性格診断の”概念定義”と”実証実験における再現性”の記述でありますので両者は矛盾しないものと考えます。というか、「データの再現性」ではそのあとに、
>血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の再現性で診断を行えるか」を明言してないことである。そのため、「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」と言い訳ができてしまう。このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
--と、このように書いています。行間や文脈を読んでいただかなければわからない記述なのは確かで申し訳ないのですが……。
しかし、たとえばABOセンターページにおいて、
【血液型10の心得】
1. 血液型の先入観で人の性格を決めつけることなく活用しよう。
2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。
3. 血液型の特性の違いは、努力の方向性を知る手がかりとしよう。
4. 血液型で相性の良し悪しはない!互いの努力のポイントを知る手がかりとしよう。
5. 血液型は人の善悪を言うものではなく、機能や特性の違いだと理解しよう。
6. 血液型だけで能力は決まらない!当然だが誰にでも全ての可能性があると知ろう。
7. 血液型は人の好き嫌いに利用するものではない。気質の違いを認める器を持とう。
8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。
9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。
10. 血液型の違いを知ることは、人間同士の真の共通性を確認することだと理解しよう。
--このような記述が見受けられます。仮にこれを血液型性格診断の”概念定義”の標榜とするならば、これ、8とほかの項目、明らかに矛盾してますよね?ABOFANさんが「語句説明」と「データの再現性」の記述に矛盾があると思われたのならば、それはまさに血液型性格診断自体に矛盾があるということを自らお認めになったということかもしれませんよ?
>この質問は意味不明です。そもそも、「有意差」と「効果量」(一般的には「効果サイズ」ではなく「効果量」を使うようですが…)は、そもそも混同しようがありません。
--これについてですが、ネット上で以下のような動画を見つけました。作成者は知りませんし、ここで言われているABOFANという方があなたと同一かどうかも判別不明であり、少々悪意のあるものでもありますが、とりあえずこの動画がABOFANさんのおっしゃりたいことに対して”正解”なのか”不正解”なのかお教えください。
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4978878
ファーストガンダムネタで盛り上がるのも結構ですが…
b072
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。では、順にコメントして行きます。
>>特に反論のなかった次の3つの論文の解釈については、私に同意したものと判断しますのでよろしくお願いします。
>--??”解釈”されるのは結構ですが、論文に書かれている論旨とABOFANさんの”主張”には大変な乖離があります、とご指摘さしあげたのですが??
――直球を投げるとかわされる(苦笑)ようなので、今回はやや別の方向からボールを投げてみます。次の文章は、山本七平氏の『ある異常体験者の偏見』p132 聖トマスの不信からの引用です。
>「事実論」は思想・信条には関係ないから、「事実論」を思想・信条を基にして批判してはならない――という原則は、やはり新約聖書の時代からあるのだと思う。というのは「トマスの不信」という面白い話が出てくるからである。/「イエス・キリスト復活伝説」を知らない人はいないであろうし、今でも世界の多くの国で復活祭が祝われている。/ところが、イエスが処刑されて数日たって「イエスは生きかえった」という噂が広まり、それを「事実」とするムードが盛りあがったとき、弟子の一人であるトマスが言った、「私は(イエスの)その手に(十字架に釘づけされた)釘あとを見、自分の指をその釘あと(の穴)にさし入れ、自分の手をそのわきにさし入れて(槍でつかれたあとを調べて)みなければ、決して信じない」と。
>――非常に面白いことに、聖書は、このトマスの態度を少しも非難していないのである。/彼らにとっては、そう思ったら、そういうのが当然なのである。/まして、「そんなことを言うやつは、イエスの弟子とは認めない」といったり、やれ不敬だの、不信仰だのといった罵詈讒謗を加えた、などという記録は全くなく、淡々と、これまたそう書いてあるだけである。
ご存じのように、トマスはキリスト教圏ではポピュラーな名前であり、有名なトマス・エジソンのファーストネームも、この聖トマスのように正直であれという親の思いが込められています。私はキリスト教徒ではありませんが、今までの投稿の目的はこの「聖トマスの不信」のとおりです。統計データに血液型による差があるかどうかは、「血液型性格診断」の肯定・否定の立場とは何の関係もありません。同様に、「論文に書かれている論旨」や「ABOFANさんの“主張”」とも直接の関係はありません。論文の論旨がどうだろうが、私は単に「統計データに血液型による差がある」事実を事実として提示しているだけであり、それ以外の意図はないのです。念のため、前回の私の投稿を再掲しておきます。
>実際の山岡氏のデータ、例えば「だめな大人にならないための心理学」のp48にも、「28項目のうち血液型による差が見られたのは全体[血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群の合計]で8項目」とあります。従って、1)山岡氏の「文脈」による解釈 2)ご紹介の書評 3)私の解釈は、少なくとも「統計データに有意な差があるかどうか」に限ってはすべて一致しています。
繰り返しになりますが、1)2)3)は全て「山岡氏のデータには血液型により統計的に有意な差が見られた」ですから、管理者さんのおっしゃるように「論文に書かれている論旨とABOFANさんの“主張”には大変な乖離」があるとなぜ解釈できるのか―トマスの不信ではありませんが―私には全く理解できません。
>「語句説明」とは血液型性格診断の一般的な”概念定義”を端的に述べたものであり、「データの再現性」とは実証実験における再現性についてのべております。
――前者はそのとおりでしょう。しかし、後者の後半部分はそうではありません。念のため、該当部分をもう一度引用します。
>語句説明 血液型性格診断言説では、上記の血液型の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができると主張している。
>データの再現性 血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
前者では、血液型性格診断の主張は「客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることができる」とあります。しかし、後者の後半部分には『この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してない』とあり、この部分は「実証実験における再現性」とは特に関係がありません。よって、明らかにこの「語句説明」と「データの再現性」の記述は矛盾することになります。よろしいでしょうか?
>しかし、たとえばABOセンターページにおいて、…8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。…仮にこれを血液型性格診断の”概念定義”の標榜とするならば、これ、8とほかの項目、明らかに矛盾してますよね?
――これは「血液型人間学」を正確に理解しているとするなら、特に矛盾する記述ではありません。性格の分類基準としては、心理学の性格検査(=自己報告)のような「主観的」なものは適切でなく、自然科学的に決定できる血液型なら「客観的」だから妥当だという意味です。今回は残念ながら発見できなかったのですが、過去のABOセンターのサイトには「血液型物質は、人間を含めた生物全ての、材質の違いを示している、今のところ唯一とも言える客観的な基準です。」といった説明が掲載されていました。能見正比古氏の『血液型人間学』シリーズにも同じ趣旨の説明がありますので、参考までに付記しておきます。
以上のことから、率直に申し上げると、管理者さんが「血液型性格診断」をきちんと理解しているのかどうか、私はかなり大きな疑問を持っています。
ところで、ご紹介の動画の作者であるKumicitさん(当時)は、血液型で使うようなノンパラメトリック検定を正確には理解していませんでした。理解できないものを批判するといった大それたことは、小心者の私には到底真似できるものではありません(苦笑)。詳細は次の私のブログをご覧ください。
面白いブログ「忘却からの帰還」の間違いを発見!(続々々々) http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2008-10-24-1
余談ですが、過去に何回も統計ネタを管理者さんに振ったところ、現在まで見事に全部スルー(!!)されました。ですので、管理者さんは統計が大の苦手な純粋な文系なのだと勝手に推察しています。まともな議論で、流石にここまで全部スルーされた経験はほとんどない(kikulogの菊池さんぐらい?)ので…。
またまた余談ですが、最近読んだ山口周氏の『外資系コンサルの知的生産術』に、こんな話が紹介されていました。トップクラスのMBAを持っている才媛が入社したときのエピソードなのだそうです。
「だって、○○先生は、この分野の世界的な権威で、すごく尊敬されているんです。その先生がそういうんだから間違いありません」→「いや、その先生が高名かどうかはどうでもよくて、君自身はどうしてこれが正解だと思ったのか、その根拠を聞きたいんだけれど…」…(以下、繰り返し・笑)
『血液型人間学』の提唱者である能見正比古氏は東大工学部卒です。彼の学歴だけ見れば「権威」と言えないこともないですが、実際には本人も周囲も全くそう思っていませんでした。これに対して、管理者さんにとって心理学者は「権威」かもしれませんが、私は心理学者やその論文の多くは「権威」ではありません(特に日本語の論文は間違いが多くて…苦笑)。今後もあくまで、「聖トマスの不信」で行くつもりです。どうかよろしくお願いします。
長文大変失礼しました。
【追伸 文字化けの可能性があるので、恐縮ですが再度投稿します】
ABOFANさん
前半の「トマス」云々は正直何がおっしゃりたいのかよくわかりません。が、これって、これまでのABOFANさんのご発言で多かったように、ご自身へのブーメランではありませんか?笑
後半の「語句説明」と「データの再現性」の記述に関するご指摘は、一度改訂しておりますのでもう一度よくお読みください、としか言いようがありません。しかし、当該箇所は議論の文脈全体の本質的な問題、というよりはテクニカルな意味(修辞的な表現)の問題に近いものですので、どうしても納得いかない、とおっしゃられるのであれば再度改訂いたします。
最後に、ABOFANさんにこれだけはお答えいただきたいのですが……。
これまでABOFANさんは再三、
>これは「血液型人間学」を正確に理解しているとするなら、特に矛盾する記述ではありません。
――といった文脈、特に「血液型人間学を正確に理解している”なら”」といったことを述べられております。
では、「正確」な「血液型人間学」の「理解」とはどのようなものなのか、”ABOFANさん”のお言葉でご説明いただけますでしょうか?繰り返しますが、ABOFANさんのお言葉、お考えで結構です。このことは以前、菊池誠先生がどこかのウェブサイトでご指摘されておりましたことでもあります。
どうか、ABOFANさんがおっしゃる「血液型人間学」の「正確な理解」とは、果たしてどのようなものなのか……、”ABOFANさんご自身”のお考えを最初の「立論」段階から(何でしたら本研究の評定に照らし合わせてでも結構です)お聞かせください。
b073
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿から3日足らずですが、まだ掲載されていないところを見ると、最近の管理者さんはお忙しいのでしょうか? もちろん、咎め立てするつもりは毛頭ありませんので、気にしないでください。
さて、今回の2015.5.13付け更新情報で大変驚いたのは―見落としでないとすれば―新たな共同研究員として、信州大の菊池聡教授が加わったことです。私が非常に気になっているのは、2005年頃を境にして―少なくとも統計データについては―彼の主張が正反対になったように見えることです。具体的には、血液型によって統計データに差が出ていることを“事実上認めてしまった(?)”ような内容の文章が散見されます。
《以前の主張》現実の統計データを分析しても血液型による差は認められない→血液型と性格には関係がない
《現在の主張》具体的な統計データや数値には一切触れない(=血液型性格論者が言うような「診断力のある差異はない」)→「診断力のある差異はある」のかどうかについては“回答拒否”
念のため、以前の主張の典型である月刊『百科』(1998年 不可思議現象心理学9 血液型信仰のナゾ-後編)から引用します。
>ただ、最近は血液型性格判断を撲滅しようという意識ばかりが先走って、適切でない批判をする人も散見される。/…「A型なのに、ぜんぜん凡帳面じゃない人はいっぱいいる」というように、血液型性格学に対する反証例を挙げる批判法。これも「身の回りの人が当てはまるから信じる」というのと同じ誤った考え方である。血液型学に限らず、おおよそすべての性格理論は統計的なものであって、集団全体の傾向としてしかとらえられない。たとえば筋肉を使った運動能力は女性よりも男性の方が優れていることに誰も異論はないと思うが、それでも特定の男性を取り上げれば、平均的な女性より力が弱い人はざらにいるだろう。
>必要なのは個々の事例ではなく、統計的な事実なのである。/いずれにせよ、血液型性格判断はなぜ虚偽なのか、これは提唱者が言うような性格の差が、現実に信頼できる統計データとして見あたらないという点につきる。
しかし、彼の現在の主張には、具体的な統計データや数値は「一切」登場しません。例えば、彼が講師を務めた放送大学「錯覚の科学('14)」テキストでの血液型性格判断の記述、そして授業としての放送が典型です。
余談ですが、2014年7月28日9時からの放送大学「錯覚の科学('14)」第13回「科学的思考と錯覚」では、初回に放送された血液型性格判断の批判部分に間違いがあり、訂正放送になりました。初回の放送は2014年7月4日16時からでした。差し替えになった部分は、大村政男さんの「ラベル付け替え」の実験です。
この実験は、別の血液型の特徴を、その血液型と言って示すと信じてしまうので、血液型と性格が関連する「科学的な根拠はない」というものです。初回の放送では、パネルによる説明で、本当の特徴のO型とAB型が逆になっていたのです。単純ミスなのだろうと思いますが、誰も気が付かなかったのでしょうか? 訂正放送では、この「ラベル付け替え」の実験の説明が全て削除されてしまいました。全部削除する必要はなかったのではないかと(私は)思うのですが…。
ということで、虫のよいお願いで大変恐縮ですが、管理者さんから菊池聡氏本人に、上の私の説明どおり彼の主張が変化したことを確認できるとすれば、相当議論が進展すると思います。お手数ですが、どうぞよろしくお願いします。
ABOFANさん
現在多忙のため、コメントへのレスポンスに少々時間がかかっております。ご迷惑をおかけします。
そのため、順序を変更して、先にこちらのコメントに回答いたします。
菊池聡先生には本研究の共同研究員として名前を頂戴しております。ABOFANさんの放送大学の講義に関する疑問について、軽々に確認しておきます、という約束をとりつけるわけにはいきませんが、このコメントは今後も一切触らずに掲載しておきますのでひとまずはそれでご容赦ください。
b074
ABO FAN
血液型性格診断
以前の投稿がなかなか掲載されないようですが、次々に疑問が沸いてきましたので投稿を続けます。どうかよろしくお願いします。
さて、今回の更新で新たに参考文献として加わった、信州大学菊池聡教授の「なぜ疑似科学を信じるのか」には、非常に“奇妙”な記述が見受けられます。具体的には、次のp143の文章です。
>性格理論や調査法について専門的な訓練を受けた研究者が、それなりに実績のある複数の方法で、多方面から独立に調査した結果、軒並みに[統計的に有意な差が]何も出ないのである。
その「何も出ない」例として、p143には―このサイトの参考文献にある―松井豊氏(1991)の「血液型による性格の相違に関する統計的検討」が取り上げられています。ここまではまだ理解できます。ところが―何と驚くべきことに―p154には真逆の「統計的に有意な差が明確に出た」研究が堂々と紹介されているのです! それは、このサイトにも紹介されている、坂元章氏(2004)の「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」のベースとなった日本語の論文です(内容は2004年の英語版とほぼ同です)。
p154から引用しておくと「1978年から88年まで間に、A型の人は自分がA型的な性格と回答するようになり、一方でB型の人はわずかながら自分をB型的な性格だと回答する傾向が徐々に強くなってきたことを明らかにした」のだそうです。実は、以前にこの点を菊池教授に質問したことがあり、その当時は松井豊氏と坂元章氏の結論が“矛盾”していることは菊池教授自身も認めていました。こうなると、菊池教授の思考回路は全く理解不可能です…。
更に奇妙なことに、菊池聡教授はp159で山岡重行氏の主張も取り上げています(テレビ番組が増幅させる血液型差別 心理学ワールド2011年 http://www.psych.or.jp/publication/world_pdf/52/52-5.pdf)。この「心理学ワールド」の記事には、山岡氏自身の著書や論文も紹介され、当然のことながら、それらは「血液型性格判断はマスコミ情報に影響された思い込み」であるから「統計的に有意な差が明確に出た」という内容となっていました。なお、山岡重行氏の主張については、既に何回も書いているのでここでは省略します。
では、菊池聡教授は坂元氏や山岡氏の論文の内容を知らなかったのでしょうか? いや、「軒並みに何も出ない」とありますから、その可能性は極めて低いはずです。あるいは、山岡氏は「性格理論や調査法について専門的な訓練を受けた研究者」ではない(失礼!)ということでしょうか? それなら、そもそも菊池聡教授が山岡氏の研究を紹介することはあり得ません。こうなると―あまり考えたくはありませんが―最も可能性が高いのは、菊池聡教授が意図的に“ウソ”を書いていたということです。私には、他にうまい説明が見つかりません…。管理者さんはこの点についてどう思われますか?
失礼しました。
ABOFANさん
これは”自己成就”のことを指しているのだと考えられます。
つまり、能見氏の本が流行りすぎた「から」、血液型に対するステレオタイプが社会的に「広まり」、その人の本来の「性格」「気質」(この語がそもそも何を指すのか不明ですが)に影響を与え、「自己成就」につながった、ということです。
これは先の論文に対する解釈のところでもご指摘差し上げたはずですが……。
b075
ABO FAN
血液型性格診断
信州大学の菊池聡教授が共同研究者に加わったことで、俄然やる気が湧いてきました。少々厚かましいお願いですが、以前に未回答だった質問も含め、どうか回答のほどよろしくお願いいたします。
さて、前回の投稿では、菊池聡教授が「統計データは説明しない」ようにしているのかもしれない(?)という疑問を呈示しました。興味深いことに、これと同じ傾向が「この疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の参考文献にも見られます。具体的には、小塩真司氏の『性格を科学する心理学のはなし―血液型性格判断に別れを告げよう』(2011年出版)です。
この本では、血液型と性格を否定するため、小塩氏はわざわざ1章(終章 血液型から性格を判断できないのはなぜか?)を割いて詳しく説明しています。
終章は147ページからあるのですが、いくら読んでみても―少なくとも私には―否定の根拠が不明でした。特に、氏の以前2冊の著書にあった統計的な分析は、見事に“消滅”してしまったようです。理由は不明ですが、何か都合が悪いことでもあったのでしょうか? 更に奇妙なことに、この本では、否定の根拠を探してはいけないような雰囲気(?)の記述も見受けられます。
>ときどき、「心理学では血液型と性格の関係を調べないのですか?」ときかれることがあります。しかし現在は、直接的に遺伝子と性格との関連すら調べることができるようになっているのです。なぜ今さら、血液型との関連を調べなければならないのでしょうか?(152ページ)
「なぜ今さら、血液型との関連を調べなければならないのでしょうか?」とまで言いきってしまうとは…。まさかとは思いますが、統計データを詳しく調べると、血液型と性格に関連があるという“不都合な真実”が発見されてしまうとでも言いたいのでしょうか?(笑)
不思議なことに、以前の氏の主張は全く逆でした。彼の以前の著書『はじめて学ぶパーソナリティ心理学』と『あなたとわたしはどう違う?』にあるとおり、きちんとした論文、そしてその論文にある統計的根拠を示して“血液型性格判断”を否定しています。
念のため、この本から削除されてしまった(?)統計データの説明を引用しておきますね。
■小塩真司氏『はじめて学ぶパーソナリティ心理学―個性をめぐる冒険』(2010年出版)
第9章 あなたは人を分類しているか(1) ――血液型性格判断の歴史
2.血液型性格判断の復活 (2) 実際にデータをとると 1970年代に再び血液型性格判断が世の中に広まったことから、心理学者たちも、実際にデータをとって関連が本当に存在するかどうかを検討するようになりました。科学的な態度というものがどのようなものであるべきかについては、すでに述べたとおりです。多くの研究者が納得できる方法で、たしかな関連がくり返し一貫して観察されるようであれば、その関連を多くの研究者が認めるようになります。しかし、血液型とパーソナリティ(性格・気質)との関連については、それがうまくいきませんでしたし、現在でもうまくいっているとは言えない状況にあります。(152ページ)
そして、その根拠の1つとして、このサイトの参考文献にも紹介されている、1991年に発表された松井豊氏の論文「血液型による性格の相違に関する統計的検討」が取り上げられています。読めばわかるとおり、松井氏の論文では「統計データに差がない」という結論になっています。この否定の根拠は、小塩氏のより以前の著書である『あなたとわたしはどう違う?』(※)でも基本的に同じといっていいでしょう。
※小塩真司氏、中間玲子氏の共著『あなたとわたしはどう違う? パーソナリティ心理学入門講義』(2007年出版)
ちなみに、この本でも、1991年の松井氏の論文をベースに「統計的」に否定しています。
以上の説明で理解できるかと思いますが、2010年には「統計データには関連がない」と主張していた小塩真司氏は、わずか1年後の翌2011年の著書になると「統計データの説明は拒否」と180度主張が変わってしまいました。実に不思議な現象というしかありません!
菊池聡教授や管理者さんには、ぜひこの事実を確認していただきたく、今回投稿させていただいた次第です。
しつこいようですが、「統計データに差がある」かどうかは事実の確認にすぎません。思想・信条や肯定・否定という立場とは関係ないのです。
大変失礼しました。
なお、次回の投稿では、小塩氏以外の心理学者でも、同じく主張が180度変わってしまったケースがあることを、改めて説明する予定です。どうかよろしくお願いします。
ABOFANさん
>ときどき、「心理学では血液型と性格の関係を調べないのですか?」ときかれることがあります。しかし現在は、直接的に遺伝子と性格との関連すら調べることができるようになっているのです。なぜ今さら、血液型との関連を調べなければならないのでしょうか?(152ページ)
――この部分だけ引用すると確かに強い主張のように感じますね。特に「性格」というものがどのようなものを指すのかという定義自体、全ての学術領域で一致した見解を得られているとは言えませんし……。
「性格」という語の意味からして哲学的にも”弱い”ですし、叩き直しが必要であるとも考えます。(このことは血液型性格診断の肯定派否定派双方とも慎重になるべき点だとも思いますが…)
ただ、お見受けしたところこれは一般向けに書かれた本のようで、論文集とは意義も異なりますので、”出版向けに書いた意見”と捉えるのが妥当でしょう。ことさら大げさになるほどのものとも思えませんが。
b076
ABO FAN
血液型性格診断
予定どおり、小塩氏以外の心理学者で、主張が180度変わってしまったケースがあることを説明します。今回取り上げるのは、大坊郁夫さん編著の『わたし そして われわれ』です。 
この本は、初版が1988年に出版され、Ver.2が1993年に、第3版であるミレニアムバージョンが2004年に出版されています。最初に読んで驚いたのは、私と同じことを考えていることです。
ほとんどのデータ(一部のバイアスがかかったものを除く)を見ると、日本人の70%程度は血液型と性格に関係があると思っています。そう思っている人の多くは、「×型は○○な性格」と感じているはずです。もちろん、「×型は○○な性格」はかなりの部分一致しています。そうじゃないと、血液型の話が盛り上がりませんから当然です(笑)。
つまり、本当に血液型と性格に関係があろうがなかろうが、統計データを分析すれば必ず血液型と性格には関係ある結果が得られる…はずです。
ところで、よく知られていることですが―日本の血液型のように―欧米では「星占い」が広く信じられています。しかし、多くの欧米の心理者は星座と性格に関係があるなんてことは「頭ごなし」に否定していて、まともに取り合う人はほとんどいませんでした。数少ない「まともな研究」の中では、アイゼンクのものが有名ですので、ここでは『わたし そして われわれ』から、その内容を紹介しておきます(p93 元データ: Eysenck, H. J. & Nias, D. K.B. 1982 Astrology: Science or Superstition?)。
>「知識なし群」は,自分のパーソナリティの判断で,星占いの予想とは全く一致していないが,「知識あり群」は,星占いの予想と偶然以上に一致した判断をしてしまうことがわかります。
つまり、自分のパーソナリティの判断で「星占い」どおりに統計データによる差が出た、ということです。そして、上の文章の直後には、同じことは血液型にもあてはまるとしています。
>日本ではABO式血液型とパーソナリティとの結びつきが広く信じられていますが,そのことが自分のパーソナリティの判断に歪んだ結果をもたらす可能性が予想されます。また,いったん信念ができあがると,それに一致する情報にのみ注意が向くことで,その信念(血液型ステレオタイプ)が変化しづらいことも明らかにされています。この事実は,自己判断に基づくパーソナリティの研究が抱える困難さについて示しています。
要するにこういうことです。本当に星占いと性格に関係があろうがなかろうが、欧米の一般の人(=星占いを信じている人と信じていない人の両方を合わせたグループ)のデータを取れば必ず星占いと性格には関係ある結果が得られることになります。日本人の血液型も同じことだと…。言うまでもなく、これは以前に何回も紹介した、坂元章氏や山岡重行氏と全く同じ主張です(もちろん、共同研究者である菊池聡教授の主張とは正反対となります)。
念のため、旧版もチェックしてみました。初版(1988年)の77ページとVer.2(1993年)にはこんな内容のコラムが掲載されていました。
>心理学の領域からみた血液型とパーソナリティとの関係はどのようなものでしょうか。“Psychological Abstract”という,毎年各国で発表された心理学関係の論文を網羅している雑誌で‘Blood Groups’という項目を調べてみると,ABO式血液型と,精神病の診断名や心理検査の結果との対応などについて,毎年2~3の報告がなされていますが,それぞれの特性と血液型との統計的有意な関係は見出されなかったというものがほとんどです。
つまり、統計的な関連はほとんど見出されなかったということですから、1993年以前(=統計データに「差がない」)と2004年では(=統計データに「差がある」)、統計的に差があるかどうかの判断が180度反対になってしまったことになります。
よろしいでしょうか?
ABOFANさん
ご自身で書かれていることですが、「差がある」ことと「有意な差がある」ことは全く別のものです。わかっておられて書かれているのかもしれませんが……。
また、「有意な差があった」としても、それは、1993年以前と2004年の期間で「血液型ステレオタイプ」が社会的に広まったことによる”予言の自己成就”の可能性が高いですよね、というのが本文の文脈であるかと思われます。
このことは、山岡先生やABOFANさんから提供いただいた他の論文でも触れられております。
これまで議論に上っている論文の中で、唯一ニュートラルな視点で考察されているのは、白佐氏のものですが、それについても著者自身が慎重な態度を保っていることが読み取れるかと思います。
b077
ABO FAN
血液型性格診断
最近、血液型と性格には関連がある、という日本人の論文が英語で発表されました。ネット上では、かなり話題になっているようです。
Shoko Tsuchimine, Junji Saruwatari, Ayako Kaneda, Norio Yasui-Furukori (2015), ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects [http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0126983]
現在、内容を読み込んでいますので、そのうち私見を述べたいと思います。
ABOFANさん
ざっと眺めただけですので軽軽なことは言えませんが、これまでご提示いただいた論文の中では、「肯定派」にとって最も有利なものかもしれませんね。
内容を読み込まれましたら、是非お教えいただきたく思います。
b078
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。では、順番に行きます。
>前半の「トマス」云々は正直何がおっしゃりたいのかよくわかりません。
――私は単に「統計データに血液型による差がある」事実を事実として提示しているだけです。疑似科学について語るのに、「統計データに血液型による差がある」かどうか管理者さんが理解できないなら、かなりまずい状態なのではないかと…。
>当該箇所は議論の文脈全体の本質的な問題、というよりはテクニカルな意味(修辞的な表現)の問題に近いものですので、どうしても納得いかない、とおっしゃられるのであれば再度改訂いたします。
――次は改訂後の文章です。
>語句説明 血液型性格診断言説では、上記の血液型の4区分を元に、客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることが”できることとする”と主張している。
>データの再現性 血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の再現性で診断を行えるか」を明言してないことである。
通常の日本語として、1) 客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることが”できることとする”と主張 2) この主張が「どの程度の再現性で診断を行えるか」を明言してない は正反対の意味ですよね? あるいは、管理者さんの頭の中では、「客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分ける」と「「どの程度の再現性で診断を行えるか」を明言してない」は同じ意味なのでしょうか? いずれにしても、管理者さんの“文脈”は理解に苦しむところです。
なお、私は能見正比古氏の著書はほとんど読破したつもりですが、管理者さんの語句説明のような「客観的に判別可能なまでにヒトの性格や相性まで見分けることが”できることとする”と主張」という趣旨の文章を読んだことがありません。どの本からの引用なのでしょうか?
>「正確」な「血液型人間学」の「理解」とはどのようなものなのか、”ABOFANさん”のお言葉でご説明いただけますでしょうか?
――この質問は(科学的には)意味がありません。なぜなら「正確」かどうかの定義が曖昧だからです。kikulogのように、私がいくら説明しても、相手が「正確でない」と言い張れば議論にはなりません。ただし、管理者さんの
>しかし、たとえばABOセンターページにおいて、…8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。…仮にこれを血液型性格診断の”概念定義”の標榜とするならば、これ、8とほかの項目、明らかに矛盾してますよね?
が矛盾しないことは、能見正比古氏の著書からの引用でも確認できます。次は『新・血液型人間学』の「はじめに」からの引用です。
>自然科学としての人間性の学は、長い人類史でも、これまで成立しなかった。人間の行動、表現、反応は多様を極め、人々はそれに振り回されて来た観がある。必要なのは、人間性について統一的な説明が可能であり、すぐに役に立ち、客観的でもある尺度、分類基準であった。それが血液型だったのである。
>生化学的意味では、体質型である血液型を、分類比較の基準とすることで、私たちは今、初めて客観的で実証性を持つ“人間性の知識”を手にすることができたのである。
「客観的な分類基準」と「客観的に判別可能」は修辞的な表現の違いではなく、明確に意味が異なるのではないかと…。管理者さんの勘違いの可能性が高と思います。
もっとも、このサイトの参考文献にある『血液型人間学』には、「客観的」という語句が上の『新・血液型人間学』と同じような意味で記述されているケースはないようです。こうなると、語句説明での「客観的」がどこから来たのかも含め、管理者さん説明にはかなりの疑問を感じます。
>これは”自己成就”のことを指しているのだと考えられます。
>つまり、能見氏の本が流行りすぎた「から」、血液型に対するステレオタイプが社会的に「広まり」、その人の本来の「性格」「気質」(この語がそもそも何を指すのか不明ですが)に影響を与え、「自己成就」につながった、ということです。
――ありがとうございます。従って、菊池聡教授の主張は、性格の自己報告のデータに「軒並みに何も出ない」ということですが、彼の主張は否定されることになります。あまり考えたくはありませんが、最も可能性が高いのは、菊池聡教授が意図的に“ウソ”を書いていたということです。
>特に「性格」というものがどのようなものを指すのかという定義自体、全ての学術領域で一致した見解を得られているとは言えませんし……。
――驚きました。管理者さんが、こんなことを書いて大丈夫なのでしょうか? というのは、「性格」の科学的な定義が曖昧だと、「血液型と性格」は「未科学」となり「疑似科学」ではなくなるからです。このサイトの評定もひっくり返ることになりますが、本当にいいのですか?
>ご自身で書かれていることですが、「差がある」ことと「有意な差がある」ことは全く別のものです。わかっておられて書かれているのかもしれませんが……。
――「自己成就」が正しいとするなら、原理的に全統計データにも「差がある」ことになります。仮に、その差が検出できないなら、実験方法が悪いと考えるしかありません。ですから、菊池聡教授は“ウソ”を書いていたということになりますが?
>また、「有意な差があった」としても、それは、1993年以前と2004年の期間で「血液型ステレオタイプ」が社会的に広まったことによる”予言の自己成就”の可能性が高いですよね、
――管理人さんの知識は本当に大丈夫なのでしょうか? 血液型ステレオタイプは、少なくとも1986年には明確に存在していました。例えば、1986年のNHK世論調査では、全体の75%が血液型と性格には「関係がある」と回答していますし、その後の調査でも毎回同じような傾向を示しています。また、血液型本が昔から売れ続けているのに、血液型ステレオタイプが存在しない、という推測は科学的に妥当とは言えないでしょう。
>これまで議論に上っている論文の中で、唯一ニュートラルな視点で考察されているのは、白佐氏のものですが、それについても著者自身が慎重な態度を保っていることが読み取れるかと思います。
――そうでしょうか? 「血液型性格判断(又は血液型人間学)の可能性には肯定的な判断に立たざるを得ない結果を得た」というのは、要するに肯定的な立場ということではないですか?
なお、小塩氏、大坊氏についての記述、あるいは検出力などの統計学の説明についてですが、今まで特に反論がないので、管理者さんは私の見方に同意した―統計データに差がある―と判断させていただきます。
長文失礼しました。
ABOFANさん
議論が散らかりすぎているので、まずはわかりやすいところから……。
>この質問は(科学的には)意味がありません。なぜなら「正確」かどうかの定義が曖昧だからです。
――正直、お答えが予想通りすぎてびっくりしました。笑
こちらが聞いているのは、ABOFANさんの「考える」、能見氏の血液型人間学の「正確な」ものですよ?そもそも、”>この質問は(科学的には)意味がありません”というこの返答の”語”自体、日本語として意味が通っていないのですが、ABOFANさんの「言葉」で語っていただくだけのお話で、こちらはなんにも難しいことを言っているつもりはありません。笑
なんというか、「血液型性格診断は肯定したいし否定派を批判もしたい…。そしてそれは能見氏の「血液型人間学」を正確に理解すれば明らかであるのだ!」とは言いながら、「でも、その”正確な理解”ということを自分の言葉では説明しません!」という態度ですと、こちらも「それじゃあ、ちょっとね…苦笑」と言うほかありませんし、それはつまり、ABOFANさんは議論の土俵にすら登れていないという状況を意味しているかと…。
また、
>なお、小塩氏、大坊氏についての記述、あるいは検出力などの統計学の説明についてですが、今まで特に反論がないので、管理者さんは私の見方に同意した―統計データに差がある―と判断させていただきます。
――ABOFANさん、これまでもこのようなモノの言い方を多用されていますよね?確かに、弁論”術”という意味において、相手をカッカさせる効果としてはこのような言い回しは十分すぎる威力です。実際、慣れないうちは私自身何度もイライラしましたし…。笑
まぁ、ABOFANさんがネット上の議論の場で身につけられた”護身術”のひとつなのでしょうが、やはりちょっと乱暴すぎると思いますよ?このような態度では誰からも相手にされませんし、
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4978878
少々悪意のある上記のような動画を誰かに作られたとしても文句は言えないでしょう。
不躾ですが、ABOFANさんを「血液型性格診断」に突き動かす原動力とはなんなのですか?血液型性格診断の何がそんなに”魅力的”で、なぜ能見氏への一切の批判を”許せない”のでしょうか?あなたにとって能見氏が人生の第一義となっている(ようにお見受けする)理由はなんなのでしょうか?
失礼なこととはわかっておりますので、お答えいただかなくても結構ですが、どうしてもお聞きしたいと思ったので文字に起こさせていただきました。
他の議論については追々返信いたします。
b079
ABO FAN
血液型性格診断
素早い回答ありがとうございます。が、しかし、正直に申し上げると、内容はいかがなものかと思います。失礼ながら、もう少し落ち着いて、じっくり文章や構成を練った方がよかったのではないでしょうか?
今回の管理者さんの回答を私なりに要約すると、
1) 過去・現在・未来とも、私の質問に回答する義務はない ←「他の議論については追々返信いたします。」
私から出した質問ならまだわからなくもないのですが、元は管理者さんから出した質問(F検定、検定力…)に対する私からの反論に“回答拒否”というのはいかがなものでしょうか? 私は「疑似科学とされるものの科学性評定」サイトの管理者として「ふさわしくない」態度と感じます。
2) 上の1)とは全く逆に、私は管理者さんの質問に回答する義務がある ←「議論が散らかりすぎているので、まずはわかりやすいところから……。」
元々は、私が管理者さんの見解が矛盾しているかどうかを質問しているのに、それには全く回答せず『こちらが聞いているのは、ABOFANさんの「考える」、能見氏の血液型人間学の「正確な」ものですよ?』と逆質問するのは、そもそも科学的議論として成り立ちません。なぜなら、管理者さんの見解(=管理者さんが考える“血液型性格診断”の定義)がはっきりしないなら、「疑似科学とされるものの科学性評定」が可能なはずがないからです。「定義」がはっきりしないものなら、どう頑張っても科学的な「評定」はしようがありませんから…。また、普通こういう逆質問は、論点のスリ替えと言いませんか?
3) 管理者さんは心理学や論理学がわかってない ←「特に「性格」というものがどのようなものを指すのかという定義自体、全ての学術領域で一致した見解を得られているとは言えませんし……。」
それなら、血液型性格診断は「未科学」ですし、2)の管理者さんの質問は無意味なことになりますよね? 血液型と性格に関係があること(=血液型性格診断)を説明するのに、管理者さんの「性格」の定義が曖昧なら、そもそも説明自体が成り立ちません。「性格」について哲学的問答なんかやっている時間があるぐらいなら、単純にパーソナリティ心理学の「性格」の定義を採用する、の方が単純明快で時間の節約にもなると思うのですが? 違うのでしょうか?
4) 私の投稿に無反応な部分から推測するに、管理者さんは英語、統計、論理学などが苦手な“純粋文系”の人のようです。もちろん、議論の戦術として、苦手なフリをするというのは大いにあり得るのですが―大変失礼ながら―私にはそうとは思えません。これでは議論が全然進まないのも当然かと…。なぜなら、私は主に統計データ、英語の論文、心理学のロジックをベースにして議論を進めているからです。
以上、私の勝手な印象を申し上げましたので、管理者さんから大いに反論を期待している次第です。
それでは、意味があるかどうかはわかりませんが、一応管理者さんのからの質問の回答をすることにします。
>こちらが聞いているのは、ABOFANさんの「考える」、能見氏の血液型人間学の「正確な」ものですよ?
――上に書いたとおり、この質問に意味があるとは思いませんが、一応回答しておきます。1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
>このような態度では誰からも相手にされませんし、
――「誰からも相手にされません」というのは確かに正しいです(苦笑)。なぜなら、議論の相手の多くは、英語の論文も読んでいないし、統計も不得意だからです。現にkikulogの議論では、統計ソフト「R」の話題を出したら、「究極超人あ~る」(古い!)なら知っているという人はいましたが、他の人は「R」の数値にはほとんど沈黙してしまいました。管理者さんがそうでないことをお祈りします。
>少々悪意のある上記のような動画を誰かに作られたとしても文句は言えないでしょう。
――悪意があってもいいですから、ぜひノンパラメトリック検定を理解してほしいです。この動画の作者は、ノンパラメトリック検定を理解していないので―タイムスタンプを見ればわかります―その後は沈黙しています。管理者さんも、ぜひノンパラメトリック検定の話題の輪に加わってください。どうかよろしくお願いします。
>ABOFANさんを「血液型性格診断」に突き動かす原動力とはなんなのですか?血液型性格診断の何がそんなに”魅力的”で、
――血液型のような遺伝子が性格に影響を与えることが証明できれば、心理学史に残る大発見ですから。違いますか? もっとも、その業績は専ら能見正比古氏、そして古川竹二氏に属するもので、私の業績ではありません。
>なぜ能見氏への一切の批判を”許せない”のでしょうか?
――私は「能見氏への一切の批判を”許せない”」なんて言ったつもりはないのですが? なぜ、管理人さんがそう理解したのかは謎です。
>あなたにとって能見氏が人生の第一義となっている(ようにお見受けする)理由はなんなのでしょうか?
――「人生の第一義」の定義が不明ですが、大発見を自分で追試してリアルタイムに体験できるなら、これほど感動的なことはありませんよね? もっとも、この発見が公式に認められたら、私は前線からは身を引くつもりですので、自動的に“人生の第一義”ではなくなります(笑)。
では、何でもいいので、管理者さんからの大いなる反論を期待しています。
大変失礼しました。
ABOFANさん
さすが、ですね。巧妙に論点をずらし、かつ対話の相手を「独自に定義(?)」し揚げ足とりに終始する(中身はありませんが)、効果的な弁論術だといえますね。笑本当にお上手ですね。
なので、こちらも可能な限り、端的に述べます。
まぁとにかくこれだけなのですが、ABOFANさんの「考える」、能見氏の血液型人間学の「正確な」もの、についての回答をいまだに頂いておりません。
>一応回答しておきます。1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
ーーこれではこちらの質問への回答になっておりません。ABOFANさんは文系が苦手のようにお見受けするのでもう一度書きます。
ご回答いただきたいのは、能見氏が唱え、ABOセンターにも書かれている「血液型十戒(10の心得え)」に矛盾があるというこちらの指摘に対しての「反論」です。(以前のコメントを参照してください)
これまでコメントにて多く長文をお書きいただいているので可能かと思いますが、能見氏の著書などから「血液型人間学」の「正確」な、「解釈」を”レジュメ”、あるいは本研究の評定項目に置き換えて、”記述”していただけますでしょうか?
申し訳ありませんが、はっきり言って前述のものでABOFANさんにとって”回答ができている”とお考えになられているのなら、文系学部のゼミ等でよく行われる輪読では”失格”レベルの雑さと曖昧さかと思われます。
よろしくお願いします。
b080
ABO FAN
血液型性格診断
どうもお疲れ様です。
>ABOFANさんの「考える」、能見氏の血液型人間学の「正確な」もの、についての回答をいまだに頂いておりません。
>>一応回答しておきます。1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
>ーーこれではこちらの質問への回答になっておりません。
――以上が(統計的、心理学的…に)正確と思われる能見正比古氏の「血液型人間学」の定義ですが? 大変失礼ながら、上の文章の意味がわからないというなら、管理者さんに統計学 and/or 心理学の素養が欠けているということでしょうか? あるいは、お手数をかけて申し訳ありませんが、上の文章のどの部分がわからないのか、より具体的に説明していただけないでしょうか?
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>ご回答いただきたいのは、能見氏が唱え、ABOセンターにも書かれている「血液型十戒(10の心得え)」に矛盾があるというこちらの指摘に対しての「反論」です。(以前のコメントを参照してください)
――これは回答済みです。大変申し訳ありませんが、私には管理者さんが何が理解できないのかわかりません。一応、以前の私の説明を再掲しておくと…
【5/12 00:34:09付の私の投稿での説明より】
>しかし、たとえばABOセンターページにおいて、…8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。…仮にこれを血液型性格診断の”概念定義”の標榜とするならば、これ、8とほかの項目、明らかに矛盾してますよね?
――これは「血液型人間学」を正確に理解しているとするなら、特に矛盾する記述ではありません。性格の分類基準としては、心理学の性格検査(=自己報告)のような「主観的」なものは適切でなく、自然科学的に決定できる血液型なら「客観的」だから妥当だという意味です。今回は残念ながら発見できなかったのですが、過去のABOセンターのサイトには「血液型物質は、人間を含めた生物全ての、材質の違いを示している、今のところ唯一とも言える客観的な基準です。」といった説明が掲載されていました。能見正比古氏の『血液型人間学』シリーズにも同じ趣旨の説明がありますので、参考までに付記しておきます。
【5/22 21:35:16付の私の投稿での説明より】
>しかし、たとえばABOセンターページにおいて、…8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。…仮にこれを血液型性格診断の”概念定義”の標榜とするならば、これ、8とほかの項目、明らかに矛盾してますよね?
が矛盾しないことは、能見正比古氏の著書からの引用でも確認できます。次は『新・血液型人間学』の「はじめに」からの引用です。
>自然科学としての人間性の学は、長い人類史でも、これまで成立しなかった。人間の行動、表現、反応は多様を極め、人々はそれに振り回されて来た観がある。必要なのは、人間性について統一的な説明が可能であり、すぐに役に立ち、客観的でもある尺度、分類基準であった。それが血液型だったのである。
>生化学的意味では、体質型である血液型を、分類比較の基準とすることで、私たちは今、初めて客観的で実証性を持つ“人間性の知識”を手にすることができたのである。
「客観的な分類基準」と「客観的に判別可能」は修辞的な表現の違いではなく、明確に意味が異なるのではないかと…。管理者さんの勘違いの可能性が高と思います。
もっとも、このサイトの参考文献にある『血液型人間学』には、「客観的」という語句が上の『新・血液型人間学』と同じような意味で記述されているケースはないようです。こうなると、語句説明での「客観的」がどこから来たのかも含め、管理者さん説明にはかなりの疑問を感じます。
----
>能見氏の著書などから「血液型人間学」の「正確」な、「解釈」を”レジュメ”、あるいは本研究の評定項目に置き換えて、”記述”していただけますでしょうか?
――再三書いているの内容なので、私には管理者さんが何が理解できないのか理解できません(苦笑)。無駄かもしれませんが、ご要望ですのでもう一度書いておきます。
>データの再現性 (低) 血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の再現性で診断を行えるか」を明言してないことである。
――これは、冒頭に書いたとおりで「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」ということです。
>データの客観性 血液型性格診断の中心的言説であるABO式血液型と特定の性格傾向性の研究が客観的な形で肯定されているとはいえない。肯定派の提示する研究報告は、信奉者による主観的な感想、統計調査における標本抽出の偏り、研究対象の未特定化、「自分はA型だから神経質だ」という性格の自己成就などの可能性が指摘できる。
――坂元氏や山岡氏のように「自己成就現象」や「思い込み」が存在するとするなら、「信奉者による主観的な感想」は(心理学では原理的に)必ず「血液型ステレオタイプ」どおりの回答になります。そして、“信奉者”はほとんどのデータでも全体の過半数ですから、多少の「標本抽出の偏り」などは全然問題になりません。つまり、必ず差が出るということですし、現実のデータもそのとおり差が出ています。
なお、山岡氏のデータでは、“信奉者”以外のデータでも「血液型ステレオタイプ」どおりの差が出ていることが確認できます。また、金澤正由樹氏の指摘どおり、その特性が知られている割合と差の大きさとは関係がありませんから、差が出ているのは「自己成就現象」や「思い込み」ではありません。従って、現実の統計データを分析すると必ず「血液型性格診断の中心的言説であるABO式血液型と特定の性格傾向性の研究が客観的な形で肯定されている」ことになります。
しつこいようですが、これは私の勝手な推測ではなく、心理学により原理的にそうなるということです。
よろしいでしょうか?
ABOFANさん
>>一応回答しておきます。1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
――まず、「パーソナリティ心理学の定義」と「パーソナリティ心理学以外の定義」が不明瞭なのですが、それはまぁいいでしょう。
さて、「日本パーソナリティ心理学会」のホームページにて以下のような意見文が掲載されておりますが、このことについてはどう思われますか?お教えください。
http://jspp.gr.jp/doc/shakai00.html#02
>効果量が小~中である。[…]効果量が中~大である。
――ここでの「効果量」とは「効果サイズ(d)」で相違ないかと思います。また、効果量が「中」とは(少なくとも社会学分野では)d=0.3~0.4を意味しています。
では、「血液型性格診断」において、効果サイズd≧0.3~0.4であるという「論文」「研究報告」等(外部に向けて発表されたもの)をご提示いただけますでしょうか?「自己成就」などのバイアスが混じったものではなく、「血液型性格診断」においてのものをお願いします。
最後に「血液型十戒」についてです。
「客観的」という語についての議論が続いているかと思います。そこで、「語句説明」を少々改訂しました。具体的には、「客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分ける」と”特定の”という語を追記させていただきます。これでだいぶすっきりするかと……。
そして、本題です。「血液型十戒(10の心得)」から……
>8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である
――ここでの「客観的な」は一般的には「人間理解を可能にする」という語を修飾していると考えられます。その前提に立つと、例えば、
>2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。
>9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。
これらの項目との整合性がとれていないと考えます。(まぁほかにも突っ込みどころは満載ですが苦笑)ABOFANさんのご意見はいかがですか?
b081
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿の補足です。
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>さすが、ですね。巧妙に論点をずらし、かつ対話の相手を「独自に定義(?)」し揚げ足とりに終始する(中身はありませんが)、効果的な弁論術だといえますね。笑本当にお上手ですね。
>なので、こちらも可能な限り、端的に述べます。
――前半部分は、正直申し上げて意味が理解できません。なぜなら、管理者さんの判断基準が不明確なので「反証可能な命題」ではないからです。言い換えれば科学的ではありません。失礼ながら、弁論術としては効果的ではないでしょう…。
また、後半の「なので、こちらも可能な限り、端的に述べます。」についても、さっぱり意味が理解できません。「なので」とありますが、後半は前半の文章とは何も関係ないですよね? 単純に「可能な限り、端的に述べます。」でいいのではないですか?
ただ、そうなると、前回の投稿に書いた「1) 過去・現在・未来とも、私の質問に回答する義務はない」が管理者さん自身の言葉で裏付けられたことになります。また、なぜ「可能な限り、端的に述べます。」と書く必要性があるのかわかりませんし、何か私に反論できない事情でもあるのではないか?と他の人に思われるだけ損だと思うんですが…。私的には、「可能な限り、端的に述べます。」などというケチなことはおっしゃらず、「全面的な反論」を期待しています。なぜなら、このサイトは、「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」なのですから…。ちなみに、このサイトの「評定の基本的考え」には、「実証的効果を示すデータの観点から、透明性、再現性、客観性」が掲げられていますので、少なくともこの4つについては私の示したデータにF検定、検出力…などの統計的手法で反論すべきだと思います。そうでないと、
>私は、数度の真摯な催促をもってしてもあなたから明示的な反論が来なくなった時点で、私は「貴方は私に反論ができなくなった」と判断するかもしれません。普段の貴方の常套手段ですから、そこは公平にお願いしますね。 by n (2013-07-20 01:49)
という判断になりますから…。なお、nさんは「数度の真摯な催促をもってしてもあなた[nさん]から明示的な反論が来なくなった」という状態です。http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-12-27
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>申し訳ありませんが、はっきり言って前述のものでABOFANさんにとって”回答ができている”とお考えになられているのなら、文系学部のゼミ等でよく行われる輪読では”失格”レベルの雑さと曖昧さかと思われます。
――これもさっぱり意味がわかりません。申し訳ありませんが、明治大学でどういう「輪読」をしているのか私は知りません。しかし、「血液型性格診断」を科学的に分析した先行研究が少ない(あるいは矛盾した結果が得られている)というのなら、「輪読」するだけ無駄ではありませんか? それなら、自分で資料を地道に調査したり、独自にデータを集めて分析するとか、あるいは自ら実験してみる、といった手法を採用した方が効果的に思えます。データの振る舞いも、教科書通りに考えるのではなく、自分のアタマを使って(苦労して?)考えるべきでしょう。もっとも、明治大学の「輪読」では、こういうことをしているのかもしれませんが…。
閑話休題。管理者さんの文章を読んで、つい『近思録』を思い出してしまいました。管理者さんもご存じかと思いますが、近思録的には、何かを分析することは「格物究理」と言います。もっとも「格物究理」は科学的手法とは似て非なる物です。何が違うのかは、管理者さんは既にご存じかと思いますので、ここではあえて触れません。
失礼しました。
ABOFANさん
>申し訳ありませんが、明治大学でどういう「輪読」をしているのか私は知りません。しかし、「血液型性格診断」を科学的に分析した先行研究が少ない(あるいは矛盾した結果が得られている)というのなら、「輪読」するだけ無駄ではありませんか? それなら、自分で資料を地道に調査したり、独自にデータを集めて分析するとか、あるいは自ら実験してみる、といった手法を採用した方が効果的に思えます。データの振る舞いも、教科書通りに考えるのではなく、自分のアタマを使って(苦労して?)考えるべきでしょう。もっとも、明治大学の「輪読」では、こういうことをしているのかもしれませんが…。
――まさか、このような言葉をABOFANさんから聞けるとは思いませんでした。笑正直、コメントに窮します。苦笑
これをおっしゃるのなら(以前にも提案してABOFANさんには”拒否”されてしまいましたが苦笑)ご自身で書いた「論文」「研究発表」を「学会」(学会とはいえその中身は玉石混淆ですが、基本的には査読付きのもので)にてご発表ください。
>申し訳ありませんが、明治大学でどういう「輪読」をしているのか私は知りません。
>もっとも、明治大学の「輪読」では、こういうことをしているのかもしれませんが…。
――う~ん、そうですねぇ~。ちょっと提案なのですが、では例えば能見正比古氏の「血液型人間学」をご一緒に輪読してみませんか?少々手間ですが、このコメント欄上でも可能かと思いますし、ご希望なら個別のコメントページを設ける、または実際にお会いして、という手もあります。どうですか?これはただの仮案ですので、他にいい案があればおっしゃってくだされば検討しますし……。
b082
ABO FAN
血液型性格診断
早朝からご苦労様です。
前回の投稿にも書いたように、「1) 過去・現在・未来とも、私の質問に回答する義務はない」を裏付ける回答のようですね。もっとも、これは十分に「想定内」ですので、特に何とも思っていません。管理人さんも既にお気付きかと思いますが、私が投稿する目的の1つは、管理人さんが私の(ほとんどの)質問に対して実質的に“回答拒否”ということを実証することですので…。
>さて、「日本パーソナリティ心理学会」のホームページにて以下のような意見文が掲載されておりますが、このことについてはどう思われますか?お教えください。 http://jspp.gr.jp/doc/shakai00.html#02
――これまたいつものパターンですが、明治大学の「輪読」では、司会者が質問の趣旨をはっきりさせずに相手に「どう思われますか?」と訊くのでしょうか? これでは、相手は何をどう回答していいのかわかりません。もっとも、管理者さんの聞きたいことはほぼ予想できます。おそらく次の文章についてどう思いますか?ということなのでしょう。
>いっぽうわれわれ心理学者は血液型性格判断を生み出した責任をとって[注1],自分たちで血液型と性格との関係について科学的なデータを集めてきましたが,そうしたデータからは血液型と性格の関係がほとんど確認できていないことはご存知の通りです。
>血液型と性格の関係を主張する人々が,科学のルールに則って血液型と性格の関係を証明するデータを示せば,われわれ心理学者も即座にその関係を認めるでしょう。しかしいまのところはそうしたデータはありませんので,血液型と性格の関係は科学的事実としては認められていないわけです。
もちろん、この質問に対して―心理学のロジックやデータをベースにして―正確に回答・反論することは可能です。しかし、私は渡邊芳之氏には個人的に大変恩義を感じていますので、今回は正面切っての反論はせず、事実のみの呈示に止めることとしますので、悪しからずご了承ください。
さて、統計データに―少なくとも見かけ上の―関係があることは既に決着済みです。次に以前の投稿を再掲します。
1) このサイトの参考文献では、約3000人×11年で「統計的な有意差が出た」との結論です。
This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している... 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
2) また、別の研究報告では…
山岡は、1999年から2009年にかけて大学生を対象に血液型性格の調査を行っている(有効回答数=6660)…①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。「血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2))」山岡重行(2009) http://ci.nii.ac.jp/naid/110007674296
3) その他にも、1850人のサンプルで差が出ています。「血液型性格判断の妥当性の検討(2)」白佐俊憲(1999) http://ci.nii.ac.jp/naid/110006603993
>ここでの「効果量」とは「効果サイズ(d)」で相違ないかと思います。また、効果量が「中」とは(少なくとも社会学分野では)d=0.3~0.4を意味しています。
――この時点で、管理者さんが統計学を理解していないことがはっきりしました。ひょっとして、明治大学情報コミュニケーション学部では、統計学の教科書の「輪読」はしないのでしょうか? わからない人に説明してもしょうがないので、簡単に「誤解」について指摘しておくのみとします。
1) 「効果量」≠「効果サイズ(d)」
2) 「effect size」の日本語訳は「効果量」が一般的なはずです。
>では、「血液型性格診断」において、効果サイズd≧0.3~0.4であるという「論文」「研究報告」等(外部に向けて発表されたもの)をご提示いただけますでしょうか?「自己成就」などのバイアスが混じったものではなく、「血液型性格診断」においてのものをお願いします。
――私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。従って、こういう質問をすること自体が、管理者さんが「血液型性格診断」の論文を(ほとんど)読み込んでないことの証拠だと思いますが…。
>「血液型十戒(10の心得)」から…… 8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である
>――ここでの「客観的な」は一般的には「人間理解を可能にする」という語を修飾していると考えられます。その前提に立つと、例えば、2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。これらの項目との整合性がとれていないと考えます。(まぁほかにも突っ込みどころは満載ですが苦笑)ABOFANさんのご意見はいかがですか?
――これは、以前にも書いたように、管理者さんの“誤読”と考えるのが妥当と考えます。ABOセンター(名目は能見正比古氏)の著書『血液型人間学』(2009年)p237にはこうあります。
>8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、便利なツールと考えよう[なお、2.9.の文章は同じです]
そして、この8.の具体的な説明は次のとおりです。
1) もし、同じ血液型の人が同じ性格だったら、4つの血液型で4通りの人間しかいなくなるではありませんか。(p16)
2) 私はある血液型が、たった1通りの性格とは、一度も言ったことがないのに、この人たちは、私がそう決めつけているものと、勝手に決めつけている。(p16)
3) 確かに、血液型に応じ、事実とデータに裏付けられた特異性、つまり違いをつかみかけていますが、それ違いは比較的なものです。…人間は、その相違点よりも、共通性のほうが、はるかに大きいのです。(p33)
4) 人間の性格においては、適切な分類基準がなかったために、[自己報告の性格のような]非常に主観的な分類から抜け出すことができなかったのです。しかし、血液型の発見により、私たちは人間の性格と行動を探る、科学的な基準を得たと言えます。それがたとえ、それらの一片にすぎないものであったとしても…(p221)
5) いかに血液型が便利な情報でも、人間の心や行動は、単純な決めつけができないことがおわかりいただけるでしょう。(p231)
>これをおっしゃるのなら(以前にも提案してABOFANさんには”拒否”されてしまいましたが苦笑)ご自身で書いた「論文」「研究発表」を「学会」(学会とはいえその中身は玉石混淆ですが、基本的には査読付きのもので)にてご発表ください。
――以前にも書きましたが、(日本語の)論文なんか書くぐらいなら、費用対効果を考えるとインターネット(例えばこの投稿)の方がよほど効率的というのが実感です。「査読付き」論文で発表されたSTAP細胞がどういう経緯を辿ったか考えてみればわかるでしょう。ネット上で問題の箇所を読みましたが、査読したはずなのに「KCl」が「KC1」と「L」が「1」に化けていたり(OCRの誤認識らしい…)、1990年代に生産されたパソコン周辺機器の「新品」が2014年に使用したことになっていたのには本当に驚きました。血液型に関しては、これより生々しい話もあるのですが、さすがに公開の場で書くのは遠慮させていただきます。
>ちょっと提案なのですが、では例えば能見正比古氏の「血液型人間学」をご一緒に輪読してみませんか?少々手間ですが、このコメント欄上でも可能かと思いますし、ご希望なら個別のコメントページを設ける、または実際にお会いして、という手もあります。どうですか?これはただの仮案ですので、他にいい案があればおっしゃってくだされば検討しますし……。
――ご提案ありがとうございます。しかし、「血液型人間学」は、ほとんど私の頭に入っている…はずなので、特に輪読の必要性は感じていません。その一部は、上に2009年版の内容について書いたとおりです。もっとも、直接お会いできるなら、このサイトの投稿に書けない“オフレコ”の情報もお話しできる可能性があるので、検討する価値はあるとは思います。
長文失礼しました。
ABOFANさん
>1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
>私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。
ーー申し訳ありませんが、上記の文章、かなり支離滅裂されているのをご自身でおわかりなのでしょうか?ABOFANさんご自身でも混乱なさっているのではないでしょうか。
>しかし、「血液型人間学」は、ほとんど私の頭に入っている…はずなので、特に輪読の必要性は感じていません。
ーーいやァ、必要だと思いますよ。笑しかも、これは単にABOFANさんだけの問題ではなく、本研究に従事している我々にとっても有益なことかと……。私としては、能見氏の「血液型人間学」についてABOFANさんから薫陶を受けたいと(ちゃかす意味はなく割と真剣に)思っております。
>1) 「効果量」≠「効果サイズ(d)」
2) 「effect size」の日本語訳は「効果量」が一般的なはずです
ーー単に日本語訳の問題ならば、別に気にはしません。しかし、仮に日本語訳の問題ではなく、効果量≠効果サイズ(d)ならば、効果量とはいったい何を指示しているのでしょうか?浅学ながら、私の知っている「統計学」とABOFANさんの「統計学」は別のものなのですか?ABOFANさんのおっしゃる「効果量」を求める計算式をお教えいただけますでしょうか?
>3) 確かに、血液型に応じ、事実とデータに裏付けられた特異性、つまり違いをつかみかけていますが、それ違いは比較的なものです。…人間は、その相違点よりも、共通性のほうが、はるかに大きいのです。(p33)
4) 人間の性格においては、適切な分類基準がなかったために、[自己報告の性格のような]非常に主観的な分類から抜け出すことができなかったのです。しかし、血液型の発見により、私たちは人間の性格と行動を探る、科学的な基準を得たと言えます。それがたとえ、それらの一片にすぎないものであったとしても…(p221)
5) いかに血液型が便利な情報でも、人間の心や行動は、単純な決めつけができないことがおわかりいただけるでしょう。(p231)
ーーなんとなく言いたいことはわかりますが、これってむしろ血液型性格診断を否定されているのでは?また、以前にもご指摘しましたが、 
8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である
この書き方だとやはり、「客観的な」は「人間理解を可能にする」を修飾しているように読めてしまいますね。「客観的な」が「科学的観察手法」を修飾しているのなら、上記のご指摘も、まだ筋が通るのですが……。そのあたりの理解を深めるためにも、やはりご一緒に輪読をしてみませんか?
>直接お会いできるなら、このサイトの投稿に書けない“オフレコ”の情報もお話しできる可能性があるので、検討する価値はあるとは思います。
ーー意外なお返事でした。もし、お会いいただけるのなら、それなりの場をこちらもご用意いたします。(ただし、軽軽に決められることではないのである程度準備が必要ですが)
b083
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、前回の投稿にミスがありましたので訂正します。
>私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。
――上の文章はミスですので訂正します。このサイトの関連リンクにある「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)には「本研究で扱った三つのデータセットの中で見られた一番大きな効果量は,2004年アメリカデータの η2 = .0030 であった。」と、効果量を明示しています。ただし、過去の投稿に書いたように、このη2の計算値は妥当とは言えません。なぜなら、1)アメリカではAB型が極端に少ないのでη2は(見かけ上)数分の1になる 2)質問項目が「有名な特性」でないのでη2が小さくなる からです。
続けて補足です。
>では、「血液型性格診断」において、効果サイズd≧0.3~0.4であるという「論文」「研究報告」等(外部に向けて発表されたもの)をご提示いただけますでしょうか?「自己成就」などのバイアスが混じったものではなく、「血液型性格診断」においてのものをお願いします。
――私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の「論文」で、“「自己成就」などのバイアス”が混じっているかどうか「直接的」に検証した研究はありません。例えば、
1) Blood-typical Personality Stereotypes and Self-fulfilling ProphecyAkira SAKAMOTO Kenji YAMAZAKI 2002 では、1984年以降に差が認められるのは「自己成就」だということですが、本当に「自己成就」かどうかを「直接的」な方法で検証していません。つまり「自己成就」は推測に過ぎません。
2) 血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2)) 山岡重行他も、血液型に興味関心があるグループのみに差が認められるということですが、他の研究報告(血液型と性格の関連についての調査的研究 久保義郎・三宅由起子 2011 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-07-16)では『外向性と協調性が高いほど「血液型と性格に関係がある」と回答する人が多い』という結果が得られています。つまり、「他人の性格に関心が高い」から血液型による差が出ているのかもしれません。言い換えれば、血液型に興味関心がないグループは、他人の性格に関心が低いので差が出ていないことになります。
実は、「自己成就」などのバイアス”が混じっているかどうか「直接的」に検証した研究は「査読付き論文」でないものならあります。それは、金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』です。これについては過去に再三書きましたが、念のため再掲します。
金澤氏は、その血液型特性が知られている割合と、データの差の大きさの関係に着目しました。仮に、血液型による統計データの差が「自己成就現象」や「思い込み」によるものなら、その特性が知られていればいるほど差が大きくなるはずです。逆に、ほとんど知られていない特性なら、「自己成就」や「思い込み」は小さいので、大きな差が出ることはありません。
結果は意外なものでした。その特性が知られている割合と、差の大きさには関係がなかったのです。また、ほとんど知られていない特性でも安定した差が見られました。つまり、血液型による統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」ではなかったのです! 実際の統計データはこちらです。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm
余談ですが、これらは私が「査読付き論文」を重視していない大きな理由の1つです。
失礼しました。
ABOFANさん
>つまり、血液型による統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」ではなかったのです! 実際の統計データはこちらです。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm
余談ですが、これらは私が「査読付き論文」を重視していない大きな理由の1つです。
ーーこのように、ご紹介いただくのは結構なのですが、基本的に「研究論文」というものは、「外部」に向けて「発表」したものでないと「学術的(科学的)」な”意味”を持ちえないということはご存じですか?「査読付き論文」を重視しないもなにも、ABOFANさんのネットでの活動は、(大変言いにくいのですが)学術的になんら意味をなしていないのです。平たく言うと、近所の主婦同士の井戸端会議と大差ないものとしてしか、認知されていないんですよ……。
ネットを使われる多くの方はその辺のことも分かったうえで、”楽しむ”という行為を優先させているのですが、ABOFANさんはどうもそうは見えないので、差し出がましいようですが進言させていただきました。
b084
ABO FAN
血液型性格診断
>>1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。/私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。
>ーー申し訳ありませんが、上記の文章、かなり支離滅裂されているのをご自身でおわかりなのでしょうか?ABOFANさんご自身でも混乱なさっているのではないでしょうか。
――私の文章は単純に事実を書いているだけですから、なぜ「支離滅裂」なのかわかりません(もっとも、効果量を明示している論文はあります…すみません)。
パーソナリティ心理学と統計学がわかっているなら、誰でも何の問題もなく理解できる文章なはずですが? ひょっとして、説明が簡潔すぎたのでしょうか?
>私としては、能見氏の「血液型人間学」についてABOFANさんから薫陶を受けたいと(ちゃかす意味はなく割と真剣に)思っております。
――「血液型人間学」は、基本的に統計ですから、内容はこの投稿の冒頭に書いたとおりで、それ以上でもそれ以下でもありません。もちろん、細かいことを言えばいろいろとありますが…。
>効果量≠効果サイズ(d)ならば、効果量とはいったい何を指示しているのでしょうか?
――では、試しに能見正比古氏の「血液型人間学」の任意のデータから、「効果サイズ(d)」を計算してみてください。次に、「効果量」を計算してみてください。これで私の言いたいことが理解できますよね?
>ーーなんとなく言いたいことはわかりますが、これってむしろ血液型性格診断を否定されているのでは?
――否定されるのは(おそらく)管理者さんが考えている「血液型人間学」=「血液型性格診断」でしょう。私の中では、「血液型人間学」≠「血液型性格診断」ですので、何の問題もありません。どうしても疑うのなら、能見正比古氏の「血液型人間学」のデータを見て自分で計算してみてください。
>ーー意外なお返事でした。もし、お会いいただけるのなら、それなりの場をこちらもご用意いたします。(ただし、軽軽に決められることではないのである程度準備が必要ですが)
――「それなりの場」は不要です(笑)。私的には、管理者さんだけもいいし、明大に行くのも特に苦になりませんので、お気軽にご連絡ください。喫茶店でもファミレスでも師弟食堂(今もあるのかな?)でも、どこでも構いませんし…。もっとも、管理者さんは指導者に報告・相談する必要があるのでしょうか? さすがに、管理者さんに面倒をおけかしてまで、とは思っていません。
>基本的に「研究論文」というものは、「外部」に向けて「発表」したものでないと「学術的(科学的)」な”意味”を持ちえないということはご存じですか?「査読付き論文」を重視しないもなにも、ABOFANさんのネットでの活動は、(大変言いにくいのですが)学術的になんら意味をなしていないのです。平たく言うと、近所の主婦同士の井戸端会議と大差ないものとしてしか、認知されていないんですよ……。
――では、こちらも正直にお話しましょう。血液型と性格に関する日本語の論文の多くは、「査読付き」ものでさえ、内容は間違いだらけで酷いものです(英語のものは比較的レベルが高いですが)。それらの論文が“科学的”というなら、もはや何をかいわんやです。1)「査読付き」論文で統計の計算が明らかに間違っているものと、2)ネット上の情報で計算が正しいものを比較したら、1)は非科学的で2)は科学的に決まっています! 計算や内容が間違っていても、「科学的」というなら、それは“学術的に意味がある”のかもしれませんが「非科学的」と言うしかないでしょう。
例えば、検定力を考えないで「有意な差がない」と結論づけている論文なら山のようにあります。また、以前に書いたように、「効果量」を計算したものはほとんどありません。サラリーマンじゃありませんが、管理者さんの態度は、「査読付き」論文が白を黒だというのなら、それは黒なのだというようなものです(笑)。
また、管理者さんのような態度を取るなら、新規な学説は「査読付き」論文になるまではすべて「疑似科学」とするのが“科学的”な態度ということになります。極論すれば、世界的大発見である「青色LED」も「ヒッグス粒子」も、ノーベル賞を受賞するまでは「疑似科学」だが、受賞したとたんに科学的大発見という、非常におかしなことになりませんか?
話題はかわりますが、日本地震学会によると、東日本大震災は「科学的」に起こるはずのない大地震でした。それまでの地震理論は見事に破綻してしまったのです。ご存じのように、福島第一原発では、大地震(や大津波)が今後30年間に起こる確率は「0%」でした。だから、福島第一原発では堤防をかさ上げしなかったのです。
しかし、この「科学的」な想定に反対する学者もいて、過去の地層を調べると、今回程度の大津波は大いにあり得るので、十分警戒すべきだと主張する人もいました(地震学会が無視していたので、たぶん「査読付き」論文ではないはずです)。この“非科学的”な主張にそって、東海第二原発では堤防をかさ上げした結果、危ういところで難を逃れました。
管理者さんによると、福島第一原発は堤防をかさ上げするような“非科学的”なことはするべきでない、ということにもなります。私は、そんな“科学的”な「査読付き」論文などはまっぴら御免ですし、もちろん絶対反対です。
あるいは、「査読付き」…の話は単なる「セールストーク」ということでしょうか? それならわかります(笑)。
失礼しました。
ABOFANさん
>(もっとも、効果量を明示している論文はあります…すみません)。
パーソナリティ心理学と統計学がわかっているなら、誰でも何の問題もなく理解できる文章なはずですが? ひょっとして、説明が簡潔すぎたのでしょうか?
ーー効果量を明示している論文のご提示をお願いいたします。また、以前にもご指摘しましたが、日本パーソナリティ心理学会は以下の意見文、
http://jspp.gr.jp/doc/shakai00.html#02
におけるABOFANさんのご意見をまだ伺っておりません。正面切っての反論は避ける、とのことでしたが、ということは少なくとも日本パーソナリティ心理学会が「血液型性格診断」に対して懐疑的であることはお認めになるわけですね?
>では、試しに能見正比古氏の「血液型人間学」の任意のデータから、「効果サイズ(d)」を計算してみてください。次に、「効果量」を計算してみてください。これで私の言いたいことが理解できますよね?
ーーえぇと…苦笑。ですから、効果サイズ(d)≠効果量だとおっしゃっているのはABOFANさんですよね?こちらはただABOFANさんの言うところの「効果量」の計算公式を教えていただきたいだけなのですが……。
>また、管理者さんのような態度を取るなら、新規な学説は「査読付き」論文になるまではすべて「疑似科学」とするのが“科学的”な態度ということになります。[…]話題はかわりますが、日本地震学会によると、東日本大震災は「科学的」に起こるはずのない大地震でした。それまでの地震理論は見事に破綻してしまったのです。[…]しかし、この「科学的」な想定に反対する学者もいて、過去の地層を調べると、今回程度の大津波は大いにあり得るので、十分警戒すべきだと主張する人もいました(地震学会が無視していたので、たぶん「査読付き」論文ではないはずです)。[…]管理者さんによると、福島第一原発は堤防をかさ上げするような“非科学的”なことはするべきでない、ということにもなります。私は、そんな“科学的”な「査読付き」論文などはまっぴら御免ですし、もちろん絶対反対です。
あるいは、「査読付き」…の話は単なる「セールストーク」ということでしょうか? それならわかります(笑)。
ーーできれば一つずつこれをテキスト分析してみたいのですが、とりあえず全体を通してだけ…。
どうぞ落ち着いてください。誰も東日本大震災に関してABOFANさんの意見を求めてはいませんよ。というか、ご自身で勝手に話題を振って、ご自身で結論付けられているだけですが…。
とりあえず、
>また、管理者さんのような態度を取るなら、新規な学説は「査読付き」論文になるまではすべて「疑似科学」とするのが“科学的”な態度ということになります。
>管理者さんによると、福島第一原発は堤防をかさ上げするような“非科学的”なことはするべきでない、ということにもなります
ーー私がいつこのようなことを書きましたか?このコメント欄をどこまでさかのぼっても私の眼には見えないのですが、どうかお教えください苦笑
まぁとにかく、ABOFANさんご自身の世界の中でだけで「科学的」という言葉を一人歩きしているように思います。
もし、「科学」という語に関する哲学的、あるいは科学史的な説明を欲してらっしゃるのならば、以下の文献をご紹介させていただきますのでよかったらお読みください。
・「科学革命の構造」トーマス・クーン
・「本質的緊張」トーマス・クーン
・「推論と反駁」カール・ポパー
・「科学哲学への招待」野家敬一
まずはこんなところでしょうか。他に、評定の基本的な考え方にも文献を載せているのでご覧ください。
b085
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。余談ですが、やはり統計のところは無反応ですね。例えば、
>さて、「日本パーソナリティ心理学会」のホームページにて以下のような意見文が掲載されておりますが、このことについてはどう思われますか?お教えください。 http://jspp.gr.jp/doc/shakai00.html#02
は、管理者さん自らが振った話題なのにもかかわらず、私の統計データを示した回答を見事にスルーする、というのは極めて不自然です。
また、「効果量」≠「効果サイズ(d)」に納得しないというのもそうですし、このサイトに
>語句説明 血液型性格診断言説では、上記の血液型の4区分を元に、客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できることとする”と主張している。
とありますが、能見正比古氏の「血液型人間学」のデータをどう計算しても、「客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できる」はずがありません。
管理者さんの過去の文章を読んでも、統計に無反応というのは共通しています。普通は、相手の統計データや分析が間違っていたら、ぐうの音も出ないほど叩けるので、議論するには絶好の話題なはずです。しかし、話に全く乗ってこないというのは、私の回答が間違っていないのか(残念ながら、結構間違っています…苦笑)、あるいは管理者さんがよっぽど統計に疎いのかのどちらかでしょう。私は、失礼ながら完全に後者だと思っています。
なので、
>ーーこのように、ご紹介いただくのは結構なのですが、基本的に「研究論文」というものは、「外部」に向けて「発表」したものでないと「学術的(科学的)」な”意味”を持ちえないということはご存じですか?「査読付き論文」を重視しないもなにも、ABOFANさんのネットでの活動は、(大変言いにくいのですが)学術的になんら意味をなしていないのです。平たく言うと、近所の主婦同士の井戸端会議と大差ないものとしてしか、認知されていないんですよ……。
とありますが、統計がわからない人に言われたくない、というのが本当のところです(苦笑)。
何回も言いますが、「血液型と性格」の「査読付き」論文は、なんとしても否定的な結論に持って行く必要があるのか、統計的分析はほぼ全てが間違っています。この点を相手に指摘すると、しばらくの間は黙っていますが、いつのまにか同じ間違いが復活するというパターンが多いですね。ただし、さすがに最近は、正直に結果を示すのはまずい(?)らしく、生データは無視して、抽象的な表現でお茶を濁すケースが増えているようです。これが典型的に現れているのが、管理者さんの一連の反応です。
だいたい、科学は「誰がやっても再現性がある」ことが前提ですから、学者が言おうが、私が言おうが、井戸端会議の主婦が言おうが構わないはずで、それが、「研究論文」しか認めないというのでは、本来の科学の趣旨に反します。ましてや「研究論文」の計算間違いを認めないというのであれは、極論すればSTAP細胞の二の舞になってしまいます。そういう権威主義的で「非科学的」な主張は―差し出がましいことを言って申し訳ありませんが―少なくともこのサイトでは止めていただければと思います。もちろん、私が全面的に正しいというつもりはありません。間違っている場合は遠慮なくご指摘ください。可能な限り訂正しますので。
どうかよろしくお願いします。
ABOFANさん
>能見正比古氏の「血液型人間学」のデータをどう計算しても、「客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できる」はずがありません。
>また、「効果量」≠「効果サイズ(d)」に納得しないというのもそうですし
ーーもう何度も言っていることなので我ながらくどいと思ってますが、ABOFANさんのおっしゃる「統計学」における「効果量」というものの計算方法をお教えください、ということをまだ言うしかありませんかね?
>とありますが、統計がわからない人に言われたくない、というのが本当のところです(苦笑)。
何回も言いますが、「血液型と性格」の「査読付き」論文は、なんとしても否定的な結論に持って行く必要があるのか、統計的分析はほぼ全てが間違っています。この点を相手に指摘すると、しばらくの間は黙っていますが、いつのまにか同じ間違いが復活するというパターンが多いですね。ただし、さすがに最近は、正直に結果を示すのはまずい(?)らしく、生データは無視して、抽象的な表現でお茶を濁すケースが増えているようです。これが典型的に現れているのが、管理者さんの一連の反応です。
ーーとりあえず、(浅学ですが)私の知っている統計学とABOFANさんのおっしゃる「統計学」が全く違うものだということはようやく理解できました苦笑
さて、ですのでここからはABOFAN先生に是非とも「統計学」をご教授願いたいと考えているのですが、このコメント欄上でもそれは可能でしょうか?よろしくご検討ください。
b086
ABO FAN
血液型性格診断
いろいろと回答ありがとうございました。しかし、今回は管理者さんは相当お疲れなんでしょうか? まず、気になる点を何点か。1点目は、
>ーー効果量を明示している論文のご提示をお願いいたします。(回答日時:2015/06/01 12:49:15)
――5/27付けの投稿に書いたとおりです。念のため再掲します。
>>私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。
>――上の文章はミスですので訂正します。このサイトの関連リンクにある「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)には「本研究で扱った三つのデータセットの中で見られた一番大きな効果量は,2004年アメリカデータの η2 = .0030 であった。」と、効果量を明示しています。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/05/27 23:39:31)
[注:このη2 = .0030は間違いです。効果量η2=3%ぐらいの Q22: If you make a critical decision, take risks or avoid は、危険率0.7%で有意で、論文に紹介されているものより、ずっと危険率は低くなっています。]
2点目ですが、
>以前にもご指摘しましたが、日本パーソナリティ心理学会は以下の意見文、http://jspp.gr.jp/doc/shakai00.html#02 におけるABOFANさんのご意見をまだ伺っておりません。(回答日時:2015/06/01 12:49:15)
――5/27付けの投稿に書いたとおりです。長くなりますが、念のため再掲します。
>>いっぽうわれわれ心理学者は血液型性格判断を生み出した責任をとって[注1],自分たちで血液型と性格との関係について科学的なデータを集めてきましたが,そうしたデータからは血液型と性格の関係がほとんど確認できていないことはご存知の通りです。
>>血液型と性格の関係を主張する人々が,科学のルールに則って血液型と性格の関係を証明するデータを示せば,われわれ心理学者も即座にその関係を認めるでしょう。しかしいまのところはそうしたデータはありませんので,血液型と性格の関係は科学的事実としては認められていないわけです。
>もちろん、この質問に対して―心理学のロジックやデータをベースにして―正確に回答・反論することは可能です。しかし、私は渡邊芳之氏には個人的に大変恩義を感じていますので、今回は正面切っての反論はせず、事実のみの呈示に止めることとしますので、悪しからずご了承ください。
>さて、統計データに―少なくとも見かけ上の―関係があることは既に決着済みです。次に以前の投稿を再掲します。
>1) このサイトの参考文献では、約3000人×11年で「統計的な有意差が出た」との結論です。
>This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している... 「Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy」Sakamoto, A., Yamazaki, K.(2004)
>2) また、別の研究報告では…
>山岡は、1999年から2009年にかけて大学生を対象に血液型性格の調査を行っている(有効回答数=6660)…①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。「血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2))」山岡重行(2009) http://ci.nii.ac.jp/naid/110007674296
>3) その他にも、1850人のサンプルで差が出ています。「血液型性格判断の妥当性の検討(2)」白佐俊憲(1999) http://ci.nii.ac.jp/naid/110006603993 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/05/27 23:39:31)
読めばわかるとおり「科学のルールに則って血液型と性格の関係を証明するデータ」は複数存在します。つまり、パーソナリティ心理学会の判断のベースとなるデータが間違っているのですから、それ以後の結論も間違っていることになります。この回答では不十分ということですか? そもそも、管理者さんの質問の趣旨が「どう思われますか?」とよくわからないので、上のような回答となりましたこともご承知置きいただきたく。
では、本題に行きます。
>ーーえぇと…苦笑。ですから、効果サイズ(d)≠効果量だとおっしゃっているのはABOFANさんですよね?こちらはただABOFANさんの言うところの「効果量」の計算公式を教えていただきたいだけなのですが……。
――本当に私が教えないとわかりませんか? 簡単に計算できますよね? それに、「効果サイズ(d)≠効果量」は私の主張ではありません。例えば、縄田氏の論文にも、
>このサイトの関連リンクにある「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)には「本研究で扱った三つのデータセットの中で見られた一番大きな効果量は,2004年アメリカデータの η2 = .0030 であった。」と、効果量を明示しています。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/05/27 23:39:31)
とあり、効果量の1つとして「η2」が挙げられています。なお、英語のAbstractでは、「Effect sizes (η2) 」とありますので、「effect size (η2)」=「効果量 (η2)」≠「効果サイズ(d)」となります(言うまでもなく、η2≠dです)。というか、5/27付けの私の投稿を読んでいるはずなのに、なぜ管理者さんがこういう質問をするのか謎です。ひょっとして、相当お疲れなのでしょうか? それなら、どうかお大事にしてください。
>>また、管理者さんのような態度を取るなら、新規な学説は「査読付き」論文になるまではすべて「疑似科学」とするのが“科学的”な態度ということになります。
>>管理者さんによると、福島第一原発は堤防をかさ上げするような“非科学的”なことはするべきでない、ということにもなります
>ーー私がいつこのようなことを書きましたか?このコメント欄をどこまでさかのぼっても私の眼には見えないのですが、どうかお教えください苦笑
――ひょっとして、ロジカルシンキングはご存じないのでしょうか?
>もし、「科学」という語に関する哲学的、あるいは科学史的な説明を欲してらっしゃるのならば、以下の文献をご紹介させていただきますのでよかったらお読みください。
――以前の投稿を繰り返します。
最近読んだ山口周氏の『外資系コンサルの知的生産術』に、こんな話が紹介されていました。トップクラスのMBAを持っている才媛が入社したときのエピソードなのだそうです。
「だって、○○先生は、この分野の世界的な権威で、すごく尊敬されているんです。その先生がそういうんだから間違いありません」→「いや、その先生が高名かどうかはどうでもよくて、君自身はどうしてこれが正解だと思ったのか、その根拠を聞きたいんだけれど…」…(以下、繰り返し・笑)
>ーーとりあえず、(浅学ですが)私の知っている統計学とABOFANさんのおっしゃる「統計学」が全く違うものだということはようやく理解できました苦笑
――よく意味がわかりません。ひょっとして、管理者さんの“統計学”によると、効果量のη2とdとを区別できないのでしょうか?
>さて、ですのでここからはABOFAN先生に是非とも「統計学」をご教授願いたいと考えているのですが、このコメント欄上でもそれは可能でしょうか?よろしくご検討ください。
――これは、過去の投稿に散々書きました。もし理解できないのであれば、わからない部分の原文を引用していただけると助かります。そうでないと、たぶん(今までのような)“禅問答”になってしまうでしょう(苦笑)。どうかよろしくお願いします。
それと、管理者さんは既に十分おわかりかと思いますが、私の一連の投稿の目的は、管理者さんが何を「回答する」かを確認するのではなく、何に「回答しない」かを分析・確認するためものです。その意味では、かなり役に立つ回答をいただいたことに感謝いたします。
失礼な言い方になりますが、かなりの確率で、管理者さんの統計学は高校レベルだと思われます。仮にそうであれば、明治大学の理系学部・大学院で統計学の講義を受けた方がよろしいのではないでしょうか? 私なんかに教わるより、はるかに理解が早いと思いますが。
もちろん、それでも私に教えてほしいということであれば、特に断るつもりはありませんので、誤解のないようにお願いします。
長文大変失礼しました。
ABOFANさん
>今回は管理者さんは相当お疲れなんでしょうか?
ーーABOFANさんのこれまでの皮肉の中では最も気の利いたものだと思いますよ笑いや、やはりお上手ですね。。。
さて、まずは「効果量」についてのお話から…。
>効果サイズ(d)≠効果量」は私の主張ではありません。
ーーこのコメントはいただけません。
>簡単に「誤解」について指摘しておくのみとします。
1) 「効果量」≠「効果サイズ(d)」
ーーと仰っておられまして、このときは単に日本語訳の問題かとも思いましたが、
>また、「効果量」≠「効果サイズ(d)」に納得しないというのもそうですし、このサイトに[…]
ーーそうではないようですね。笑
ただ、ABOFANさんのいう「効果量」が分散説明率を表すη2(イータ)を指すものだということはようやく分かりました。
これなら当然「効果サイズ(d)」≠「効果量(η)」ですが、しかしこれは前述のようにABOFANさんのおっしゃっていたこととは”意味”が違いますよ?苦笑
あなたの文脈や語句からは、統計においてeffect sizeを測る指標にd値なんてない、とおっしゃっているように見えたのですよ(少なくとも私には)。正しくは、effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2があるわけですよね?
ですから、その前提なしに、単に「効果サイズ(d)」≠「効果量」だといわれても、こちらも返答のしようがありません(以前にもη2についてここで議論があったのならこちらにも非はありますが。)。「後出しジャンケン」で勝ちたいのなら別ですが、対話や議論をなさりたいのなら少なくとももう少し丁寧にーーつまり「私はη2値について話しているのだ」など――言っていただかないと、申し訳ありませんがお話にも何にもなりません苦笑
これまでのABOFANさんのネットでの”ご活躍”を見る限り、それが常套手段のようですので指摘するまでもないことかもしれませんが…。ですが、まぁこれでは相手にされないでしょう笑
しかし、とりあえずABOFANさんのいう「統計学」と私の想定している「統計学」が(少なくとも外見上は)一致したものであることがわかったので、それは大きな収穫でしょう。
では、それに基づいて回答いたします。ご提示いただいた文献「血液型と性格の無関連性」についてですが、こういう問答も何度したことかわかりませんが苦笑、お願いですから文章を”よく”読んでくださいね?
当該文献より少し長くなりますが、要点だけ抜粋しましょう。何とか最後までお付き合い願います。
>効果量の算出 本研究では, “差がない”ことを積極 的に示すために,効果量を算出した。効果量とは効果の 大きさの指標である。有意性検定の結果は標本サイズに 左右される。そのため,標本サイズによって変化する有 意性検定の結果のみならず,効果の大きさそのものを示 す効果量を提示することで,血液型が性格に及ぼす効果 の小ささを示すことが可能となる。本研究では4種類の 血液型間の比較を分散分析により検討し,効果量として η2(血液型の要因の平方和/全体平方和)を算出した2。 η2 は分散説明率を示す指標であり,データで得られた個人差の全分散の中で,血液型の違いから説明できる分 散の割合が示される。η2 が限りなく小さくゼロに近い 場合には,血液型の違いが性格を説明しない根拠を積極 的に示すことができるだろう。
> 結果 本研究では三つのデータセットを分析した。それぞ れ順に報告する。 2004年度日本データ 使用した21項目に対して,血液型を独立変数とす る,1要因4水準の分散分析を行った(N=2,878─ 2,938)。分析の結果をTable 1にまとめた。 “子供の将 来が気にかかる”を除いた,21項目中20項目で有意 差 は 見 ら れ な か っ た(Fs < 2.456, ps>.061 η2s <.0025)。唯一有意差が見られた“子供の将来が気に かかる” (F (3, 2874)=2.623, p=.049) に関しても,効 果量は極めて小さく(η2=.0027),ほぼ無視することのできるほどの違いしか無かった。
ーーよ~く読んでください。”有意差は見られなかった”という記述がありますよね?また唯一~の文脈も”ほぼ無視することのできるほどの違いしか無かった。”とありますね?(というか、η2=0.0027って…)
さて、文量が多くなって申し訳ないのですが、考察にも、
>分析の結果,どのデータセットにおいても,血液型 と性格との間に意味のある関連性は見られていない。 合計68項目のうち,65項目で有意な平均値差は得ら れなかった。わずかな差でも検出できるはずの大規模 なデータセットでもほとんどの項目で有意差が得られ ないことは,血液型と性格の無関連性を強く示すもの である。
―― 要点はこれで十分かと思います。が、前回のコメントにあった
>[注:このη2 = .0030は間違いです。
――とは、いったいどういう意味ですか?この論文のデータに誤りがあるということでしょうか?
>Q22: If you make a critical decision, take risks or avoid は、危険率0.7%で有意で[…]
――こんな記述は当該論文のどこにも見当たらなかったのですが…。私が見落としていたのならお教えください。
>失礼な言い方になりますが、かなりの確率で、管理者さんの統計学は高校レベルだと思われます。
――これに関しては特に反論はありません。まぁ遠からず、といったところかと自分自身思っておりますので苦笑しかし、正直ABOFANさんの読解力の方が深刻な問題かと思っており、心配でなりません。
>ひょっとして、ロジカルシンキングはご存じないのでしょうか?
――この発言には、申し訳ありませんが、笑ってしまいました。狙って言ったのだとしたら大したもんです笑
後の、山岡先生等の研究発表についてはこちらからは以前にも何度もご指摘させていただいておりますので、ABOFANさんがロジカルシンキングを学習なさってから、また議論いたしましょうか。
b087
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿について若干補足します。まず、管理者さんから目立った反応がないのが、
>能見正比古氏の「血液型人間学」のデータをどう計算しても、「客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できる」はずがありません。
>管理者さんのような態度を取るなら、新規な学説は「査読付き」論文になるまではすべて「疑似科学」とするのが“科学的”な態度ということになります。
の2つです。この2つは管理者さんのメインとなるはずの主張に対する私のコメントですが、何か回答しない(できない?)理由でもあるのでしょうか? また、
>少なくとも日本パーソナリティ心理学会が「血液型性格診断」に対して懐疑的であることはお認めになるわけですね?
は、たぶん管理者さんが日本パーソナリティ心理学会の事情をおわかりになっていないので、こういう質問をしているのではないかと推測します。
管理者さんも十分ご存知のことかとは思いますが、多くの学会では様々な主張・意見が存在しています。日本パーソナリティ心理学会でも、「血液型と性格」に関しては、1)否定的 2)肯定的 だけではなく、同じ人でも 3)公式的 4)個人的 によっても違いますし(これは本当はおかしいですが、事実なのだからしょうがありません・苦笑)、更に 5)どの時点か によっても主張は異なります。従って「日本パーソナリティ心理学会が」と言われても、なんともお答えしようがありません。ですので、HPには事実誤認があるという記述になりました。
以上、よろしくお願いします。
ABOFANさん
>多くの学会では様々な主張・意見が存在しています。[…]
――これに関しては私も同意見です。立場や目指すところによって意見が違うのはむしろ”自然”でしょう。
しかし、私が言いたいのは、少なくとも公式ホームページに「血液型性格診断」に否定的な意見を掲載する、ということには何らかの”意味”があるのではないか、ということです。
それを「日本パーソナリティ心理学会」の、公式ではないにしろそれに準じた意見、ととらえるほうが普通は一般的かと思います…。
そういう前提のもと、ABOFANさんの当該の意見文に対してのご感想をうかがいたかったわけです。いかが思われていますでしょうか?
b088
ABO FAN
血液型性格診断
おつきあいただきありがとうございます。さて、
>このときは単に日本語訳の問題かとも思いましたが、…ABOFANさんのいう「効果量」が分散説明率を表すη2(イータ)を指すものだということはようやく分かりました。
――違いますよ。「効果量」≠「効果サイズ(d)」の意味は、「効果量」=「η2」ではありませんし、日本語とも関係ありません。英語なら、"effect size" ≠ "effect size (d)" で、読んだとおりです。だからといって、"effect size" = "effect size (η2)" でもありません。
>あなたの文脈や語句からは、統計においてeffect sizeを測る指標にd値なんてない、とおっしゃっているように見えたのですよ(少なくとも私には)。正しくは、effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2があるわけですよね?
――半分はそのとおりです。ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやη2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか?
>これまでのABOFANさんのネットでの”ご活躍”を見る限り、それが常套手段のようですので指摘するまでもないことかもしれませんが…。ですが、まぁこれでは相手にされないでしょう笑
――申し訳ありませんが、印象論には回答できかねますのでご了承ください。しつこいようですが、原文の引用をお願いします。
なお、私が“相手にされない”のは、おそらく相手が自分の間違いを認めたくないからでしょう。というのは、最初に相手が私を批判しているにもかかわらず、私が反論すると「相手にしない」と言うのです。これは相手が「反論しない(できない?)」という意味だと理解しています。そもそも、「相手にしない」なら、わざわざ私を批判する必要もないわけで…。例えば、nさんとの議論が終了したようです(続)がそうです。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2013-12-27
>とりあえずABOFANさんのいう「統計学」と私の想定している「統計学」が(少なくとも外見上は)一致したものであることがわかったので、それは大きな収穫でしょう。
――それは嬉しいです(笑)。
>[注:このη2 = .0030は間違いです。――とは、いったいどういう意味ですか?この論文のデータに誤りがあるということでしょうか?/Q22: If you make a critical decision, take risks or avoid は、危険率0.7%で有意で[…] ――こんな記述は当該論文のどこにも見当たらなかったのですが…。私が見落としていたのならお教えください。
――「アメリカ2004」のQ22は、原論文ではなぜか計算していません。しかし、原論文にはありませんが、縄田氏のサイトにはこうあります。
>【追加分析2】/⇒ さらに,この論文と同じデータセットで,その他の項目も追加分析を行いました。/以下の変数に関しては,「日本2004」,「日本2005」,「アメリカ2004」の*3つ全てのデータセット*で,血液型間に有意差が一貫して得られる項目はありません。[注:*は私が追加] http://nawatakengo.web.fc2.com/works/jjp2_abst_jp.htm
ところで、原論文の「効果量η2は.003以下」は*単独のデータセット*について記述です。しかし、なぜか追加分析2では、*3つ全てのデータセット*と大きく基準が変わってしまいました。なぜこのように基準を変えたのは不明ですが、原論文と同じ*単独のデータセット*なら、「物事を決断するとき、リスクを許容するか回避するか」の「アメリカ2004」(Q22)では明らかに有意差が出ています。なお、元データは大阪大学のサイトに公開されているので、誰でも計算可能です。http://srdq.hus.osaka-u.ac.jp
以上のことから、当初縄田氏が「アメリカ2004」(Q22)で有意差が出ていることを意図的に隠蔽したかどうかは不明ですが、追加分析2では意図的に基準を変えて、有意差が出ていることを隠蔽したことは明らかです。
余談ですが、この追加分析2は2014年8月23日付けですから、時期的には私のブログでの指摘(2014年7月12日付)の後ということになります。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-07-12
私の指摘に彼が反応した可能性もゼロではありませんが、本当のところはわかりません。いずれにせよ、日本語の「査読付き」論文はこんなのばかりですので、全くもって信用できないのです(苦笑)。
>>失礼な言い方になりますが、かなりの確率で、管理者さんの統計学は高校レベルだと思われます。
>――これに関しては特に反論はありません。まぁ遠からず、といったところかと自分自身思っておりますので苦笑
――普通は自ら率直にこんなことを言う人はいなので、正直驚きました。今後、率直な意見交換が出来そうで嬉しいです。
>しかし、正直ABOFANさんの読解力の方が深刻な問題かと思っており、心配でなりません。
――ご心配ありがとうございます。まぁ、お互いに頑張りましょう(笑)。
>>ひょっとして、ロジカルシンキングはご存じないのでしょうか?
>――この発言には、申し訳ありませんが、笑ってしまいました。狙って言ったのだとしたら大したもんです笑
私が言うのもどうかと思いますが、データが読めないというのもどんなものでしょうか…。
>私が言いたいのは、少なくとも公式ホームページに「血液型性格診断」に否定的な意見を掲載する、ということには何らかの”意味”があるのではないか、ということです。/それを「日本パーソナリティ心理学会」の、公式ではないにしろそれに準じた意見、ととらえるほうが普通は一般的かと思います…。/そういう前提のもと、ABOFANさんの当該の意見文に対してのご感想をうかがいたかったわけです。いかが思われていますでしょうか?
――この質問の意図が不明ですが、もう一度お答えします。「日本パーソナリティ心理学会」の、公式ではないにしろそれに準じた意見は、統計的に間違っていることは明らかです。しかも、学会員にもその間違いに気付いている人もいます。
となると、その“意味”は「大本営発表」としか考えようがありません。つまり、何らかの意図を持って、一般向けに間違った情報を流しているということなります。違いますか? では、その意図とは何かと言われても私には答えられませんが、とにかく「血液型と性格」に関係があっては絶対に困る(苦笑)、ということなのでしょう、たぶん。もちろん、以上の“意味”は単なる私の推測にすぎません。
繰り返しになりますが、正直なお応えありがとうございました。今後は、少しは議論が進展しそうです。
では失礼します。
ABOFANさん
>縄田氏が「アメリカ2004」(Q22)で有意差が出ていることを意図的に隠蔽したかどうかは不明ですが、追加分析2では意図的に基準を変えて、有意差が出ていることを隠蔽したことは明らかです。
>統計的に間違っていることは明らかです。しかも、学会員にもその間違いに気付いている人もいます。
となると、その“意味”は「大本営発表」としか考えようがありません。つまり、何らかの意図を持って、一般向けに間違った情報を流しているということなります。違いますか? では、その意図とは何かと言われても私には答えられませんが、とにかく「血液型と性格」に関係があっては絶対に困る(苦笑)、ということなのでしょう、たぶん。
――ほぉ、つまり、ABOFANさんの世界の中では、「血液型性格診断」にはいわれのない”陰謀”が憑りついている、と認識されているのですか…。なるほど、それは興味深いですね。
ではその陰謀とやらは、「誰が」「何の目的で」行っているものだと思われていますか?ABOFANさんの独断と偏見で結構ですので、そのあたりのお考えを詳しくお聞きしたく…。
b089
ABO FAN
血液型性格診断
以下は余談です…。
>「後出しジャンケン」で勝ちたいのなら別ですが、対話や議論をなさりたいのなら少なくとももう少し丁寧にーーつまり「私はη2値について話しているのだ」など――言っていただかないと、申し訳ありませんがお話にも何にもなりません苦笑/これまでのABOFANさんのネットでの”ご活躍”を見る限り、それが常套手段のようですので指摘するまでもないことかもしれませんが…。ですが、まぁこれでは相手にされないでしょう笑
――とありますが、例えば私の直前の投稿で「相手にされない」のは次の部分です。
>前回の投稿について若干補足します。まず、管理者さんから目立った反応がないのが、
>>能見正比古氏の「血液型人間学」のデータをどう計算しても、「客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できる」はずがありません。
> >管理者さんのような態度を取るなら、新規な学説は「査読付き」論文になるまではすべて「疑似科学」とするのが“科学的”な態度ということになります。
>の2つです。この2つは管理者さんのメインとなるはずの主張に対する私のコメントですが、何か回答しない(できない?)理由でもあるのでしょうか?
しかし、この文章はどう読んでも、「後出しジャンケン」ではないでしょう。あるいは「もう少し丁寧に」書く必要があるとも思えません。上の文章の何が私の“常套手段”なのでしょうか? あるいは、しつこく相手に回答を要求するのが“常套手段”なのですか?
さっぱりわからないので、確認のため再度質問します。よろしければ回答いただきたく。
ABOFANさん
>能見正比古氏の「血液型人間学」のデータをどう計算しても、「客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できる」はずがありません。
――これについては、何度もご指摘しており、これこそまさにロジカルシンキングなので、今のABOFANさんにお伝えしても無駄になるだけかと思いますが、しかたないですね。
まず、何度も申しあげましたが、「血液型十戒(10の心得)」より
>8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である
>2. 血液型は気質の素材。従って性格はいかようにも料理出来ることを知ろう。
>9. 血液型は心の科学。性格や未来を占うものではないと知ろう。
――このあたり、(特に8)が何を意味しているのか、哲学的な概念定義が決定的に”甘い”ですね。科学の「枠組み」として主張なさるのなら、これではお粗末すぎますし、これはむしろ科学としての「血液型性格診断」肯定派の方々が、内部で議論すべき問題のように思います。
次に、能見氏の「血液型人間学」からです。
たとえばp13に第一表として、当時の著名人の名前が「A型」「B型」ごとに「血液型」で区分けされています。(申し訳ありませんが、コメント内に表は書けないので、お手持ちの本にてご確認ください)
そして、この表に関してこのような記述があります。
>だが、この表の一人一人を比べ、あるいは全体を通観し、どちらが固い感じ、どの段がソフトな感じか、判らない人がいたら、その人は、よくせき浮世に超然とした人であろう。(p14)
――これはほんの一例でして、疑問点はそれこそ掃いて捨てるほどあるのですが…。やはり、ご一緒に輪読してみたほうがよろしいかと思いますね…。ABOFANさんのロジカルシンキング能力の向上にも役に立つと思いますよ^_^
>管理者さんのような態度を取るなら、新規な学説は「査読付き」論文になるまではすべて「疑似科学」とするのが“科学的”な態度ということになります。
――はて?私が申し上げたのはABOFANさん個人の活動態度についてでありまして、その他に含意のあるものではないのですが…。
つまり、ネット上で”遊ぶ”のなら結構ですが、『ネット上”のみ”での”実証データ”(これは未発表という意味です)とされる』、『(ABOFANさんのお言葉を拝借する意味での)「統計学」なるもの』では、実質的に何の威力もありませんよ?ということです。
平たく言えば、ABOFANさんが独自に計算なさった統計学(笑)的データを検証してほしい(取り上げてほしい)のならば、まずは”外部に向けて発表”してください、ということです。
b090
ABO FAN
血液型性格診断
再度補足します。
実は、管理者さんが「効果サイズ(d)」と言ってきた時点で、ほぼ確実にeffect sizeやノンパラメトリック検定を理解していないのだと感じました。そこで、本当に理解していないかどうか確かめるために、能見正比古氏のデータで「効果サイズ(d)」を計算してみるよう誘導したのです。
もし、管理者さんがeffect sizeを理解しているのなら、この時点で「効果サイズ(d)」を計算できないことに気が付くはずです。案の定、管理者さんはこの点には全く気が付きませんでした。しかも、その後には「日本語の問題」や「後出しジャンケン」とまで言い出しました。この時点で完全にアウトです。
ただ、これが私の“常套手段”かというと、それはかなり疑問ですね。普通は、一番最初の時点で相手が撤退するか“回答拒否”でしょう…。
閑話休題。
普通は相手に悪く思われるだけ損なので、ここまでネタバレになるようなことは書きません。しかし、私の意図が誤解されるのもどうかと思い―余計なことかもしれませんが―正直なところを書いてみた次第です。
勝手ながらお気を悪くされないよう希望します。
大変失礼しました。
ABOFANさん
??例によって要領を得ない文章なのですが、つまり、私はABOFANさんの掌の上で上手に転がされていた、ということをおっしゃりたいのでしょうか?苦笑
あらら、それは気が付きませんでした。さすが…脱帽です苦笑
しかし、惜しむらくは、この24時間ほどで3度もコメントを連投なさってしまったこと、その中で「ネタバレ」「アウト」など強がりにも聞こえるような言葉を遣われてしまったこと、そしてそれを私に伝えてしまったことですね~。
実に惜しかった、と思います。笑少し気が急いてしまわれたのでしょうか?
まァでも、残念賞ではありませんが、こちらも一つ「ネタバレ」を…笑
ABOFANさんの情報(ネットではなく現実の)をこちらも少し把握しております。情報源ははっきりとは言えませんが、ABOFANさんの大好きな、「統計学」にお詳しい先生からの又聞きです。
そのおかげで、ABOFANさんとますますお会いしたく思っております。以前のコメントで、前向きなお返事をいただいておりますので、こちらも近く、予定を調整しようかと思っております。この件に関しては、いずれ、また。
b091
ABO FAN
血液型性格診断
いくつか気になった点についてです。
まず、「血液型十戒(10の心得)」は、哲学的…とは関係なく、単純に管理者さんの文章解釈の問題でしょう。ですので、私と議論してもどうにもなりません。どうしても気になるなら、直接ABOセンターに意味を確認すればいいだけの話です。ほぼ間違いなく、私の解釈でOKという結果になると思いますよ。なんなら、私が確認してもいいのですが、どうせ信用されないでしょうから(苦笑)管理者さんが直接確認されてはいかがでしょうか?
また、私が一番興味があるのが、管理者さんが直接データを確認しないで物事を判断することです。もし、管理者さんが普通の学生・院生だとするなら別にどうということはないのですが、「疑似科学とされるものの科学性評定」でデータを無視するのはどうかと思いますが…。この点は、実際にお会いしたときに直接お話をお聞きしようと思っています。例えば、
>平たく言えば、ABOFANさんが独自に計算なさった統計学(笑)的データを検証してほしい(取り上げてほしい)のならば、まずは”外部に向けて発表”してください、
――ここでの投稿は”外部に向けて発表”ですよね? 違うのですか? そこで、私の計算なり分析なりが正しいかどうかチェックされるわけです。このサイトに掲載されている内容でさえ、管理者さんが検証しないというなら、このサイトの「情報提供、コメント、質問を歓迎します。」はどういう意味なのでしょう? ひょっとして、哲学的な意味なら検証するが、データの検証や再分析は一切拒否します(?)ということですか? 私には理解不能です…。
>しかし、惜しむらくは、この24時間ほどで3度もコメントを連投なさってしまったこと、その中で「ネタバレ」「アウト」など強がりにも聞こえるような言葉を遣われてしまったこと、そしてそれを私に伝えてしまったことですね~。/ 実に惜しかった、と思います。笑少し気が急いてしまわれたのでしょうか?
――私がここに書くのもどうかと思いますが、管理者さん(と私の投稿の読者…いるのかな?)のために、もう一度「ネタバレ」を書いておきます(笑)。「私[管理者さん]に伝えてしまった…」というのは、はっきりいって私の中での優先度は低いです。言うまでもなく、私の投稿は管理者さん向けというより、このサイトに想定される読者をメインのターゲットにして書いています。このサイトの読者は、疑似科学批判に興味があるだけではなく、それになりに意識や知的水準が高い人でしょう。また、当然のことならながら、管理者さんの指導教授の方なども、ある程度は目を通しているはずです。このような人が、私や管理者さんの投稿を読んでどんな反応をするのか、あるいはどの程度のレベルなら理解してもらえそうか、というのも多少は計算しています。科研費の対象ですから、文科省に報告書も提出するはずですし…
言うまでもなく、一番優先度が高いのは、私の投稿に対して管理者さんから回答をもらうことです。そうでなければ、読者は増えませんからね。
もっとも、上の私の想定が正しいかどうか、というのは別の問題です(苦笑)。詳しくは、直接お目にかかったときにでもお話ししましょう。
もちろん、そんなことは全部わかっている…ということなら、あえてここで私が「ネタバレ」を書く必要もないわけで、全く余計なお世話な訳なのですが、一応念のため(笑)。
失礼します。
ABOFANさん
>ここでの投稿は”外部に向けて発表”ですよね? 違うのですか? そこで、私の計算なり分析なりが正しいかどうかチェックされるわけです。このサイトに掲載されている内容でさえ、管理者さんが検証しないというなら、このサイトの「情報提供、コメント、質問を歓迎します。」はどういう意味なのでしょう? ひょっとして、哲学的な意味なら検証するが、データの検証や再分析は一切拒否します(?)ということですか? 私には理解不能です…。
――本研究は、文部科学省科研費の補助を受けてスタートしております。
ですが、私が言いたいのはABOFANさん自身が研究成果だ、とされている独自の論文解釈、その他検証は「研究」ではありませんよ、ということです。
学問分野に身を置かれたことのないABOFANさんにとっては少しなじみのないことでしょうが、学術研究では原則的に研究者の「匿名性」は認められていないかと考えます(もちろん、研究協力者は別です)。
まさか「ABOFAN」というのが実名ではないのでしょうから(実名でしたら申し訳ありません)、ご自身が「研究」なさった、と主張されるのならば、「実名」「所属」「研究の主旨」(後者2つは必ずしも必要ではありませんが)を明記したうえで、”この論文の統計データには誤りがある。私が正しく検証したので見てほしい”という態度で臨まれるべきかと…。
あと、必ず誤解されるでしょうからこれも書いておきますが、既に書かれた論文や研究の紹介、それらへの反論等は上記には含まれませんし、本研究は科学コミュニケーション分野の研究ですので、そういった議論はむしろ歓迎です。
ですが、ABOFANさんの場合、既に発表された「論文」を”改ざん、あるいは剽窃(この語の不正確性については先に断わっておきます)”したうえでのコメント(例えば、>縄田氏が「アメリカ2004」(Q22)で有意差が出ていることを意図的に隠蔽したかどうかは不明ですが、追加分析2では意図的に基準を変えて、有意差が出ていることを隠蔽したことは明らかです。や、>まず、山下氏のデータがタイプ2エラーであることについてです。前回紹介した山岡氏の6660人のデータのうち、彼の著書「ダメな大人にならないための心理学」p49-52には、1999年に調査したデータを統計的に検定した結果が紹介されています。サンプル数は1300人で、全質問28項目中7項目で有意な差があります(最大のF値は7.816なのでp<0.0001で有意)。では、血液型による差が同じだと仮定し、サンプル数を山下氏と同じ261人(約1/5)に減らして再計算してみます。F値はサンプル数に比例するので、最大のF値は7.816÷5=1.569[正確には7.816×261÷1300]となり全28項目のいずれも有意差は検出されません。あるいは、p<0.05で有意とするなら、400人程度以上のサンプルが必要となります。よろしいですか?など)がこれまでに多くあります。なので、上記のようなことを主張されたいのでしたら、当該論文の著者に直接尋ねるか、もしくはご自身で、「実名」を名乗ったうえで新たに研究を行ってください、ということです。”「ABOFAN」(仮)の指摘によると~”なんて論文や研究を、少なくとも私はみたことありません笑
>「私[管理者さん]に伝えてしまった…」というのは、はっきりいって私の中での優先度は低いです。言うまでもなく、私の投稿は管理者さん向けというより、このサイトに想定される読者をメインのターゲットにして書いています。
――なるほど。しかし、その割にはこちらが回答していない(とABOFANさんが思われているもの)に対する食いつきが尋常ではないようですし、コメントの連投も目立ちますが……まぁいいでしょう笑
b092
ABO FAN
血液型性格診断
もう一度読み直したので何点か補足しておきます。
>>統計的に間違っていることは明らかです。しかも、学会員にもその間違いに気付いている人もいます。/となると、その“意味”は「大本営発表」としか考えようがありません。つまり、何らかの意図を持って、一般向けに間違った情報を流しているということなります。違いますか? では、その意図とは何かと言われても私には答えられませんが、とにかく「血液型と性格」に関係があっては絶対に困る(苦笑)、ということなのでしょう、たぶん。
>――ほぉ、つまり、ABOFANさんの世界の中では、「血液型性格診断」にはいわれのない”陰謀”が憑りついている、と認識されているのですか…。なるほど、それは興味深いですね。/ではその陰謀とやらは、「誰が」「何の目的で」行っているものだと思われていますか?ABOFANさんの独断と偏見で結構ですので、そのあたりのお考えを詳しくお聞きしたく…。
――これは管理者さんが一番よくご存じのはずです。なにしろ、次のとおり、まさに自分で実践しているのですから(苦笑)。
>『ネット上”のみ”での”実証データ”(これは未発表という意味です)とされる』、『(ABOFANさんのお言葉を拝借する意味での)「統計学」なるもの』では、実質的に何の威力もありませんよ?ということです。
――これもよくわかりません。なぜなら、坂元章氏、山岡重行氏、白佐俊憲氏の統計データに「差がある」という論文は「発表済み」です。それらの結果について、管理者さんが一切「ノーコメント」なだけではなく、ノーコメントである理由も「ノーコメント」というのは非常に不思議です。たぶん、「関係がある」ということを言えないような「空気」があって、それには絶対に逆らえないから沈黙している、というのが最も有力な説ではないかと思います(山本七平氏の「空気の研究」を読んでみてください)。
ですので、この質問に関しては、自ら実践されている管理者さんなら、最も正確な答えが可能なずです。私もぜひ知りたいので、ぜひこの場で公開してみてはいかがでしょうか?
>たとえばp13に第一表として、当時の著名人の名前が「A型」「B型」ごとに「血液型」で区分けされています。(申し訳ありませんが、コメント内に表は書けないので、お手持ちの本にてご確認ください)/そして、この表に関してこのような記述があります。
>>だが、この表の一人一人を比べ、あるいは全体を通観し、どちらが固い感じ、どの段がソフトな感じか、判らない人がいたら、その人は、よくせき浮世に超然とした人であろう。(p14)
>――これはほんの一例でして、疑問点はそれこそ掃いて捨てるほどあるのですが…。やはり、ご一緒に輪読してみたほうがよろしいかと思いますね…。ABOFANさんのロジカルシンキング能力の向上にも役に立つと思いますよ^_^
――まさか、こんなことで引っかかるとは思いませんでした。単独で比べると差がわからないが、集団で比べれば差があることがわかる…ってどっかで聞いたような気がしませんか? そうです、まさに統計的検定そのものです。これが、管理者さんのロジカルシンキング能力の「ほんの一例」でないことを祈っています。
>平たく言えば、ABOFANさんが独自に計算なさった統計学(笑)的データを検証してほしい(取り上げてほしい)のならば、まずは”外部に向けて発表”してください、ということです。
――例えば、縄田氏(2004)のQ22は私が「独自に計算」したものはないですよね? 本人が隠しているのは明らかですから…。それでも疑うのなら、試しに自分で計算してみてはいかがでしょうか? それとも、計算を“拒否”されるつもりですか?
このように、管理者さんの今までの態度は、今後科学的な議論を進めるのには少々不安を感じさせるものです。STAP細胞のウソを最初に見破ったのはネット上の批判です。それらの批判は、決して専門家だけには限りません。管理者さんだって、専門家以外の多くの貢献があった事実を知らないはずはないでしょう。過去の投稿にも書きましたが、東日本大震災の大津波を予測したのは「専門家」であるはずの地震学者ではありませんし。老婆心ながら、学際的な研究も含めて、もう一度よく考え直された方がよいのではないかと…。
失礼しました。
ABOFANさん
>これは管理者さんが一番よくご存じのはずです。なにしろ、次のとおり、まさに自分で実践しているのですから(苦笑)。
>例えば、縄田氏(2004)のQ22は私が「独自に計算」したものはないですよね? 本人が隠しているのは明らかですから…。それでも疑うのなら、試しに自分で計算してみてはいかがでしょうか?
――ほう…。つまり、縄田氏の論文が「血液型性格診断」を「否定する論旨」で書かれたものであるということは、お認めになるのですね?そのうえで、氏はデータを隠ぺいしている、と…。そのほか、ABOFANさんに提示していただいた論文、研究等も同様の趣旨のものが多いのですが、それらも「否定的な論旨」で書かれているが、実はそれはデータを隠ぺいしている、という認識をされている、ということでよろしいのですね?
なるほど、それは面白いご意見ですが、そうだとするとABOFANさんの最初の意図とは意味の異なるものになってしまいますね。その辺りの認識はおありなのですか?
>これもよくわかりません。なぜなら、坂元章氏、山岡重行氏、白佐俊憲氏の統計データに「差がある」という論文は「発表済み」です。
――ええ、発表済みですよ笑。私が指摘しているのは、それらに対するABOFANさんの解釈や、データの改ざんや隠ぺい説を打ち立ててらっしゃる、あなたの個人的な「研究」活動についてなのです。それ以外に含意はありません。(と、何度も言っているはずなのですが…苦笑)
それと、上記のうち、坂元氏、山岡氏の研究については「血液型性格診断」を否定するものだということ(そもそも上記は”自己成就”に関しての研究です)は以前にも何度もご指摘いたしました(それに対する返答はABOFANさんからはありませんでしたが)。また、白佐氏の論文についても、原文にて「慎重な態度でのぞむべき」との旨が読み取れることを申し上げました。
>まさか、こんなことで引っかかるとは思いませんでした。単独で比べると差がわからないが、集団で比べれば差があることがわかる…ってどっかで聞いたような気がしませんか? そうです、まさに統計的検定そのものです。
――やはり、予想通りの返答でした…苦笑このコメントでの会話の流れ、がやはりおわかりになれないのですね…。
「ABOFAN」>>能見正比古氏の「血液型人間学」のデータをどう計算しても、「客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できる」はずがありません。[中略]
>の2つです。この2つは管理者さんのメインとなるはずの主張に対する私のコメントですが、何か回答しない(できない?)理由でもあるのでしょうか?
「私」>次に、能見氏の「血液型人間学」からです。
たとえばp13に第一表として、当時の著名人の名前が「A型」「B型」ごとに「血液型」で区分けされています。(申し訳ありませんが、コメント内に表は書けないので、お手持ちの本にてご確認ください)
そして、この表に関してこのような記述があります。
>だが、この表の一人一人を比べ、あるいは全体を通観し、どちらが固い感じ、どの段がソフトな感じか、判らない人がいたら、その人は、よくせき浮世に超然とした人であろう。(p14)
――語句説明のカッコ内に(特定の)との記述があるのをご覧になられましたか?私は能見氏の「血液型人間学」において統計の話をした覚えはありませんよ?(そもそもあれで統計なんですか?笑ABOFANさんの態度としては、能見氏の曖昧な統計をこそ、非難の対象とすべきなのでは?)
一度聞いておきたかったのですが、ABOFANさんは能見氏の「統計」についてはどう思われているのでしょうか?
「血液型十戒」につきましては、やはり1-10まで”意味不明”ですね。全体を俯瞰すると、あれではむしろ「血液型性格診断」を否定しているように読めるのですが…それでいいんですか?苦笑
b093
ABO FAN
血液型性格診断
ご丁寧な回答ありがとうございます。
引き続き「ネタバレ」で恐縮ですが、今後の議論の議論の方向に大きく影響するので、もう少し詳しく説明しておきます。
さて、私の投稿は、読めばおわかりかと思いますが、管理者さんの回答を引き出すために細かい細工をしています。なぜなら、当初しばらくの間は回答がなかったからです。ただ、最近は薬が効きすぎた(苦笑)という感じがなくもないので、持って回った表現は最低限にし、本来予定していた「対話路線」に変更することにします。どうぞよろしくお願いします。では、
>――本研究は、文部科学省科研費の補助を受けてスタートしております。
はい、だから私もある程度安心して投稿している訳です。個人のサイトと違い、ある程度フェアな環境と議論のレベルを確保していますし、当初しばらく回答がない点を除いては、管理者さんのご配慮には感謝しています。なお、これは決してお世辞ではありません。
>ですが、私が言いたいのはABOFANさん自身が研究成果だ、とされている独自の論文解釈、その他検証は「研究」ではありませんよ、ということです。
――これには反論します。私が提示しているのは、基本的に「事実」で「研究」や「独自の論文解釈」ではありません。しかし、管理者さんはなぜか私の説明をほとんど無視している、というのもこれまた「事実」です。
>学術研究では原則的に研究者の「匿名性」は認められていないかと考えます
――では、仮に匿名でなければ、本当に全て回答していただけますか? そうではないでしょう? とするなら、この質問は無意味ではないですか?
>「実名」「所属」「研究の主旨」(後者2つは必ずしも必要ではありませんが)を明記したうえで、”この論文の統計データには誤りがある。私が正しく検証したので見てほしい”という態度で臨まれるべきかと…。
――これには驚きました。ひょっとして、studentのt(t検定)を知らないのでしょうか? 失礼ながら、t検定を知らないのでは高校レベルと言われてもしょうがないと思います。これまた失礼な言い方ですが、管理者さん統計学のレベルがほぼわかったので、具体的な「統計データ」の話をしても意味がない、と感じているのも正直な気持ちです。
>あと、必ず誤解されるでしょうからこれも書いておきますが、既に書かれた論文や研究の紹介、それらへの反論等は上記には含まれませんし、本研究は科学コミュニケーション分野の研究ですので、そういった議論はむしろ歓迎です。…
――気分を害する言い方になって大変恐縮ですが、統計を知らない方に統計データを説明するのには、従来の私の説明方法を大きく変える必要性は感じています。その意味では、確かにおっしゃるとおりです。管理者さんのアドバイスも含め、今後の統計的検定の説明は、なるべくデータや数字を使わない説明にする予定です。
>――なるほど。しかし、その割にはこちらが回答していない(とABOFANさんが思われているもの)に対する食いつきが尋常ではないようですし、コメントの連投も目立ちますが……まぁいいでしょう笑
――これは(重々ご承知かと思いますが)管理者さんの回答を引き出すテクニック、そして管理者さんが統計を知らないことを強調するための文章です。私だけではなく、他の方もよく使っているパターンです。例えば、現在は閉鎖されてしまいましたが、過去のkikulogではよく見かけました(というか、論争ではほとんどそういう文章で埋め尽くされます・苦笑)。
>>例えば、縄田氏(2004)のQ22は私が「独自に計算」したものはないですよね? 本人が隠しているのは明らかですから…。それでも疑うのなら、試しに自分で計算してみてはいかがでしょうか?
>――ほう…。つまり、縄田氏の論文が「血液型性格診断」を「否定する論旨」で書かれたものであるということは、お認めになるのですね?そのうえで、氏はデータを隠ぺいしている、と…。…なるほど、それは面白いご意見ですが、そうだとするとABOFANさんの最初の意図とは意味の異なるものになってしまいますね。その辺りの認識はおありなのですか?
――これまた大変失礼な言い方で恐縮ですが、縄田氏(2004)のQ22…は、管理者さんがこの数値を計算できないことを確認するための質問です。ですので、この管理者さんの回答は、まさに私の期待どおりということになります。なお、「最初の意図」ですが、申し訳ありませんが原文が示されていないので、なんともお答えできません。
さて、ほとんどの心理学の論文は、「血液型性格診断」を「否定する論旨」で書かれています。ただし、管理者さんもご存じのように、それらはきちんとした心理学の方法論に基づいています。読めばわかるとおり、多くの論文では、一番最初に統計データに「差がある」か「差がない」かを吟味しているのです。逆に、この統計データの分析が間違っているとしたら、その後にどんな考察をしても無意味になります。なにしろ、考察のベースとなる前提が間違っているのですから…。私が指摘しているのは、そういうことです。
しかし、なぜか管理者さんは、前提となる「統計データ」を全く無視し、「考察」だけ強調しているように見えます。そもそも前提が間違っているのなら、いくら(間違っている)考察について議論しても無意味でしょう? この点は、管理者さんが一貫して“回答拒否”のため、はたしてこれが意図的なものなのか、あるいは無意識的にやっているのか、それとも何か別の意図があるのか、正直に言って私にはわかりません。
>>これもよくわかりません。なぜなら、坂元章氏、山岡重行氏、白佐俊憲氏の統計データに「差がある」という論文は「発表済み」です。
>――ええ、発表済みですよ笑。私が指摘しているのは、それらに対するABOFANさんの解釈や、データの改ざんや隠ぺい説を打ち立ててらっしゃる、あなたの個人的な「研究」活動についてなのです。
――この文章も理解できません。なぜなら、
1) 坂元氏他 統計データに「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
2) 縄田氏 統計データに「差がない」→血液型と性格に差がない
ですから、統計データの差の有無だけ取り上げると、1)と2)は明らかに矛盾しています。この矛盾は「事実」ですから、実名だろうが匿名だろうが、誰が指摘しようが関係ありません。管理者さんがこの「矛盾」を無視しているのは、単にロジカルシンキングが苦手なのか、あるいは事実を認めたくないのか…私にはわかりません。逆に、1)と2)のどちらが正しいのかわからない(=統計データの差の有無が未確認)だとすると、血液型と性格に差がないかどうかは「不明」ということになります。これが、心理学的手法を使った場合の当然の帰結です。
実に単純な話なので、なぜ管理者さんが理解できないのか、私にはさっぱり理解できません。実は、kikulogや私のサイトの読者では、この説明が理解できない人はいませんでした。どうすればいいのでしょう?
>――語句説明のカッコ内に(特定の)との記述があるのをご覧になられましたか?私は能見氏の「血液型人間学」において統計の話をした覚えはありませんよ?(そもそもあれで統計なんですか?笑ABOFANさんの態度としては、能見氏の曖昧な統計をこそ、非難の対象とすべきなのでは?)
――すみません、正直に言います。高校レベルの知識では、能見正比古氏のデータは分析できません。まずχ2検定を理解してください。もし理解できないというなら、私がいくら文章を書いても到底説明不可能です。統計的検定をイメージ的にたとえ話ででも説明すればいいのでしょうが、残念ながら私にはそんな能力はありません。
>一度聞いておきたかったのですが、ABOFANさんは能見氏の「統計」についてはどう思われているのでしょうか?
――これまた大変失礼な言い方で恐縮ですが、統計のわからない人にどう説明すればいいのか迷っています。直接お会いしたときに、よくよく話を聞いてから考えようかと…。申し訳ありませんが、真面目にそう思っています。
大変失礼しました。
なお、管理者さんにおかれましては、面倒とは思いますが、もうしばらく私のとの対話にお付き合いいただけると幸いです。
ABOFANさん
今回も素早いレスポンスありがとうございます。しかし、どうかその情熱を「血液型性格診断」以外の分野に向けてください。ABOFANさんでしたら社会に貢献できるような何かができるかと…。
今回の回答は大変長くなることをあらかじめ言っておきます。
まず、話を整理しましょう。
前回の回答にて、私は
①・「能見氏の「血液型人間学」での統計データとされるものの妥当性をABOFANさんはどう思われますか?」
②・「本研究の語句説明内では(特定の)ヒトの性格を判別可能と明記しており、同様の文脈が「血液型人間学」内にもみられるのですが、それが間違いだとおっしゃるのなら、能見氏の「血液型人間学」は問題にされないのですか?」
③・「血液型十戒の内容に矛盾がある文脈があり、しかも十戒自体むしろ血液型性格診断を否定しているものに見えるのですが?」
以上の三点について申し上げました。
そして、それに対するABOFANさんの回答はそれぞれ、
①>これまた大変失礼な言い方で恐縮ですが、統計のわからない人にどう説明すればいいのか迷っています。
②>>すみません、正直に言います。高校レベルの知識では、能見正比古氏のデータは分析できません。まずχ2検定を理解してください。もし理解できないというなら、私がいくら文章を書いても到底説明不可能です。統計的検定をイメージ的にたとえ話ででも説明すればいいのでしょうが、残念ながら私にはそんな能力はありません
③>スルー(無回答)
でした。
しかし、これでは筋が通りません。
ここで思い出していただきたいのは、あなたがここ何日かのうちに、
>言うまでもなく、私の投稿は管理者さん向けというより、このサイトに想定される読者をメインのターゲットにして書いています。このサイトの読者は、疑似科学批判に興味があるだけではなく、それになりに意識や知的水準が高い人でしょう。また、当然のことならながら、管理者さんの指導教授の方なども、ある程度は目を通しているはずです。このような人が、私や管理者さんの投稿を読んでどんな反応をするのか、あるいはどの程度のレベルなら理解してもらえそうか、というのも多少は計算しています。
このようにおっしゃられていることです。
もし私をターゲットにしていないのなら、むしろ上記の質問はABOFANさんにとって望むところのはずで、X2検定を含めたの統計がわかる”一般”に向けて情報を発信し、いつものように私に対して統計の無知さを指摘すればよいのではないのでしょうか?
このサイトの読者に向けて、が第一義ならば、むしろ上記の指摘に答えないのは不自然です。
つまり、言動と行動が一致していないのです。どうしてでしょうか?
思えばこれまでも、
・「ABOFANさんの考える能見氏の「血液型人間学」の正確な理解とはどのようなものですか?」
との私の問いに、散々しぶられた挙句、
>1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。
>2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。
>3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
と、かなりあいまいな、どうとでも解釈できるような雑な回答しかいただけませんでしたね。
さらに、
④「日本パーソナリティ心理学会のHPにおける「血液型性格診断」への懐疑的な見解についてどう思われますか?」
⑤「効果量が小~中、中~大程度示されている論文をご提示ください」
という私の指摘に対して、
④>その“意味”は「大本営発表」としか考えようがありません。つまり、何らかの意図を持って、一般向けに間違った情報を流しているということなります。
⑤>「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)には「本研究で扱った三つのデータセットの中で見られた一番大きな効果量は,2004年アメリカデータの η2 = .0030 であった。」と、効果量を明示しています。
というご回答でした。
まぁ④の「大本営発表」云々についてはいずれまた掘り下げてお聞きしたいと考えているのですが、⑤は如何ともしがたいです。
なぜなら、このコメントにてABOFANさんご自身で、
>1) 坂元氏他 統計データに「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
>2) 縄田氏 統計データに「差がない」→血液型と性格に差がない
>ですから、統計データの差の有無だけ取り上げると、1)と2)は明らかに矛盾しています。この矛盾は「事実」ですから、実名だろうが匿名だろうが、誰が指摘しようが関係ありません。
と、縄田氏統計データに「差がない」とおっしゃっておられますよね?効果量が示されている論文は結局あるのでしょうか?ないのでしょうか?
また、
>統計データの差の有無だけ取り上げると、1)と2)は明らかに矛盾しています。
とのことでしたが、上記はそれぞれ研究の前提(何を研究したいのか)が、それぞれ違うということを認識ください。
つまり、
1) 坂元氏他 ”Blood-typical Personality Stereotypes and Self-fulfilling Prophecy:A Natural Experiment with Time-series Data of 1978 - 1988(論文副題)で、「血液型ステレオタイプ」と「自己成就」との『関連性』について、effect sizes (d)で調べたところ、”→統計データに「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
2) 縄田氏 ”「血液型と性格の無関連性」(論文タイトル)について、分散説明率を表すη2(η2 が限りなく小さくゼロに近い場合には,血液型の違いが性格を説明しない根拠を積極的に示すことができるだろう。[原文ママ])を用いて調べたところ、”→統計データに「差がない」→血液型と性格に差がない
ということです。
両者の言説に矛盾はありませんよね。d値とη値の統計”語”内での「意味の違い」については、この際説明しなくてもよいでしょう。
さて、これで今具体的に議題に上っていることはあらかた列挙できたかと・・・。
最後に、ABOFANさんご自身についてですが、
>実名だろうが匿名だろうが、誰が指摘しようが関係ありません。
まったくそのとおりです。誰が指摘しようと関係ないです。
ですが、それは該当論文内で「記述」「分析」「結論」「考察」されているものにおいてです。
ABOFANさんが再三なさっているのは、該当論文内では「記述」「検討」されていない「違った角度からの新たな分析」または「独自の解釈」を「あなた自身」で行った「研究」を”反論の根拠”として提示されていることです。
それを主張なさりたいのなら、「実名」で外部に発表なさってくださらないと効力はありませんよ、と申し上げているのです。(というか、追試という形での研究も可能ですし・・・。)
もちろん、論文の不備を指摘するのに「誰であるか」は関係ありません。
しかし、繰り返しますが、ABOFANさんのなさっている「研究」はその範囲を逸脱したものであるようなのです。
ここで、これまでの「会話」を要約しておきます。
ABOFAN「○○氏の論文には、隠蔽されたデータがある!それに、私が独自に別の角度から統計データを分析したところ、その論文の結果は間違っていたんだ。詳しくは私のHP内での「研究」を見てくれればわかる!」
私「では、それを研究論文として発表なさっては?」
ABOFAN「いや。「血液型性格診断」には大きな陰謀がうごめいているから、私の論文などリジェクトされてしまう」
私「では、そのような体質などもテクスト分析し、別の論文誌に投稿なさっては?」
ABOFAN「いや。私にとってはネットでの「研究」活動こそ意味のあるものなのだ」
私「しかし、それでは「遊び」としてはいいですが、学術「研究」としての意味は付加できませんよ?やはり「実名」で外部に向けて研究発表されては?」
ABOFAN「これには驚きました。ひょっとして、studentのt(t検定)を知らないのでしょうか? 」←!?
とまぁ、こんなところでしょうか。最後の一文が何を意味しているかはいまだにわかりません。
それ以前に、ABOFANさんの返答では会話になっていないかと・・・。
これまで多くのコメントをいただきましたが、少々話題が散らかりすぎてしまったようです。
そこで、今回のようなまとめの回答をさせていただきました。
ご検討ください。
>なお、管理者さんにおかれましては、面倒とは思いますが、もうしばらく私のとの対話にお付き合いいただけると幸いです。
もちろんこれは結構なのですが、「対話」とおっしゃるのならもう少し友好的にやりましょう。
私自身、近頃の回答ではABOFANさんを挑発、刺激するような攻撃的な言葉遣いになっていたことを今今恥じておりまして、それに関しては一言もありません。
ですがもし、ABOFANさんが「対話」をお望みなのではなく、単に「誰かにかまってほしい」「自分の意見を聞いてほしい」「相手をイラつかせ、カッカさせたい」だけならば、この場所はお呼びではありません。
b094
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。では早速、
>どうかその情熱を「血液型性格診断」以外の分野に向けてください。ABOFANさんでしたら社会に貢献できるような何かができるかと…。
――アドバイスありがとうございます。しかし、現在の私は、血液型に情熱を向けるのが、一番社会に貢献できるものと信じて行動していますので…。
>あなたがここ何日かのうちに、/言うまでもなく、私の投稿は管理者さん向けというより、このサイトに想定される読者をメインのターゲットにして書いています。…/このようにおっしゃられていることです。/もし私をターゲットにしていないのなら、むしろ上記の質問はABOFANさんにとって望むところのはずで、X2検定を含めたの統計がわかる”一般”に向けて情報を発信し、いつものように私に対して統計の無知さを指摘すればよいのではないのでしょうか?
――質問の趣旨がわかりません。前回の投稿の冒頭で『私の投稿は、読めばおわかりかと思いますが、管理者さんの回答を引き出すために細かい細工をしています。…ただ、最近は薬が効きすぎた(苦笑)という感じがなくもないので、持って回った表現は最低限にし、本来予定していた「対話路線」に変更することにします。』と、路線を変更することを表明したのですが?
>縄田氏統計データに「差がない」とおっしゃっておられますよね?効果量が示されている論文は結局あるのでしょうか?ないのでしょうか?
――これも質問の趣旨がわかりません。効果量は平均値と同ように、データがあれば誰でも簡単に計算できます。従って、効果量の数値を確認するのに、論文に示されている云々の話は意味がありません。それは、ある論文に平均値が示されていなくとも、必要があれば計算すればよい、というのと同じことです。なお、論文中に効果量が明示的に示されているのは、私が知る限り縄田氏の論文だけです。
>統計データの差の有無だけ取り上げると、1)と2)は明らかに矛盾しています。/とのことでしたが、上記はそれぞれ研究の前提(何を研究したいのか)が、それぞれ違うということを認識ください。
――研究の前提は関係ないでしょう。血液型特性を調べるための質問をしたときに、差の有無は「単なるデータ」ですから、そのデータについて誰がどのような分析をしても特に問題はありません。もっとも、それらの分析が妥当なものかどうかは、別の視点でチェックする必要があるでしょうが。
それに、研究の“前提”が違うということは、それらの研究結果は一般化できないことと同義です。ですから、管理者さんがこう言った時点で、1)2)の論文の結果は一般化できないことになります。言い換えれば、一般的に血液型と性格に関係があるかどうか「不明」ということです? おかしくありませんか?
>1) 坂元氏他 …「血液型ステレオタイプ」と「自己成就」との『関連性』について、effect sizes (d)で調べたところ、”→統計データに「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
>2) 縄田氏 ”「血液型と性格の無関連性」(論文タイトル)について、分散説明率を表すη2(η2 が限りなく小さくゼロに近い場合には,血液型の違いが性格を説明しない根拠を積極的に示すことができるだろう。[原文ママ])を用いて調べたところ、”→統計データに「差がない」→血液型と性格に差がない
>ということです。/両者の言説に矛盾はありませんよね。
――管理者さんの解説にケチを付けるようで恐縮ですが、1)でeffect sizes (d)が計算できるのは、山岡氏のデータのみです。他はeffect sizes (d)は直接的には計算できません。もっとも、他の方法でeffect sizeを計算する方法はあります。なお、一般的には、サンプル数が少ない場合には、統計的に有意ではなくとも、効果量が小~中という場合もあるでしょう。これでは、管理者さんが何を言いたいのかわかりませんので、念のために説明し直します。
1) 坂元氏他 統計データに*有意な*「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
2) 縄田氏 統計データに*有意な*「差がない」→血液型と性格に差がない
ここで、管理者さんのおっしゃるように研究の“前提”が違うとします。すると、坂元氏他のデータ(の集合)と縄田氏のデータ(の集合)は排他的でないといけません。仮に、排他的でないなら「矛盾」してしまうからです。つまり、どちらの結果も一般化できないのだから、統計データの差の有無は「不明」とするしかありません。これはどういうことかというと、坂元氏と縄田氏の結論が(一般的には)どちらも否定されるというこです。よろしいですか?
>ABOFAN「○○氏の論文には、隠蔽されたデータがある!それに、私が独自に別の角度から統計データを分析したところ、その論文の結果は間違っていたんだ。詳しくは私のHP内での「研究」を見てくれればわかる!」/ 私「では、それを研究論文として発表なさっては?」…
――では、管理者さんの文章を拝借します。
ABOFAN「○○氏の論文には、計算ミスがある!それに、考察の元となるデータは、どう計算しても出てこない。どうなっているんだ?」/管理者さん「では、それを研究論文として発表なさっては?査定付きの論文で発表されない限り計算ミスは認められない」…
となります。これでイメージがつかめたでしょうか?
さて、回答の順番が逆となりますが、ご要望なので
①「能見氏の「血液型人間学」での統計データとされるものの妥当性をABOFANさんはどう思われますか?」
②「本研究の語句説明内では(特定の)ヒトの性格を判別可能と明記しており、同様の文脈が「血液型人間学」内にもみられるのですが、それが間違いだとおっしゃるのなら、能見氏の「血液型人間学」は問題にされないのですか?」
③「血液型十戒の内容に矛盾がある文脈があり、しかも十戒自体むしろ血液型性格診断を否定しているものに見えるのですが?」
について説明します。
まず①ですが、私には管理者さんの「妥当性」の意味がわかりません。心理学的には、一般的に性格の自己報告は有効ですから、そもそもなぜ「妥当性」が問題になるのかわかりません。逆に、山岡氏のように「思い込み」があるから「妥当性」が問題だとすると、それは7割の日本人が持っていますから、ほとんどの全ての質問に対して「思い込み」による差が生じることになります。なぜなら、ほとんどの論文では「思い込み」がある7割の人もサンプルに含まれるからです。つまり、「差がない」という論文の全否定になりますが、本当によろしいのですか?
②以前にも説明したように、私は能見正比古氏のほとんどの著作を読破しました。しかし、それらの中に「(特定の)ヒトの性格を判別可能」という記述があるとは思えません。私の読み落としかもしれませんので、念のため原文の引用をお願いします。原文を読まない限り、正確な回答ができないので…
③血液型十戒は、基本的に統計データの分析結果をまとめたものです。ですので、文章の解釈をここで議論しても意味がないと考えます。もっとも、「十戒自体むしろ血液型性格診断を否定している」となら、全く同感です(笑)。ただし、否定されるのは管理者さんの考える“血液型性格診断”であって、統計データで裏付けられている「血液型人間学」ではありません。逆に、血液型人間学については、ほぼ統計データの裏付けは取れたと考えます。
余談ですが、恩師が言った印象に残っている言葉を紹介します。一字一句正確には覚えていないのですが、ほぼ次のような内容でした。「君たちは現在正しいとされている学説を否定する説を立てなさい。そして一生懸命研究して正しいことを証明しなさい。それが新しい学説となり、科学が進歩するのだ…」と。もちろん、「現在正しいとされている学説を否定する説」は必ずしも正しいとは限らないのですが、そういう態度で望まない限り科学の進歩はないはずです。私はそう信じていますし、私のここでの試みも恩師の考えの実践することだと考えています。
以上、どうかよろしくお願いします。
ABOFANさん
この投稿の前半部分ではまだ微妙に話が通じていないと思われる箇所がありますが、それはまぁおいておきましょう。
さて、今回も以前の議論をまとめるところからはじめます。まずは、解決したと思われるものから……
③「血液型十戒の内容に矛盾がある文脈があり、しかも十戒自体むしろ血液型性格診断を否定しているものに見えるのですが?」
 に対し、
>③血液型十戒は、基本的に統計データの分析結果をまとめたものです。ですので、文章の解釈をここで議論しても意味がないと考えます。もっとも、「十戒自体むしろ血液型性格診断を否定している」となら、全く同感です(笑)。ただし、否定されるのは管理者さんの考える“血液型性格診断”であって、統計データで裏付けられている「血液型人間学」ではありません。逆に、血液型人間学については、ほぼ統計データの裏付けは取れたと考えます。
 このような回答をいただきました。これに満足したわけではありませんが、本コメント欄や他の場所を介しての「輪読」にABOFANさんが”後ろ向き”である以上、確かに解釈の議論は意味をなしませんね。諒解しました。
これと同様に、
>ABOFAN「○○氏の論文には、隠蔽されたデータがある!それに、私が独自に別の角度から統計データを分析したところ、その論文の結果は間違っていたんだ。詳しくは私のHP内での「研究」を見てくれればわかる!」/ 私「では、それを研究論文として発表なさっては?」… ――では、管理者さんの文章を拝借します。ABOFAN「○○氏の論文には、計算ミスがある!それに、考察の元となるデータは、どう計算しても出てこない。どうなっているんだ?」/管理者さん「では、それを研究論文として発表なさっては?査定付きの論文で発表されない限り計算ミスは認められない」…となります。これでイメージがつかめたでしょうか?
 なるほど。互いに勘違いをしていたのですね。ABOFANさんのおっしゃっている文脈をもちいたつもりはなかった(上の部分の、「私が書いた要約」が本来の私の主旨です)のですが、ABOFANさんがそう受け取られたのならば、互いに意思疎通ができていなかったということで、この件に関してもここで終わりでよさそうでしょう。(出来れば私が思っていたこれまでの要約に沿って、それに対する返答をお聞きしたいのですが、それはフェアではありませんしね)
と、ここまでは意思疎通が図れたと考えてよいかと思います。
では、次は未解決の議論についてです。
前回私は、
⑥――統計データの差の有無だけ取り上げると、1)と2)は明らかに矛盾しています。/とのことでしたが、上記はそれぞれ研究の前提(何を研究したいのか)が、それぞれ違うということを認識ください。
1) 坂元氏他 …「血液型ステレオタイプ」と「自己成就」との『関連性』について、effect sizes (d)で調べたところ、”→統計データに「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
2) 縄田氏 ”「血液型と性格の無関連性」(論文タイトル)について、分散説明率を表すη2(η2 が限りなく小さくゼロに近い場合には,血液型の違いが性格を説明しない根拠を積極的に示すことができるだろう。[原文ママ])を用いて調べたところ、”→統計データに「差がない」→血液型と性格に差がない
ということです。/両者の言説に矛盾はありませんよね。
 という旨の回答をいたしました。(⑥は便宜上定めさせていただきました)それに対しABOFANさんからは、
⑥>研究の前提は関係ないでしょう。血液型特性を調べるための質問をしたときに、差の有無は「単なるデータ」ですから、そのデータについて誰がどのような分析をしても特に問題はありません。もっとも、それらの分析が妥当なものかどうかは、別の視点でチェックする必要があるでしょうが。それに、研究の“前提”が違うということは、それらの研究結果は一般化できないことと同義です。ですから、管理者さんがこう言った時点で、1)2)の論文の結果は一般化できないことになります。言い換えれば、一般的に血液型と性格に関係があるかどうか「不明」ということです? おかしくありませんか?
 といったコメントを頂きました。
 さて、また意思疎通ができていない可能性があるので少々詳しく説明いたします。
>研究の前提は関係ないでしょう。
――私が「前提」と書いているのことをザックリとだけ述べますと、要するに「対立仮説」と「帰無仮説」のことについてです。坂元氏他と縄田氏の論文では「帰無仮説」と「対立仮説」が異なります。少々噛み砕いて述べますと、縄田氏は「血液型性格診断を積極的に否定する(無関連性を調べる)」ことを論旨としており、坂本氏らは「「血液型ステレオタイプ」と「自己成就」の関連性」を論旨としている、ということです。(つまりそれぞれの主張の、まぁだいたい反対側が「帰無仮説」となります)以前にも申し上げましたが、前者は『無関連性』、後者は『関連性』(ただし自己成就についての、ですが…)と分析し解釈する尺度が異なるのです。この点を、もう一度ご一考ください。
 そういう意味で、
>血液型特性を調べるための質問をしたときに、差の有無は「単なるデータ」ですから、そのデータについて誰がどのような分析をしても特に問題はありません。
――この批判は的外れといえるでしょう。ちなみに、書かれていること自体は間違いではないのですが、「得られた分析データをどのように解釈するか」という社会調査の基本的な要件への返答にはなっていません。(そのためのカイ2値やF値など検定統計量があるわけなのですが、ABOFANさんのコメントでは分析や計算は得意なのでしょうが、それがどのような意味をもつのか、という考察の”どのような”の部分がスッポリ抜けている印象です)
 ですから、
>管理者さんの解説にケチを付けるようで恐縮ですが、1)でeffect sizes (d)が計算できるのは、山岡氏のデータのみです。他はeffect sizes (d)は直接的には計算できません。もっとも、他の方法でeffect sizeを計算する方法はあります。なお、一般的には、サンプル数が少ない場合には、統計的に有意ではなくとも、効果量が小~中という場合もあるでしょう。これでは、管理者さんが何を言いたいのかわかりませんので、念のために説明し直します。
1) 坂元氏他 統計データに*有意な*「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
2) 縄田氏 統計データに*有意な*「差がない」→血液型と性格に差がない
ここで、管理者さんのおっしゃるように研究の“前提”が違うとします。すると、坂元氏他のデータ(の集合)と縄田氏のデータ(の集合)は排他的でないといけません。仮に、排他的でないなら「矛盾」してしまうからです。つまり、どちらの結果も一般化できないのだから、統計データの差の有無は「不明」とするしかありません。これはどういうことかというと、坂元氏と縄田氏の結論が(一般的には)どちらも否定されるというこです。よろしいですか?
――こちらのコメントも意味をなしていないと考えます。
続いて、
⑤’縄田氏統計データに「差がない」とおっしゃっておられますよね?効果量が示されている論文は結局あるのでしょうか?ないのでしょうか?
 についてですが、これは少々込み入ってしまいましたのでもう一度最初から述べます。
 まず、私が⑤としたのは、
⑤「効果量が小~中、中~大程度示されている論文をご提示ください」
 という私の質問(上記の質問の出どころは、「ABOFANさんの考える」能見氏の血液型人間学の正確な理解からです)に対して
>「血液型と性格の無関連性」縄田 健悟(2014)には「本研究で扱った三つのデータセットの中で見られた一番大きな効果量は,2004年アメリカデータの η2 = .0030 であった。」と、効果量を明示しています。
 という返答を頂いたことが始まりでした。しかし、その後のコメントにて((投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/08 23:42:06)や本コメント)
>2) 縄田氏 統計データに*有意な*「差がない」→血液型と性格に差がない
 という返答をいただきました。しかし、上のコメントでは『縄田氏の論文”が”効果量を示しているもの』としてABOFANさんから提示されたのですが、下のコメントでは『縄田氏の論文は*有意な*「差がない」』ものとして扱われています。私が申し上げたのは、これでは筋が通りませんよ、ということです。結局のところABOFANさんが縄田氏の論文をどのように解釈なさっているのか、そして効果量が示されている論文はあるのか、ということが知りたいのです。(その意味では⑤’の私の回答にも誤解を招く表現があったかもしれません。すみません)
 そういう主旨ですので、
>これも質問の趣旨がわかりません。効果量は平均値と同ように、データがあれば誰でも簡単に計算できます。従って、効果量の数値を確認するのに、論文に示されている云々の話は意味がありません。それは、ある論文に平均値が示されていなくとも、必要があれば計算すればよい、というのと同じことです。なお、論文中に効果量が明示的に示されているのは、私が知る限り縄田氏の論文だけです。
――申し訳ありませんが、これでは会話として成立していないかと思います。なので、やはり一つずつ順に整理しましょう。まず、
⑤’’ABOFANさんは、縄田氏の論文はどのような主旨で書かれたものだと思われているのか、またその根拠は論文中のどこに書かれているのか。縄田氏の論文は信頼に足るものだと思われるか。あるいは、もし縄田氏の論文に不備があるとおっしゃるならばそれはどこなのか、そしてその根拠はなんなのか。について詳しくお教えください。よろしくお願いします。
次です。私の
①「能見氏の「血液型人間学」での統計データとされるものの妥当性をABOFANさんはどう思われますか?」
 という質問対して
>まず①ですが、私には管理者さんの「妥当性」の意味がわかりません。心理学的には、一般的に性格の自己報告は有効ですから、そもそもなぜ「妥当性」が問題になるのかわかりません。逆に、山岡氏のように「思い込み」があるから「妥当性」が問題だとすると、それは7割の日本人が持っていますから、ほとんどの全ての質問に対して「思い込み」による差が生じることになります。なぜなら、ほとんどの論文では「思い込み」がある7割の人もサンプルに含まれるからです。つまり、「差がない」という論文の全否定になりますが、本当によろしいのですか?
 このような返答でした。これは…また上手く意思疎通ができていないと思われますね。しかも、私の聞きかたが少しマズかったようです。すみません、質問を言いなおします。
①「能見氏の「血液型人間学」での統計データとされるものの妥当性をABOFANさんはどう思われますか?」(ここでの妥当性とは、例えばデータの収集方法です。能見氏は著書の中で”自分のところに(主にはがきで)送られてくるデータ”を基に計算した、という主旨の発言をされているようですが、血液型人間学に否定的な人間、もしくは無関心な人間はそもそもはがきを送りませんよね。そういった、要はサンプルに極端な偏りがみられるのではないか、そしてそのような批判に対してどう反駁するのか、という指摘です。また、A型気質は〇〇であるという〇〇の出典は元々どのようになっているのか、能見氏言説の”意味の焼き直し”について繰り返し議論されたものであるのか、能見氏の思いつきだけなのか(※これが悪いと言っているわけではありません)についても妥当性を推し量る物差しとして適当かと思います。このような観点から妥当性という語を用いました。)
 長くなりましたが最後です。
②「本研究の語句説明内では(特定の)ヒトの性格を判別可能と明記しており、同様の文脈が「血液型人間学」内にもみられるのですが、それが間違いだとおっしゃるのなら、能見氏の「血液型人間学」は問題にされないのですか?」
 に対し、ABOFANさんは
>②以前にも説明したように、私は能見正比古氏のほとんどの著作を読破しました。しかし、それらの中に「(特定の)ヒトの性格を判別可能」という記述があるとは思えません。私の読み落としかもしれませんので、念のため原文の引用をお願いします。原文を読まない限り、正確な回答ができないので…
 とお答えいただきました。私は以前にも申し上げたのですが、例えば「血液型人間学」(p13-14)において、第一表(p13)として”当時の著名人の個々の名前”が「A型」「B型」ごとに「血液型」で区分けされていまして、そしてこの表に関して次のような記述があります。『だが、この表の一人一人を比べ、あるいは全体を通観し、どちらが固い感じ、どの段がソフトな感じか、判らない人がいたら、その人は、よくせき浮世に超然とした人であろう。(p14)』この文脈からは、統計による傾向性以上の主張、特定のヒトへの言及が覗えます。つまり、「血液型人間学」ではABOFANさんのおっしゃる統計データによる傾向性よりもより強い主張がされているように思います。その後の項にも、「佐藤栄作型」や「田中角栄型」といった著名人を指標にしてそれぞれを、大器晩成であるや、早熟のエリートであるといった、特定のヒトに対する記述が多く見受けられます。(というか、全編にわたってですが…苦笑)この文脈では、たとえ誤解であるにしろABOFANさんの主張のような統計データで示されている傾向性以上の言説を主張されているとみなされてもしようがないかと思いますし、その説明責任は血液型性格診断言説の「肯定派」にあるかと思います。
 能見氏の「血液型人間学」全体を俯瞰してでも結構ですので、ABOFANさんはこの著書内にて言及されている当時の著名人たちが”記述されている意味”についてどう思われますか?②とあわせてお答えください。
 大変長くなりましたが、議論をまとめます。
①「能見氏の「血液型人間学」での統計データとされるものの妥当性をABOFANさんはどう思われますか?(ここでの妥当性とは、例えばデータの収集方法です。能見氏は著書の中で”自分のところに(主にはがきで)送られてくるデータ”を基に計算した、という主旨の発言をされているようですが、血液型人間学に否定的な人間、もしくは無関心な人間はそもそもはがきを送りませんよね。そういった、要はサンプルに極端な偏りがみられるのではないか、そしてこのような批判に対しどう反駁するのか、という指摘です。また、A型気質は〇〇であるという〇〇の出典は元々どのようになっているのか、能見氏言説の”意味の焼き直し”について繰り返し議論されたものであるのか、能見氏の思いつきだけなのか(※これが悪いと言っているわけではありません)についても妥当性を推し量る物差しとして適当かと思います。このような観点から妥当性という語を用いました。)
②「本研究の語句説明内では(特定の)ヒトの性格を判別可能と明記しており、同様の文脈が「血液型人間学」内にもみられるのですが、それが間違いだとおっしゃるのなら、能見氏の「血液型人間学」は問題にされないのですか?」
③⇒解決済み(意思不通により議論継続困難なため)
④その“意味”は「大本営発表」としか考えようがありません。つまり、何らかの意図を持って、一般向けに間違った情報を流しているということなります。⇒これについても詳しくお聞かせください。
⑤⇒まずは、⑤’’ABOFANさんは、縄田氏の論文はどのような主旨で書かれたものだと思われているのか、またその根拠は論文中のどこに書かれているのか。縄田氏の論文は信頼に足るものだと思われるか。あるいは、もし縄田氏の論文に不備があるとおっしゃるならばそれはどこなのか、そしてその根拠はなんなのか。について詳しくお教えください。よろしくお願いします。
⑥――統計データの差の有無だけ取り上げると、1)と2)は明らかに矛盾しています。/とのことでしたが、上記はそれぞれ研究の前提(何を研究したいのか)が、それぞれ違うということを認識ください。
1) 坂元氏他 …「血液型ステレオタイプ」と「自己成就」との『関連性』について、effect sizes (d)で調べたところ、”→統計データに「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
2) 縄田氏 ”「血液型と性格の無関連性」(論文タイトル)について、分散説明率を表すη2(η2 が限りなく小さくゼロに近い場合には,血液型の違いが性格を説明しない根拠を積極的に示すことができるだろう。[原文ママ])を用いて調べたところ、”→統計データに「差がない」→血液型と性格に差がない
ということです。/両者の言説に矛盾はありませんよね。⇒これで解決済みかと思われる。ただし、⑤の議論次第ではABOFANさんの”発言”の矛盾を指摘しなければならない。
 以上大まかなまとめです。よろしくお願いいたします。
b095
ABO FAN
血液型性格診断
早速の掲載ありがとうございます。もっとも、現時点では何も回答が掲載されていないのですが、ひょっとして今後追加されるのでしょうか?
さて、申し訳ないのですが、前回の投稿を一部訂正させてください。
>1) 坂元氏他 統計データに*有意な*「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
>2) 縄田氏 統計データに*有意な*「差がない」→血液型と性格に差がない
>ここで、管理者さんのおっしゃるように研究の“前提”が違うとします。すると、坂元氏他のデータ(の集合)と縄田氏のデータ(の集合)は排他的でないといけません。仮に、排他的でないなら「矛盾」してしまうからです。
――この記述は必ずしも正しくないので訂正します。正しくは、坂元氏他・縄田氏のデータの「集合」ではなく「母集団」です。また、必ずしも坂元氏他・縄田氏のデータが「排他的」である必要もありません。なぜなら―少なくとも論理的には―坂元氏他のデータ(質問項目や母集団)⊃縄田氏のデータ(質問項目や母集団)でも「矛盾」はしないからです。
坂元氏他のデータは、必ずしも全部で差が出ているわけではありません。その中の差が出ていないものが縄田氏のデータと解釈すれば、上に書いたように、坂元氏他のデータ(質問項目や母集団)が縄田氏のデータ(質問項目や母集団)を包含しても何ら問題ないことになります。
ただし、そうなると、縄田氏はわざわざ意図して差が出ないデータだけを取り出したことになりますから、彼の論文の趣旨である「無関係性」を主張するのは無理筋というものです。もっとも、縄田氏が意図的にそのような方法をとった可能性もありますが、証拠はありません。
他の部分も、いくつか補足説明をしておきます。
>1)でeffect sizes (d)が計算できるのは、山岡氏のデータのみです。他はeffect sizes (d)は直接的には計算できません。
についてですが、"effect sizes (d)"は"Cohen's d"なので、2グループ間の平均値の差を標準偏差で割ったものです。平均値や標準偏差を計算するには、少なくとも回答が間隔尺度以上である必要がありますが、この条件を満たすのは山岡氏のデータ(5点法)のみです。坂元氏・白佐氏のデータ(「はい」「いいえ」)は順位尺度ですので、平均値も標準偏差も計算できません。当然のことながら、"effect sizes (d)"も計算できないことになります。
ではどうするからというと、私の場合は便宜的にYule's Q/Cramer's V(連関係数)を計算して、相関係数に当てはめます(φでもいいかも…)。もっとも、この方法が妥当とはどこにも書いてありませんが、傾向はわかるはずです(苦笑)。これでは問題だというのであれば、ぜひ他の方法をお示しいただきたく。ちなみに、2)の縄田氏のデータは10点法ですから間隔尺度です。
もう一点、"student's t"について説明しておきます。
>>「実名」「所属」「研究の主旨」(後者2つは必ずしも必要ではありませんが)を明記したうえで、”この論文の統計データには誤りがある。私が正しく検証したので見てほしい”という態度で臨まれるべきかと…。
>――これには驚きました。ひょっとして、studentのt(t検定)を知らないのでしょうか?
――少々手抜きですが、wikipediaの「t検定」から引用します。
>t検定(ティーけんてい)とは、帰無仮説が正しいと仮定した場合に、統計量がt分布に従うことを利用する統計学的検定法の総称である。母集団が正規分布に従うと仮定するパラメトリック検定法であり、t分布が直接、もとの平均や標準偏差にはよらない(ただし自由度による)ことを利用している。2組の標本について平均に有意差があるかどうかの検定などに用いられる。統計的仮説検定の一つ。
>スチューデントのt検定(Student's t-test)とも呼ばれるが、これは統計学者のウィリアム・ゴセットが雇用者であるギネスビール社に『本名使用を許されずStudentというペンネームで最初の論文を発表した』(1908年)ためである。[『』は私が追加]
「t検定」は間隔尺度のデータを分析するのには、非常にポピュラーな計算方法です。また、複数グループ間の検定に使われる「F検定」は、t検定を拡張したものです。これだけ有名な検定方法でさえ、「実名」でなくペンネームで発表されていることを、ぜひご確認いただきたく。
ちなみに、山岡氏の論文では「F検定」を使っています。なお、坂元氏・白佐氏のデータでは、通常はχ2乗などのノンパラメトリック検定を使用します。
もっとも、私は統計の専門家ではないので、上の説明に誤りがある場合は、お手数ですがご指摘ください。
失礼しました。
b096
ABO FAN
血液型性格診断
統計の話の総仕上げに、能見正比古氏の「血液型人間学」について説明しましょう。私は以前に、
>1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。
と書きました。今回は、より具体的に数字を使って説明します。
さて、能見正比古氏の著作を読めばわかりますが、自己報告による血液型の性格の違いは、10%程度というのが平均的なケースです。これはどういうことかというと、ある質問に対して×型の55%が「はい」と答えたら、他の血液型は(それより10%少ない)45%が「はい」と答える、といったイメージになります(思ったより差が小さいと感じるかもしれません…)。
では、この数字から「効果量」を計算しましょう。結論から先に言うと、r(or φ or Cramer's V)は0.1ですから、効果量は「小」となります。回答にはたまに20%近い差のものもありますので、これなら効果量は「中」となります。
効果量については、例えば水本篤氏他の「研究論文における効果量の報告のために」(p62)を参照してください。なお、r=0.1なら小、r=0.3なら中、r=0.5なら大です。http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
また、rの具体的な計算方法は、例えば次のサイトを参照してください。
5.3 計数値の相関 - 我楽多頓陳館 (注2) 2×2分割表の相関係数の計算 http://www.snap-tck.com/room04/c01/stat/stat05/stat0503.html
ところで、前回の投稿で、
>私の場合は便宜的にYule's Q/Cramer's V(連関係数)を計算して、相関係数に当てはめます(φでもいいかも…)。もっとも、この方法が妥当とはどこにも書いてありませんが、傾向はわかるはずです(苦笑)。
と書きましたが、上に紹介した水本篤氏他の「研究論文における効果量の報告のために」(p62)によると、φとCramer's Vについては、私のこの方法でも「妥当」とのことで、ちょっと安心しました(笑)。
数値的な説明は以上でよいかと思います。疑問等があればコメントをお願いします。
大変失礼しました。
b097
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、過去3回の投稿を掲載していただいたのはいいのですが、なぜか現在まで何の回答もありません。特に、
>・「ABOFANさんの考える能見氏の「血液型人間学」の正確な理解とはどのようなものですか?」/ との私の問いに、散々しぶられた挙句、/1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。…と、かなりあいまいな、どうとでも解釈できるような雑な回答しかいただけませんでしたね。(回答日時:2015/06/09 11:49:50)
ということなので、前回の投稿では、ご要望に沿って、
>統計の話の総仕上げに、能見正比古氏の「血液型人間学」について説明しましょう。私は以前に、/1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。/と書きました。今回は、より具体的に数字を使って説明します。…(投稿日時:2015/06/11 21:51:45)
と、統計的に説明しました。しかも、ある程度具体的にです。ですから、私としては、「かなりあいまいな、どうとでも解釈できるような雑な回答」ではないと確信しています。また、
>――本研究は、文部科学省科研費の補助を受けてスタートしております。(回答日時:2015/06/08 12:31:12)
ともあります。相手の統計的な説明に何らかのコメントをするのは義務とまでは言いませんが、科研費を使っている研究としてはいかがなものでしょうか?
私としては、説明のレベルとして大学1~2年程度を想定しています。普通の大学なら、名義尺度~比例尺度、t検定やF検定ぐらいなら学習するはずです。また、効果量も統計的検定の基本がわかっているのなら、それほど難しい内容ではないはずですから、回答いただけない理由がわかりません。いかがですか?
話は変って情報提供です。元と学会会長である山本弘氏のブログに血液型の話題が掲載されましたので、参考までにお知らせします。
山本弘のSF秘密基地BLOG
山本弘が血液型性格判断を否定するのは儒教の影響だったんだよ!(笑) http://hirorin.otaden.jp/e420750.html
失礼しました。
ABOFANさん
現在、コメント欄に技術的な不具合が発生しているため、大変恐縮ですが、以前いただいた投稿についてをこちらのコメント欄にて返信(回答)いたします。ご不便おかけします。
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/11 21:51:45)
上記日時にて投稿されたのコメントからです。
>さて、能見正比古氏の著作を読めばわかりますが、自己報告による血液型の性格の違いは、10%程度というのが平均的なケースです。これはどういうことかというと、ある質問に対して×型の55%が「はい」と答えたら、他の血液型は(それより10%少ない)45%が「はい」と答える、といったイメージになります(思ったより差が小さいと感じるかもしれません…)。
――なるほど。以前よりは少し様子がつかめた気がします。ただ、一点だけ質問なのですが…
>さて、能見正比古氏の著作を読めばわかりますが、自己報告による血液型の性格の違いは、10%程度というのが平均的なケースです。
――この記述のデータ、つまり、能見氏のどの著作のどの部分にこの文脈に相当するデータが記述されているのかご提示願えますか?具体的なページなどもお教えいただければ幸いです。
b098
ABO FAN
血液型性格診断
おお、やっと対話になってきたようですね。
>――なるほど。以前よりは少し様子がつかめた気がします。
――ありがとうございます。
>ただ、一点だけ質問なのですが…
>>さて、能見正比古氏の著作を読めばわかりますが、自己報告による血液型の性格の違いは、10%程度というのが平均的なケースです。
>――この記述のデータ、つまり、能見氏のどの著作のどの部分にこの文脈に相当するデータが記述されているのかご提示願えますか?具体的なページなどもお教えいただければ幸いです。
――いくらでもあるので、一例を挙げると、
血液型人間学 p38 ※単位は%…以下同じ
精神的神経的疲れのいやし方(男子)
ハ あき地、川岸、公園、屋上など人けのない場所で時間をすごす O:A:B:AB=11.9:17.3:6.1:16.0
ニ 犬猫、小鳥、人形などペット相手 O:A:B:AB=37.9:30.5:39.7:30.1
心理学者のデータでもいくらでもあります。例えば、
①詫摩武俊・松井豊(1985) 血液型ステレオタイプについて
1.ものごとのけじめや白黒をはっきりつける O:A:B:AB=55.5:53.3:47.1:55.9
②松井豊(1991)血液型による性格の相違に関する統計的検討
6.ものごとにけじめをつける(4年分の単純平均) O:A:B:AB=38.9:39.7:36.1:41.0
→①②http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/intro.htm
③詫摩武俊・松井豊(1985) 血液型ステレオタイプについて
4.ルールや慣習や秩序を重視する O:A:B:AB=57.7:54.7:50.7:41.2
④松井豊(1991)血液型による性格の相違に関する統計的検討
4.ものごとにこだわらない(4年分の単純平均) O:A:B:AB=36.7:32.9:39.3:38.3
⑤大村政政男(1985)「血の商人」の餌食になるなデタラメぶりは立証された 朝日ジャーナル
5.仲間内では開放的 O:A:B:AB=82.6:75.5:79.8:68.9
→③④⑤http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/mystery.htm
といったところです。
ABOFANさん
能見氏の「血液型人間学」についてですが、ご提示いただいたp38のアンケート、
>いくらでもあるので、一例を挙げると、
血液型人間学 p38 ※単位は%…以下同じ
精神的神経的疲れのいやし方(男子)
ハ あき地、川岸、公園、屋上など人けのない場所で時間をすごす O:A:B:AB=11.9:17.3:6.1:16.0
ニ 犬猫、小鳥、人形などペット相手 O:A:B:AB=37.9:30.5:39.7:30.1
――について、これは、この質問”のみ”を調査したものなのでしょうか?それともほかに多くある質問項目のうちの一つとしてのものが記載されているのでしょうか?周辺を読んでみたのですがよくわかりません。ご存知でしたらお教えください。
b099
ABO FAN
血液型性格診断
今回は単なる情報提供です。
山本弘氏との論戦で、はてブを見ていたら、こんな面白い記事を発見しました。
「血液型性格分類」と「郷土性」/なぜ「郷土性」はよくて、「血液型」はダメなのか。どちらも子どもが自分で選ぶことのできないものではないか。 http://deztec.jp/design/10/08/14_society.html
確かに、“ブラッドタイプ・ハラスメント”がダメなら、県民性もダメなはずですよね。それなら「ダ○いたま」なんて一番ダメなじゃないですか。
ちょっと新鮮な視点でした。
これで思い出したのが、一昔前の「都道府県ランキング」です。確か、国のどっかの省がこの手のランキングを発表したところ、順位が下位だった県から猛烈にクレームが付いて、その後は発表されなくなったと記憶しています。
そういえば、テレビから「血液型占い」コーナーがなくなった理由は、視聴者からのクレームのせいだそうです。
TVからひっそりと封印されつつある“誰もが知っている”あのコーナーとは?/今は血液型の性格分析などの企画もできません。…血液型と性格の関係は科学的な根拠はなく[注:この点にはクレームを付けたいです・笑]、たくさんのクレームが来てしまったのです。それ以降はこうした特番はもちろん、すでに存在していた血液型コーナーも終了させる運びになりました。 http://tocana.jp/2014/11/post_5226_entry.html
そして、冗談としか思えないのですが、なんと「星座」の話題も紹介されています。
血液型占いはNGとされる今も、星座による運勢を放送する番組は存在する。こちらは良いのだろうか。「今のところは、まだ問題ないとされています。…星座占いをメイン企画にした特番を作ってしまうと血液型の時と同様にクレームが舞い込み、放送できなくなる可能性もあります。」
私には面白い冗談としか感じられないのですが…。
b100
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
以前に、「血液型人間学」の定義として、1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。という説明をしました。1)は既に説明済みですが、2)はまだなので簡単に説明しておきます。
次は、女性雑誌の特集にあったもので、各血液型50人に聞いたアンケートで「YES」と答えた比率を示してたものです。
Q4 彼のメールを見たことがある O:A:B:AB=46:66:52:34
出典:ノンノ 2008年5月20日号 ●恋愛×血液型・最強コラボスペシャル 恋グセが怖いほど分かる! 「恋愛血液型」大全
最大値のA型は66%、最小値のAB型は34%と32%の差で、従来よりかなり大きな差と考えていいでしょう。
ただし、ややサンプルが少ないこと、そしてサンプルの属性がはっきりしないこともあり、あくまで「参考値」と考えるのがよいかと…。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/love.htm
ところで、統計データの分析については、本当に管理者さんから何の反応もありませんね。ここが議論の最大のポイントなはずなのですが、いったいどうしたのでしょうか? 流石に回答を要求したくなってきましたが…。
ABOFANさん
>流石に回答を要求したくなってきましたが…。
――以前のコメントへの回答は済ませてあるかと思いますので、ご確認ください。具体的には、
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/15 20:53:30)
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/09 22:33:09)
この二つの回答欄にてまとめてあります。
b101
ABO FAN
血液型性格診断
>>流石に回答を要求したくなってきましたが…。
>――以前のコメントへの回答は済ませてあるかと思いますので、ご確認ください。具体的には、(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/15 20:53:30)/(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/09 22:33:09)/この二つの回答欄にてまとめてあります。
――よくわかりません。この「具体的には」で示されている前者(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/15 20:53:30)については次のとおりです。
>能見氏の「血液型人間学」についてですが、ご提示いただいたp38のアンケート、…/――について、これは、この質問”のみ”を調査したものなのでしょうか?それともほかに多くある質問項目のうちの一つとしてのものが記載されているのでしょうか?周辺を読んでみたのですがよくわかりません。ご存知でしたらお教えください。
これは「逆質問」ですから「回答」ではないですよね? なお、この「逆質問」の管理者さんへの回答としては「ほかに多くある質問項目のうちの一つ」と推測しますが、おそらく確認はできないでしょう、ということになります。
また、後者(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/09 22:33:09)への回答ですが、大変失礼ながら管理者さんは統計の基礎基本を理解していないのではないか、という記述が認められます。
>坂元氏他と縄田氏の論文では「帰無仮説」と「対立仮説」が異なります。少々噛み砕いて述べますと、縄田氏は「血液型性格診断を積極的に否定する(無関連性を調べる)」ことを論旨としており、坂本氏らは「「血液型ステレオタイプ」と「自己成就」の関連性」を論旨としている、ということです。(つまりそれぞれの主張の、まぁだいたい反対側が「帰無仮説」となります)以前にも申し上げましたが、前者は『無関連性』、後者は『関連性』(ただし自己成就についての、ですが…)と分析し解釈する尺度が異なるのです。この点を、もう一度ご一考ください。
――統計の「帰無仮説」は、基本的に「差がない」です。なので、統計的検定の結果は、帰無仮説を「棄却」できるかどうかとなります。統計的検定で「差がある」を帰無仮説とするというのは聞いたことがありません…。念のため、縄田氏の論文でもn.s.はnot significantの略なので、「差がない」ことを示しています。
つまり、坂元氏の論文では帰無仮説を棄却した、縄田氏の論文では帰無仮説を棄却できなかった、となります。管理者さんの統計学の理解は大丈夫なんでしょうか?
もっとも、一般的な話としてなら管理者さんの理解でOKですが、統計学の話としてはダメです。これでは統計の話が全然通じない訳ですね。残念ながら…。
ABOFANさん
「逆質問」が何を意味し、ABOFANさんにとって何がご不満なのかよくわかりませんが……とりあえず、
>「ほかに多くある質問項目のうちの一つ」と推測しますが、おそらく確認はできないでしょう、ということになります
――もし上記の通りだとするならば、「血液型人間学」p38で統計的な「差」を主張されるのは言い過ぎかと思います。「調査全体」の把握が困難でしたら、統計的な”解釈”を用いるのはどうかと……。というか、それでもp38を標ぼうとされるならば、むしろ「血液型人間学」は女性には適用できないもの(あの結果からは女性においては有意な差がなさそうだったのですが…)、となるのですがその辺りはどう思われますか?
さらに、定量化された数字からの能見氏の「解釈」にも多く疑問が残りますね。※ABOFANさんはp38-39の能見氏の数字の「解釈」についてはどう思われますか?
>統計の「帰無仮説」は、基本的に「差がない」です。なので、統計的検定の結果は、帰無仮説を「棄却」できるかどうかとなります。統計的検定で「差がある」を帰無仮説とするというのは聞いたことがありません…。念のため、縄田氏の論文でもn.s.はnot significantの略なので、「差がない」ことを示しています。
――すみません。前後の文脈的にそれほど誤解を招くものとは考えていなかったのですが、つまり、
仮説が正しいと仮定した場合にその標本が観察される確率を算出できるように、仮説を統計学的に表現する。 たとえば薬の試験(薬の効果を主張できることを示したい)を例にとれば、帰無仮説(きむかせつ Null hypothesis)(証明したい仮説の反対の仮説。この場合は、「主張できない」)は「薬に対する反応の平均がプラセボに対する反応の平均と等しい。どちらの反応も正規分布に従うがその標準偏差は両者で等しく、平均を問題とする」という仮説を立てる。この仮説は最終的に棄却(間違っていたという判断)されるべきものなので、帰無仮説と呼ばれ、普通 H0 と書く。また帰無仮説に対立する仮説(対立仮説(たいりつかせつAlternative hypothesis): H1 )を立てることも多い。上の例では対立仮説は「薬に対する反応の平均がプラセボに対するそれと異なる」ということになる。(wikipedia「仮説検定」)
雑ですが、以上の”意味”をご理解されてから、縄田氏、坂本氏の「対立仮説」と「帰無仮説」の”意味の違い”についてもう一度ご再考ください。
b102
ABO FAN
血液型性格診断
>統計学(心理・社会統計などの実用的側面)において、”ある事物を数量化し計算すること”と”そこから得られた情報をどのように解釈するか”は「分けて考える必要がある」、ということです。
――一般論としてはそのとおりです。が、正直言って、管理者さんの統計的知識で正確に「ある事物を数量化し計算すること」ができるかどうか、かなり不安に感じているのも事実です。きちんと計算が出来なければ、それこそ“garbage in, garbage out”になりかねませんから…。少なくとも、「差がある」という“帰無仮説”は止めていただけないでしょうか?
ABOFANさん
>少なくとも、「差がある」という“帰無仮説”は止めていただけないでしょうか?
――こんなことを、言ったつもりはないのですが、まぁいいでしょう。
では、能見氏の「血液型人間学」において、”そこから得られた情報をどのように解釈するか”という視点からp38の図表についてのABOFANさんのご意見を伺いたいと思います。
p38図表の質問ですが、
>問 あなたは精神的神経的のイライラやクサクサを、どう、いやすか?
イ 親しい相手とたわいないおしゃべり。
ロ テレビか音楽鑑賞。
ハ あき地、川岸、公園、屋上など人けのない場所で時間をすごす。
ニ 犬猫、小鳥、人形などペットを相手。
ホ 何かの趣味や手仕事などに打ち込む。
ヘ 何とか寝てしまおうとする。
(お酒を飲むのは、別とします)
――これが原本ですね。そして、そこから能見氏は、
>目をひくのは、A型とB型の、回答ハとホにおける著しい対照である。[…]クサクサしたりイライラしたりするとき、人けを避けることをえらんだ人は、A型はB型の三倍近いのだ。[…]この数字が、A型とB型の気質の差を反映していることは明らかである。(p37)
――と、述べています。まず、これが、能見氏が行った”得られた情報の解釈”と考えてよいのでしょうか?ABOFANさんのご意見をお聞かせください。
b103
ABO FAN
血液型性格診断
>>少なくとも、「差がある」という“帰無仮説”は止めていただけないでしょうか?
>――こんなことを、言ったつもりはないのですが、まぁいいでしょう。
――そうでしょうか? それでは、以前の管理者さんの文章を次に引用します。縄田氏の論文では「差がある」という“帰無仮説”を立てていると明確に書いてありますが?
>私が「前提」と書いているのことをザックリとだけ述べますと、要するに「対立仮説」と「帰無仮説」のことについてです。坂元氏他と縄田氏の論文では「帰無仮説」と「対立仮説」が異なります。少々噛み砕いて述べますと、縄田氏は「血液型性格診断を積極的に否定する(無関連性を調べる)」ことを論旨としており、坂本氏らは「「血液型ステレオタイプ」と「自己成就」の関連性」を論旨としている、ということです。(つまりそれぞれの主張の、まぁだいたい反対側が「帰無仮説」となります)以前にも申し上げましたが、前者は『無関連性』、後者は『関連性』(ただし自己成就についての、ですが…)と分析し解釈する尺度が異なるのです。この点を、もう一度ご一考ください。(回答日時:2015/06/10 07:29:14)
では、上の6/10付けの主張は撤回されるのですか?
また、あまり言いたくはないのですが、管理者さんの態度が(少なくとも私には)不明確と思われるので、ここではっきり言わせてもらいます。
>では、能見氏の「血液型人間学」において、”そこから得られた情報をどのように解釈するか”という視点からp38の図表についてのABOFANさんのご意見を伺いたいと思います。
――p38の能見正比古さんのデータは、はっきり言って私にはどうでもいいことです。繰り返しになりますが、それは、管理者さんが
>――この記述のデータ、つまり、能見氏のどの著作のどの部分にこの文脈に相当するデータが記述されているのかご提示願えますか?具体的なページなどもお教えいただければ幸いです。 (回答日時:2015/06/13 13:13:35)
と要求があったので示しただけです。
「差がある」ことは、既に3万人超の坂元氏のデータ、6千人超の縄田氏のデータで決着済みだと考えます。この点について管理者さんが何も触れず、代わりに「p38の図表についてのABOFANさんのご意見を伺いたい…」と要求するのは、非常に理解に苦しみます。いったい何の意味があるのでしょうか?
まさか、3万人超の坂元氏のデータ、6千人超の縄田氏のデータより能見正比古さんのデータを優先する、と考えているとも思えないので…。
もっとストレートに言いましょう。おそらく、管理者さんは統計的検定の基本を理解していないのではないですか? もちろん、管理者さんが私に対して何か“トリック”を使っているという可能性も否定はできません。しかし、それよりは、管理者さんが統計の基本を理解していない、と考えた方がずっと簡単に現状が説明できます。違いますか?
仮にそうだとするなら、今後はもっと別な対応方法を検討したいと思います…。
参考:アゴラ「文系オヤジ」を捨てる経営 『選択と捨象』 by 池田 信夫→特に後半部分 http://agora-web.jp/archives/1646820.html
ABOFANさん
>p38の能見正比古さんのデータは、はっきり言って私にはどうでもいいことです。
――!?えっ……、これはなんとお返しすれば……。ABOFANさんは以前より、能見氏の「血液型人間学」の(ABOFANさんの考える)正確な理解によると、
>1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
――と、おっしゃられておられますよね?私の”対話”は、「血液型人間学」におけるどの文脈から上述のような”解釈”をされたのかということをお聞きしているつもりです。前にも書きましたが、”得られた情報をどのように解釈するか”という点でコメント差し上げたのですが……。というか以前から、能見氏の「血液型人間学」における”文脈の解釈”の話を逸らしておられませんか?あえて挑発的な書き方をしますが、能見氏の”言説”に触れること、何かよほど都合の悪いことがあるように思えてしまいます。申し訳ありませんが……。
もう一度書きますが、「血液型人間学」p38の図におけるアンケート調査を能見氏(あるいはABOFANさん)は、
>目をひくのは、A型とB型の、回答ハとホにおける著しい対照である。[…]クサクサしたりイライラしたりするとき、人けを避けることをえらんだ人は、A型はB型の三倍近いのだ。[…]この数字が、A型とB型の気質の差を反映していることは明らかである。(p37)
――と”解釈”している、と考えていいのでしょうか?
b104
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、前回の投稿に間違いがありましたので訂正します。
6千人超の「縄田」氏のデータ→6千人超の「山岡」氏のデータです。なお、縄田氏のデータでは差がないとされていますが、これは経済感覚に関する質問であり本来の“血液型性格診断”の質問ではありませんので、差が出なくても問題にはなりません。もっとも、縄田氏の一部データでは差が出ているとも思われますが、結論を出すにはより詳細な分析が必要でしょう。
ABOFANさん
>「差がある」ことは、既に3万人超の坂元氏のデータ、6千人超の縄田氏のデータで決着済みだと考えます。
>6千人超の「縄田」氏のデータ→6千人超の「山岡」氏のデータです。
――お願いですから、坂本氏らと山岡氏の「論文」のタイトルと主旨等を再読し、できればそれを(日本語の”文章”で)お示しいただけますでしょうか?
以前にも似たようなことを申し上げましたが、調査の”主旨”をまずきちんと押さえることをお勧めします(タイトルから内容を推測できることも多いので、初学者にはよいかもしれません)
b105
ABO FAN
血液型性格診断
>私の”対話”は、「血液型人間学」におけるどの文脈から上述のような”解釈”をされたのかということをお聞きしているつもりです。前にも書きましたが、”得られた情報をどのように解釈するか”という点でコメント差し上げたのですが……。というか以前から、能見氏の「血液型人間学」における”文脈の解釈”の話を逸らしておられませんか?あえて挑発的な書き方をしますが、能見氏の”言説”に触れること、何かよほど都合の悪いことがあるように思えてしまいます。申し訳ありませんが……。
――なるほど、これが管理者さんの発想の基本なんですね…。私は全然違います。極論すれば、現実のデータさえうまく説明できれば、文脈や既存の枠組みなんてどうでもいいのです。山本七平さんが、日本人は科学を朱子学的に理解していると言っていたのですが、まさにそのとおりですね。
科学は「神話」ではありません。従って、その論文の主旨どおり考える必要なんかないはずです。血液型と性格についての仮説は、どんなデータ・サンプルでも「一般的にあてはまる」はずなので、特定のサンプルだけ説明可能な仮説は間違いだということになります。従って、坂元氏や山岡氏の論文の“得られた情報をどのように解釈するか”という「主旨」は、特定のサンプルだけ説明可能ですから、やはり間違っていることになります。
以上のように、「血液型人間学」における“文脈の解釈”なんて(余計なことは)考える必要はなく、あくまで統一的に現実のデータを説明できる「仮説」を見つけることが重要です。これが私の基本的な考えとなります。理解していただけましたか?
>――お願いですから、坂本[元]氏らと山岡氏の「論文」のタイトルと主旨等を再読し、できればそれを(日本語の”文章”で)お示しいただけますでしょうか?
――上に書いたとおりです。日本語の“文章”は意味が曖昧になりがちですが、
>1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
という表現には曖昧さがなく、解釈が一意に決まるので、私の考えを示すには適しています。なお、データ的な裏付けは過去に何回も示したとおりです。よろしいでしょうか?
余談ですが、
>>少なくとも、「差がある」という“帰無仮説”は止めていただけないでしょうか?
>――こんなことを、言ったつもりはないのですが、まぁいいでしょう。
には回答がないので、6/10付けの主張は撤回すると判断させていただきます。
ABOFANさん
二件分のコメントがありますので、二つに分けてお返しいたします。
まず、こちらは理屈のお話です。
>私は全然違います。極論すれば、現実のデータさえうまく説明できれば、文脈や既存の枠組みなんてどうでもいいのです。山本七平さんが、日本人は科学を朱子学的に理解していると言っていたのですが、まさにそのとおりですね。
――何ヶ月間かコメントいただきましたが、初めてABOFANさんのお考えが聞けた気がします。朱子学のくだりはよくわかりませんが、”ここだけみると”なるほど、と思わせることができるかもしれませんね。しかし、
>、「血液型人間学」における“文脈の解釈”なんて(余計なことは)考える必要はなく、あくまで統一的に現実のデータを説明できる「仮説」を見つけることが重要です。これが私の基本的な考えとなります。
――”「仮説」を見つける”とは果たして何を意味しているのでしょうか?もしも「血液型」”が”「性格」に影響を与えている、つまり「血液型」⇒「性格」ということを主張なさりたいのであれば(これが「血液型性格診断」言説であるというのが一般通念でしょう)、その「主旨」に沿った研究をする(データの分析をする)のが普通ですよね。まず、その根拠となる研究データをお示しください(※何度も申し上げていますが)。能見氏の「血液型人間学」p38におけるアンケート調査の件に関しては次のコメントにて回答いたします。
ABOFANさんのこのコメントからも伺えるのですが、血液型性格診断においては、理論的な説明がすべてがアド・ホック(後付け)なんですよね。自身らの主張とは反するデータ(否定的な研究)が得られても、それに対し無反省であり後付けで説明をくわえている(都合よく解釈している)のが理論の面での問題の中核かと思います。
たとえば、少なくとも「否定論文」という”主旨”で書かれており、実際のデータもそれに沿ったものが得られているもの(縄田氏、大村氏、山下氏etc)に反論されるのであれば、まずはデータを受け入れ、その上でさらに「反証」しているデータを示すか、データの不備を指摘するか、もしくはご自身で正面からの「肯定論文」をご投稿なさってはいかがですか。(※これは何度も申し上げていることですが)ABOFANさんのこれまでの”説明”では血液型性格診断に「否定的」なデータや論文に対し、後付けで「いやいや、これは違う」とおっしゃっているに過ぎず、正面から「血液型性格診断」を肯定的に述べている研究データは提示いただけていないのです。
繰り返しますが、
・縄田氏は、血液型と性格の無関連性の研究
・坂元氏は、血液型性格診断による自己成就の研究
・山下氏は、血液型性格診断はなぜすたれないのかという研究
をされていたのでありまして、ABOFANさんのおっしゃられていることとは”意味”が違います。どれも血液型性格診断に否定あるいは懐疑的なものであり、”正面から”血液型性格診断を、しかも肯定している研究をいまだご提示いただけておりません。(※能見氏の「血液型人間学」が研究だというのならば、やはりご一緒に検証しましょう)
たとえば、「能見説の血液型性格診断における一考察―大学生、社会人へのアンケート調査から―」みたいなタイトルの研究などがあればわかりやすいのですがね・・・・・・。
最後ですが、「血液型人間学」における”文脈”はどうでもいい、というのであれば「血液型人間学」の”理論的な実像”はどこにあるのでしょうか?ABOFANさんのおっしゃられていることを要約すると、”仮説のない”データ⇒理論(仮説を見出す)なのですよね?では、その”理論”が述べられているもの(論文、書籍等)はどこにあるのでしょうか(明示化されているのだとすれば)?ABOFANさんご自身で「血液型人間学」の文脈やデータの解釈は”どうでもいい”とおっしゃってしまわれているのですが・・・・・・。
b106
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿にしばらく回答がありませんね。統計学の基本さえ押さえていれば、大して難しい内容ではないはずですが…。念のため、今回はもう一度違う角度から説明しておきます。まず、
>――お願いですから、坂本[元]氏らと山岡氏の「論文」のタイトルと主旨等を再読し、できればそれを(日本語の”文章”で)お示しいただけますでしょうか?
――ここの部分は、前回は意味がないと思って特に回答しませんでした。しかし、ご要望のようですので簡単に触れておくことにします。
坂元氏らと山岡氏の論文の主旨ですが、これは簡単です。過去の投稿 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/09 22:33:09)にあるように、
1) 坂元氏他 統計データに*有意な*「差がある」→それは思い込みによるもの→血液型と性格に差がない
です。これは、縄田氏の統計データの分析結果とは真っ向から対立しています。
2) 縄田氏 統計データに*有意な*「差がない」→血液型と性格に差がない
この点を質問したところ、次の管理者さんの奇妙な“帰無仮説”に関する回答をいただきました。
>私が「前提」と書いているのことをザックリとだけ述べますと、要するに「対立仮説」と「帰無仮説」のことについてです。坂元氏他と縄田氏の論文では「帰無仮説」と「対立仮説」が異なります。少々噛み砕いて述べますと、縄田氏は「血液型性格診断を積極的に否定する(無関連性を調べる)」ことを論旨としており、坂本氏らは「「血液型ステレオタイプ」と「自己成就」の関連性」を論旨としている、ということです。(つまりそれぞれの主張の、まぁだいたい反対側が「帰無仮説」となります)以前にも申し上げましたが、前者は『無関連性』、後者は『関連性』(ただし自己成就についての、ですが…)と分析し解釈する尺度が異なるのです。この点を、もう一度ご一考ください。(回答日時:2015/06/10 07:29:14)
上の文章を読めば、管理者さんが統計的検定の基本を理解していないことは明らかです。この状態では、以前に私が説明した「母集団」も理解していないのではありませんか? ましてや、「タイプ2エラー」や「F検定」の詳しい議論などは遙か先の話なのか…。それなら「χ2検定」や「効果量」はいったいどうなるのでしょう…。
さて、「科学」に基づく議論なら、当然のことながら、その論文中に示されている数値やその分析結果(例:統計的検定)が正しいことが必須条件なはずです(そうでないと“STAP細胞”状態になってしまいます・苦笑)。それらの前提についてお互いに確認・同意した後に「主旨等」の議論に進もうと思っているのですが、現在も前段階の「統計データの分析」で引っかかっているのは残念というしかありません。
もちろん、私は統計の専門家でも何でもありません。単純に大学教養レベルの基本的な統計的検定とパーソナリティ心理学を学んだだけです。このサイトにおける管理者さんのように、少なくとも大学院レベルで統計データに基づいて「血液型と性格」の議論をするのであれば、統計的検定の知識はマストでしょう。しかし、この点が一番のネックと感じているのも、これまた私の率直な感想です。
ですので、どうか積極的な反論を「是非」お願いします。このサイトは、現在では数少ない貴重な学問的な議論の場なのですから…。
余談ですが、以前に紹介した山本弘さんのブログでは、ちょっと詳しい統計の話に進もうとしたら“回答拒否”をされてしまいました。彼によると「だから僕は、相手が論理盲だ(まともな論理が理解できない)と気づいたら、議論は打ち切ることにしている。」「だって、議論したって納得するわけないんだから。…みなさんも、論理盲に出会ったら、言いたいことだけ言って、議論を打ち切りましょう。」とのことです。非常に残念というしかありません。単純に、統計的検定で有意差があるのかどうかという「事実」を認めるかどうかという議論なのに、なぜ「論理盲」になるのか…私には理解できません。
やはり、否定派との議論で、統計の話は“鬼門”なのかもしれませんね。ひょっとして、山本弘さんは統計にあまり詳しくないのでしょうか?
《参考》6月24日付 「論理盲」の人たち http://hirorin.otaden.jp/e421420.html
ABOFANさん
こちらのコメントではABOFANさんの得意分野であられる「統計」についてお返しします。
>、少なくとも大学院レベルで統計データに基づいて「血液型と性格」の議論をするのであれば、統計的検定の知識はマストでしょう。
――さて、こちらで「血液型人間学」p38におけるアンケート調査の本でのデータによる分析と、それをそのまま明治大学の学生を対象にも(簡易的にですが)実施いたしました。まず、簡略的な結果だけご報告します。
原データ(「血液型人間学」p38ママ)においては、
男性:総人数994人(A型341人、B型214人、O型298人、AB型141人)でカイ2乗検定を行ったところ、1%水準でで有意だった。(p<0.01(0.007558))
女性:総人数661人(A型230人、B型148人、O型198人、AB型85人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.951629))
でした。
次に明治大学の学生を対象にまったく同様のアンケート調査を行いました。
男性:総人数86人(A型31人、B型16人、O型32人、AB型7人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.472176))
女性:総人数93人(A型37人、B型21人、O型26人、AB型9人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.166046))
でした。
さて、この結果を踏まえ、私からは3点です。
・「血液型人間学」においてすら有意な差が認められなかった女性の扱いをどうされるのか?女性は「血液型人間学」の対象外なのか?そうであるなら、「血液型性格診断」肯定派がそのように言明すべきではないのか?
・おそらく、「学生を対象としたものはサンプルが少ないから結果が出なかった」とおっしゃりたいでしょう。しかし、一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われるのですが、各回答(イロハニホヘ)同士の傾向性を分析しても、そのような結果はみられませんでした。この結果をどう捉えるのか。
・唯一有意な差がみられた「血液型人間学」における男性の調査においても、(ABOFANさんが以前自ら言っていたように)あのアンケートはほかにも質問項目があったと考えられますよね?だとすると、例えば100項目質問があったとすれば、”偶然”に一項目くらいは有意な差(この場合p<0.01)が出てしまいます。こればかりは、原本や生データをみないことにはなんともいえないところではありますが・・・・・・。
さて質問項目の原本がない以上、結局これより深く分析はできないのですが、能見氏の「生データ(質問用紙の原本)」がどのようなものであったのか、大いに気になるところではあります。
b107
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。ごくごく一部ではありますが、議論がかみ合ってきたようで嬉しいです。さて、
>――”「仮説」を見つける”とは果たして何を意味しているのでしょうか?もしも「血液型」”が”「性格」に影響を与えている、つまり「血液型」⇒「性格」ということを主張なさりたいのであれば(これが「血液型性格診断」言説であるというのが一般通念でしょう)、その「主旨」に沿った研究をする(データの分析をする)のが普通ですよね。まず、その根拠となる研究データをお示しください(※何度も申し上げていますが)。
――これについては過去に何回も説明していますが、おそらく理解するつもりがないということなのでしょうね。まさに、“科学”という「無謬神話」を信じているということでしょうか…。これはこれで、非常に興味をそそられる現象です。
しつこいようですが、「血液型人間学」の“信者”を調査すると、通説どおりの差が出ていることは、多くの否定派も認めている事実です。ここまではよろしいでしょうか?
では、日本人平均では“信者”の割合はどのぐらいでしょう? 多くの調査では、日本人全体の7割程度が血液型と性格には「関係がある」と回答しています(例:1986年のNHK世論調査)ので、やはり7割程度ということなります。以上のことから、ランダムサンプリングによる「血液型と性格」の調査をすれば、平均して7割の“信者”が存在するので、必ず通説どおりの差が出ることになります。
念のため、心理学的にもこのことは正しいとされています。なぜなら、心理学で定義する「性格」は基本的に「自己報告」や「自己認知」によるものだからです。繰り返しますが、心理学的には、自分がそう感じているものが「性格」なのです(本当にこの定義が妥当かどうかは別として、少なくとも心理学的にはそういうことです)。
>ABOFANさんのこのコメントからも伺えるのですが、血液型性格診断においては、理論的な説明がすべてがアド・ホック(後付け)なんですよね。自身らの主張とは反するデータ(否定的な研究)が得られても、それに対し無反省であり後付けで説明をくわえている(都合よく解釈している)のが理論の面での問題の中核かと思います。
――上の説明でわかるとおり、この文章はそっくりそのまま管理者さんにお返しします。心理学的には、どんなデータでも必ず通説どおり差が出るのです。これは「仮説」ではなく「定義」です。現実にも、坂元氏、山岡氏のデータに示されているとおり、通説どおりの差が出ています。念のため、縄田氏は「通説」の質問をしていないので差は出ていません。
なお、統計と心理学がある程度わかる人で、私のこの説明が理解できない人はいません。もっとも、感情的に反発する人もいますし、「必ず通説どおり差が出る」ということを認めたくないので、絶句したり“回答拒否”状態になる人も少なくありませんが…。
>たとえば、少なくとも「否定論文」という”主旨”で書かれており、実際のデータもそれに沿ったものが得られているもの(縄田氏、大村氏、山下氏etc)に反論されるのであれば、まずはデータを受け入れ、その上でさらに「反証」しているデータを示すか、データの不備を指摘するか…
――上の説明のとおりです。よって、「反証」を示す必要があるのは、管理者さんの方であって私ではありません。繰り返しますが、どんなデータでも必ず通説どおり差が出るのは、「仮説」ではなく、心理学による「定義」となります。よろしいでしょうか?
>最後ですが、「血液型人間学」における”文脈”はどうでもいい、というのであれば「血液型人間学」の”理論的な実像”はどこにあるのでしょうか?ABOFANさんのおっしゃられていることを要約すると、”仮説のない”データ⇒理論(仮説を見出す)なのですよね?では、その”理論”が述べられているもの(論文、書籍等)はどこにあるのでしょうか(明示化されているのだとすれば)?
――これも上の説明のとおりで、必ず差が出ることになります。もっとも、実際にどんな差が出るのかという“文脈”は、「ビッグデータ」の解析と同じで結構複雑な作業となるので、「必ず差が出る」ことに同意した後に詳しく説明していと思います。
ABOFANさん
このコメントについては後々解析したいものが多くあるのですが、特に気になった個所についてだけ何点か……。
>「血液型人間学」の“信者”を調査すると、通説どおりの差が出ていることは、多くの否定派も認めている事実です。
――とりあえず、「ヒツジヤギ効果」でググってみてください。また、その差は「自己成就」によるものだよね~、という反論を躱してください。
>ランダムサンプリングによる「血液型と性格」の調査をすれば、平均して7割の“信者”が存在するので、必ず通説どおりの差が出ることになります。
――別のコメントにも回答しましたが「血液型人間学」p38の女性においては、有意な差がでていません。”必ず”とははたして?
>実際にどんな差が出るのかという“文脈”は、「ビッグデータ」の解析と同じで結構複雑な作業となるので、「必ず差が出る」ことに同意した後に詳しく説明していと思います。
――上述と同様です。”必ず”という文言をまず外すところから議論をはじめましょうか。
>縄田氏は「通説」の質問をしていないので差は出ていません。なお、統計と心理学がある程度わかる人で、私のこの説明が理解できない人はいません。
――これは、能見氏による「血液型人間学」に沿った質問をすれば差が出る、ということをおっしゃられたいのでしょうか?だとすると、その質問項目、尺度、等のデータをご提示ください。繰り返しますが、「血液型人間学」p38の女性においては何の差も出ていませんよ。
b108
ABO FAN
血液型性格診断
長くなるので回答を分割しました。
>・「血液型人間学」においてすら有意な差が認められなかった女性の扱いをどうされるのか?女性は「血液型人間学」の対象外なのか?そうであるなら、「血液型性格診断」肯定派がそのように言明すべきではないのか?
――血液型による影響は、性別やTPOによって変化します。それは、能見正比古さんも認めているので、わざわざ男女別に集計しているわけです。このデータも、時代によって変化する可能性もありますので、絶対的な傾向を示すものではありません。なお、この点は私も現実のデータで(間接的に)確認しています。
>・おそらく、「学生を対象としたものはサンプルが少ないから結果が出なかった」とおっしゃりたいでしょう。しかし、一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われるのですが、各回答(イロハニホヘ)同士の傾向性を分析しても、そのような結果はみられませんでした。この結果をどう捉えるのか。
――調査どうもお疲れ様でした。しかし、そんな直球の質問をしないでください(笑)。これでは、学部レベルではなく、大学院レベルの統計学を勉強してください、とでも答えるしかなくなってしまいます…。なお、このことは以前に投稿番号200で説明済ですので、少々長くなりますが再掲しておきます。
《引用開始》前回はケーススタディのみのだったので、今回は統計用フリーソフトであるEZRを使って計算してみました。参考文献は平井明代氏の「統計:検定力分析」です。http://www.u.tsukuba.ac.jp/~hirai.akiyo.ft/meeting13.files/SLAA_5_16%28withoutimage%29.pdf
平均値差・標準偏差などの仮定は、山岡重行氏のデータ(ダメな大人にならないための心理学 pp49-52)を参考として、次のとおりとしました。
平均値の差=0.3/標準偏差=1/α=0.05(タイプ1エラー=危険率)/β=0.8(タイプ2エラーにならない確率=検出力)/両側検定
話を簡単にするため、便宜的に4つの血液型の比率は同じものとし、「ある血液型」と「他の血液型」の2群の平均の差で計算することにします。この条件でEZRを使って計算してみた結果、必要なサンプルサイズは117+351=468人と「数百人」ということになりました。参考までに、以下はEZRの計算結果の抜粋です。[>SampleMean(0.3, 1, 0.05, 0.80, 2, 3 ) ]
仮定:2群間の平均値の差 0.3/標準偏差 1/αエラー 0.05/両側検定/検出力 0.8/N2とN1のサンプルサイズの比 3→必要サンプルサイズ:N1 117/N2 351
逆に、サンプルサイズを261人とした場合は、検出力は0.554となりますから、ほぼ半分は差が検出できないタイプ2エラーということになります。[>PowerMean(.1, 1, 0.05, 65, 2, 3.01538461538462 ) ]
2群間の平均値の差 0.3/標準偏差 1/αエラー 0.05/両側検定/サンプルサイズ N1 65/N2 196/検出力 0.554
現実には、平均値の差=0.3はほとんど「最大」のケースなので、「普通」にあるような平均値の差=0.1で計算してみると、検出力は0.104となり、ほぼ10回に1回しか差が検出できないという結果になりました。これで納得していただけましたでしょうか?
閑話休題。以前はRでコマンドを直接を入力していたので面倒だったのですが、EZRでは随分と簡単になったものです(笑)。
仮定のミスや計算違いなどがあればご指摘ください。《引用終了》
>・唯一有意な差がみられた「血液型人間学」における男性の調査においても、(ABOFANさんが以前自ら言っていたように)あのアンケートはほかにも質問項目があったと考えられますよね?だとすると、例えば100項目質問があったとすれば、”偶然”に一項目くらいは有意な差(この場合p<0.01)が出てしまいます。こればかりは、原本や生データをみないことにはなんともいえないところではありますが・・・・・・。
――これこそまさに、“moving goal post” ですね。では、具体的にどういう条件なら「差がある」ことになるのでしょうか? ご存じのように、この私の質問に答えられないのは「疑似科学」です。
話は変わりますが、以前に紹介があった「よい教育とは何か 構造構成主義研究5」にも、心理学者がこの話になって困る、とあるのが興味深いです(p104 3.統計的検定の適用とダブルスタンダードについて)。差があると何か困るのでしょうか?
>能見氏の「生データ(質問用紙の原本)」がどのようなものであったのか、大いに気になるところではあります。
――現物の一部を見たことはありますが、確か和文タイプ原稿を印刷したものだったような記憶があります。手集計なので、再分析するとなると大変でしょうね。
さて、前回の投稿の繰り返しになりますが、血液型と性格の「通説」に関する質問をすると、心理学による性格の定義からして、必ず統計的な差が出ることになります。よろしいでしょうか?
ABOFANさん
どうやら、また話が少しかみ合っていないようですね……。
ABOFANさんは「検出力」のお話をされていて、それが、
>必要なサンプルサイズは117+351=468人と「数百人」ということになりました
ということを、おっしゃりたいのですね?しかし、私が指摘しているのは”イロハニホヘ”の各回等におけるベクトルの方向性、とでもいいましょうか、そういう”傾向性すら”みられなかったという指摘です。(これは「大学院」レベルの統計学内用語の話なので、詳しくは割愛します。もしお知りになられたければおっしゃってください。次回コメントにて解説いたします。)
さて、仮にABOFANさんのご意見を前提としても、
・「血液型人間学」においてすら有意な差が認められなかった女性の扱いをどうされるのか?女性は「血液型人間学」の対象外なのか?そうであるなら、「血液型性格診断」肯定派がそのように言明すべきではないのか?
この問題を解決することができません。もう一度、能見氏が行った「血液型人間学」の結果だけ貼り付けますが、
女性:総人数661人(A型230人、B型148人、O型198人、AB型85人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.951629))
これをABOFANさんは、
>血液型による影響は、性別やTPOによって変化します。それは、能見正比古さんも認めているので、わざわざ男女別に集計しているわけです。このデータも、時代によって変化する可能性もありますので、絶対的な傾向を示すものではありません。なお、この点は私も現実のデータで(間接的に)確認しています。
――こうおっしゃられています。しかし一般的には、このようなこと(態度)をアド・ホックだというのですよ……。わざわざ男女別に集計した「結果」、女性においては有意な差は認められなかったわけなんですが……。
そして、書籍「血液型人間学」のような、ABOFANさんのおっしゃる「数百人」規模の実験(?)においても検出できないものならば、「血液型」が「性格」に影響を与えているという言説は(少なくとも日常生活においては)”使いものにならない”のではないでしょうか?
また、そのことに関連して、これは一度お伺いしてみたかったことなのですが、「血液型人間学」と巷に流布しているような「血液型性格診断」は違う、というのがABOFANさんのお考えでしたよね?(記憶違いでしたら申し訳ありません)であるならば、統計だのの前に、そういう”間違った血液型性格診断”に対する誤信の訂正を、「血液型人間学」側がなさろうとは思われないのでしょうか?少なくともその意味においては、本研究と目的が相反するとは思えないのですが……。
b109
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。
念のため、実際にサンプルサイズを100人として計算してみました。他の条件は前回と同じです。
・平均値の差=0.3/標準偏差=1/α=0.05(タイプ1エラー=危険率)/β=0.8(タイプ2エラーにならない確率=検出力)/両側検定
・話を簡単にするため、便宜的に4つの血液型の比率は同じものとし、「ある血液型」と「他の血液型」の2群の平均の差で計算
サンプルサイズを100人とした場合は、検出力は0.254となりますから、ほぼ3/4は差が検出できないタイプ2エラーということになります。[>PowerMean(.1, 1, 0.05, 25, 2, 3) ]
2群間の平均値の差 0.3/標準偏差 1/αエラー 0.05/両側検定/サンプルサイズ N1 25/N2 75/検出力 0.254
平均値の差=0.3はほとんど「最大」のケースなので、「普通」にあるような平均値の差=0.1で計算してみると、検出力は0.0634となり、ほぼ15回に1回しか差が検出できないという結果となりました。
なお、これはF検定の場合ですが、χ2検定でもほぼ同じ傾向と思われます。
b110
ABO FAN
血液型性格診断
>――とりあえず、「ヒツジヤギ効果」でググってみてください。また、その差は「自己成就」によるものだよね~、という反論を躱してください。
――意味不明です。ググると次のツイートがヒットしただけですが…。なお「自己成就」はヒットしませんでした。
>あ、ちなみにヒツジヤギ効果って、超心理学、つまり超能力研究の用語。/でも、いまの羊と山羊のパスタ、美味だったなあ。
私はパスタは好きですが、羊と山羊のパスタは食べたことがないので何ともコメントできません…。(苦笑)
>――別のコメントにも回答しましたが「血液型人間学」p38の女性においては、有意な差がでていません。”必ず”とははたして?
――私の元の文章には「通説」どおりと書いてありますが…。つまり、“信者”が思い込んでいる「通説」なら、かならず差が出るということです。「血液型人間学」p38の質問では「通説」どおりではなく、追試ができないので、性別や時代を超越するような「有意な差」かどうかははっきりしません。
>――これは、能見氏による「血液型人間学」に沿った質問をすれば差が出る、ということをおっしゃられたいのでしょうか?だとすると、その質問項目、尺度、等のデータをご提示ください。繰り返しますが、「血液型人間学」p38の女性においては何の差も出ていませんよ。
――これも質問の意味がわかりません。坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向の差が出ています。どちらも原論文にありますので「ぜひ」確認をお願いします。例えば、坂元氏の論文では、
A型的な特性 ものごとにけじめをつける/くよくよ心配する/何かをする時は準備して慎重にやる
B型的な特性 物事にこだわらない/気がかわりやすい/うれしくなるとついはしゃいでしまう
山岡氏の論文では、
B型的な特性 マイペース型で、周囲の影響を受けにくい
AB型的な特性 気分にムラがあって、ともすると2重人格のように見えることがある
です。ただ、ここで改めて質問するということは、管理者さんが本当に原典を読んでいないということなのでしょうか? いずれにせよ、訳がわかりません。
>私が指摘しているのは”イロハニホヘ”の各回等におけるベクトルの方向性、とでもいいましょうか、そういう”傾向性すら”みられなかったという指摘です。
――上に書いたとおりです。坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向の差が出ています。
>書籍「血液型人間学」のような、ABOFANさんのおっしゃる「数百人」規模の実験(?)においても検出できないものならば、「血液型」が「性格」に影響を与えているという言説は(少なくとも日常生活においては)”使いものにならない”のではないでしょうか?
――しつこいようですが、坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向で差が出ています。また「(日常生活においては)“使いものにならない”」は、反証可能な命題ではないので回答できません。効果量等の「反証可能」な基準を示していただくよう「ぜひ」お願いします。
それから、
>サンプルサイズを100人とした場合は、検出力は0.254となりますから、ほぼ3/4は差が検出できないタイプ2エラーということになります。…「普通」にあるような平均値の差=0.1で計算してみると、検出力は0.0634となり、ほぼ15回に1回しか差が検出できないという結果となりました。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/10 00:48:46)
には特に反論がないようなので、私の主張が正しく、管理者さんの「だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われるのですが…(回答日時:2015/07/04 17:20:43)」は撤回すると判断させていただきます。
また、
>>例えば100項目質問があったとすれば、”偶然”に一項目くらいは有意な差(この場合p<0.01)が出てしまいます。…
>――これこそまさに、“moving goal post” ですね。では、具体的にどういう条件なら「差がある」ことになるのでしょうか? ご存じのように、この私の質問に答えられないのは「疑似科学」です。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/09 23:49:19)
には予想どおり“回答拒否”のようですね。「差がある」という“帰無仮説”といい、やはり管理者さんは統計に弱い(?)ということなのでしょうか…。
なお、
>サンプルサイズを100人とした場合は、検出力は0.254となりますから、ほぼ3/4は差が検出できないタイプ2エラーということになります。[>PowerMean(.1, 1, 0.05, 25, 2, 3) ](投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/10 00:48:46)
のPowerMean(.1,…)は、PowerMean(0.3,…)の間違いです。すみませんでした。
ABOFANさん
>特に反論がないようなので、私の主張が正しく[…]
>予想どおり“回答拒否”のようですね[…]
――ABOFANさんの口癖のようですので今更私は気にしませんが、他所で対話、議論されるときにこの物言いは避けたほうが無難かと思いますよ。というか、それを言うなら、これまでABOFANさんがこちらの質問に”回答拒否”なさったことはそれこそ数え切れませんが、それらはすべて”ABOFANさんが反論できなかった”という意味と考えて良いのでしょうか?
さて、結局すべて「意味不明です」というようなことを言われてしまったのですが(気のせいでしょうか。以前より、ご自分が不利になるとこの言葉を多用されますよね)、「血液型人間学」p38における回答はいただけておりません。
ABOFANさんは”ご自身で”
>血液型と性格の「通説」に関する質問をすると、心理学による性格の定義からして、必ず統計的な差が出ることになります。
とおっしゃられておりますが、能見氏の「血液型人間学」p38女性では有意な差は認められなかったのですよね。
とりあえず、”必ず統計的な差が出る”ということはひっこめていただいて、そのうえで対話を再開しませんか?自身の言い過ぎを反省することは恥でも何でもありませんよ?
また、もしも、能見氏の質問方法が「血液型人間学」における「通説」でないのだとするならば(そのようなことをこのコメントにておっしゃっておいでですが)、これまでの能見氏を拠り所にしたABOFANさんの発言にすべて”意味”がなくなってしまうのですが、よいのでしょうか?
b111
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、回答漏れです。
>「血液型人間学」と巷に流布しているような「血液型性格診断」は違う、というのがABOFANさんのお考えでしたよね?
――おっしゃるとおりです。ただし、データで判断する限り、いわゆる「血液型性格診断」を信じているのはかなり少数だと思われます。
>統計だのの前に、そういう”間違った血液型性格診断”に対する誤信の訂正を、「血液型人間学」側がなさろうとは思われないのでしょうか?少なくともその意味においては、本研究と目的が相反するとは思えないのですが……。
――「血液型性格診断」を信じている人は割と少数です。なので、「血液型人間学」は疑似科学である、という主張を否定することにエネルギーを集中した方が有意義だと思っています(笑)。
現実に、坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向で差が出ていますが、管理者さんはなぜか無視しているようです。なぜここまで無視するのかと質問しても、毎回“回答拒否”なのは科学的に考えると理解できません(少なくとも何らかの“回答”はすべきでしょう)。しかし、“科学”という「無謬神話」を信じているものと考えると、管理者さんの今までの反応が非常にうまく説明できます。これが、科学の朱子学的な理解という意味です。
ABOFANさん
>血液型性格診断」を信じている人は割と少数です。なので、「血液型人間学」は疑似科学である、という主張を否定することにエネルギーを集中した方が有意義だと思っています(笑)。
――本当ですか?少なくとも今、「血液型人間学」や能見氏(親子)の知名度が(若年層に)それほどあるとは思えませんし、「血液型性格診断」はそれとは全然独立して独り歩きしているように思えるのですが……。能見氏の「知名度」調査から始めたほうがよいのではないでしょうか?
b112
ABO FAN
血液型性格診断
>>特に反論がないようなので、私の主張が正しく[…]
>>予想どおり“回答拒否”のようですね[…]
>――ABOFANさんの口癖のようですので今更私は気にしませんが、他所で対話、議論されるときにこの物言いは避けたほうが無難かと思いますよ。というか、それを言うなら、これまでABOFANさんがこちらの質問に”回答拒否”なさったことはそれこそ数え切れませんが、それらはすべて”ABOFANさんが反論できなかった”という意味と考えて良いのでしょうか?
――意味不明です(苦笑)。つまり、特に反論がないと言うことでしょうか? 私は単純に管理者さんの回答を要求しているのであって、どうしても回答したくないならそう言えばいいはずですが…。また、私が”回答拒否”だというなら、どうか原文の引用をお願いします。私の回答漏れもあると思いますので、再度要求があれば可能な限り回答するつもりです。いずれにせよ今回も管理者さんは回答する意思がないようなので、“回答拒否”と判断させていただきます。よろしくお願いします。
>さて、結局すべて「意味不明です」というようなことを言われてしまったのですが(気のせいでしょうか。以前より、ご自分が不利になるとこの言葉を多用されますよね)、「血液型人間学」p38における回答はいただけておりません。
――これも意味不明です(笑)。例えば、「ヒツジヤギ効果」では、原文の引用がないので回答できません。ひょっとして原文は「あ、ちなみにヒツジヤギ効果って、超心理学、つまり超能力研究の用語。/でも、いまの羊と山羊のパスタ、美味だったなあ。」ですか?
なお、ご要望ですので、「血液型人間学」p38の回答を再掲します。
>“信者”が思い込んでいる「通説」なら、かならず差が出るということです。「血液型人間学」p38の質問では「通説」どおりではなく、追試ができないので、性別や時代を超越するような「有意な差」かどうかははっきりしません。
この回答に疑問があるなら、お手数ですが不明な点を再度ご質問ください。逆に、「坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向の差が出ています。」には管理者さんは一貫して“回答拒否”です。なぜなのでしょうか?
>少なくとも今、「血液型人間学」や能見氏(親子)の知名度が(若年層に)それほどあるとは思えませんし、「血液型性格診断」はそれとは全然独立して独り歩きしているように思えるのですが……。能見氏の「知名度」調査から始めたほうがよいのではないでしょうか?
――ひょっとして、管理者さんは現実のデータを見ていないのでしょうか。例えば、血液型と性格が「大きく」関係すると考えている(=血液型性格診断)のは、せいぜい全体の10%程度です。ですので、山下玲子氏の論文にも「今回の調査対象者は、…血液型と性格の間には多少の関係があり、それは自身の血液型についてもある程度当てはまると信じ、そして、血液型性格判断が好きである」とあります。どうかご確認ください。
ABOFANさん
>“信者”が思い込んでいる「通説」なら、かならず差が出るということです。「血液型人間学」p38の質問では「通説」どおりではなく、[…]
――なるほど。能見氏の「血液型人間学」は「通説」ではないということですね。わかりました。
しかし、だとすると「通説」とはいったい何を指し、どのように形成されたのでしょうか?能見氏の「血液型人間学」が「通説」の根拠なのではなかったのですか?
いやそんなことよりも、能見氏の「血液型人間学」が「通説」、あるいは”「通説」にまつわる原点など”でないのなら、ABOFANさんとしてはむしろ能見氏を批判的な対象とするのが自然な態度なのではないでしょうか?
「血液型人間学」p38の質問は「通説」ではないとおっしゃられ、しかも実際に女性においては有意な結果が出ていないのですから、そのようなものに対して批判なさらないと、これまでのABOFANさんの言動に筋が通りませんよ。
>私が”回答拒否”だというなら、どうか原文の引用をお願いします。
――たとえば(回答日時:2015/06/10 07:29:14) の最後のほうで私が挙げた②、④などについてはもう少し詳しくうかがってみたいですね。ですが、話が逸れてしまうので今は前述のことだけにお答えいただければ結構ですよ。
b113
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、管理者さんの下の文章を見過ごしていました。
>とりあえず、”必ず統計的な差が出る”ということはひっこめていただいて、そのうえで対話を再開しませんか?自身の言い過ぎを反省することは恥でも何でもありませんよ?(回答日時:2015/07/13 23:15:36)
まさか、こんなことを言っているとは思ってもみなかったので、ビックリ仰天しました。なぜなら「必ず統計的な差が出る」を否定するとなると、パーソナリティ心理学だけではなく、全てのアンケートを否定することになるからです。本気ですか?
例えば、平均的な男性は平均的な女性より身長が高いことは統計的に明らかです。では「実感としてどうですか?」と質問した場合、普通の人ならイエスと答えるでしょう。仮にノーなら、その人の観察眼には疑問が持たれることになります。
血液型の話に戻ると、仮に“信者”に「あなたに自分の血液型の特徴が当てはまりますか?」と質問したら、普通ならイエスと答えるでしょう。これがノーなら、その人は“信者”ではないはずです。もし本当に“信者”だとしたら、その人の人格が疑われてしまいます(苦笑)。なぜなら、性格の「自己報告」に反する答をしているからです。言い換えれば、その人常習的なウソツキか、観察眼がないということになります。
つまり、「自己報告」に反する答をしているということになるので、自己報告が正しいという前提のパーソナリティ心理学を否定するだけではなく、全てのアンケートが否定されてしまいます。本当にいいのですか?
ABOFANさん
>なぜなら「必ず統計的な差が出る」を否定するとなると、パーソナリティ心理学だけではなく、全てのアンケートを否定することになるからです。本気ですか?
例えば、平均的な男性は平均的な女性より身長が高いことは統計的に明らかです。
――破れかぶれなのかもしれませんが、一応返答だけしておきますね苦笑。
>これも上の説明のとおりで、必ず差が出ることになります。もっとも、実際にどんな差が出るのかという“文脈”は、「ビッグデータ」の解析と同じで結構複雑な作業となるので、「必ず差が出る」ことに同意した後に詳しく説明していと思います。
――と、ABOFANさん”が”おっしゃられておりましたが、「血液型人間学」p38における女性のデータでは有意な差がみられませんでしたよ、ということに関する指摘です。(このことに関連した「通説」に関する指摘は別のコメントにて回答しています)
余計なお世話かもしれませんが、少し落ち着かれたほうがよいかと思います。
b114
ABO FAN
血液型性格診断
>――なるほど。能見氏の「血液型人間学」は「通説」ではないということですね。わかりました。
――理解していただき、大変ありがとうございます。
>しかし、だとすると「通説」とはいったい何を指し、どのように形成されたのでしょうか?能見氏の「血液型人間学」が「通説」の根拠なのではなかったのですか?
――能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから、少なくとも男女共通の「通説」でないことは確かです。もっとも、男性だけに限れば「通説」なのかもしれませんが、追試のデータを知らないので私にはわかりません。特定の条件を満たした場合にだけ表れる傾向なのかもしれませんし…。
>いやそんなことよりも、能見氏の「血液型人間学」が「通説」、あるいは”「通説」にまつわる原点など”でないのなら、ABOFANさんとしてはむしろ能見氏を批判的な対象とするのが自然な態度なのではないでしょうか?
――特定の状況なら…ということでは何かまずいのでしょうか? 具体的には、p38は男性では差が顕著に表れるということになります。時代が変わると傾向が変わるかもしれませんが、残念ながらまだ確認はしていません。血液型はもともとそういうものなのです。もっとも、性別や時代に関係ない傾向もありますよ。具体的には、以前に紹介した、
《坂元氏の論文》
・A型的な特性 ものごとにけじめをつける/くよくよ心配する/何かをする時は準備して慎重にやる
・B型的な特性 物事にこだわらない/気がかわりやすい/うれしくなるとついはしゃいでしまう
《山岡氏の論文では》
・B型的な特性 マイペース型で、周囲の影響を受けにくい
・AB型的な特性 気分にムラがあって、ともすると2重人格のように見えることがある
です。もっとも、管理者さんはこの点について終始一貫して無視しているようなのですが、認めると何かまずい理由でもあるのでしょうか?
>「血液型人間学」p38の質問は「通説」ではないとおっしゃられ、しかも実際に女性においては有意な結果が出ていないのですから、そのようなものに対して批判なさらないと、これまでのABOFANさんの言動に筋が通りませんよ。
――すみません、これも意味不明です(苦笑)。しつこいようですが、能見正比古さんは、男女によって傾向が違うと思われるデータを「わざわざ」著書に書いているわけです。だから私は、男女によって血液型による傾向が違っても特に不思議とは思いません。なので、管理人さんが「筋が通らない」というのは「筋が通らない」のではありませんか? ひょっとして、管理者さんは能見正比古さん以上の「血液型人間学の権威」なのでしょうか?(笑)
>「血液型人間学」p38における女性のデータでは有意な差がみられませんでしたよ、ということに関する指摘です。(このことに関連した「通説」に関する指摘は別のコメントにて回答しています)
――上に書いたとおりです。
>余計なお世話かもしれませんが、少し落ち着かれたほうがよいかと思います。
――これまた意味不明です(苦笑)。能見さんの著書に書いてないことが「血液型人間学」の定義だ、と言われれば私も返事に窮してしまいます。確かに、この点に関しては「回答不能」と言っていいかもしれません(苦笑)。しかし、管理者さんは一体どうされたのでしょう? 余計なお世話かもしれませんが、少し落ち着かれたほうがよいかと思いますよ。
ところで、
>つまり、「自己報告」に反する答をしているということになるので、自己報告が正しいという前提のパーソナリティ心理学を否定するだけではなく、全てのアンケートが否定されてしまいます。本当にいいのですか?
については、やはり“回答拒否”ですかね。パーソナリティ心理学では、次のように言われていますよ(白佐俊憲・井口拓自『血液型性格研究入門』p 200)。
>自己報告型の質問紙調査の結果は,通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく,あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。
つまり、“信者”の「自己報告」の性格を測定すると、必ず差が出ることになりますし、まさに「坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向の差が出ています」。
失礼ながら、管理者さんはパーソナリティ心理学の基礎もおぼつかないということなのでしょうか? なので、
>とりあえず、”必ず統計的な差が出る”ということはひっこめていただいて、そのうえで対話を再開しませんか?自身の言い過ぎを反省することは恥でも何でもありませんよ?(回答日時:2015/07/13 23:15:36)
は、そっくりそのままお返しします。”必ず統計的な差が出る”ということを認めていただいて、そのうえで対話を再開しませんか?自身の言い過ぎを反省することは恥でも何でもありませんよ?
ABOFANさん
>理解していただき、大変ありがとうございます
――えっ、理解しちゃってよかったんですか?
だとすると、「血液型人間学」は結局なんなのですか、という疑問が残ってしまいます。
血液型と性格の「通説」”側”(本流)からすると、能見氏のそれは”亜流”にあたるわけですよね?
だとすると、「血液型十戒」等の能見氏の言説は、本流の血液型と性格言説側からすると、デタラメとまでは言いませんが論理的妥当性の低いものだと思ってらっしゃるということですか……。
>能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから、少なくとも男女共通の「通説」でないことは確かです。
――いやいや、それでは論理が飛躍していますし、その書き方だとABOFANさんがご自身で否定された能見氏の「文脈を読む」ということになってしまいますよ。
p38の結果では、男性においては有意な差がみられたが女性においては有意な差はみられなかった。ですので、「血液型人間学」に女性は(少なくともこの質問においては)適用できない、ということでしょう。男性においては肯定的な結果だったが、女性においては否定的な結果が得られた、というのがとりあえず実験からみられたデータだということでしょう。
>《坂元氏の論文》
・A型的な特性 ものごとにけじめをつける/くよくよ心配する/何かをする時は準備して慎重にやる
・B型的な特性 物事にこだわらない/気がかわりやすい/うれしくなるとついはしゃいでしまう
《山岡氏の論文では》
・B型的な特性 マイペース型で、周囲の影響を受けにくい
・AB型的な特性 気分にムラがあって、ともすると2重人格のように見えることがある
――これが「通説」ということですか?つまり、血液型と性格の本流の理論という認識でよいのでしょうか?
では、もしご存知ならば、この「通説」(理論)の原典をお教えいただけないでしょうか?
b115
ABO FAN
血液型性格診断
う~ん、あまりにも管理者さんの理解が矛盾に満ちて誤解だらけなので、どうしようか考えてしまいますね。これは意図的なものなのか、それとも初めから理解するつもりがないのか、あるいは理解能力がないのか判然としませんが、このままずっと“漫才”を続けるのもいかがなものかと…。
なので、今回は多少趣向を変えて、管理者さんの不思議な思考回路について指摘するだけにしようと思います。
>だとすると、「血液型人間学」は結局なんなのですか、という疑問が残ってしまいます。
――能見正比古さんのデータを「そのまま」認めることです。なので、例えば、
>血液型と性格の「通説」”側”(本流)からすると、能見氏のそれは”亜流”にあたるわけですよね?
――本流も亜流もありません。現実のデータをそのまま認めるだけです。
>だとすると、「血液型十戒」等の能見氏の言説は、本流の血液型と性格言説側からすると、デタラメとまでは言いませんが論理的妥当性の低いものだと思ってらっしゃるということですか……。
――ですので、本流も亜流も関係ありません。また、管理者さんがどんな「論理」が正しいと思っているのか知りませんが、既存の「論理」の枠組みで考えようとすること自体が間違っているということでしょうかね…。そもそも、現実のデータを説明できない理論は、論理がどうこう言う以前の問題です。管理者さんは何か勘違いをしているのではないでしょうか?
>>能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから、少なくとも男女共通の「通説」でないことは確かです。
>――いやいや、それでは論理が飛躍していますし、その書き方だとABOFANさんがご自身で否定された能見氏の「文脈を読む」ということになってしまいますよ。
――上に書いたとおりで、論理云々とは無関係な話です。単純に、管理者さんの「論理」や「枠組み」が妥当でないだけではないですか? 時間が遅れる、空間が曲がる等々は、ニュートン力学では間違っているというのと同じです。あるいは、量子力学的に、物体は粒子であると同時に波動であるでもいいですが…。間違っているのは、現象を説明できないニュートン力学であって、現実のデータがおかしいのではありません。
>p38の結果では、男性においては有意な差がみられたが女性においては有意な差はみられなかった。ですので、「血液型人間学」に女性は(少なくともこの質問においては)適用できない、ということでしょう。
――「男性においては有意な差がみられたが女性においては有意な差はみられなかった」が血液型人間学です。それは、量子力学的に、物体は粒子である同時に波動でもある、というのと同じような意味です。これが理解できないのは、理解できない人が悪いのであって、現実を説明できる理論や仮説が間違っているのではありません。よろしいでしょうか?
>《坂元氏の論文》
> ・A型的な特性 ものごとにけじめをつける/くよくよ心配する/何かをする時は準備して慎重にやる…
>――これが「通説」ということですか?つまり、血液型と性格の本流の理論という認識でよいのでしょうか?
――「本流」は関係ありませんし「理論」でもありません。そもそも、「血液型人間学」は、“部外者”が簡単に理論化できるような代物ではなく、意外に難しいのです(苦笑)。例えば、「ビッグデータ」を簡単に理論化できるかどうか考えてみてください。理論化が可能なケースもあるでしょうが、普通は一筋縄ではいきません。普通の分析手法に乗らないデータだから「ビッグデータ」なのです。
もちろん、「血液型人間学」は、量子力学なんかより遥かにやさしい(笑)のですが、少なくとも既存の枠組みにこだわってしまうと理解が困難になります。よろしいですか?(内容については、追々説明するつもりです)
余談ですが、「必ず統計的な差が出る」を無視するのは、おそらくそういう管理者さんの“文脈”で理解する必要があるでしょうね。しかし、こうなると、管理者さんは科学的に考えているのではなく、「科学もどき」=「近思録的」に考えているということになります。確かに、それなら納得です。残念ながら、朱子学は自己完結的で非妥協的な思想ですから、科学的な考え方と摺り合わせるのは非常な努力が必要となります。そもそも、朱子学は「現実」よりも「あるべきこと」が優先されるのですから…。やれやれ。
ABOFANさん
>このままずっと“漫才”を続けるのもいかがなものかと…。
――私もそう思います。ですので、今回はABOFANさんの不思議な思考回路について指摘するだけにしようと思います。
>データを「そのまま」認めることです
>能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから[…]
――ふつうは、下のような思考を、「文脈」あるいは「行間」を読んでいると表現するのですが……。”データを「そのまま」認める”といいながら、能見氏の「文脈」を読もうとしていらっしゃいますよね?”わざわざ著書に書いているのですから[…]”は「文脈」を読もうとされているとしか思えないのですが……。
>「男性においては有意な差がみられたが女性においては有意な差はみられなかった」が血液型人間学です。
――なるほど。以前とはずいぶん意味の違うことを仰っていますが、まぁそれはひとまず置いておきましょうか苦笑。とりあえず、上記の旨を「血液型人間学」肯定派側が明示してください。現状少なくとも、『「血液型十戒」の8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。』という表記とは矛盾していますよね?たとえば”誰もが”を”男性には”などにしないと、上記の”データを「そのまま」認める”ことにはならないですよね。
>余談ですが、「必ず統計的な差が出る」を無視するのは[…]
――血液型と性格についての「通説」の質問をしたら必ず統計的な差が出る、ですよね?ではまず「通説」についてお教えください、というのを以前のコメントですでに申し上げていますが……。
b116
ABO FAN
血液型性格診断
>>データを「そのまま」認めることです
>>能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから[…]
>――ふつうは、下のような思考を、「文脈」あるいは「行間」を読んでいると表現するのですが……。
――う~ん、一体「血液型人間学」のどこをどう読むと、こういう結論になるのでしょうか? もう一度読み直してはいかがですか? 以下は、「血液型人間学」からの抜粋です。
アンケート調査について説明を加えれば、アンケートはまず、調査対象ができるだけ揃っていることが重要である。社会人と学生では、たとえ年齢が近くても、大きく回答が左右される。子供と成人を同一に扱うことは、むろん論外である。「血液型人間学」p39
O型は無意識のうちにも自分と他人の力を絶えず測り、力関係を大変意識する。…その力が優位にあると思えば、めざましい活動力を示す。…自分の力が劣勢と考えるとき、O型の生命力の強さが逆向きとなり、なりふり構わず保護者を求めたり、人にすがろうとすることもある。特に女性の場合は、男にくらべて、力の劣勢は、常に存在する。それだけに、O型の女性の中には、往々にして物欲しそうな姿が目につくことがある。「血液型人間学」p239
他にもいくらでもありますが、あえて参考文献にある「血液型人間学」に絞りました。
>>「男性においては有意な差がみられたが女性においては有意な差はみられなかった」が血液型人間学です。
>――なるほど。以前とはずいぶん意味の違うことを仰っていますが…
上に書いたとおりです。
>>余談ですが、「必ず統計的な差が出る」を無視するのは[…]
>――血液型と性格についての「通説」の質問をしたら必ず統計的な差が出る、ですよね?ではまず「通説」についてお教えください、というのを以前のコメントですでに申し上げていますが……。
――言いたくはないのですが、毎回毎回、あまりにも管理者さんの理解が矛盾に満ちて誤解だらけであり、私の説明を意図的に無視したり、同じ質問を繰り返したりで、どうしようか考えてしまいます。これらは意図的なものなのか、それとも初めから理解するつもりがないのか、あるいは理解能力がないのか判然としませんが…。以前の投稿に目を通さなかったか、あるいは参考文献にも注意しなかったのか…。
《坂元氏の論文》…女子大生が選んだ各血液型の特徴上位3項目
・A型的な特性 ものごとにけじめをつける/くよくよ心配する/何かをする時は準備して慎重にやる
・B型的な特性 物事にこだわらない/気がかわりやすい/うれしくなるとついはしゃいでしまう
《山岡氏の論文では》…複数の本(最低3冊)に共通して現われていた項目
・B型的な特性 マイペース型で、周囲の影響を受けにくい
・AB型的な特性 気分にムラがあって、ともすると2重人格のように見えることがある
一体どういう参考文献の読み方をしているのでしょう? 私には理解できません。
しつこいようですが、坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向で差が出ていますが、管理者さんは一貫して無視しています。極論すれば、これはもう「疑似科学」、あるいは朱子学的な「科学もどき」とでもいうしかないでしょうね…。
閑話休題。
明治大学付属米澤嘉博記念図書館に43,000冊の蔵書がある、故・志水一夫さんの『宜保愛子イジメを斬る!!』には、疑似科学を否定する大槻さん(現在は早稲田大学名誉教授)を批判するこんな文章が掲載されています(p80-81)。
さて、ご存じのように[大槻]キョージュは、もし超能力の存在が証明されたら早稲田大学の教授を退職する称して、辞表を持参し、しばしばTVや週刊誌などで見せびらかしており…
言っちゃ何だが、これ、よくある陳腐なトリックである。アメリカには、この種の宣言をしている人が少なからずいる。/ナチスのユダヤ人虐殺を立証した人には100万ドル進呈します、といった類だ。
しかし、こういう場合は、結局その人本人を納得させうるような証拠を提出するというのが条件なので、何が出てこようとも「まだまだ、そんなものは証拠の内に入らない」とさえ言っていれば、彼は賞金を払う必要はないし、それでいて世間には、いかにも彼の主張が正しくて、例えばナチスのユダヤ人虐殺には明確な証拠がないような印象を与えることができるというわけである。/しかも、すでに述べたように(「物理の基本原則に反する」ので)何があっても超能力は認めないというのだから、両方表のコインで賭をしているようなものである。
どうか参考にしていただければと思います。
ABOFANさん
まず、
>>「男性においては有意な差がみられたが女性においては有意な差はみられなかった」が血液型人間学です。
――なるほど。以前とはずいぶん意味の違うことを仰っていますが、まぁそれはひとまず置いておきましょうか苦笑。とりあえず、上記の旨を「血液型人間学」肯定派側が明示してください。現状少なくとも、『「血液型十戒」の8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。』という表記とは矛盾していますよね?たとえば”誰もが”を”男性には”などにしないと、上記の”データを「そのまま」認める”ことにはならないですよね。
この回答の後半に対する返信をいただけていないのですが……。
さて、ABOFANさんは以前、
>「血液型人間学」における“文脈の解釈”なんて(余計なことは)考える必要はなく、あくまで統一的に現実のデータを説明できる「仮説」を見つけることが重要です。[…](投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/02 00:21:15)
ーーこうおっしゃられていますね。しかし、前回および前々回の投稿では、
>一体「血液型人間学」のどこをどう読むと、こういう結論になるのでしょうか? もう一度読み直してはいかがですか? 以下は、「血液型人間学」からの抜粋です。[…]
>能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから、[…]
ーーさて、まず上と下で発言が矛盾されているということはご同意いただけますでしょうか?
>能見正比古さんのデータを「そのまま」認めることです。
ーーであるならば、ABOFANさんが「血液型人間学」における”文脈の解釈”をしまっくていることになりますね。
>・A型的な特性 ものごとにけじめをつける/くよくよ心配する/何かをする時は準備して慎重にやる
・B型的な特性 物事にこだわらない/気がかわりやすい/うれしくなるとついはしゃいでしまう
・B型的な特性 マイペース型で、周囲の影響を受けにくい
・AB型的な特性 気分にムラがあって、ともすると2重人格のように見えることがある
ーー以前も申し上げましたが、これが「通説」ということでいいのですね?
とりあえず、O型の「通説」がありませんが?また、この「通説」の”妥当性”についてですが、明示化されている原典として、坂元氏と山岡氏以前に書かれているものはあるのでしょうか?仮にそれが能見氏なのでしたら、ABOFANさんの投稿と矛盾してしまいますね。
b117
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿の補足説明として、以前の投稿から抜粋しておきます。
「O型の性格を一口に言って下さい」などと質問してくる。一口に言えるような普遍的総括的、かつ客観性を持った性格用語が開発されていたら苦労はない。多種多様の色彩も、オングストロームという光学上の単位を得て、まずまず統一的に表現できるようになった。人間の性格も、あるいは、キャラクトロームというような単位を作り得て、「O型の性格は80キャラクトローム前後ですよ」と言えるようになるかもしれぬ、ただしそれは、はるかに遠い将来である。(能見正古比 O型は人間は権力志向型なんだって-血液型性格学 別冊宝島6『性格の本-もうひとりの自分に出会うためのマニュアル』 宝島社 1977.8)
次も、以前の投稿からの抜粋です。
私は前回、「有名な特性」以外では、血液型が性格に影響する程度・方向は性別や年齢によって変わり、そのデータの裏付けもあると書きました。次はその具体例です。
大村政男氏による研究報告で、『「血液型気質相関説」と「血液型人間学」の心理学的研究II』(日本大学 研究紀要, vol. 46, pp115-155, 1993年)というのがあります。冠状動脈性心疾患(oronary Heart Disease, CHD)を発病しやすい行動パターンを意味するタイプA行動が血液型によって差があるかどうか調べたものです。この研究報告のデータを使って男性だけ計算してみると、O型がタイプA的な性格であることがわかります。念のために、χ2値を計算してみましょう。これは5.76という値が得られるので、2%以下で有意となります。確かにO型はタイプA的な性格であることが証明できました。タイプA的性格を示す質問の肯定率は、O型が46.6%、A型が43.3%、B型が43.0%、AB型は41.6%となりました。
しかし、女性では(有意差は出ていないものの)男性とは逆の傾向を示しているようです。このことは、血液型による影響が男性と女性とで正反対に表れる可能性を示しています。
別な例もあります。坂元章氏は年齢によって血液型の特徴に差があるかどうか調べてみました(山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集 pp288-291, 1991年)。彼によると『高年齢であるほど「A型的」特徴があてはまる』という結果が得られたとのことです。また、最近になるほど「日本人はB型的になってきている」そうです。
このように、血液型の特徴は性別、年齢、時代によって変わってきます。ですから、血液型の差を正確に比較しようとするなら、なるべく同質のサンプルで比較する必要があります。ランダムサンプリングをすると、「有名な特性」はともかくとして、微妙な差は性別、年齢、時代などの「ノイズ」に埋もれてしまう危険性があるのです。
b118
ABO FAN
血液型性格診断
今年は戦後70年ということなので、今回はマッカーサー「占領軍」と管理者さんの立場との共通性について書いてみます。たぶん、お互いにこの方が相互理解が進んで意義なはずです。ではまず、次の文章を読んでみてください。
結局占領軍の原則とは「占領軍に有利」ということだけであるから、たとえ原則らしいことをロにしても、それが自己に不利ならば、平然と自分の原則を自分で破る。
たとえば経済力の集中は排除する、独占は許さんと言っても、軍の移動に必要ならば当時独占企業であった日本通運はそのままにしておく。
戦時中の独占的書籍雑誌配給企業である日配(日本出版配給株式会社)は解体しておきながら、単行本の配給機関などとは比較にならぬほど大きな影響力をもつNHKや大新聞は解体せず、自己の宣撫工作のためそのままにしておく。
さらに、非武装の新憲法を称揚したかと思えば、東洋のスイスであれと言ってみたり、そうかと思うと警察予備隊をつくれといったり、満州爆撃を主張したり、蒋介石を訪問したり、一見全く無原則である。
しかし「占領軍のために有利」という点から見ると、彼らは、否われわれも同じだったが、それだけが絶対の原則であり、そこでどのような手段を使っても絶対に避けようとすることは、占領軍が徹底的に不利な立場に立たされることである。
出典:山本七平『ある異常体験者の偏見』p214~215 http://yamamoto8hei.blog37.fc2.com/category8-1.html
では、管理者さんの文章はどうでしょう?
1) 現状少なくとも、『「血液型十戒」の8. 血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。』という表記とは矛盾していますよね?たとえば”誰もが”を”男性には”などにしないと、上記の”データを「そのまま」認める”ことにはならないですよね。
2) とりあえず、O型の「通説」がありませんが?また、この「通説[注:11年間同じ差が出ている]の”妥当性”についてですが、明示化されている原典として、坂元氏と山岡氏以前に書かれているものはあるのでしょうか?仮にそれが能見氏なのでしたら、ABOFANさんの投稿と矛盾してしまいますね。
まず1)と2)で発言が矛盾されているということはご同意いただけますでしょうか?
1)では男性も女性も「共通の傾向」でないとデータを認めない、2)では「全ての血液型の通説」でないとデータを認めないのですから、男性も女性も同じ傾向で全ての血液型の通説がないといけないようです。おそらく1)と2)の条件は単独ではダメで、両方同時に満たす必要があるのでしょう…。
ところが、私が再三指摘している(このサイトの参考文献にもある)坂元氏の論文では11年間も同じ差が出ていることや、パーソナリティ心理学の定義では「必ず差が出る」ことは見事にスルーです。
この管理者さんの態度は、一見全く無原則に見えますが、おそらく「疑似科学とされるものの科学的評定サイト」に有利というのが唯一の原則なのでしょう。「自分に有利」という点から見ると、管理者さんにとっては、それだけが原則であるなら、そこでどのような手段を使っても絶対に避けようとすることは、「疑似科学とされるものの科学的評定サイト」が徹底的に不利な立場に立たされることです。
こうなると、私に能見氏のデータを要求しておきながら、それとは比較にならぬほど大きなサンプル数の参考文献に「11年間同じ差が出ている」ことはあえて無視するのも不思議ではありません。さらに、無視したはずの参考文献に「O型の通説がない」と言ってみたり、そうかと思うと「坂元氏と山岡氏以前に書かれている通説」を要求してみたり、といった奇妙な質問をするのも、マッカーサー「占領軍」と同じで、実に単純な動機であることがわかります。違うのでしょうか?
ABOFANさん
今回のコメントで急に議論の本筋がすり替わっているようですが、失礼ながらこれはおそらくABOFANさんの演技(戦略)だと仮定しております。
ですので先に、指摘だけしておきます……。
>1)では男性も女性も「共通の傾向」でないとデータを認めない
――「認めない」という語句を私はこの話の中で使用しましたでしょうか?また、明示的にそのような文脈を用いていたとするならば、その箇所をご提示願えないでしょうか?1)2)の”矛盾(?)”についても、そもそもそれら二つを”かつ(and)”として用いていませんので、こちらの該当箇所もご提示ください。
さて、再三再四述べておりますが、現在の議論(少なくとも私の指摘)は次の要件です。
・「血液型人間学」p38における女性データに有意な差はなかった。
この”データ”に対するABOFANさんの反応が以下です。
>>能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから、[…]
>>一体「血液型人間学」のどこをどう読むと、こういう結論になるのでしょうか? もう一度読み直してはいかがですか? 以下は、「血液型人間学」からの抜粋です。[…]
――しかし、以前ABOFANさんご自身でこうコメントされています。
>>能見正比古さんのデータを「そのまま」認めることです。
>>「血液型人間学」における“文脈の解釈”なんて(余計なことは)考える必要はなく、あくまで統一的に現実のデータを説明できる「仮説」を見つけることが重要です。[…](投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/02 00:21:15)
――以上から、”データを「そのまま」認めて”「血液型人間学」には「(p38のデータでは)女性は適用外」であり、≪血液型十戒≫の8である『血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。』の「誰もが」を、たとえば「男性には」にすべきではないですか?というのが私の指摘であり、ABOFANさんが”文脈を読んでいる”という根拠でもあります。いかがでしょうか?
「通説」に関してですが、O型の「通説」をいただけておりませんが?という単純な疑問ですので「通説」を知らないのであればそうおっしゃってください。また、「通説」の”妥当性”という指摘についても同様です。ご存じなければそのようにおっしゃってください。
>私が再三指摘している(このサイトの参考文献にもある)坂元氏の論文では11年間も同じ差が出ていることや、パーソナリティ心理学の定義では「必ず差が出る」ことは見事にスルーです。
――私も”再三”指摘しているのですが、まぁいいでしょう苦笑
>パーソナリティ心理学の定義では「必ず差が出る」ことは見事にスルーです。
――まずは、パーソナリティ心理学の”定義”をお教えください。何についてどのように定義しているのか、何と何において「必ず差が出るのか」ということを、断片的ではなく、”ABOFANさんのご理解で結構ですので”細かく文章としてとしてコメントいただければと思います。(前回のマッカーサーのような記述の仕方で結構です)
>坂元氏の論文では11年間も同じ差が出ている[…]
――(以前からこの論文については何度も言及しているのですが)少し角度を変えて、こちらも上と同様の視点を出発点としましょうか。まずは、坂元氏の研究において、11年間、何と何について同じ差が出ている、と”ABOFANさんはお考えなのか”お教えください。
b119
ABO FAN
血液型性格診断
夏休み中の掲載と回答をありがとうございます。さて、
>今回のコメントで急に議論の本筋がすり替わっているようですが、失礼ながらこれはおそらくABOFANさんの演技(戦略)だと仮定しております。
――おっしゃるとおりです。何とか私の質問への回答を引き出したいということなのですが、今回も残念な結果に終わったようです。なぜ回答しない(したくない?できない?)のでしょうか?
参考までに以前の投稿を再掲します。
さて、ご存じのように[大槻]キョージュは、もし超能力の存在が証明されたら早稲田大学の教授を退職する称して、辞表を持参し、しばしばTVや週刊誌などで見せびらかしており…
言っちゃ何だが、これ、よくある陳腐なトリックである。アメリカには、この種の宣言をしている人が少なからずいる。/ナチスのユダヤ人虐殺を立証した人には100万ドル進呈します、といった類だ。
しかし、こういう場合は、結局その人本人を納得させうるような証拠を提出するというのが条件なので、何が出てこようとも「まだまだ、そんなものは証拠の内に入らない」とさえ言っていれば、彼は賞金を払う必要はないし、それでいて世間には、いかにも彼の主張が正しくて、例えばナチスのユダヤ人虐殺には明確な証拠がないような印象を与えることができるというわけである。/しかも、すでに述べたように(「物理の基本原則に反する」ので)何があっても超能力は認めないというのだから、両方表のコインで賭をしているようなものである。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/16 22:34:10)
>>1)では男性も女性も「共通の傾向」でないとデータを認めない
>――「認めない」という語句を私はこの話の中で使用しましたでしょうか?
――では「認める」ということでしょうか? それなら私に同意して議論が終了のはずですが? 終了しないのは管理者さんが「認めない」からではないですか?
>”データを「そのまま」認めて”「血液型人間学」には「(p38のデータでは)女性は適用外」であり、≪血液型十戒≫の8である『血液型は誰もが客観的な人間理解を可能にする、科学的観察手法である。』の「誰もが」を、たとえば「男性には」にすべきではないですか?というのが私の指摘であり、ABOFANさんが”文脈を読んでいる”という根拠でもあります。いかがでしょうか?
――すみません、思わず笑ってしまいました。あるデータでは女性で差がある(例:p181)、別なデータでは男性で差がある(例:p38)ということなら、「誰もが」で特に問題ないかと。私が挙げたデータはあくまでサンプルですので…。
>>私が再三指摘している(このサイトの参考文献にもある)坂元氏の論文では11年間も同じ差が出ていることや、パーソナリティ心理学の定義では「必ず差が出る」ことは見事にスルーです。
>――私も”再三”指摘しているのですが、まぁいいでしょう苦笑
――すみません、管理者さんが指摘している「原文」の引用をお願いします。申し訳ありませんが、当該引用がない場合は「ない」ものとして扱います。これが科学の手法だと思いますので…。
>>パーソナリティ心理学の定義では「必ず差が出る」ことは見事にスルーです。
>――まずは、パーソナリティ心理学の”定義”をお教えください。
――意味不明な質問です。私が教えるまでもなく、知っていて当然だと思いますが…。ましてや、以前にも私が何回も書いていることですし。とはいっても、念のため再掲します。
パーソナリティ心理学では、次のように言われていますよ(白佐俊憲・井口拓自『血液型性格研究入門』p 200)。
>自己報告型の質問紙調査の結果は,通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく,あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。
つまり、“信者”の「自己報告」の性格を測定すると、必ず差が出ることになりますし、まさに「坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向の差が出ています」。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/14 23:30:27)
>>坂元氏の論文では11年間も同じ差が出ている[…]
>――(以前からこの論文については何度も言及しているのですが)少し角度を変えて、こちらも上と同様の視点を出発点としましょうか。まずは、坂元氏の研究において、11年間、何と何について同じ差が出ている、と”ABOFANさんはお考えなのか”お教えください。
――私に質問する前に、まずは原典(山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集 p288-291 1991)を読まれてはどうでしょうか? Fig.7 A型とB型の「A-B」得点 を確認してください。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/sakamoto.htm その上で疑問点があれば質問をお願いします。
ABOFANさん
たまにはABOFANさんの”対話”にお付き合いしましょう。
>おっしゃるとおりです。何とか私の質問への回答を引き出したいということなのですが、今回も残念な結果に終わったようです。なぜ回答しない(したくない?できない?)のでしょうか?
――これは私のセリフでもありますね苦笑
>なぜ回答しない(したくない?できない?)のでしょうか?
>では「認める」ということでしょうか? それなら私に同意して議論が終了のはずですが?
――あぁ、いつもの”手”ですね。長年の経験から身につけられた論鋒なのでしょうが、ABOFANさんとの”対話”の仕方を少しは心得始めたかな、と思っている私には少し物足りないですね。新ネタがほしいところです。
前置きはこのくらいにして、「血液型人間学」(p38)の議論の中で新たに(p181)をご提示いただきました。まずは、お互いの相互理解のためと、ほかの閲覧者様方(もしいれば)のために(p181)に書かれている図12のデータを記述します。
能見正比古「血液型人間学」(p181)
図12:子どもについて(調査人数未婚の女性351名)
・大好き(A型”約”34%、O型約25%、B型約29%、AB型約35%)
・教育熱心になりそう(A型”約”18%、O型約14%、B型約13%、AB型約24%)
・子どもはきらいなほう(A型”約”7%、O型約12%、B型約11%、AB型約4%)
以上です。
>すみません、思わず笑ってしまいました。あるデータでは女性で差がある(例:p181)
――すみません、思わず笑ってしまいました。正直、上述の情報”のみ”で何か”科学的な”ものを見出すことはできないでしょう。そもそもの質問内容、そして各血液型が何名ずつの調査であるかが不明ですし、該当箇所には簡単なグラフのみ書かれているだけでしたので、%も推測するしかありません(”約”と書くしかなかったですし)また、各血液型と選択肢の%を足しても、100%にならないんですが……。他の選択肢は何で、どこにいったのでしょう?
これを(p38)で否定されている”女性”への血液型人間学の正当性を主張とされたいのでしたら(まぁそもそもp38とp181は全く”意味”が違うのですが、その辺の妥当性は置いておくとして)、申し訳ありませんが、せめてもう少し情報をください。議論はそれからですね。
>自己報告型の質問紙調査の結果は,通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく,あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。
>パーソナリティ心理学の定義では「必ず差が出る」ことは見事にスルーです。
――ええ、ですから少なくとも「血液型人間学」p38の女性では「差が出ていない」ですよね?また、これも再三申し上げましたが、縄田氏、山下氏、他参考文献の論文においても「差は出ていない」ですよね。(検出力やタイプ2エラー云々という”議論”を”仮に”差し引いたとしても、結局能見氏の著書におけるデータですら差が出ていません……)
>つまり、“信者”の「自己報告」の性格を測定すると、必ず差が出ることになりますし、まさに「坂元氏の論文では11年間、山岡氏の論文では7年間同じ傾向の差が出ています」。
>まずは原典(山崎賢治・坂元章 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析-[…]
――坂元氏のタイトル、およびABOFANさんご自身ですでにおっしゃらてていますね。(何度も申し上げましたが)これらは、(能見氏に端を発する)血液型におけるステレオタイプによって「自己成就」が発生してしまっているのではないか?というもので、血液型⇒性格に影響を及ぼしているという「血液型人間学」における根本的な”因果関係”を保証するものではないのですよ。ご自身でおっしゃられておりますが、たとえば、「信者」以外では”差が出ない”のでしょうか?もしそうならば、血液型⇒性格という因果関係を説明しておりませんし、「ある項目」において弱い”相関”がみられたとしても、人の性格の説明に用いれるほど応用性のあるものとはいえないでしょう。
「血液型人間学」p38,p181への回答をお待ちしています。
b120
ABO FAN
血液型性格診断
>たまにはABOFANさんの”対話”にお付き合いしましょう。
>>おっしゃるとおりです。何とか私の質問への回答を引き出したいということなのですが、今回も残念な結果に終わったようです。なぜ回答しない(したくない?できない?)のでしょうか?
[中略]
>――あぁ、いつもの”手”ですね。長年の経験から身につけられた論鋒なのでしょうが、ABOFANさんとの”対話”の仕方を少しは心得始めたかな、と思っている私には少し物足りないですね。新ネタがほしいところです。
――意味不明です。今回も「回答なし」ということなので「”対話”にお付き合い」はしてないと思いますが?
>――すみません、思わず笑ってしまいました。正直、上述の情報”のみ”で何か”科学的な”ものを見出すことはできないでしょう。そもそもの質問内容、そして各血液型が何名ずつの調査であるかが不明ですし、該当箇所には簡単なグラフのみ書かれているだけでしたので、%も推測するしかありません(”約”と書くしかなかったですし)また、各血液型と選択肢の%を足しても、100%にならないんですが……。他の選択肢は何で、どこにいったのでしょう?/これを(p38)で否定されている”女性”への血液型人間学の正当性を主張とされたいのでしたら(まぁそもそもp38とp181は全く”意味”が違うのですが、その辺の妥当性は置いておくとして)、申し訳ありませんが、せめてもう少し情報をください。議論はそれからですね。
――すみません、思わず笑ってしまいました。管理者さんによると、男性のみ差があってもダメ、また女性のみ差があってもダメということです。更に面白いのは、坂元氏や山岡氏のように何万人何千人でも、何年間差があってもダメなのだそうです(苦笑)。結局、能見正比古さん、坂元氏、山岡氏、白佐氏…のように統計データに差があろうが、縄田氏のように差がなかろうが、血液型と性格には「関係がない」ということでしょう。
つまり、管理者さんによると、統計データごときはどうでもよく(?)、とにかく「関係がない」らしいです。
また、私の質問に回答しようがしまいが、それは管理者さんの“自由”だというなら、私との“対話”はもはや「科学的」な議論と呼べるような代物ではありません。強いて似たようなケースを挙げるなら、カトリック教会とガリレオ・ガリレイの“対話”でしょうか? もっとも、ガリレオのエピソードは事実と違うという指摘もあるようです。ただ、何か真実かという「解釈権」をカトリック教会=科学と称する側が持っている、ということには違いはありません。
とはいえ、この調子で“議論”をこのサイトで続けるのは、私にとっては大いに意義があると考えていますので、特に管理者さんの反対がない限り続けさせていただけるとありがたいです。
どうかよろしくお願いします。
しつこいようですが、以前の投稿を再掲します。
さて、ご存じのように[大槻]キョージュは、もし超能力の存在が証明されたら早稲田大学の教授を退職する称して、辞表を持参し、しばしばTVや週刊誌などで見せびらかしており…
言っちゃ何だが、これ、よくある陳腐なトリックである。アメリカには、この種の宣言をしている人が少なからずいる。/ナチスのユダヤ人虐殺を立証した人には100万ドル進呈します、といった類だ。
しかし、こういう場合は、結局その人本人を納得させうるような証拠を提出するというのが条件なので、何が出てこようとも「まだまだ、そんなものは証拠の内に入らない」とさえ言っていれば、彼は賞金を払う必要はないし、それでいて世間には、いかにも彼の主張が正しくて、例えばナチスのユダヤ人虐殺には明確な証拠がないような印象を与えることができるというわけである。/しかも、すでに述べたように(「物理の基本原則に反する」ので)何があっても超能力は認めないというのだから、両方表のコインで賭をしているようなものである。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/16 22:34:10)
また、有名なSF作家、アイザック・アジモフ (Isaac Asimov) の著書からもお送りします。
親愛なる読者諸君、科学の発見の中から選り好みをし、私の尊大な気まぐれのままに、あるいは受け入れ、あるいは捨てる自由を認めてもらえるなら、諸君が証明したいことを何でも証明してお目にかけよう 『わが惑星、そは汝のもの』空想自然科学入門 (My Planet, 'Tis of Thee')  山高昭 訳 早川書房
ABOFANさん
>この調子で“議論”をこのサイトで続けるのは、私にとっては大いに意義があると考えていますので、特に管理者さんの反対がない限り続けさせていただけるとありがたいです。
どうかよろしくお願いします
――以前ご紹介いただいた山本弘さんのブログ内でもABOFANさんの”扱い方”を皆さん心得ていらっしゃるようでして、本サイトも他の閲覧者様方に(もしいるのなら、ですが)そういう意味でお役に立てるかもしれません。たとえば、
>つまり、管理者さんによると、統計データごときはどうでもよく(?)、とにかく「関係がない」らしいです。
――つまり、ABOFANさんによると、統計データや「血液型人間学」などの文献における”文脈”ごときはどうでもよく(?)、とにかく「関係がある」らしいです。
とかでしょうか。
しかし私個人としては、そろそろ以前おっしゃられていた血液型性格診断を取り巻く”陰謀論”についてABOFANさんのお話を伺いたいところですね。いかがでしょうか?
>縄田氏のように差がなかろうが[…]
――まずこれは単純に、>血液型と性格には「関係がない」、といえますね笑
>能見正比古さん、坂元氏、山岡氏、白佐氏…のように統計データに差があろうが[…]
――繰り返しますが、能見氏「血液型人間学」p38女性においては有意な差は出ておりませんし、p181についてはそもそも「データ」とするにはあまりにお粗末なものであることはお示ししました。また、p181については詳細をご存知ならばご提示くださいとも申し上げたのですが……。
坂元氏、山岡氏、白佐氏の研究においても以前よりすでに何度も何度も何度もくどいほど「回答」差し上げておりますよね苦笑?しかし、それに対するABOFANさんの返答は、残念ながら”意味不明です”といったものや(私のほうが意味不明と言いたいですよ笑)、常套手段であられる”議論のすり替え”、もしくは”無視”でした(ABOFANさん的にいうならば、もしかしてこれは”私の意見に同意した”、ととらえてもよいのでしょうか?笑)。
>男性のみ差があってもダメ、また女性のみ差があってもダメということです[…]
――以前の同様のご意見の際にも申し上げましたが、「~でないとダメ」「~でないと認めない」という文脈、行間等を私がどこでどのように遣ったのか、まずはご提示ください。
私の指摘は、あるデータ(たとえば「血液型人間学」(p38))では、女性に有意な差が認められなかった。だとすると、≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾するのでは?という単純なものです。(※p181を担保に反論されるのなら、まずはp181の「データ」の詳細をご提示ください、とはすでに申し上げましたね)
できれば「血液型人間学」p38と≪血液型十戒≫などとの矛盾やp181のデータの詳細についてお返事いただければと思うのですが、自尊感情などにも関わるため、もしもお答えにくい(お答えしたくない)のであれば、以前おっしゃっておられた血液型性格診断における”陰謀論”についてお話を伺えればと思っております。
b121
ABO FAN
血液型性格診断
>――以前ご紹介いただいた山本弘さんのブログ内でもABOFANさんの”扱い方”を皆さん心得ていらっしゃるようでして、
――どういう意味かはわかりませんが、おそらく管理者さんの真意とは違う意味で、山本弘さんは私の“扱い方”を心得ているのだと思います。なぜなら、
>みなさんも、論理盲に出会ったら、言いたいことだけ言って、議論を打ち切りましょう。相手を説得する必要なんかない。と言うか、説得するなんて不可能だから。/大事なことなので繰り返す。僕は彼らを説得できたことは一度もない。/だから僕は、相手が論理盲だ(まともな論理が理解できない)と気づいたら、議論は打ち切ることにしている。…
とあるからです。それなら、他のケースでもそうすればいいはずです。しかし、「血液型に限って」私が指摘した山本弘さんの誤りを認めなかったり、山本さんが自ら示した統計データの“矛盾”を無視しているのは、何か深い意味があるのかもしれませんね。
>――つまり、ABOFANさんによると、統計データや「血液型人間学」などの文献における”文脈”ごときはどうでもよく(?)、とにかく「関係がある」らしいです
――これは、一部分しか正しくありませんよ。私は統計データは重視していますが、管理者さんからは毎回“回答拒否”で全く無視されています(苦笑)。これに対して、管理者さんは“文脈”を極端に重視しているように見えます。科学的な議論において、曖昧さが少ない統計データを無視し、少なからず曖昧さが残る“文脈”を重視するのはいかがかと思いますが。
>しかし私個人としては、そろそろ以前おっしゃられていた血液型性格診断を取り巻く”陰謀論”についてABOFANさんのお話を伺いたいところですね。いかがでしょうか?
――私は“陰謀論”なんかはどうでもいい話だと思っています。管理者さんが、なぜそこまでこだわるのかわかりません。逆に、統計データを全く無視しているの管理者さんの回答を強く希望しています。もっとも、統計データは興味がないという意思表明をするつもりなら、それはそれで結構ですが…。
>>縄田氏のように差がなかろうが[…]
>――まずこれは単純に、>血液型と性格には「関係がない」、といえますね笑
――大変申し訳ありませんが爆笑しました。どうやらこれで、管理者さんが論理学や統計に疎いことがほぼ証明されたようです。どうもありがとうございます。改めて「統計データや論理学は興味がないので一切無視する」という意思表明と解釈させていただきます。
>――繰り返しますが、能見氏「血液型人間学」p38女性においては有意な差は出ておりませんし、p181についてはそもそも「データ」とするにはあまりにお粗末なものであることはお示ししました。また、p181については詳細をご存知ならばご提示くださいとも申し上げたのですが……。
――上に同じです。
>坂元氏、山岡氏、白佐氏の研究においても以前よりすでに何度も何度も何度もくどいほど「回答」差し上げておりますよね苦笑?
――私が聞きたいのは、これらの論文について管理者さんがどう考えるかであって、それらの論文に書いてある分析や結論が絶対的に正しいという“意思表明”ではありません。科学は「訓詁学」ではありませんから…。そういう意味では、管理者さんは正しい意味で「朱子学」を信じていると言っていいのかもしれませんね。
>>男性のみ差があってもダメ、また女性のみ差があってもダメということです[…]
>――以前の同様のご意見の際にも申し上げましたが、「~でないとダメ」「~でないと認めない」という文脈、行間等を私がどこでどのように遣ったのか、まずはご提示ください。
――既に十分におわかりかと思いますが、これは管理者さんの“回答拒否”を確認するためもので、他の目的はありません。
>私の指摘は、あるデータ(たとえば「血液型人間学」(p38))では、女性に有意な差が認められなかった。だとすると、≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾するのでは?という単純なものです。(※p181を担保に反論されるのなら、まずはp181の「データ」の詳細をご提示ください、とはすでに申し上げましたね)
――繰り返しになりますが、これで管理者さんが論理学や統計に疎いことがほぼ完全に確認できました。その意味では“回答拒否”ではありません。どうもありがとうございました。本当に気分がすっきりしました。
ABOFANさん
>私は統計データは重視していますが、管理者さんからは毎回“回答拒否”で全く無視されています(苦笑)。
>管理者さんが論理学や統計に疎いことがほぼ証明されたようです。どうもありがとうございます。
>改めて「統計データや論理学は興味がないので一切無視する」という意思表明と解釈させていただきます。
>統計データを全く無視しているの管理者さんの回答を強く希望しています。
>既に十分におわかりかと思いますが、これは管理者さんの“回答拒否”を確認するためもので、他の目的はありません。
>これで管理者さんが論理学や統計に疎いことがほぼ完全に確認できました。その意味では“回答拒否”ではありません。どうもありがとうございました。本当に気分がすっきりしました。
――こうして単に並べただけでも、”本当に気分がすっきりした”人が書かれたものとは思えないのですが(苦笑)、私の回答を引用されていても、その受け答えになっていませんね。恐縮ですが、少し感情的になっておられるようです。
「血液型人間学」p38,p181における”統計データ”の指摘以降のコメントから、急に話が噛み合わなくなってきてしまった印象ですね……。
どうやら「血液型人間学」p38の指摘(女性において有意な差はない)や、p181の疑問(少なくとも”統計データ”として議論できる程度の情報をご提示ください)が、推測ですがABOFANさんを感情的にさせてしまったのかもしれません。
ですので、少し目先を変える意味も込めて、以前ABOFANさんがコメントされていた「血液型性格診断をめぐる心理学側の陰謀の件」につきましてお教えいただければ、という提案はどうでしょうか?
>私は“陰謀論”なんかはどうでもいい話だと思っています。
――残念ながらご自身でご自身の言質を撤回されてしまいましたが、ご再考くだされば……。
くどいですが、「血液型人間学」の”統計データをそのまま認める”と、p38では女性において有意な差はない、p181のデータは統計データとするには雑すぎる、という指摘をしてきました。
ですので、たとえば能見氏の「血液型人間学」などの著書に記載されているデータの「統計分析」などをABOFANさんご自身でされてみるのもよいかもしれませんよ?
b122
ABO FAN
血液型性格診断
>――こうして単に並べただけでも、”本当に気分がすっきりした”人が書かれたものとは思えないのですが(苦笑)、私の回答を引用されていても、その受け答えになっていませんね。恐縮ですが、少し感情的になっておられるようです。
――私の言いたいのは、管理者さんの答えたくないこと(?)は、私が何をしても“回答拒否”といういう意味です。そういう意味で、私の「気分がすっきりした」ことには間違いありません…。
>「血液型人間学」p38,p181における”統計データ”の指摘以降のコメントから、急に話が噛み合わなくなってきてしまった印象ですね……。
――この文章も、管理者さんの理解不足であることがはっきりしています。というのは、
>私の指摘は、あるデータ(たとえば「血液型人間学」(p38))では、女性に有意な差が認められなかった。だとすると、≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾するのでは?という単純なものです。(回答日時:2015/07/28 23:49:28)
という管理者さんの文章において、「≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾する」かどうか判断する(=解釈権を持っている)のは、ABOセンターや私であって管理者さんではないからです。私は管理者さんが示した能見正比古さんの文章に、特に“矛盾”は感じませんが、管理者さんが矛盾すると感じるのは、おそらく「読み込み」が足りないのだと思われます。念のため、私がこの文章の「意味」をABOセンターに確認してたとしても、ほぼ間違いなく私の見解と一致するはずです。もし、それでも管理者さんが疑問をお持ちなら、直接ABOセンターに確認してみてはいかがでしょうか?
そもそも、なぜ管理者さんと私との間でこんな問題が生じるかというと、管理者さんは“文脈”を極端に重視しているからではないでしょうか? 繰り返しになりますが、私は統計データは重視していますが、管理者さんからは毎回“回答拒否”で全く無視されています(苦笑)。これに対して、管理者さんは“文脈”を極端に重視しているように見えます。科学的な議論において、曖昧さが少ない統計データを無視し、少なからず曖昧さが残る“文脈”を重視するのはいかがかと思いますが。
さて、管理者さんが私の統計データに関する質問を無視するのは、何か意図があるのかと考えていたのですが、今までのやりとりから判断すると――失礼な言い方ですが――おそらく基本的な統計の知識が書けているのだと思われます。知識がないのだったら、そもそも私の質問の意味が理解できないので回答しようもありません。また、私が“お遊び”で量子力学etc.の話題を振っても、同様に何も反応がないところを見ると、たぶん「純粋文系」の方なのかと…。確かに、そうだとするなら、管理者さんの極端な“文脈”重視という態度には納得が行きます。そういう意味で「本当に気分がすっきりした」ということなのです。
ただ、仮にそうだとすると、統計データについての「議論」自体が成り立たないことになりますが…。私的には、非常に残念と言うしかありません。
>ですので、少し目先を変える意味も込めて、以前ABOFANさんがコメントされていた「血液型性格診断をめぐる心理学側の陰謀の件」につきましてお教えいただければ、という提案はどうでしょうか?
――私としては、こういう質問自体が意外です。というのは、管理者さん自身が――私が再三指摘している――「統計的に差がある」というデータを無視しているからです。これは、私から見ると、大袈裟に言えば“陰謀”です(笑)。なので、なぜここまでデータを無視するのか、その理由を管理者さん自らが説明していただければ、少しは問題が解決すると思うのですが…。いかがでしょうか?
もっとも、私の見解としては、今までのやりとりから判断すると――失礼な言い方で恐縮ですが――おそらく管理者さんに基本的な統計の知識が書けているのだと思われます。ですので、統計に関する質問へのな“回答拒否”には何らかの“悪意”や“意図”があるのではなく、単純に統計データの分析ができないのからではないかと…。だから、「論文の主旨を受け止めて…」といった回答に終始するのではないでしょうか?違いますか?
そういう意味でも、「本当に気分がすっきりした」ということなのです。
余談ですが、“わかっている”心理学者の中には、意図的に統計データを無視している人もいるようです。そういう場合は、正しい意味で「陰謀」なのかもしれません。
ABOFANさん
>、「≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾する」かどうか判断する(=解釈権を持っている)のは、ABOセンターや私であって管理者さんではないからです
――まず、このような姿勢自体が”科学性”に欠ける、という指摘はご理解いただけますでしょうか?このように「反証不可能」な言説が、一般に疑似科学とされるのですが……(”科学性”を謳っていないのでしたら何の問題もありませんが)
>私は統計データは重視していますが
――としつつ、
>私は管理者さんが示した能見正比古さんの文章に、特に“矛盾”は感じませんが、管理者さんが矛盾すると感じるのは、おそらく「読み込み」が足りないのだと思われます
――こうおっしゃられていること自体が「矛盾」だと指摘できるのでして、同時に、能見氏の「文脈」に依存されているのはABOFANさんなのではないですか?という指摘もできるのです。
>「統計的に差がある」というデータを無視しているからです
――何度もしつこく指摘しておりますが、「血液型性格診断」あるいは「血液型人間学」を”直接的に支持している”統計データをご提示ください。血液型と正確が無関連であることに「統計的な差があった」ことを根拠として持ち出されても、正直何とも反応できません(苦笑)。ABOFANさんのこのような態度はおそらく「演技」だと思っております(むしろそうであってほしいです)が、本当にデータが”読めない”のであれば、ひとまず「血液型」とは無関係の分野から「練習」されてみるのがよいと思います。
「血液型」から離れれば、ABOFANさんの能力であればすぐに高い水準に達することかと……。
>“わかっている”心理学者の中には、意図的に統計データを無視している人もいるようです。そういう場合は、正しい意味で「陰謀」なのかもしれません。
――興味深いお話です。よろしければもう少し詳しくお聞かせ願えれば、と思います。
b123
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
ABO血液型の遺伝子構造を初めて解明した山本文一郎さんの著作「ABO血液型がわかる科学 」(岩波ジュニア新書)が出版されました。
Amazonの内容紹介によると「ABO血液型について、いま科学的に解明されていることのすべてがわかります」とのこと。
当然のことながら、メインは性格の話ではなく、遺伝子、分子構造、進化、病気との関係…など医科学的なことが対象です。
Amazonの画像ではわかりませんが、この本の帯には「血液型と性格って、本当に関係あるの?」とあり、またカバーの裏にも「血液型と性格って,本当に関係あるのでしょうか.」とかなり刺激的なキャッチコピーが付いています。
そして、この本では山本文一郎さんがかなり肯定派寄りの見解を述べているので大変驚きました。
ゲノム・ワイド相関実験でABO血液型の多型と脳性マラリア、膵臓ガン、エコノミー症候群などどの相関が証明されてきました。…/性格についても、きちんと定義をした一面や一特徴について、ゲノム・ワイド相関実験で300万個の1塩基の多型とのあいだに強い相関関係が認められれば、ABO血液型と性格が関係すると結論づけることができます。/あまり遠くない将来にその答えが見つかるはずです。私は2万5000個の遺伝子のうちで、ベスト10入り、は無理でも、ベスト50に入るぐらいの性格の特徴の1つや2つは見つかるのではないかと思っています。あなたの意見を聞かせてください。(p204-205)
とのことです。
b124
ABO FAN
血液型性格診断
あまりに回答が…なので、その後訂正される可能性もあるのかなぁ、としばらく待っていたのですが、特に変更はないようです。では、今回の回答が一応「確定」だとしてご返事します。
>>>私の指摘は、あるデータ(たとえば「血液型人間学」(p38))では、女性に有意な差が認められなかった。だとすると、≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾するのでは?という単純なものです。(回答日時:2015/07/28 23:49:28)
>>、「≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾する」かどうか判断する(=解釈権を持っている)のは、ABOセンターや私であって管理者さんではないからです(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/04 21:48:13)
>――まず、このような姿勢自体が”科学性”に欠ける、という指摘はご理解いただけますでしょうか?このように「反証不可能」な言説が、一般に疑似科学とされるのですが……(”科学性”を謳っていないのでしたら何の問題もありませんが)(回答日時:2015/08/07 21:15:52)
――すみません、爆笑しました。「反証不可能」なら、そもそも「適用範囲」云々の話になるはずがありません。なぜなら、反証不可能な「非科学」的である「≪血液型十戒≫その8」に適用範囲を考えても意味がないからです。いや、そうではない、≪血液型十戒≫その8の解釈は管理者さんのとおりにすべきだ、ABOセンターや私の解釈は間違っている(前述のように“非科学”的なら本来これはおかしいのですが…)、ということなら「反証不可能」ではありません。ちなみに、このサイトの疑似科学の定義には「科学的な言説をもっているにもかかわらず」とあるので「反証可能」と思われます。いずれにせよ、管理者さんの文章は理解不能ということになりますが。
>>私は管理者さんが示した能見正比古さんの文章に、特に“矛盾”は感じませんが、管理者さんが矛盾すると感じるのは、おそらく「読み込み」が足りないのだと思われます
>――こうおっしゃられていること自体が「矛盾」だと指摘できるのでして、同時に、能見氏の「文脈」に依存されているのはABOFANさんなのではないですか?という指摘もできるのです。
――すみません、またまた爆笑しました。「矛盾」ならそもそも「反証不可能」ではありませんよ。管理者さんの文章は、いったい全体どういう意味なのでしょうか? 冗談をおっしゃっているようにも思えませんが…。
>>「統計的に差がある」というデータを無視しているからです
>――何度もしつこく指摘しておりますが、「血液型性格診断」あるいは「血液型人間学」を”直接的に支持している”統計データをご提示ください。
――すみません、これまた爆笑しました。「血液型性格診断」あるいは「血液型人間学」について、お互いに定義が一致しないのですから、それらを“直接的に支持している”統計データは提示するだけムダなことはわかっています。それは、今までの議論の経緯が示すとおりです。これはいつものパターン(阪大の菊池誠さん、NATROMさん…)なので、(本意ではないのですが)私は相手の間違いをしつこく指摘する方向に方針を転換しています。すると、ほとんどの相手は“回答拒否”という結果になります。今回のまさに同じパターンを辿っていると言っていいかと思いますが。
ただ、このサイトでは管理者さんがお若いらしい(率直に言えば経験が浅い・失礼)せいか、反応がかなり正直なようです。まぁ、科研費を使っている人様の研究サイトで、あまり相手の間違いを指摘するのもどうかなと思いますし、回答できない(おそらく正直に回答すると都合が悪いと思われる・失礼)質問に見事にスルーしているのを見ると、ちょっと気の毒にもなってきます。
例えば、前々回の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/04 21:48:13)では、
1) さて、管理者さんが私の統計データに関する質問を無視するのは、何か意図があるのかと考えていたのですが、今までのやりとりから判断すると――失礼な言い方ですが――おそらく基本的な統計の知識が書けているのだと思われます。知識がないのだったら、そもそも私の質問の意味が理解できないので回答しようもありません。また、私が“お遊び”で量子力学etc.の話題を振っても、同様に何も反応がないところを見ると、たぶん「純粋文系」の方なのかと…。
2) 私としては、こういう質問自体[血液型性格診断をめぐる心理学側の陰謀の件について語ってほしい]が意外です。というのは、管理者さん自身が――私が再三指摘している――「統計的に差がある」というデータを無視しているからです。これは、私から見ると、大袈裟に言えば“陰謀”です(笑)。なので、なぜここまでデータを無視するのか、その理由を管理者さん自らが説明していただければ、少しは問題が解決すると思うのですが…。いかがでしょうか?
3) もっとも、私の見解としては、今までのやりとりから判断すると――失礼な言い方で恐縮ですが――おそらく管理者さんに基本的な統計の知識が欠けているのだと思われます。ですので、統計に関する質問への“回答拒否”には何らかの“悪意”や“意図”があるのではなく、単純に統計データの分析ができないのからではないかと…。だから、「論文の主旨を受け止めて…」といった回答に終始するのではないでしょうか?違いますか?
また、その前の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/29 00:56:25)では、
4) 私が聞きたいのは、これらの論文[坂元氏、山岡氏、白佐氏の研究]について管理者さんがどう考えるかであって、それらの論文に書いてある分析や結論が絶対的に正しいという“意思表明”ではありません。科学は「訓詁学」ではありませんから…。そういう意味では、管理者さんは正しい意味で「朱子学」を信じていると言っていいのかもしれませんね。
とりあえずこのぐらいにしておきます。私としては、この投稿に対する「回答」で、上の文章が見事にスルーされれば、証明完了ということになります。まさか、科研費を使っている研究で投稿の(意図的な)削除はされないでしょうから…。
>>“わかっている”心理学者の中には、意図的に統計データを無視している人もいるようです。そういう場合は、正しい意味で「陰謀」なのかもしれません。
>――興味深いお話です。よろしければもう少し詳しくお聞かせ願えれば、と思います。
――上の2)に書いたとおりです。
今回は、ちょっと書き過ぎですかね。まぁ、たまには“ネタバレ”もいいかと…。大変失礼しました。
ABOFANさん
>管理者さんは正しい意味で「朱子学」を信じていると言っていいのかもしれませんね。
とりあえずこのぐらいにしておきます。私としては、この投稿に対する「回答」で、上の文章が見事にスルーされれば、証明完了ということになります。まさか、科研費を使っている研究で投稿の(意図的な)削除はされないでしょうから…。
――まぁ、少し落ち着いてください苦笑誰も”ABOFANさん自身”を非難しているわけではありませんので。問題は一ずつ整理していきましょうか。まず、
>すみません、爆笑しました。「反証不可能」なら、そもそも「適用範囲」云々の話になるはずがありません。なぜなら、反証不可能な「非科学」的である「≪血液型十戒≫その8」に適用範囲を考えても意味がないからです
――これがどういう意味か、もう少し詳しくお聞かせください。これではちょっと要領を得ないですね。
私の「血液型十戒」や「血液型人間学」への問題点や矛盾点の指摘に対し、ABOFANさんはそれを判断する権利≒解釈権をもっているのは我々(ABOFANさんやABOセンター)である、とおっしゃられております。
それへの回答のつもりでしたが、もう少し手順を踏みましょう。
>、「≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾する」かどうか判断する(=解釈権を持っている)のは、ABOセンターや私であって管理者さんではないからです(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/04 21:48:13)
――繰り返しますが、このコメントはちょっと……できれば誤送であってほしいのです。「血液型性格診断」は置いておいて、とりあえず科学哲学全般を学習されることを強く勧めます。
申し訳ありませんが、上述のコメントをもう少し説明的に述べて頂けますでしょうか?
以降のコメントに対する回答はこの問題を解決してからにしましょう。しかし、これはちょっと根が深そうですね……。
b125
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿の補足です。
しばらく前に、某細胞データの“捏造”でW大学大学院を修了したO博士が疑いをかけられました。もちろん、彼女が本当に捏造したという直接の証拠はありませんから、真相は現在も不明というしかありません(某細胞作成の再現性がないことは事実ですが)。しかし、よく言われているように、仮にデータが捏造ではないとすると、非常に複雑な説明が必要になることもこれまた確かです。また、その説明も本当に正しいかどうか…。しかし、データが“捏造”されたものだと仮定すると、ほとんどすべての事実が簡単に説明できます。こういう場合は、彼女の某細胞データは捏造の可能性が極めて高い、と判断するのが普通でしょう。
話は変わりますが、管理者さんのおっしゃる「≪血液型十戒≫その8の“誰もが”という適用範囲と矛盾する」のは「反証不可能」な言説という主張は意味不明です。こういう場合は、管理者さんが私を何らかの“トリック”にかけようとしているのだ、という見方も成り立ちます。例えば、私の反応を見て知識レベルをチェックしているとか…。ただ、それにしては少々雑なトリックではないかと思うのが普通でしょう。私は、随分と奇妙なことを言うものだと感じつつ、そう思っていました。しかし、もう一度よく考えてみると、管理者さんが統計も論理学も不十分な理解しかなく、現実のデータ分析もほとんど経験がない「純粋文系」の研究者だと仮定すると、今までのほとんどすべての反応が実に簡単に説明できることに気が付きました。
本当はどうなのでしょうか?
その典型が、このサイトにある次の文章です。
1) 語句説明
血液型性格診断言説では、上記の血液型[ABO式血液型]の4区分を元に、客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できることとする”と主張している。
2) データの再現性 (低)
血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
1)では、血液型性格診断が「客観的に判別可能なまでに(特定の)ヒトの性格や相性まで見分けることが”できることとする”と主張している」にも関わらず、2)では「この主張が『どの程度の診断が行えるか』を明言してない」と全く正反対なので、私には到底同一人物が書いたものとは思えません。少なくとも、このサイトの血液型性格診断の「定義」がこのように曖昧では、私との議論が進むはずもありません。仮に同一人物が書いたのだとすると、多くの血液型本からそれぞれ内容を拾ってきたということなのでしょうか? あるいは、元々「反証不可能」な言説ということなので、あえてこう書いているのか…。
一番確からしいのは、このサイト、あるいは管理者さんの「血液型性格診断」の定義がそもそも曖昧なままだということです。
本当はどうなのでしょうか? 私にとっては重要なことなので、しつこく質問させていただきたく。
大変失礼しました。
ABOFANさん
>2) データの再現性 (低)
血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
⇒⇒⇒そのため、「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」と言い訳ができてしまう。このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
――次の文まできちんと読みましょうね。まぁ、今のABOFANさんでしたら無理もありませんが、今後、普段から最後までしっかり読む心がけをなされるとこういう”対話”もうまくいうのではないでしょうか。
b126
ABO FAN
血液型性格診断
>>すみません、爆笑しました。「反証不可能」なら、そもそも「適用範囲」云々の話になるはずがありません。なぜなら、反証不可能な「非科学」的である「≪血液型十戒≫その8」に適用範囲を考えても意味がないからです
>――これがどういう意味か、もう少し詳しくお聞かせください。これではちょっと要領を得ないですね。
――意味不明です。反証可能でないなら、そもそも科学的に分析可能ではないと思うんですが…。科学的な分析の対象でないなら、「適用範囲」を考えても意味がないでしょう。たぶん、管理者さんは科学の「そもそも」を理解していないのではないですか? 反証不可能なものがなぜ矛盾するのでしょう? 矛盾するなら、反証可能なはずですが?
>>、「≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾する」かどうか判断する(=解釈権を持っている)のは、ABOセンターや私であって管理者さんではないからです(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/04 21:48:13)
>――繰り返しますが、このコメントはちょっと……できれば誤送であってほしいのです。「血液型性格診断」は置いておいて、とりあえず科学哲学全般を学習されることを強く勧めます。/申し訳ありませんが、上述のコメントをもう少し説明的に述べて頂けますでしょうか?
――科学哲学とは特に関係ないでしょう。執筆者(能見正比古氏やABOセンター)が書いた文章の意味を解釈できるのは執筆者自身です。ですから、当該文章の管理者さんと私の解釈の違いを判断できるのは、基本的にABOセンターということになります(能見正比古氏は亡くなっていますので)。ですので、私は単純に管理者さんの「読み込み」が足りないのだと判断します。このように、文章の解釈は曖昧な面があるので、「反証可能」な統計データの分析の方が建設的だと思いますが、なぜか管理者さんはスルーしているようです。
>以降のコメントに対する回答はこの問題を解決してからにしましょう。しかし、これはちょっと根が深そうですね……。
――同感ですね。管理者さんが「反証不能」が「科学哲学」の問題とおっしゃった時点で、今後の議論はなかなか難しいと思います。というのは、血液型性格診断は基本は「統計的検定」ですし、統計的検定なら基本的に「反証可能」だからです。例えば、統計的検定は、危険率α etc.を定めれば、ある統計データに有意差があるかどうかは一意的に決まります(細かい話は別として、基本的に…の話ですが)。
ただ、このサイトに書かれている内容が、どういう基準や判断に基づいているのか明確になったことは、私にとっては収穫です。なるほど「反証不可能」なものの適用範囲について議論するとか、「差があるという帰無仮説」ということなんですね…。
この点は、前回の投稿『私としては、この投稿に対する「回答」で、上の文章が見事にスルーされれば、証明完了ということになります。』(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/10 00:29:51)への回答がないことでもで裏付けられました。
確かに、今後の展開をどうするか考える必要がありますね。
>>2) データの再現性 (低)
>血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。/⇒⇒⇒そのため、「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」と言い訳ができてしまう。このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。/――次の文まできちんと読みましょうね。まぁ、今のABOFANさんでしたら無理もありませんが、今後、普段から最後までしっかり読む心がけをなされるとこういう”対話”もうまくいうのではないでしょうか。
――はい、以上が管理者さんの“科学哲学”ということなら了解です。
1) この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してない
2) このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
の1)2)は明らかに矛盾します。1)は結局「反証不可能」ということです。しかし、管理者さんによると、2)では、その反証不可能な1)の説に対して「反証データ」を提示することができるということになります。
反証不可能がいつのまにか反証可能に入れ替わり、適用範囲が議論できたり、矛盾が指摘できたり、はては差があるという帰無仮説…というのが管理者さんの“科学哲学”だというなら、「血液型人間学」について管理者さん独自のユニークな解釈があっても不思議ではないのかもしれません。私としては、一意的な解釈しかできない統計データの話をしたいのですが、これは管理者さんの科学哲学に反するのでしょうか?
失礼しました。
ABOFANさん
>反証可能でないなら、そもそも科学的に分析可能ではないと思うんですが…。科学的な分析の対象でないなら、「適用範囲」を考えても意味がないでしょう
――まず、ABOFANさんが「血液型性格診断」について反証可能でないとお考えならば、それは”科学”ではないでしょうし、科学性を謳っていないのであれば、こちらで議論する意味もありませんね。よって、ABOFANさんが何故こちらにコメントしてくださるのか、ちょっと理由がわかりません。「血液型性格診断」は”科学”ではなく、たとえば”占い”等の文化的なものだという(ABOFANさんの認識)なのであれば、ABOFANさんの主張にも筋が通るのですが……。
>、「反証可能」な統計データの分析の方が建設的だと思いますが
――ええ笑ですから、たとえば「血液型人間学」p38及び、p181を説明してください、とお願いしているのですが……。そのほかの統計データについても結局うやむやにされてますし……苦笑
>執筆者(能見正比古氏やABOセンター)が書いた文章の意味を解釈できるのは執筆者自身です。ですから、当該文章の管理者さんと私の解釈の違いを判断できるのは、基本的にABOセンターということになります(能見正比古氏は亡くなっていますので)。
――う~ん苦笑能見氏への”信奉”でしたら、私はまったく批判するつもりはありませんし、それはABOFANさんの自由ですよ。ですが、そこに”科学性”を持ち出す(少なくとも私にはそう見えますが)のはいかがなのものですか、という疑問がわいてくるのです。
後、細かいことですが、だいぶ以前、
>ABOセンターも能見正比古氏も『「性格」が科学的に分析可能だと主張』しているとは思えません。
――と、ご自身でおっしゃられていましたね。となると、血液型性格診断は、やはり”科学”ではないと(少なくともABOFANさんは思っていらっしゃる)いうことですか?だとすると、これまでのABOFANさんの言動は一体何だったのでしょうか?苦笑
本当にすみませんが、正直ちんぷんかんぷんです。
まず結局「血液型人間学」は科学性を謳っているのですか?「血液型人間学」≠「血液型性格診断」(これまでのお話から)ならば、ABOFANさんは「血液型性格診断」は科学性を謳っていると考えているのですか?
申し訳ありませんが、小学生でもわかるように”ことば”でご説明願えますでしょうか?
b127
ABO FAN
血液型性格診断
>――まず、ABOFANさんが「血液型性格診断」について反証可能でないとお考えならば、それは”科学”ではないでしょうし、科学性を謳っていないのであれば、こちらで議論する意味もありませんね。よって、ABOFANさんが何故こちらにコメントしてくださるのか、ちょっと理由がわかりません。
――すみません、またまた爆笑しました。この言葉は、管理者さん自身にそっくりそのままお返しします。なぜなら、前回の投稿で示したように、「血液型性格診断」について、管理者さん自身が「反証可能」なのか「反証不可能」なのか判然としない文章を書いているからです(苦笑)。念のため以下に再掲します。
>1) この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してない
>2) このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
>の1)2)は明らかに矛盾します。1)は結局「反証不可能」ということです。しかし、管理者さんによると、2)では、その反証不可能な1)の説に対して「反証データ」を提示することができるということになります。
これに限らず、今回の血液型性格診断についての更新された内容には、意味不明な内容が目立つようです。一例として、
>そもそも、血液型性格診断における「性格」が何を意味しているのかが不明であることが最大の問題点といえる。「性格」とされるものの定義が不明瞭であり…
これも、つまりは「反証不可能」ということです。なにしろ、「性格」が反証不可能なら、「血液型*性格*診断」は反証不可能とするしかありません。
今までの私は、管理者さんに何か意図があって、敢えてこのような書き方をしているのだろうと考えてきました。しかし、この私の推測が誤りであることは、ほぼ明確になったといっていいでしょう。要するに、管理者さんは統計だけではなく、「反証可能性」についても正確に理解していないということです! 少々信じがたいことですが…。非常に残念と言うしかありません。
「反証可能性」を理解していない人に、反証可能かどうか説明しても理解できないでしょう。これが現在の私の正直な感想です。
なお、「血液型人間学」が反証可能かどうかは、私は過去に「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」として何回も説明しているのですが、管理者さんが忘れたフリをしているのか、あるいは理解できないのか定かではありませんが、一応もう一度説明しますが、その前に「うやむや」について反論します。
>>、「反証可能」な統計データの分析の方が建設的だと思いますが
>――ええ笑ですから、たとえば「血液型人間学」p38及び、p181を説明してください、とお願いしているのですが……。そのほかの統計データについても結局うやむやにされてますし……苦笑
――「うやむや」にしているのは、管理者さんであって私ではありません。例えば、前回の投稿では次の1)2)3)の質問が「うやむや」になっていますので、ぜひ回答をお願いします(といっても毎回この調子で管理者さんに「うやむや」にされていますが…苦笑)。
1) 反証可能でないなら、そもそも科学的に分析可能ではないと思うんですが…。科学的な分析の対象でないなら、「適用範囲」を考えても意味がないでしょう。たぶん、管理者さんは科学の「そもそも」を理解していないのではないですか? 反証不可能なものがなぜ矛盾するのでしょう? 矛盾するなら、反証可能なはずですが?
2) 血液型性格診断は基本は「統計的検定」ですし、統計的検定なら基本的に「反証可能」だからです。例えば、統計的検定は、危険率α etc.を定めれば、ある統計データに有意差があるかどうかは一意的に決まります(細かい話は別として、基本的に…の話ですが)。
3) 反証不可能がいつのまにか反証可能に入れ替わり、適用範囲が議論できたり、矛盾が指摘できたり、はては差があるという帰無仮説…というのが管理者さんの“科学哲学”だというなら、「血液型人間学」について管理者さん独自のユニークな解釈があっても不思議ではないのかもしれません。
念のため、管理者さんの質問にもお答えしておきます。「血液型人間学」p38及び、p181は、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」を説明するデータです。確かに、これらのデータは効果量が小~中となっています。理解できますか?
>>ABOセンターも能見正比古氏も『「性格」が科学的に分析可能だと主張』しているとは思えません。
>――と、ご自身でおっしゃられていましたね。となると、血液型性格診断は、やはり”科学”ではないと(少なくともABOFANさんは思っていらっしゃる)いうことですか?だとすると、これまでのABOFANさんの言動は一体何だったのでしょうか?苦笑
――またまた爆笑しました。『「性格」が科学的に分析可能』なことと『「性格に差があるかどうか」科学的に分析可能』は別の話です。例えば、「重力」が何なのか(重力子?)は、まだ科学的に分析されていません。しかし、「重力の差やその影響を科学的に測定」することはできます。同様に、性格の何たるかがわからなくとも、その影響を測定することは可能です。管理者さんは本当に大丈夫なのでしょうか?
>まず結局「血液型人間学」は科学性を謳っているのですか?「血液型人間学」≠「血液型性格診断」(これまでのお話から)ならば、ABOFANさんは「血液型性格診断」は科学性を謳っていると考えているのですか?
――私としては、「血液型人間学」≠「血液型性格診断」です。しかし、管理者さんは「血液型人間学」=「血液型性格診断」のようですので、ここではそのように説明・質問・議論…しています。よろしいでしょうか? なお「血液型人間学」は基本的に統計ですので科学的なもの(=反証可能)です。
>申し訳ありませんが、小学生でもわかるように”ことば”でご説明願えますでしょうか?
――「血液型人間学」は基本的に統計ですので、大変申し訳ありませんがご要望の説明は出来かねます。既存の心理学的に言って、一番適切で曖昧性が少ないのが、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」です。もっと砕けて言えば、自己報告で性格が違うと感じているということになります。念のため、パーソナリティ心理学では、自己報告の性格の違いは統計データに表れることになっていますので…。
それにしても、管理者さん自身の「血液型人間学」や「血液型性格診断」の定義が曖昧なら、このサイトでの「評定」の信頼性はどうなるのでしょうか? 私の素朴な疑問です。
失礼しました。
ABOFANさん
前置きは抜きにして、疑問点だけ抽出しますね。
>「血液型人間学」p38及び、p181は、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」を説明するデータです。確かに、これらのデータは効果量が小~中となっています。理解できますか?
――まず、p38の女性のデータでは有意な差は認められていません。ですから、「効果量が少~中である」とおっしゃられていることが、どのような計算式で導き出されたのか、正直理解できません。同様に、p181に記載されているデータ情報”のみ”ではきちんとした統計検定は(普通は)出来ないかと思います。ABOFANさんがp38及びp181にてどのような計算から「効果量が少~中である」ことを導き出したのか、すみませんが「統計的検定」で示していただけますでしょうか?つまり、計算式をご提示ください、ということです。
>性格の何たるかがわからなくとも、その影響を測定することは可能です。
――これはつまり、「血液型人間学」では性格の何たるかがわかっていない、ということですか?おもしろい意見ですねが、では血液型による「その影響」が「性格」を測定していると、どうして断定できるのでしょうか?
>私としては、「血液型人間学」≠「血液型性格診断」です。
――たとえば、巷に氾濫している「血液型性格診断」をABOFANさんはどのように感じておられるのでしょうか?
>「血液型人間学」は基本的に統計ですので科学的なもの(=反証可能)です。
――「血液型人間学」p38(女性)では有意な差が示されておりませんので、これは「反証」にあたるかと思うのですが、この「統計データ」は無視されるのですか?苦笑
>管理者さん自身の「血液型人間学」や「血液型性格診断」の定義が曖昧なら[...]
――たぶんこの定義が曖昧なのは私だけではなく、ABOFANさんを含めた社会一般だと思いますよ笑ですから、議論の対象としているのです。
最後に、もう一度貼り付けますが、お願いですから文章を最後まで読んでくださいよ……苦笑
データの再現性 (低)
血液型性格診断におけるデータの再現性で特筆すべきことは、この主張が「どの程度の診断が行えるか」を明言してないことである。
⇒⇒⇒そのため、「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」と言い訳ができてしまう。このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
b128
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿に補足します。
>まず結局「血液型人間学」は科学性を謳っているのですか?「血液型人間学」≠「血液型性格診断」(これまでのお話から)ならば、ABOFANさんは「血液型性格診断」は科学性を謳っていると考えているのですか?
>申し訳ありませんが、小学生でもわかるように”ことば”でご説明願えますでしょうか?
血液型人間学とは何か、という話になると「小学生にもわかるように」というのは正直難しいのですが、一応「ことば」で説明することは可能です。ここでは、前川輝光氏(亜細亜大学教授)の「前川教授の人生、血液型。」p186-187から紹介します。
・「血液型人間学」は、故能見正古比(1925-1981年)の造語である。ABO式血液型を4つのグループ、すなわちO型、A型、B型、AB型それぞれの気質・行動性の共通傾向を探求し、そのことを基礎に、人間、社会、文化などについて多角的に考察する分野である。…能見の方法は、主として次の4つであった。
・1. 長期にわたる大量の血液型別人間観察
・2. 分野別データ
・3. アンケート
・4. 事例研究
私としては、これだけで十分かと思います。つまり、
1) 「血液型人間学」≠「血液型性格診断」
2) 科学性を謳っている→1.を2.や3.で裏付ける
ということになります。
もっとも、心理学者は「血液型人間学」の「性格」との関連性のみに着目し、血液型と性格に関係があるかどうかを研究してきました。参考文献は、このサイトにあるとおりです。その研究・検証方法の種類が白佐俊憲・井口拓自氏の「血液型性格研究入門」p151-152に説明されています。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/intro.htm
・「血液型によって性格は異なる」という血液型性格関連説の妥当性を検証・確認する方法には、次のようなものが考えられる。
・1) 血液型性格関連説の特徴を検証する方法
・この方法は、血液型関連説の主張者があげている各血液型の性格特徴を項目とした調査票(尺度)を作成し、これがそれぞれの血液型者に、他の血液型者と区別する形で該当することを確認するものである。
・2) 性格検査によって差異を検証する方法
・この方法は、既存の性格検査(その多くは標準化がなされている)を適用し、血液型によって性格に違いがあることを検証・確認しようとするものである。
・3) 既存の説にとらわれないで探索的に調べる方法
・この方法は、血液型性格関連説の主張者が最初に行った研究と同じ水準に立ち戻って白紙の状態から出発する、いわば探索的・基礎的研究である。
私は次の方法を採用しました。それは、「心理学者に納得してもらう」ということだけを目的にして、統計データに絞り込み、「性格」はパーソナリティ心理学の定義、「データ」はすべて心理学の研究報告を使うことです。また、ロジックはパーソナリティ心理学や統計的検定をそのまま採用します。もっとも、このやり方は「科学的」には妥当だと思いますが、本来の「血液型人間学」の行き方としては“邪道”です(苦笑)。具体的には次のとおりです。
・私自身の主張は基本的に存在せず、★心理学者の否定論の否定★をしているだけ
・このため、議論では原則として★心理学者が認める方法やデータしか採用しない★(「血液型人間学」のデータは基本的に採用しない)
・そして、性格の定義も、★性格心理学[=パーソナリティ心理学]での定義をそのまま採用★する(基本的に性格検査の結果をそのまま採用する)
・有意水準5%で性格検査の結果の検定を行い、★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する
ということになります。前回の投稿に書いたように、パーソナリティ心理学では、「自己報告の性格の違いは統計データに表れる」(そうでないと性格検査が成り立たない…)ことになっています。そして、多くの人(日本、韓国、台湾では全体のほぼ70%)が「血液型によって性格は異なる」と感じていますので、「性格の自己報告」による統計データなら、必ず「血液型によって性格は異なる」という結果が得られます。例えば、このサイトにある坂元氏、山岡氏などの論文がそうで、トータルで数万人以上かつ10回以上のデータで安定した裏付けが得られています。
参考までに、これで「統計データ」については、阪大の菊池誠氏、NATROM氏は沈黙してしまいました。彼らは、事実上前言を撤回し、少なくとも「性格の自己報告」による統計データなら、必ず「血液型によって性格は異なる」という事実に対しては、もう反対はしていません。
ただし、管理者さんは、これらの差は「バーナム効果」「自己成就」「思い込み」…ではないかと疑問に思っているようですね。確かに、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています。ところが、彼らの論文を読んでみると、その検証は間接的なもので、直接的なものではありません。私が知る限り、この点を直接的に検証したのは金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』のみです。ここでは、その内容を簡単に紹介します。
金澤氏は、その血液型特性が知られている割合と、データの差の大きさの関係に着目しました。仮に、血液型による統計データの差が「自己成就」や「思い込み」によるものなら、その特性が知られていればいるほど差が大きくなるはずです。逆に、ほとんど知られていない特性なら、「自己成就」や「思い込み」は小さいので、大きな差が出ることはありません。
結果は意外なものでした。その特性が知られている割合と、差の大きさには関係がなかったのです。また、ほとんど知られていない特性でも安定した差が見られました。つまり、血液型による統計データの差は「自己成就」や「思い込み」ではなかったのです! 実際の統計データはこちらです。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm
以上のことにより、心理学的には「血液型によって性格は異なる」ことになります。
よろしいでしょうか?
ABOFANさん
>私は次の方法を採用しました。[...]具体的には次のとおりです。
・私自身の主張は基本的に存在せず、★心理学者の否定論の否定★をしているだけ
・このため、議論では原則として★心理学者が認める方法やデータしか採用しない★(「血液型人間学」のデータは基本的に採用しない)
・そして、性格の定義も、★性格心理学[=パーソナリティ心理学]での定義をそのまま採用★する(基本的に性格検査の結果をそのまま採用する)
・有意水準5%で性格検査の結果の検定を行い、★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する
――結局のところこれが、ABOFANさんの「血液型人間学」への行動規範なのですね。一応、忠告しておきますが、ABOFANさんが挙げられた方々は「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と思われただけなのだと思いますよ(どうぞその”活動”を頑張ってくださいとしか言えませんから苦笑)。残念ながら、ABOFANさんの”活動”は、議論や対話をしようという前提ではなかったようで、揚げ足取りを楽しんで、単に構ってほしいということなのでしたか。残念ですが……。
>確かに、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています
――しかし、散々否定されていたことが、ちゃんと伝わっていたということは、少なくとも収穫ですね。
今回のABPOFANさんのご投稿は非常に価値があります(ABOFANさん自身で、自分の行動規範を語ってただくことができたので)。
ただ、ABOFANさんは「(ABOFANさんが定める)否定論者」を単に”論破したい”だけなのであって、「血液型性格診断」あるいは「血液型人間学」自体について真剣に向き合い、あるいは反省的、批判的になりながら議論するつもりはないのですね。
>・私自身の主張は基本的に存在せず、★心理学者の否定論の否定★をしているだけ
>・このため、議論では原則として★心理学者が認める方法やデータしか採用しない★(「血液型人間学」のデータは基本的に採用しない)
>・有意水準5%で性格検査の結果の検定を行い、★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する
――まぁ正直わかってはいましたが、以上をABOFANさんが”ご自分で明示された”ことはある意味大きな収穫ですね苦笑ありがとうございました。
b129
ABO FAN
血液型性格診断
大変申し訳ありませんが、ほぼ予想どおりの展開に、今回も爆笑してしまいました。管理者さんにはご迷惑かもしれませんが、私としては、しばらくこの調子で続けることにより、大半の目的が達成されますので、どうか辛抱くださるようお願いします。さて、
>――まず、p38の女性のデータでは有意な差は認められていません。ですから、「効果量が少~中である」とおっしゃられていることが、どのような計算式で導き出されたのか、正直理解できません。
――では、どんなデータなら管理者さんが「理解」できるのでしょうか?(ちなみに、この質問は毎回スルーされています・苦笑) 仮に、同じ質問で男性と女性の両方に「有意な差」があれば理解できますか? なぜこんな逆質問をするのかというと、たぶん管理者さんはどんな条件でも「理解」しないと思っているからです。言い換えれば、まさにmoving goal postだということになります。これは単なる推測ではなく、現に今回の回答の次の管理者さんの回答にこうあることからも明らかでしょう。
>ABOFANさんは「(ABOFANさんが定める)否定論者」を単に”論破したい”だけなのであって、「血液型性格診断」あるいは「血液型人間学」自体について真剣に向き合い、あるいは反省的、批判的になりながら議論するつもりはないのですね。(回答日時:2015/08/26 07:59:27)
>ABOFANさんが挙げられた方々は「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と思われただけなのだと思いますよ…(回答日時:2015/08/26 07:59:27)
つまり、管理者さん自身が私の説明に“反論”できると感じた場合は「理解できない」、逆に下手に“理解”してしまうと私に“論破”されそう(?)なら「相手にしてもしようがない」と言うことになるのでしょう。そもそも、管理者さんの主張が「反証可能」というなら、moving goal postはあり得ないわけで、管理者さんが何らの判断基準を示さ(せ?)ない時点で「反証可能」ではない、つまり管理者さんは科学的ではありません。私としては、しつこくこの点を指摘し、管理者さんから毎回スルーされるという事実を示すことは、非常に意義があるものと考えます。
では仮に、性別による集計がないなら問題はないのでしょうか? 例えば、心理学者の論文では、それらのほとんどは性別によるクロス集計はしていません(例えば縄田氏の論文)から、同じ基準なら全て「無効」になるはずです。しかし、管理者さんはそんなことは主張していません。それなら、まさにmoving goal postということではありませんか?
ちなみに、「血液型人間学」p42のデータでは(縄田氏の論文と同様に)性別による集計はありませんが、このデータならOKなのでしょうか? なお、私の予想としては、たぶんこの質問は無視されるでしょうが、それはそれで意義があるものと考えます。
>これはつまり、「血液型人間学」では性格の何たるかがわかっていない、ということですか?
――すみません、これも爆笑してしまいました。疑問に思うなら、まずはパーソナリティ心理学の入門書を読んでみてください。心理学だって性格の何たるかがわかっていないですよ(笑)。仮に、性格の実体がわかるという文献があるというなら、ぜひご教授ください。私も勉強してみますので。
>――たとえば、巷に氾濫している「血液型性格診断」をABOFANさんはどのように感じておられるのでしょうか?
――重要なのは、管理者さんと私の「血液型性格診断」の定義を一致させることですなはずですから、私にとって意味のない質問だと判断します。管理者さんによると、このサイトでは「血液型人間学」=「血液型性格診断」であり、また心理学の論文における「血液型性格診断」の定義(例えば縄田氏)も認めていらっしゃるようですから、ここでは私はそれに従っています。また、前述のように、管理者さんが私の質問の多くをスルーしていながら、今回のような本筋でない(と思われる)質問をするのかも疑問ですので、今回の質問は無視させていただきます。勝手ながら、どうかよろしくお願いします。
>「血液型人間学」p38(女性)では有意な差が示されておりませんので、これは「反証」にあたるかと思うのですが、
――上に書いたとおり、まず管理者さん自身の立場を明示してくださるようお願いします。それなら回答可能です。私には、管理者さんの立ち位置が不明ですので、現状ではこれ以上の回答はできかねます。
>>管理者さん自身の「血液型人間学」や「血液型性格診断」の定義が曖昧なら[...]
>――たぶんこの定義が曖昧なのは私だけではなく、ABOFANさんを含めた社会一般だと思いますよ笑ですから、議論の対象としているのです。
――なんと言ったらいいものやら…。それなら、今までの議論は全て無効ということになりますよ? だいたい、定義がはっきりしないものを「疑似科学」と断定できる管理者さんの神経が理解できません。では、このサイトの「血液型性格診断」は、定義が曖昧なものを「科学的」に評価しているということですか? まさか冗談だと思いますが、そうではなく本気で書いているというなら、私にはちょっと信じられませんが…。
>このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。
――いやぁ、トホホというしかありませんね。まさに、このサイトの自己否定です。私などが言うのも何ですが、科○費を使っていて本当に大丈夫なんでしょうか? 人事ながら少々心配になります。反証データが再現性を否定できないなら、そもそも反証データではないですよ?
ABOFAMNさん
>今回も爆笑してしまいました
――少なくともウケてくださってよかったです。ただ、ABOFANさんがこうおっしゃるときは、たいてい私の回答に窮しているときですよね(あと、深夜に連投なさるときもですが)苦笑
さて、
>では、どんなデータなら管理者さんが「理解」できるのでしょうか?(ちなみに、この質問は毎回スルーされています・苦笑)
――いえ、スルーしませんよ。私はただ、p38、及びp181における検定統計量(仮説検定の計算過程)を示してください、と言っているだけですよ?
p38女性において有意な差がないにもかかわらず、「効果量小~中である」とは、果たして何を意味しているのですか?ABOFANさんの得意分野のはずですので、まさか「効果量」の概念を誤解しているということはないでしょうが……。
>「血液型人間学」p42のデータでは(縄田氏の論文と同様に)性別による集計はありませんが、このデータならOKなのでしょうか?
――また新しい議論の対象を登場させてきましたね~、お疲れ様です。
p42とは「重大犯罪で指名手配を受けたら?(回答数568人)」という質問のことでよろしいでしょうか? 当該箇所では、イ、各地を転々と逃げまわる。ロ、どうともなれとジッとしている。ハ、人里はなれた山の中へ逃げこむ。二、親しい人に、かくまってもらう。(海外に高飛び資金は、ないとします)が回答の選択として書かれています。
そして、p42にてグラフが提示されているのですが……、これ、A,B,O,ABそれぞれの回答者数は何人なのですか?また、グラフには回答ハと二の%しか書かれておりませんが、他の選択はどこかに書かれているのでしょうか?さらに、グラフを見ると、A型のハと二において、主観的にはほとんど差がないように見えるのですが、A型は”適用外”なのですか?
書籍に書かれている情報だけでは憶測しかいえませんよね。これでは、ABOFANさんが再三おっしゃる「統計データ重視」という理念に反するかと思われるのですが苦笑
>まず管理者さん自身の立場を明示してくださるようお願いします。それなら回答可能です。私には、管理者さんの立ち位置が不明ですので、現状ではこれ以上の回答はできかねます。
――???なぜ、立場を明示する必要があるのでしょうか?お教えください。もう一度質問しますが、「血液型人間学」p38(女性)では有意な差が示されておりませんので、これは「血液型人間学」の「反証」にあたる(少なくとも支持していない)のではないのですか?
>反証データが再現性を否定できないなら、そもそも反証データではないですよ?
――すごいです!ご自身のこと、よくおわかりじゃないですか笑
b130
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、失礼ながら毎回毎回爆笑しています。
>――結局のところこれが、ABOFANさんの「血液型人間学」への行動規範なのですね。
――いいえ、単純に相手との議論のレベルを合わせているだけです(苦笑)。
>一応、忠告しておきますが、ABOFANさんが挙げられた方々は「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と思われただけなのだと思いますよ
――素朴な疑問ですが、どうやってウラを取ったのでしょうか? ぜひご紹介いただきたく。また、それなら仮に私が“沈黙”し、それは「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したら、管理者さんはそう信じますか? あるいは、このサイトも、(私などとの・苦笑)コミュニケーションなどどいう面倒なことは一切止めて“沈黙”することにして、そしてそれは、「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したらよいのではないですか? なぜそうしないのでしょう?
>>確かに、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています
>――しかし、散々否定されていたことが、ちゃんと伝わっていたということは、少なくとも収穫ですね。
――う~ん、なんと申し上げていいものやら。坂元氏や山岡氏の結論は、極論すればパーソナリティ心理学自体を否定するものです。管理者さんが、このことを“理解”したくないのか、あるいは下手に“理解”してしまうと私に“論破”されそうだと考えているのか、それとも統計も心理学もあまりご存じないのか…。
>ただ、ABOFANさんは「(ABOFANさんが定める)否定論者」を単に”論破したい”だけなのであって、
――前述のように、単純に相手との議論のレベルを合わせているだけです。他の方法だと、コミニュケーション自体が「不可能」ですから(苦笑)。私の経験では、相手の間違い(=統計データに差があるという論文が存在する)をしつこく言いつのるのが一番効果がありますね。例えば、菊池誠さんは徹頭徹尾スルーでした(その後彼のブログは閉鎖)し、NATROMさんは「私の質問(=統計データに差があるという論文が存在する)に回答してください」という質問自体が掲示板から削除されました。なお、その後は、この二人は実質的に主張を変えてしまいました。つまり、差があること自体には反対しなくなったのです。おわかりになりますか?
>「血液型性格診断」あるいは「血液型人間学」自体について真剣に向き合い、あるいは反省的、批判的になりながら議論するつもりはないのですね。
――この文章は「反証不可能」です。なぜなら、「真剣」や「反省的、批判的」という定義が曖昧だからです(苦笑)。
>まぁ正直わかってはいましたが、以上をABOFANさんが”ご自分で明示された”ことはある意味大きな収穫ですね苦笑ありがとうございました。
――私の主張が「科学的」で「反証可能」ということを理解いただき、大変ありがとうございます。
失礼しました。
ABOFANさん
>いいえ、単純に相手との議論のレベルを合わせているだけです(苦笑)。
>前述のように、単純に相手との議論のレベルを合わせているだけです。
――そうでしたか、失礼しました苦笑しかし、ABOFANさんは以前、
>言うまでもなく、私の投稿は管理者さん向けというより、このサイトに想定される読者をメインのターゲットにして書いています。このサイトの読者は、疑似科学批判に興味があるだけではなく、それになりに意識や知的水準が高い人でしょう。
――こうおっしゃられていますよね。ABOFANさんのターゲットは私ではないのでしょう?これでは前後が接続していないようですが。
また、ABOFANさんの行動規範にも、ちょっとだけ口出しさせていただきますね(ちょっと意地悪かもしれませんが笑)。
・私自身の主張は基本的に存在せず、★心理学者の否定論の否定★をしているだけ
――これでどうして、>私の主張が「科学的」で「反証可能」ということ[...]←こうなるのでしょうか?笑ご説明お待ちしております。
・このため、議論では原則として★心理学者が認める方法やデータしか採用しない★(「血液型人間学」のデータは基本的に採用しない)
――多分、文字の無駄になるだけでしょうが、”心理学者が認める”の意味が違いますよ。「血液型人間学」のデータを採用しないほうが都合がよいのは、おそらくABOFANさんのほうかと……。
・そして、性格の定義も、★性格心理学[=パーソナリティ心理学]での定義をそのまま採用★する(基本的に性格検査の結果をそのまま採用する)
――ちなみに関連リンクにもありますが、日本パーソナリティ心理学会は「血液型性格診断」に否定的な見解をHP上に示していますよね?これに対するABOFANさんの見解は、以前スルーされてしまいましたが……。
・有意水準5%で性格検査の結果の検定を行い、★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する
――心理測定における信頼性と妥当性の概念を学習してください。よい書籍が沢山ありますので、学術書がニガテな方でも理解できるものも多くありますよ。
b131
ABO FAN
血液型性格診断
>>今回も爆笑してしまいました
>――少なくともウケてくださってよかったです。ただ、ABOFANさんがこうおっしゃるときは、たいてい私の回答に窮しているときですよね
――ありがとうございます。しかし、おそらく回答に窮しているのは管理者さん自身ではないでしょうか? 例えば、私の次の質問には何の回答もありません。
1番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:23:31)
>――では、どんなデータなら管理者さんが「理解」できるのでしょうか?(ちなみに、この質問は毎回スルーされています・苦笑) 仮に、同じ質問で男性と女性の両方に「有意な差」があれば理解できますか? なぜこんな逆質問をするのかというと、たぶん管理者さんはどんな条件でも「理解」しないと思っているからです。言い換えれば、まさにmoving goal postだということになります。
2番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:56:41)
>一応、忠告しておきますが、ABOFANさんが挙げられた方々は「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と思われただけなのだと思いますよ
――素朴な疑問ですが、どうやってウラを取ったのでしょうか? ぜひご紹介いただきたく。また、それなら仮に私が“沈黙”し、それは「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したら、管理者さんはそう信じますか? あるいは、このサイトも、(私などとの・苦笑)コミュニケーションなどどいう面倒なことは一切止めて“沈黙”することにして、そしてそれは、「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したらよいのではないですか? なぜそうしないのでしょう?
3番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:56:41)
>ただ、ABOFANさんは「(ABOFANさんが定める)否定論者」を単に”論破したい”だけなのであって、
――前述のように、単純に相手との議論のレベルを合わせているだけです。他の方法だと、コミニュケーション自体が「不可能」ですから(苦笑)。私の経験では、相手の間違い(=統計データに差があるという論文が存在する)をしつこく言いつのるのが一番効果がありますね。例えば、菊池誠さんは徹頭徹尾スルーでした(その後彼のブログは閉鎖)し、NATROMさんは「私の質問(=統計データに差があるという論文が存在する)に回答してください」という質問自体が掲示板から削除されました。なお、その後は、この二人は実質的に主張を変えてしまいました。つまり、差があること自体には反対しなくなったのです。おわかりになりますか?
4番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:56:41)
>「血液型性格診断」あるいは「血液型人間学」自体について真剣に向き合い、あるいは反省的、批判的になりながら議論するつもりはないのですね。
――この文章は「反証不可能」です。なぜなら、「真剣」や「反省的、批判的」という定義が曖昧だからです(苦笑)。
ひょっとして、2番目にあるとおり、私を「相手にしない」ということですか? 仮に、管理者さんがこの私の文章も「相手にしない」なら、本当に相手にしないつもりなのか、あるいは回答に窮しているのか、他人の私にはわからないことになります(苦笑)。
>>では、どんなデータなら管理者さんが「理解」できるのでしょうか?(ちなみに、この質問は毎回スルーされています・苦笑)
>――いえ、スルーしませんよ。
――次の文章にあるように、見事にスルーしてますね(苦笑)。
>>まず管理者さん自身の立場を明示してくださるようお願いします。それなら回答可能です。私には、管理者さんの立ち位置が不明ですので、現状ではこれ以上の回答はできかねます。
>――???なぜ、立場を明示する必要があるのでしょうか?お教えください。
――いゃぁ、ありがとうございます。ただ、これは本当に爆笑してしまいました。うっかり筆が滑ったのかタイプミスなのか…。言うまでもなく、管理者さんが自分の立場を明示しない限り「反証不可能」=「非科学的」ということになります。言い換えれば、私がどんな「証拠」を提出しても、管理者さんは認めないということです。
しつこいようですが、以前の投稿を再掲します。
さて、ご存じのように[大槻]キョージュは、もし超能力の存在が証明されたら早稲田大学の教授を退職する称して、辞表を持参し、しばしばTVや週刊誌などで見せびらかしており…
言っちゃ何だが、これ、よくある陳腐なトリックである。アメリカには、この種の宣言をしている人が少なからずいる。/ナチスのユダヤ人虐殺を立証した人には100万ドル進呈します、といった類だ。
しかし、こういう場合は、結局その人本人を納得させうるような証拠を提出するというのが条件なので、何が出てこようとも「まだまだ、そんなものは証拠の内に入らない」とさえ言っていれば、彼は賞金を払う必要はないし、それでいて世間には、いかにも彼の主張が正しくて、例えばナチスのユダヤ人虐殺には明確な証拠がないような印象を与えることができるというわけである。/しかも、すでに述べたように(「物理の基本原則に反する」ので)何があっても超能力は認めないというのだから、両方表のコインで賭をしているようなものである。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/16 22:34:10)
また、有名なSF作家、アイザック・アジモフ (Isaac Asimov) の著書からもお送りします。
親愛なる読者諸君、科学の発見の中から選り好みをし、私の尊大な気まぐれのままに、あるいは受け入れ、あるいは捨てる自由を認めてもらえるなら、諸君が証明したいことを何でも証明してお目にかけよう 『わが惑星、そは汝のもの』空想自然科学入門 (My Planet, “Tis of Thee”)  山高昭 訳 早川書房(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/27 00:02:59)
これで実質的な議論は終了ですかね?
>>反証データが再現性を否定できないなら、そもそも反証データではないですよ?
>――すごいです!ご自身のこと、よくおわかりじゃないですか笑
――どうやらこれは、管理者さん自身のことのようですね。
失礼しました。
ABOFANさん
ご希望のようですので、一番目~四番目までの質問に対し、一応、回答しまずがこれは本筋とはあまり関係ないのでは?というのが正直なところです(あえて回答するまでもないと思っていたので)。
まず一番目。ここで議論に上っている「血液型人間学」p38のデータでは実際に女性において有意な差はなかった(この事実には同意していただけると思いますが)わけですから、それを「理解」せよと言われても、どうお返事すればよいかわかりません。ちなみに、
・p38において、男性には有意な差があった。
・p38において、女性には有意な差はなかった。
という二点は「理解」しているつもりなのですがね。
二番目。ご自身への批評をあえて提示してほしいという姿勢には敬服しますが、これこそ「血液型性格診断」「血液型人間学」の議論の本筋とは関係ないのでは?一応、以下に一例を示しますが、これらを見てもあまり気を落とされませんよう……。
・http://shibuken.seesaa.net/article/118154693.html
・http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070509
・http://t2sy8u.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-89d7.html
・http://blackshadow.seesaa.net/article/108466360.html
また、先ごろSF作家の山本弘さんのブログでも「論理盲」として位置づけられているようですね。
・http://hirorin.otaden.jp/e421420.html
三番目。二番目と一部質問が重複しておりますし、やはり本題からはかなり逸れているようですので、前述のURL等をもう一度ご自身でご覧いただき、「この二人は実質的に主張を変えた」ということをまずはお示し頂きたく思います。
四番目。私の言葉の用い方に問題があったのでしょうか。「反省的」「批判的」「真剣」では確かに誤解が生じるかもしれませんね。
主旨としましては、ABOFANさんは「血液型人間学」「血液型性格診断」等の言説に対し、それを”盲目的”に受け入れすぎているのではないのですか?というものです。
・私自身の主張は基本的に存在せず、★心理学者の否定論の否定★をしているだけ
・このため、議論では原則として★心理学者が認める方法やデータしか採用しない★(「血液型人間学」のデータは基本的に採用しない)
このような発言から、ABOFANさんの”活動”は「血液型人間学」に対して取り組んでいるのではなく、”「血液型人間学」を否定する人たち”に対して取り組んでいるのではないかと推察した次第です。
繰り返しますが、議論の本筋とはあまり接点のないことですので、否定されても肯定されてもかまいませんよ。
>言うまでもなく、管理者さんが自分の立場を明示しない限り「反証不可能」=「非科学的」ということになります。言い換えれば、私がどんな「証拠」を提出しても、管理者さんは認めないということです。
――なぜ、自分の立場を明示しなければ「反証不可能」=「非科学的」になるのですか?
私の疑問は、「血液型人間学」p38(女性)では有意な差が示されておりませんので、これは「血液型人間学」の「反証」にあたる(少なくとも支持していない)のではないのですか?という単純なものなのですが……。そこに私の立場がなぜ関係しなければならないのでしょうか?
b132
ABO FAN
血液型性格診断
>ABOFANさんのターゲットは私ではないのでしょう?これでは前後が接続していないようですが。
――何か勘違いされていませんか? 過去の次の投稿にあるとおり、私のターゲットは管理者さんですが?
私の投稿は、読めばおわかりかと思いますが、管理者さんの回答を引き出すために細かい細工をしています。なぜなら、当初しばらくの間は回答がなかったからです。ただ、最近は薬が効きすぎた(苦笑)という感じがなくもないので、持って回った表現は最低限にし、本来予定していた「対話路線」に変更することにします。どうぞよろしくお願いします。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/08 23:42:06)
>>・私自身の主張は基本的に存在せず、★心理学者の否定論の否定★をしているだけ
>――これでどうして、>私の主張が「科学的」で「反証可能」ということ[...]←こうなるのでしょうか?笑ご説明お待ちしております。
――意味不明です。まさかとは思いますが、管理者さんは『心理学者の主張が「非科学的」で「反証不可能」』と考えているのでしょうか? いや、私の心理学者への反論が「非科学的」で「反証不可能」だというのなら、原文の引用がないのも理解できません。
>――多分、文字の無駄になるだけでしょうが、”心理学者が認める”の意味が違いますよ。「血液型人間学」のデータを採用しないほうが都合がよいのは、おそらくABOFANさんのほうかと……。
――これも意味不明です。なぜ、肝心の部分は無視(例えば、私の前回の投稿での指摘)して、私の文章の*ここだけ*に反応するのでしょうか? この部分は、心理学者との論争のために、私が「血液型人間学」を心理学的に再定義した部分ですので、このサイトの議論とは直接的な関係はない「余談」なはずですが?
>――ちなみに関連リンクにもありますが、日本パーソナリティ心理学会は「血液型性格診断」に否定的な見解をHP上に示していますよね?
――私は渡邊芳之氏(日本パーソナリティ心理学会理事)に恩義を感じているので、この部分の詳細な説明はしなかったのですが、それでは日本パーソナリティ心理学会の見解(=統計データに差がない)と正反対の彼の説を紹介します。
渡邊[芳之氏] そんなことだから、血液型性格判断のデータが統計的に有意★50だったりするとアタフタするんだよ。
★50 一部の心理学者が統計的手法で血液型性格判断を否定しようとしたため、血液型性格判断賛成陣営も統計を勉強し始め、最近では実際に有意差の出る(つまり血液型と性格に関連があるという)データを提出しはじめている。また、彼らは心理学の統計の用法の問題点(サンプリングの問題点等)も理解するようになり、(血液型性格判断を批判している)心理学という学問のあり方に対してかなりまっとうな批判も出るようになってきた。これらのことに対し、最初のうちは積極的に批判の論陣を張っていた心理学者たちの多くは沈黙している。出典:佐藤達哉+渡邊芳之+尾見康博『心理学論の誕生』p211
また、坂元氏(=統計データに差がある)も日本パーソナリティ心理学会の理事理事のようです。
つまり、統計データに限っては、日本パーソナリティ心理学会内でも、必ずしも公式見解(=統計データに差がない)と中心的な学会員の個人的見解(=統計データに差がある)は統一されていないということです。よろしいですか? ただ、こうなると学会の公式見解の意義があるのかどうか非常に疑問です。
>――心理測定における信頼性と妥当性の概念を学習してください。よい書籍が沢山ありますので、学術書がニガテな方でも理解できるものも多くありますよ。
――前述の渡邊氏の見解にあるとおりです。まずは、管理者さんが「よい書籍」を勉強してみてはいかがでしょうか?
失礼しました。
ABOFANさん
>本来予定していた「対話路線」に変更することにします。どうぞよろしくお願いします。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/06/08 23:42:06)
――あぁ、「対話路線」とはそういう意味なのですね。失礼しました。
>私は渡邊芳之氏(日本パーソナリティ心理学会理事)に恩義を感じているので、この部分の詳細な説明はしなかったのですが、それでは日本パーソナリティ心理学会の見解(=統計データに差がない)と正反対の彼の説を紹介します。
――当該文献を拝読しましたが、ABOFANさんは前後の文章(対談)をきちんと読まれていないようです。[以下引用]
渡邊:いや、その次の論文(「一貫性論争をめぐる行動観察と予測の問題」渡邊・佐藤 1994)。この論文で主張していることっていうのは、データを取るとかなんとかって言う前に、仮説が論理的におかしい場合はさ、たとえばパーソナリティに関するいろんな仮説はそもそも論理的におかしいんだけど、それでデータ取っても無駄だってことなんだ。ところが、それに対してレフリーからこういうことを言われるわけ。
尾見:どういうこと?
渡邊:「仮説が論理的に間違っているんだったら、データを取ったらきっと統計的に否定されるだろう。だから心理学者は仮説が論理的に正しいかなんていうことは考えないで、仮説をどんどん提出して、データを取って検定していけば、論理的に間違った仮説は自然と淘汰されていくんじゃないか」っていうことを言われたんだよ。オレはこんな本末転倒なことはないと思って、そこにやっぱりはっきりとね、統計に依存するというか、それどころかデータ以前の仮説の客観性とか論理性みたいなものまでも統計によって証明されるんだと思っているバカな世界があるのを悟ったね。そんなことだから血液型性格判断のデータが統計的に有意だったりするとアタフタするんだよ。
ここでは、心理測定における信頼性と(特に)妥当性について議論されていると推察されます。なので、ABOFANさんの先の発言の主旨は、全くの見当違いにしかみえないのですが?
ちなみに、注50においても[...]血液型性格判断に対しては心理学者がより原理的、理論的な批判を行うことだけが有効なのだ。しかし反知性主義がそれを妨げている。とありますね。
渡邊氏の言う「バカな世界」が「血液型性格判断」「血液型人間学」なのかどうかはこの際おいておくとしても、当該文献における見解はABOFANさんから提示されたものとはずいぶんと違う印象です。
>坂元氏(=統計データに差がある)も日本パーソナリティ心理学会の理事理事のようです。
>確かに、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています。
――氏らが「血液型性格診断」を肯定していないことを、ABOFANさんご自身で既にお認めになっているのですが。
b133
ABO FAN
血液型性格診断
前回の補足です。
>>では、どんなデータなら管理者さんが「理解」できるのでしょうか?(ちなみに、この質問は毎回スルーされています・苦笑)
>――いえ、スルーしませんよ。私はただ、p38、及びp181における検定統計量(仮説検定の計算過程)を示してください、と言っているだけですよ?/p38女性において有意な差がないにもかかわらず、「効果量小~中である」とは、果たして何を意味しているのですか?ABOFANさんの得意分野のはずですので、まさか「効果量」の概念を誤解しているということはないでしょうが……。
――念のため、「血液型人間学」p36-37からです。
>この種の問題は男女合わせてというわけにはいかない。女性の場合は、未婚、既婚、OL、主婦といった生活形式の違いで非常な差が出る。だから女性の集計結果は、御参考程度であり…。
もっとも、管理者さんはこれでは納得しないでしょうから、次に管理者さん自身の「再現性を否定できない」という文章を紹介します。
>⇒⇒⇒そのため、「A型の人は神経質だ」といった主張に対して、「A型なのに神経質でない」という事例が得られたときにも「100%正確に診断できるわけではない」と言い訳ができてしまう。このように反証データを得ても、再現性を否定できる構図にないので、評価は低い。(回答日時:2015/08/26 07:28:56)
では、p38女性において有意な差がないとしても、(「≪血液型十戒≫その8」の内容とは関係なく?)「再現性を否定できない」のですか? いや、上の管理者さんの文章の趣旨とは反対に(「≪血液型十戒≫その8」によると?)「再現性を否定できる」のですか? いったいどちらなんでしょう? 失礼ながら、これでは管理者さんが何を主張したいのか私は理解できません。
>p42にてグラフが提示されているのですが……、これ、A,B,O,ABそれぞれの回答者数は何人なのですか?/全体が568人としかありませんね。
――実はこのデータは追試されていまして、2009年版の「血液型人間学」のデータ(p215、2721人)でもほぼ同じ傾向が示されています。具体的には、「人里離れた山の中に逃げ込む」はO型が3.2%で最低、逆に「親しい人にかくまってもらう」はO型が20.3%で最高です。従って、このデータには、ほぼ再現性があるといっていいかと思います。もっとも、差が小さい場合は順位が入れ替わっている場合もあるのですが、誤差の範囲内で一致しているといってもいいでしょう。
よろしいでしょうか?
ABOFANさん
>>この種の問題は男女合わせてというわけにはいかない。女性の場合は、未婚、既婚、OL、主婦といった生活形式の違いで非常な差が出る。だから女性の集計結果は、御参考程度であり…。
――これはデータではなく、散々自身で否定なさっている「文脈」なのでは?
私が質問しているのは、p38、およびp181において「効果量小~中である」とはどういうことなのか?ということです。単純に統計的検定結果をご提示くださいと言っているのです。
特にp38女性においては有意な差が出ておりませんが、それが「効果量小~中である」ということを主張される根拠(統計的検定)は是非、ご提示くださいね。
>これでは管理者さんが何を主張したいのか私は理解できません。
――p38、およびp181が「効果量小~中である」という事を示す仮説検定の結果をご提示くださいという至極簡単な主張ですよ苦笑
>実はこのデータは追試されていまして、2009年版の「血液型人間学」のデータ(p215、2721人)でもほぼ同じ傾向が示されています。
――では、その追試の詳細なデータをご提示ください。また、どこかで発表された論文なのでしたら、著者、題名などの書誌事項をお教えください。
b134
ABO FAN
血液型性格診断
長文の回答ありがとうございます。これで管理者さんの状況がほぼわかりました。結論として、管理者さんの血液型と性格に「関係がある」という基準は存在しないことが確定したようです。言い換えれば、管理者さんが「非科学的」ということも明確になりました。これは冗談や比喩ではなく、私の感じているままを正直に書いています。
私は、なぜ管理者さん自身がそう思わないのか理解しがたいのですが、ひょっとして「純粋文系」の方なので、論理学や統計学に詳しくないことが理由なのではないか、と推測しています。というか、普通の理系の人間なら、ここまであからさまに書かないと思うんですが…。なぜ、自分が非科学的だということを、ここまで堂々と公開できるのか少々不思議です。
さて、本題に戻りましょう。
>>1番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:23:31)
>>――では、どんなデータなら管理者さんが「理解」できるのでしょうか?(ちなみに、この質問は毎回スルーされています・苦笑) 仮に、同じ質問で男性と女性の両方に「有意な差」があれば理解できますか? なぜこんな逆質問をするのかというと、たぶん管理者さんはどんな条件でも「理解」しないと思っているからです。言い換えれば、まさにmoving goal postだということになります。
>まず一番目。ここで議論に上っている「血液型人間学」p38のデータでは実際に女性において有意な差はなかった(この事実には同意していただけると思いますが)わけですから、それを「理解」せよと言われても、どうお返事すればよいかわかりません。
――通常、特定の質問に「男性だけ」に有意な差があったとしても、血液型と性格には関係があることになります。管理者さんの「血液型性格診断が正しい」の定義は、このサイトの“文脈”によると「血液型と性格には関係がある」と同じことでしょうから、なぜ管理者さんに「理解できない」のか、私にはさっぱり理解できませんでした。しかし、管理者さんには、血液型と性格に「関係がある」という基準は特に存在しないことが確定したので、それなら了解です。
>>2番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:56:41)
>>一応、忠告しておきますが、ABOFANさんが挙げられた方々は「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と思われただけなのだと思いますよ
>>――素朴な疑問ですが、どうやってウラを取ったのでしょうか? ぜひご紹介いただきたく。また、それなら仮に私が“沈黙”し、それは「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したら、管理者さんはそう信じますか? あるいは、このサイトも、(私などとの・苦笑)コミュニケーションなどどいう面倒なことは一切止めて“沈黙”することにして、そしてそれは、「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したらよいのではないですか? なぜそうしないのでしょう?
>二番目。ご自身への批評をあえて提示してほしいという姿勢には敬服しますが、…
――なぜかの2番目の質問には全て無回答ですね(どうやってウラを取ったのでしょうか、仮に私が“沈黙”し、それは「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したら、管理者さんはそう信じますか? etc.)。普通は、これは「非科学的」と言いませんか?
>>3番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:56:41)
>>ただ、ABOFANさんは「(ABOFANさんが定める)否定論者」を単に”論破したい”だけなのであって、
>>――前述のように、単純に相手との議論のレベルを合わせているだけです。他の方法だと、コミニュケーション自体が「不可能」ですから(苦笑)。私の経験では、相手の間違い(=統計データに差があるという論文が存在する)をしつこく言いつのるのが一番効果がありますね。例えば、菊池誠さんは徹頭徹尾スルーでした(その後彼のブログは閉鎖)し、NATROMさんは「私の質問(=統計データに差があるという論文が存在する)に回答してください」という質問自体が掲示板から削除されました。なお、その後は、この二人は実質的に主張を変えてしまいました。つまり、差があること自体には反対しなくなったのです。おわかりになりますか?
>三番目。二番目と一部質問が重複しておりますし、やはり本題からはかなり逸れているようですので、前述のURL等をもう一度ご自身でご覧いただき、「この二人は実質的に主張を変えた」ということをまずはお示し頂きたく思います。
――私は過去に何回も示しているのですが、ひょっとして管理者さんが意図的に無視されているということですか?
>kikulogのコメント部分は閉鎖されてしまったので、残念ながら私の引用部分は直接検証できません。しかし、坂元氏の主張である「自己成就現象」や、山岡氏の主張である「思い込み」、あるいは前回の引用部分の「血液型性格判断の世間への浸透のために、自己診断した性格と血液型の間には明確な相関関係が認められるようになった」という事実を、菊池氏が知らない(都合が悪いので知らないフリをしている?)ということなら現在でも確認できます。次が該当する部分です。
>>[私ABOFANが]ご自身の主張を明確にされないので、ABOFANさんとのコメントのやりとりは、まだ「議論の入り口にすら立っていない」状態であることを再度確認しておきます。…さらに最近のコメントでは (2)思い込みによって血液型ステレオタイプ通りの性格が現れる という主張になっており…ポイントはABOFANさんが、ご自身の考えをまったく明確にされないことにあり、それが続く限り、議論は始まらないということです [2009/10/31 血液型性格判断問題についての確認 http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/200910.html#1256972977] (投稿番号185 2015.4.22 23:11)
>NATROM氏からのメール[2003.10.16付]「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。/…私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
>現在は、有意な差を示している論文やデータはいくらでもあるので、その点をNATROMの日記のコメント欄で質問したところ、“回答拒否”だけではなく質問することも自体も禁止されてしまいました(2013.9.7付)。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/natrom.htm
>>4番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:56:41)
>>「血液型性格診断」あるいは「血液型人間学」自体について真剣に向き合い、あるいは反省的、批判的になりながら議論するつもりはないのですね。
>>――この文章は「反証不可能」です。なぜなら、「真剣」や「反省的、批判的」という定義が曖昧だからです(苦笑)。
>四番目。私の言葉の用い方に問題があったのでしょうか。「反省的」「批判的」「真剣」では確かに誤解が生じるかもしれませんね。 主旨としましては、ABOFANさんは「血液型人間学」「血液型性格診断」等の言説に対し、それを”盲目的”に受け入れすぎているのではないのですか?というものです。…ABOFANさんの”活動”は「血液型人間学」に対して取り組んでいるのではなく、”「血液型人間学」を否定する人たち”に対して取り組んでいるのではないかと推察した次第です。
――まず、「反省的」「批判的」「真剣」ですが、誤解ではなく、定義が曖昧なので“誤解”さえしようがないということです。なにしろ「誤解」の内容も基準も示されていないので…。また、私の活動は相手に合わせているので、相手が血液型人間学を「否定」しようとするので、それなら私も反論するということだけです。
>>言うまでもなく、管理者さんが自分の立場を明示しない限り「反証不可能」=「非科学的」ということになります。言い換えれば、私がどんな「証拠」を提出しても、管理者さんは認めないということです。
>――なぜ、自分の立場を明示しなければ「反証不可能」=「非科学的」になるのですか?
――たぶん本気で書いているのでしょうね。この発言が本気なら、科○費でやっていて大丈夫かな?とも思ってしまいます(苦笑)。管理者さん自身の「血液型と性格に関係がある」という基準が示されなければ、私と共通の基準がないので議論が成立しませんよ。説明するまでもなく、当然じゃないですか?
例えば、前述のNATORM氏なら、その基準は次のとおりです。
NATROM氏からのメール[2003.10.16付]「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。/…私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
ところが、私が坂元氏や山岡氏の「血液型により差がある」統計データを示したところ“回答拒否”になり、その「回答拒否」であるという「事実」を彼の掲示板に投稿したところ、その投稿も削除されました。おそらく、彼にとっては都合が悪いということなのでしょう。
念のため、このサイトの共同研究員である菊池聡氏の例も提出します。(投稿番号208 2015.5.15 22:44)
さて、今回の2015.5.13付け更新情報で大変驚いたのは―見落としでないとすれば―新たな共同研究員として、信州大の菊池聡教授が加わったことです。私が非常に気になっているのは、2005年頃を境にして―少なくとも統計データについては―彼の主張が正反対になったように見えることです。具体的には、血液型によって統計データに差が出ていることを“事実上認めてしまった(?)”ような内容の文章が散見されます。
《以前の主張》現実の統計データを分析しても血液型による差は認められない->血液型と性格には関係がない
《現在の主張》具体的な統計データや数値には一切触れない(=血液型性格論者が言うような「診断力のある差異はない」)->「診断力のある差異はある」のかどうかについては“回答拒否”
念のため、以前の主張の典型である月刊『百科』(1998年 不可思議現象心理学9 血液型信仰のナゾ-後編)から引用します。
>ただ、最近は血液型性格判断を撲滅しようという意識ばかりが先走って、適切でない批判をする人も散見される。/…「A型なのに、ぜんぜん凡帳面じゃない人はいっぱいいる」というように、血液型性格学に対する反証例を挙げる批判法。これも「身の回りの人が当てはまるから信じる」というのと同じ誤った考え方である。血液型学に限らず、おおよそすべての性格理論は統計的なものであって、集団全体の傾向としてしかとらえられない。たとえば筋肉を使った運動能力は女性よりも男性の方が優れていることに誰も異論はないと思うが、それでも特定の男性を取り上げれば、平均的な女性より力が弱い人はざらにいるだろう。
>必要なのは個々の事例ではなく、統計的な事実なのである。/いずれにせよ、血液型性格判断はなぜ虚偽なのか、これは提唱者が言うような性格の差が、現実に信頼できる統計データとして見あたらないという点につきる。
長文失礼しました。
ABOFANさん
一気に四件もコメントいただいたので、このコメントでは特に気になったところだけ……。
>通常、特定の質問に「男性だけ」に有意な差があったとしても、血液型と性格には関係があることになります。
――ええ、その通りですね。ですが、だとすると、血液型十戒その8などといった「血液型人間学」言説の中心的な部分との整合性がとれていませんよね?という疑問が残るのですよね。
b135
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、またまた大爆笑しました。
>――当該文献を拝読しましたが、ABOFANさんは前後の文章(対談)をきちんと読まれていないようです。[以下引用]
――この渡邊氏の文章の意味を理解して引用していますか? 心理学を少しかじった人なら誰でも理解できると思いますが、彼のこの文章は極論すればパーソナリティ心理学自体の否定です。パーソナリティ心理学を否定しているのだから、彼のこの文章の性格についての記述は「パーソナリティ心理学」のものではありません。本当にこの文章を根拠として引用していいんですかね?
なお、以下の渡邊氏の文章の「血液型性格判断賛成陣営も統計を勉強し始め、最近では実際に有意差の出る(つまり血液型と性格に関連があるという)データを提出しはじめている」「これらのことに対し、最初のうちは積極的に批判の論陣を張っていた心理学者たちの多くは沈黙している」は事実の指摘ですから、彼のこの時点の主義主張(=パーソナリティ心理学は間違っている)とは関係ありません。
>渡邊[芳之氏] そんなことだから、血液型性格判断のデータが統計的に有意★50だったりするとアタフタするんだよ。
>★50 一部の心理学者が統計的手法で血液型性格判断を否定しようとしたため、血液型性格判断賛成陣営も統計を勉強し始め、最近では実際に有意差の出る(つまり血液型と性格に関連があるという)データを提出しはじめている。また、彼らは心理学の統計の用法の問題点(サンプリングの問題点等)も理解するようになり、(血液型性格判断を批判している)心理学という学問のあり方に対してかなりまっとうな批判も出るようになってきた。これらのことに対し、最初のうちは積極的に批判の論陣を張っていた心理学者たちの多くは沈黙している。出典:佐藤達哉+渡邊芳之+尾見康博『心理学論の誕生』p211
>渡邊氏の言う「バカな世界」が「血液型性格判断」「血液型人間学」なのかどうかはこの際おいておくとしても、…
――渡邊氏の言う「バカな世界」は「パーソナリティ心理学」と同様に「血液型性格判断」「血液型人間学」が、という意味です。つまり、管理者さんが渡邊氏の主張を認めるとなると、このサイトの自己否定(=パーソナリティ心理学や論文の否定)になりますよ。本当にわかっていてそう書いているとも思えないんですが。あるいは、このサイトの説明文を書いているのは管理者さんではないのか…。
仮に管理者さんが本気で書いた文章だとすると、コミュニケーションとも科学とも一番縁遠いことになるかと…。
>>坂元氏(=統計データに差がある)も日本パーソナリティ心理学会の理事理事のようです。
>>確かに、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています。
>――氏らが「血液型性格診断」を肯定していないことを、ABOFANさんご自身で既にお認めになっているのですが。
――坂元氏らが「血液型性格診断」を肯定していないのは「事実」ですので、私はその「事実」は認めています。ただし、彼らの推論や論理、つまり結論(=血液型と性格は関係ない)は間違っていると私は主張しています。しかし、管理者さんは私の指摘する次の「事実」は全く無視していますね。これは主義主張ではありませんから、管理者さんが「非科学的」であることは、やはり明らかのようです。
>つまり、統計データに限っては、日本パーソナリティ心理学会内でも、必ずしも公式見解(=統計データに差がない)と中心的な学会員の個人的見解(=統計データに差がある)は統一されていないということです。よろしいですか? ただ、こうなると学会の公式見解の意義があるのかどうか非常に疑問です。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/31 01:40:31)
失礼しました。
ABOFANさん
>>私は渡邊芳之氏(日本パーソナリティ心理学会理事)に恩義を感じているので、この部分の詳細な説明はしなかったのですが、それでは日本パーソナリティ心理学会の見解(=統計データに差がない)と正反対の彼の説を紹介します。
――この記述がどうしても腑に落ちなかったのですが、以下を見て得心がいきました。
http://www.obihiro.ac.jp/~psychology/abofan/abofan1.html
>彼のこの文章は極論すればパーソナリティ心理学自体の否定です。
――もちろん私は渡邊氏本人ではないので何とも言い難いですが、この部分についてはABOFANさんのおっしゃることにさほど異論はないです(「否定」というほどの強い表現が適切かどうかは悩ましいところですが)。また、私個人としても、渡邊氏の見解に基本的に異論があるわけでもありません。ただ、
>なお、以下の渡邊氏の文章の「血液型性格判断賛成陣営も統計を勉強し始め、最近では実際に有意差の出る(つまり血液型と性格に関連があるという)データを提出しはじめている」「これらのことに対し、最初のうちは積極的に批判の論陣を張っていた心理学者たちの多くは沈黙している」は事実の指摘ですから、彼のこの時点の主義主張(=パーソナリティ心理学は間違っている)とは関係ありません。
――これは一体何を主張されたいのでしょうか?渡邊氏が「血液型性格診断」を肯定しているとでもおっしゃりたいのでしょうか?
前述のURLにても渡邊氏は「血液型性格診断」等自体については最終的に懐疑的な意見に変わりないのですが……。
>坂元氏らが「血液型性格診断」を肯定していないのは「事実」ですので、私はその「事実」は認めています。
――この意見には完全に同意なのですが、ABOFANさんの以前のコメントからは、あたかも坂元氏が「血液型性格診断」に肯定的な意見であるという風にミスリードさせられるのですが笑
>ただし、彼らの推論や論理、つまり結論(=血液型と性格は関係ない)は間違っていると私は主張しています。
――まったくその通りです。ですので「血液型人間学」を検証しているのですが(なぜかABOFANさんは、このことに非協力的なように見受けられるのですが)。
b136
ABO FAN
血液型性格診断
>>これでは管理者さんが何を主張したいのか私は理解できません。
>――p38、およびp181が「効果量小~中である」という事を示す仮説検定の結果をご提示くださいという至極簡単な主張ですよ苦笑
――やはり管理者さんが何を主張したいのか私は理解できません。というより、管理者さんの主張は、私が何を言っても「血液型性格診断に懐疑的」ということでしょうか? それなら、そうおっしゃっていただくと話が早いです。なぜなら、管理者さんは、
>――なぜ、自分の立場を明示しなければ「反証不可能」=「非科学的」になるのですか?(回答日時:2015/09/01 15:19:11)
ということらしいので。
なお、有意差はどうかということですが、p181は数値がないので計算はできませんね。もっとも、351人のデータで20%の差があるなら、通常は危険率5%なら統計的に有意で「効果量小~中である」(大かも?)ということなります。p38は、男性は統計的に有意(おそらく「効果量小~中である」あるいは大かも?)でしょうが、女性は有意差があるとは思えません。計算方法にもよりますが、正直どう計算するのか迷いますね。
>>実はこのデータは追試されていまして、2009年版の「血液型人間学」のデータ(p215、2721人)でもほぼ同じ傾向が示されています。
>――では、その追試の詳細なデータをご提示ください。また、どこかで発表された論文なのでしたら、著者、題名などの書誌事項をお教えください。
――出典は、能見正比古「血液型人間学~あの人の秘密がわかる」(2009年)のp215です。
次に、O:A:B:ABの比率を示します
1. 各地を転々と逃げ回る 29.3:11.3:32.6:19.5
2. どうとでもなれとジッとしている 47.2:56.0:36.7:40.4
3. 人里離れた山奥に逃げ込む 3.2:18.0:15.9:27.1
4. 親しい人にかくまってもらう 20.3:14.7:14.8:13.1
ここで私の興味を引くのが、管理者さんにとって“都合が悪い”データ、例えば坂元氏や山岡氏のデータは徹底して無視しているように見えることです。自分に“都合のいい”データしか採用しないなら、それは「科学」ではないでしょうし、私との「コミュニケーション」の否定にもなりかねません。
また、管理者さんはどうやら本気で、
>――なぜ、自分の立場を明示しなければ「反証不可能」=「非科学的」になるのですか?(回答日時:2015/09/01 15:19:11)
と疑問を抱いているようですので、これらの点を順々に議論していけば、私にとって非常に有意義な対話になることは間違いないと確信しています。
大変失礼しました。
ABOFANさん
>なお、有意差はどうかということですが、p181は数値がないので計算はできませんね。
――いやいや、話をすり替えないでください。ABOFANさんは、
>。「血液型人間学」p38及び、p181は、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」を説明するデータです。確かに、これらのデータは効果量が小~中となっています。理解できますか?
――とおっしゃられておりますよね?ですから、どうぞ効果量を計算してください、と繰り返し要請しているのですが……苦笑
>p38は、男性は統計的に有意(おそらく「効果量小~中である」あるいは大かも?)でしょうが、女性は有意差があるとは思えません。計算方法にもよりますが、正直どう計算するのか迷いますね。
――女性に有意差がないことは、すでにこちらが先に示したデータですよね?苦笑いつもの常套手段なのでしょうが、正直、さも紳士的に私の質問に応えているフリをされているのには、少し傷つきますね……。私の要請は上述の通りです。「効果量が小~中(中~大)である」という計算結果を示してくださいというものです。ちなみに、以前ABOFANさんには一蹴されてしまいましたが、明治大学にて100人単位で簡易的にアンケートをとったところ、男性にも女性にも有意な差は認められませんでしたね。
コメント欄にもきっちり残っていますので、申し訳ありませんがしつこく追及させていただきますよ?
>出典は、能見正比古「血液型人間学~あの人の秘密がわかる」(2009年)のp215です
――このデータについては後日またご回答いたします。あと、この実験は論文発表されたものでしょうか?他に書誌事項等があれば、またお教えください。
b137
ABO FAN
血液型性格診断
連投すみません。ただ、次の点が非常に気になったので、しつこいようですがもう一度指摘しておきます。
>2番目(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/26 23:56:41)
>>一応、忠告しておきますが、ABOFANさんが挙げられた方々は「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と思われただけなのだと思いますよ
>――素朴な疑問ですが、どうやってウラを取ったのでしょうか?… (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/31 01:27:59)
――この“回答”については、正直驚いたので全部を引用します。さて、管理者さんはこう書いています。
>二番目。ご自身への批評をあえて提示してほしいという姿勢には敬服しますが、これこそ「血液型性格診断」「血液型人間学」の議論の本筋とは関係ないのでは?一応、以下に一例を示しますが、これらを見てもあまり気を落とされませんよう……。
>・http://shibuken.seesaa.net/article/118154693.html/・http://d.hatena.ne.jp/NATROM/20070509/・http://t2sy8u.cocolog-nifty.com/blog/2009/11/post-89d7.html/・http://blackshadow.seesaa.net/article/108466360.html
>また、先ごろSF作家の山本弘さんのブログでも「論理盲」として位置づけられているようですね。/・http://hirorin.otaden.jp/e421420.html (回答日時:2015/09/01 15:19:11)
つまり、相手の言い分には何の「ウラ」も取っていないということですね! まさか管理者さんは、単純に相手の言い分を紹介するのが「科学的」だとは思っていないでしょう? だから、上に続く次の私の文章には“回答拒否”ということなのでしょうか?
>また、それなら仮に私が“沈黙”し、それは「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したら、管理者さんはそう信じますか? あるいは、このサイトも、(私などとの・苦笑)コミュニケーションなどどいう面倒なことは一切止めて“沈黙”することにして、そしてそれは、「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したらよいのではないですか? なぜそうしないのでしょう? (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/31 01:27:59)
では、仮に私が
1) 相手が沈黙したのは、私の主張が正しく相手が間違っているから、回答に窮しているのだ。もっとも、「科学」を名乗る人が、まさかそう“正直”なことは言えないし書けないので、苦し紛れに私を「相手にしてもしようがない」と宣言しているのだ、と書けばそう信じますか?
あるいは、
2) 仮に私が“沈黙”し、それは「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」からだと宣言したら、管理者さんは本気でそう信じますか?
また、次の質問にはなぜ“無回答”なのでしょう?
3) このサイトも、(私などとの・苦笑)コミュニケーションなどどいう面倒なことは一切止めて“沈黙”することにして、そしてそれは、「沈黙」したのではなく、「相手にしてもしようがない」と宣言したらよいのではないですか?
どうかこの1)2)3)について回答をお願いします。また、仮に管理者さんが“無回答”だと判断される場合には、次のステップに進まさせていただきたいと思います。
どうかよろしくお願いします。
大変失礼しました。
ABOFANさん
1、2、3ともに水掛け論なのですが、一応簡単に返答だけ……。
1)、渡邊芳之氏、山本弘氏、菊池誠氏、他の方と、ABOFANさんとのこれまでの(主にネット上での)やり取りを根拠にした次第です。実際、渡邊氏とのやり取りにて、ご自身で
>>私は相手が間違っている(正しい)とは言います。しかし、私が勝った(負けた)とは言いません。それは読者自身が判断すべきことで、自分で書くのには非常に抵抗があるからです…。
――こうおっしゃられておりますね?僭越ながら、一読者として、私は渡辺氏に軍配が上がっていると思いましたよ。
2)、上述の通りです。前回のURL等をご自身でお確かめください。まぁ、これについては本当に水掛け論ですので、この質問自体が「血液型人間学」「血液型性格診断」の議論と直結するものとは思えませんが……(発言者が信頼できるかどうかについては参考になるかもしれません※これは私自身に関しても言えることですが)。
3)、トップページにもある通り、本研究は「科学コミュニケーション」を基盤とした研究です。なので、ABOFANさんのような方とのやり取りこそ、意義があるものと考えております。実際に、これまでかなり有益な情報を得ることができてると考えております。
b138
ABO FAN
血液型性格診断
お忙しい中、ご返事ありがとうございます。さて、
>一気に四件もコメントいただいたので、このコメントでは特に気になったところだけ……。
>>通常、特定の質問に「男性だけ」に有意な差があったとしても、血液型と性格には関係があることになります。
>――ええ、その通りですね。
――今回の回答はかなり意外でした。特定の質問に「男性だけ」あるいは「女性だけ」に有意な差があったとしても、血液型と性格は関係があるということですよね。それなら、p38とp141の有意に差があるデータによると、「血液型人間学」は、自動的に正しいということになります(少なくとも一部は)。それに加えて、坂元氏や山岡氏の「血液型により差がある」という数万人規模のデータもありますし、管理者さんはこれらのデータには特に反対の意見を表明していないので、これで議論は終了でいいのですか?
>だとすると、血液型十戒その8などといった「血液型人間学」言説の中心的な部分との整合性がとれていませんよね?という疑問が残るのですよね。
――前回の投稿を繰り返します。
>念のため、「血液型人間学」p36-37からです。/この種の問題は男女合わせてというわけにはいかない。女性の場合は、未婚、既婚、OL、主婦といった生活形式の違いで非常な差が出る。だから女性の集計結果は、御参考程度であり…。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/31 20:54:39)
また、能見正比古さんは、こうも述べています。
>本章に例示したアンケートにしても、私は、必ず関連し、角度の違ったいくつかの、別のアンケート結果と照合し、確信の持てる結果として、提示しているのである。…
彼の他のアンケートの結果はどうなのかわかりませんが、もともとアンケート結果はそういうものなので、特に「血液型十戒その8など」とは矛盾していません。単に、管理者さんの「読み込み」が足らないのだと思います。
余談ですが、私はまた別な見解を持っていまして、血液型による影響は性別、年齢 etc.に大きく影響されることもあるから、このアンケートの結果は当然だと思いますよ。以前に紹介したCHDの研究なら、男女でまるっきり逆の結果になっていて驚きました。ですので、p38のデータは「男性だけ」に差が出ていても何の問題もないと思いますが。なぜ管理者さんがここまで問題にするのか、私には全く理解できません。
更に奇妙なのは、p38の「男性だけ」を気にしているにも関わらず、以前の私の質問を全く無視していることです。
>>1)では男性も女性も「共通の傾向」でないとデータを認めない
>――「認めない」という語句を私はこの話の中で使用しましたでしょうか?
――では「認める」ということでしょうか? それなら私に同意して議論が終了のはずですが? 終了しないのは管理者さんが「認めない」からではないですか?(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/21 23:21:00)
これは結局、管理者さんの基準が「ない」ということです。だから、おかしな方向に議論が行くのではないかと。それに、心理学者の多くの論文では、男女別のデータなんか調査してません。では、それらの論文は全て「無効」なのでしょうか? 基準がない人と議論しても、そもそも議論自体が成立しません。それは、管理者さんが私の次の質問を無視していることでも明らかです。
>仮に、同じ質問で男性と女性の両方に「有意な差」があれば理解できますか?
この質問も完全に無視です。p38に「男性だけ」に差があり、女性には差がない、だからおかしいというのであれば、男女の両方に同じ方向の差があればいいはずです。しかし、上の質問には完全“回答拒否”のところを見ると、どうもそうではないらしい。仮にp38に男女の両方に同じ方向の差があったとしても、“「血液型人間学」言説の中心的な部分との整合性がとれていません”となる可能性が高そうです(苦笑)。
やはり、どう見ても管理者さんには『○○なら「血液型人間学」が正しい』という基準がなさそうです。なので、そのときそのとき疑問に思った点を“アドホック”に質問して“気になったところだけ”回答する、というパターンではないかと。こう考えると、いままでの“議論”の経過がうまく説明できます。
それを裏付ける記述もあります。次は前回の投稿での質問(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/09/01 23:15:20)ですが、
>NATROM氏からのメール[2003.10.16付]「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。/…私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
>現在は、有意な差を示している論文やデータはいくらでもあるので、その点をNATROMの日記のコメント欄で質問したところ、“回答拒否”だけではなく質問することも自体も禁止されてしまいました(2013.9.7付)。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/natrom.htm
は完全無視です。しつこいようですが、以前から、菊池誠氏や菊池聡氏の件についても同じ趣旨の質問を何回もしていますが、こちらも完全に無視されています。
また、
>いつもの常套手段なのでしょうが、正直、さも紳士的に私の質問に応えているフリをされているのには、少し傷つきますね……。(回答日時:2015/09/04 19:29:15)
この投稿の冒頭にもありますが、管理者さんは今回「一気に四件もコメントいただいたので、このコメントでは特に気になったところだけ……。」(回答日時:2015/09/04 19:12:58)とおっしゃっています。それなら私は“さも紳士的に私の質問に応えているフリ”なんてしないで、「特に気になったところだけ」コメントすれば管理者さんのお気に召すということなのでしょうか?
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>>>私は渡邊芳之氏(日本パーソナリティ心理学会理事)に恩義を感じているので、この部分の詳細な説明はしなかったのですが、それでは日本パーソナリティ心理学会の見解(=統計データに差がない)と正反対の彼の説を紹介します。
>――この記述がどうしても腑に落ちなかったのですが、以下を見て得心がいきました。
>http://www.obihiro.ac.jp/~psychology/abofan/abofan1.html
>>彼のこの文章は極論すればパーソナリティ心理学自体の否定です。
>――もちろん私は渡邊氏本人ではないので何とも言い難いですが、この部分についてはABOFANさんのおっしゃることにさほど異論はないです(「否定」というほどの強い表現が適切かどうかは悩ましいところですが)。また、私個人としても、渡邊氏の見解に基本的に異論があるわけでもありません。
――いやぁ、こう言われると何と言っていいものやら…。それなら、本来はこのサイトの「血液型性格診断」での管理者さんの文章は全て取り消すべきということになりますが?
>>なお、以下の渡邊氏の文章の「血液型性格判断賛成陣営も統計を勉強し始め、最近では実際に有意差の出る(つまり血液型と性格に関連があるという)データを提出しはじめている」「これらのことに対し、最初のうちは積極的に批判の論陣を張っていた心理学者たちの多くは沈黙している」は事実の指摘ですから、彼のこの時点の主義主張(=パーソナリティ心理学は間違っている)とは関係ありません。
>――これは一体何を主張されたいのでしょうか?渡邊氏が「血液型性格診断」を肯定しているとでもおっしゃりたいのでしょうか?
――書いてあるとおりです。心理学者も、血液型によって統計データに差があることは認めているということです。だって、数万人のデータで裏付けられていますし、基本的にパーソナリティ心理学は「自己評価」の性格を扱いますから、定義から言っても7割が“ビリーバー”である日本人なら血液型によって差が出るのは当然なのです。なお、これらは事実認定の話なので、「血液人間学」が正しいかどうかとは直接の関係はありません(もちろん、間接的には関係しますよ)。
>>坂元氏らが「血液型性格診断」を肯定していないのは「事実」ですので、私はその「事実」は認めています。
>――この意見には完全に同意なのですが、ABOFANさんの以前のコメントからは、あたかも坂元氏が「血液型性格診断」に肯定的な意見であるという風にミスリードさせられるのですが笑
――管理者さんの言葉を拝借すると、坂元氏が「血液型性格診断」に*肯定的な意見*という語句を私はこの話の中で使用しましたでしょうか?(苦笑) 私が主張したのは、血液型によって「統計データに差がある」ということだけです。そして、この点は何回繰り返しても全く無視されているので、よほど管理者さんにとって都合が悪いのだろうと推測しています。
失礼しました。
ABOFANさん
>『○○なら「血液型人間学」が正しい』という基準
――私もABOFANさんにこれをお伺いしたいのです苦笑。そのために、ABOFANさんの以前のコメントから気になる点を抽出しました。少なくとも私には支離滅裂に見える以下のコメントに対して、結局のところABOFANさんは何をおっしゃりたいのかお教えください。話を整理する意味でも必要かと思います。その上で、『○○なら「血液型人間学」が正しい』という基準、についてお話をお聞かせ願えればと思います。以下、全て過去のABOFANさんのコメントから……。
【ABOFANさんの基本的な議論の原理(らしきもの)】
・私自身の主張は基本的に存在せず、★心理学者の否定論の否定★をしているだけ
・このため、議論では原則として★心理学者が認める方法やデータしか採用しない★(「血液型人間学」のデータは基本的に採用しない)
・そして、性格の定義も、★性格心理学[=パーソナリティ心理学]での定義をそのまま採用★する(基本的に性格検査の結果をそのまま採用する)
・有意水準5%で性格検査の結果の検定を行い、★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する
【ABOFANさんの考える「血液型人間学」】
1) パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である。2) パーソナリティ心理学以外の定義による(自己報告の)性格の違いは、効果量が中~大である。
3) この1)2)は科学的に反証可能な命題である。
【これまでのコメントから】
――――――
>では、試しに能見正比古氏の「血液型人間学」の任意のデータから、「効果サイズ(d)」を計算してみてください。次に、「効果量」を計算してみてください。これで私の言いたいことが理解できますよね?
↓↑
>ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやη2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか?
――――――
>「血液型人間学」p38及び、p181は、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」を説明するデータです。確かに、これらのデータは効果量が小~中となっています。
↓↑
>ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやη2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか?
――――――
>「血液型性格診断」を信じている人は割と少数です。なので、「血液型人間学」は疑似科学である、という主張を否定することにエネルギーを集中した方が有意義だと思っています(笑)。
↓↑
>では、日本人平均では“信者”の割合はどのぐらいでしょう? 多くの調査では、日本人全体の7割程度が血液型と性格には「関係がある」と回答しています(例:1986年のNHK世論調査)ので、やはり7割程度ということなります。以上のことから、ランダムサンプリングによる「血液型と性格」の調査をすれば、平均して7割の“信者”が存在するので、必ず通説どおりの差が出ることになります。
――――――
>血液型十戒は、基本的に統計データの分析結果をまとめたものです。
>科学的な議論において、曖昧さが少ない統計データを無視し、少なからず曖昧さが残る“文脈”を重視するのはいかがかと思いますが。
↓↑
>「≪血液型十戒≫その8の”誰もが”という適用範囲と矛盾する」かどうか判断する(=解釈権を持っている)のは、ABOセンターや私であって管理者さんではないからです。私は管理者さんが示した能見正比古さんの文章に、特に“矛盾”は感じませんが、管理者さんが矛盾すると感じるのは、おそらく「読み込み」が足りないのだと思われます。
――――――
>私は統計データは重視していますが、管理者さんからは毎回“回答拒否”で全く無視されています(苦笑)。
↓↑
>能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから、少なくとも男女共通の「通説」でないことは確かです。
>う~ん、一体「血液型人間学」のどこをどう読むと、こういう結論になるのでしょうか? もう一度読み直してはいかがですか? 以下は、「血液型人間学」からの抜粋です。
アンケート調査について説明を加えれば、アンケートはまず、調査対象ができるだけ揃っていることが重要である。社会人と学生では、たとえ年齢が近くても、大きく回答が左右される。子供と成人を同一に扱うことは、むろん論外である。「血液型人間学」p39
O型は無意識のうちにも自分と他人の力を絶えず測り、力関係を大変意識する。…その力が優位にあると思えば、めざましい活動力を示す。…自分の力が劣勢と考えるとき、O型の生命力の強さが逆向きとなり、なりふり構わず保護者を求めたり、人にすがろうとすることもある。特に女性の場合は、男にくらべて、力の劣勢は、常に存在する。それだけに、O型の女性の中には、往々にして物欲しそうな姿が目につくことがある。「血液型人間学」p239
――――――
>それなら、自分で資料を地道に調査したり、独自にデータを集めて分析するとか、あるいは自ら実験してみる、といった手法を採用した方が効果的に思えます。データの振る舞いも、教科書通りに考えるのではなく、自分のアタマを使って(苦労して?)考えるべきでしょう。
↓↑
>「血液型人間学」は疑似科学である、という主張を否定することにエネルギーを集中した方が有意義だと思っています(笑)。
――――――
>差の有無は「単なるデータ」ですから、そのデータについて誰がどのような分析をしても特に問題はありません。
↓↑
>何回も言いますが、「血液型と性格」の「査読付き」論文は、なんとしても否定的な結論に持って行く必要があるのか、統計的分析はほぼ全てが間違っています。
>「日本パーソナリティ心理学会」の、公式ではないにしろそれに準じた意見は、統計的に間違っていることは明らかです。しかも、学会員にもその間違いに気付いている人もいます。
――――――
>となると、その“意味”は「大本営発表」としか考えようがありません。つまり、何らかの意図を持って、一般向けに間違った情報を流しているということなります。違いますか? では、その意図とは何かと言われても私には答えられませんが、とにかく「血液型と性格」に関係があっては絶対に困る(苦笑)、ということなのでしょう、たぶん。
>何回も言いますが、「血液型と性格」の「査読付き」論文は、なんとしても否定的な結論に持って行く必要があるのか、統計的分析はほぼ全てが間違っています。
↓↑
>私は“陰謀論”なんかはどうでもいい話だと思っています。
――――――
>すみません、思わず笑ってしまいました。あるデータでは女性で差がある(例:p181)、別なデータでは男性で差がある(例:p38)ということなら、「誰もが」で特に問題ないかと。私が挙げたデータはあくまでサンプルですので…。
>性格の分類基準としては、心理学の性格検査(=自己報告)のような「主観的」なものは適切でなく、自然科学的に決定できる血液型なら「客観的」だから妥当だという意味です。今回は残念ながら発見できなかったのですが、過去のABOセンターのサイトには「血液型物質は、人間を含めた生物全ての、材質の違いを示している、今のところ唯一とも言える客観的な基準です。」といった説明が掲載されていました。
↓↑
>血液型による影響は、性別やTPOによって変化します。それは、能見正比古さんも認めているので、わざわざ男女別に集計しているわけです。このデータも、時代によって変化する可能性もありますので、絶対的な傾向を示すものではありません。なお、この点は私も現実のデータで(間接的に)確認しています。
――――――
>能見正比古さんのデータを「そのまま」認めることです。なので、例えば、[…]
↓↑
>p38の能見正比古さんのデータは、はっきり言って私にはどうでもいいことです。
――――――
>ただし、さすがに最近は、正直に結果を示すのはまずい(?)らしく、生データは無視して、抽象的な表現でお茶を濁すケースが増えているようです。
↓↑
>p38の能見正比古さんのデータは、はっきり言って私にはどうでもいいことです。
――――――
>本流も亜流もありません。現実のデータをそのまま認めるだけです。
>極論すれば、現実のデータさえうまく説明できれば、文脈や既存の枠組みなんてどうでもいいのです。
>能見正比古さんのデータを「そのまま」認めることです。なので、例えば、[…]
>「血液型人間学」は、基本的に統計ですから、内容はこの投稿の冒頭に書いたとおりで、それ以上でもそれ以下でもありません。もちろん、細かいことを言えばいろいろとありますが…。
>「血液型人間学」における“文脈の解釈”なんて(余計なことは)考える必要はなく、あくまで統一的に現実のデータを説明できる「仮説」を見つけることが重要です。
>さて、能見正比古氏の著作を読めばわかりますが、自己報告による血液型の性格の違いは、10%程度というのが平均的なケースです。
↓↑
>能見正比古さんが、男女によって傾向が違うデータをわざわざ著書に書いているのですから、少なくとも男女共通の「通説」でないことは確かです。
>すみません、これも意味不明です(苦笑)。しつこいようですが、能見正比古さんは、男女によって傾向が違うと思われるデータを「わざわざ」著書に書いているわけです。だから私は、男女によって血液型による傾向が違っても特に不思議とは思いません。
>う~ん、一体「血液型人間学」のどこをどう読むと、こういう結論になるのでしょうか? もう一度読み直してはいかがですか? 以下は、「血液型人間学」からの抜粋です。
>これは「血液型人間学」を正確に理解しているとするなら、特に矛盾する記述ではありません。
>「本流」は関係ありませんし「理論」でもありません。そもそも、「血液型人間学」は、“部外者”が簡単に理論化できるような代物ではなく、意外に難しいのです(苦笑)。
>p38の能見正比古さんのデータは、はっきり言って私にはどうでもいいことです。
――――――
――まだまだ興味深いコメントは沢山あって申し訳ないのですが、「とりあえず」を抽出させていただきました。当然反論もおありでしょうし、また、これらのコメントには議論の過程もあるのでここに掲載しているものは恣意的なのですが、それについてはまた個別に検証しましょう。
特に上の方に並べたものについて、どうかご意見頂戴したいと思います。
b139
ABO FAN
血液型性格診断
お互いに、言葉遣いには気をつけた方がいいと思います。さて、
>>なお、有意差はどうかということですが、p181は数値がないので計算はできませんね。
>――いやいや、話をすり替えないでください。ABOFANさんは、…
――こういう場合は、検定方法はいろいろと考えられます。全データについてχ2検定をするか、特定のデータについてだけにするか、あるいは血液型分布が日本人平均と相当違っているので、結構面倒だなぁと考えていたのですが(管理者さんはどうやって計算したのでしょうかね?)、次の管理者さんの回答を読んで今回はあえて回答しないことに決めました。
#なお、通常数百人程度のデータで10%以上の差があれば、χ2検定では5%水準で有意となり、効果量は小~中になります。
>一気に四件もコメントいただいたので、このコメントでは特に気になったところだけ……。(回答日時:2015/09/04 19:29:15)
>いつもの常套手段なのでしょうが、正直、さも紳士的に私の質問に応えているフリをされているのには、少し傷つきますね……。(回答日時:2015/09/04 19:29:15)
>コメント欄にもきっちり残っていますので、申し訳ありませんがしつこく追及させていただきますよ?
――確かに“回答拒否”なら、コメント欄には残らないので、他人が追求できないのかもしれませんね。(苦笑)
>>出典は、能見正比古「血液型人間学~あの人の秘密がわかる」(2009年)のp215です
>――このデータについては後日またご回答いたします。あと、この実験は論文発表されたものでしょうか?他に書誌事項等があれば、またお教えください。
――上のとおり、“特に気になったところだけ”コメントしました。出典については、どうしても気になるなら管理者さん自身で調べてみてはいかがですか。今回はあえて回答しませんので。
-----
>1、2、3ともに水掛け論なのですが、一応簡単に返答だけ……。
――ここでも“特に気になったところだけ”コメントします。
言葉を返すようですが、管理者さんが“回答拒否”なので、水掛け論ではありません。“水”さえないということです。(苦笑)
また、今回の回答には、相手の言い分に「ウラ」を取っていると書いてありませんね。まぁ、いいです。
>…僭越ながら、一読者として、私は渡辺氏に軍配が上がっていると思いましたよ。
>2)、上述の通りです。前回のURL等をご自身でお確かめください。まぁ、これについては本当に水掛け論ですので、…
――「一読者として、私は渡辺氏に軍配が上がっていると思いましたよ。」には根拠が示されていないので、単なる管理者さんの感想ということでしょうか? なお、「渡辺氏に軍配が上がっている」と書いた時点で、このサイト(と他の人は全て)が間違っていると認めたことになります。本当にいいんですね?
私は、以上のことから、管理者さんはたぶん心理学も統計学も理解していないと推測します。上に書いたようなことは、そういう人によくある感想です。そのうち気が向いたら説明するかもしれません。どうやら、管理者さんは行動主義もご存じないようで、まぁ、いいです。
>3)、トップページにもある通り、本研究は「科学コミュニケーション」を基盤とした研究です。なので、ABOFANさんのような方とのやり取りこそ、意義があるものと考えております。実際に、これまでかなり有益な情報を得ることができてると考えております。
――今回は、正直ちょっとがっかりしましたが、管理者さんにここまで科学的発想が乏しいことが実証できたことは、多少は意義があることと考えます。
失礼しました。
ABOFANさん
>全データについてχ2検定をするか、特定のデータについてだけにするか、あるいは血液型分布が日本人平均と相当違っているので、結構面倒だなぁと考えていたのですが(管理者さんはどうやって計算したのでしょうかね?)、次の管理者さんの回答を読んで今回はあえて回答しないことに決めました。
――まず「血液型人間学」p38及びp181において、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」とおっしゃられたのはABOFANさんです。そして、以前こちらで検証したところp38の女性においては有意な差はありませんでした(またp181は、見る限りデータが粗雑すぎます)。
ですので、「効果量が小~中である」という主張はどのような根拠に基づいたものであるのか、検定統計量を数式でご提示ください、とコメント差し上げているのです。「具体的な数字(数式)」で、統計データ(効果量)をご提示くださいと申し上げているのです。
 二点目。前回のコメントにて返答すればよかったのですが、文面があまりにも長くなってしまうのでこちらで……。
➀>・有意水準5%で性格検査の結果の検定を行い、★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する

②>管理者さんの言葉を拝借すると、坂元氏が「血液型性格診断」に*肯定的な意見*という語句を私はこの話の中で使用しましたでしょうか?(苦笑) 私が主張したのは、血液型によって「統計データに差がある」ということだけです。

③>確かに、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています。

④>坂元氏らが「血液型性格診断」を肯定していないのは「事実」ですので、私はその「事実」は認めています。ただし、彼らの推論や論理、つまり結論(=血液型と性格は関係ない)は間違っていると私は主張しています。

以下ループ
――たぶん、ABOFANさんの思考過程は、だいたいこういう流れなのでしょう(全て過去のコメントから)。
私が疑問に思うのは、「・有意水準5%で性格検査の結果の検定を行い、★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する」のにもかかわらず、「血液型人間学」p38などで有意な差が認められなかった場合には、
>念のため、「血液型人間学」p36-37からです。/この種の問題は男女合わせてというわけにはいかない。女性の場合は、未婚、既婚、OL、主婦といった生活形式の違いで非常な差が出る。だから女性の集計結果は、御参考程度であり…。
――というような論理を用いるのはなぜか、ということです(または、「“意味的に”関係のない」p42やp181(いずれも粗雑なデータ)を引用しますよね)。
逆に、仮に何らかの「差があるデータが得られた」としても、今度はなぜ他の要因や偶発的な可能性の議論を棄却して、「★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する」という因果関係に帰結させるのでしょうか?
その根拠をお教えください。普通はこういう論理をアド・ホックというと思うのですが……苦笑
>「一読者として、私は渡辺氏に軍配が上がっていると思いましたよ。」には根拠が示されていないので、単なる管理者さんの感想ということでしょうか?
――正直、ここに突っかかられるとは思っていませんでした苦笑。ネタ切れなのですか?ご自身で、「私は相手が間違っている(正しい)とは言います。しかし、私が勝った(負けた)とは言いません。それは読者自身が判断すべきことで、自分で書くのには非常に抵抗があるからです…。」(ABOFANさんからの返事30より引用)と書かれているではないですか?笑
>いやぁ、こう言われると何と言っていいものやら…。それなら、本来はこのサイトの「血液型性格診断」での管理者さんの文章は全て取り消すべきということになりますが?
>なお、「渡辺氏に軍配が上がっている」と書いた時点で、このサイト(と他の人は全て)が間違っていると認めたことになります。本当にいいんですね?
――ご自身で批判されていた通り、抽象的にではなく具体的にお願いします苦笑。評定のどの記述(または全て)が、なぜ、どういう根拠に基づいて「取り消し」あるいは「間違っていると“認めた”」ことになるのかお教えください。
>どうやら、管理者さんは行動主義もご存じないようで、まぁ、いいです。
――こんなミエミエの挑発に乗っかるのも何ですが苦笑、「行動主義」とABOFANさんの主張に何か関係があるのですか?どうぞご説明ください笑
b140
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、今回も爆笑です。
>『○○なら「血液型人間学」が正しい』という基準、についてお話をお聞かせ願えればと思います。
私は「容疑者」でもないし、管理者さんは東京地検特捜部の「検察官」でもありません。
ですので、管理者さんが私の質問を一方的に無視している以上、私はあえて今回の管理者さんの質問には回答しません。
私に回答を要求するなら、「隗より初めよ」で、最初に管理者さんが私の質問にお答えください。よろしくお願いたします。
なお、検察官なら重々おわかりかと思いますが、相手の質問に回答しないのは、一般的には「反論できない」と見なされますのでご注意ください。
では、前回の私の質問(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/09/05 15:49:48)について、どうかご意見頂戴したいと思います。
念のため該当部分を再掲します。
1) 前回の回答はかなり意外でした。特定の質問に「男性だけ」あるいは「女性だけ」に有意な差があったとしても、血液型と性格は関係があるということですよね。それなら、p38とp141の有意に差があるデータによると、「血液型人間学」は、自動的に正しいということになります(少なくとも一部は)。それに加えて、坂元氏や山岡氏の「血液型により差がある」という数万人規模のデータもありますし、管理者さんはこれらのデータには特に反対の意見を表明していないので、これで議論は終了でいいのですか?
2) この投稿の冒頭にもありますが、管理者さんは今回「一気に四件もコメントいただいたので、このコメントでは特に気になったところだけ……。」(回答日時:2015/09/04 19:12:58)とおっしゃっています。それなら私は“さも紳士的に私の質問に応えているフリ”なんてしないで、「特に気になったところだけ」コメントすれば管理者さんのお気に召すということなのでしょうか?
3) >>彼のこの文章は極論すればパーソナリティ心理学自体の否定です。
>――もちろん私は渡邊氏本人ではないので何とも言い難いですが、この部分についてはABOFANさんのおっしゃることにさほど異論はないです(「否定」というほどの強い表現が適切かどうかは悩ましいところですが)。また、私個人としても、渡邊氏の見解に基本的に異論があるわけでもありません。
――いやぁ、こう言われると何と言っていいものやら…。それなら、本来はこのサイトの「血液型性格診断」での管理者さんの文章は全て取り消すべきということになりますが?
4) >>坂元氏らが「血液型性格診断」を肯定していないのは「事実」ですので、私はその「事実」は認めています。
>――この意見には完全に同意なのですが、ABOFANさんの以前のコメントからは、あたかも坂元氏が「血液型性格診断」に肯定的な意見であるという風にミスリードさせられるのですが笑
――管理者さんの言葉を拝借すると、坂元氏が「血液型性格診断」に*肯定的な意見*という語句を私はこの話の中で使用しましたでしょうか?(苦笑) 私が主張したのは、血液型によって「統計データに差がある」ということだけです。そして、この点は何回繰り返しても全く無視されているので、よほど管理者さんにとって都合が悪いのだろうと推測しています。
回答はそれからにしますので、どうかご承知おきください。
以下は、「特に気になったところだけ」のコメントです。
>では、試しに能見正比古氏の「血液型人間学」の任意のデータから、「効果サイズ(d)」を計算してみてください。次に、「効果量」を計算してみてください。これで私の言いたいことが理解できますよね?
 ↓↑
>ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやη2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか?
――すみませんが、本当に理解できませんか? それなら、爆笑というより苦笑するしかありません。まずは統計学の教科書を読んでみてください。よろしくお願いします。
>「効果量が小~中である」という主張はどのような根拠に基づいたものであるのか、検定統計量を数式でご提示ください、とコメント差し上げているのです。
――上の「効果サイズ(d)」が理解できない方に説明してもムダではないでしょうか? というか、これは以前に説明したのですが、ひょっとして忘れてしまったのですか? それとも、忘れているフリをしているのか、本当に理解できないのか…。
>私が疑問に思うのは、「・有意水準5%で性格検査の結果の検定を行い、★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する」のにもかかわらず、「血液型人間学」p38などで有意な差が認められなかった場合には、
――管理者さんは、統計的な考え方ができないのか、あるいはできないフリをしているのか…。
>逆に、仮に何らかの「差があるデータが得られた」としても、今度はなぜ他の要因や偶発的な可能性の議論を棄却して、「★有意差が検出されれば「血液型と性格は関係がある」と判定★する」という因果関係に帰結させるのでしょうか?
――単純に心理学でそう言っているからですが? 管理者さんは、心理学者の論文を読んでいないのか、あるいは読んでいないフリをしているのか…。例えば、菊池聡先生に確認された方がよいのではないでしょうか? 念のため、月刊『百科』(1998年 菊池聡 不可思議現象心理学9 血液型信仰のナゾ-後編)から引用します。
《引用開始》
>ただ、最近は血液型性格判断を撲滅しようという意識ばかりが先走って、適切でない批判をする人も散見される。/…「A型なのに、ぜんぜん凡帳面じゃない人はいっぱいいる」というように、血液型性格学に対する反証例を挙げる批判法。これも「身の回りの人が当てはまるから信じる」というのと同じ誤った考え方である。血液型学に限らず、おおよそすべての性格理論は統計的なものであって、集団全体の傾向としてしかとらえられない。たとえば筋肉を使った運動能力は女性よりも男性の方が優れていることに誰も異論はないと思うが、それでも特定の男性を取り上げれば、平均的な女性より力が弱い人はざらにいるだろう。
>必要なのは個々の事例ではなく、統計的な事実なのである。/いずれにせよ、血液型性格判断はなぜ虚偽なのか、これは提唱者が言うような性格の差が、現実に信頼できる統計データとして見あたらないという点につきる。
《引用終了》
>>なお、「渡辺氏に軍配が上がっている」と書いた時点で、このサイト(と他の人は全て)が間違っていると認めたことになります。本当にいいんですね?
>――ご自身で批判されていた通り、抽象的にではなく具体的にお願いします苦笑。評定のどの記述(または全て)が、なぜ、どういう根拠に基づいて「取り消し」あるいは「間違っていると“認めた”」ことになるのかお教えください。
>>どうやら、管理者さんは行動主義もご存じないようで、まぁ、いいです。
>――こんなミエミエの挑発に乗っかるのも何ですが苦笑、「行動主義」とABOFANさんの主張に何か関係があるのですか?どうぞご説明ください笑
――管理者さんは「行動主義」を知らないのか、知らないフリをしているのか、あるいは何か別の意図があるのか…。たぶん知らないんでしょうね。知らぬがホトケとも言いますし。まずは、心理学の「行動主義」を調べてみてはいかがでしょうか?
失礼しました。
ABOFANさん
なるほど……。これは基本的なところから始めないといけませんね。
まず、「説明責任」あるいは「証明責任」という言葉や概念をご存知でしょうか?
簡単に言うと、ある仮説における立証責任は言説肯定側にしかない、ということです。つまり、「血液型人間学」「血液型性格診断」を立証するのは「肯定派」であるABOFANさんの責任事項なのですね。これは、いわゆる悪魔の証明と原理は同じです。
ですので、ABOFANさんの、
・私自身の主張は基本的に存在せず、★心理学者の否定論の否定★をしているだけ
このスタンスも、実はちょっとピントが外れているのです。
もし「血液型が性格に影響を及ぼしている」といった因果関係を主張したいのならば、たとえばコツコツと立証データ等を積み上げていく、といった「説明」を行っていくなどするしかないのです。
そして、これまで能見氏の「血液型人間学」などのデータに対する疑問を私は投げかけているのです。ですのでそれを、
>すみませんが、本当に理解できませんか? それなら、爆笑というより苦笑するしかありません。まずは統計学の教科書を読んでみてください。よろしくお願いします。
>上の「効果サイズ(d)」が理解できない方に説明してもムダではないでしょうか? というか、これは以前に説明したのですが、ひょっとして忘れてしまったのですか? それとも、忘れているフリをしているのか、本当に理解できないのか…。
>管理者さんは、統計的な考え方ができないのか、あるいはできないフリをしているのか…。
このように反応されても、「反論できない」「反論になっていない」ことになるのですね。実際、前回までの私の指摘に対して「検定統計量」などのデータをご提示いただけませんでしたよね?
ABOFANさんは(ネット上での言動はともかく)、純粋で素直な方なのだと思います。
純粋であるがゆえに、「能見氏のデータで立証できている」と思われ「それが科学に受け入れられないのはおかしい!」と考えていらっしゃるのだと思います。
ですが、「科学」には少なからず前述のような「保守的」な面があるのです(実はそれは結構重要なことなのですが話が逸れるのでまた別の機会に……)。
なので、「血液型人間学」「血液型性格診断」の科学性を謳うのであれば、ABOFANさんが「説明」してくださらないとお話にならないのです。
ちなみに、以前ABOFANさんと渡邊先生によるやりとりで、『証明と「証明責任」』というタイトルで渡邊先生が触れられておりますね(ABOFANへの手紙その3です)。以下に、当該URLを貼り付けますのでもう一度お読みいただければと思います。
http://www.obihiro.ac.jp/~psychology/abofan/abofan1.html#3
「血液型人間学」p38,p181などに関する私の疑問と、過去のABOFANさんのコメントへの前回の指摘について「説明」をお待ちしております。
b141
ABO FAN
血液型性格診断
このサイトでの血液型の議論の参考にするために、遺伝子による性格への影響ということで、心理学の男女差の論文を調べてみました。ちょっと酷いですね。
・心理的特性や行動傾向における男女差は有意でないか,もしくは有意であってもわずかな差(d=±0.2程度)に留まることが多く,むしろ様々な調整要因によって,男女差の方向性が逆転したり大きさが変わったりすることが明らかにされている。
出典:坂田桐子[広島大学]選好や行動の男女差はどのように生じるか―性別職域分離を説明する社会心理学の視点 日本労働研究雑誌 2014年7月号(No.648)
――男女という遺伝子の差によって生ずる差を心理学的に分析したところ、差はわずかであり、しかも不安定だというのです。つまり、通常の「性格検査」では、男女差は検出しにくいということですね。
ただし、一般的な性格検査以外では、例えば「職業興味検査」では、それなりに大きな差が見いだされている場合もあるようです。
・わずかではあるものの,全体として中程度以上の効果サイズが報告されているものもある。それは,女性の罰感受性(罰を回避する傾向)の高さ(d=-0.33)及び男性の刺激希求(d=0.41)とリスクテイキング(d=0.46)の高さ(Cross, Copping,& Campbell 2011),そして職業興味の男女差(Su, Rounds, & Armstrong 2009)である。
・人-モノ次元における平均効果サイズは大きく(d=0.93),女性は人と,男性はモノと働くことに興味を持つ傾向が認められた。
・男性は現実的(d=0.84)及び研究的(d=0.26)興味が女性より高く,女性は芸術的(d=-0.35),社会的(d=-0.68),慣習的(d=-0.33)領域への興味が男性より高いという結果になった。
出典:いずれも前掲書
――男性は「モノ」に対する興味が高く、女性は「人間関係」に関心があるということになります。
ここでのポイントは、男女の差は心理学での「一般的な性格検査」では検出しにくいということです。この記事では、執筆者が心理学の関係者なのでかなり控え目に書いていますが、既存のパーソナリティ心理学の手法「だけ」で男女差を分析するのはかなり困難だというのが「一般的な認識」ということになります。
男女差でさえこうなのですから、血液型なら何をか況んやです。
この点は心理学者も心得ていて、
・心理学者が血液型性格関連説に対して行う反証は二つのタイプに分かれる。一つは「性格検査」など「性格」を測定しているとされる外的基準と血液型との間に関連がないことをデータで示して、血液型と性格には関係がないと結論するものである。…
・しかし、多くの性格検査はそれぞれ人の性格のごく一部を測っているにすぎず、ある検査と血液型とに関係がなくても、他の検査とは関係しているかもしれない。実際、性格検査の得点と血液型との関連が、ごくわずかとはいえ統計的に有意なかたちで見出されたという報告もある。[注:これは同じ『現代のエスプリ』に収録されている坂元氏の論文のことです]
また、すべての性格検査について検討して血液型と関係するものがひとつもなかったとしても、人の性格というのは非常に複雑なものであるから、これまでどの検査でも測られていない非常に重要な要素が存在して、 それが血液型と関連している可能性が残る。
《出典》渡邊芳之[帯広畜産大学]『現代のエスプリ~血液型と性格』(p188-199 性格心理学は血液型性格関連説を否定できるか~性格心理学から見た血液型と性格の関係への疑義)。
このことは誰も実感としてわかっていることなので、あえて問題化して騒ぐのは私ぐらいなのかもしれませんが…。(苦笑)
言い換えれば、縄田氏の論文は必ずしも“血液型性格診断”の否定の根拠にはならないということです。また、渡邊氏さえ認めている坂元氏の「統計的に有意なかたちで見出されたという報告」を管理者さんが全く無視しているのも興味深いことです。
b142
ABO FAN
血液型性格診断
日曜日にわざわざ回答くださり、大変ありがとうございます。が、しかし、大変申し訳ないのですが毎回毎回爆笑しています。
>「説明責任」あるいは「証明責任」という言葉や概念をご存知でしょうか?…
>「血液型人間学」「血液型性格診断」の科学性を謳うのであれば、ABOFANさんが「説明」してくださらないとお話にならないのです。
――管理者さんが“回答拒否”である理由としては、一見すると正当なもののように見えますが、背景がわかっている人が読むと思わず爆笑してしまいます。
なぜなら、私は「心理学のデータ」を使い「心理学の論理どおり」実証していますので、説明責任を負うのは管理者さんであって私ではないからです(笑)。また、私の論理が理解できないといのであれば、これまた責任があるのは管理者さんであって私ではありません。だって、私は心理学どおりやっているのですから…。
仮に、私の意見に反対ということであれば、「反証」を示す必要がありますが、管理者さんはなぜか毎回“回答拒否”ということのようです。たぶん、「行動主義」を知らない(?)ぐらいなので、心理学には“素人”のようですし、「差があるという帰無仮説」ともあるし(?)、統計も詳しくないのだろうと思われるので、難しいのかもしれませんね。もっとも、この2点についても毎回“回答拒否”なので、なぜここまで私とのコミュ二ケーションを“拒否”するのか、非常に理解に苦しんでいるというのが正直なところです。
#「回答拒否」なのは、管理者さん自身が“無知”であることを認めたくないという可能性もありますが、この点についても毎回“回答拒否”なので、本当のところはわかりません。
さて、念のため、このサイトの共同研究者である菊池聡先生による「心理学の論理」を再掲します。以下に、彼が執筆した月刊『百科』(1998年 不可思議現象心理学9 血液型信仰のナゾ-後編)から引用しておきます。
>ただ、最近は血液型性格判断を撲滅しようという意識ばかりが先走って、適切でない批判をする人も散見される。/…「A型なのに、ぜんぜん凡帳面じゃない人はいっぱいいる」というように、血液型性格学に対する反証例を挙げる批判法。これも「身の回りの人が当てはまるから信じる」というのと同じ誤った考え方である。血液型学に限らず、おおよそすべての性格理論は統計的なものであって、集団全体の傾向としてしかとらえられない。たとえば筋肉を使った運動能力は女性よりも男性の方が優れていることに誰も異論はないと思うが、それでも特定の男性を取り上げれば、平均的な女性より力が弱い人はざらにいるだろう。
>必要なのは個々の事例ではなく、統計的な事実なのである。/いずれにせよ、血液型性格判断はなぜ虚偽なのか、これは提唱者が言うような性格の差が、現実に信頼できる統計データとして見あたらないという点につきる。
しつこいようですが、菊池誠氏やNATROM氏も同じです。
>>[私ABOFANが]ご自身の主張を明確にされないので、ABOFANさんとのコメントのやりとりは、まだ「議論の入り口にすら立っていない」状態であることを再度確認しておきます。…さらに最近のコメントでは (2)思い込みによって血液型ステレオタイプ通りの性格が現れる という主張になっており…ポイントはABOFANさんが、ご自身の考えをまったく明確にされないことにあり、それが続く限り、議論は始まらないということです [2009/10/31 血液型性格判断問題についての確認 http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/200910.html#1256972977]
>NATROM氏からのメール[2003.10.16付]「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。/…私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
>現在は、有意な差を示している論文やデータはいくらでもあるので、その点をNATROMの日記のコメント欄で質問したところ、“回答拒否”だけではなく質問することも自体も禁止されてしまいました(2013.9.7付)。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/natrom.htm
なお、「統計的に有意」な心理学のデータがあることは、渡邊芳之氏も認めていることですし、このサイトにも取り上げられています。なぜ明々白々な「事実」をここまで無視するのか…。「説明責任」があるのは管理者さんの方ではないでしょうか? 念のため、次は管理者さんが私より「信用」している渡邊氏の文章です。
【その1】
・心理学者が血液型性格関連説に対して行う反証は二つのタイプに分かれる。一つは「性格検査」など「性格」を測定しているとされる外的基準と血液型との間に関連がないことをデータで示して、血液型と性格には関係がないと結論するものである。…
・しかし、多くの性格検査はそれぞれ人の性格のごく一部を測っているにすぎず、ある検査と血液型とに関係がなくても、他の検査とは関係しているかもしれない。実際、性格検査の得点と血液型との関連が、ごくわずかとはいえ統計的に有意なかたちで見出されたという報告もある。[注:これは同じ『現代のエスプリ』に収録されている坂元氏の論文のことです]
《出典》渡邊芳之[帯広畜産大学]『現代のエスプリ~血液型と性格』(p188-199 性格心理学は血液型性格関連説を否定できるか~性格心理学から見た血液型と性格の関係への疑義)。
【その2】
渡邊[芳之氏] そんなことだから、血液型性格判断のデータが統計的に有意★50だったりするとアタフタするんだよ。
★50 一部の心理学者が統計的手法で血液型性格判断を否定しようとしたため、血液型性格判断賛成陣営も統計を勉強し始め、最近では実際に有意差の出る(つまり血液型と性格に関連があるという)データを提出しはじめている。また、彼らは心理学の統計の用法の問題点(サンプリングの問題点等)も理解するようになり、(血液型性格判断を批判している)心理学という学問のあり方に対してかなりまっとうな批判も出るようになってきた。これらのことに対し、最初のうちは積極的に批判の論陣を張っていた心理学者たちの多くは沈黙している。
《出典》佐藤達哉+渡邊芳之+尾見康博『心理学論の誕生』p211
どうか今度こそ回答をお願いします。
失礼しました。
ABOFANさん
>私は「心理学のデータ」を使い「心理学の論理どおり」実証していますので、説明責任を負うのは管理者さんであって私ではないからです(笑)。
――!?……では、ABOFANさんの「心理学の論理」「心理学のデータ」から「血液型人間学」p38およびp181が「効果量が小~中である」という主張の根拠、検定統計量をご提示くださいますよね。「具体的な数字(数式)」で、それらの統計データ(効果量)を「説明」してくださるということですね?何度要請したかすら覚えていませんが、ご自身からおっしゃったことですのでいい加減「説明責任」を果たしてください……苦笑
 また、以前お送りした【これまでのコメントから】への説明もお願いします。おそらく希望はないでしょうが、一応……。
「血液型人間学」や<血液型十戒>などに関してはまだまだ疑問が多くあるので、「説明責任」を果たしているとおっしゃるのであれば、ちゃきちゃきと答えてくださることを願います……。
b143
ABO FAN
血液型性格診断
[直前の投稿が文字化けしたようなので、恐縮ですが再度投稿します]
さて、前回の内容の補足です。
管理者さんの“回答拒否”が気になっていたので、ふと以前の統計に関する発言を思い出しました。
>>失礼な言い方になりますが、かなりの確率で、管理者さんの統計学は高校レベルだと思われます。
>――これに関しては特に反論はありません。まぁ遠からず、といったところかと自分自身思っておりますので苦笑(投稿番号226 2015/06/03 22:36)
――そこで、念のため数学のカリキュラムを調べてみました。管理者さんの世代は「ゆとり世代」と言われているので、確率・統計は高校の数学IIBで学習したはずです。確かにそう言われるだけあって、あの内容ではχ2検定を理解するのは難しいでしょう。ここで更に驚いたのは、経済学者である池田信夫さんの次の発言です。
>文系の人は高校でも確率を教わらない人が多いので、「表か裏か」という結果だけを考えます。結果はつねにどちらか100%ですから、自分の思う出来事は100%起こると考えやすいのです。 http://agora-web.jp/archives/1654673.html
管理者さんが明治大学情報コミュニケーション学部の卒業生だとすると、統計のシラバスではF検定は学ばないようです。ましてや、χ2検定結果の解釈などは言うだけ野暮というものでしょう。そして、管理者さんの“高校レベル”発言の内容から判断すると、おそらく大学で統計の単位を取ったとも思えません。ということは、管理者さんは高校でも大学でも、正式に統計を勉強したことはない可能性が高いものと推測されます。そういうことなら、このサイトの内容も、過去の管理者さんの発言も非常によく“理解”できることになります…。(苦笑)
そういえば、以前の管理者さんからの提案で「血液型人間学」の輪読というのがありました。私にとってはあまり意味がないので気が進まなかったのですが、真に管理者さんと一緒に輪読すべきなのは、大学教養レベル(ただし理系)の確率・統計と論理学の教科書ではないかと思われます(失礼ながら…)。それなら相互理解が進みそうなので私も賛成なのですが…。
また、私は以前に何回か『管理者さんの血液型と性格に「関係がある」という基準は存在しないことが確定したようです』と書きました。私的には、管理者さんの血液型と性格に「関係がある」という基準は、(管理者さん自身の)内部には確たるものがある、しかし私に対しては(議論のテクニック上)あえて基準や立場を公開しないのではないかと考えていたところです。しかし、これは完全に間違った推測だったようで…。なぜなら、「ゆとり世代」の高校の数学IIBレベルの知識では、だいたいχ2検定の微妙な解釈なんかが出来るはずがありません。ましてや、“高校レベル”発言を考慮すると、管理者さんの血液型と性格に「関係がある」という基準が存在しないのは、存在自体を隠しているのではなく、そもそも基本的な知識がないので、基準さえ考えようがないということのようですね。
重々ご承知かとは思いますが、私の血液型人間学の定義「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」は、管理者さんの持つ統計的知識のレベルチェックという意味があったのですが、このレベルでは“チェック”自体が無意味だということにもなります…残念ながら。
なるほど、そういう“文脈”で考えると、moving goal postでさえなく、removing goal postだということになりますか。「血液型人間学」p38のデータでは実際に女性において有意な差はなかった…という管理者さんの「不思議」な発言も、そう背景があるということなら、私にも非常によく“理解”できます。
念のため、管理者さんに確認しますが、上の私の“理解”は概ね妥当であるということでよろしいでしょうか?
もし回答がない場合は、以後はそういう“理解”が妥当だという前提で“議論”を進めたいと考えます。
大変失礼しました。
ABOFANさん
正直、今回のコメントにどう回答するか非常に迷いました。それは、このコメントの文面の大半が「私自身に対するもの」であって「血液型人間学」「血液型性格診断」の議論という主旨に沿ったものではないからです。
正直に申し上げますが、私自身への『誤解』を、他の閲覧者様(もしいれば)に植え付けようとされている意図にさえ思えてしまい、また、こういうところにABOFANさんの純粋さ、純朴さが垣間見えます。
「血液型人間学」を肯定なさりたいのならば、私の愚かさを誹謗する(または他の閲覧者様に向けてミスリードさせる)などといった回りくどい手法は取らずに、堂々と「血液型人間学」を検討していかれてはどうですか?
ABOFANさんが見せたいのは「無知な管理人(私)」と「科学的な自分」という構図なのでしょうが、よしんばこの場での議論にABOFANさんに軍配が上がったとしても、それが「血液型人間学」を肯定したことには今のままの論法ではなりませんよ……。
今回のご投稿では唯一、
>「血液型人間学」p38のデータでは実際に女性において有意な差はなかった…という管理者さんの「不思議」な発言も、[…]
――ここのみが、回答に値する部分でしたが、少なくともこちらの計算ではχ2検定にて有意な差はなかったので、何が「不思議な発言」なのかお教え願えればと思います。
 すでに「泥仕合」の様相を呈してきていますが――これには私自身の未熟さ、不勉強さも起因していますので大いに反省するところではありますが――何とか健全な議論ができることを願っております。
(なお、同様の内容の文字化けしている方のコメントは掲載しませんがご了承ください)
b144
ABO FAN
血液型性格診断
とにもかくにも“回答”ありがとうございます。とある関西や九州の方のように、全くの無視、あるいは私の発言の削除、はては掲示板の閉鎖…ということがないので大いに安心しております。
さて、このサイトでは「血液型性格診断」にも「情報提供、コメント、質問を歓迎します。」とあります。なので、今回のように私の質問に“回答拒否”というのはいかがなものでしょう? なぜなら、このサイトでは「科学的」な基準や「事実」に基づき、血液型性格診断を「疑似科学」と認定しているはずだからです。
私は、このサイトの「事実」に対する誤認、あるいは取り上げられていない「事実」に対して、情報提供、コメント、質問…をしているつもりなのですが、なぜ無回答なのでしょう? 更に、その無回答の理由も「無回答」というのでは、少なくとも「科学的」とは言えないではありませんか? あまり言いたくはないのですが、このサイトには国費も投入されているのですから、「無回答の理由も無回答」というのには一国民として得心がいきません。重ねて回答をよろしくお願いする次第です。
>>私は「心理学のデータ」を使い「心理学の論理どおり」実証していますので、説明責任を負うのは管理者さんであって私ではないからです(笑)。
>――!?……では、ABOFANさんの「心理学の論理」「心理学のデータ」から「血液型人間学」p38およびp181が「効果量が小~中である」という主張の根拠、検定統計量をご提示くださいますよね。「具体的な数字(数式)」で、それらの統計データ(効果量)を「説明」してくださるということですね?何度要請したかすら覚えていませんが、ご自身からおっしゃったことですのでいい加減「説明責任」を果たしてください……苦笑
――この文章を読む限り、たぶん管理者さんが心理学や統計学を理解していないことは明らかだと思います。従って、残念ながら私が「説明責任」を果たすことは到底不可能かと…現在は悟りの心境です。なぜなら、管理者さんは心理学の数万人のデータを全く無視して、能見正比古氏の1000人程度のデータ(しかも特定のデータのみ)を絶対視しているようだからです。以前はこれは何か意図的なものがあるのかと思っていたのですが、どうもそうではないようで、となると、まずは管理者さんと統計学や論理学の入門書の輪読から始めた方が効果的かと…。もっとも、管理者さんが乗り気ではないので、これも難しいようですが。ところで、
>「血液型人間学」を肯定なさりたいのならば、私の愚かさを誹謗する(または他の閲覧者様に向けてミスリードさせる)などといった回りくどい手法は取らずに、堂々と「血液型人間学」を検討していかれてはどうですか?
――だいぶ誤解されているようなので、ここで訂正しておきます。私は、このサイトへの投稿で「血液型人間学」を肯定したいなどは考えていません(なお私の「血液型人間学」の説明は管理者さんから要求されたからしたもので、管理者さんが「否定」している「血液型人間学」の管理者さんの定義はなぜか明らかでないのも不思議です)。冒頭に書いたとおり、このサイトの「事実」に対する誤認、あるいは取り上げられていない「事実」に対して、情報提供、コメント、質問…をしているだけです。また、(結果的に)過去の例と同様に、「疑似科学批判」側の方が、そういう私の「事実」の指摘に対して“回答拒否”であるということを、事実をもって示しているだけです。
#もちろん、「対話」が成り立てばベターなのですが…。
そういう意味では、十分所期の目的を達成していると考えています。
なお、「私の愚かさを誹謗する(または他の閲覧者様に向けてミスリードさせる)」というのは管理者さんの誤解です。私が何回質問しても管理者さんは“回答拒否”なので、前回のようにやや挑発的に書けば、ひょっとして「無回答の理由」ぐらいは回答が得られるかと…。他に管理者さんの「回答」が得られる方法があれば、ぜひお教えください。どうかよろしくお願いします。
なお、ここでの投稿は、管理者さんの回答が得られるまで続けさせていただければ幸いです。
失礼しました。
ABOFANさん
毎回期待を裏切らないコメントをありがとうございます笑気のせいでなければ“回答拒否”をされているのは私だと思っているのですが、今回のコメントにはまた面白い記述が見られたので、まぁコツコツやっていきましょうか苦笑
>従って、残念ながら私が「説明責任」を果たすことは到底不可能かと…現在は悟りの心境です。
――ふつうはこういうのを“回答拒否”というと思うのですが……苦笑まぁご心配なさらずとも大丈夫ですよ。こちらの共同研究者にはABOFANさんが執着していらっしゃる菊池聡先生もいらっしゃいますので、どうぞご遠慮なさらずに「血液型人間学」p38,p181などへの「説明責任」を果たしてください。
>管理者さんは心理学の数万人のデータを全く無視して、能見正比古氏の1000人程度のデータ(しかも特定のデータのみ)を絶対視しているようだからです。
――ご自身でその数万人のデータにたいして
>確かに、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています。
>坂元氏らが「血液型性格診断」を肯定していないのは「事実」ですので、私はその「事実」は認めています。
――とおっしゃっているではありませんか苦笑私も当該論文を読んだ限り同様の意見ですし、そのことは以前から何度も申し上げているはずですが?
>能見正比古氏の1000人程度のデータ(しかも特定のデータのみ)を絶対視しているようだからです。
――別に絶対視はしていませんが、過去に
>逆に、血液型人間学については、ほぼ統計データの裏付けは取れたと考えます。
>「血液型人間学」p38及び、p181は、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」を説明するデータです。確かに、これらのデータは効果量が小~中となっています。
>ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやη2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか?
――ABOFANさんのこのような発言があるため、それは本当ですか?という意味でいろいろ指摘、要請しているのですよ苦笑これらに答えることが、まさに「説明責任」なのですが、どうやらあまりご理解いただけていないようですね……。
>私は、このサイトへの投稿で「血液型人間学」を肯定したいなどは考えていません(なお私の「血液型人間学」の説明は管理者さんから要求されたからしたもので、管理者さんが「否定」している「血液型人間学」の管理者さんの定義はなぜか明らかでないのも不思議です)。
――なるほど笑どうかもう一度「説明責任」についてご学習ください。先にも挙げましたが渡邊先生による丁寧な説明がありますので、もう一度お読みになられたほうがよいかと思います。
さて、一つ提案なのですが、たとえば互いに一つずつ「疑問」「質問」をしていき相手はそれに「回答」する、というのはどうでしょうか?つまり、交互に一つずつ「質問」と「回答」を繰り返す、といった次第です。「対話」っぽくなるかと思いますし、(申し訳ありませんが)ABOFANさんの文章力を考慮すると、その方が話が整理されると思うのです。どうでしょうか?同意いただけるのでしたら、先攻は差し上げますよ?笑
b145
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、私もつられて爆笑しました。ただ、管理者さん見られる特徴的な反応は、自分に不都合と思われる「事実」については絶対に触れないということです。この点は正直に申し上げて非常に羨ましく思っています。小心者の私などには、到底そんなことは出来ません(苦笑)。私の偏見かもしれませんが「疑似科学批判」をする人によく見られる反応のようです。
>ご遠慮なさらずに「血液型人間学」p38,p181などへの「説明責任」を果たしてください。
――これは、今までの“議論”から見て不可能だと思います。なぜなら、どのような状態なら、管理者さんが「血液型人間学」が正しいと判断するのかという「基準」が提示されていないからです。管理者さんと私に共通の基準がないなら、議論自体が不可能ですし、確かに現状ではそうなっています。正直なところを申し上げると、管理者さんには「血液型人間学」が正しいと判断する何らかの基準はないらしいので、私が「説明責任」を果たすのは難しいと思いますよ。
私が思うに、たぶん管理者さんの言わんとするのは、
1)「血液型人間学」p38では女性に有意な差がない
2) 1)は血液型十戒その8などといった「血液型人間学」言説の中心的な部分との整合性がとれていない
3) だから「血液型人間学」は間違っているので疑似科学である
ということなのでしょう。しかし、全く逆のことも言えます。なぜなら、
1)「血液型人間学」p38では男性に有意な差がある
2) 従って、少なくとも男性では血液型と性格に差があることになる
3) だから「血液型人間学」は正しいので科学的である
なぜこんな妙なことになるかというと、管理者さんが「血液型人間学」が正しいと判断する「基準」が提示されていないからです。なお、この点は何回質問しても“回答拒否”となっています。よろしいでしょうか?
余談ですが、管理者さんが「純粋文系」の方だとすると、そもそも「基準」自体の必要性が理解できていないのではないかと思います。となると、現実の事象における「反証可能性」についても理解できていないことになりますから、私とのコミュニケーションは非常に困難かと思いますが…。
>――ご自身でその数万人のデータにたいして
>>確かに、前述の坂元氏や山岡氏の心理学論文では、統計データの差は「自己成就現象」や「思い込み」によるもの、という結論になっています。
>>坂元氏らが「血液型性格診断」を肯定していないのは「事実」ですので、私はその「事実」は認めています。
>とおっしゃっているではありませんか苦笑私も当該論文を読んだ限り同様の意見ですし、そのことは以前から何度も申し上げているはずですが?
――管理者さんは、ひょっとして「事実」とそれらの事実からの「考察」や「推論」を分けて考えるということが出来ないのでしょうか?
1) 坂元氏、山岡氏の論文での統計データは「血液型により有意な差がある」
2) 坂元氏、山岡氏の論文では、「血液型と性格には関係がない」と結論づけている
3) 「血液型と性格には関係がない」ことは科学的事実である
の1)2)3)は全て別物です。1)2)は「事実」ですから私は認めていますが、なぜか管理者さんは1)は全く無視しています。事実を無視するのは科学ではありません。3)は管理者さんと私との間では議論の余地があります。これが一般的な認識かと思うのですが、どうも管理者さんは違うようです。
さて、管理者さんが学術論文を絶対化するというなら、1)を認めないのは奇妙です。つまり、管理者さんは「非科学的信念」に基づいて2)3)だけ信じ、自分の信念に合わない1)の「事実」は完全に無視している(?)ことになります。この「非科学的信念」が、管理者さんと私との間でまともな議論が成立しない大きな理由でしょう。
繰り返しますが、事実を認めないなら「科学」ではありません。よろしいでしょうか?
実は、私は管理者さんが信じている「科学」は、管理者さんの持つ「非科学的信念」に合わない事実[例は上の1)]は一切無視する、ということなのではないかと疑っています。なぜなら、これが一般的な日本人のイメージする「科学」だからです(=科学の朱子学的理解)。それならに何をか言わんやで、私も非常によく“理解”できます(苦笑)。
>>ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやη2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか?
>――ABOFANさんのこのような発言があるため、それは本当ですか?という意味でいろいろ指摘、要請しているのですよ苦笑これらに答えることが、まさに「説明責任」なのですが、どうやらあまりご理解いただけていないようですね……。
――この説明は私が以前にして、管理者さん自身が間違っていることを納得していただいたはずなのですが、前言を翻すということでよろしいですか? まぁ、それでも構いませんが、管理者さんが統計を理解していないことを自ら認めるのはどうかと思いますよ(苦笑)。前回、私が能見正比古氏のデータからdやη2を計算してくださいと管理者さんにお願いして、出来なかったでのはないですか? こう書くと、“不都合な真実”はほぼ間違いなく無視されるのでしょうが…。正直、ここまで出来るというのは羨ましいです。
>>私は、このサイトへの投稿で「血液型人間学」を肯定したいなどは考えていません(なお私の「血液型人間学」の説明は管理者さんから要求されたからしたもので、管理者さんが「否定」している「血液型人間学」の管理者さんの定義はなぜか明らかでないのも不思議です)。
>――なるほど笑どうかもう一度「説明責任」についてご学習ください。先にも挙げましたが渡邊先生による丁寧な説明がありますので、もう一度お読みになられたほうがよいかと思います。
――失礼な話ですが大爆笑です。渡邊氏云々の話は、管理者さんの自己否定以外の何物でもありませんが、ここまで徹底的に自己否定できるというのには、もはや何といっていいのかわかりません。本当に「行動主義」を知らないということなのでしょうか? さすがに、国費を使って間違った認識を広めるのもどうかと思いますので、よろしければ次回でも私から説明しましょうか? あまり気が進まないのも事実ですが。
>さて、一つ提案なのですが、たとえば互いに一つずつ「疑問」「質問」をしていき相手はそれに「回答」する、というのはどうでしょうか?つまり、交互に一つずつ「質問」と「回答」を繰り返す、といった次第です。「対話」っぽくなるかと思いますし、(申し訳ありませんが)ABOFANさんの文章力を考慮すると、その方が話が整理されると思うのです。どうでしょうか?同意いただけるのでしたら、先攻は差し上げますよ?笑
――ご提案ありがとうございます。ちょうど私もそう思っていたところです。
では、お言葉に甘えて早速私から一問質問させていただきます。では、毎回管理者さんが“回答拒否”である質問から行きます。
【質問】坂元氏、山岡氏の論文での統計データは「血液型により有意な差がある」
【回答】1.はい 2.いいえ 3.その他
どうかよろしくお願いします。
ABOFANさん
なるほど。前半の部分に関するコメントにはとりあえずフォローなしで、一問一答の「対話」に応じてくださるとのことなので、そちらを行っていきましょうか。回答は修正コメントのほうでいたします。
b146
ABO FAN
血液型性格診断
すみません。前回の投稿の質問を少し修正させてください。最後にある質問で、「血液型により有意な差がある」の基準が曖昧で誤解を招きそうなので、論文中にそう書いてあるということにします。そこで、次のとおり修正します。
【質問】坂元氏、山岡氏の論文では統計データに「血液型により有意な差がある」と書いてある
【回答】1.はい 2.いいえ 3.その他
お手数ですが、どうかよろしくお願いします。
ABOFANさん
要望に応えていただきありがとうございます。では早速……。
【回答】
1はい 「血液型により有意な差がある」と書いてあります。
具体的に申し上げますと、関連URLにもありますが、山岡先生の「血液型性格判断の差別性と虚妄性」では以下のように要約されています。
概要
 血液型性格判断が生み出す差別にっいて調査データに基づき告発するとともに,血液型性格がマスコミの情報操作により作られた虚妄であることを示す。山岡は1999 年から2009 年にかけて大学生を対象に血液型性格の調査を行っている(有効回答数=6660)。その調査結果から次のような話をしたい。
①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。
②しかし, 血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群に分けると後者では有意差が見られない。このことから血液型による自己評定値の有意差は知識があり信じている人達の思い込みに過ぎないと判断できる。
―――――――
こんどはこちらの番ですね。
【質問】「血液型人間学」p38およびp181におけるデータにてABOFANさんが「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中であるを説明するデータです。確かに、これらのデータは効果量が小~中となっています。」とおっしゃられた根拠をお示しください。つまり、具体的な検定統計量の計算をご提示ください。特に、p38の女性のデータにおいてはこちらでカイ二乗検定を行ったところ「有意な差はなかった」という結果だったのですが、しかしなぜ「”効果量”小~中」なのか、その辺りのご説明を詳しくお願いします。
b147
ABO FAN
血液型性格診断
前回の管理者さんの回答
>①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。
は大変ショックで、少々寝込んでしまいました(笑)というのは冗談ですが、今までの再三の“回答拒否”の質問に、あまりにもあっさり回答されたので、全くもって拍子抜けです。
また、この回答に対する質問をどうするかで非常に迷いましたので、ご返事が遅れたことをお詫びします。
では管理者さんのご質問に回答します。
念のため、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中」の定義を説明します。「自己報告の性格」は説明不要でしょうが、念のため白佐俊憲・井口拓自氏の「血液型性格研究入門」p151-152に説明されています。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/intro.htm
・「血液型によって性格は異なる」という血液型性格関連説の妥当性を検証・確認する方法には、次のようなものが考えられる。
・1) 血液型性格関連説の特徴を検証する方法
・この方法は、血液型関連説の主張者があげている各血液型の性格特徴を項目とした調査票(尺度)を作成し、これがそれぞれの血液型者に、他の血液型者と区別する形で該当することを確認するものである。
次に、「効果量が小~中」について説明します。χ2検定ではdやη2が計算できませんので、Cramer's Vを計算します。参考文献は次のとおりです。
・研究論文における効果量の報告のために―基礎的概念と注意点― 水本 篤 (流通科学大学)竹内 理 (関西大学) p62
(8) カイ 2 乗検定 2×2 の分割表 φ (= W): .10(小) .30(中) .50(大)
 (χ2 test) 2×2 以外 Cramer's V: .10(小) .30(中) .50(大)
 http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
・相関係数の計算 with Excel[クラメールの連関係数] BDAstyle
 http://bdastyle.net/tools/correlation-coefficient/page1-cramer.html
では、「血液型人間学」p38のデータを使って、実際に計算した結果を次に示します。
【男子】ハとホ(計474人)について計算
 χ2値=8.14(p=0.043) Cramer's V=0.092
【女子】ハとホ(計203人)について計算
 χ2値=6.74(p=0.081) Cramer's V=0.129
つまり、男女ともにCramer's Vはほぼ0.1ですので「効果量は小」ということなります。ところで、女子ではp>0.05ですが、原因はサンプル203人とが少ないためで、男子と同じぐらいのサンプルにするとp<0.05となって有意です。これは、女子の方がCramer's Vが大きいことでも裏付けられています。よろしいでしょうか?
久しぶりに手計算(といってもExcelですが…)をしたので、計算ミスがあるかもしれません(苦笑)。遠慮なくご指摘ください。
では、私の質問です。前回の管理者さんの回答
>①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。
は、次の菊池誠氏などの「有意差がある統計データは存在しない(ほとんどない、不十分…)」という主張は明確に矛盾します。
1) 大阪大学 菊池誠氏
きくち May 6, 2007 @11:05:11
「多くの日本人が"関係あり"と思いこんでいるにもかかわらず、心理学の調査では関連が見いだせないほど、弱い相関しか存在しない」ということです。「弱い相関」もないのかもしれません。
エントリー:血液型と性格 http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1158225244
2) NATROM氏からのメール[2003.10.16付]
「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。/…私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
現在は、有意な差を示している論文やデータはいくらでもあるので、その点をNATROMの日記のコメント欄で質問したところ、“回答拒否”だけではなく質問することも自体も禁止されてしまいました(2013.9.7付)。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/natrom.htm
3) 信州大学 菊池聡氏(このサイトの共同研究者)
ただ、最近は血液型性格判断を撲滅しようという意識ばかりが先走って、適切でない批判をする人も散見される。/…「A型なのに、ぜんぜん凡帳面じゃない人はいっぱいいる」というように、血液型性格学に対する反証例を挙げる批判法。これも「身の回りの人が当てはまるから信じる」というのと同じ誤った考え方である。血液型学に限らず、おおよそすべての性格理論は統計的なものであって、集団全体の傾向としてしかとらえられない。たとえば筋肉を使った運動能力は女性よりも男性の方が優れていることに誰も異論はないと思うが、それでも特定の男性を取り上げれば、平均的な女性より力が弱い人はざらにいるだろう。
必要なのは個々の事例ではなく、統計的な事実なのである。/いずれにせよ、血液型性格判断はなぜ虚偽なのか、これは提唱者が言うような性格の差が、現実に信頼できる統計データとして見あたらないという点につきる。
出典:月刊『百科』(1998年 不可思議現象心理学9 血液型信仰のナゾ-後編)
4) 日本パーソナリティ心理学会
残念ながら,血液型と性格の関係を主張する人々の中でそうしたデータを示している人はほとんどいませんし,そうしたわずかなデータも科学のルールに則っているとはとても認められないものばかりです。いっぽうわれわれ心理学者は血液型性格判断を生み出した責任をとって,自分たちで血液型と性格との関係について科学的なデータを集めてきましたが,そうしたデータからは血液型と性格の関係がほとんど確認できていないことはご存知の通りです。http://jspp.gr.jp/doc/shakai00.html#02
5) 文教大学 長島雅裕氏
血液型と性格の間に関係があるかどうかを調べる最も直接的な方法は、大勢の人々の血液型と性格を調べ、血液型ごとに特徴的な性格があるのかどうかを解析する、というものです(当たり前ですね)。…最もシンプルな方法は、アンケートを取り、自分の性格をどうみなしているかを訊くことです。…
決定的ともいえる研究が、1991年に発表されています。その要点だけ紹介します。…
血液型性格判断によると、「物事にこだわらない」はB型的な性格だそうですが、実際にはどうだったでしょうか。…
最も「物事にこだわらない」性格となる血液型が、調査ごとに違うのです。これは、この項目の差が有意だったことが、偶然に過ぎないことを示しています。…
最も違いの大きな性格項目でこうなのですから、血液型と性格の間には関係は見られない、という結論になるわけです。
出典:季刊 理科の探検 2015年4月号 特集「ニセ科学を斬る!リターンズ」p56-61 血液型と性格の関係を味わいつくす~科学教育教材としての「血液型性格判断」~
【質問】山岡氏の論文の結論
>①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。
と上の1)2)3)4)5)は明確に矛盾しているのですが、管理者さんはこの矛盾を認めますか?
【選択肢】A.矛盾する B.矛盾しない→理由をどうぞ C.その他→具体的に回答ください
では、どうかよろしくお願いします。
余談ですが、以前に直接お会いしてという話があったかと思うのですが、残念ながら立ち消えになったのでしょうか?
ABOFANさん
まずは、お応えいただきありがとうございます。また、計算ご苦労様でした。
ただ残念ながら、ABOFANさんの次のご質問に答える前に、色々と指摘しなければなりません。
・基本的な計算ミス、及びp38のアンケート調査の取り扱いについて(根本的な統計検定の方法論的指摘)
――「血液型人間学」p38において、どうやら計算ミスがあるように思うのですが?何か補正をかけているのでしょうか?
さらに、そもそも回答選択がイロハニホヘの6つある中で、ハとホのみを抽出して検定することの「意味」も見出せません。もしそうする場合、それこそ何らかの補正(たとえばボンフェローニの補正など)がなければ統計データの意味がなくなってしまいます。
一応、ABOFANさんのやり方にしたがって、何も補正をかけずにハとホのみを抽出して統計量を計算しました(すみませんが時間と手間の関係上、特に問題になっている女性のみです)。※この手続きに何か「意味」があるとは到底思えませんが……。
「血液型人間学」p38回答ハとホにおいて、
女性:203人において、カイ2乗値2.621529(p=0.453728) クラメールのV=0.11364
となりました。ABOFANさんに指摘された通り、私は統計学に疎いものですから、こちらの計算ミスかもしれません。よろしければもう一度検算お願いします。
・その他の計算ミスについて
――ちなみに、p38を普通にカイ2乗検定しました。
p38において、
男性:994人においてカイ2乗検定の結果、p=0.007558でした。
女性:661人において、カイ2乗値7.190091476、p=0.952158477 クラメールのV=0.060215161でした。
まぁ女性においては、十分な人数にも関わらず効果量小にすら至っていないようですね……。男性においては1%有意だとは言えそうです。それこそ、効果量は出していませんが苦笑。
私の計算力では自信がないので、こちらも検算願えればと思います。
・p181について
――これはそのままの意味でして、p181についての回答をいただけておりません。つまり、質問した内容の半分しかまだ返ってきていないのです。申し訳ありませんが、今一度対応お願いします。
最後に、これは余談ですが、ABOFANさんは何度も「効果量小を表している」と力強くおっしゃられておりますが、心理統計などにおいて効果量小とは、全然“使えないじゃん”という解釈をされるのが一般的でしょう苦笑。
効果量小を声高に主張されればされるほど実は「血液型性格診断」を“懐疑視”されていることをご理解なさった方がよいかと思います。
しかし、計算ミスなども含めて、かなり興味深い回答を得ることができました。ありがとうございました。
―――――――――――――
ご質問にお答えします。「矛盾」して“は”いないでしょう。
ABOFANさんが引用された山岡先生の文章には続きがあります。それは、
>しかし, 血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群に分けると後者では有意差が見られない。
といったものです。文章の切り方によって矛盾しているかどうか変わってしまいますね苦笑。また、過去にABOFANさんご自身でも
>「血液型性格診断」を信じている人は割と少数です。
とおっしゃられており、これでは山岡先生の見解をむしろ補強されているのでは?
他にも、縄田氏などの論文、能見氏の「血液型人間学」など、そもそも「有意な差すらなかった」データは多くあります。
ただ、個々の先生方がどのような思惑でそれらを書かれたのかはわからないので、一概に言い切れることではありませんが……。
ですから、正確にお答えすると2と3の間でしょうか。三択で答えなければご不満なのであれば、まぁ2にしましょうか。
しかし、あれだけ「文脈は~(否定的)」とおっしゃられていたABOFANさんのご質問とは思えませんでした苦笑。
これは私にも言えることですが、お互い、悪意ある編集になりすぎないように気を付けなければいけませんね笑。
―――――――――――――
私の質問についてですが、少し迷っています。正直、前回のABOFANさんの回答に関する多くの不備がちらついてます。
まぁ、少し基本的なことをおうかがいしましょうか。
【質問】
現在、ABOセンターなど能見氏の「血液型人間学」を肯定されている方々(もちろんABOFANさんなど個人も含めて)は、定期的に研究会や調査、実験、論文発表などの活動を行っているのでしょうか?つまり、きちんとした「立論」がされているか?そういう場があるか?という質問です。
―――――――――――――
直接お会いするお話ですが、共同研究者である菊池先生などのご意見をうかがってから、ということで現在検討中です。申し訳ありませんが、気長にお待ちいただければと思います。こちらから言い出したことなのに勝手ですが、なにとぞご容赦願えればと思います。
b148
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。正直なところ、“回答拒否”を予想していたのですが、うれしい誤算でした。
さて、まず最初に謝っておきます。やっぱり私の計算が間違っていました。正しくは、
男子 χ2値=19.30(p=0.00023) Cramer's V=0.142
女子 χ2値= 2.62(p=0.45) Cramer's V=0.080
のはずですが、もう一度確認して次回に正式に回答します。すみません。
では、本題に戻ります。
今回は爆笑してしまいした。なぜなら、管理者さんが「統計的検定」を(全く)理解していないことが明白になったからです。
統計を理解している人なら、今回のようなケースでは“回答拒否”というのが最も無難な選択で、だから2人の菊池さんはそうしました。
しかし、管理人さんは統計的な考え方は無視して、「純粋文系」的に回答してしまったので矛盾が生じてしまったようです。しかも、なぜか自分の矛盾には気が付いていないようで…。
この時間になってしまったので、詳細は次回にしますが、ちょっとだけ管理者さんの矛盾を示しておきます。
>・基本的な計算ミス、及びp38のアンケート調査の取り扱いについて(根本的な統計検定の方法論的指摘)
――次のとおりです。
1) ボンフェローニの補正に限らず、一般的に「多重比較」の補正はどういうときにするのかというと、それは「どんな差が出るのか不明」というときです。今回は、事前に差の出る方向がわかっているというのが前提ですから、「多重比較」の補正は不要となります。
2) 上により、任意の「差の出る予定」の項目を比較しても問題はありません。
3) また、仮に有意差が出ないとしても、傾向がわかれば十分です。
>心理統計などにおいて効果量小とは、全然“使えないじゃん”という解釈をされるのが一般的でしょう苦笑。
――私が質問しているのは「使えないかどうか」ではなく「差があるかどうか」です。仮に差があっても使えない…ということは次の論点ですから、着実に1つずつ認識を共有していかないと議論が進みません。まず、「差があるかどうか」について認識を共有しましょう。
>ご質問にお答えします。「矛盾」して“は”いないでしょう。
>ABOFANさんが引用された山岡先生の文章には続きがあります。それは、
>>しかし, 血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群に分けると後者では有意差が見られない。
>といったものです。文章の切り方によって矛盾しているかどうか変わってしまいますね苦笑。…
――いやぁ、回答ありがとうございました。前述のように“回答拒否”になるものと思い込んでいたので、かなり意外な結果でした。
ただ、これも「純粋文系」の文章らしく、この管理者さんの文章自体が矛盾を孕んでいます。
なぜなら、管理者さん自身によると、どんなアンケート調査でも、「信じている群」がゼロだという非現実的な仮定でもしない限り、サンプル全体で見れば必ず「差が見られる」ということになるからです。
心理学の統計データで、「信じている群」と「信じていない群」に分けて分析しているものはほとんどありません。つまり、サンプル全体の分析結果なら(例:縄田氏)、ほぼ確実に「差が見られる」ということなります。逆に、全体の結果で「差が見られない」というのは論理的に矛盾します。
それが、『「矛盾」して“は”いない』というのは、「純粋文系」的な発想かもしれませんが、統計学的に正しい分析ではありません。
一番問題だと思われるのは、「仮説検定」における管理者さんの仮説の定義が曖昧なことです。この点は、次回の投稿でもう少し詳しく説明しようと思います。
>現在、ABOセンターなど能見氏の「血液型人間学」を肯定されている方々(もちろんABOFANさんなど個人も含めて)は、定期的に研究会や調査、実験、論文発表などの活動を行っているのでしょうか?つまり、きちんとした「立論」がされているか?そういう場があるか?という質問です。
――質問の趣旨がよくわかりませんが、私が参加するケースなら、「不定期」には開いていますということになるのでしょうか…。もう少し具体的に質問してもらった方が正確に回答できると思います。なお、ご存知かと思いますが、ネット上の活動は随時行っています。
前述のように、統計データの分析には時間がかかるので次回の投稿をお待ちください。
>直接お会いするお話ですが、共同研究者である菊池先生などのご意見をうかがってから、ということで現在検討中です。
――そうですか…。私は管理者さんだけでも構わないんですが、難しいのでしょうか? 逆に、形式ばった話なら、このようにネットで十分なわけで、それほど意味があるとは思えません。また、正直な話、菊池先生が私に会ってもらえる可能性はかなり低いと思っています。
以前に、何人かの心理学者とは直接お会いしましたが、公式の場の話と実際に会ったときの話では、内容は全く違います。当然、ここに書けるような内容でもありません(笑)。私にとっては非常に有意義な時間でした。
いずれにせよ、私が強制できる性質のものではないので、気長にお待ちすることにします。
なお、私の質問は次回の投稿で計算・検算結果を示してからすることとします。
失礼しました。
ABOFANさんへ
ABOFANさん
すみません。コメント機能の不具合により、こちらに前回のコメントへのフォローをさせていただきます。
b149
ABO FAN
血液型性格診断
前回の続きです。
>やはり計算ミスがあったのですね。差支えなければ、どこでお間違えになったかをお教え願えるとありがたいです。
お恥ずかしい話ですが、Excelでセルの指定を間違えました。しつこくチェックしないとダメですね。しかも、前回の数字でさえ、男子のpの末尾の四捨五入、そしてCramer's Vが間違っていたので訂正します。一応これでいいはずです。
男子 χ2値=19.30(p=0.00024) Cramer's V=0.201
女子 χ2値= 2.62(p=0.45) Cramer's V=0.114 →管理者さんの数字と同じです
やはりチェックは十分にしないといけないですね。さすがに今回は間違ってないと思うんですが(苦笑)。
さてここで、前回ちょっと説明した「仮説検定」の話をします。
>ちなみに、p38を普通にカイ2乗検定しました。…
>…まぁ女性においては、十分な人数にも関わらず効果量小にすら至っていないようですね……。
――まず、Cramer's V=0.114なので「効果量小」になります。ただし、有意差はありません。ここで問題となのは、管理者さんはいったい何を仮説にして、どのような検定をすれば、その自ら立てた仮説が実証されるかを決めていないのです。以前に同じ内容の質問をしたときには、「そんなことをなぜ説明する必要があるのか」という趣旨の回答が返ってきました。そのときは、管理者さんが自分に有利に議論を進めるための技術的な発言と思っていたのですが、どうもそうではないようです。そもそも、自分に仮説がないなら、私にその仮説を説明することができるはずもありません。
ということは、過去の“議論”は、能見正比古さんの説の一部分を切り取ってきて、表面的な“矛盾”を指摘しているのだけなのだと思われます。それが典型的に現れているのが、この「血液型人間学」のp38やp181についての私との議論です。
管理者さんは、p38で男女が同じ方向に差が出る場合に限り、「血液型人間学が正しい」と認めることになるのでしょうか? そうだとするなら、山岡氏や坂元氏のデータは初めから認められないことになります。なぜなら、彼らのデータには男女別の分析がないので、そもそも「男女とも同じ方向で差が出ている」という保証は何もないからです。それなら、前回の管理者さんの回答にあるように、初めから“矛盾”が生じることもあり得ません。もっとも、この点については、管理者さんが“回答拒否”なので何を考えているのかわかりませんが、どうやら山岡氏や坂元氏のデータが「無効」ということでもなさそうです。
そうなると、なぜ管理者さんが「血液型人間学」のp38やp181の男女差をこれだけ問題にするのか、さっぱりわけがわかりません。ということで、一番可能性がありそうなのが、前述の「能見正比古さんの説の一部分を切り取ってきて、表面的な“矛盾”を指摘している」ということなのです。よろしいでしょうか? なお、これは「質問」ではありませんので、回答は任意です。
>・p181についても対応お願いします。
――回答率を適宜読み取り、各血液型のパーセントを日本人平均とし、すき/きらい でχ2検定した結果を参考までに示します。
χ2値= 10.05(p=0.018) Cramer's V=0.227
結論として、p38とp181のいずれも効果量(Cramer's V)は小(0.1)~中(0.3)となっています。よろしいでしょうか?
もちろん、管理者さんのおっしゃるように、統計的検定を行う場合は、仮説や検定方法をどうするかよって、かなり数字が変わるので細心の注意が必要です。議論の余地は(大いに)あると思いますよ。
>・前回の質問は、「血液型人間学」について現在も研究活動を行っているのか?というものです。「不定期に」ということでしたら、たとえばそこでは実証研究についてお話になっているのか?能見氏についての歴史研究が主体なのか?それ以外なのか?簡略的で結構ですので、その辺りをお教え願えますでしょうか?
――特にパターンがあるわけではないので、実証的研究もありますし、血液型の生理学的な説明もありますし、単なる雑談の場合もあるといった具合です。我ながら、これでまともな回答になっているのか疑問ですが、正直にこれしか回答しようかありませんので、どうかご了承下さい。なお、私はABOセンター独自の研究には関係していないので、その内容はわかりません。
>・直接会うかどうかは、やはり共同研究者らと相談しながら決めたいと思います。よければ、気長にお待ちください。
――わかりました。ただ、「共同研究者ら…」ということになると、大学なり所属する組織なりを背負ってということなるでしょうから難しいでしょうね。個人的な意見も言えないでしょうし…。もちろん、私は血液型に関しては個人で研究していますので、少なくともネット上では自由に発言が可能です。その意味では、このサイトにある「利害関係のない公共性の高い研究」という記述は、私には非常に逆説的に響きます…。
管理者さんは、たぶん大学が「公共的」という意味で書いているのでしょうが、普通は組織は個人より利害関係が複雑なので、自由な発言が制限されがちです。自由気ままに振る舞ったら、所属するコミニュニティからたちまち文句が付きますから…。論より証拠で、私と直接会って話すのも「相談しながら決めたい」とか、ということになるわけです。
念のため、私は管理者さんを咎めているつもりは毛頭ありません。単に事実を述べているだけです。どうか研究頑張ってください。
では、質問に移りますが、その前に前回の回答、
>正確にお答えすると2と3の間でしょうか。三択で答えなければご不満なのであれば、まぁ2にしましょうか。(回答日時:2015/10/06 20:20:56)
についての確認です。私は【選択肢】A.矛盾する B.矛盾しない→理由をどうぞ C.その他→具体的に回答ください と書きましたが、管理者さんの回答には「2と3の間」とあります。これは、B.とC.の間という意味だと解釈します。特に問題がないなら質問に移ります。
【質問】しつこいようですが、前回の質問と回答を再度確認させてください。
>①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。/と上の1)2)3)4)5)は明確に矛盾しているのですが、管理者さんはこの矛盾を認めますか? (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/09/30 00:02:37)
という私の質問に対する回答は『「矛盾」して“は”いない』とのことですが、前回の管理者さんの回答を再掲すると、
>①血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。
>②しかし, 血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群に分けると後者では有意差が見られない。このことから血液型による自己評定値の有意差は知識があり信じている人達の思い込みに過ぎないと判断できる。(回答日時:2015/09/17 15:58:01)
とあります。これは「信じている人は自己評定値の有意差がある」ということです。また「信じていない人は自己評定値の有意差がない」ということです。そして、信じている人と信じていない人を合計したサンプル全体では(差が小さくなることは別として)「自己評定値の有意差が*ある*」ということです(現実のデータもそうなっています)。ところが、5)にはこうあります。
>5) 文教大学 長島雅裕氏
>血液型と性格の間に関係があるかどうかを調べる最も直接的な方法は、大勢の人々の血液型と性格を調べ、血液型ごとに特徴的な性格があるのかどうかを解析する、というものです(当たり前ですね)。…最もシンプルな方法は、アンケートを取り、自分の性格をどうみなしているかを訊くことです。…
>決定的ともいえる研究が、1991年に発表されています。その要点だけ紹介します。…
>最も「物事にこだわらない」性格となる血液型が、調査ごとに違うのです。これは、この項目の差が有意だったことが、偶然に過ぎないことを示しています。…
>最も違いの大きな性格項目でこうなのですから、血液型と性格の間には関係は見られない、という結論になるわけです。
つまり(信じている人と信じていない人を合計した)サンプル全体では「自己評定値の有意差が*ない*」ということになります。結局、
山岡氏の結論 サンプル全体では「自己評定値の有意差が*ある*」
長島氏の結論 サンプル全体では「自己評定値の有意差が*ない*」
となるので、明らかに矛盾しているはずです。どういう“文脈”で管理者さんは『「矛盾」して“は”いない』とおっしゃっているのか、私にはさっぱり理解できません。どうか、もう少しわかりやすく『「矛盾」して“は”いない』理由を説明していただけないでしょうか?
なお、今回は5)が一番わかりやすいと思って例にあげましたが1)2)3)4)も内容は5)と同じです。
どうかよろしくお願いします。

余談ですが、5)の長島氏は、自分自身が矛盾した結果を発表しています。しかも、この研究は長島氏自身が中心となって行っているのです。私は、これを発見したとき、目がクラクラしました。最初は、何かの間違いかと思ったぐらいです。
→21世紀以降のデータでは、「安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出る」
次の研究報告書をどうかご確認ください。
--------
科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書
教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究
A demonstrative and critical study on pseudo-science for scientific literacy construction at teacher education course
2010年度~2011年度
代表者 武藤 浩二 MUTO, Cosy
研究分担者 長島 雅裕 MASAHIRO, Nagashima
[https://kaken.nii.ac.jp/d/p/22650191.ja.html]
[https://kaken.nii.ac.jp/pdf/2011/seika/C-19/17301/22650191seika.pdf]
《研究概要》
本研究では、疑似科学が用いられた学校教育の実態等を調査するとともに、最近の大規模調査データを用いた血液型と性格に関する解析を行った。…また血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した。
[http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-03-14]
--------
念のため、上の研究報告書と正反対である「血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることはあるが、安定してない」というの5)の内容を再掲します。
「季刊 理科の探検 (RikaTan) 2015年 4月号」特集「ニセ科学を斬る!リターンズ」の中の『長島雅裕さん 科学教育教材としての「血液型性格判断」』から
決定的ともいえる研究が、1991年に発表されています1)。その要点だけ紹介します。…
血液型性格判断によると、「物事にこだわらない」はB型的な性格だそうですが、実際にはどうだったでしょうか。…
最も「物事にこだわらない」性格となる血液型が、調査ごとに違うのです。これは、この項目の差が有意だったことが、偶然に過ぎないことを示しています。…
最も違いの大きな性格項目でこうなのですから、血液型と性格の間には関係は見られない、という結論になるわけです。
1) 松井豊「血液型による性格の相違に関する統計的な検討」1991、立川短大紀要、24、51-54
ABOFANさん
多忙につき、回答をまだ作成できておりません。
申し訳ありませんが、とりあえずコメントだけ掲載させていただきます。
近日中に、あらためて回答させていただきます。
今回の回答では、
>その意味では、このサイトにある「利害関係のない公共性の高い研究」という記述は、私には非常に逆説的に響きます…。
など、かなり鋭い指摘に驚いております。
ABOFANさんのブログを以前拝見しましたが、「ブラッドタイプハラスメント」と「県民ハラスメント」に関するご意見(確かありましたよね?)などが印象的でした。
たま~にこうした鋭いご意見があるので、ABOFANさんは対処に困ります(苦笑)
とにかく、今回こちらの都合で回答が遅れてしまい申し訳ありません。必ずご返答いたしますので、今しばらくお待ちください。
ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。
b150
ABO FAN
血液型性格診断
余談ですが、5)の長島氏は、自分自身が矛盾した結果を発表しています。しかも、この研究は長島氏自身が中心となって行っているのです。私は、これを発見したとき、目がクラクラしました。最初は、何かの間違いかと思ったぐらいです。
b151
ABO FAN
血液型性格診断
>>その意味では、このサイトにある「利害関係のない公共性の高い研究」という記述は、私には非常に逆説的に響きます…。
>など、かなり鋭い指摘に驚いております。
――昔の話ですが、私の恩師は「義理と人情で動いている」と自ら宣ってました(笑)。
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。
――効果量(effect size)を英語でググると、例えば次の文献が出てきます。自由度は3なので、
Effect Size for Chi-squater test
Cramer's V df*=3 0.06(small) 0.17(medium) 0.29(large)
http://www.real-statistics.com/chi-square-and-f-distributions/effect-size-chi-square/
これじゃダメですか?
試しに、手元の英語版の心理学辞典に当たってみたところ、"effect size"の項目自体はありますが、具体的に数値を示しているものはありませんでした。
日本の心理学者は統計に弱い人が多いので、たぶん「日本語の教科書」で書いてあるものは存在しないのかもしれません。
#ぶっちゃけ、そんなに時間がかかるような質問をしたつもりはないのですが…。
さて、次回の質問を考えていたのですが、待ちきれないので出しちゃまずいですか?
【質問】「科研費」の研究成果報告書で、調査のサンプル数を書かなくていい場合ってあるのでしょうか?
というのは、
季刊 理科の探検 2015年4月号 特集「ニセ科学を斬る!リターンズ」の間違い《続々》科研費と20万人のデータで裏付けられた血液型と性格 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-10-10
に書いたように、前回紹介した長島氏が書いた「疑似科学」を否定するための科研費研究成果報告書なんですが、なんと「血液型と性格」の調査には、サンプル数が明確には書いてないのです!
更に奇妙なことに、この報告書では「水からの伝言」の調査のサンプル数はちゃんと書いてあるんですよね。
ちなみに、この報告書は、
教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 2010年度~2011年度
代表者 武藤 浩二 MUTO, Cosy 研究分担者 長島 雅裕 MASAHIRO, Nagashima
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/22650191.ja.html https://kaken.nii.ac.jp/pdf/2011/seika/C-19/17301/22650191seika.pdf
です。とにかくおかしいと思いませんか?
ついでに、前回の質問の「回答」を書いてしまいます。上に紹介した科研費の報告書の「研究成果の概要」にはこうあります。
>本研究では、疑似科学が用いられた学校教育の実態等を調査するとともに、最近の大規模調査データを用いた血液型と性格に関する解析を行った。…また血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、★安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出る★ことが判明した。
なんと驚いたことに「安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出る」のだそうです(苦笑)。データは前回紹介(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/10/08 00:29:06)した5)と同じ「JNNデータバンク」です。念のため、前回の5)の文章を抜粋します。
>最も「物事にこだわらない」性格となる血液型が、調査ごとに違うのです。これは、この★項目の差が有意だったことが、偶然に過ぎないことを示しています。★…
この2つが矛盾していないということは、普通の日本語ではありえません。
余談ですが、2011年度の科研費の研究成果報告書では、調査したサンプル数を記載せずとも誰にも咎められず、2015年に自ら執筆した雑誌記事では、科研費の研究成果報告書とは正反対の内容を掲載し…と、長島氏は私のような一般人には全く信じられない行動をとっています。何か特別な理由があるんでしょうか?
b152
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、提案です。
前回の質問の回答ですが、どうしても面倒だというならパスしてもらっても結構です。
ただし、パスした場合は、相手の別な質問に回答するということなら問題ないかと…。
もちろん、このルールは管理者さんと私の両方に適用されます。
どうでしょうか?
ABOFANさん
お待たせしてもうしわけありません。
お答えするのが面倒だ、というのではなくて、むしろしっかり吟味して返答差し上げたいのですが、現在、サイト改訂作業もあって、なかなか全てに手が回らない、というのが実情なのです。
適当なことでもパッと応えられたら大いに楽なのでしょうが、それでは本研究の意義を見失ってしまう可能性もあるので。。。苦笑
ですのですみませんが、もう少しお待ちいただけないでしょうか?
恐らくしばらくは、ご返答に1~2週間単位のお見積りを必要いただくことになるかと思います。。。
できれば、気長にお待ちくださいませ。
よろしくお願いいたします。
b153
ABO FAN
血液型性格診断
では、回答をお待ちしています。
そこで、今回は情報提供です。
韓国のデータベースから、血液型と性格に関するものを調べてみました。今回は新しい情報を5件紹介します。韓国語は機械翻訳の精度が高いのでいいですね。
以下の4件は脳波の研究ですが、残念ながら幼児以外は目立った差がないようです。
・幼児の血液型と感情的な性向との間の関係の研究
・血液型と注意と行動性向との間の関係の研究 - 小学生対象に -
・中・高校生の血液型と脳機能と左右脳親和性との関係に関する研究
・高齢者の血液型と認知機能と行動傾向との関係に関する研究
また、消費者の購買行動でも差が出ませんでした。なお、韓国では血液型マーケティングが行われているそうです…。
・消費者の購買行動は血液型と関連があるか
詳しくは、私のブログに紹介しています。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-10-16
ABOFANさん
たいへんお待たせしました。返答遅れて申し訳ありませんでした。
とりあえず、前回までのコメントで気になった点などに少し触れてから、お話ししましょう。
****************************************
>管理者さん自身によると、どんなアンケート調査でも、「信じている群」がゼロだという非現実的な仮定でもしない限り、サンプル全体で見れば必ず「差が見られる」ということになるからです。
心理学の統計データで、「信じている群」と「信じていない群」に分けて分析しているものはほとんどありません。つまり、サンプル全体の分析結果なら(例:縄田氏)、ほぼ確実に「差が見られる」ということなります。逆に、全体の結果で「差が見られない」というのは論理的に矛盾します。
――確か、この話は山岡先生の「血液型性格判断の差別性と虚妄性」に対するものだったようですが、山岡先生が
>「信じている群」がゼロだという非現実的な仮定でもしない限り、
――このような仮定を行ったのですか?どうやら話がずれているようです。ABOFANさんの質問は、山岡先生の研究と他の方々の研究が矛盾しているのでは?といったものでしたが、なぜか途中から主体が「私」になっているのです。それよりも問題なのは、話が飛躍しすぎていていることにあるのでしょうが……。
まずは、
・山岡先生の研究における「仮説検定」
・坂元先生らにおける「仮説検定」
を明瞭にされたほうが良いのではないでしょうか?
****************************************
>まず、クラメールのV=0.114なので「効果量小」になります。ただし、有意差はありません。ここで問題となのは、管理者さんはいったい何を仮説にして、どのような検定をすれば、その自ら立てた仮説が実証されるかを決めていないのです。
――本来、ここで仮説を立てなければならないのは能見正比古氏(もしくはABOFANさん)なのではないでしょうか?
私が疑問に思っているのは、「血液型人間学」p38の質問項目において、イ、ロ、ハ、ニ、ホ、ヘ、という6つの選択肢があるのにもかかわらず、なぜABOFANさんがハとホのみを抽出してカイ2乗検定を行ったのか?ということです。
たとえば、トップダウン的に「おそらく○○といった結果が導き出せそうだけど、便宜上(この言葉が適切かどうかわかりませんが)選択肢を増やしている」という調査ならば“本当に調べたい項目”であるハとホを抽出する意味も分かります(その場合、その妥当性をしっかりと“説得的に”説明せねばなりませんが)。
しかし、ボトムアップ的に、血液型という因子を用いてとりあえず何かアンケートを取って検定するというならば(「血液型人間学」における能見氏の調査はこちらだと私は思います)、ハとホのみを抽出するという過程に筋が通らなくなってしまいます。その場合、以前にも申しましたが、多重検定などで有意性の基準を“上げる”操作を行わなければならないでしょう。
 まとめますと、「血液型人間学」p38におけるアンケート調査では、少なくとも私にはハとホのみを抽出して検定する意味が見出せませんでした。
そして、p38全体で検定を行った結果、女性において有意性はなく、クラメールの連関係数も0.060215161と、効果量・小(0.1~0.3)にすらおよそ及んでいませんでした。
****************************************
>過去の“議論”は、能見正比古さんの説の一部分を切り取ってきて、表面的な“矛盾”を指摘しているのだけなのだと思われます。
――この指摘自体にはそれほど反論はありませんが(苦笑)、これはABOFANさんが今まさに行っている“議論”と同義なのではないでしょうか?また、これが表面的だというならば、ABOFANさんにとって能見氏の「表面的ではない」という本質的な説は何なのでしょうか?
****************************************
>回答率を適宜読み取り、各血液型のパーセントを日本人平均とし、すき/きらい でχ2検定した結果を参考までに示します。
――「血液型人間学」p181について回答していただきましたが、私が問題としたのはまさにこのことなのです。
p181において、各血液型における回答者数は示されていませんでした。ので、「効果量小~中」であるという主張に疑問がありました。あるいはABOFANさんなら原本(生データ)をご存じなのかとも思いましたが、やはり知らなかったようですね……。
これではデータの信頼性という意味でも疑問が残りますし、まさに、「参考」程度のデータであり、これをもって効果量小である、というのは類推の域を出ていないかと思われますが。
****************************************
>我ながら、これでまともな回答になっているのか疑問ですが、正直にこれしか回答しようかありませんので、どうかご了承下さい。
――十分丁寧な回答でした。ありがとうございます。
****************************************
さて、ここからはABOFANさんへの回答と、私からの質問を行いますね。
まず初めにいただいた質問の方から……。
ご自身で既におっしゃられていますが、
>山岡氏の結論 サンプル全体では「自己評定値の有意差が*ある*」
>長島氏の結論 サンプル全体では「自己評定値の有意差が*ない*」
矛盾するも何も、結局のところ、これが全てなのでしょう(山岡先生の研究においては“信じていない群”では有意差は出ていないことはしっかり区別せねばなりませんね)。
血液型性格診断において、「血液型」によって「性格」に影響がある、との仮説検定を行うと(実際には、前提となるこの仮説に疑問があるわけですが)、結果が大きくばらついてしまうのではないでしょうか。
血液型性格関連説を支持するものにおいては、「自己成就予言」や「バーナム効果」、あるいは社会的ステレオタイプによる学習なのではないか、という批判を免れ得ず、また、有意差がみられたものに関しても、その効果(関連性)は無視できるほど小さい(だから、研究によって大きくばらつきがあるのかもしれません)。
これは実証的研究の限界ともいえますが、現時点での血液型性格関連説では以上のような批判を回避できない構造にあるのではないでしょうか?※この点に関しては、今回こちらの【質問】にて、また詳述します。
そういうわけで、大村先生、山岡先生、坂元先生ら、ほかにも日本パーソナル心理学会などは血液型性格関連説を懐疑的に扱っており、有意差がみられたものについては前述のような「思い込みなどの効果」であると結論付けています。そのこと“自体”はABOFANさんもお認めになっているかと思いますし、私もこれらの結論は妥当と考えます。
また、縄田先生は血液型性格診断を「積極的に否定」する研究を行い、実際そのような結果がえられていますよね。
****************************************
次に、
【質問】「科研費」の研究成果報告書で、調査のサンプル数を書かなくていい場合ってあるのでしょうか?
――とのことでしたが、個別具体例に関することですので私には何とも言えません。つまり、ABOFANさんのこの情報だけでは何ともわかりません。申し訳ありませんが……。どうしても疑問に思われるのでしたら、「日本学術振興会」にお問い合わせになられればよいかと思います。
****************************************
さて、おおよそお答えしたかと思いますので、私からの【質問】に移らせていただきますね。
【質問】
以前にも申し上げましたが、効果量・小とは“一般的”には「ほとんど関連がない」という扱いをされるかと思います。つまり、たとえ有意差がみられたとしても、たとえば社会生活などにおいては“全然使えない”と受け取ることができます(念のため、これは“意味がない”という意味ではありませんよ)。
 これについて――ABOFANさんに示していただきましたが――「血液型人間学」の効果量が小であるならば、少なくとも“使えない”ほど小さな効果であることには同意いただけますでしょうか?それとも、効果量・小の「血液型人間学」は、現時点で何かに応用できるのでしょうか?※たとえば、A型のあなたは「○○」という性格ですよ、などというアドバイスを行ったり、ということです。
よろしくお願いします。
後記:今回の返答、遅れてしまい大変申し訳ありませんでした。以前にも申しましたが、今後しばらくはコメント処理に若干時間がかかることをご了承ください。
b154
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
“血液型差別”とよく言われていますが、若い女性は血液型が好きですし、話題に乗らないと白い目で見られる…とまではなりませんが、好意的に思われない確率が大なので気をつけましょう(笑)。以下はデータです。
R25より
「血液型と性格の関係」に関する話題が「好きなほう」 → 男性48%/女性75%。
「“血液型と性格の関係”について話題になった際、“科学的根拠がない”などと否定する男性をどう思うか?」と女性に聞いてみた結果 → 「つまらない」(40%)/「冷静」(29%)/「頭が堅い」(27%)
http://r25.yahoo.co.jp/fushigi/wxr_detail/?id=20121108-00026737-r25
上瀬由美子ほか (1996), 血液型ステレオタイプ変容の形―ステレオタイプ変容モデルの検証―, 社会心理学研究, 11(3), 170-179. ― 首都圏の女子大学生318人 「血液型性格判断は楽しい」(83.6%)/「血液型性格判断が好き」(61.5%)
山下玲子 (2008), 血液型性格判断はなぜすたれないのか, 日本社会心理学会第48回大会発表論文集. ― 大学生(女子が全体の約2/3)で自身が参加した血液型性格分類の話題を「面白い、続けたい」と思ったことがある人は51.3%(全体の261人中134人)。また、調査対象である大学生は「相応の知識を持ってよく話題にし」「血液型と性格の間には多少の関係があり」「自身の血液型についてもある程度当てはまる」という結果が示されている。
ABOFANさん
情報提供ありがとうございます。
b155
ABO FAN
血液型性格診断
お忙しい中ありがとうございます。さて、
>ABOFANさんの質問は、山岡先生の研究と他の方々の研究が矛盾しているのでは?といったものでしたが、なぜか途中から主体が「私」になっているのです。それよりも問題なのは、話が飛躍しすぎていていることにあるのでしょうが……。
>まずは、
>・山岡先生の研究における「仮説検定」
>・坂元先生らにおける「仮説検定」
>を明瞭にされたほうが良いのではないでしょうか?
――う~ん、どうしますかね。実は、実際にお会いしたときに直接疑問を投げかけようと思っていたのですが、たぶんそういう機会もなさそうなので、ここに正直に書くことにします。
失礼ながら、ほぼ間違いなく管理者さんの統計の知識は“中学”レベルなのだと思われます。というのは、上の文章を素直に読む限り、高校の確率・統計の単位を取ったとは思えないからです。
山岡氏のデータ、坂元氏のデータ、長島氏のデータ…を同一基準で比較するのに、彼らの「仮説検定」を考慮する必要はありません。なにしろ「仮説」が違うのですから…。こんなことは、高校の確率・統計レベルでもわかるはずです。まさか、私が自由に仮説を立てるのは禁止ではないでしょうから…。(笑)
さて、以前の私は、この手の話は(“理解”すると自分に不利なので)わからないフリをしている(例:W菊池氏)と信じていたのですが、管理者さんはどうやら本気でそう思いこんでいるようですね。
他人のデータについて、同一基準で比較するのに、「私」が比較しようが誰が比較しようが結果は同じことです。もっとも、その比較の仕方については疑問があるというなら、それはそれで別の問題です。
誰が計算しても「1+1=2」でしょう? それを“飛躍”しているとか、主語が問題だとか、最初の1と次の1は性質が違うので加えてはダメというのでは話になりません。
>本来、ここで仮説を立てなければならないのは能見正比古氏(もしくはABOFANさん)なのではないでしょうか?
――いいえ。私は、管理者さんの要望に応じ、管理者さんの考え方に沿って“仮説を検証”しただけです(これは「血液型人間学」のデータで…という意味です)。その“仮説の検証”が適切だとは私自身は思っていません。そもそも、自分が変だと思っている“仮説の検証”に責任を持てないのは当然ではないでしょうか? その上、管理者さんは私が考える「仮説の検証」は全く無視というのが現状です。それは、冒頭の「ABOFANさんの質問は…問題なのは、話が飛躍しすぎていている」という文章で明らかです。
こう書くと、たぶん能見正比古さんのデータなのに…という反論が返ってくるでしょう。しかし、p38のデータは単発で数百人レベルですから、再現性をチェックしようがありません。ところが、山岡氏は6千人、坂元氏は3万人で11年、長島氏は20万人で30年です。どっちが私の「仮説」を検証するのに向いているか、少なくとも高校生レベルの知識があれば判断できるはずです。よろしいですか?
ついでに、管理者さんは、私の仮説が「間違っている」という基準は(明確ではないにしろ…)あるようですが、「正しい」という基準は示そうとしません。「議論」ということなら、管理者さんが基準を示さない限り話が進みませんし、現実にそうなっています。
参考までに、以前の投稿を再掲します。
さて、ご存じのように[大槻]キョージュは、もし超能力の存在が証明されたら早稲田大学の教授を退職する称して、辞表を持参し、しばしばTVや週刊誌などで見せびらかしており…
言っちゃ何だが、これ、よくある陳腐なトリックである。アメリカには、この種の宣言をしている人が少なからずいる。/ナチスのユダヤ人虐殺を立証した人には100万ドル進呈します、といった類だ。
しかし、こういう場合は、結局その人本人を納得させうるような証拠を提出するというのが条件なので、何が出てこようとも「まだまだ、そんなものは証拠の内に入らない」とさえ言っていれば、彼は賞金を払う必要はないし、それでいて世間には、いかにも彼の主張が正しくて、例えばナチスのユダヤ人虐殺には明確な証拠がないような印象を与えることができるというわけである。/しかも、すでに述べたように(「物理の基本原則に反する」ので)何があっても超能力は認めないというのだから、両方表のコインで賭をしているようなものである。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/16 22:34:10)
また、有名なSF作家、アイザック・アジモフ (Isaac Asimov) の著書からもお送りします。
親愛なる読者諸君、科学の発見の中から選り好みをし、私の尊大な気まぐれのままに、あるいは受け入れ、あるいは捨てる自由を認めてもらえるなら、諸君が証明したいことを何でも証明してお目にかけよう 『わが惑星、そは汝のもの』空想自然科学入門 (My Planet, “Tis of Thee”)  山高昭 訳 早川書房(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/27 00:02:59)
>ABOFANさんにとって能見氏の「表面的ではない」という本質的な説は何なのでしょうか?
――何回も書いたとおり「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中」です。もっとも、私が管理者さんに確認しているのは「仮説の検証」の具体的な方法であって「仮説」そのものではありません。それは上に書いたとおりです。
>――「血液型人間学」p181について回答していただきましたが、私が問題としたのはまさにこのことなのです。
――それは、管理者さんが問題にしているだけであって、私も能見さんも問題にしていませんが?(問題だと思うなら、そもそも著書に書くはずがない) 統計データの傾向が男女で違っても、アンケートの取り方で数字が変わっても、性格はダイナミックなものなので、その「一瞬」だけなら差が出るというのが元々の「血液型人間学」です。どんな場合でも一貫して差が出るという特徴は、意外に多くありません。そして、その「一貫して差が出る」ケースについては、上に書いたように管理者さんは“全く無視”という妙なことになっています。
>血液型性格診断において、「血液型」によって「性格」に影響がある、との仮説検定を行うと(実際には、前提となるこの仮説に疑問があるわけですが)、結果が大きくばらついてしまうのではないでしょうか。
――いいえ、パーソナリティ心理学が正しいとするなら「必ず差が出ます」(もちろん、一定の条件は必要ですし、前述のように必ずしも一貫した差が出るのではありません)。そして、現実のデータでも、そのとおり差が出ている訳です。それを認めないのは自由ですが、反証を提出せずに認めないのは科学ではありません。長島氏の「20万人」のデータに対する反証を、ぜひお願いします。
>血液型性格関連説を支持するものにおいては、「自己成就予言」や「バーナム効果」、あるいは社会的ステレオタイプによる学習なのではないか、という批判を免れ得ず、
――いいえ、それらは金澤正由樹氏によって、「直接」データによって否定されています。金澤氏を否定するのであれば、差が出ているのは全て「自己成就予言」や「バーナム効果」によるものだと「直接」データで証明してください。私は、そういう研究は見たことがありませんが…。
>大村先生、山岡先生、坂元先生ら、ほかにも日本パーソナル心理学会などは血液型性格関連説を懐疑的に扱っており、
――大村氏は、現在は肯定的だと言っていいかと思いますが?
「血液型性格学」は信頼できるか(第30報)I →総理大臣に選出される衆議院議員の血液型はTable 4に示してあるように、O型が多数である。http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-11-22
>縄田先生は血液型性格診断を「積極的に否定」する研究を行い、実際そのような結果がえられていますよね。
――いいえ、あの結論は明確に間違っています。差が出ないのは「性格に関する質問」をしていないからで、長島氏の「20万人」のデータで明確に結論が否定されています。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/nawata.htm
>【質問】「科研費」の研究成果報告書で、調査のサンプル数を書かなくていい場合ってあるのでしょうか?
>――とのことでしたが、個別具体例に関することですので私には何とも言えません。
――科研費の研究で「調査のサンプル数を書かなくていい」という研究者や指導者がいても特に問題にならないということですか? 私には信じられませんが、そういうものなのでしょうか? 絶対に科研費を返還させるべきだと思いますが。
>【質問】
>以前にも申し上げましたが、効果量・小とは“一般的”には「ほとんど関連がない」という扱いをされるかと思います。つまり、たとえ有意差がみられたとしても、たとえば社会生活などにおいては“全然使えない”と受け取ることができます(念のため、これは“意味がない”という意味ではありませんよ)。
>これについて――ABOFANさんに示していただきましたが――「血液型人間学」の効果量が小であるならば、少なくとも“使えない”ほど小さな効果であることには同意いただけますでしょうか?それとも、効果量・小の「血液型人間学」は、現時点で何かに応用できるのでしょうか?※たとえば、A型のあなたは「○○」という性格ですよ、などというアドバイスを行ったり、ということです。
――私の文章をよく読んでください。「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中」です。「小」ではなく「小~中」ですので、お間違えがないようお願いします。ですので、私の言っていないことを質問されてもお答えできません、というのが正式な回答になります。
もっとも、一般的に「小」ならどうなのかという話はあるかと思います。ところが、前回
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。(回答日時:2015/10/13 21:09:42)
――とあります。管理者さんの「小」の定義がはっきりしないのだから、これもお答えできません。いずれにせよ、回答を要求するなら、まずは管理者さんの定義を明確にしてからお願いします。
では質問です。
【質問】
仮に、この「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」で、ある疑似科学について何か調査をしたとします。普通なら、研究報告書に調査年とサンプル数は間違いなく明記するでしょう。さて、別な疑似科学についても同じような調査をしましたが、調査年とサンプル数は全く書かないということはありえますか? ただし、報告書のスペースは十分あるとします。仮定の話だから答えらないなどと言わず、現時点でどう判断するかで結構です。
1. どの研究でも研究報告書に調査年とサンプル数は明記するべきだ
2. どの研究でも研究報告書に調査年とサンプル数は明記する必要はない→理由をお願いします
3. 一部の研究では研究報告書に調査年とサンプル数は明記するが全部は必要はない→明記する・しないの基準を私に理解できる形で具体的にお願いします
失礼しました。
ABOFANさん
 今回もお待たせしました。ただ、今回は前回よりは書くことが少なそうなので、少し気が楽ではありますが……。
まず、これは質問ではなく単に知らないのでお教え願いたいのですが、
>私にはどう読んでも「メタ分析」の否定としか意味が取れません。
――なぜメタ分析の話が出てきたのか(しかも私がいつの間にかメタ分析を否定していることになっていますね笑)私には理解できないのですが……苦笑「血液型性格関連学説」に関してメタ分析を行った報告がどこかにあるのですか?そういう報告があるのであればお教え願いたいのですが……。
****************************************
さて、いちいち言葉尻を取り上げるのも何なのですが、たとえば
>ついでに、管理者さんは、私の仮説が「間違っている」という基準は(明確ではないにしろ…)あるようですが、「正しい」という基準は示そうとしません。「議論」ということなら、管理者さんが基準を示さない限り話が進みませんし、現実にそうなっています。
――これは、以前にも申し上げたのですが、「説明責任」という概念を思い出していただければ、と思います。
ABOFANさんが能見氏の「血液型人間学」や「血液型性格関連学説」を「肯定」されたいわけですから、「立証責任」あるいは「説明責任」はABOFANさんに帰属するものと考えられるのです……。つまり、
>それは、管理者さんが問題にしているだけであって、私も能見さんも問題にしていませんが?(問題だと思うなら、そもそも著書に書くはずがない)
――こういうお言葉自体が的外れなんですよねぇ~。このように反駁を受け付けない、あるいは反省的に取り上げないという構造が問題の深部にあるかと存じ上げます。
****************************************
次に、問題になっている「血液型人間学」p38についてですが、
>こう書くと、たぶん能見正比古さんのデータなのに…という反論が返ってくるでしょう。しかし、p38のデータは単発で数百人レベルですから、再現性をチェックしようがありません。ところが、山岡氏は6千人、坂元氏は3万人で11年、長島氏は20万人で30年です。どっちが私の「仮説」を検証するのに向いているか、少なくとも高校生レベルの知識があれば判断できるはずです。よろしいですか?
――「説明責任」の話と被るのですが、この発言がABOFANさんの考えの基本を体現していると思いますので、少しだけ言及させていただきます。
まず、
>p38のデータは単発で数百人レベルですから、再現性をチェックしようがありません。
――明治大学でp38と全く同じ質問を簡易的に行ったものでは、男女とも有意差はありませんでした。ABOFANさんにいわせるとこれは、人数が足りないからだ、そうですが……(一応、100人規模ではあったのですが苦笑)。これではある意味、再現性のチェックはできないですね苦笑。ですが、でしたらABOFANさん自身が能見氏の質問紙(お持ちでしたら)を用いて自ら追試を行えばよいのではないでしょうか?そういう調査を行うことはないのですか?
>どっちが私の「仮説」を検証するのに向いているか、
――この発言は、ABOFANさんはデータの恣意的な選択を認める、という意図でしょうか。だとすると、データの信頼性、客観性に大きく疑問がもたれます。おそらくそうではないと思うのですが……。
>ところが、山岡氏は6千人、坂元氏は3万人で11年、長島氏は20万人で30年です。
――何度も申し上げますが、これは「血液型性格診断」、能見氏の「血液型人間学」を肯定的に補強する研究ではないのです……。また、長島先生の研究においては、ABOFANさん自らご提示いただいた以下の報告をもう一度お読み直しください、としかもはや申し上げられません(こういった傾向が見られるのでしたら、やはり科学教育、科学リテラシーの向上は急務かもしれませんね)。
https://kaken.nii.ac.jp/pdf/2011/seika/C-19/17301/22650191seika.pdf
****************************************
では、ABOFANさんのご質問にお答えします、と言いたいところですが、前回の質問がいま一つ理解できなません……。これは、「科研費」研究において、ということでしょうか?
文脈から考えて「科研費」研究だとして一応話を進めますが、私にお尋ねにならなくても、日本学術振興会のHP、ならびに同ページの「科研費FAQ」などがABOFANさんの疑問に答えてくれると思います。以下をご参照ください(問い合わせもできるので、科研費に関する疑問はそちらにお尋ねになったほうが正確かと思います)。
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/01_seido/05_faq/data/kakenhi_faq.pdf
http://www.jsps.go.jp/j-grantsinaid/index.html
ここからは推察なのですが、ABOFANさんが以上のような疑問をもたれるのは、「報告書」と「論文」の意味を混同されているからではないか、と思われるのですがいかがでしょうか?科研費の報告書につきましては、やはり日本学術振興会にお問い合わせいただくのが適当かと思いますが、「成果報告書」と「論文」は当然イコールで結べるものではないと思います。
****************************************
最後に、私からの質問です。
【質問】
前回、
>私の文章をよく読んでください。「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中」です。「小」ではなく「小~中」ですので、お間違えがないようお願いします。
――このようなご返答をいただいたのですが、では、「効果量・中」であるデータをお示しいただけますでしょうか?ABOFANさんによると、能見氏の「血液型人間学」は「効果量小~中」であるそうなので、そのデータをご提示ください。今のところ、能見氏の著書からは効果量・小しか話題に上がっていませんよね?この際、ABOFANさんの根拠を是非お伺いしたいのですが……。※当然ですが、検証可能なデータをお願いします。また、有意差はなかったが、効果量は中である、のようなわけのわからないデータはできればご勘弁願いたいです(それしかないのなら別ですが)苦笑。
****************************************
p.s.お答えいただかなくて結構ですが、前回の回答でのp38における有意性云々の話にはご同意いただけたのでしょうか。ご同意いただけたのだとすると、p38の女性のデータは「効果量・小」にすらおよそ及ばないのですが……。
b156
ABO FAN
血液型性格診断
全くの余談ですが、
>ABOFANさんの質問は、山岡先生の研究と他の方々の研究が矛盾しているのでは?といったものでしたが、なぜか途中から主体が「私」になっているのです。それよりも問題なのは、話が飛躍しすぎていていることにあるのでしょうが……。
>まずは、
>・山岡先生の研究における「仮説検定」
>・坂元先生らにおける「仮説検定」
>を明瞭にされたほうが良いのではないでしょうか?
――は、私にはどう読んでも「メタ分析」の否定としか意味が取れません。
#私の主張や意見が「メタ分析」に値しないという批判はあるかもしれませんが(苦笑)。
さて、私も随分と論争の経験はありますが、「まともな」論者でメタ分析をすること自体を否定していた人は記憶にありません。
#もちろん、管理者さんはまともな論者ですよ(笑)。
本題に戻ると、大学レベルでメタ分析の否定は論外ですが、中学生ならしょうがないでしょう。
高校生は微妙なところですが、確率・統計の単位を取った生徒なら、メタ分析否定というのはどんなものか…。
結局、消去法で考えると、一番確率が高そうなのは―繰り返しになりますが―管理者さんが高校で確率・統計の単位を取っていない(ようだ)ということです。
あるいは、現在の学校教育では「同調圧力」がかなり強いらしいので、その反映なのか…。
でも、いくら同調圧力が強いとしても、メタ分析否定とは別物なはずです。なにしろ、ここは「疑似科学とされるものの科学評定サイト」ですからね。単なる個人の感想を書いているのじゃありませよね。
あるいは、冒頭の管理者さんの文章は、私なんかが想像もできない“深遠な意味”でもあるのか…。
どうなんでしょうか?
なお、以上は質問でなく、単なる私の感想ですから回答は任意です。
失礼しました。
ご投稿ありがとうございます。
このコメントへのレスポンスについては、前のコメントをご覧下さい。
b157
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
ネットを見ていたら、懐かしい情報を見つけました。この文書は2003年ですが、まだ残っていたんですね。
2003年時点では「菊池誠氏は心理学のアンケート調査では関連が見つからない」と信じていたことがわかります。しかし、2003年時点でも坂元氏、山岡氏、白佐氏など、いくつか心理学のアンケート調査で「関連が見つかった」と結論づけている論文がありますので、この点は菊池誠氏のチェックミスということになります。
***********
「科学とニセ科学」レジュメ (大阪府研究職職員研修会 [2003年]2/17 於マイドーム大阪)
菊池誠 (e-mail:****@cmc.osaka-u.ac.jp) 大阪大学サイバーメディアセンター 同大学院理学研究科物理学専攻 同大学院生命機能研究科
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/nisekagaku/pseudo_resume.pdf
2 練習問題:血液型性格判断
[中略]
6. よく訊かれる質問:「心理学のアンケート調査では関連が見つからなくても、実は微かな関係がある可能性は否定できないのではないか」
それはその通りで、よくよく調べると弱い相関があるということになるかもしれない。それ自体は、科学の問題として意味がある。しかし、血液型性格判断はそのような微妙な関係のことを言っているのではないことに注意。上の質問は血液型性格判断とはなんの関係もない。
もっとも、測定限界ぎりぎりで話をしなくてはならないとすれば、それはラングミュアのいう「病的科学」の兆候でもある。
***********
以前に紹介したとおり、いくつかののデータで差が出ているのですから、菊池誠氏は以前の主張を撤回しないといけないはずですが、残念ながら私はそういう事実は発見できませんでした。彼が典型ですが、いったん「ニセ科学」と決め付けてしまうと、どんな反証が出ても受け付けないらしいので、「ニセ科学批判批判」がそれなりの影響を持つことも理解できます。
#もっとも、菊池氏が主張を変えたことを私が知らないだけかもしれませんが…。
念のため、「関連が見つかった」という報告の中で、「20万人」を解析した長島氏の研究成果報告書から抜粋しておきます。
***********
科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書
教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究
A demonstrative and critical study on pseudo-science for scientific literacy construction at teacher education course
2010年度~2011年度
代表者 武藤 浩二 MUTO, Cosy
研究分担者 長島 雅裕 MASAHIRO, Nagashima
https://kaken.nii.ac.jp/d/p/22650191.ja.html https://kaken.nii.ac.jp/pdf/2011/seika/C-19/17301/22650191seika.pdf
《研究概要》
本研究では、疑似科学が用いられた学校教育の実態等を調査するとともに、最近の大規模調査データを用いた血液型と性格に関する解析を行った。…また血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/nagashima.htm
ご投稿ありがとうございます。
長島先生の研究については、科学教育の向上という意味においても重要な研究であると思います。
参考URLに加えさせていただきます。
ありがとうございました。
b158
ABO FAN
血液型性格診断
お忙しいところ、回答ありがとうございました。ただ、今回の回答は正直???です。
>>私にはどう読んでも「メタ分析」の否定としか意味が取れません。
>――なぜメタ分析の話が出てきたのか(しかも私がいつの間にかメタ分析を否定していることになっていますね笑)私には理解できないのですが……苦笑「血液型性格関連学説」に関してメタ分析を行った報告がどこかにあるのですか?そういう報告があるのであればお教え願いたいのですが……。
――「メタ分析」を検索してみてください。管理者さんの恩師がトップで検索されます。内容は次のとおりです。
>メタ分析とは,「分析の分析」を意味し,統計的分析のなされた複数の研究を収集し,いろいろな角度からそれらを統合したり比較したりする分析研究法である。…メタ分析の長所は次のような点にある。第1に,1つの研究では見失われていた小さな関係が,多くの研究を統合することで明らかになる。 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-9.htm
そして管理者さんは次のように述べています。
>まずは、/・山岡先生の研究における「仮説検定」/・坂元先生らにおける「仮説検定」/を明瞭にされたほうがいのではないでしょうか? (回答日時:2015/10/19 22:33:51)
明らかに、これはメタ分析否定以外の何物でもありません。報告があるかどうか以前の問題です。
>>ついでに、管理者さんは、私の仮説が「間違っている」という基準は(明確ではないにしろ…)あるようですが、「正しい」という基準は示そうとしません。「議論」ということなら、管理者さんが基準を示さない限り話が進みませんし、現実にそうなっています。
>――これは、以前にも申し上げたのですが、「説明責任」という概念を思い出していただければ、と思います。
>ABOFANさんが能見氏の「血液型人間学」や「血液型性格関連学説」を「肯定」されたいわけですから、「立証責任」あるいは「説明責任」はABOFANさんに帰属するものと考えられるのです……。
――この言葉は、そっくりそのままお返しします。それは以前に書いたとおりです。
>――だいぶ誤解されているようなので、ここで訂正しておきます。私は、このサイトへの投稿で「血液型人間学」を肯定したいなどは考えていません(なお私の「血液型人間学」の説明は管理者さんから要求されたからしたもので、管理者さんが「否定」している「血液型人間学」の管理者さんの定義はなぜか明らかでないのも不思議です)。冒頭に書いたとおり、このサイトの「事実」に対する誤認、あるいは取り上げられていない「事実」に対して、情報提供、コメント、質問…をしているだけです。また、(結果的に)過去の例と同様に、「疑似科学批判」側の方が、そういう私の「事実」の指摘に対して“回答拒否”であるということを、事実をもって示しているだけです。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/09/16 00:28:29)
>>p38のデータは単発で数百人レベルですから、再現性をチェックしようがありません。
>――明治大学でp38と全く同じ質問を簡易的に行ったものでは、男女とも有意差はありませんでした。ABOFANさんにいわせるとこれは、人数が足りないからだ、そうですが……(一応、100人規模ではあったのですが苦笑)。これではある意味、再現性のチェックはできないですね苦笑。
――こんなことを書いて本当に大丈夫なんでしょうか?(苦笑)自分が統計に全く無知だと告白しているようなものですが…。
>ですが、でしたらABOFANさん自身が能見氏の質問紙(お持ちでしたら)を用いて自ら追試を行えばよいのではないでしょうか?そういう調査を行うことはないのですか?
――そんなことをするよりは、山岡氏6千人、坂元氏3万人、長島氏20万人のデータを使った方が、よほどコスパは良いです。あえて説明するまでもないでしょう。
>>どっちが私の「仮説」を検証するのに向いているか、
>――この発言は、ABOFANさんはデータの恣意的な選択を認める、という意図でしょうか。だとすると、データの信頼性、客観性に大きく疑問がもたれます。おそらくそうではないと思うのですが……。
>>ところが、山岡氏は6千人、坂元氏は3万人で11年、長島氏は20万人で30年です。
>――何度も申し上げますが、これは「血液型性格診断」、能見氏の「血液型人間学」を肯定的に補強する研究ではないのです……。
――これこそまさに「メタ分析」の否定ですね。冒頭の管理者さんの恩師の文章を思い出してください。
>メタ分析とは,「分析の分析」を意味し,統計的分析のなされた複数の研究を収集し,いろいろな角度からそれらを統合したり比較したりする分析研究法である。…メタ分析の長所は次のような点にある。第1に,1つの研究では見失われていた小さな関係が,多くの研究を統合することで明らかになる。 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-9.htm
つまり、菊池氏、松井氏、NATROM氏などの「統計データで差が出ない」という主張は間違っているということです。その後、彼らは統計データについての議論では一切沈黙しています。
>では、ABOFANさんのご質問にお答えします、と言いたいところですが、前回の質問がいま一つ理解できなません……。これは、「科研費」研究において、ということでしょうか?
――なぜ理解できないのか、私にはさっぱり理解できません。この点と、管理者さんの質問への回答は次回に。
失礼しました。
ABOFANさん
お返事遅くなりました。
なんだか結局、元の形式に戻ってしまいましたね苦笑
次のコメントから、具体的な回答をいたします。
b159
ABO FAN
血液型性格診断
前回の続きです。
>>どっちが私の「仮説」を検証するのに向いているか、
>――この発言は、ABOFANさんはデータの恣意的な選択を認める、という意図でしょうか。だとすると、データの信頼性、客観性に大きく疑問がもたれます。おそらくそうではないと思うのですが……。
――この発言の真意がわかりません。このサイトでは、日米1万人超を調べた縄田氏の論文で「統計データに差が出なかった」(実は差は出ているのですが、そのことはさておき)ことが、「血液型人間学」を否定する根拠なのだと―少なくとも私は―理解しています。しかし、他のデータ、例えば山岡氏6千人、坂元氏3万人、長島氏20万人のデータでは「統計データに差が出た」のです。差が出ていることは、管理人さんも認めている事実です。結局、「メタ分析」では、管理者さんの恩師のおっしゃるとおり「1つの研究では見失われていた小さな関係が,多くの研究を統合することで明らかになる。」ということなりました。
しかし、管理者さんは、この恩師の言葉に逆らうかのように「統計データに差が出た」のは私の「データの恣意的な選択」だと言っているようですから、明確にメタ分析の否定ということになります。よろしいですか?
なお、管理者さんの言う「恣意的な選択」の基準も不明です。私は、知っている限りの大規模データを解析した結果を紹介しているだけで、何の恣意性もありません。また、それらの統計的検定の結果もそのまま紹介しているだけです。まさかとは思いますが、大規模データ自体が恣意的なのだ、とでもおっしゃるつもりなのでしょうか?
#以上の管理者さんの反応を一番うまく説明できるのは、高校からは「確率・統計」の単位を取っていないということです。つまり管理者さんの知識は“中学生”レベルということになります。
>では、ABOFANさんのご質問にお答えします、と言いたいところですが、前回の質問がいま一つ理解できなません……。これは、「科研費」研究において、ということでしょうか?
>文脈から考えて「科研費」研究だとして一応話を進めますが、私にお尋ねにならなくても、
――なぜ理解できないのか理解できません(苦笑)。前回の質問を再掲します。
>【質問】
>仮に、この「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」で、ある疑似科学について何か調査をしたとします。普通なら、研究報告書に調査年とサンプル数は間違いなく明記するでしょう。さて、別な疑似科学についても同じような調査をしましたが、調査年とサンプル数は全く書かないということはありえますか? ただし、報告書のスペースは十分あるとします。仮定の話だから答えらないなどと言わず、現時点でどう判断するかで結構です。
>1. どの研究でも研究報告書に調査年とサンプル数は明記するべきだ
>2. どの研究でも研究報告書に調査年とサンプル数は明記する必要はない→理由をお願いします
>3. 一部の研究では研究報告書に調査年とサンプル数は明記するが全部は必要はない→明記する・しないの基準を私に理解できる形で具体的にお願いします
繰り返しますが、この「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」で…仮定の話だから答えらないなどと言わず、です。前々回の質問では「科研費」としたら、他人の報告書や一般論では答えられないとのことで、実質「回答拒否」でした。だから、あえて前回は科研費に限定せずに質問したのですが、これまた見事にスルーされました。要するに、自分の答えたくないことは回答しないというのが「基本方針」ということでしょうか。実は、直接会いたいというのは、そういう理由もあったのです。相手に直接質問すれば、「回答拒否」かどうかは表情や態度で歴然とわかりますからね。
さて、管理者さんへの回答です。
>では、「効果量・中」であるデータをお示しいただけますでしょうか?
――いくらでもあります(笑)。山岡氏のデータを管理者さんが気のすむまで計算してはいかがですか?
なお、管理者さんの「効果量・中」は定義が不明ですので、正確な意味ではお答えいたしかねます。念のため、前回の投稿から再掲します。
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。(回答日時:2015/10/13 21:09:42)
繰り返しになりますが、回答を要求するなら、まずは管理者さんの「効果量・中」の定義を明確にしてからお願いします。
#ショートメモリーは大丈夫ですか?
私からの質問は次回に。
失礼しました。
さて、
>だから、あえて前回は科研費に限定せずに質問したのですが、これまた見事にスルーされました
――スルーしていないですよね?笑「報告書」と「論文」は違いますよ?と言っているだけなのですが。これに異論があるとのことなのでしょうか?「報告書」なのであれば、通常、管轄組織におけるその「様式」に従ったものとして提出するのが普通かと思います。これは企業等の「報告書」においても同様かと……。ABOFANさんが「科研費」の報告書について疑問を持っておられるのでしたら、管轄組織である日本学術振興会にお問い合わせになってくださいというお返事をお返ししましたし、これ以外に答えようがないのですが……苦笑
***************************
>いくらでもあります(笑)。山岡氏のデータを管理者さんが気のすむまで計算してはいかがですか?
――これは、意味が違いますよね。もともとABOFANさんは能見氏の血液型人間学が「効果量小~中」であると述べられております。ので、能見氏のデータにて効果量・中を示していただかないといけないのですが。
ちなみに、クラメールの連関係数が効果量に”相当する”ということに、私は初めから同意していますよ。
b160
ABO FAN
血液型性格診断
正直、前回の管理者さんの回答で気が抜けました。というか、振り出しに戻った感じですね。どうやらこのサイトでは、自分の答えたくないことは回答しないというのが「基本方針」らしいので、あえて管理人さんが答えたくない質問をして、“回答拒否”を延々と繰り返す、という方向にやむなく方針転換します。あらかじめご了承ください。
では質問です。
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。(回答日時:2015/10/13 21:09:42)
ということですが、それにもかかわらず
>では、「効果量・中」であるデータをお示しいただけますでしょうか?
という質問をいただきました。ですので、管理者さんの「効果量・中」の定義をお願いします。
なお、管理者さんの恩師は効果量(effect size)の定義はご存じのはずです。以下がその記述です。
><4> 研究の比較とエフェクトサイズ(効果サイズ)
>Z値は,有意性の指標であり,研究の比較には向かない。同じ現象を同じように捉えても,試行数が多ければ統計的有意性は高く,Z値は高くなるからである。そのためメタ分析では,Z値に加えて,試行数によらずに結果の強さを比較する「エフェクトサイズ」という指標を使う。エフェクトサイズは,Z値を試行数の平方根で割って求める(なお,エフェクトサイズは「相関係数」のような性質を持てばよく,算出法にはいくつかの方法がある)。 http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-9.htm
では、どうかよろしくお願いします。
ABOFANさん
>ですので、管理者さんの「効果量・中」の定義をお願いします。
――効果量の定義を”あいまいにしている”のはABOFANさんなのでは?苦笑繰り返しますが、クラメールの連関係数が効果量に相当することに、基本的に異論はありません。
b161
ABO FAN
血液型性格診断
お忙しいところ、連投で申し訳ありませんが、念のために書いておきます。
前々回の私の投稿では(投稿番号349 2015/10/31 14:37)に、
>この発言の真意がわかりません。このサイトでは、日米1万人超を調べた縄田氏の論文で「統計データに差が出なかった」(実は差は出ているのですが、そのことはさておき)ことが、「血液型人間学」を否定する根拠なのだと―少なくとも私は―理解しています。しかし、他のデータ、例えば山岡氏6千人、坂元氏3万人、長島氏20万人のデータでは「統計データに差が出た」のです。差が出ていること(の一部)は、管理人さんも認めている事実です。
と書きました。もっとも、ひょっとして…ですが、管理者さんは何か勘違いされているかもしれません。
私が前々回の投稿で直接的に指摘しているのは、血液型と性格に関係がある(ない)とか、あるいは血液型人間学が正しい(間違っている)ということでは「ありません」。
あくまで、同一の基準で大規模データを比較して、血液型によって統計的に差があるかどうか比較しているだけです。徒然のことながら、比較の基準は同じでないといけませんよね。しかし、「血液型性格の知識があり信じている群とあまり知識が無くあまり信じていない群」に分けているのは、山岡氏だけで、他の論文では(縄田、坂元、長島の各氏)では全体のデータのみです。従って、比較、言い換えれば「メタ分析」は当然「全体のデータ」についての比較になります。
結果は何回も述べたとおりで、
1. 縄田氏(サンプル1万人、性格についての質問項目なし) →差はない
2. 山岡氏(サンプル6千人、性格についての質問項目あり) →差はある
3. 坂元氏(サンプル3万人、性格についての質問項目あり) →差はある
4. 長島氏(サンプル20万人、性格についての質問項目あり) →差はある
ということになります。つり、縄田氏のデータは「性格」についての質問項目がない→差が出ていないということは、誰がどう見ても明らかなわけです。
しつこいようですが、以上のことは事実ですから、「血液型と性格」に関係があろうがなかろうが、あるいは「血液型人間学」が正しかろうが間違っていようが、直接的には関係がありません(もちろん、間接的には関係ありますよ・笑)。しかし、なぜか管理者さんは、この「事実」には一部を除いて「回答拒否」です。
なぜ回答拒否なのかは、管理者さんの知識が“中学生”レベルなのか、あるいは全て知っているから“回答拒否”なのかわかりません。私は絶対後者だと思って進めてきたのですが、最近は前者の可能性が高くなってきたと推測しています。もっとも、いくら管理者さんが“純粋文系”といっても、まさか私が上に書いた「事実」が理解できないはずはないでしょう。
管理者さんが今回の発言にどう反応するのか、それが“回答拒否”なのか、あるいは“掲載拒否”なのか、それとも何らかの“回答”があるのかに注目しています。
さて、既におわかりかもしれませんが、以上の内容は直接お会いして質問する予定でした。なぜなら、今までこのパターンで質問すると、毎回“回答拒否”だからです。しかし、対面してならそういう“細工”はできません。仮に細工をしたとしても、表情や態度で“回答拒否”の理由はすぐわかってしまいますから…。
#たぶん、そういう理由で私と直接会って…ということが保留になっているのではないかと推測しています。
なお、以上は質問ではありませんので、回答は任意です。
ただし、この投稿をどう扱うかによって、今後の対応方針が変わってきます。
失礼しました。
ABOFANさん
>従って、比較、言い換えれば「メタ分析」は当然「全体のデータ」についての比較になります。
結果は何回も述べたとおりで、
1. 縄田氏(サンプル1万人、性格についての質問項目なし) →差はない
2. 山岡氏(サンプル6千人、性格についての質問項目あり) →差はある
3. 坂元氏(サンプル3万人、性格についての質問項目あり) →差はある
4. 長島氏(サンプル20万人、性格についての質問項目あり) →差はある
ということになります。つり、縄田氏のデータは「性格」についての質問項目がない→差が出ていないということは、誰がどう見ても明らかなわけです。
――もしも、これを「メタ分析」だとお考えなのでしたら、申し訳ありませんが、もう一度学習しなおしてください。「メタ分析」は独立な研究結果の統計的な統合ですので、高度に専門的な計算を必要とします。http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-9.htm
本研究、統括責任者である石川幹人教授のページに初学者用の簡易的な説明がありますが、きちんとした統計量を専門書をお読みのうえ、測定してください。
***************************
>私が前々回の投稿で直接的に指摘しているのは、血液型と性格に関係がある(ない)とか、あるいは血液型人間学が正しい(間違っている)ということでは「ありません」。
――こう述べておられるのにもかかわらず、
>縄田氏のデータは「性格」についての質問項目がない→差が出ていないということは、誰がどう見ても明らかなわけです。
――ここでは、「性格」についての質問項目がない、ことを断定されておられますよね?では、ABOFANさんは結局何がおっしゃりたいのでしょうか?お教えください。
b162
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
11/8のテレビ番組「日本のダイモンダイ」で、血液型が取り上げられました。
血液型は、性格に、関係ある気がすると回答したのは68.7%です。
日本人で「関係ある」と思っているのはほぼ7割ですから、まあそんなものでしょう。
総参加人数は、201,119人でした。
情報提供ありがとうございます。
b163
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、またまた爆笑です。
10日間待ったので、さぞかし強烈な反論が返ってくるのだろうと予想していたのですが、見事に裏切られました(笑)。
確かに、私のようなオジサンが、経験の浅い若い人をからかう(失礼!)のは、あまり好ましいことではないんでしょうね。△△ハラにならないようにしないと…。
では、気のついたところだけ。
>なんだか結局、元の形式に戻ってしまいましたね苦笑
――いいえ。管理者さんが、高校の確率・統計を履修していないとすると、いままでの反応がすべてうまく説明できます。逆に、管理者さんに大学院レベルの統計学の知識があるとすると、いままでの反応を説明するのには、非常にアクロバティックな解釈が必要になり、事実上不可能です(絶対に不可能ということではありませんよ・笑)。
ですので、私は、ほぼ100%の確率で、管理者さんが高校の確率・統計を履修していないと確信しています。
>「報告書」なのであれば、通常、管轄組織におけるその「様式」に従ったものとして提出するのが普通かと思います。
――管理者さんは報告書を書いたことがないのですか?長島氏の「報告書」は、研究対象によってサンプル数が表示されている場合(水からの伝言)と、表示されていない場合の(血液型)との両方が同一の報告書に掲載されています。従って、管轄組織である日本学術振興会に問い合わせれば、当然のことながら「報告者に一任」と回答することは明らかです。この点は、管理者さんが知らないふりをしているのか、あるいは本当に知らないのかは、私にはなんとも言えませんが…。
>もともとABOFANさんは能見氏の血液型人間学が「効果量小~中」であると述べられております。ので、能見氏のデータにて効果量・中を示していただかないといけないのですが。
――こうなると、ただただ苦笑するしかありません。前回の投稿を再掲します。
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。(回答日時:2015/10/13 21:09:42)
繰り返しになりますが、回答を要求するなら、まずは管理者さんの「効果量・中」の定義を明確にしてからお願いします(苦笑)。もっとも、管理者さんが高校の確率・統計を履修していないとすると、回答はかなり困難でしょうし、現実に何の回答もいただいていません。具体的に、クラーメルの連関係数がいくつなら「効果量・中」なんでしょう?
念のため、以前の回答に、
>クラメールの連関係数も0.060215161と、効果量・小(0.1~0.3)にすらおよそ及んでいませんでした。(回答日時:2015/10/19 22:33:51)
とありますので、クラメールの連関係数が「中」は0.3以上ということでいいのでしょうか?
>――もしも、これを「メタ分析」だとお考えなのでしたら、申し訳ありませんが、もう一度学習しなおしてください。「メタ分析」は独立な研究結果の統計的な統合ですので、高度に専門的な計算を必要とします。http://www.kisc.meiji.ac.jp/~metapsi/psi/2-9.htm
――長島氏のデータはサンプルが「20万人」と、他のデータとは1桁違うんですが…。ちなみに、坂元氏は3万人、縄田氏のデータは1万人です。これだけサンプル数が違うと、長島氏と坂元氏以外の研究報告はほとんど無視できますよ。よろしいですか?
失礼しました。
ABOFANさん
>従って、管轄組織である日本学術振興会に問い合わせれば、当然のことながら「報告者に一任」と回答することは明らかです。
――では、いったい何をおっしゃりたいのですか?笑正直「報告書」に記載する内容はケースバイケースだとしかいえないのですが……。論文と報告書を混同されていたことを指摘したことがお気に障ったのかもしれませんが、別にABOFANさんのことを非難しているわけではありませんよ。
>クラメールの連関係数が「中」は0.3以上ということでいいのでしょうか?
――特にクラメールに限りませんので、とにかく「効果量・中」に相当するものを能見氏のデータからご提示ください苦笑。そもそも、ABOFANさんが能見氏の「血液型人間学」は「効果量小~中」である、とおっしゃられていますので、説明責任はABOFANさんにありますよね。
>私のようなオジサンが、経験の浅い若い人をからかう(失礼!)
――これは言葉の綾だといいのですが……苦笑。ABOFANさんは、たとえば、科学コミュニケーションを論じるうえで、本サイトをどのような「場」として形成していくことが望ましいと思われますか?血液型性格診断の評定に限らず、どのようなことでも結構ですから、”からかう”のではなく対話にしませんか?そうでないと、ABOFANさんに返答する意味が失われてしまいますよ?
b164
ABO FAN
血液型性格診断
前回の補足です。
1. 生活やお金に関する(血液型で差が出そうもない?)質問を日米1万人に3回したら差が出なかった。
2. 性格に関する(事前に予備調査をして血液型のイメージどおりの)質問を日本人20万人に30年間(数十回?)したら、予想どおりの差が毎年安定して出た。
どっちの結果が妥当なのか、わざわざ「メタ分析」をするまでもないと思うんですが?
これなら、管理者さんが高校の確率・統計を履修していないとしても、あるいは「メタ分析」の手法を知らないとしても、簡単に理解できるはずですが。(笑)
>わざわざ「メタ分析」をするまでもないと思うんですが?
――メタ分析のお話を初めに出されたのはABOFANさんですよね?ですから、こちらが要求しているのは、血液型性格診断におけるメタ分析を行った調査はあるのですか、あるのでしたらお教えください、というものです。
ABOFANさんが何をおっしゃりたいのか、いまひとつ釈然としないのですが……。
b165
AABA
血液型性格診断
 ふと見つけ(てしまっ)たのでコメントさせていただきます。
 ええと…。ABOFAN氏がいわゆる「論文」と「報告書」とか「速報」とか「発表」とか「記事」とかの違いというものを理解していないことは過去に明らかになっています。(まあ、理解していても意図的に無視している可能性も否定はできませんが)
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2010-09-30
(ここにありますが、かの「ニュートリノが光速を超えた」というニュースの「速報」をもって「この画期的なことが論文になってないんだから論文なんて不要」というようなことを言われたときにはかなり脱力しました)
 もちろん、管理人さんはそういったことを踏まえた上で、議論というかコミュニケーションをなさろうとしているのだとは思います。なんらかの実のある結果が得られることを期待しています。
 (あと、できれば、議論(!?)の結果を簡潔にまとめた文書を作っていただければ、と思います。ABOFAN氏の書いたものを読むのはあまり精神衛生上よろしくないことも以前に学習しましたので…)
 よろしくお願いします。
AABA様
ご投稿ありがとうございます。
提供いただいたブログ記事は読んでいませんでした。参考になりそうです。ありがとうございます。
ABOFAN氏のことは、正直初めはかなり面喰ってしまって、何度もカッカさせられました苦笑。かなり屈折した弁論術という意味ですが、ABOFAN氏は豊かな才能をお持ちなのだと感心さえしました。ネット上、あるいは学術サークルにおいてもABOFAN氏(の振る舞い)は(よろしくない意味で)有名みたいですね。
このコメントのやり取りの中で見えてきたことも多くありまして、ご要望のように、いずれ、何らかの形でまとめることも検討中でございます。
ABOFAN氏は非常に純粋な方かと思いますし、かくいう私も全くの不勉強者でありますので、生暖かい目で、ぜひ一段上の目線からこのやり取りを眺めていただければと思います。
また、本研究は科学コミュニケーションの増進を図っておりますので、どんな些末なことでも、気になることがあれば、どんどんお書きください。本研究サイトを”上手に”ご利用いただければ幸いです。
ありがとうございます。
b166
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、今回の回答にも爆笑してしまいました。
自分から言うのもなんですが、私の「メタ分析」についの投稿は穴だらけなのですが(実にお恥ずかしい話です・苦笑)、不思議なことにその点について何の反論もないようですね(苦笑)。
もっとも、それに代わる“反論”らしきものはあります。例えば、
1) 説明責任はABOFANさんにありますよね
2) 論文と報告書を混同されていたことを指摘したことがお気に障ったのかもしれませんが
3) 血液型性格診断におけるメタ分析を行った調査はあるのですか
といったところですかね。さて、管理者さん自身も十分おわかりかと思いますが、これらは大した反論ではありません(笑)。
そもそも、私が【しつこく】【これ見よがしに】【何回も】「管理者さんが、高校の確率・統計を履修していないとすると、いままでの反応がすべてうまく説明できます。」と書いているのですから、単純に大学院で○○の単位を取得しましたと反論すればいいだけ話です。実は、私も密かにそういう反論を期待していました。今までは、戦術的にわからないフリをしていただけです…といったような(笑)。
前述のように、私の「メタ分析」についての投稿は穴だらけなので、本当に大学院レベルの確率・統計の知識があるなら、誰がどう考えてもそうするはずです。しかし、現実は全く正反対に、管理者さんにも不利である1)2)3)のような“反論”しかないわけです。
ということは、管理者さんが高校の確率・統計を履修していないのは正真正銘の事実だというしかありません! もし違うというなら、ぜひ反論をお願いします。今後の議論展開にも関係してきますので。
ちなみに、管理者さんに対する私の“反論”は、
1) 高校の確率・統計を履修していない人には理解できないので説明は不可能です。
2) 私の文章力がなくてそういう誤解を生んでしまいました。大変申し訳ありません。
3) 管理者さんが「メタ分析」を全く理解していないことがわかりました。やはり、高校の確率・統計を履修していない人には説明不可能です。
です(笑)。
なお、メタ分析の細かい話は次回の投稿で書く予定です。
ABOFANさん
???すみません、おっしゃりたいことがよくわからないのですが、とりあえず、「メタ分析」に関してはABOFANさんの一人相撲だったという認識でよいのでしょうか。
また、少し穿った見方ですが、もしかして今回の投稿は、
無知な管理人(そのこと自体は否定しませんが苦笑)対それをわからせるABOFANさん
という構図を表現し、それを”魅せ”たかったのでしょうか?
何度も申し上げておりますが、相手を打ち負かす弁論術を駆使しただけでは「血液型性格診断」「血液型人間学」への補強材料にはなりませんよ。
ABOFANさんの言動からは、「血液型人間学」「血液型性格診断」を”批判する”相手を如何に論述戦(それも泥仕合)に持ち込むか、という観点に力点が置かれているようにしか見えず、「血液型」と「性格」について建設的に議論する態度には、どうしても思えないのです。
b167
ABO FAN
血液型性格診断
私の投稿を読めばおかわりかと思いますが、当初に使った「メタ分析」という言葉は、数学的に厳密な意味ではありませんでした。管理者さんに言われたので、改めて調べ直してみたところ、メタ分析にはきちんとした定義があるようです。これは大失敗でした(苦笑)。
細かい話は省略しますが、メタ分析の対象となるデータには、平均や標準偏差などの計算が必要なようで、元データが最低でも「間隔尺度」である必要があります(5点法の「順序尺度」を無理やり間隔尺度に変換して使っている場合もあります)。しかし2択の「はい」「いいえ」では、それもできません。血液型のデータには、山岡氏のようなごく一部の例外を除き、χ2検定しかできない2択の質問なので、そもそも「メタ分析」をしようがないわけです(苦笑)。
私が管理者さんなら間違いなくそう指摘しますし、たぶん阪大の菊池誠さんもそうしたと思います。さんざん「高校の確率・統計を履修していない…」と言ってたのに、ABOFANはそれ以下だ…というような(笑)。どう考えても、これが一番効果的な反論なはずです。
しかし、なぜか管理者さんはそれはしなかった(AABAさんもそうかもしれませんね・苦笑)。おそらく…ですが、これは「紳士的」なのではなく、「高校の確率・統計を履修していない…」ということしか私には理由が考えられません(失礼!)。
なお、あまりにも私が「頭が悪い」ということを宣伝するのは本意でありませんので、とりあえずこの程度にしておきます(苦笑)。
次回の投稿では、いくつかの管理者さんからの質問に回答します。
b168
ABO FAN
血液型性格診断
>――では、いったい何をおっしゃりたいのですか?笑正直「報告書」に記載する内容はケースバイケースだとしかいえないのですが……。
――そうだと思います。つまり、実質的な研究者である長島氏は、サンプル数と調査年数を絶対に公開したくなかった、ということです。おそらく、それは「明確に肯定的な結果が得られた」からでしょう(「血液型」ではなく「水からの伝言には」サンプル数と調査年数のどちらも明記しているので、違いが極端に目立ちます)。つまり、科学より「ポジショントーク」が優先するということになります。他には理由が考えられません。違いますか?
>>私のようなオジサンが、経験の浅い若い人をからかう(失礼!)
>――これは言葉の綾だといいのですが……苦笑。ABOFANさんは、たとえば、科学コミュニケーションを論じるうえで、本サイトをどのような「場」として形成していくことが望ましいと思われますか?血液型性格診断の評定に限らず、どのようなことでも結構ですから、”からかう”のではなく対話にしませんか?そうでないと、ABOFANさんに返答する意味が失われてしまいますよ?
――正直に書いた方がいいですか? というか、そもそも私の質問に、まともに「返答」していませんよね? それは、管理者さんも重々おわかりのはずですが? 正直なところ、直接お会いできるというので大変喜んでいました。まぁ、公開の場ではいろいろと制限がありますからね(苦笑)。しかし、その話がなんとなく立ち消えとなり、更には私の重なる質問にも“回答拒否”ということのようなので、やむなく現在の方針に転換しました。このことについては、今までに散々投稿に書いたとおりです。よろしいですか?
>>わざわざ「メタ分析」をするまでもないと思うんですが?
>――メタ分析のお話を初めに出されたのはABOFANさんですよね?ですから、こちらが要求しているのは、血液型性格診断におけるメタ分析を行った調査はあるのですか、あるのでしたらお教えください、というものです。
――これは、前回の投稿に書いたとおりです。私の頭が悪い、ということなら認めざるを得ません(苦笑)。ただし、メタ分析的な論文(正確には研究報告でしょうか…)は次のとおり存在します。
Sung Il Ryu , Young Woo Sohn (2007), A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology, Korean Journal of Social and Personality Psychology http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/korea-psy.html
>ネット上、あるいは学術サークルにおいてもABOFAN氏(の振る舞い)は(よろしくない意味で)有名みたいですね。
――ネット上の反応と、実際に会って会話したときの心理学者や否定論者の反応のギャップが面白いのですが、さすがにここで実名で書くのは憚られます(笑)。実際に管理者さんにお会いしたときに、オフレコでと思っていたのですが、どうやら無理なようですね…。
さて、AABAさんの反応は、明らかに「ポジショントーク」です。たぶん原典は読まれていないのでしょう。あるいは、否定論者の「ポジショントーク」を本当だと思い込んでいるのかもしれません。そういう意味では、素直な方なのかもしれませんね。
また、物事を「ネット上の評判だけ」で判断するというのは科学的ではないでしょう。私から言うのもどうかと思いますが、まずは原典を読み込んでから自分自身で判断されることを強くお勧めします。注意しなければならないのは、主張は肯定・否定の両方を読むことです。片方だけ読んだのでは間違いますよ。なお、決して血液型を肯定してほしいということではなく、健全な批判は大歓迎ということです。それが、「ネット上の評判…」では、正直がっかりです。
失礼しました。
>正直に書いた方がいいですか? というか、そもそも私の質問に、まともに「返答」していませんよね?
――私なりに一生懸命回答しているつもりなのですが、ABOFANさんの望む答え以外は「回答拒否」という括りで見られているのでしたら、回答していないのでしょう苦笑。まぁ、それを言い出したら、ABOFANさんも同様に私の質問に答えていないことになるのですが……。
>そうだと思います。つまり、実質的な研究者である長島氏は、サンプル数と調査年数を絶対に公開したくなかった、ということです。おそらく、それは「明確に肯定的な結果が得られた」からでしょう(「血液型」ではなく「水からの伝言には」サンプル数と調査年数のどちらも明記しているので、違いが極端に目立ちます)。
――……推測の域を出ない感想だと思うのですが。明確な根拠をお示しいただければと思います。ただ、この件に関しては以前からABOFANさんのおっしゃる「陰謀論」説とも密接なかかわりがありそうですね。これまでご自身でお調べになってこられた中で、「血液型」と「性格」における「陰謀論」について、よければ情報提供いただけますでしょうか?
>メタ分析的な論文(正確には研究報告でしょうか…)は次のとおり存在します。
――情報提供ありがとうございます。確認させていただきます。
最後に、能見氏の「血液型人間学」において効果量・中であるというデータをお示しいただければと思います。そのうえで私の質問
「以前にも申し上げましたが、効果量・小とは“一般的”には「ほとんど関連がない」という扱いをされるかと思います。つまり、たとえ有意差がみられたとしても、たとえば社会生活などにおいては“全然使えない”と受け取ることができます(念のため、これは“意味がない”という意味ではありませんよ)。
 これについて――ABOFANさんに示していただきましたが――「血液型人間学」の効果量が小であるならば、少なくとも“使えない”ほど小さな効果であることには同意いただけますでしょうか?それとも、効果量・小の「血液型人間学」は、現時点で何かに応用できるのでしょうか?※たとえば、A型のあなたは「○○」という性格ですよ、などというアドバイスを行ったり、ということです。」
にお答えいただけますか?
また、「血液型人間学」p38(女性)についての以前の私の指摘に対して、何か反論等はありますでしょうか?
b169
ABO FAN
血液型性格診断
少々余計なことを…。
AABAさんの投稿は、ほぼリアルタイムで掲載されました。しかし、ここしばらく、私の投稿は10日後ぐらいに掲載されているようです。
私の投稿にだけ回答に時間がかかる(?)というのには、何か理由があるのでしょうか? 管理者さんの回答を読む限り、特に時間がかかるような内容とも思えませんが…。
また、私も回答に時間がかかるような質問はしてないつもりです。
>私の投稿にだけ回答に時間がかかる(?)というのには、何か理由があるのでしょうか?
――偶然、としかいえませんが苦笑、まぁしかし、(私の読解力不足もありまずが)ABOFANさんのコメントを読むのは結構しんどいですよ苦笑。毎回、議論があっちへ行ったりこっちへ行ったりしますし、あと、いまさら言うことでもないですが、相手を小ばかにするような物言いの仕方が気になって、論を追いにくいのです。
b170
ABO FAN
血液型性格診断
早速の掲載ありがとうございます。
ただ、あまりにも予想通りの展開なので、少々申し訳ないような気がしているのも事実です。
ちょっと一息入れて、これからの方向性を考えようと思いますので、少し時間をいただけますか?
どういう方向が建設的でしょうか…。
b171
ABO FAN
血液型性格診断
この掲示板について仲間内で話題にしてみたのですが、私のような「大人げないことはしないで、若者には親切にしてあげなさい」と叱られました(苦笑)。では、気を入れ替えて行きます。
>「メタ分析」に関してはABOFANさんの一人相撲だったという認識でよいのでしょうか。
――それはちょっと違います。私は「メタ分析」は、分析の分析、つまり多くの論文を同一の基準で比較分析するという意味で使っていました。しかし、「メタ分析」自体にはきちんとした定義があるので、私が言っていたのは、正しくは「メタ分析的手法」と言い換えるべきだということです。
また、この厳密の意味での「メタ分析」は、そもそも私の目的とは合致しません。なぜなら、サンプル数が少ないため引き起こされる「タイプ2エラー」を排除するのが主な目的だからです。現実の血液型データは、それこそ数千人~10万人レベルのものもあるので、タイプ2エラーの可能性は限りなくゼロに近く、元々のメタ分析が必要とされた状況とは全く異なる(真逆)ものです。
ですので、「メタ分析」よりは「メタ分析的手法」と言うのが妥当だろうということなります。なお、このメタ分析的手法による分析結果の例は、以前に紹介したように、Sung Il Ryu , Young Woo Sohn (2007) があります。
>また、少し穿った見方ですが、もしかして今回の投稿は、
>無知な管理人(そのこと自体は否定しませんが苦笑)対それをわからせるABOFANさん
>という構図を表現し、それを”魅せ”たかったのでしょうか?
>何度も申し上げておりますが、相手を打ち負かす弁論術を駆使しただけでは「血液型性格診断」「血液型人間学」への補強材料にはなりませんよ。
――たぶんディベートと勘違いしているのではないでしょうか? この場はディベートではありませんよ。ディベートは、与えられたテーマが正しいかどうかは関係なく「相手を打ち負かす弁論術」を競うものです。しかし、私が述べているのは、心理学的には○○であれば、血液型と性格は関係あるという論理であり、その論理に沿ってデータを示しているだけです。従って、反論を示す必要があるのは管理者さんの方であって私ではありません。
#むろん、私の論理やデータが心理学的に、あるいは統計的に間違っている、というような反論なら大いに歓迎です。
しかし、管理者さんを含め、多くの否定側の人には、私に対してデータを提出した反論はありません。いや、縄田氏の「1万人」の論文があるのではないのかということですが、これは何回も述べたとおり、坂元氏の「3万人」、長嶋氏の“20万人”にくらべると“タイプ2エラー”のようなものです。というか、そもそも縄田氏のデータは「血液型と性格」に関するものではない(本人も論文中で書いているように「生活とお金」です…)のですから、初めから問題にならないわけです。
では、なぜそんなデータを新聞記事にまでして“反論”するのかというと、その理由は私も知りたいです(笑)。
>>そうだと思います。つまり、実質的な研究者である長島氏は、サンプル数と調査年数を絶対に公開したくなかった、ということです。おそらく、それは「明確に肯定的な結果が得られた」からでしょう(「血液型」ではなく「水からの伝言には」サンプル数と調査年数のどちらも明記しているので、違いが極端に目立ちます)。
>――……推測の域を出ない感想だと思うのですが。明確な根拠をお示しいただければと思います。
――この質問は意味がありませんよ(この点はディベートに似てますね・笑)。何をもって「明確な根拠」にするのでしょうか? 仮に私の推測が正しいとして、長島氏本人に確認したところ、いや実は「サンプル数と調査年数を絶対に公開したくなかった」と回答すると思いますか? 仮に本当に私の推測が正しいとして(いや、本当ならそれこそ)絶対にそうは回答しないでしょう。そんなの当然ですよね?
ではどうすればいいのでしょうか? 必要なのは、STAP細胞と同じく第三者の検証や再現実験でしょう。あるいは、自分の長島氏の立場だったらどうするか推測することです。
私のような「在野」で「素人」の研究者でさえ、血液型のデータはサンプル数や調査年は(可能な限り)明記しようとします。そうじゃないと信頼されませんからね。能見正比古さんもそうです。ましてや、科研費のデータならなおさらですし、問題のデータはサンプル数も調査年も明確に把握できているので、積極的に公開しない理由は何もないはずです。従って、情報公開を拒否する理由は、長島氏に求めるべきであって私ではありません。
管理者さんも同意見ですよね?
>正直「報告書」に記載する内容はケースバイケースだとしかいえないのですが……。(回答日時:2015/11/18 16:50:27)
とあります。
>最後に、能見氏の「血液型人間学」において効果量・中であるというデータをお示しいただければと思います。そのうえで私の質問
>「以前にも申し上げましたが、効果量・小とは“一般的”には「ほとんど関連がない」という扱いをされるかと思います。つまり、たとえ有意差がみられたとしても、たとえば社会生活などにおいては“全然使えない”と受け取ることができます(念のため、これは“意味がない”という意味ではありませんよ)。
――「私の定義」では示しています。しかし、私が管理者さんに「効果量・中」の定義を何回質問しても“回答拒否”というのが現状ですので、結果として回答ができない状態にあります。
>また、「血液型人間学」p38(女性)についての以前の私の指摘に対して、何か反論等はありますでしょうか?
――同様に、管理者さんからχ2検定での効果量の定義が示されていないので回答できない状態です。念のため、
>クラメールの連関係数が「中」は0.3以上ということでいいのでしょうか?(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/11/10 23:23:23)
>――特にクラメールに限りませんので、とにかく「効果量・中」に相当するものを能見氏のデータからご提示ください苦笑。そもそも、ABOFANさんが能見氏の「血液型人間学」は「効果量小~中」である、とおっしゃられていますので、説明責任はABOFANさんにありますよね。(回答日時:2015/11/18 16:50:27)
とあり、効果量・中については管理者さんからの明確な回答はありません。
>あと、いまさら言うことでもないですが、相手を小ばかにするような物言いの仕方が気になって、論を追いにくいのです。
――経験上、こうするとほとんど“回答拒否”の場合でも回答が得られますし、今回もそのようです…。もっとも、だから仲間から叱られるのですが(苦笑)。
さて、既におわかりかもしれませんが、私のここ一連の投稿は、管理者さんの統計の知識レベルをテストするためのものです。念のため、
>前述のように、私の「メタ分析」についての投稿は穴だらけなので、本当に大学院レベルの確率・統計の知識があるなら、誰がどう考えてもそうするはずです。しかし、現実は全く正反対に、管理者さんにも不利である1)2)3)のような“反論”しかないわけです。
>ということは、管理者さんが高校の確率・統計を履修していないのは正真正銘の事実だというしかありません! もし違うというなら、ぜひ反論をお願いします。今後の議論展開にも関係してきますので。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/11/19 21:51:59)
については、特に何の反応もないようです。やはり、管理者さんは「高校の確率・統計を履修していない…」ということでしょうかね。仲間の大学の先生に聞いてみましたが、確率・統計を履修していないかどうかはともかく、文系出身の学生なら、「標準偏差」を理解していない学生は存在するし、大学院生でもありえるとの回答でした。管理者さんは「ゆとり世代」のはずですし、現在の文系では入試の数学は選択可能のようですね。また、明治大学情報コミュニケーション学部のシラバスを調べても、確率・統計は必須ではなく、F検定を詳しく教えないぐらいだから、正直あまりレベルが高い内容とも思えません(失礼!)。
さて、元に戻って、
>ABOFANさんは、たとえば、科学コミュニケーションを論じるうえで、本サイトをどのような「場」として形成していくことが望ましいと思われますか?(回答日時:2015/11/18 16:50:27)
についてです。ここでの私の投稿は、管理者さんが「標準偏差」程度は当然理解している、という前提で進めてきました。が、さすがに途中からおかしいと思い始めて(いくらなんでも公開の場では失礼なので)直接お会いして(証拠に残らない形で)確認しようと思っていたのです。しかし、その道が閉ざされた現在では、こうして公開の場で確認するしか方法が残されていません。予めご承知おきくださるようお願いします。
率直に申し上げて、血液型と性格に関しては、「標準偏差」の意味を知らないような人に対する「科学コミュニケーション」は、私のような一般人にできるような代物ではありません。たぶん、サイエンスライターの竹内薫さんのような、そういう特別な才能のある人が必要でしょう。
選択肢としては、1)「科学」コミュニケーションではなく、「科学的」コミュニケーションに切り替えるか、2)あるいは管理者さんが統計学を学習するか、3)あるいは私が竹内薫氏のような才能を身に着けるかです。ただし、3)は非現実的です(苦笑)。
なお、このような公開で議論できる「場」を提供してくださることには深く感謝しています。
大変失礼しました。
ABOFANさん
結局、「血液型性格診断」などにおける「メタ分析」のデータは今のところない、ということでよろしいのでしょうか(ABOFANさん曰く「メタ分析」”的”データはあるにしても)。
> この場はディベートではありませんよ
――まさしく、私がABOFANさんに言いたいことそのままですね。
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>私に対してデータを提出した反論はありません
――これも同様で、今まで議論に上ったものは少なくとも「血液型人間学」を肯定するものではありませんでしたよね。自己成就、社会的学習、バーナムetc...といった批判を“免れ得る”データのご提示をお待ちしております。
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>何をもって「明確な根拠」にするのでしょうか
――すみません。確かに言葉がよくないですね。私がおうかがいしたいのは、なぜABOFANさんは、長嶋先生がデータを恣意的に隠匿したと思われたのか?ということです。なぜ「明確に肯定的な結果が得られた」と推測“できる”のですか?ABOFANさんがそう思われた理由をお聞きしたいのです。
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>χ2検定での効果量の定義が示されていないので回答できない状態です
――心理測定における一般的な通念で結構です、と何度もお答えしているのですが……苦笑。効果量・中のデータお待ちしております。
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>管理者さんが高校の確率・統計を履修していないのは正真正銘の事実だというしかありません! もし違うというなら、ぜひ反論をお願いします。今後の議論展開にも関係してきますので
――失礼ですが、これこそまさに、
>仮に本当に私の推測が正しいとして(いや、本当ならそれこそ)絶対にそうは回答しないでしょう。そんなの当然ですよね?
――ではないでしょうか苦笑。ただ、少なくとも本研究の協力者には、心理測定、心理統計を専門としている先生も多数いらっしゃるので、どうぞご安心なさってコメントしてください苦笑。
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>能見正比古さんもそうです。ましてや、科研費のデータならなおさらですし、問題のデータはサンプル数も調査年も明確に把握できているので、積極的に公開しない理由は何もないはずです。
――ええ、ですから、「報告書」と「論文」は違いますよ?と申し上げているのですが。「報告書」の書誌事項については日本学術振興会にお尋ねください、としかお答えしようがありません苦笑。どうやら、ABOFANさんの中では、公開しない=隠ぺいしている、となっているようですが、繰り返しますが、「報告書」と「論文」の意味の違いをご検討ください。
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>ここでの私の投稿は、管理者さんが「標準偏差」程度は当然理解している、という前提で進めてきました。が、さすがに途中からおかしいと思い始めて(いくらなんでも公開の場では失礼なので)直接お会いして(証拠に残らない形で)確認しようと思っていたのです。
――ここでの私の回答は、ABOFANさんが心理統計にある程度精通している、という前提で進めてきました。が、(単純な計算ミスとはいえ)、p38におけるχ二乗検定に間違いがあったあたりから(本当はそれ以前からですが)、さすがにおかしいと思い始めました。
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これまで、「血液型人間学」のデータや明治大学での簡易的な実験、その他論文について、回答してきました。それでもABOFANさんからは、ただ単に「心理統計にまったく無知な管理人(それほど否定できることでもありませんが苦笑)」と「統計学に精通しているABOFAN」とが血液型と性格を論じている“構図”を“ネット上で(誰かに)魅せたい”という印象しか受けません。
血液型と性格における議論を建設的に進めようとされているようには、申し訳ありませんが思えないのです(それがABOFANさんのスタンスなのかもしれませんが苦笑)。
b172
ABO FAN
血液型性格診断
ご返事ありがとうございます。
> 結局、「血液型性格診断」などにおける「メタ分析」のデータは今のところない、ということでよろしいのでしょうか(ABOFANさん曰く「メタ分析」”的”データはあるにしても)。
――それは考え方次第です。例えば、このサイトの関連リンクにある「血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2)) 山岡重行 大村政男 浮谷秀一」では、Z値かどうかは別として、「間隔尺度」のデータは計算しているはずです。従って、原理的には「メタ分析」のデータを得ることは可能です。ただし、現状でZ値が公開されている論文や報告書は(私の記憶では)ありません。
>>私に対してデータを提出した反論はありません
>――これも同様で、今まで議論に上ったものは少なくとも「血液型人間学」を肯定するものではありませんでしたよね。自己成就、社会的学習、バーナムetc...といった批判を“免れ得る”データのご提示をお待ちしております。
――う~ん、なんと回答すればいいのでしょうか…。この文章は、管理者さんに『「血液型人間学」を肯定する』何らかの定義があるというのが前提ですよね。しかし、この点は私が何回質問しても管理者さんが“回答拒否”ですので、そもそも議論以前にディベート自体も不可能なのです。「定義不明」なものについてのディベートや議論は(少なくとも私には)不可能というのが一番正直な答えになります。もっとも、私には別な考えもあるのですが、この点は後述します。
なお、「自己成就、社会的学習、バーナムetc...」については私は全て反論を提出していますが、管理者さんが“無視”ないし“回答拒否”となっています。例えば、バーナム効果は、心理学の性格検査にも存在しますので、血液型人間学が正しくない「必要条件」であっても、「十分条件」ではありません。
>なぜABOFANさんは、長嶋先生がデータを恣意的に隠匿したと思われたのか?ということです。なぜ「明確に肯定的な結果が得られた」と推測“できる”のですか?ABOFANさんがそう思われた理由をお聞きしたいのです。
――まず、管理者さんは何事にも「定義」をはっきりさせる必要があるのではないでしょうか?
血液型と性格のアンケートでは、いわゆる“占い系の女性雑誌”でさえ、きちんと調査年とサンプル数を示しているのが普通です。つまり、論理的に考えると、長島氏が血液型と性格の科研費の報告書を書いた目的は、彼の根拠が、いわゆる“占い系の女性雑誌”より貧弱であることを公表すること(苦笑)になります。また、科研費の報告書の根拠は、いわゆる“占い系の女性雑誌”より貧弱でも何の問題もないということになります。確かに、その意味では“一貫”していて、彼は自分のこの報告書については「一言も」発言していません。
また、「肯定的な結果が得られた」のも事実です。なぜなら、日本パーソナリティ心理学会の見解(=統計データに差がない)と正反対に、長島氏の報告書の本文には「90年代以降、山崎・坂元の結果は固定化(血液型による違いが安定化した)し、かつ2000年代以降は分散も小さくなり…」とあるからです。以上は私の推測ではなく、「事実」ですから、管理者さんが反論する余地はありません。
>>χ2検定での効果量の定義が示されていないので回答できない状態です
>――心理測定における一般的な通念で結構です、と何度もお答えしているのですが……苦笑。効果量・中のデータお待ちしております。
――今初めて聞きました(苦笑)。では、念のため確認しますが
カイ 2 乗検定 2×2 の分割表 φ (= W): .10(小) .30(中) .50(大) 
(χ2 test) 2×2 以外 Cramer’s V: .10(小) .30(中) .50(大)
 http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
でいいですか? この定義でいいなら次回に回答します。なお、この定義は私が10月6日に示し、管理者さんから今まで回答をいただけなかったものです。
>「報告書」と「論文」は違いますよ?と申し上げているのですが。
――はい、上に書いたとおり、管理者さんは、科研費の報告書の根拠は、いわゆる“占い系の女性雑誌”より貧弱でも何の問題もないと信じていることになります。もっとも、これは論理的な帰結であって、管理者さんが本気で信じているとは思いたくはないのですが…。
>――ここでの私の回答は、ABOFANさんが心理統計にある程度精通している、という前提で進めてきました。が、(単純な計算ミスとはいえ)、p38におけるχ二乗検定に間違いがあったあたりから(本当はそれ以前からですが)、さすがにおかしいと思い始めました。
――私は、計算ミスだけではなく、他のミスも沢山していますよ(苦笑)。ただ、自分で間違いを認めたら、速やかに訂正します。また、誤字脱字のような単純ミスは別として、基本的にはミスの履歴は残すようにしています(議論の経緯がわかるように…私のサイトを見てください)。そもそも、その人の言うことが絶対正しいというのなら、それは科学ではありません。もちろん、だからと言って、私のミスが正当化されるわけではないのですが…(苦笑)。管理者さんが私の能力を疑うのなら、どうぞご自由になさってください、としかいいようがありません。
>これまで、「血液型人間学」のデータや明治大学での簡易的な実験、その他論文について、回答してきました。
――これは事実に反します。大部分が“回答拒否”ですし、管理者さんもご自身でそう認めているのではないですか? 具体例は極力書きたくはないのですが、しょうがありまんね。例えば、前回の回答(回答日時:2015/11/27 15:29:52)で、
>>管理者さんが高校の確率・統計を履修していないのは正真正銘の事実だというしかありません! もし違うというなら、ぜひ反論をお願いします。今後の議論展開にも関係してきますので
>――失礼ですが、これこそまさに、
>>仮に本当に私の推測が正しいとして(いや、本当ならそれこそ)絶対にそうは回答しないでしょう。そんなの当然ですよね?
>――ではないでしょうか苦笑。ただ、少なくとも本研究の協力者には、心理測定、心理統計を専門としている先生も多数いらっしゃるので、どうぞご安心なさってコメントしてください苦笑。
とあります。
また、「明治大学での簡易的な実験」では、自分でデータを取ったという努力には頭が下がりますが、残根なことに検定力を計算していないわけです。そもそも「実験計画」が正しくないわけですから、タイプ2エラーになって差が出ないのは当然で、この結果で血液型を否定するのは統計的に正しい態度ではありません。この点を私が指摘しても、“回答拒否”というのが事実なわけです。
>血液型と性格における議論を建設的に進めようとされているようには、申し訳ありませんが思えないのです(それがABOFANさんのスタンスなのかもしれませんが苦笑)。
――上に書いたように、これは事実に反します。建設的に進めようとしたら、管理者さんから度重なる“回答拒否”にあった。しょうがないので、やむを得ず回答を得られるようにヒネった文章を書いた、という経緯は再三説明したとおりです。
いずれにしても、管理者さんが“回答拒否”を続けるということであれば、私にはこの方法しか選択の余地がない、ということをご理解ください。どうかよろしくお願いします。
大変失礼しました。
ABOFANさん
>長島氏が血液型と性格の科研費の報告書を書いた目的は、彼の根拠が、いわゆる“占い系の女性雑誌”より貧弱であることを公表すること(苦笑)になります。
>また、科研費の報告書の根拠は、いわゆる“占い系の女性雑誌”より貧弱でも何の問題もないということになります。
>以上は私の推測ではなく、「事実」ですから、管理者さんが反論する余地はありません
>はい、上に書いたとおり、管理者さんは、科研費の報告書の根拠は、いわゆる“占い系の女性雑誌”より貧弱でも何の問題もないと信じていることになります
――??まったく意味不明なのですが、要するにABOFANさんは「科研費の報告書」は「女性誌の占い」よりも信用できない、と考えているということでしょうか。まぁ、”何を信じるか”は人それぞれなので、私から特に言うこともありませんが……。
>管理者さんが私の能力を疑うのなら、どうぞご自由になさってください、としかいいようがありません。
――おっしゃる通りです。まぁこれは、ABOFANさんが私に疑いをおもちなら、どうぞご自由にとしかいいようがないのと同じですね苦笑。
>では、念のため確認しますが
カイ 2 乗検定 2×2 の分割表 φ (= W): .10(小) .30(中) .50(大) 
(χ2 test) 2×2 以外 Cramer’s V: .10(小) .30(中) .50(大)
>この定義でいいなら次回に回答します。なお、この定義は私が10月6日に示し、管理者さんから今まで回答をいただけなかったものです。
――「定義を示し」と「回答をいただけなかった」という部分はよくわからないのですが、上記で結構ですので能見氏の「血液型人間学」におけるデータをご提示ください。
>タイプ2エラーになって差が出ないのは当然で、この結果で血液型を否定するのは統計的に正しい態度ではありません。この点を私が指摘しても、“回答拒否”というのが事実なわけです。
――この点については、「血液型人間学は効果量小~中である」の「中」のデータが示されてからお話ししましょう。少なくともABOFANさんも、
***************************
【質問】
以前にも申し上げましたが、効果量・小とは“一般的”には「ほとんど関連がない」という扱いをされるかと思います。つまり、たとえ有意差がみられたとしても、たとえば社会生活などにおいては“全然使えない”と受け取ることができます(念のため、これは“意味がない”という意味ではありませんよ)。
 これについて――ABOFANさんに示していただきましたが――「血液型人間学」の効果量が小であるならば、少なくとも“使えない”ほど小さな効果であることには同意いただけますでしょうか?それとも、効果量・小の「血液型人間学」は、現時点で何かに応用できるのでしょうか?※たとえば、A型のあなたは「○○」という性格ですよ、などというアドバイスを行ったり、ということです。
よろしくお願いします。
***************************
や、「血液型人間学」p38における統計調査についての私の疑問にもお答えいただいていないですよね?
b173
ABO FAN
血液型性格診断
>――??まったく意味不明なのですが、要するにABOFANさんは「科研費の報告書」は「女性誌の占い」よりも信用できない、と考えているということでしょうか。まぁ、”何を信じるか”は人それぞれなので、私から特に言うこともありませんが……。
――信じる信じないの話ではありません。科学は、再現性があることが大前提です。サンプル数も調査年も不明では再現性のチェックさえしようがありません。そもそも科学ではありませんよ。
>>管理者さんが私の能力を疑うのなら、どうぞご自由になさってください、としかいいようがありません。
>――おっしゃる通りです。まぁこれは、ABOFANさんが私に疑いをおもちなら、どうぞご自由にとしかいいようがないのと同じですね苦笑。
――う~ん、これも何と言っていいものやら。そもそも、管理者さんは“回答拒否”なのですから、私のようにミスをオープンにしている(それはそれで十分恥ずかしいのですが…苦笑)のとは性質が違うのです。同じ基準で比較できるはずもありません。
>>この定義でいいなら次回に回答します。なお、この定義は私が10月6日に示し、管理者さんから今まで回答をいただけなかったものです。
>――「定義を示し」と「回答をいただけなかった」という部分はよくわからないのですが、上記で結構ですので能見氏の「血液型人間学」におけるデータをご提示ください。
――意味が不明です。
1) 私の投稿
>・研究論文における効果量の報告のために―基礎的概念と注意点― 水本 篤 (流通科学大学)竹内 理 (関西大学) p62
>(8) カイ 2 乗検定 2×2 の分割表 φ (= W): .10(小) .30(中) .50(大)
> (χ2 test) 2×2 以外 Cramer’s V: .10(小) .30(中) .50(大)
> http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/09/30 00:02:37)
1) への明確な回答はありません。(回答日時:2015/10/06 20:20:56)
その後の管理者さんの関連発言を次に示します。
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。(回答日時:2015/10/13 21:09:42)
>そして、p38全体で検定を行った結果、女性において有意性はなく、クラメールの連関係数も0.060215161と、効果量・小(0.1~0.3)にすらおよそ及んでいませんでした。(回答日時:2015/10/19 22:33:51)
ですので、管理者さんには効果量が「中」の定義がありません。では、今回は私の言うとおり、Cramer’s Vが0.3程度が効果量が「中」ということにします。取り急ぎ、
p25 司会者 χ2=18.74 Cramer’s V=0.47
p28 囲碁棋士 χ2=10.25 Cramer’s V=0.49
p31 SF作家 χ2=12.25 Cramer’s V=0.88
#ただ、これは本来の計算方法ではありませんので、正式な値は後日…。
>>タイプ2エラーになって差が出ないのは当然で、この結果で血液型を否定するのは統計的に正しい態度ではありません。この点を私が指摘しても、“回答拒否”というのが事実なわけです。
>――この点については、「血液型人間学は効果量小~中である」の「中」のデータが示されてからお話ししましょう。
――特に回答は不要です。Cramer’s Vが0.3程度なら、サンプル数が数百人ないとタイプ2エラーになるはずです。ですので、管理者さんが検定力を理解していないことは「事実」ですから、これ以上の回答を要求するつもりはありません。
>これについて――ABOFANさんに示していただきましたが――「血液型人間学」の効果量が小であるならば、少なくとも“使えない”ほど小さな効果であることには同意いただけますでしょうか?
――意味が不明です。「血液型人間学」の効果量が小って、具体的にどういうことなのでしょうか? 具体例を出して、性格特性、分野別人数、検定結果、あるいは統計量 etc.(の基準)を示してもらわないないと回答しようがありません。また、男女で傾向が違ってもいいのか、あるいはダメなのか…。お手数でしょうが、命題の形でお願いできますか?
失礼しました。
ABOFANさん
まず、ご提示いただいた”データ”についてですが、計算が合っている間違っている以前に、「客観的に定義できる集団」におけるデータをお示しいただけますでしょうか?
そうでないと、そもそもサンプルに問題がある、といった心理測定の基本概念である「妥当性」に関しての批判を逃れえないでしょう。これは、私が言葉足らずだったこともあるので、その点はお詫びしますが……。ちゃんと、”妥当性のある”能見氏のデータをご提示ください、言うべきでした(そんなことは言うまでもないだろう、と思っていた私が間違いでした苦笑)。
(※今回お送りいただいた中では、囲碁棋士は客観的に定義が可能なサンプルですので、そちらについてはきちんとしたデータを採集したならば議論可能かと思います)
>「血液型人間学」の効果量が小って、具体的にどういうことなのでしょうか? 
――それを教えていただきたいのですが苦笑。私が申し上げているのは、ABOFANさんにとって能見氏の血液型人間学は効果量・小~中ならば、ABOFANさんはそれをどのように”解釈”しているのか(またはすべきか)?ということです。
ちなみに、ABOFANさんによると、血液型と性格ではサンプルが数百人規模にならないと検出できない(タイプ2エラー)だそうですが、今回いただいた”データ”、司会者、囲碁棋士、SF作家(いずれもサンプルに問題がある)はどれも数十人規模のものですが、このことについてはどのようにお考えなのでしょうか?
「血液型」と「性格」に関係がなかった、というデータ(たとえば明治大学でとったもの)に対しては数百人規模でないからだ、といい、一方で(極端に偏ったサンプルで得られた――さらに言及するならば、能見氏が勝手に定義づけたもので)「血液型」と「性格」に関係がある、というデータに関してはどのようにお考えなのでしょうか?
最後に、細かい計算ミスがあるように思えるのですがいかがですか。(※これを議論したいわけではないのでご返答は結構ですが苦笑)
b174
ABO FAN
血液型性格診断
ご返事ありがとうございます
>まず、ご提示いただいた”データ”についてですが、計算が合っている間違っている以前に、「客観的に定義できる集団」におけるデータをお示しいただけますでしょうか?
――能見正比古氏の著書「血液型人間学」に限らなければ、あるいは管理者さんが「納得できる」という条件がなければ、いくらでも可能です。もっとも、私の感覚では、管理者さんの定義は、「関係あるデータ」=「客観的でない」、「関係ないデータ」=「客観的」のようです。従って、私がどんなデータを見せてもダメということになります(苦笑)。
もっとも、管理者さんのご要望なので、今回は心理学の論文にある「客観的に定義できる集団」で、差が出たケースをご紹介します。「総理大臣に選出される衆議院議員の血液型はTable 4に示してあるようにO型が多数である。」とあります。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-11-22
総理大臣のデータは、「血液型人間学」にはありませんが、例えば「新・血液型人間学」にはありますし、それだからこの心理学の論文でも取り上げているわけです。
>>「血液型人間学」の効果量が小って、具体的にどういうことなのでしょうか? 
>――それを教えていただきたいのですが苦笑。私が申し上げているのは、ABOFANさんにとって能見氏の血液型人間学は効果量・小~中ならば、ABOFANさんはそれをどのように”解釈”しているのか(またはすべきか)?ということです。
――すみません、管理者さんが効果量が「小」を理解していないのでは、私には何も説明できません。繰り返しになりますが、管理者さんは、「効果量・小(0.1~0.3)(回答日時:2015/10/19 22:33:51)」と書かれています。しかし、効果量「小」は0.1前後、効果量「中」は0.3前後です。 http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
すでにこの時点で管理者さんはアウトです。よろしいでしょうか?
>ちなみに、ABOFANさんによると、血液型と性格ではサンプルが数百人規模にならないと検出できない(タイプ2エラー)だそうですが、今回いただいた”データ”、司会者、囲碁棋士、SF作家(いずれもサンプルに問題がある)はどれも数十人規模のものですが、このことについてはどのようにお考えなのでしょうか?
――仲間からは、「大人げないことはしないで、若者には親切にしてあげなさい」と言われていますが、さすがに「疑似科学批判」のサイトで、管理者さんに統計解析を教えるのは気が引けます。まずは、管理者さんが自ら統計の教科書を読んで、χ2-検定や検定力を勉強されてはいかがでしょうか? それとも、管理者さんは正規分布のデータをいじっていないんでしょうかね? 正規分布をする異なる集団を比べた場合には、平均から離れぱ離れるほど、差がどんどん大きくなります。実際にグラフを書けば簡単にわかる話です。
>「血液型」と「性格」に関係がなかった、というデータ(たとえば明治大学でとったもの)に対しては数百人規模でないからだ、といい、一方で(極端に偏ったサンプルで得られた――さらに言及するならば、能見氏が勝手に定義づけたもので)「血液型」と「性格」に関係がある、というデータに関してはどのようにお考えなのでしょうか?
――正直、統計の教科書を読めばわかることを、この掲示板にわざわざ書こうという気は起きません。管理者さんは「血液型人間学」のデータを実際に計算したことがないのでしょうか?(統計ソフトにデータを入力しただけですか?) まさか、私が人に教える能力を試しているとも思えませんし(苦笑)。
繰り返しになりますが、正規分布の平均近くでの比較と、平均から離れた場合の比較です。私に聞くまでもなく、グラフを書けばすぐわかる内容です。私が正規分布のグラフを書いて、自分のサイトにアップして管理者さんに見てもらう、という要求なら、どうか勘弁してください。
失礼しました。
ABOFANさん
>私の感覚では、管理者さんの定義は、「関係あるデータ」=「客観的でない」、「関係ないデータ」=「客観的」のようです。従って、私がどんなデータを見せてもダメということになります(苦笑)。
――そんなつもりはないのですが……苦笑。では試しに、
>総理大臣に選出される衆議院議員の血液型はTable 4に示してあるようにO型が多数である
――これについて検証してみましょうか。まず、この場合の仮説は何ですか?調査方法は?サンプルは?結果は?考察は?……最低限これくらいですかね。これらについて、「統計学用語」を用いて記述願えますでしょうか?
直感的には総理大臣だけだと仮説設定が難しそうな気がしますので、他の職業群(客観的に定義可能なもの)との相関をとってみるのがいいかと思いますが……。どうでしょう?
b175
ABO FAN
血液型性格診断
>>総理大臣に選出される衆議院議員の血液型はTable 4に示してあるようにO型が多数である
>――これについて検証してみましょうか。まず、この場合の仮説は何ですか?調査方法は?サンプルは?結果は?考察は?……最低限これくらいですかね。これらについて、「統計学用語」を用いて記述願えますでしょうか?
――すみません、少々大げさですが絶句しました。この論文は、「心理学者の論理」「心理学者の統計データ」で、正式な学会大会の論文集に収録されていたものです。また、ポスター発表とはいえ、執筆者は日本の心理学会の錚々たる面々です。だから、あえて提示したのですが、それをここまで言われるとは…。まずは、管理者さんが大学の図書館に行って、元の論文を読まれてはどうでしょう?
>直感的には総理大臣だけだと仮説設定が難しそうな気がしますので、他の職業群(客観的に定義可能なもの)との相関をとってみるのがいいかと思いますが……。どうでしょう?
――心理学者の錚々たる面々が書いた論文に対する反応がこれですか…。もはや私が独力で対応できるような問題ではないと思います。
失礼しました。
ABOFANさん
>すみません、少々大げさですが絶句しました。この論文は、「心理学者の論理」「心理学者の統計データ」で、正式な学会大会の論文集に収録されていたものです
――すでに発表されていたものだったのですね。確認を怠っていました。申し訳ありませんでした。一応軽く調べたのですが、大村政男先生らによる日本応用心理学会2013年のものですよね。
では、できれば当該論文や発表の要旨をお教え願いたいと思うのですがどうでしょうか。こちらにはその資料がないので、情報提供をお願いします。
b176
ABO FAN
血液型性格診断
>では、できれば当該論文や発表の要旨をお教え願いたいと思うのですがどうでしょうか。
――すみません、何をお願いされているのか理解できません。統計学の教科書にあるχ2検定の練習問題どおりなので、発表の要旨などは不要なはずですが?
>こちらにはその資料がないので、情報提供をお願いします。
――確かに、この論文集は入手しにくいようですね。なぜなのかな? 数字だけなら私のブログにあるので、それを見てください。とりあえずはこれで十分なはずですが。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-11-22
ABOFANさん
??できれば、abstractもしくはsummaryなどを記載してくださると助かるのですが(ご面倒ではありますが)
また、データのほうも、ABOFANさんのブログのほうにはtable4しか載っていないのですが、table1、table2、table3、そして、もしあればtable5など、当該論文の仮説、分析、結果、考察などが明瞭になるようなデータでないと議論ができないので、できればそのようなデータをお願いいたします。
b177
ABO FAN
血液型性格診断
日本心理学会の論文は無料で閲覧可能のようです。★がほぼ同じ内容です。内容はつぎのとおりです。
Table1は,就任回数を基準にして首相にO型が多いことを表わしたものである。このデータをカイ自乗検定で検証すると,χ2=11.27(P<.05)になる。首相にはたしかにO型の人がしばしば就任している。
★再説:衆議院議員に血液型の特徴が見られるか(I)
http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/72/poster/pdf/3am166.pdf
他にも衆議院議員の分析があります。
再説:衆議院議員に血液型の特徴が見られるか(II)
http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/72/poster/pdf/3am167.pdf
続:衆議院議員に血液型の特徴が見られるかI
http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/74/contents/poster/pdf/1PM085.pdf
続:衆議院議員に血液型の特徴が見られるかII
http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/74/contents/poster/pdf/1PM086.pdf
続:衆議院議員に血液型の特徴が見られるかIII
http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/74/contents/poster/pdf/1PM087.pdf
ABOFANさん
大変貴重な情報の提供ありがとうございます。
よく探してくださったと感謝しています。
中身も興味深い内容が満載ですね。
以下、いただいた情報から、議論ができそうな記述を順に記載いたします(ABOFANさんも、気になる場所があれば挙げてください)。
以下、当該資料から抜粋
『再説:衆議院議員に血液型の特徴が見られるか(I)』
・目的 能見正比古は,1978 年4 月現在の衆議院議員453人(第34 回総選挙による)の血液型を調査し,狭い意味での政治性,政治家タイプの主役はO型なのだと極言した。この能見のデータはχ20=26.81(P<.01)で裏づけされているが,草野直樹の研究(第40 回総選挙による)ではO型は消えている。P<.01 なのに夭逝してしまったのである。帰無仮説は安易に棄却できないことを知るべきであろう。
・Table1は,就任回数を基準にして首相にO型が多いことを表わしたものである。このデータをカイ自乗検定で検証すると,χ20=11.27(P<.05)になる。首相にはたしかにO型の人がしばしば就任している。その要因はなんなのか。
首相の在職日数はさまざまな力のダイナミックスで決まってくる。「一因一果」の論理ではつかめないが,いちおう血液型を基準にまとめてみよう。Table2がそれである。
・考察 竹内は,O型はさまざまな病原体に強い,そこで身体的に丈夫だ。ゆえに寿命が長い,生命力の強さは性格的な強さを招来する__という文脈によっている。E,Fromm(1941)は,「自我は活動的であるほど強い」という。性格形成的には納得できないこともないが……。
『再説:衆議院議員に血液型の特徴が見られるか(II)』
・結果 Table3は,現在の衆議院議員の人事録からのまとめである。9 回以下の議員444 人,10 回以上の議員20 人,合計464 人になる。10 回以上の当選者のうちO型は6 人(30.0%)にすぎない。しかし,A型は9 人(45.0)もいる。左コラムのTable1・2にあるO型の実態と比較すると,O型の凋落は著しい。なぜO型が消えたのか。(1)寿命が尽きたか,(2)小泉が老人たちの立候補を制止したせいか,(3)O型からA型の時代に替わったのか,(4)竹内・藤田のO型に関する論理が間違っているのか。血液型と人間行動との関連研究は魅力があるがどうも牽強付会・我田引水の嫌いがある。
『続:衆議院議員に血液型の特徴が見られるかI』
・この場合、xはABO式4型の血液型で独立変数、yはxによって生起する従属変数(代議士行動)ということになるが、そう決め込むことは危険である。実験室内のようにはいかない。血液型だけで一因一果が成立するならばこんな簡単なことはないのである。血液型で政治が動いていく_というのは発想としては面白いが現実的に役に立つとは思えない。
・民主党議員(血液型判明者のみ)は、総選挙前107名であったのが、総選挙後は253名に躍進している。能見正比古ならなにかこじつけるかもしれないが、血液型別に有意な差は認められないという結果が出ている(Table1)。
『続:衆議院議員に血液型の特徴が見られるかII』
・2 能見正比古の「血液型十戒」
・5 首相のO型説
の項。
『続:衆議院議員に血液型の特徴が見られるかIII』
・3 能見正比古の誤謬
・4 推計学的処理は信頼できるか
の項。
と、こんなもんんですか。
ABOFANさんがこれらの資料を読み、あるいはデータを見て、どういう考察をされたのか非常に興味深いところです。よければお聞かせください。
b178
ABO FAN
血液型性格診断
>大変貴重な情報の提供ありがとうございます。
――いいえ、どういたしまして。
>ABOFANさんがこれらの資料を読み、あるいはデータを見て、どういう考察をされたのか非常に興味深いところです。よければお聞かせください。
――すみません、これも意味がわかりません。
首相の血液型は、教科書にあるような典型的なχ2検定ですから、考察も何もありませんが?
仮に、能見氏・大村氏に“反論”するなら、χ2検定の結果を認めないしかありませんから、それなりの準備が必要です。
私はχ2検定は認めてますから、特に何のコメントもありません。
他の部分については、現在分析中です。たぶん統一的な説明は可能と思いますが…。
ABOFANさん
サイエンスカフェにお越しいただきありがとうございました。
興味深いお話もお聞かせいただき、勉強させていただきました。
ありがとうございます。
b179
ABO FAN
血液型性格診断
サイエンスカフェでは、今までの疑問をかなり解消することができたので、私にとっては大変有意義な会でした。
どうもありがとうございました。
[2016.1.10追記]
大変丁寧なお返事ありがとうございます。
後に頂いたお返事の方は、ご要望通り非公開ということにさせていただきます。
サイエンスカフェでは私としては大変勉強になり、また、多くの資料をお持ちいただき感謝しています。
こちらこそ、お体にお気をつけください。
ありがとうございます。
b180
Emil
血液型性格診断
Hello.
Have you heard anything about the antigens in saliva, sweat, sperm?
Have you heard the term "invisible transfusion"?
Well do you know your family, and her blood group?
If your behavior towards people with different blood group is determined by the antigens in secretions?
Blood does not affect it the way you are. It has a tremendous impact on every ill.
b181
ABO FAN
血液型性格診断
Hello Emil,
> If your behavior towards people with different blood group is determined by the antigens in secretions?
I don't agree with you. Please refer to the following papers.
Donna K. Hobgood (2011), Personality traits of aggression-submissiveness and perfectionism associate with ABO blood groups through catecholamine activities, Medical hypothesis 77(2), 294-300.
-- http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0306987711002106
Shoko Tsuchimine et al. (2015), ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects, PLOS ONE
-- http://journals.plos.org/plosone/article?id=10.1371/journal.pone.0126983
> It has a tremendous impact on every ill.
I agree with you on this point. Blood groups affect resistance to diseases more or less.
b182
けん
血液型性格診断
ABO FANさんのコメントを追いかけようとしましたが断念しました。
一言、読みづらい!
結局、日本の首相とO型が、統計的に相関関係がある、ということでいいのですか?それを前提に、首相をされた方々も「性格」は様々ですが、首相とO型の相関関係が、血液型と性格の相関関係に一般化できるロジックは何なのでしょうか?
できたら管理人さんに簡潔にお教えいただきたいです。
ご投稿ありがとうございます。
読みにくい、ですよね苦笑。どこかにまとめられたら、と思っているのですが、なかなか実行できていません。
ご質問の件に関してざっくりと……、
ABOFANさんは、日本の首相とO型(と性格)について相関関係がみられるため、血液型と性格についてはすでに実証済みである。という立場です(だと思います)。
そのロジックは何なのか、は、すみません私にはわかりません。
私は、首相とO型の間に相関関係が「出てしまう」という事象から、統計的検定で物事を論じるには限界があり、それは同時に、(実証主義における)心理学の限界でもあるのではないか、という立場です(pdfの論旨もだいたいこんな感じだったように思います)。
b183
Dr.Hanachin
血液型性格診断
概出かもしれませんが、こんな文献ありました。
ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects.
Tsuchimine S, Saruwatari J, Kaneda A, Yasui-Furukori N.
PLoS One. 2015 May 15;10(5):e0126983. doi: 10.1371/journal.pone.0126983. eCollection 2015.
ご投稿ありがとうございます。
参考にさせていただきます。
b184
山岡重行
血液型性格診断
 1月のサイエンスカフェではお世話になりました。
 あの時発表したデータに、未入力だったデータを加えて再分析した結果を今年の社会心理学会で発表する予定です。タイトルは「血液型差別に及ぼす放送倫理・番組向上機構(BPO)勧告の効果」です。
 さて、こちらの投稿でもABO FANが私の研究を否定し、自己成就予言が起こっていないこと、思い込みにより有意な主効果が出たのではないことの根拠としている金澤正由樹著「統計でわかる血液型人間学入門」に関して、皆様のご意見をお聞かせいただきたいと思い投稿しました。金澤氏がどんな「統計」を使用してどのような主張をしているのか、著書に明記されていないので非常にわかりづらいです。長くなりますが、金澤氏の「統計」の説明から始めます。
 金澤氏は、山岡(1999)の調査結果で、血液型性格の知識がかなりあり血液型性格の妥当性をかなり信じている血液型ステレオタイプ高受容群(n=649)において、血液型性格項目の自己評定値に血液型による主効果が見られた15項目に注目しました。例えば高受容群では、AB型の特徴とされる「二重人格」で実際にAB型の平均値が一番高いことを示す主効果が認められています。このように通説通りの結果が出た項目では、次のようになると金澤氏は主張しています。
 「思い込みが存在するなら、その血液型の性格特性を知っていればいるほど自分に当てはまっていると回答するので、他の血液型との差が大きくなるはずである。このため、『その血液型の性格特性を知っている割合』をX軸、『他の血液型との差』をY軸としてグラフを描くと、グラフは単純な右上がりの直線とならないとおかしい。」(統計でわかる血液型人間学入門31ページより引用。)
 金澤氏は同書34ページにそのグラフを掲載しています。これはこのサイトの投稿36ページをはじめ複数の投稿でABO FANが紹介しているように、そのまま彼のサイトにも掲載されています。
 この文章を読んだとき、金澤氏が私のデータをどのように使ってグラフを作成したのか全くわかりませんでした。X軸の『その血液型の性格特性を知っている割合』のデータは私の調査では取っていないからです。Y軸に関しても「他の血液型」とはどれを指すのか、不明確です。出版社を介して金澤氏に教えてもらおうとコンタクトを取りました。しかし金澤氏の中では、私があるTV番組で「この1999年の私の研究を自分で否定した」ことになっていて(私には身に覚えのないことであり彼の説明も理解不能なのですが)、直接教えてもらうことはできませんでした。
 そこで何とか考えてみました。Y軸の評定平均の差は、例えば「二重人格」だったら最大の評定値であるAB型の評定平均値と他の3つの血液型の評定平均値の平均の差を取ったもののようです。血液型によって人数に偏りがあるのでその他の血液型の単純平均を使用してよいのかと疑問もあるのですが、とりあえず数値の出所はわかりました。ちなみに金澤氏の著書の199ページには高受容群で有意な主効果が認められた15項目のうち通説とは異なる血液型が最大値になった7項目のグラフを掲載しています。このY軸の数値も、最大の評定平均値と他の3つの血液型の評定平均値の平均の差を取ったもののようです。
 問題はX軸です。金澤氏の著書31ページ、先に引用した箇所の前に次のような記述があります。
 「実は、この質問項目は、彼の論文のベースとなった渡辺席子氏の論文『血液型ステレオタイプ形成におけるプロトタイプとイグゼンプラの役割』(社会心理学研究 1994年)をそのまま使用したものだ。なお、これらの質問項目は、6冊の血液型性格診断の本のうち3冊以上に共通して表れたものを採用したとのことである。そして、この元論文には、合計28の質問項目ごとに、これらがどの程度知られているかのデータが掲載されている。」
 渡辺(1994)の論文では、その調査項目が、「一般に何型の血液型の人にこの性格の持ち主が多いと言われているか」を判断させています。渡辺は各項目それぞれの全調査対象者(有効回答数102名)の平均正答率と、各血液型の調査対象者の自分の血液型の特徴とされる質問項目での平均正答率を記載しています。金澤氏は、この正答率をX軸としているようです。102名の各項目の平均正答率をX軸、最大評定平均値と他の3つの血液型の平均値の平均との差をY軸として散布図を作成し相関係数を算出したところ、金澤氏の2つのグラフと相関係数を再現することができませんでした。そこで各血液型の調査対象者の平均正答率をX軸とし、散布図を作成し相関係数を算出したところ金澤氏のグラフと相関係数を再現できました。
 金澤氏とABO FANが山岡(1999)の研究を否定する最大の根拠は、その血液型の性格特性を知っている割合が高いほど、他の血液型との差が大きくなるはずだが、山岡(1999)の評定値間の差(Y軸)と、渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」(Y軸) は正の相関関係を示さないから、高受容群の「思い込み」は存在しない、ということになります。「その血液型の性格特性を知っている割合が高いほど、他の血液型との差が大きくなるはず」という前提にも疑問がありますが、ここでは渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」を「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化してよいのかという問題を考えたいと思います。
 渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」は1992年に実施した、北海道大学文学部と教養部の学生112名を対象とした調査で回答に不備がなかった102名のデータが元になっています。Y軸の数値の元になった各血液型別調査対象者の人数は、A型38名、B型25名、O型27名、AB型12名です。各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか管理人様をはじめ、このサイトをご覧の皆様のご意見を伺いたいと思います。
 皆様のご意見をお聞かせください。
 よろしくお願いします。
お世話になっております。
ご投稿ありがとうございます。いろいろ、ヒモが解けた思いです笑。
個人的には、一般化するにはかなり幼いデータと思います。
ABOFANさんいわく、「血液型性格診断愛好者」は約7割だそうなので(母集団が何だったかは忘れましたが)、これでも十分ということになるのでしょうか。
また、かねてから私が一番疑問に思っているのは、血液型によって「何らかの差が出た場合」はサンプルがごく少数でも効果を主張し、「何も見いだせなかった場合」はサンプル不足を訴える、ということですかね。それほどバラツキが激しいと、性格判断として「使える」とはとても思えないのですが……苦笑
※閲覧者の皆様のご意見お待ちしています。本サイトにおけるコメント欄を、特定の返答を求めるものだけでなく、掲示板としてもご活用ください。
b185
ABO FAN
血液型性格診断
ごぶさたしています。今回は情報提供です。
山岡先生からBPOの話題が出ていますので、この青少年委員会への「要望」に対して裁判を起こした、岡野誠さんの新刊「血液型人間学は科学的に実証されている! 血液型は細胞型の問題と理解しろ!」のp164から紹介します。
ここで、高等裁判所[控訴審]の判断で、判決内容のポイントとなる見解を下記に明示する。
「本件要望が、(中略) 血液型と人間の性格、行動パターン、病気等との関係を学術的に研究する学問自体の存在自体を否定したり、これについても占いの類と同列であるとして否定的な評価をしたりするものではないし、学術的に裏付けられた内容で、しかも、青少年にも配慮して番組を制作することを否定する趣旨を含むものとは解されない。
したがって、本件要望が、統計学を駆使し、学術的に血液型人間学を研究しているという控訴人[岡野誠さん]を侮辱したり、控訴人の名誉を毀損するものと解することはできないし、控訴人の表現の自由や幸福追求権を侵害するということもできない。」
つまり、BPOの要望は、能見正比古さんの統計学を駆使した「血液型人間学」自体を否定したものではないことになります。というか、そもそも「血液型人間学」が科学的かどうか判断する権限はBPOはないので、この判決は当然のことです。
この本には、他にもかなり気になる記述があります。次は同じBPO裁判についてのp169の記述です。
ところで、被控訴人[BPO]が指摘するBPOに伝達された視聴者からのクレーム件数とは具体的に何件だったのか。一審から再三に亘り、その質問を私が投げかけても無視される一方であった。正式に認知している数値は、本件要望に記載されている9件のみである。
(中略)
ここは、控訴審裁判官への正確な判断材料として、正確なトータルクレーム件数は何件だったのかをBPOは私[岡野さん]に返答すべきであった。この報告をBPOが高裁でも拒否したがため、クレームトータル件数は、9件と認定せざるを得ない。
この記述が事実だとすると、9件のクレームでBPOは血液型を「差別」と認定できることになります。こうなると、BPOの中立性や、この要望の妥当性について、少々疑問になってくるのは私だけなのでしょうか?
お久しぶりです。
苦情が9件というのが本当だとすると、非常に興味深いですね。
b186
ABO FAN
血液型性格診断
前回とは違い、統計の話題になりますので、別投稿にさせていただきます。
さて、山岡先生から統計の話題が出ていますので、前回と同じ岡野誠さんの新刊「血液型人間学は科学的に実証されている! 血液型は細胞型の問題と理解しろ!」の内容から紹介します。
次は、山岡先生が出演された2014年11月9日放映のフジテレビ「ニュースな晩餐会」についての記述です(p263~264)。
当番組では、山岡より先に主張する市川さんが提示した歴代首相の血液型(第40代~第96代)A型10人、O型18人、B型5人、AB型2人の計35人(資料提供 産経ニュース2014年10月6日付)のデータにおいて話が進んだ。
(中略)
筆者がこのデータからO型の不自然な多さに注目しての二項検定の算出をすると、1%水準で有意差がでるのです。(中略)しかし、当番組で出演者の山岡重行は、データ数の少ないものはゴミのデータと公言した。
実は、総理大臣にO型が多いことは、再三心理学者の論文でも指摘されていますし、管理者さん自身もこう紹介しています(回答日時:2015/12/25 12:16:56)。
『再説:衆議院議員に血液型の特徴が見られるか(I)』
[日本心理学会第72回大会発表論文集 動物行動学者 竹内久美子に応える(1)○大村政男・浮谷秀一・藤田主一(日本大学・東京富士大学・日本体育大学)]
・Table1は,就任回数を基準にして首相にO型が多いことを表わしたものである。このデータをカイ自乗検定で検証すると,χ20=11.27(P<.05)になる。首相にはたしかにO型の人がしばしば就任している。
また、岡野さんのこの本の別のページ(p265~266)には、別のデータである横綱と大関(77名→A型が多い)ホームランバッター(2011年シーズン終了時の100名→O型が多い)について、こうあります。
さて、山岡から見て、このデータもゴミと言うなら、何名以上のデータ解析なら、統計学上の実証データとなるのか? それを決めるのは、山岡ではなく、統計学そのものである。もしも、山岡の裁量で決まるなら、多いデータとは、横綱大関陣のデータなら、何名以上ならOKなのかを具体的数値を示しての理論を示していただきたい。現況の歴代横綱大関陣77名データではものたらず、仮に200名以上を良しとするならば、少なくとも、あと100年を要しよう。そんはな馬鹿な話はない。
こういう馬鹿げた論法を粉砕するために統計学が存在するのだ。彼はここをわかっていないばかりか、統計学をわかっていない以上、一から統計学を学ぶべきであろう。そうしないなら、学識経験者の資格はない。
岡野さんだけではなく、私もぜひ山岡先生から直々の回答をお聞きしたく、お忙しいところ恐縮ですが、どうかよろしくお願いいたします。m(._.)m
b187
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回も情報提供です。
このサイトでは「データの再現性 (低)」として、「データの再現性という観点において、高評価を与えられる水準に達しているとはいえない。」とあります。しかし、最近出版された金澤正由樹さんの「B型女性はなぜ人気があるのか 30万人のデータが解く血液型の謎」によると、「血液型と性格」の大規模データのほとんどで肯定的な結果が得られているとのことです。次の文章は、p102~p105のものです。
これらの[血液型と性格に関する]大規模調査の結果について、統計データに差があるかどうかチェックを行った。すると、第1位の20万人(推定)から第4位の2万人までの調査では、全て「差がある」という、血液型と性格に肯定的な結果が得られた。
(中略)
差がないとされる「1万人」の松井豊氏(→4-4)の研究報告でも、再分析すると差が出ていることは明らかである。結局、上位10位のうち唯一差が出ていないものとして、質問項目が「性格」でない縄田氏の論文だけが残る結果となってしまった。
調査数ベースで比較すると10件中9件(90%)、合計人数ベースになると34万人中33万人(96.5%)は差が出ているのだ。このように、大規模統計データに限れば圧倒的に肯定的な結果が得られていると言ってよい。
次は、p135からです。
なにしろ、「30年間で20万人」のデータなら、過去の全データをはるかに上回る。身も蓋もない言い方をすると、過去のデータは全て無視できるのである。
失礼ながら、このサイトの「データの再現性 (低)」には、合計人数が34万人を上回るデータがあるとも思えません。もしあるというなら、勉強ためにぜひお教えください。どうかよろしくお願いします。
金澤正由樹さんの新刊が発売しているのですね。手元に資料がないのでなんともいえませんが、34万人というデータはこれまでの研究の合算なのですか。それともそういった調査が行われたのでしょうか。
b188
ABO FAN
血液型性格診断
早速の回答ありがとうございます。
が、だんだん悲しくなってきました。
まず、管理者さんは(私もそうですが、おそらく山岡先生も)、BPOへ届いた“クレーム”の実態がわからないわけです。BPOの「要望」について何かコメントするなら、BPO自らがその実態を明らかにする必要があるでしょう。仮に、岡野さんが言うことが本当だとすると、BPOの「要望」の根拠は大きく揺らぐことになります。
管理者さんが「苦情が9件というのが本当だとすると、非常に興味深いですね。」という文章について、私はそう解釈しました。
もちろん、私は岡野さんの裁判を傍聴したわけではないので、トータルのクレームが9件ということが事実かどうかはわかりません。
さて、他の回答についてですが、おそらく管理者さんは、自身が正しくないことを知っているのかもしれませんね。
>個人的には、一般化するにはかなり幼いデータと思います。
>また、かねてから私が一番疑問に思っているのは、血液型によって「何らかの差が出た場合」はサンプルがごく少数でも効果を主張し…
>※閲覧者の皆様のご意見お待ちしています。…(回答日時:2016/05/28 22:58:27)
とありますが、私が紹介した金澤さんの新刊のデータ「34万人」については、なぜか全く口をつぐんだままです。34万人のデータが「一般化するにはかなり幼いデータ」「サンプルがごく少数」というなら、少なくとも1桁や2桁は違うサンプルの提示が必要だと思います。しかし、管理者さんはなぜか全く触れようとしません。
その代わりに、
>34万人というデータはこれまでの研究の合算なのですか。それともそういった調査が行われたのでしょうか。
とあります。しかし、これはわざわざ金澤さんの著作を読むまでもなく、私の引用した文章の「大規調査の結果」「上位10位のうち」「調査数ベースで比較すると10件中9件(90%)、合計人数ベースになると34万人中33万人(96.5%)は差が出ているのだ。」を素直に解釈すれば十分でしょう。
#私の引用が信用できないというのなら、ぜひ原典を読んで確認してください。
「34万人」に触れながら、肝心の私の質問
>失礼ながら、このサイトの「データの再現性 (低)」には、合計人数が34万人を上回るデータがあるとも思えません。もしあるというなら、勉強ためにぜひお教えください。どうかよろしくお願いします。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/07/09 23:13:29)
は見事にスルーするというのは、管理者さんが自分の間違いを認めたくないとしか考えようがありません。違うのでしょうか?
また、岡野誠さんの新刊「血液型人間学は科学的に実証されている! 血液型は細胞型の問題と理解しろ!」に関する私の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/07/09 19:54:25) も全く回答がありません。ということは、これに少しでも回答することが、自分に不利になると感じているとしか考えられないのですが…。
いや、以上は私の単なる思い過ごしなのかもしれません。管理者さんはお忙しいかもしれませんから。ということで、次回の回答に期待しています。
ABOFANさん
金澤氏や岡野氏の著書が現在手元にありませんので回答保留とさせてください。
※この件にかんして参考となるウェブサイトがあれば、URL等をお教えください。
b189
ABO FAN
血液型性格診断
>>失礼ながら、このサイトの「データの再現性 (低)」には、合計人数が34万人を上回るデータがあるとも思えません。もしあるというなら、勉強ためにぜひお教えください。どうかよろしくお願いします。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/07/09 23:13:29)
>金澤氏や岡野氏の著書が現在手元にありませんので回答保留とさせてください。
事情はよくわかりました。
金澤氏の著書は直接関係ありません。
私は、管理者さんのバックデータ(のサンプル数)を質問しているだけです。
回答拒否ということですから、疑似科学批判者の「無謬性」を信じているということですね。
ひょっとして、バックデータは明大の学生100人程度だけということなのでしょうか?
アンケート調査において、サンプル数が多ければそれはそれで意義あることと思いますが、”単純に数だけ増やせばそれでいい”というものでもありません(ABOFANさんでしたら当然ご存知のことと思いますが)。
そういうわけで、軽々に何かコメントするのも憚られ、資料不在と回答させていただいた次第です。
b190
ABO FAN
血液型性格診断
短時間の連投失礼します。
>金澤氏や岡野氏の著書が現在手元にありませんので回答保留とさせてください。
それでは、金澤氏や岡野氏の該当部分をお送りしますので、お手数でしょうが回答をお願いします。
はい。よろしくお願いします。
URLをお貼りください。
b191
ハルヒ
血液型性格診断
なんとなく、少しばかり読ませていただきました。
ABOFANさんの書き込みばかりなんですが…。
こういうの、なんか「うざい」という感じです。
少し見て、もう飽きました。
ところで、ABOFANさんは何型なんでしょうか。その血液型の人はみんなそんなに「うざい」んでしょうか…。もし、血液型性格判断が正しいとしたら、その血液型の人には近寄らないようにしたいと思いますので、教えてください。
…というようなことは、あんまりよくないんでしょうけど…。でも、万が一正しいんだったらそうしたい。たぶん、正しくないとは思うんですが、ABOFANさんに教えていただいたら、まわりの人を見て、ちょっと考えてみます。
よろしくおねがいします。
ご投稿ありがとうございます。
コメント欄、読みにくいですよね、すみません(また、互いに攻撃的になっている文面も多くあり、読んでて不快な思いもされたかもしれません)。
ABOFANさんの血液型は私もうかがったことはないのでなんとも言えませんが、どうなのでしょうね。
b192
ABO FAN
血液型性格診断
>>私は、管理者さんのバックデータ(のサンプル数)を質問しているだけです。/回答拒否ということですから、疑似科学批判者の「無謬性」を信じているということですね。/ひょっとして、バックデータは明大の学生100人程度だけということなのでしょうか?
>アンケート調査において、サンプル数が多ければそれはそれで意義あることと思いますが、”単純に数だけ増やせばそれでいい”というものでもありません(ABOFANさんでしたら当然ご存知のことと思いますが)。/そういうわけで、軽々に何かコメントするのも憚られ、資料不在と回答させていただいた次第です。
――はぁ、そうですか。ということは、「資料不在」でも、統計的検定はできるということですか…。
>失礼ながら、このサイトの「データの再現性 (低)」には、合計人数が34万人を上回るデータがあるとも思えません。もしあるというなら、勉強ためにぜひお教えください。どうかよろしくお願いします。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/07/09 23:13:29)
と書いたように、私は金澤氏の「34万人」のバックデータをベースに議論を展開しようとしてるのに対し、管理者さんは「資料不在」だということですね。
それでも管理者さんは、このサイトの「データの再現性 (低)」は撤回しないらしいので、私には全く理解不可能です。
「資料不在」で、どうやって「データの再現性 (低)」という結論が得られるのでしょうか?
勉強ためにぜひお教えください。どうかよろしくお願いします。
ABOFANさん
また話が逸れてますね。
資料不在というのは金澤氏、岡野氏の「最新のもの」について、という意味ですので、ABOFANさんの「データの再現性を撤回云々……」というご指摘は少々見当違いかと思います。
なので、金澤氏などが「34万人」としているデータの詳細をお教えくだされば、お話も進むかと思うのですが……。
b193
ABO FAN
血液型性格診断
>>金澤氏や岡野氏の著書が現在手元にありませんので回答保留とさせてください。
>それでは、金澤氏や岡野氏の該当部分をお送りしますので、お手数でしょうが回答をお願いします。
回答をお待ちしています。どうぞよろしくお願いします。
ABOFANさんのHPサイトを見ればいいのですか?できれば、URL等を貼っていただけると助かるのですが……。
b194
ABO FAN
血液型性格診断
>また話が逸れてますね。
>資料不在というのは金澤氏、岡野氏の「最新のもの」について、という意味ですので、ABOFANさんの「データの再現性を撤回云々……」というご指摘は少々見当違いかと思います。
>なので、金澤氏などが「34万人」としているデータの詳細をお教えくだされば、お話も進むかと思うのですが……。 (回答日時:2016/07/26 16:56:12)
>ABOFANさんのHPサイトを見ればいいのですか?できれば、URL等を貼っていただけると助かるのですが……。 (回答日時:2016/07/26 16:57:36)
―――――まもなく管理者さんが自ら確認できるように手配をしています。ただし、それでも見られないというのであれば、私ではなく明治大学の問題になります。また、話をそらしているのは管理者さんですよ。なぜなら、再三の私の質問
>私は、管理者さんのバックデータ(のサンプル数)を質問しているだけです。/回答拒否ということですから、疑似科学批判者の「無謬性」を信じているということですね。/ひょっとして、バックデータは明大の学生100人程度だけということなのでしょうか?
は全く無視しているからです。もっとも、これは「確信犯」と思われますので、しつこく質問を続けます。次回にでもぜひ回答をお願いします。
ハルヒさん、はじめまして。
>ABOFANさんは何型なんでしょうか。
―――――大変失礼な言い方になりますが、血液型に対して正しく理解しなそうな方に説明しても、誤解と偏見が広がるだけ(苦笑)と思われますので、あえてここでは説明しないということでよろしいでしょうか?
ただし、素直に私の説明を聞いていただければ話は別です。
なお、管理者さんは「ABOFANさんの血液型は私もうかがったことはない」とのことですが、確か1月のカフェでお話したような気がします。
ABOFANさん
大学に資料が届いているようです。ありがとうございます。ただ、諸般の事情により、受け取れるのは八月上旬ごろですので、この件についてはその後ご返答させていただきます。
b195
ABO FAN
血液型性格診断
この掲示板では、統計的に有効なサンプルサイズについて、山岡先生、管理者さん、そして他の心理学の間にかなり大きなギャップが存在しているようです。今回は事実を示すのみとしますので、どうかご確認ください。
山岡先生→112人(という小さなサンプル数で)で一般化できるのか?
渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」は1992年に実施した、北海道大学文学部と教養部の学生112名を対象とした調査で回答に不備がなかった102名のデータが元になっています。Y軸の数値の元になった各血液型別調査対象者の人数は、A型38名、B型25名、O型27名、AB型12名です。各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか管理人様をはじめ、このサイトをご覧の皆様のご意見を伺いたいと思います。
(投稿者:山岡重行,投稿日時:2016/05/28 16:34:46)
この山岡先生の投稿について、管理者さんは、
個人的には、一般化するにはかなり幼いデータと思います。(回答日時:2016/05/28 22:58:27)
と回答しています。
しかし、非常に奇妙なことに、管理者さん自身のデータに関しては、全く逆で100人程度のサンプルでも有効だと述べています。具体的には次のとおりです。
管理者さん→だいたい100以上のサンプルなら有効
次に明治大学の学生を対象に[能見正比古氏と]まったく同様のアンケート調査を行いました。
男性:総人数86人(A型31人、B型16人、O型32人、AB型7人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.472176))
女性:総人数93人(A型37人、B型21人、O型26人、AB型9人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.166046))
・おそらく、「学生を対象としたものはサンプルが少ないから結果が出なかった」とおっしゃりたいでしょう。しかし、一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われる
(回答日時:2015/07/04 17:20:43)
他の心理学者→100未満のサンプルでも有効
○2013年 日本応用心理学会 第80回記念大会論文集
日本大学 大村政男/東京富士大学 浮谷秀一/日本体育大学 藤田主一
「血液型性格学」は信頼できるか(第30報)I
衆議院議員に血液型の特徴が見られるか
Table4 歴代総理大臣の血液型の分布
サンプル56人 有効(統計的に有意)
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-11-22
○2010年 日本心理学会 第74回大会論文集
続:衆議院議員に血液型の特徴が見られるかII
-自民党議員についての分析-
日本体育大学 藤田主一/日本大学 大村政男/東京富士大学 浮谷秀一
Table1 第45回総選挙における自民党の落日
当選者 サンプル114人 有効(統計的に有意)
落選者 サンプル184人 有効(統計的に有意)
Table2 自民党における小選挙区議員と比例代表区委員
小選挙区当選者 サンプル62人 有効(統計的に有意)
比例代表区当選者 サンプル52人 有効(統計的に有意)
http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/74/contents/poster/pdf/1PM086.pdf
○2008年 日本心理学会 第72回大会論文集
日本大学 大村政男/東京富士大学 浮谷秀一/日本体育大学 藤田主一
続:衆議院議員に血液型の特徴が見られるか(I)
動物行動学者 竹内久美子に応える(1)
Table 1 O型が首相に就任することが多い
サンプル51人 有効(統計的に有意)
http://www.psych.or.jp/meeting/proceedings/72/poster/pdf/3am166.pdf
ところで、管理者さんが昨年と今年で、全く正反対の(矛盾する)見解を述べているのは不可解です。
また、前回のサンプルサイズについての私の質問に(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/07/09 19:54:25)は全く回答がありません。
以上のことから察するに、失礼ながら、管理者さんは、統計的な知識や経験に乏しいのではないかと思われますが、いかがでしょうか?
ABOFANさん
まず「一般化」という語について相違があるようです。
血液型性格診断について、いわゆる「説明責任」は「肯定側」に属します(以前も似たような説明をしたと思いますが)。つまり、血液型⇒性格、という仮説を「一般化」したい場合、それを立証すべきは肯定側です。他の立場については、肯定側から示されたデータの「妥当性」や「信頼性」を検証すればよく、何ら「一般化」する必要はありません。
なのでこの場合、「一般化」という語はABOFANさんのほうにのみ”かかってくる”かと思うのですがいかがでしょうか。
ところで、先の山岡先生の調査について、ABOFANさんご自身はどのようにお考えなのでしょうか。
つまり、各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、
「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか、ということについてです。
b196
ABO FAN
血液型性格診断
>大学に資料が届いているようです。ありがとうございます。ただ、諸般の事情により、受け取れるのは八月上旬ごろですので、この件についてはその後ご返答させていただきます。 (回答日時:2016/07/30 12:56:37)
―――では、回答をお待ちしています。
>まず「一般化」という語について相違があるようです。
>血液型性格診断について、いわゆる「説明責任」は「肯定側」に属します(以前も似たような説明をしたと思いますが)。つまり、血液型⇒性格、という仮説を「一般化」したい場合、それを立証すべきは肯定側です。他の立場については、肯定側から示されたデータの「妥当性」や「信頼性」を検証すればよく、何ら「一般化」する必要はありません。
>なのでこの場合、「一般化」という語はABOFANさんのほうにのみ”かかってくる”かと思うのですがいかがでしょうか。
―――私の質問に「徹底して回答拒否」ということならそれで結構です。
>ところで、先の山岡先生の調査について、ABOFANさんご自身はどのようにお考えなのでしょうか。
―――これまた私の質問に「徹底して回答拒否」ということならそれで結構です。
ただし、これ以降はそういう事情を考慮して投稿しますので、あらかじめご承知おきください。
山岡先生が正しい(=渡邉席子氏が間違っている)ということなら、それは心理学会誌の査読論文は間違っているということになります。管理者さんはそれでよろしいのですね?
>つまり、各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか、ということについてです。
―――これは管理者さんの自己否定になります。繰り返しますが、
>明治大学の学生を対象に[能見正比古氏と]まったく同様のアンケート調査を行いました。
> 男性:総人数86人(A型31人、B型16人、O型32人、AB型7人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.472176))
>女性:総人数93人(A型37人、B型21人、O型26人、AB型9人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.166046))
>・おそらく、「学生を対象としたものはサンプルが少ないから結果が出なかった」とおっしゃりたいでしょう。しかし、一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われる…(回答日時:2015/07/04 17:20:43)
とあります。しつこいようですが、管理者さん自身が1年前に「一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われる」とおっしゃっているのです。これが山岡先生に否定されても文句は言わないということなのでしょうか?
閑話休題。
さて、以上のように、私は何回も管理者さんの文章を「素直」に理解しようとして毎回挫折しています(苦笑)。
なぜなら、以前は管理者さんがパーソナリティ心理学と統計学を十分理解している(少なくとも努力はしている)と信じていたからです。が、今までのやりとりを振り返ってみると、管理者さんが理解しているとは思えません。
こうなると、管理者さんの判断を合理的に説明できる解釈はただ1つしかありません。それは、“疑似科学批判”が絶対に正しく、他のことは疑似科学批判が正しい限りにおいて、どのように解釈してもよい(極論すれば、相手を無視してもよいし、1年前の自説を否定しても、査読付きの論文を否定してもよい)ということです。
パーソナリティ心理学を性格に理解するためには統計学の知識が必要です。しかし、管理者さんは、おそらく高校で基礎的な統計学しか学んでいないのでしょう(これも「徹底して回答拒否」なので真実は不明です)。いや、ゆとり世代だとすると、中学校卒業以後は、まともに統計を勉強していないのかもしれません。
そういう人から「説明責任」を求められても、パーソナリティ心理学も統計学も中学レベルの知識だとするなら、説明なんか絶対に不可能です。
最後に、以上の私の推測が間違っていることを祈るのみです。
どうぞよろしくお願いします。
ABOFANさん
>私の質問に「徹底して回答拒否」ということならそれで結構です。
ーーかなり丁寧に回答したつもりなのですが、これを「回答拒否」とされると、もう私には何も言えません苦笑
繰り返しますが、血液型性格診断における「説明責任」はABOFANさんにありますので、ぜひ血液型理論を「一般化」してくださいますよう……。
別件ですが、お送りいただいた書籍受け取りました。岡野氏のほうはまだすべてを読めているわけではないのですが、件の訴訟について岡野氏が「原告」だったのは驚きです。これだと以前お話しいただいた「9件」というのも意味が全く変わってくるかと思います。
金澤氏の著作についてですが、20万人というのは「これまでの主な研究の合算」だったのですね。金澤氏が単独で行った研究調査ではないため、はっきり言ってなんともコメントしがたいのですが、これでいったい何をおっしゃりたいのですか?
※というか、p127の表が「すべて」のような気もしますが……。
p.s.ちなみに、本文内で清水先生の肩書が「教授」となっていますが、これは正確ではありません(ABOFANさんにこのことをコメントするのは「ルール違反」かもしれませんので、不都合であればおっしゃってください。この部分速やかに削除します。また、前回からのお返事遅れたことをお詫びします)
b197
ABO FAN
血液型性格診断
書籍を受け取ってくださりありがとうございます。ご迷惑かもしれませんが、今後の議論に役立てばとお送りしました。
しかし、非常に残念なことですが、順調に議論が展開しているとは思えません。
この掲示板では、回答が難しい場合は、10日後に投稿を公開して、「徹底して回答拒否」と“マニュアル”が決まっているのでしょうか?
毎回この繰り返しなので…(苦笑)。
>繰り返しますが、血液型性格診断における「説明責任」はABOFANさんにありますので、ぜひ血液型理論を「一般化」してくださいますよう……。
――おお、今回は珍しく私の作戦が当たりましたね。ほぼ予想どおりの展開です。
さて、管理者さんは、私の質問の意図を理解できないはずがありません。ましてや、いくら夏休み期間中とはいえ(大学によってはまだ夏休みでない場合もあるようですが)、回答までの期間が10日もあったのですから、指導教官から何らかの指示やアドバイスがあったはずです。
管理者さんも十分ご承知かと思いますが、今回はあえて「統計的検定」に論点を絞っているので、血液型と性格の話ではないのです。百歩譲って血液型と性格の話としても、関係者は山岡先生と管理者さんだけです(あえてそうしました)。つまり、私が血液型理論を「一般化」して…とは何の関係ありません。それに対する反応が、「徹底して回答拒否」ですから、都合が悪くて回答できない、という(かなり確度の高い)推測が成り立ちます。
念のため、前回の投稿を再掲しますので、もう一度ご確認ください。
《引用開始》
>ところで、先の山岡先生の調査について、ABOFANさんご自身はどのようにお考えなのでしょうか。
―――これまた私の質問に「徹底して回答拒否」ということならそれで結構です。
ただし、これ以降はそういう事情を考慮して投稿しますので、あらかじめご承知おきください。
山岡先生が正しい(=渡邉席子氏が間違っている)ということなら、それは心理学会誌の査読論文は間違っているということになります。管理者さんはそれでよろしいのですね?
>つまり、各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか、ということについてです。
―――これは管理者さんの自己否定になります。繰り返しますが、
>明治大学の学生を対象に[能見正比古氏と]まったく同様のアンケート調査を行いました。
> 男性:総人数86人(A型31人、B型16人、O型32人、AB型7人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.472176))
>女性:総人数93人(A型37人、B型21人、O型26人、AB型9人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.166046))
>・おそらく、「学生を対象としたものはサンプルが少ないから結果が出なかった」とおっしゃりたいでしょう。しかし、一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われる…(回答日時:2015/07/04 17:20:43)
とあります。しつこいようですが、管理者さん自身が1年前に「一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われる」とおっしゃっているのです。これが山岡先生に否定されても文句は言わないということなのでしょうか?
《引用終了》
なお、以下の質問も「徹底して回答拒否」のようですね。やはり、バックデータは非公開ということのようです。
《引用開始》
>私は、管理者さんのバックデータ(のサンプル数)を質問しているだけです。/回答拒否ということですから、疑似科学批判者の「無謬性」を信じているということですね。/ひょっとして、バックデータは明大の学生100人程度だけということなのでしょうか?
は全く無視しているからです。もっとも、これは「確信犯」と思われますので、しつこく質問を続けます。次回にでもぜひ回答をお願いします。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/07/26 23:26:32)
《引用終了》
バックデータは非公開だけれど、それでも(何らかの)結論が出せるというなら、「疑似科学批判」というより「疑似科学」と言った方がいいのではないでしょうか?
>金澤氏の著作についてですが、20万人というのは「これまでの主な研究の合算」だったのですね。金澤氏が単独で行った研究調査ではないため、はっきり言ってなんともコメントしがたいのですが、これでいったい何をおっしゃりたいのですか?
―――意味がわかりません。「20万人」は武藤・長島氏の人数ですので、「これまでの主な研究の合算」ではありません。また、「金澤氏が単独で行った」かどうかは関係ありません。それについて管理者さんがコメントできないというなら、統計的検定が「一般化」できないということですから、統計学の否定です。大変失礼な言い方になりますが、前回の私の投稿
>管理者さんは、おそらく高校で基礎的な統計学しか学んでいないのでしょう(これも「徹底して回答拒否」なので真実は不明です)。いや、ゆとり世代だとすると、中学校卒業以後は、まともに統計を勉強していないのかもしれません。
>そういう人から「説明責任」を求められても、パーソナリティ心理学も統計学も中学レベルの知識だとするなら、説明なんか絶対に不可能です。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/08/01 00:28:38)
を裏付ける回答と言えるのかもしれません…。
もっとも、今回の回答で、管理者さんの統計的知識は(大変失礼ながら)高校レベルだということがはっきりしたと思います。それはそれで(予想していたこととはいえ)かなりの収穫です。
次からは、そういう前提で議論を展開して行きたいと思います。
失礼しました。
なお、追伸については、特に今回の議論には関係ないと思いますので、私は削除する必要あるとは感じていません。
お返事遅くなりました。
回答はともかくとして、コメントのみ掲載しておけばよかったかもしれませんね……。
さて、ご指摘された件についてですが、やはりABOFANさんには「説明責任」という語句と、その意味を今一度、学習されることを望みます。科学哲学などの分野の本に詳しいものが沢山ありますので、いくらかお読みいただければと思うのです。
以下、繰り返しですが……苦笑
>しつこいようですが、管理者さん自身が1年前に「一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われる」とおっしゃっているのです。
ーーこの件はもともと、”ABOFANさんが”能見氏の『血液型人間学』が「(実証研究という意味において)正しい」という前提に基づき、その根拠としてこれを挙げられたことについて、簡単ではありますが明治大学にて検証したものです。その結果、データに差が見られず(女性でしたっけ?)、それを私から言及したものと記憶しています。
さて、山岡先生がコメント欄にて述べたのは、「各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか」ということです。これは、”すでに”血液型人間学は実証できている、との主張を、ABOFANさんが再三述べられている(ご自身のブログなども含め)ことに対してのものです。ここ、重要ですよ。それに対し、私は「これだけでは不十分なのでは?」という意味の回答をしました。
で、前述の能見氏の著書に話が戻るわけですが、あれはABOFANさん(あるいは能見氏)の「血液型人間学」は正しい、という主張に対し、それを「反証」したわけです。「仮に、血液型人間学がすでに実証されている万古不易の理論ならば、明治大学で行った調査程度でも有意差が出そうなものなのに、違いましたよね?」ということです。
つまり、どちらの話も”ABOFANさんが主体”となっており、それに対し”疑義を述べている”のです。
すごく「わかりやすく」すると、
ABOFANさん「血液型人間学は実証されている!」
⇒「いや、明治大学で簡易調査を行ったら有意差がみられませんでしたよ」
ABOFANさん「(1992年に北海道大学文学部と教養部の学生112名を対象とした、各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を持ち出して)これで血液型の性格特性を知っている割合の指標として一般化できる!!」
⇒「それだけじゃ不十分ですよね」
こういう構図でしょうか。
なので、ここでこのお話を持ち出されると、結局「血液型人間学」が実証できてないことをABOFANさん「自ら認める」ことにしかならないとさえ思うのですが……。
もう何回繰り返したかわかりませんが、
・血液型性格診断における「説明責任」はABOFANさんにありますので、頑張って血液型理論を「一般化」してください。
・各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、 「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのですか。
という二点について、ご回答ください。また、科学における「説明責任」「立証責任」などの語句について、きちんとした理解にABOFANさんが到達されることを切に願っています。
>意味がわかりません。「20万人」は武藤・長島氏の人数ですので、「これまでの主な研究の合算」ではありません。
ーー失礼しました。おっしゃる通りですね。合算なのは「30万人」でしたね。
b198
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。すみません、書き忘れです。
>岡野氏のほうはまだすべてを読めているわけではないのですが、件の訴訟について岡野氏が「原告」だったのは驚きです。これだと以前お話しいただいた「9件」というのも意味が全く変わってくるかと思います。
――――BPOが正確な人数を公開しないのだから、現時点では「9件」として扱うしかないでしょう。
なお、主な意見「9件」は、次のBPOのサイトに公開されています。 http://www.bpo.gr.jp/?p=5125
以前に調べてみたのですが、なぜか正確な人数は公開されていません。それなら、苦情はかなり少ないと推測してもおかしくはないでしょう。例えば、拙サイトにはこうあります。 http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bpo.htm
《引用開始》
【H17.1.31追記-「"血液型を扱う番組"に対する要望」について】
この「要望」には、いくつかの謎があります。
(中略)
 実は、バラエティ番組への要請は4年前の平成12年11月29日にも行っています。しかし、このときはBPOへの苦情や批判が殺到し、さんざんな評判でした(視聴者の意見: 苦情・批判391件、肯定的41件など)。『朝日新聞』によると「冗談で見ているものにあえて問題を投げかけなくても、とも思った」「ヤボを承知で待ったをかけた方がいいと思った」と委員が発言したのは、そういうトラウマがあったからなのかもしれません。それなら、委員や事務局のやる気がなくなるのも当然です。
今回は、BPOの「要望」の反響は約60件、うち賛成が約7割、反対が約3割とのことです(『朝日新聞』による)。賛成が多いので、評判が悪かったということはないのでしょうが、BPOの「要望」後にも相変わらず血液型番組は放映されています。
(中略)
【H17.2.3追記-平成16年11~12月分の青少年に関する視聴者の意見について】
読もうとしても、なぜか「ページが見つかりません」と出てしまいます。私だけ?
《引用終了》
原告の岡野さんが引用したBPOのサイトでは苦情が9件、朝日新聞によると約60件中約3割ですから、単純計算で60×0.3=18件です。100人よりはるかに少ないのに、これで1億2000万人の日本人の意見を代表できるのでしょうか? そう疑問に思うのは私だけなのでょうか?
管理者さんはどう思いますか?
100人で一般化できるというなら、管理者さんの説明責任ということになるのでしょうか?
>BPOが正確な人数を公開しないのだから、現時点では「9件」として扱うしかないでしょう
ーーいや、すみません。そういう意味ではなく、驚いたのは、この裁判において「岡野氏が」精神的苦痛を与えられたとして、「岡野氏が」BPOを訴えたということです。はっきり言って、意味がわからないので……。
b199
ABO FAN
血液型性格診断
大変申し訳ありません。BPO関係の数字(次の2.の部分)が間違っていましたので訂正します。
1. BPOに対する血液型番組に対する苦情→主な意見は9件(公開分のみ、全体の件数は非公開)
2. BPOの「要望」に対する意見→当時の『朝日新聞』によると、BPOに寄せられた意見約60件のうち、要望に賛成が約7割(約40人)、反対が約3割(約20人)です。
山岡先生と管理者さんによると、いずれも100人未満ですから、「一般化」は難しいということになります。
つまり、BPOがそもそも「要望」を出したのが妥当かどうか、またその出した後の評価でも妥当かどうか不明ということです。
しつこいようですが、全体で100人程度のサンプルについて、各血液型が『「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか』については、管理者さんの考えは現在(一般化できない)と1年前(一般化できる)では正反対です。
現在は、次のとおり「一般化できない」と述べています。
>つまり、各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか、ということについてです。…(回答日時:2016/07/30 13:14:28)
>個人的には、一般化するにはかなり幼いデータと思います。(回答日時:2016/05/28 22:58:27)
しかし、1年前には「一般化できる」と現在と正反対のことを書いています。
>明治大学の学生を対象に[能見正比古氏と]まったく同様のアンケート調査を行いました。
> 男性:総人数86人(A型31人、B型16人、O型32人、AB型7人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.472176))
>女性:総人数93人(A型37人、B型21人、O型26人、AB型9人)でカイ2乗検定を行ったところ、有意な差はなかった。(p=n.s(0.166046))
>・おそらく、「学生を対象としたものはサンプルが少ないから結果が出なかった」とおっしゃりたいでしょう。しかし、一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われる…(回答日時:2015/07/04 17:20:43)
この点で「徹底して回答拒否」であれば、私の意図は達成されたことになります。
次回の管理者さんの回答の内容に注目しています。
どうかよろしくお願いします。
b200
ABO FAN
血液型性格診断
>ーーこの件はもともと、”ABOFANさんが”能見氏の『血液型人間学』が「(実証研究という意味において)正しい」という前提に基づき、その根拠としてこれを挙げられたことについて、簡単ではありますが明治大学にて検証したものです。その結果、データに差が見られず(女性でしたっけ?)、それを私から言及したものと記憶しています。
――回答ありがとうございます。ただ、これでもう管理者さんが統計を理解していないことは明々白々の事実であることが証明されました(例:タイプ2エラー、検定力、効果量)。いや、ひょっとして、標準偏差さえまともに理解していないのかもしれません。
年齢からすると、管理者さんは「ゆとり世代」のはずです。ですから、前後の世代より確率・統計は理解していない可能性が高いです。そして、管理者さんの文章を素直に読む限り、まさしくそのとおりで、大学や大学院で確率・統計を学んでいるとも思えません。
冒頭の管理者さんのデータが、なぜ能見さんのデータの反証にならないかは、この掲示板で以前に割と細かく説明したのですが、これまた全く理解している様子がありません。
管理者さんの感覚だと、χ2検定はソフトに数字を入力してp値を出せばおしまい、ということなんでしょうね。サンプルの数がχ2値にどのように影響するかは、手計算すれば考えるまでもなく自明(nのオーダーで増加)なのですが、確かに管理者さんのようにソフトにデータを入力しただけではわかりませんから…。
そういう人が、「疑似科学批判」が正しいと信じているようなので、ちょっと困ったなというのが正直なところです。どうしましょうかね?
山岡先生や石川先生なら、統計的な話は理解いただけると思うんですが、管理者さんの回答はチェックされていないのでしょうか?
>もう何回繰り返したかわかりませんが、
> ・血液型性格診断における「説明責任」はABOFANさんにありますので、頑張って血液型理論を「一般化」してください。
> ・各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、 「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのですか。
>という二点について、ご回答ください。また、科学における「説明責任」「立証責任」などの語句について、きちんとした理解にABOFANさんが到達されることを切に願っています。
――管理者さんはχ2検定を理解していません。したがって、どの程度の結果が必要なら、どの程度のサンプルが必要かという実験計画も理解できないでしょう。
そういう人にこう言われても、大変失礼ですが苦笑するしかありません。標準偏差さえ理解していない人に、χ2検定のようなノンパラメトリック検定の内容なんか説明できませんよ。
つまり、「説明責任」を果たせないのは管理者さんの責任であり、私のせいではありません。
#統計を理解していなくとも、統計に基づいて「疑似科学批判」をしているのという“勇気”には驚きます。
失礼しました。
ABOFANさん
耐性というのは恐ろしいものです。
>回答ありがとうございます。ただ、これでもう管理者さんが統計を理解していないことは明々白々の事実であることが証明されました
>管理者さんはχ2検定を理解していません。したがって、どの程度の結果が必要なら、どの程度のサンプルが必要かという実験計画も理解できないでしょう。
――この手の内容は、一年以上続くこの「対話」にて何度言われたかわかりませんので、今更何も言うことはありません苦笑。
ただ、
>つまり、「説明責任」を果たせないのは管理者さんの責任であり、私のせいではありません。
――この部分には返答を……。
このサイトに掲載されたコメントは私だけでなく、少なくとも統計調査においてABOFANさんが「認められる」先生方もご覧になれるため、「説明責任」を果たすのに私を介す必要性は全くありません。
ABOFANさんのご主張は私などには理解できないかもしれませんが、その辺は安心してご投稿ください。
b201
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼しまます。
>>BPOが正確な人数を公開しないのだから、現時点では「9件」として扱うしかないでしょう
>ーーいや、すみません。そういう意味ではなく、驚いたのは、この裁判において「岡野氏が」精神的苦痛を与えられたとして、「岡野氏が」BPOを訴えたということです。はっきり言って、意味がわからないので……。
――彼の目的は単純で、「血液型人間学は科学的に正しい」ですよ。それを法廷で証明しようとして「非科学的」だというBPOを訴えたわけです。よければ本人のサイトを見て直接確認してください。http://www006.upp.so-net.ne.jp/abo4/new1.html
それと、前回の最後の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/08/10 00:55:20)に無回答の時点で、管理者さんが「回答拒否」なのも明らかです。少し統計がわかっていれば、回答に時間がかかるような内容ではありませんから…。
失礼しました。
>彼の目的は単純で、「血液型人間学は科学的に正しい」ですよ。
――この主張自体は理解しますが、
>それを法廷で証明しようとして「非科学的」だというBPOを訴えたわけです
――手段として、この戦略はいただけないと思います。というのも、法廷は科学を「証明する」場ではない、とふつうは考えるからです。仮に「世間向け」のパフォーマンスだとしても、「敗訴」という結果でしたら、それをやる意味がどれほどあったか、ということになりますが……。そういうわけで、「苦情9件」ということに対しても、それに言及する「意味」が果たしてあるのか、私には大いに疑問です。
b202
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。
管理者さんが統計をわかっていないという一例です。以下は、ほぼ1年前の私の投稿です。もし、統計をわかっているなら管理者さんから何かコメントがあるはずですが、現在に至るまで無回答のようですね。
《引用開始》
念のため、実際にサンプルサイズを100人として計算してみました。他の条件は前回と同じです。
・平均値の差=0.3/標準偏差=1/α=0.05(タイプ1エラー=危険率)/β=0.8(タイプ2エラーにならない確率=検出力)/両側検定
・話を簡単にするため、便宜的に4つの血液型の比率は同じものとし、「ある血液型」と「他の血液型」の2群の平均の差で計算
サンプルサイズを100人とした場合は、検出力は0.254となりますから、ほぼ3/4は差が検出できないタイプ2エラーということになります。[>PowerMean(.1, 1, 0.05, 25, 2, 3) ]
2群間の平均値の差 0.3/標準偏差 1/αエラー 0.05/両側検定/サンプルサイズ N1 25/N2 75/検出力 0.254
平均値の差=0.3はほとんど「最大」のケースなので、「普通」にあるような平均値の差=0.1で計算してみると、検出力は0.0634となり、ほぼ15回に1回しか差が検出できないという結果となりました。
なお、これはF検定の場合ですが、χ2検定でもほぼ同じ傾向と思われます。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/07/10 00:48:46)
《引用終了》
要するに、管理者さんが提示した100人程度のサンプルでは、仮に血液型人間学が正しいとしても、それが「正しい」と判断される確率(=差が出る確率)はほぼ15回に1回ということです。したがって、管理者さんが統計を理解していないことは明らかです。
こんな例は、この掲示板でもまだまだありますよ。
それでも納得しないというなら、また別の例を出しましょう。
もちろん、私がどれだけ統計をわかっているかというと、それはまた別の話ですが…(苦笑)。
失礼しました。
>管理者さんが提示した100人程度のサンプルでは、仮に血液型人間学が正しいとしても、それが「正しい」と判断される確率(=差が出る確率)はほぼ15回に1回ということです
――まぁ、要するにここですよね。ABOFANさんの「理屈」ですと、100人で血液型人間学に有利な結果が「出なかったら」ダメ、結果が「出れば」OK、200人で結果が「出なかったら」ダメ、「出れば」OK……と、えんえん捏ね続けることができます(現に、このサイトのコメント上も「そういう流れ」で一杯です苦笑)。
「後付け」、あるいは「アド・ホック」などの概念はご存知でしたっけ?科学におけるごく初歩的な考え方の一つなので、「ABOFANさんの統計」よりは先に学ぶべきことと、個人的に考えます。
ちなみに、今気が付いたのですが
>話を簡単にするため、便宜的に4つの血液型の比率は同じものとし
――これって、同じにして計算して「いい」のでしたっけ?つまり、この妥当性についてはどうなのでしょう?ということを聞きたいのですが……。
b203
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。次の山岡先生の質問に少し答えてみましたので、内容をご確認下さい。
>渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」は1992年に実施した、北海道大学文学部と教養部の学生112名を対象とした調査で回答に不備がなかった102名のデータが元になっています。Y軸の数値の元になった各血液型別調査対象者の人数は、A型38名、B型25名、O型27名、AB型12名です。
>各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか管理人様をはじめ、このサイトをご覧の皆様のご意見を伺いたいと思います。(投稿者:山岡重行,投稿日時:2016/05/28 16:34:46)
なお、図はこの掲示板にはアップロードできないので、jimdoで作成した次のページに登録しました。
http://abofan.jimdo.com/%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91/%E5%B7%AE%E3%81%AF-%E6%80%9D%E3%81%84%E8%BE%BC%E3%81%BF-%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84/
以下はこのページの文章の抜粋です。
実際にサンプルの誤差を試算してみたのが下の図[省略]です。実測値の誤差の範囲(推定値)がわかるように赤の円を付け加えてみました。気象庁が発表する台風の進路の予報円と同じで、本当の値は約70%の確率で赤の円の中に入ります。
赤の円が占めている領域は、それほど大した面積ではありませんから、全体の傾向を変えるほどの影響はあるとは考えられません。
つまり、統計的な誤差を考慮しても、その性格特性を知っているかどうかと、他の血液型との回答の差(=統計的な差)とは関係がないということです。
結局、「統計的な差は“思い込み”によるものではない」という金澤さんの結論は変更する必要はないものと思われます。
「統計的な差は“思い込み”によるものではない」ことは、金澤正由樹さんは別の方法でも検証しています。
[上に紹介した山岡さんの]数値をよく見てみると、差が出ている質問項目の中には、O型の特性のはずなのに、「血液型大好きグループ」では、B型が最高値を示している、といったようなものもある。つまり、本来の血液型とは違う「間違った」血液型性格特性に“思い込ん”でいるものが存在するからである。これらは、差が出た15項目中、半分近い7項目とかなり多い。(中略)
O型の特性のはずなのに、なぜかB型が一番当てはまると回答しているといった、「間違った」血液型性格特性に“思い込み”が存在するはずがない。[出典:金澤正由樹さん 統計でわかる血液型人間学入門]
やはり、「統計的な差は“思い込み”によるものではない」と結論づけてよさそうです。数字やグラフを使わないだけ、こちらの説明の方がわかりやすいかもしれませんね。
奇妙なことに、「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」では、この説明には全く触れられていません。何か理由があるのでしょうか…。
b204
ABO FAN
血液型性格診断
>>つまり、「説明責任」を果たせないのは管理者さんの責任であり、私のせいではありません。
>――この部分には返答を……。
>このサイトに掲載されたコメントは私だけでなく、少なくとも統計調査においてABOFANさんが「認められる」先生方もご覧になれるため、「説明責任」を果たすのに私を介す必要性は全くありません。
>ABOFANさんのご主張は私などには理解できないかもしれませんが、その辺は安心してご投稿ください。 (回答日時:2016/08/27 20:02:20)
――おお、回答ありがとうございます。本当は、このような公開の場ではなくて、直接お話しして本音の話をしたかったのですが、あのような結果になってしまって大変残念です。個人的には再チャレンジもありかなと思いますが、難しいでしょうね。
さて、「認められる」先生方ということですが、現状はほぼ把握できたつもりです。
まず、理系の先生(一部の統計がわかる心理学者を含む)は統計はよくおわかりのはずです。ただ、本当のことを言ってしまうと、疑似科学批判のコミュニティから“批判”されるので、やむなく沈黙していること多いように思われます。また、疑似科学批判の「マーケット」はかなり大きくて魅力的なので、わざわざ市場の縮小を招くようなことはしないでしょう。それに、間違いを認めるとメンツがなくなるので、科学者としての実生活に悪影響もありますし。
逆に、多くの文系(心理学者の大部分、特に臨床系)は数字に弱いので、なんだかわからないけれど、感情的に反発していることが多いようです。このグループは、“誹謗・中傷”に近いメールやメッセージをあちこちにまき散らしています。ごくごく一部ですが、そのトバッチリが私にも来たりしています(苦笑)。
ここは公開の場なので、さすがに固有名詞は出しませんが、管理者さんの周りを見渡せば、これらの事実が確認できるはずです。
なお、現在はこの動きはグローバル化しているので、日本語だけではなく、英語や中国語でも確認できます。
このように、極めて単純化して言うと、疑似科学批判グループ(派閥)と、疑似科学とされているグループ(派閥)が、一般の人の「マーケット」をめぐって争っているという構図が成立しています。
当初は私もそんなことはわかりませんでした。なので、統計的に立証すれぱ、疑似科学批判のコミニュニティが、自動的に「血液型と性格」を認めてもらえるものだと信じていましたし、疑似科学批判側もそう主張していました。
しかし、管理者さんもおわかりのように、事実は明らかに異なるわけです。それは、前回のカフェで事実をもって“証明”されているわけで、管理者さんも同席していますから、本当の事情がわからないはずはありません。科学的な論争ではなく、「マーケット」争奪戦なら、科学的に正しかろうが間違っていようが、統計を理解しようがしまいが、自己に有利な行動を選択するに決まっています(苦笑)。
もっとも、私は事実を知りたいだけで、派閥や「マーケット」争奪戦なんか興味はありません。が、そんな事情で、現在のように戦術を変えたわけですが、やむを得ず変えただけです。
さて、ここの掲示板を含めて、「血液型と性格」には統計的な反論はほとんどありません。肯定派で有名な亜細亜大の前川教授も同じことを言ってました。疑似科学否定派が、それでも頑として「血液型と性格」を認めないというのは、つまりそういうことです。
やはり、日本人は“ガイアツ”でしか変われないんでしょうね。ガッカリです。
>>それを法廷で証明しようとして「非科学的」だというBPOを訴えたわけです
>――手段として、この戦略はいただけないと思います。というのも、法廷は科学を「証明する」場ではない、とふつうは考えるからです。仮に「世間向け」のパフォーマンスだとしても、「敗訴」という結果でしたら、それをやる意味がどれほどあったか、ということになりますが……。そういうわけで、「苦情9件」ということに対しても、それに言及する「意味」が果たしてあるのか、私には大いに疑問です。
――いやぁ、かなりの効果がありました。二審まで行って原告敗訴ですが、BPOは事実上主張を撤回してしまいました。内容は判決文を読めばわかります。ただ、それを無視しているのか知らないのか、BPOの「要望」は有効だと信じている人もいます。
もちろん、「血液型と性格」は科学的な論争で決着を付けるのがスジなのですが、BPOが「科学」を無視して要望を出し、それに対抗する手段が訴訟ぐらいしかない以上、やむを得ないのかなとも思います。また、大きな声で言うのは控えますが、「手段として、この戦略はいただけない」というフレーズは、管理者さんにそっくりそのままお返しします。この私の言葉の意味は十分おわかりでしょう。自分だけ例外と考えてはいけません(苦笑)。
>――まぁ、要するにここですよね。ABOFANさんの「理屈」ですと、100人で血液型人間学に有利な結果が「出なかったら」ダメ、結果が「出れば」OK、200人で結果が「出なかったら」ダメ、「出れば」OK……と、えんえん捏ね続けることができます(現に、このサイトのコメント上も「そういう流れ」で一杯です苦笑)。
――検定力やχ2分布を知らない人に説明するのは不可能です。現に、私の山岡先生への回答には管理者さんはノーコメントですし…(もっとも、ある意味「正直」なのは確かです)。大人げないので、さすがにこれ以上書くのは控えますが(苦笑)。直接会ってなら、もうすこし突っ込んだ話ができるかもしれません。
大変失礼しました。
ABOFANさん
すみません、多忙につき回答が遅れてしまいました。
(このコメントについても簡単な返答だけになってしまいます……)
まず全体に、いろりろ小理屈が並べられていますが、結局具体的な「説明責任」が果たされてはいないようなのですが?前半で「陰謀論」的な論が展開されていますが、このご意見が説明責任に代わるものなのでしょうか?
また、
>前回のカフェで事実をもって“証明”されているわけで
――すみません。思い当たることがありません。少なくとも、山岡、石川らに対してABOFANさんの(統計的な)議論が成立していたとは私には見えませんでしたが……。確かあの場では「性格」という語は使わないという話になっていませんでしたか?あの場でABOFANさんはしきりに「わかった、わかった、そういうことか」「これを説明すればいいのか」とおっしゃられていたので、まだ「説明責任」が果たせていないことをご自覚なさっていたのではないですか?
>、「血液型と性格」は科学的な論争で決着を付けるのがスジなのですが
――同意します。なので、件の訴訟について違和感を覚えるのです。
>BPOが「科学」を無視して要望を出し、それに対抗する手段が訴訟ぐらいしかない以上、やむを得ないのかなとも
――逆に、なぜBPOは「科学」を無視したのでしょうか?この解決の方が訴訟よりも学術的にも有効のような気もしますが……。
>私の山岡先生への回答には管理者さんはノーコメントですし
――「山岡先生」への回答に「私が」応える理由はないと思っていたのですが苦笑
b205
ABO FAN
血液型性格診断
>――まぁ、要するにここですよね。ABOFANさんの「理屈」ですと、100人で血液型人間学に有利な結果が「出なかったら」ダメ、結果が「出れば」OK、200人で結果が「出なかったら」ダメ、「出れば」OK……と、えんえん捏ね続けることができます(現に、このサイトのコメント上も「そういう流れ」で一杯です苦笑)。(回答日時:2016/08/27 20:23:57)
――大人げないと言われるのを覚悟して書いておきますが、「そういう流れ」にはなりません(笑)。管理者さんが毎回断ち切っていますからね。とりあえず、最近の1回だけ実例を出します。
>失礼ながら、このサイトの「データの再現性 (低)」には、合計人数が34万人を上回るデータがあるとも思えません。もしあるというなら、勉強ためにぜひお教えください。どうかよろしくお願いします。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/07/09 23:13:29)
>金澤氏などが「34万人」としているデータの詳細をお教えくだされば、お話も進むかと思うのですが……。(回答日時:2016/07/26 16:56:12)
>大学に資料が届いているようです。ありがとうございます。ただ、諸般の事情により、受け取れるのは八月上旬ごろですので、この件についてはその後ご返答させていただきます。 (回答日時:2016/07/30 12:56:37)
>金澤氏が単独で行った研究調査ではないため、はっきり言ってなんともコメントしがたいのですが、これでいったい何をおっしゃりたいのですか?(回答日時:2016/08/09 16:13:28)
→それ以後は言及なし。
――掛け合い漫才としては面白いかもしれませんが、これは少なくとも科学的なコミュニケーションではありません(笑)。100人でダメというから34万人にしても「なんともコメントしがたい」というのが管理者さんです。統計を全然わかっていないのか、それともある程度わかっているからノーコメントなのかは定かではありません。まさか、サンプルサイズの重要性ぐらいはわかっているとは思いますが。
ですので、そういう話をここ延々と繰り返すのは、私にとってはほぼ唯一の可能な対抗手段です。そして、それが効果があることも間違いありません。
しばらくの間は、疑似科学批判側は「血液型と性格」をネタにすることがタブーになりますし、現にそうなっています。ましてや、統計ネタなんてとんでもない…ということです(笑)。
岡野さんがBPOを提訴したように…。
失礼しました。
>そういう話をここ延々と繰り返すのは、私にとってはほぼ唯一の可能な対抗手段です
――以前にも申し上げましたが、これは「学会」などの学術jコミュニティで行う「べき」ことかと思いますよ苦笑
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ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回は情報提供です。
韓国の調査では、縄田健悟氏の論文「血液型と性格の無関連性」(2004-2005年での阪大のデータ)と同様に、性格の自己認知が違っても、消費者の購買行動とは必ずしも結び付かない結果となりました。次がその論文です。
消費者の購買行動は、血液型と関連があるか
クワン・ホーソク(Kwan Ho Suk), チ・ウンクー(Ji Eun Koo)
韓国消費者協会, Vol.23 No.2(2012), pp.107-134
http://kisseng.kstudy.com/journal/thesis_name.asp?key=3064524
つまり、血液型によって性格(正確には性格の自己認知)が違っても、消費行動(縄田講師の調査ではお金や生活行動)には必ずしも差が出ないということです。ここでも、縄田さんのいう「無関連性」は否定されたことになります。やはりデータには再現性があるのですね。
>必ずしも差が出ないということです。ここでも、縄田さんのいう「無関連性」は否定されたことになりま
――??意味がちょっと分からないです。血液型によって消費行動が結びつかないのなら、「無関連」と考えるのは普通だと思いますが。
b207
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
2004年にBPOが出した『 「血液型を扱う番組」に対する要望』についての解説です。
血液型研究家の岡野誠さんは、この「要望」が不当だとしてBPOを提訴し、控訴審まで行きましたが、結果として原告敗訴となりました。
しかし、この判決文はなかなか面白いです。丁寧に読み解いてみると、原告が実質的に勝訴していることがわかります。
なんと、能見正比古さんの「血液型人間学」は、この「要望」には【含まれていない】というのです!
つまり、BPO自身が血液型人間学は非科学的とは言っていないということです。ウソのようなホントの話ですし、管理者さんと山岡先生が誤解されていると困るので、ぜひ確認をお願いします。
○BPOの『 「血液型を扱う番組」に対する要望』の抜粋
「血液型を扱う番組」が相次ぎ放送されている。それらの番組はいずれも、血液型と本人の性格や病気などとの関係があたかも実証済みであるかのごとく取り上げている。(中略)
民放連は、放送基準の「第8章 表現上の配慮」54条で、次のように定めている。
-54
占い、運勢判断およびこれに類するものは、断定したり、無理に信じさせたりするような取り扱いはしない。
〔解説〕
現代人の良識から見て非科学的な迷信や、これに類する人相、手相、骨相、印相、家相、墓相、風水、運命・運勢鑑定、霊感、霊能等を取り上げる場合は、これを肯定的に取り扱わない。
これらを踏まえ、青少年委員会としては、「血液型を扱う番組」の現状は、この放送基準に抵触するおそれがあると判断する。
青少年委員会は、放送各局に対し、自局の番組基準を遵守し、血液型によって人間の性格が規定されるという見方を助長することのないよう要望する。
○控訴審判決の要旨
本件要望においては、本来の血液型人間学ないし、血液型人間学について何ら触れていない。
放送各局は、番組の改善をしつつ配慮するなら、血液型を扱う番組自体を放送するのはよい。
○控訴審判決の抜粋
「本件要望は、たとえば血液型占いなど明らかに科学的でない事柄をあたかも科学的であるかのように扱うことに対する見直し、改善を求めているのであって、科学的根拠が実証された事柄を放送することについて問題視したり、排除したりしているものでもない。」
「本件要望が、(中略)血液型と人間の性格、行動パターン、病気等との関係を学術的に研究する学問自体の存在自体を否定したり、これについても占いの類と同列であるとして否定的な評価をしたりするものではないし、学術的に裏付けられた内容で、しかも、青少年にも配慮して番組を制作することを否定する趣旨を含むものとは解されない。したがって、本件要望が、統計学を駆使し、学術的に血液型人間学を研究しているという控訴人を侮辱したり、控訴人の名誉を毀損するものと解することはできないし、控訴人の表現の自由や幸福追求権を侵害するということもできない。」
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/okano.htm
この訴訟について、「敗訴」をなぜ「実質的勝訴」と捉えることが可能なのかよくわかりません。
推測ですが、ABOFANさんのなかでは
1:血液型人間学は科学である
2:BPOは科学を否定しているわけではない
3:血液型人間学は否定されていない(肯定されている)
となっているのでは?
そもそも、前提となっている「1」に疑義を呈しているのですが。
b208
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿から10日以上も何の反応もないということは、やはり「徹底して回答拒否」ということなのでしょうか?
さて、今回も情報提供です。
1年ほど前のやや古い情報なのですが、有名なSF作家の山本弘さんも、統計があまり得意でないらしいという情報です。
次は、山本弘さんのブログのコメント欄からです。
《私のコメント》
山本さんは、宇宙人の目撃証言は信じていません。当然ですね。もちろん、私も宇宙人の目撃証言なんか全く信じてません(笑)。それでは、宇宙人は絶対に存在しないかというと―少なくとも科学的には―完全な否定はできないでしょう。この点では、彼と私は全く一致します。
では、同じことを血液型に当てはめてみます。そうすると、
 1) 宇宙人の目撃証言(統計データの差)がある
 2) 紹介した論文で1)の目撃証言(統計データ)は妥当という結論かどうか
 3) 山本さんは2)の論文の結論を妥当だと判断するか
という3種類に分けての分析が必要になります。
まず、松井豊さんの論文[サンプル1万人]から行きましょう。この論文では、松井さんも山本さんも確かに1)について(一部)認めています。では、2)はどうか? これは松井さんも山本さんも頑として認めていません。2)を認めていないのだから、3)はバッサリ切り捨てられます。
ところが―非常に奇妙なことですが―坂元さんの論文[松井さんの論文と同じやり方で、単純にサンプルを3万人にまで拡大したもの]については、山本さんは1)2)3)とも曖昧なままです。実に不思議というしかありません。実は、坂元さんは原論文に「血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた」とあるとおり、1)2)は認めているのです。それなら山本さんが3)も認めてよさそうですが、なぜか曖昧なままになっています。
Posted by ABO FAN at 2015年06月24日 23:42
山本弘のSF秘密基地BLOGより
http://hirorin.otaden.jp/e421420.html#comments
――読めば判るように、この私のコメントには山本さんからの直接的な回答は何もありません。更には、これ以上の議論は拒否というおまけ付きです。
そもそも、山本弘さんのような有名人が、私のような素人に関わる必要なんてありません。それが、私から統計の話が出たとたんに「議論拒否」というのは、実に素直な方のようです。
#もしかすると、統計がわかっているので議論拒否なのかもしれませんが…。
《山本弘さんからのコメント》
これまでの事例から、あなたと議論しても不毛であることはすでに証明されています。ですから僕はあなたと議論する気は毛頭ありません。
そんな無駄なことで時間を浪費したくないんです。
今後、何か議論を挑んでこられても削除します。
Posted by 山本弘 at 2015年07月13日 16:40
失礼しました。
>前回の投稿から10日以上も何の反応もないということは、やはり「徹底して回答拒否」ということなのでしょうか
――すみません。多忙につき、回答・掲載が遅れました。簡単にですが、とりあえずそれぞれコメントしました。
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ABO FAN
血液型性格診断
お忙しい中、回答ありがとうございます。
>結局具体的な「説明責任」が果たされてはいないようなのですが?
――繰り返しになりますが、管理者さんは大学レベルの統計を理解されているとは思えませんので、残念ながら「説明責任」は果たせません。
>>前回のカフェで事実をもって“証明”されているわけで
>少なくとも、山岡、石川らに対してABOFANさんの(統計的な)議論が成立していたとは私には見えませんでしたが……。
――おっしゃるとおりです。黙っているつもりでしたが、それでは少し説明しておきましょう。血液型と性格について「説明責任」を果たすためには、相手が心理学と統計学の両方をある程度理解している必要があります。片方だけではだめです。また、英語以外の海外の文献も読み込む必要があります。お互いを共通に理解する基盤がなければ「議論」は成立しません。
>>「血液型と性格」は科学的な論争で決着を付けるのがスジなのですが
>――同意します。なので、件の訴訟について違和感を覚えるのです。
――BPOは、「血液型と性格」について、科学的に正しいかどうか判断するべきではありません。したがって、BPOが血液型を「非科学的」という時点で権限を逸脱しています。これに対抗するのは訴訟ぐらいしかいないでしょう。そして、事実この訴訟は効果がありました。この点は後述します。
>――逆に、なぜBPOは「科学」を無視したのでしょうか?この解決の方が訴訟よりも学術的にも有効のような気もしますが……。
――当時の委員には心理学者が多いので、あるいは山岡先生がご存知かもしれません。私は推測しかできません。
>>私の山岡先生への回答には管理者さんはノーコメントですし
>――「山岡先生」への回答に「私が」応える理由はないと思っていたのですが苦笑
――「幼いデータ」とおっしゃっているのは無視ということですか…。管理人さん自身の「説明責任」は果たさなくともよいということですね?
>>そういう話をここ延々と繰り返すのは、私にとってはほぼ唯一の可能な対抗手段です
>――以前にも申し上げましたが、これは「学会」などの学術jコミュニティで行う「べき」ことかと思いますよ苦笑
――では、管理者さんは、血液型と性格について、他人を批判しても、他人からの批判は一切は受け付けないし、他人の資料も一切無視するということですね? それは、ディスコミュニケーションではないのですか?
>>必ずしも差が出ないということです。ここでも、縄田さんのいう「無関連性」は否定されたことになります。
>――??意味がちょっと分からないです。血液型によって消費行動が結びつかないのなら、「無関連」と考えるのは普通だと思いますが。
――はい、理解できなくて結構です。心理学と統計学の文献を読んで、外国語の文献も読めば自然に理解できるようになります。残念ながら、そうでない人には「説明責任」は果たせませんので…。
>推測ですが、ABOFANさんのなかでは
>1:血液型人間学は科学である
>2:BPOは科学を否定しているわけではない
>3:血液型人間学は否定されていない(肯定されている)
>となっているのでは?
――控訴審の判決文はそうなっていますが? 結審したので、BPOもこの判決を受け入れていることになります。
では、管理者さんからいまだに回答をいただけない質問を再度提示します。とりあえず3問です。お忙しいということなので、選択肢を示しました。5分もあれば回答可能な単純な質問です。
#もっとも、どちらかといえば、回答自体より「回答拒否」であることを確認するためのものですが(苦笑)。
1.管理者さんのバックデータをお示しください。
選択肢 A.示せる→具体的にお願いします B.示せない C.その他→具体的にお願いします D.回答したくない
2.全体のサンプルが100人程度のデータは一般的に
選択肢 A.有効 B.無効 C.その他→具体的にお願いします D.回答したくない
3.管理者さんは確率・統計の単位はどこで取りましたか
選択肢 A.取ってない B.高校 C.大学 D.大学院 E.その他→具体的にお願いします F.回答したくない
失礼しました。
ABOFANさん
>繰り返しになりますが、管理者さんは大学レベルの統計を理解されているとは思えませんので、残念ながら「説明責任」は果たせません
――いや、何度も申し上げますが、「私」相手でなくともよいのですが……。
>血液型と性格について「説明責任」を果たすためには、相手が心理学と統計学の両方をある程度理解している必要があります。片方だけではだめです。
――??それほど人を選ぶ理論であるならば、ますます「一般化」は難しいと思いますし、かといって抜群に再現性があるわけでもないので、「応用する」意味も見出せません。というか、そもそも能見氏には心理学と統計学の素養があったのでしょうか?
>では、管理者さんは、血液型と性格について、他人を批判しても、他人からの批判は一切は受け付けないし、他人の資料も一切無視するということですね
――いやいや、そうではなく、前から言っていますがABOFANさんがなぜ学会などの「公式的」な学術コミュニティをこれほどまでに避けていらっしゃるのかと思っているので。
>1.管理者さんのバックデータをお示しください。
選択肢 A.示せる→具体的にお願いします B.示せない C.その他→具体的にお願いします D.回答したくない
2.全体のサンプルが100人程度のデータは一般的に
選択肢 A.有効 B.無効 C.その他→具体的にお願いします D.回答したくない
3.管理者さんは確率・統計の単位はどこで取りましたか
選択肢 A.取ってない B.高校 C.大学 D.大学院 E.その他→具体的にお願いします F.回答したくない
――はい。上からA(具体的なデータは本項関連リンク、あるいは参考文献等にあるものが主です)、C(質問の意図がわかりません。というか、ケースバイケースとしか「ふつう」はいえないはずですが……。具体例をご提示ください)、CとD(あくまでごく一般的な社会調査、心理測定の基礎レベルにおいて「のみ」ですが)。
こちらからも同じ形式で質問させてください(強制的に回答は求めません)。
1.山岡先生の先のコメントについて、「各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、 「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるか」
Aできる Bできない Cその他
2.能見氏が提唱した「血液型人間学」は、理論・データなどあらゆる面から科学的な言説である。
A十分に科学的だ B不十分な点もあるが、科学的な面もある(具体的にお教えください) C科学的とはいえない(疑似科学である) Dその他
3.巷で広まっているような「Bの性格はマイペースだ」などといったような理論は
A妥当だ B一部妥当な面もあるが、根拠に乏しい面もある(具体的にお願いします) C根拠がなく、妥当とは言えない Dその他
以上です。よろしくお願いします。
b210
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。「説明責任」について補足します。
最初、管理者さんたちに直接お会いして説明できるということで大変喜んでいましたが、なぜかキャンセルになりました。
その後に、カフェに呼んでいただけたのはありがたかったのですが、私の説明が途中で(時間不足のためか?)打ち切りになりました。
このため、心理学、統計学、外国語の文献をカフェのために持参したのですが、残念ながら生かされることはほとんどありませんでした。
#ネットと直接お会いしての説明では理解度が違います。言うまでもなく、後者がより効果的です。
再度とお会いすることをお願いしたのですが、いまだに返事をいただけていません。
何が言いたいかというと、私が「説明責任」を果たそうとしても、管理者さん(たち)が拒否しているように見えるということです。「説明責任」と毎回おっしゃるのはいいのですが、この掲示板のやりとりともそうですが、本当は私の説明を「拒否」しているのではありませんか?
「そうではない」ということなら、ぜひ次回のカフェにでもお呼びいただければ幸いです。喜んでご説明させていただきます。
失礼しました。
>再度とお会いすることをお願いしたのですが、いまだに返事をいただけていません
――すみません。私的に、というのであればお会いする意味が見出せません。なぜなら、
>何が言いたいかというと、私が「説明責任」を果たそうとしても、管理者さん(たち)が拒否しているように見えるということです
――とおっしゃられていますが、「ふつう」科学の議論はオープンでなされるべきものであり、その場として前回のサイエンスカフェをご提供したつもりです。仮にABOFANさんが学会などの学術コミュニティで「発表される」、「論文を投稿なさる」などなされば、(行ける範囲で)拝聴させていただくつもりですし、そうしたおすすめもしてきたつもりです。
ABOFANさんがなさっているこの「活動」が学術的・研究的なものであるならば、少なくとも私が個人的にお会いする意味はなく、一刻も早くなんらかの「公式的な」議論の場に乗せるべきと思われるのですが、この意見はヘンなのでしょうか?苦笑
b211
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
アイスタット社の調査結果を紹介します。
サンプルは300人ほどと少なめですが、データの分析方法を工夫することによって、血液型による性格の差をうまく検出しています。
調査期間 2014年11月1日~11月30日
回答者数 302人
形式 Webアンケート形式
血液型と性格には全く関連がないといいきることができない結果[=関係がある結果]
日本において血液型性格分類の信奉者の大半は、A型は気配り型、O型は現実型、B型はマイペース型、AB型は理想追求型
URL: https://istat.co.jp/investigation/2014_2result
※Windowsではダウンロード不可(Androidは可)
なお、差が出る理由は心理学的には次のとおりです。
多くの性格テストは、性格を表す「言葉」による「自己報告」によって、その人の性格を測定できるという原理に基づいて作成されています。 例えば、あなたは神経質ですか?というような質問に、1点(全くあてはまらない)~5点(非常によくあてはまる)の間で答えるといったようなものです。
ここで、日本人のほぼ7割は「血液型と性格に関係がある」と思っていることを思い出してください!
ソースの例:日本のダイモンダイ(2015年11月8日放送)
血液型は、性格に、
関係ある気がする。68.7%
関係ない。31.3%
回答人数 201,119人
これは、「言葉」による性格の「自己報告」が、自分の血液型によって違うということとイコールです。すると、少なくとも理論的には、心理学で血液型による性格の違いを測定できることになります。性格についてのアンケート調査でも同じです。
PCから調査結果を見る方法はありませんか。
b212
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
来年の「理科の探検」(RikaTan)2017年4月号の特集は「ニセ科学を斬る!2017」です。2年ぶりに血液型が復活しますので、注目していきたいと思います。また、石川幹人先生も執筆されるようです。
【参考】
「ニセ科学を斬る!2017」で予定されている内容
「血液型性格判断や占い」 菊池聡
「生態学からみたEMの問題性」占部城太郎
「〇〇の科学性を評定する~科学性評定サイトの試み」石川幹人
「反オカルト論の意義」高橋昌一郎
「メディアを賑わす“地震予知”のニセ科学性」 横浜地球物理学研究所
「放射能関連のニセ科学」 菊池誠
「人工化学物質対自然・天然」 桝本輝樹
「「酵素」をうたう農法,健康食品」 小波秀雄
「化粧品関係のニセ科学」 くられ
「行政・教育機関に忍び寄るニセ科学」大石雅寿
「ネットワークビジネス商品のニセ科学性」猫小次郎
「悪質商法とニセ科学 消費者問題」平林有里子
samakikakuの今日もワハハ SAMA企画
2016-09-09 理科の探検(RikaTan)誌2017年4月号「ニセ科学を斬る!2017」の内容
URL: http://d.hatena.ne.jp/samakita/20160909
b213
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。しかし、失礼ながら今回は爆笑してしまいました。内容が無茶苦茶ですよ。ひょっとして相当お疲れなのでしょうか?
>>繰り返しになりますが、管理者さんは大学レベルの統計を理解されているとは思えませんので、残念ながら「説明責任」は果たせません
>――いや、何度も申し上げますが、「私」相手でなくともよいのですが……。
――他の方の発言はしばらくないので、管理者さんを相手にするしかありません。私としては、石川先生や山岡先生の回答をぜひお聞きしたいところではありますが。
>>血液型と性格について「説明責任」を果たすためには、相手が心理学と統計学の両方をある程度理解している必要があります。片方だけではだめです。
>――??それほど人を選ぶ理論であるならば、ますます「一般化」は難しいと思いますし、かといって抜群に再現性があるわけでもないので、「応用する」意味も見出せません。というか、そもそも能見氏には心理学と統計学の素養があったのでしょうか?
――私の文章をよく読んでください。能見正比古氏が正しいかどうか判断するのには、心理学と統計学の両方をある程度理解している必要があると書いています。一般化できるかどうかは別の問題ですよ。それは、相対性理論を理解するにはテンソルの知識が必要ですが(私は挫折しました・苦笑)、相対性理論が一般化できる(=正しい)かどうかとは別の問題というのと同じです。
>――いやいや、そうではなく、前から言っていますがABOFANさんがなぜ学会などの「公式的」な学術コミュニティをこれほどまでに避けていらっしゃるのかと思っているので。
――避けているかどうかは管理者さんの判断です。私は、以前に日本の学会には入ろうと検討しましたが止めました。論文を読めばわかりますが、レベルが低いのでコスパを考えるとはっきり言ってムダです。また、最近のSTAP細胞騒動や蓮舫氏の国籍詐称問題でも、既存メディアは事実確認のレベルでネットに敗北してしまいました。それは血液型でも同じことです。この点は後述します。
念のため、私のサイトから
心理学者はブレている
http://abofan.jimdo.com/%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91/%E5%BF%83%E7%90%86%E5%AD%A6%E8%80%85%E3%81%AF%E3%83%96%E3%83%AC%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B/
疑似科学否定論はバラバラ?
http://abofan.jimdo.com/%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91/%E7%96%91%E4%BC%BC%E7%A7%91%E5%AD%A6%E5%90%A6%E5%AE%9A%E8%AB%96%E8%80%85%E3%81%AF%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%A9/
こんなことを学会で発表できるはずがありません。それは、前回のカフェでも十分おわかりでしょう(苦笑)。
>[1.管理者さんのバックデータ]――A(具体的なデータは本項関連リンク、あるいは参考文献等にあるものが主です)
――やっと回答いただけましたね。が、すみません、思わず爆笑しました。関連リンクでサンプルが最大(20万人)とその次(3万人)は私が紹介したものです。この2つは、読めばわかるように、血液型によって明確にデータの差があります。つまり、このサイトの「データの再現性(低)」は管理者さん自身によって否定されてしまいました。まさに、既存メディアは事実確認のレベルでネットに敗北してしまったのです!
>[2.全体のサンプルが100人程度のデータは一般的に]――C[その他](質問の意図がわかりません。というか、ケースバイケースとしか「ふつう」はいえないはずですが……。具体例をご提示ください)
――これも爆笑です。次に管理者さん自身の文章を示します。
>一般的なアンケート調査や統計分析において、だいたい100以上のサンプルであれば(仮に)有意差は出なくとも何らかの傾向性くらいは見出せると思われる(回答日時:2015/07/04 17:20:43)
では、管理者さん自身の1年前の主張「全体のサンプルが100人程度のデータは一般的に有効」は否定するのですね?
>[3.管理者さんは確率・統計の単位はどこで取りましたか]――C[大学]とD[大学院](あくまでごく一般的な社会調査、心理測定の基礎レベルにおいて「のみ」ですが)。
――これではよくわかりませんので、明治大学情報コミュニケーション学部のシラバスを調べてみました。http://www.meiji.ac.jp/infocom/curriculum/syllabus.html
リサーチリテラシー科目群に「統計学A・B」とありますが、履修されていないのですね。その代わりに「社会調査法A・B」を履修したと…。使った社会調査法のテキストがわかりませんが、手元にある「社会調査演習[第2版]」(東京大学出版会)を見ると、(少々口が悪いのですが)教えられたとおりデータを入力すると計算できるという内容です(失礼!)。これでは、普通は「確率・統計の単位」を取ったとは言わないでしょう。
なお、高校では履修していないと…。調べてみたところ、現在の高校の学習指導要領では、「確率・統計」は主に数学Bで学ぶようです。http://www.stat.go.jp/teacher/dl/pdf/c3index/guideline/high/math.pdf
しかし、高校で数学Bを履修しないで、統計的検定が理解できるとは到底信じられません。これは、確かに管理者さんのいう「差がある」という“帰無仮説”、タイプ2エラーや検定力の理解不足と見事に符合します。結局、管理者さんは(少々口が悪いのですが)教えられたとおりデータを入力すると計算できる、というレベルである可能性が非常に高くなります。ほぼ私の予想どおりということですね。
では、管理者さんの質問に回答します。
>1.山岡先生の先のコメントについて、「各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、 「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるか」
>Aできる Bできない Cその他
――以前に説明済ですが管理者さんが無反応ですので、質問の趣旨が理解できません。念のため以前の説明を再掲します。
《引用開始》
http://abofan.jimdo.com/%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91/%E5%B7%AE%E3%81%AF-%E6%80%9D%E3%81%84%E8%BE%BC%E3%81%BF-%E3%81%A7%E3%81%AF%E3%81%AA%E3%81%84/
以下はこのページの文章の抜粋です。
実際にサンプルの誤差を試算してみたのが下の図[省略]です。実測値の誤差の範囲(推定値)がわかるように赤の円を付け加えてみました。気象庁が発表する台風の進路の予報円と同じで、本当の値は約70%の確率で赤の円の中に入ります。
赤の円が占めている領域は、それほど大した面積ではありませんから、全体の傾向を変えるほどの影響はあるとは考えられません。
つまり、統計的な誤差を考慮しても、その性格特性を知っているかどうかと、他の血液型との回答の差(=統計的な差)とは関係がないということです。
結局、「統計的な差は“思い込み”によるものではない」という金澤さんの結論は変更する必要はないものと思われます。
「統計的な差は“思い込み”によるものではない」ことは、金澤正由樹さんは別の方法でも検証しています。
[上に紹介した山岡さんの]数値をよく見てみると、差が出ている質問項目の中には、O型の特性のはずなのに、「血液型大好きグループ」では、B型が最高値を示している、といったようなものもある。つまり、本来の血液型とは違う「間違った」血液型性格特性に“思い込ん”でいるものが存在するからである。これらは、差が出た15項目中、半分近い7項目とかなり多い。(中略)
O型の特性のはずなのに、なぜかB型が一番当てはまると回答しているといった、「間違った」血液型性格特性に“思い込み”が存在するはずがない。[出典:金澤正由樹さん 統計でわかる血液型人間学入門]
やはり、「統計的な差は“思い込み”によるものではない」と結論づけてよさそうです。数字やグラフを使わないだけ、こちらの説明の方がわかりやすいかもしれませんね。
奇妙なことに、「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」では、この説明には全く触れられていません。何か理由があるのでしょうか…。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/08/27 17:27:14)
《引用終了》
#別途、信頼度(両側検定)95%で試算してみましたが結果は変わりませんでした。
>ABOFANさんがなさっているこの「活動」が学術的・研究的なものであるならば、少なくとも私が個人的にお会いする意味はなく、一刻も早くなんらかの「公式的な」議論の場に乗せるべきと思われるのですが、この意見はヘンなのでしょうか?苦笑
――「公開の場」や「公的な場」では話せないことが多いので要望しているのです。どうしてもイヤだというなら、結果として管理者が損することになるかもしれませんが、それならやむを得ません。
例えば、今回書いたようなことは、直接会ってならもう少し細かいニュアンスも含めて(談笑しながら、やんわり・笑)説明できます。しかし、どうしても公開の場でという要望ですので、このように正直に書くしかありません。よろしいのですね?
失礼しました。
ABOFANさん
今回はABOFANさんの用いている「統計」についていくつか伺いたいと思います。
まず、ABOFANさんのサイトにある差は「思い込み」ではない、という例の山岡先生への回答とされるページを拝読いたしました。正直、解読にかなり苦労したのですが、なんとか筋はつかめたような気がします。
で、初めにお伺いしたいのは、ABOFANさんが作成された「その血液型の性格特性を知っている割合」X軸と「他の血液型との差」Y軸のグラフは以前山岡先生が指摘されたように、X軸⇒渡邊論文、Y軸⇒山岡論文から引用されて作成されたものでよろしいでしょうか?
(※以降の議論はそうだという前提にもとづいて進めさせていただきます)
前提としているいくつかの事項を確認したいのですが、当該図に記されている8個の点はそれぞれ「集団」であり、各血液型における「高受容群」と「低受容群」に分類したものとお見受けします(A、B、O、ABの高・低)。そしてそれを回帰分析した結果、「思い込みが存在する場合のような線を描かなかった」ので、「思い込みは存在しない」との結論に至っています。
そのうえで疑問なのは、8つの「集団」をどのようにサンプルしたのか、ということです。
これより後のコメントにて、
>問題のデータはサンプルは8個です。ただし、このデータは112個と639個のデータを合成したものですので
とあるため、当該データは渡邊論文の112個(X軸)と山岡論文の639個(Y軸)を足し合わせたものと推測できます。
しかしこの場合、「高受容群」と「低受容群」は何を根拠に分類されたのでしょうか?
山岡論文において、
>X軸の『その血液型の性格特性を知っている割合』のデータは私の調査では取っていないからです。(山岡コメントより)
とあり、少なくともX軸に“相当する”サンプルは山岡論文からではありません。
ということは、
X軸の「その血液型の性格特性を知っている割合」の「高受容群」「低受容群」⇒渡邊論文からのもの
Y軸の「他の血液型との差」の「高受容群」と「低受容群」⇒山岡論文からのもの
を“同一性質のサンプルとして扱っている”ことになります。
そして、この二軸が正の相関を示さなかったことから「思い込みは存在しない」との見解に辿りついているわけですが、しかし、この二種類が全く別の性質のものであることは明らかであり、“相関を示さない”ことはいわば「妥当な結果」といえます。簡単にいうと、「高受容群」「低受容群」の意味が違い、同質のサンプルとして扱うには不適当と思われるのです。
また、今回の統計処理として回帰分析を用いたことにも違和感があります。因果性を積極的に推し測ろうとするのは理解しますが、連続的な物理量でない当該項目の心理測定において回帰分析を用いた理由にはどのような意味があるのでしょうか?お教えください。
最後に、(これは書くだけ無駄になりそうですが)、ABOFANさんにおいては推測統計に対する「基本的な考え」に誤解があるようです。
推測統計学において、仮説設定が前提となります。今回の場合ですと、「血液型性格診断において思い込みが存在する場合、「他の血液型との差」と「その血液型の性格特性を知っている割合」とでは正の相関を示す(はず)」というのが仮説となります。そして、実際の調査で「仮説が支持されたかどうか」を推し測るのです。しかし、ABOFANさんの理屈では「正の相関を示さなかったので思い込みは存在しない」とされており、仮説が支持されたかどうかではなく、「仮説と反対の見解の結論が得られた」としているのです。推測統計において対立仮説の棄却は消極的な否定に過ぎず、別の仮説を支持したい場合、その仮説を判定するに妥当な調査を行う必要があります。
つまり、「思い込み効果によってではなく、血液型によって性格特性が判別できる」との実験を行っていただかないと、ABOFANさんの御意見には何ら科学的な要素を見出すことができないのです。ABOFANさんのこれまでの基本的な「態度」からもいえるのですが、「血液型性格学説」あるいは「血液型人間学」を支持したいのならば、どうかご自身で調査・分析を行っていただきたいと思います。
ひとまず、話題に上っている統計については以上です。他の要素については別のコメントにて回答します。
b214
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、書き忘れました。
>PCから調査結果を見る方法はありませんか。
――アイスタット社の調査結果は、android(WindowsとiOSは不可)でダウンロードしたものをクラウドストレージに保存し、それをPC経由で見ることは可能です。あるいは、担当者に直接問い合わせてもいいかもしれません。
ついでに、前回の投稿に書いた相関係数の信頼性についての考察です。
相関係数の有意性の検定は、次の表を使いました。
http://www.biwako.shiga-u.ac.jp/sensei/mnaka/ut/rtable.html
問題のデータはサンプルは8個です。ただし、このデータは112個と639個のデータを合成したものですので、n=8の表を見たのではいけません。とりあえず、テキトーにサンプルを200個ぐらいと想定してみると、α=0.05だと|r|=0.139までが誤差となります(本当にこれでいいのかはかなり疑問ですが・苦笑)。
とはいっても、もともとはrが-0.10ですから、rが正でかつ相当大きくなる確率はかなり低いと考えていいでしょう。
b215
ABO FAN
血液型性格診断
すみません。念のために追記します。
>――いやいや、そうではなく、前から言っていますがABOFANさんがなぜ学会などの「公式的」な学術コミュニティをこれほどまでに避けていらっしゃるのかと思っているので。
――次のとおりです。
《清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究(よい教育とは何か 構造構成主義研究5 2011)より》
【その1】
(2-4)[第二査読者のコメント]
さらに,この問題[血液型と性格の関係]については,1927年の古川の論文以来、膨大なデータの蓄積がある。否定論は、こうした多くの研究の結果を参照して,そこに一貫性を見いだせないという事実を否定論の根拠にすることが多い。今回の結果が一定の傾向を示したことを認めるとしても,すでに蓄積されている膨大な「非一貫的な結果」を全て解消するような結果として打ち出せるものなのだろうかについての疑問も残る。つまり,一回の調査で傾向が見られた、というような論文は現在では査読論文としては認められないと思われるのである。
既に蓄積された非一貫的な結果を全て解消できなければ、認められないというわけである。しかし、上記コメントにしたがうならば,今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。
【その2】
もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)
《引用終了》
これは、いままでの私の体験と見事に一致します(例:カフェや、次の心理学者や管理者さんの態度)。
余談ですが、私が知っている心理学者は、ほとんど関係があることは認めています。その一方、公式の場では「関係ない」とおっしゃってますが、彼らの矛盾する態度には何か事情があるのかもしれません。直接確認されてはどうですか?
また、前々回の投稿に書いたように、管理者さんが「関係がある」データ(サンプル20万人と3万人)を認めているにもかかわらず、このサイトには「データの再現性(低)」とあり、これまた上に書いた心理学者と同じパターンです。なぜ認めているデータと逆の結果を信じているのでしょうか?
#おそらく、この指摘も無視されると思いますが、それはそれで貴重な情報です。
なお、前回の投稿で、一部に管理者さんの表記に「さん」が抜けていましたのでお詫びします。
失礼しました。
ABOFANさん
こちらではABOFANさんの行われている活動について言及させていただきます。
ABOFANさんが「日本の」心理学界隈に不信感を持っておられることはこれまでのコメントから推測できます。また、そのため、日本のいわゆる学術学会の中で正当な研究活動をするのに抵抗があるというという心理も一応は理解できます。
であるならば、拠点を海外に移されてはいかがでしょう?ABOFANさんの過去の発言から血液型性格学説は日本のみの文化ではないそうですし、英語能力にも精通していると見受けられるので、「日本の心理学」ではなく、海外の学術研究会などで研究活動を行われることをお勧めします。少なくともご自身の活動を「学術研究」と位置付けておられるならば、これまでの知見を公共の場で議論されることは、本サイトにコメントされるよりも意義あることと思われます。これに反対する理由が、今一つ私には理解しかねるため、提案させていただきます。
また、前回の私からの問いの、
2.能見氏が提唱した「血液型人間学」は、理論・データなどあらゆる面から科学的な言説である。
A十分に科学的だ B不十分な点もあるが、科学的な面もある(具体的にお教えください) C科学的とはいえない(疑似科学である) Dその他
3.巷で広まっているような「Bの性格はマイペースだ」などといったような理論は
A妥当だ B一部妥当な面もあるが、根拠に乏しい面もある(具体的にお願いします) C根拠がなく、妥当とは言えない Dその他
は「回答拒否」ということで認識していますがご異論ありますでしょうか?ご返答お待ちしています。
ちなみに、どちらを参照されたのかわかりませんが
>リサーチリテラシー科目群に「統計学A・B」とありますが、履修されていないのですね。その代わりに「社会調査法A・B」を履修したと…。
これは正確な情報ではありません。学部・大学院ともに「情報コミュニケーション学部」が設置している科目だけでなく、情報関連科目、学部間共通科目などにおいて統計学や心理統計を学ぶ機会は設けられています(いずれにしても、私自身の統計への理解を担保するわけではありませんが苦笑)。
b216
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。管理者さんは「公開の場」でという要望なので、やむを得ず投稿させいただきます。
>――いやいや、そうではなく、前から言っていますがABOFANさんがなぜ学会などの「公式的」な学術コミュニティをこれほどまでに避けていらっしゃるのかと思っているので。
――清水さんの文献からもう一つ追加します。これでは、学会などの「公式的」な学術コミュニティを避けない人がいるとは思えません。管理者さんはいかが思われますか?
《清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究(よい教育とは何か 構造構成主義研究5 2011)より》
加えてここから,ある種のお蔵入り効果(引き出し問題)が、通常とは逆のパターンで(関連性を示す効果が,公開されずに研究者の引出しに眠る)生じている可能性さえも,指摘できるだろう。そして,次のコメントは少なからず筆者にとっては衝撃的なものであった。
(2-5)[第二査読者のコメント]
最後に「心理学者にとっての血液型性格学に対する感情は,否定的なものが大半だが」との記述があったが,心理学者は決して感情で否定しているわけではない。むしろ,感情で肯定しているが論理として(あるいは職業倫理として)否定している心理学者が多いように見受けられる(代表的な方は大村政男先生)。
この審査者自体は自らの立場を示していないが,敢えてこう書くのだから,感情では関連説を肯定しているとも読める。一方で,ここでは「論理(あるいは職業倫理)として否定」とあり,関連性を認めるわけにはいかないともいう。こちらは建前ということだろう。
《引用終了》
ABOFANさん
一点だけ。
>清水さんの文献からもう一つ追加します
と、以前から清水先生の論文(これもそもそも私が情報提供したのですが苦笑)を盾に取っておられますが、当該論文はきちんと「論文」として世に出ているものです。ABOFANさんが「日本の心理学」に不信感を持っておられるのならば、別の学術領域に論文を投稿なさるなどされればよい話で、道は一つではありません。
少なくとも、これまでABOFANさんが「正当な」学術・研究活動を拒んでいる理由として清水先生の論文を取り上げるのは不適当に思われるのですがいかがでしょうか。
b217
ABO FAN
血液型性格診断
おお、予想通りきっかり10日後に回答がアップされましたね。
ただ、今回の回答はト○デモ過ぎて大爆笑してしまいました。さすがに、ここまで凄いとは予想していませんでしたので、少々茶々を。
>X軸の「その血液型の性格特性を知っている割合」の「高受容群」「低受容群」⇒渡邊論文からのもの
>Y軸の「他の血液型との差」の「高受容群」と「低受容群」⇒山岡論文からのもの
>を“同一性質のサンプルとして扱っている”ことになります。
>(中略)この二種類が全く別の性質のものであることは明らかであり、“相関を示さない”ことはいわば「妥当な結果」といえます。
>(中略)同質のサンプルとして扱うには不適当と思われるのです。
――これには大爆笑です。なぜなら、山岡先生は、こうおっしゃっているからです。
>[渡邊論文の]各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、「その血液型の性格特性を知っている割合」の指標として一般化できるのか管理人様をはじめ、このサイトをご覧の皆様のご意見を伺いたいと思います。(投稿者:山岡重行,投稿日時:2016/05/28 16:34:46)
管理者さんがおっしゃるように「同質のサンプルとして扱うには不適当」なら、この山岡先生の質問は無意味です。なぜなら、山岡先生は渡邊論文の「サンプルが少ない」ことを問題にしているのですから、同質のサンプルとして扱うこと自体は「適当」と考えていることになります。
もっとも、その後、管理者さんが山岡先生の見解が変わったことを直接確認したのであれば話は別です。しかし、それならハナから山岡先生の理解が間違っていたことになります。
>今回の統計処理として回帰分析を用いたことにも違和感があります。因果性を積極的に推し測ろうとするのは理解しますが、連続的な物理量でない当該項目の心理測定において回帰分析を用いた理由にはどのような意味があるのでしょうか?お教えください。
――これにも大爆笑です。渡邉(ママ)論文の112人のデータは明らかに「心理測定」ではありません。となると、「連続的な物理量(ママ…正確には「連続量」?)でない当該項目の心理測定」は山岡先生の論文のデータということになりますよね。でも、山岡先生の分析では、本来は連続量に適用する「F検定」を使っているのです(笑)。
>ABOFANさんが「日本の」心理学界隈に不信感を持っておられることはこれまでのコメントから推測できます。また、そのため、日本のいわゆる学術学会の中で正当な研究活動をするのに抵抗があるというという心理も一応は理解できます。
――理解できるも何も、現在こうやって公開の場で確認しているわけです。
>であるならば、拠点を海外に移されてはいかがでしょう?
――ひょっとして、国内の学会では統計の基礎知識が乏しいので「血液型と性格」のまともな議論は無理だ。だから、私は海外で論文を発表したらどうかという意味ですか? それは、いくらなんでも、かなり酷い言いがかりというものでしょう(苦笑)。もっとも、管理者さんがそう感じているというなら話は別です。
>2.能見氏が提唱した「血液型人間学」は、理論・データなどあらゆる面から科学的な言説である。
>A十分に科学的だ B不十分な点もあるが、科学的な面もある(具体的にお教えください) C科学的とはいえない(疑似科学である) Dその他
>3.巷で広まっているような「Bの性格はマイペースだ」などといったような理論は
>A妥当だ B一部妥当な面もあるが、根拠に乏しい面もある(具体的にお願いします) C根拠がなく、妥当とは言えない Dその他
>は「回答拒否」ということで認識していますがご異論ありますでしょうか?ご返答お待ちしています。
――ここはあえて“回答拒否”だったのですが、ご要望のようですので正直に書きます。繰り返しになりますが、管理者さんの理解レベルでは、統計データの取り扱いを見ても「科学的」や「根拠」を理解できるとは思えません。よって、残念ながら現状では(管理者さんが理解・納得可能なレベルでは)回答いたしかねます(失礼!)。
#だから、直接お目にかかってよく確認したかったのですが…。
>少なくとも、これまでABOFANさんが「正当な」学術・研究活動を拒んでいる理由として清水先生の論文を取り上げるのは不適当に思われるのですがいかがでしょうか。
――いや、別な方法でも何回も確認しているのですよ。清水先生の論文はサンプルの一つに過ぎません。さすがに、この掲示板に実例を書くのは控えますが(苦笑)。
#直接お目にかかってなら、固有名詞と実例を出して、納得できるまでご説明しますよ。
なお、今回も私のほとんどの質問に「徹底して回答拒否」であることが確認できました。それはそれで収穫なのですが、このため今回の投稿は「茶々」になったことをご了承ください。
#「対話」や「コミュニケーション」は無理という意味です。
大変失礼しました。
ABOFANさん
予想通り、全く話が通じていなかったようです苦笑。
(というか、「あえて」そういう反応を「見せて」いるのでしょうね)
しかし残念ながら、ご本人で「茶々」とおっしゃられているものに対して、こちらは回答する言葉を持ちえませんので、改めてコメントを待つことにします。
よろしくお願いいたします。
b218
ABO FAN
血液型性格診断
>予想通り、全く話が通じていなかったようです苦笑。
>しかし残念ながら、ご本人で「茶々」とおっしゃられているものに対して、こちらは回答する言葉を持ちえませんので、改めてコメントを待つことにします。
――素早い掲載をありがとうございます。ただ、申し訳ありませんが今回も爆笑してしまいました。前回の投稿は、私が遠慮して「茶々」と書いただけで(いや、どこが…というツッコミはなしです・笑)、内容は「反論」そのものです。改めて、管理者さんの「徹底的して回答拒否」を確認する結果となりましたね。
今までも、「茶々」だろうが、「反論」だろうが「投稿」だろうが、統計の部分についてはほとんど何の反応もありません。これは、管理者さんが統計に関する(少なくとも学部レベルの)知識を持っていないことの証明となります。1つだけ例を示しておきます。次の私の投稿については現在も「無回答」です。
《引用開始》
今回は情報提供です。次の山岡先生の質問に少し答えてみましたので、内容をご確認下さい。
(中略)
[上に紹介した山岡さんの]数値をよく見てみると、差が出ている質問項目の中には、O型の特性のはずなのに、「血液型大好きグループ」では、B型が最高値を示している、といったようなものもある。つまり、本来の血液型とは違う「間違った」血液型性格特性に“思い込ん”でいるものが存在するからである。これらは、差が出た15項目中、半分近い7項目とかなり多い。(中略)
O型の特性のはずなのに、なぜかB型が一番当てはまると回答しているといった、「間違った」血液型性格特性に“思い込み”が存在するはずがない。[出典:金澤正由樹さん 統計でわかる血液型人間学入門]
やはり、「統計的な差は“思い込み”によるものではない」と結論づけてよさそうです。数字やグラフを使わないだけ、こちらの説明の方がわかりやすいかもしれませんね。
奇妙なことに、「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」では、この説明には全く触れられていません。何か理由があるのでしょうか…。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/08/27 17:27:14)
《引用終了》
よろしくお願いいたします。
ABOFANさん
なるほど。では、前回のコメントに基づいて回答します。
まず、
>統計の部分についてはほとんど何の反応もありません
ーー??前回の私の回答において「統計の話」とあらかじめ断りを入れたうえで統計における問題点を指摘したつもりです。
簡単に流れを示しますが、
私「渡邊論文、山岡論文の「高受容群」「低受容群」は意味が違うのに、何を根拠に同質サンプルとして扱ったのですか?」

ABOFANさん「山岡先生は渡邊論文のサンプルが少ないことを問題にしているのだから、この質問は無意味」
これ、質問の答えになっていないですよね?そもそも、このデータはABOFANさんが作成されたもので、私はそれに基づいて疑問を投げかけているにすぎません。「ABOFANさんが」「何を根拠に」二つの論文のサンプルを「同じものとして」扱われたのかを聞いているだけなので、ABOFANさんのお考えをお聞かせ願えれば結構なのです。そしてこれはちゃんと統計の話ですよね。
もう一つ、
私「なぜ回帰分析をおこなったのですか?」

ABOFAN「山岡先生もF検定を行っているではないか」
これも「答え」になってないですよね。私が聞いているのはABOFANさんが回帰分析を用いた理由なので、ABOFANさんのお考えだけを述べていただければよいのです。これは、ごく一般的な話に例えると、スピード違反で捕まった時に、「なんで俺だけ取り締まるんだ!みんな違反しているじゃないか!」といっているようなもので、論点のすり替えですよね。
以上二つは、明確にABOFANさんが出された統計についての回答ですので、どうかコメントいただきたいと思います。
次に、
>ひょっとして、国内の学会では統計の基礎知識が乏しいので「血液型と性格」のまともな議論は無理だ。だから、私は海外で論文を発表したらどうかという意味ですか?
ーーすみません、そういう意味ではありません。単に、「正当な研究活動」を行うための一提案をしただけです。つまり、ご自身の正当性をこれほど「ネットで」主張される割に、なぜ正統的な学会での発表、論文投稿などを拒否されるのかをお教えいただきたいのです。
率直に、どうしてでしょうか?
「直接お会いして」というご提案を何度も受けましたが、学会発表や論文投稿を行っていただくほうがはるかに生産的かと思います。
最後に、というかここからが本題なのですが、これまでの「対話」を通して、ABOFANさんの「こだわり」の核心にはやはり能見氏がいるようにお見受けします。
そこで、それを受け入れたうえで質問したいのですが、仮に能見氏の「血液型人間学」が”正しい”としたら、それが現代のアカデミズムで受け入れられていないのはなぜでしょうか?
ABOFANさんの言葉でいうところによる、「血液型人間学」の理解には高度な知識が必要だからでしょうか?
それとも、ジャーナリストであった能見氏への、アカデミズム側の羨望があったのでしょうか?
もしくはほかの理由でしょうか?
ABOFANさんのお考えをお聞かせください。また、”素晴らしい”理論である「血液型人間学」を市井に普及させるには、今後何が必要かと思われるかについても、合わせてお答えいただければと思います。
b219
AABA
血液型性格診断
久しぶりに見てみたら…。やはり予想通りの展開になってますね…。
ABOFANが「論文」を書いて議論すればいいのですが、まあ、以前のやりとりで彼(or 彼女)にはその能力がないことは証明されてますしね…。 (念のため。「書く」能力があることは、ABOFANが書いてみせることによってしか証明できません)
やはり私のABOFANへのお勧めとしては「書けるというのなら、書けばいいのに。そしたら「さすが~」と言ってもらえるのに(内容がまともならですが)」ですね。
まあ、できないだろうから、いつまでも「でもでもだって」を続けてなさい。
b220
山岡重行
血液型性格診断
 山岡です。
 「各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、その血液型の性格特性を知っている割合の指標として一般化できるのか」という問いですが、主観的な思い込みが強い方に対しては少し説明不足だったようなので補足します。
 私は、ABO FANの主張のようにデータ数だけを問題にしているわけではありません。むろん、同質のサンプルとして扱うこと自体は適当と考えているわけでもありません。小学生でもわかるだろうという期待の元に最も初歩の問いを投げかけただけです。
 ABO FAN=金澤正由樹氏は学会発表や学会誌に掲載された論文の結果は全て一般化できると解釈しているようですが、大きな勘違いです。ただこの研究結果の一般化の話は、科学者ではない素人にはわからなくても当然かなと思うので、少し説明します。
 学会誌の論文は複数(心理学では通常3名)の査読者の審査を経て掲載されます。科学の素人にはわかりづらい話かもしれませんが、この審査をパスしたからといってその結果を即座に一般化できるわけではないのです。あくまでもその研究の範囲内で論理的にも方法論的にも瑕疵がないと全ての査読者が判断すれば論文は学会誌に掲載されます。ただし、査読者が瑕疵に気づかない場合もあります。たまにひどい論文が学会誌に掲載されることもあります。ちなみに学会発表は基本的に審査がないのでどんな研究でも発表できます。発表したことがその学会でその研究が認められたことにはなりません。学会発表は研究のお披露目であり、他の研究者の意見を聞くためのものなのです。とは言っても、あまりにひどい学会発表をすると、研究者としての評価が下がるので通常はそんなにひどい発表はありません。ただし、あまり学会活動をしていない大学関係以外の会員が低レベルの発表をすることや、他者からの評価などもはや気にしない大御所が趣味の発表をすることはあります。
 では瑕疵のない審査論文の結果は一般化できるのかという問題ですが、それだけでは一般化できません。その研究が発表された後、他の研究でも効果が再現されれば一般化できますが、再現されなければ否定されます。古川竹二(1928)の血液型性格関連説は効果が再現されないために心理学会で否定されたことはABO FAN=金澤正由樹氏ならご存じだと思います。妥当性が確認された理論による予測と整合する研究結果、複数の先行研究結果と整合する結果が得られた場合は一般化しても良いでしょう。
 では、理論的な裏付けがない現象を扱った研究や先行研究や追試研究がない研究は一般化できないのか、という話になりますが、その場合の研究結果の妥当性を担保するものがデータ数になります。データ数の少ない研究であっても瑕疵のない研究であれば研究結果自体は否定されませんが、こんな研究もあるが、一般化できる保証はないということになります。筑波大学工学部出身のABO FAN=金澤正由樹氏には理解できないかもしれませんが、工学と異なり医学・生理学等の純然たる自然科学分野から心理学などの社会科学分野まで人間を対象とする科学では様々な個人差や誤差が研究結果に影響するのです。様々な誤差を相殺するためにもデータ数が必要になるのです。
 でははじめの問いに戻りましょう。渡辺(1994)の各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率を、その血液型の性格特性を知っている割合の指標として一般化できるのかですが、当然一般化はできません。あくまでも渡辺(1994)の研究データの中だけで意味を持つ指標に過ぎないのです。渡辺(1994)の研究データと切り離して一般化できるものではありません。
 さらにあの問いには1992年に北海道大学文学部と教養学部の102名の学生を対象にした調査結果を、1999年の首都圏の私立大学5校の様々な学部学科の1300名の学生の調査結果とリンクさせることは妥当なのかという意味も込められています。つまり、年代を超えての一般化と地域を越えての一般化の問題です。
 まず年代のことを考えると、90年代始めに出版された本に記載されている各血液型性格の内容が99年にまで不変であるとはいえません。例えば、90年代初めまでB型の特徴とされた「天才型」が少なくとも99年にはAB型の特徴とされるようになったことはABO FAN=金澤正由樹氏ならご存じでしょう。また、ABO FANのホームページにもB型の特徴として「感情の現れ方がストレート」と書いてありました。渡辺(1994)が6冊の本からO型の特徴と判断した「ものの言い方や表現法はもちろん欲望の表し方もストレートである」はB型の特徴と判断されても不思議ではないでしょう。やはり渡辺(1994)がO型の特徴と判断した「個人主義的でともすれば自己中心的になってしまう」ですが、「自己中心的な血液型」でネット検索すると「B型」が数多く出てきます。このように血液型の特徴とされるものは時代によって変化するのです。ここからも渡辺(1994)の結果は一般化できないことが明らかです。
 地域的な影響を考えると、私立大学と比較すると少人数の国立大学の同じ学部の学生の間では、ある情報が共有されやすい、つまり偏りが生じやすいことを指摘できます。例えば、ある血液型性格情報が口コミで伝えられ広がったら、1992年北海道大学文学部と教養学部独自のローカルな血液型性格特徴として定着していた可能性もあるでしょう。これは可能性の指摘に過ぎませんが、渡辺(1994)の結果の一般化を主張する場合には考慮しないといけない可能性です。この可能性が否定できないのであれば、やはり渡辺(1994)の結果の一般化は困難です。
 さらに、草野直樹(1995)が「血液型性格判断の虚実」で指摘しているように、ある特徴が著者によっては異なる血液型の特徴とされたり、同じ特徴が同一著者によって複数の血液型の特徴とされるなど、血液型性格の内容には定説などないのです。ABO FAN=金澤正由樹氏は能見説の信者のようですが、一般人は能見説かどうかなど関係なくたまたま読んだ本の内容が血液型性格として記憶されることでしょう。つまり、本人が血液型性格特徴を知っているつもりでもその内容は人によって異なるのであり、「その血液型の性格特性を知っている割合(渡辺,1994)が高いほど、他の血液型との差(山岡.1999)が大きくなるはず」というABO FAN=金澤正由樹氏の前提自体成り立たないわけです。無関係な二つの指標に関連が見られないことは当然であり、それは何の証明にもなりません。
 さらに前述の「ストレート」と「自己中心的」に関して、ABO FAN=金澤正由樹氏は「通説とは異なる血液型が最大値になった7項目」の中に入れていますが、前述のようにこれは「調査時点でのB型の通説」と一致していると判断して良いでしょう。
 また、山岡(1999)の調査結果のポイントは高受容群ではなく低受容群にあることをABO FAN=金澤正由樹氏は理解していません。低受容群では差が出ないから高受容群の有意差は思い込みであるという説明が成り立つわけです。
 関係がない二つの指標をこじつけ、その無関係性を思い込み説否定の根拠としても現象の説明にはなりません。無関係な渡辺(1994)の指標を持ち出さなくても、山岡(1999)のデータ内は思い込み説で破綻なく説明可能なのです。疑似科学の特徴の一つに不要な前提を用いることがあります。渡辺(1994)の指標を前提とするABO FAN=金澤説は、まさに不要な前提を導入しないと成り立たない疑似科学なのです。
 ABO FANはこのサイトでなんども、「血液型と性格について説明責任を果たすためには、相手が心理学と統計学の両方をある程度理解している必要がある」と書いていますが、心理学と統計学に社会調査法の理解も付け加えるべきでしょう。いろいろABO FAN=金澤正由樹氏の文章を拝見しましたが、心理学の理解も社会調査法の理解も極めて心許ないと判断せざるを得ません。ABO FAN=金澤正由樹氏の目的が心理学者の血液型性格関連説研究の否定なのですから、その心理学理解が近視眼的で独善的なのはある意味当然なのかもしれません。
 またABO FAN=金澤正由樹氏のいう統計は、少なくとも私が理解している統計学とは異なるものを指しているようです。私が理解する統計学は主観と妄想を廃し、他者と客観的に議論する土壌を作るツールです。それは多くのものに対して説得力を持つ主張の根拠となるものです。誰にも理解されない妄想を紡ぐツールではありません。科学者としては当然のことですが、私の主張は多くの人々に対する説得力と説明力があります。ABO FAN=金澤正由樹氏の主張は他者と客観的に議論する土壌がないために、説得力も説明力もありません。科学者ではない素人にこのような指摘をすることには、科学者として忸怩たるものを感じるのですが、そのことが理解できない人とは議論できません。
 このようなことを書いたら、きっとABO FAN=金澤正由樹氏は「山岡も統計学がわかっていない愚者である」と書き込むのでしょうね。その通りですよ。ABO FAN=金澤正由樹氏のいう「統計学」は私には理解できません。ABO FAN=金澤正由樹氏の統計を理解できるのはABO FAN=金澤正由樹氏しかいないでしょう。それはABO FAN=金澤正由樹氏が紡ぎ出した妄想統計学なのですから。その結果的、自分の独善的な主張とは相容れない説が主流である日本の学会を否定し陰謀論を展開するのでしょう。
 最後にABO FAN=金澤正由樹氏に一つだけ忠告してあげますが、「苦笑」や「大爆笑」などの言葉を多用しても、誰もABO FAN=金澤正由樹氏が知的に優位であるとは思いませんよ。科学的な議論を求めるのであれば、そのような主観的感情を排除すべきです。それができない者は、科学的議論ができない者と判断されるだけです。科学的議論ができない者の妄想に付き合うことは時間の無駄でしかありません。生産性のない妄想に付き合うほどみんな暇でも親切でもありません。妄想に回答しないことは、ABO FAN=金澤正由樹氏の主張に反論できないための「回答拒否」とは異なるものなのですよ。
b221
ABO FAN
血液型性格診断
少し補足しておきます。
>これまでABOFANさんが「正当な」学術・研究活動を拒んでいる理由として清水先生の論文を取り上げるのは不適当に思われるのですがいかがでしょうか。(回答日時:2016/09/28 20:05:39)
――ここも、管理者さんのホンネが垣間見えて興味深いです。学会は本来「真理」や「事実」を追求すべきだと思います。少なくとも私はそう信じています。しかし、管理者さんによると、必ずしもそうではないようですね。学会は、学会自身が「正しい」と認めることだけを議論すべきで、その学会が「妥当」だと認めない反論は許されない(ので反論は学会外でしてほしい?)。同様に、このサイトも管理者さんが「科学的に正しい」と認めることだけが絶対で、それに反する議論は一切許さない…ということでしょうかね?
それなら、これは「コミュニケーション」ではなく、情報の一方的な押しつけということになります。どちらかというと、徒弟制度や、論語的な「吾れ日に吾が身を三省す。(中略)習わざることを伝えしか。」に近いように感じられますが?
もっとも、それならそれで、初めからそうおっしゃっていただきたいと思います。別に反対はしません。ただ、科研費が承認された事業だというのなら、私的には疑問符を付けたいような気がしますが。
どうなのでしょうか?
ABOFANさん
コメントの意図が分かりかねますが、要は、ABOFANさんの言っていることが真っ当で、私のほうが愚かだという風に「見せたい」のですか?
b222
ABO FAN
血液型性格診断
管理者さんへ
>>統計の部分についてはほとんど何の反応もありません
>ーー??前回の私の回答において「統計の話」とあらかじめ断りを入れたうえで統計における問題点を指摘したつもりです。(回答日時:2016/10/03 15:55:10)
ーー繰り返し書くのも失礼なのですが、どうしてもご要望のようですので…。
高校レベルの統計学を理解していない(らしい?)し、おそらく心理学による性格の定義を理解していない(らしい?)方に、「血液型と性格」を理解・納得できるような形で説明する能力は、はっきり申し上げて私は持ち合わせていません。
管理者さんがこれ以上の説明を要求するなら、直接お会いして、長時間かけて相互の理解レベルを擦り合わせるしかないと感じているのですが、それは「拒否」ということですので、私には無理な注文というものです(汗)。
#学習塾の講師なら、ひょっとしてそういう説明が得意なのかもしれませんが。
>コメントの意図が分かりかねますが、要は、ABOFANさんの言っていることが真っ当で、私のほうが愚かだという風に「見せたい」のですか? (回答日時:2016/10/03 15:59:33)
ーーそうではないですよ。今回は論語で説明してみましょうか。「之を知るを之を知ると爲し、知らざるを知らずと爲す。是れ知るなり。」です。よろしいでしょうか?
ABOFANさん
なるほど。
これまでのように、ABOFANさんにとってご都合が悪いことについては「私(管理人)が統計を理解しておらず、心理学に無知である」との結論なのですね。残念です。
前回の回答の後半部分への言及もないようですが、ABOFANさんご自身が能見氏の言説をより辱めているということに、いずれお気づきいただければと思います。
では。
b223
ABO FAN
血液型性格診断
AABAさん、以前にどこかでお会いしたかもしれませんね。今後ともよろしくお願いいたします。さて、
>ABOFANが「論文」を書いて議論すればいいのですが、まあ、以前のやりとりで彼(or 彼女)にはその能力がないことは証明されてますしね…。 (念のため。「書く」能力があることは、ABOFANが書いてみせることによってしか証明できません)
――残念ながら、私には○B○KATAさんのような才能はありませんので(苦笑)。ご存じのように、権威ある科学雑誌に掲載された論文でさえ、ネット上で間違いが指摘されて最終的には撤回されました。また、血液型と性格に“肯定的”な論文を書いた清水先生は、心理学会誌の掲載は見事にリジェクトされました。繰り返しになりますが、私には○B○KATAさんや清水先生のような才能はないので、残念なことですが、書くだけ労力のムダというものです(汗)。
この掲示板やネットの方が、リジェクトされないだけ、はるかに良いのですよ。
b224
ABO FAN
血液型性格診断
投稿の素早い掲載をありがとうございます。また、切望していた山岡先生の回答もいただけたようで、大変ありがとうございます。管理者さんのご尽力に重ねて感謝いたします。
ただ、少々残念なことですが、今回の山岡先生の投稿については、いくつか事実誤認が見られるようです。僭越ながら、気の付いた点を2つほど書かせていただきますので、どうかよろしくご検討のほどお願いいたします。
>古川竹二(1928)の血液型性格関連説は効果が再現されないために心理学会で否定された
――否定の時期が書かかれていませんが、戦前に心理学会で「心理学会で否定された」事実はないはずです。なぜなら、私が調べた限りでは、戦前の心理学の学術誌に掲載された論文は6件で、うち肯定的なものが4件だからです。http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/furukawa.htm
あるいは、戦後ということなのでしょうか? ただ、そうなると、山岡先生の「思い込み」が存在するという指摘とは矛盾することになりませんか? なぜなら、この掲示板では、基本的に「古川説=能見説=渡邊さんの論文の質問項目=山岡先生の質問項目」というスタンスのはずだからです。そして、少なくともデータで見る限り、血液型によって(「思い込み」による見かけ上の)性格の差が存在することは証明された、というのが山岡先生の主張だと私は理解しています。
以上のことから、戦前でも戦後でも「心理学会で否定された」とは信じられません。よろしければ、「否定された」具体的な文献をご紹介くださいませんか? 私もぜひ勉強してみたいので。
>まず年代のことを考えると、90年代始めに出版された本に記載されている各血液型性格の内容が99年にまで不変であるとはいえません。
――これには大変驚き、かつ大変混乱してきました。山岡先生によると、1990年代始めに出版された本に記載されている各血液型性格の内容(=渡邊さんの論文の質問項目=山岡先生の質問項目)と1999年の各血液型性格の内容(=山岡先生の質問項目)は違うということですか? その根拠は何でしょうか? 仮にそうだとすると、山岡先生の1999年の質問項目は、各血液型性格の内容を表していないことになります。それなら、論理的には、これらの質問項目は「思い込み」ではないので、どんな結果が出ても「思い込み」が存在したかどうか「不明」と言うことになるはずです。更には、10年程度で各血液型性格の内容が変わるとすると、10年間のデータを合計することはナンセンスということにもなりかねません。つまり、山岡先生自身の次の主張は否定されることになりますが…本当なのでしょうか?
・山岡は1999年から2009年にかけて大学生を対象に血液型性格の調査を行っている(有効回答数=6660)。その調査結果から次のような話をしたい。
・(1)血液型項目を用いて自己評定をさせると多くの項目で血液型による有意差が見られる。
出典:日本パーソナリティ心理学会第18回大会自主企画(2) [2009年11月28日]
それだけではなく、「思い込み」が存在しないとすると、「血液型ステレオタイプ」も存在しないので、必然的に血液型によって性格を決めつける「血液型ハラスメント」も存在しないことになりませんか?
ということですので、正直山岡先生の真意が理解できず、大変戸惑っているところです。
なお、「血液型と性格」は、長島雅裕さんの労作である「30年20万人」のデータにより、「血液型による違いが統計的に明確に有意であることが示された。」とされています。
出典:武藤浩二・長島雅裕ほか 2012年
教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 2011年度科研費報告書
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/
失礼いたしました。
b225
ABO FAN
血液型性格診断
管理者さんには短期間の連投で申し訳ないのですが…。
>これまでのように、ABOFANさんにとってご都合が悪いことについては「私(管理人)が統計を理解しておらず、心理学に無知である」との結論なのですね。残念です。
――毎回失礼な言い方になって申し訳ないのですが、標準偏差、帰無仮説、タイプ2エラー、χ2検定、F検定、連続量…の意味があやふやな人に、納得できるように(面白おかしく雑談も入れながら?)統計的に説明しろと言われても、私は学習塾や予備校の講師ではありませんので無理です。それを証明する原文の引用は、ここでは繰り返しになるので止めますが、以上は事実ですから「都合が悪い」というのとは意味が違います。その時点で統計学を知らなくとも問題はありません。自分で調べればいいのです。私はそうやってきましたので…。
>前回の回答の後半部分への言及もないようですが、ABOFANさんご自身が能見氏の言説をより辱めているということに、いずれお気づきいただければと思います。
――抽象的に言われてもわかりません。原文を引用していただけないでしょうか。印象論ではお答えしようがありませんが、ひょっとして、
>私「なぜ回帰分析をおこなったのですか?」
という質問なのでしょうか? 正直、私にはこの質問の意味がわかりません。というのは、私は「回帰分析」は目的ではなく、まずは分布図を作ることが目的だからです。次に、この分布図を分析するツールとして、「相関係数」が一番良さそうだという判断に達しました。ちなみに、「回帰分析」と「相関係数」は違います。http://www.hs.hirosaki-u.ac.jp/~pteiki/research/stat/qa/qacor.html
管理者さんが問題としているケース(?)では、相関係数が-0.1と小さいので、「回帰分析」はほとんど意味がありません。なぜなら、独立変数から従属変数がほとんど予測できないからです。
毎回この調子では、はっきり言って疲れます。お願いですから、もう少し統計学を勉強していただけないでしょうか?
いや、そんな意味ではないというなら、改めてコメントをお願いします。
失礼しました。
ABOFANさん
>いや、そんな意味ではないというなら、改めてコメントをお願いします
――そうですね。こういう意味ではなかったのですが、まぁそんなにこだわる箇所でもないので、お答えいただいたことに感謝します。ありがとうございます。
この調子で、サンプルについての質問にもお答えください。
また、前回の本題は「能見氏」についての質問です。そちらについてのコメントをお待ちしております。
最後に、
>毎回この調子では、はっきり言って疲れます。
――とありまして、これがABOFANさんのホームページにおけるコメントだったら筋も通るのですが、ABOFANさんの場合、ご自身の意思で本サイトに「訪問」されているため、お疲れのようでしたら、「お帰り」いただいて結構なのです。
ちなみに、今まで大勢の方が指摘していますが、「ABOFANさんの統計学」はABOFANさんにしか理解できない世界ですので、こちらにコメントされる際には「みんなの思う統計学」をお使いいただければと思います。
b226
AABA
血液型性格診断
 まあ、以前にも指摘したはずですし、ABOFANには理解力がないというか理解したくなさそうなので、言っても無駄なのはわかってますが…。山岡先生の丁寧な指摘もきっと理解できないのでしょうし(理解したくないのでしょうし)…。
 まともな学術論文誌に掲載された論文が間違っていた、というのは、それだけいろいろとやっても(複数による査読というシステムがあっても)間違ってしまうことがある、ということです。査読*すら*されていない無名の人の書いた「論文」なんて眉唾物です。もちろん、その中には価値のあるものもあって、そういうものは誰かに認められたりすることもあるかも知れません (少し異なりますし、古いですが、インドの数学者、ラマヌジャンなんかその例の一つかと思います)が、それはかなり例外的な話です。
 ましてやその(カギ括弧付きの)「論文」もどきすら書けないような人(たとえばABOFAN)は論外の存在です。リジェクトがない、と喜んでいるのは、玉石混交の「石」であっても掲載してもらえること喜んでいる程度の存在です。だから「速報」と「論文」の違いも理解できず(理解することを拒否して)、「ニュートリノが光速を超えたニュースは論文になってないのだから論文なんて価値がない」とか言って(それを見た人の)失笑を買うことになるのです。(で、しかもその件は結果的に計測ミスというオチまでありましたね──ちなみに、だからといってCERNの人々を笑いものにするようなことは普通はしません。彼らは画期的な結果を得たのですが、しかし残念なことにミスがあっただけなのです。そしてそれを認めているのです。これこそ科学者のあるべき姿です。何か言われて「でもでもそうじゃなくて」とか言っているだけの人とは違います)
 私がここに書き込むのはこれで最後です。(だって書いてもたぶん無駄だし)
 万が一、ABOFANが「論文」を書いたとしたら、その時には「書けない」と書いたことを撤回するかも知れませんが。
 ちなみに、山岡先生の話(ABO FAN=金澤正由樹)からすると、他人のふりをして自著の宣伝をしていたのですね。自分で書いたのなら、堂々とアピールすればいいでしょうに。そういった書籍に何かあっても、「ABOFAN」という名前を守りたかったんでしょうか。なんか笑えますね。(「爆笑!」とか言いませんが)
b227
ABO FAN
血液型性格診断
申し訳ありません、爆笑です。
以下に、最近の管理者さんと私とのやりとりを示します。
>これまでのように、ABOFANさんにとってご都合が悪いことについては「私(管理人)が統計を理解しておらず、心理学に無知である」との結論なのですね。残念です。
>前回の回答の後半部分への言及もないようですが、ABOFANさんご自身が能見氏の言説をより辱めているということに、いずれお気づきいただければと思います。(回答日時:2016/10/04 00:02:08)
>――毎回失礼な言い方になって申し訳ないのですが、標準偏差、帰無仮説、タイプ2エラー、χ2検定、F検定、連続量…の意味があやふやな人に、納得できるように(面白おかしく雑談も入れながら?)統計的に説明しろと言われても、私は学習塾や予備校の講師ではありませんので無理です。それを証明する原文の引用は、ここでは繰り返しになるので止めますが、以上は事実ですから「都合が悪い」というのとは意味が違います。
(以下の説明は長くなるので省略)
>いや、そんな意味ではないというなら、改めてコメントをお願いします
>――そうですね。こういう意味ではなかったのですが、まぁそんなにこだわる箇所でもないので、お答えいただいたことに感謝します。ありがとうございます。(回答日時:2016/10/04 16:42:26)
――以上のやりとりを“翻訳”すると、「私(管理人)が統計を理解しておらず、心理学に無知である」との結論で、おそらくよろしいのかと…。
>>毎回この調子では、はっきり言って疲れます。
>――とありまして、これがABOFANさんのホームページにおけるコメントだったら筋も通るのですが、ABOFANさんの場合、ご自身の意思で本サイトに「訪問」されているため、お疲れのようでしたら、「お帰り」いただいて結構なのです。(回答日時:2016/10/04 16:42:26)
――はい、ではお言葉に甘えて、管理者さんへの統計的な説明は私が気が向いたものだけにすることにします。従って、ご要望の「サンプルについての質問」は、あえて回答しませんのでご了承ください。
>ちなみに、今まで大勢の方が指摘していますが、「ABOFANさんの統計学」はABOFANさんにしか理解できない世界ですので、こちらにコメントされる際には「みんなの思う統計学」をお使いいただければと思います。
――申し訳ありませんが、管理者さんのように、回帰分析と相関係数もわからない(?)ような「みんなの思う統計学」を使う気にはなりません。ついでに言うと、AABAさんもあまり統計学に詳しくないように記憶しています。もっとも、それは私が統計学に詳しいということでは全くなく、せいぜい大学教養レベルの知識があることの証に過ぎません(苦笑)。
さて、たまには私にも質問させてください。以下は大学教養レベルの統計学の質問なはずです。
1) r=-0.1とすると、独立変数が従属変数をどのくらい説明できますか?(○パーセントといった具体的な数字でお願いします)
2) r=-0.1の効果量の程度は? A.小 B.中 C.大 D.その他 E. わからない F.答えたくない
3) 以上のことから、r=-0.1だとすると、「回帰分析」は意味がありますか? A.ある B.ない C.その他 D.わからない E.答えたくない
ついでに、気が付いた点(再掲)ですが、
>>[1.管理者さんのバックデータ]――A(具体的なデータは本項関連リンク、あるいは参考文献等にあるものが主です)
>――やっと回答いただけましたね。が、すみません、思わず爆笑しました。関連リンクでサンプルが最大(20万人)とその次(3万人)は私が紹介したものです。この2つは、読めばわかるように、血液型によって明確にデータの差があります。つまり、このサイトの「データの再現性(低)」は管理者さん自身によって否定されてしまいました。まさに、既存メディアは事実確認のレベルでネットに敗北してしまったのです!(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/09/17 23:57:30)
――この点は管理者さんは現在まで無回答でので、特に問題がなければ、私の指摘(「データの再現性(低)」は管理者さん自身によって否定されてしまいました)が正しいものとさせていただきます。
もう一つ例を挙げます(こちらも再掲)。
《引用開始》
>失礼ながら、このサイトの「データの再現性 (低)」には、合計人数が34万人を上回るデータがあるとも思えません。もしあるというなら、勉強ためにぜひお教えください。どうかよろしくお願いします。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/07/09 23:13:29)
>金澤氏などが「34万人」としているデータの詳細をお教えくだされば、お話も進むかと思うのですが……。(回答日時:2016/07/26 16:56:12)
>大学に資料が届いているようです。ありがとうございます。ただ、諸般の事情により、受け取れるのは八月上旬ごろですので、この件についてはその後ご返答させていただきます。 (回答日時:2016/07/30 12:56:37)
>金澤氏が単独で行った研究調査ではないため、はっきり言ってなんともコメントしがたいのですが、これでいったい何をおっしゃりたいのですか?(回答日時:2016/08/09 16:13:28)
→それ以後は言及なし。
――掛け合い漫才としては面白いかもしれませんが、これは少なくとも科学的なコミュニケーションではありません(笑)。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/08/28 12:56:15)
《引用終了》
やはり、管理者さんは初歩的な統計学を理解しているとは思えません。
大変失礼しました。
ABOFANさん
>ご要望の「サンプルについての質問」は、あえて回答しませんので
――??まぁ、もうご自由にどうぞ、としか言えませんね苦笑。関連して、
>たまには私にも質問させてください。以下は大学教養レベルの統計学の質問なはずです
――失礼ですがここは雑談用の掲示板ではないので、「血液型性格診断」のページに沿うコメントをお願いします(あと「たまには」というのにも語弊があるかと苦笑)。ということで私も「あえて回答しません」。そもそも、何か試されているようで感情的に「いい気」もしないですし笑。
後半部分の
>この点は管理者さんは現在まで無回答でので
――ですが、ご自身の著書『B型女性はなぜ人気があるのか』p127ですでに分析されているように、「統計データに差があるのは”思い込み”による見かけ上のもので、血液型と性格には関連がない」にカテゴライズされている研究のことですよね(すみません。ABOFAN=金澤正由樹というのはもはや「自明」のことと思われるため、こう書かせてもらいますね)。
さらに、
>それ以後は言及なし。
――??まず、「これで何をおっしゃりたいのですか?」に対しての応答を願いたいのです。
また、前回、前々回の「能見氏」についての私からの話題提起についてはお話ししたくないということでしょうか?無理して聞こうとは私も思いませんので、率直なお気持ちをお聞かせください。ただし、ABOFANさんと「血液型学説」を話題に対話しようと思ったら、避けて通れないとも思います。
[2016.1011追記]
非公開を希望される新しいコメントが届いたので、それに対する回答をこちらに書きます。
1.統計的な議論についてはABOFANさんのほうから「あえて回答拒否」というコメントをいただいているため、少なくとも現状において統計的な議論を避けているのはABOFANさんのほうだという認識です。
2.(少なくとも私としては)あまり重要な問題と考えていなかったのですが、不都合な点があるとお考えになるならば、まずは具体的にご要望ください。※あらかじめ「非公開希望」などとしていただければそのように対処したうえで対応します。
b228
ABO FAN
血液型性格診断
ご無沙汰しております。
さて、その後に特に投稿・回答がないようですので、私なりに論点を整理したいと思います。
最初に、管理者さんが大学レベルの確率・統計の知識を持っているかという点です。
>これまでのように、ABOFANさんにとってご都合が悪いことについては「私(管理人)が統計を理解しておらず、心理学に無知である」との結論なのですね。残念です。
――管理者さんが思っている「私の結論」ではなく、まずは「事実」を述べてくださいませんか?
さて、管理者さん自身によると、高校・大学での「確率・統計」の単位は取っていないことは明らかです。
>>[3.管理者さんは確率・統計の単位はどこで取りましたか]――C[大学]とD[大学院](あくまでごく一般的な社会調査、心理測定の基礎レベルにおいて「のみ」ですが)。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/09/17 23:57:30)
→その後は回答なし
過去の回答において、管理者さんが「関係がある(!)という帰無仮説」とおっしゃっていることだけではなく、回帰分析やeffect sizeも知らないように見えることから、「私(管理人)が統計を理解しておらず」という(私の?)推測は正しい可能性が高いものと思われます。
そこで、念のためもう一度確認させてください。
【質問1a】管理者さんは高校・大学で「確率・統計」の単位は取っていないですか?
A. はい
B. いいえ、大学では「確率・統計」に相当する単位は取りました(ただし、「確率・統計」という名前の単位ではありません)
C. 答えたくありません
D. その他→具体的にお願いします
以前の回答からするとB.ですが、もしそうだとすると
【質問1b】F検定とeffect sizeを具体的な数値から計算できますか?
A. はい、概念も含めて理解しており、計算もできます
B. はい、統計ソフトを使えばできます
C. 答えたくありません
D. その他→具体的にお願いします
次の論点です。
>>これまでABOFANさんが「正当な」学術・研究活動を拒んでいる理由として清水先生の論文を取り上げるのは不適当に思われるのですがいかがでしょうか。(回答日時:2016/09/28 20:05:39)
>――ここも、管理者さんのホンネが垣間見えて興味深いです。学会は本来「真理」や「事実」を追求すべきだと思います。少なくとも私はそう信じています。しかし、管理者さんによると、必ずしもそうではないようですね。学会は、学会自身が「正しい」と認めることだけを議論すべきで、その学会が「妥当」だと認めない反論は許されない(ので反論は学会外でしてほしい?)。同様に、このサイトも管理者さんが「科学的に正しい」と認めることだけが絶対で、それに反する議論は一切許さない…ということでしょうかね?
[中略]
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/10/03 00:18:53)
>コメントの意図が分かりかねますが、要は、ABOFANさんの言っていることが真っ当で、私のほうが愚かだという風に「見せたい」のですか?
(回答日時:2016/10/03 15:59:33)
――清水先生の論文の趣旨を否定されるのであれば、このサイトで妥当な内容であると紹介されている参考論文でも、妥当でない場合もあるということになりますが? そこで質問です。
【質問2a】以下の私の投稿に示す清水先生の内容は妥当ですか?
《清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究(よい教育とは何か 構造構成主義研究5 2011)より》
【その1】
(2-4)[第二査読者のコメント]
さらに,この問題[血液型と性格の関係]については,1927年の古川の論文以来、膨大なデータの蓄積がある。否定論は、こうした多くの研究の結果を参照して,そこに一貫性を見いだせないという事実を否定論の根拠にすることが多い。今回の結果が一定の傾向を示したことを認めるとしても,すでに蓄積されている膨大な「非一貫的な結果」を全て解消するような結果として打ち出せるものなのだろうかについての疑問も残る。つまり,一回の調査で傾向が見られた、というような論文は現在では査読論文としては認められないと思われるのである。
既に蓄積された非一貫的な結果を全て解消できなければ、認められないというわけである。しかし、上記コメントにしたがうならば,今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。
【その2】
もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)
《引用終了》
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/09/18 07:22:24)
回答の選択肢は次のとおりです。
A. 妥当である
B. 妥当ではない
C. 答えたくない
D. その他→具体的にお願いします
【質問2b】清水先生の「血液型と性格」の論文がリジェクトされた理由は?
A. 質問2aの清水先生の論文に書いてあるとおりである
B. 質問2aの清水先生の論文に書いてあるとおりではない
C. 答えたくない
D. その他→具体的にお願いします
もう一つ確認のために質問をします。
【質問3】次の質問には回答がないようなので、再度確認させてください。
《引用開始》
今回は情報提供です。次の山岡先生の質問に少し答えてみましたので、内容をご確認下さい。
(中略)
[上に紹介した山岡さんの]数値をよく見てみると、差が出ている質問項目の中には、O型の特性のはずなのに、「血液型大好きグループ」では、B型が最高値を示している、といったようなものもある。つまり、本来の血液型とは違う「間違った」血液型性格特性に“思い込ん”でいるものが存在するからである。これらは、差が出た15項目中、半分近い7項目とかなり多い。(中略)
O型の特性のはずなのに、なぜかB型が一番当てはまると回答しているといった、「間違った」血液型性格特性に“思い込み”が存在するはずがない。[出典:金澤正由樹さん 統計でわかる血液型人間学入門]
やはり、「統計的な差は“思い込み”によるものではない」と結論づけてよさそうです。数字やグラフを使わないだけ、こちらの説明の方がわかりやすいかもしれませんね。
奇妙なことに、「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」では、この説明には全く触れられていません。何か理由があるのでしょうか…。 (投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/08/27 17:27:14)
《引用終了》
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2016/10/02 09:51:12)
回答の選択肢は次のとおりです。
A. 差が出ている15項目中、本来の血液型とは違う「間違った」血液型性格特性に“思い込ん”でいるのは7項目なので、「思い込み」は存在する
B. 差が出ている15項目中、本来の血液型とは違う「間違った」血液型性格特性に“思い込ん”でいるのは7項目なので、「思い込み」が存在するとは必ずしも言えない
C. 答えたくない
D. その他→具体的にお願いします
今回は、とりあえずここまでにしておきます。
失礼しました。
ABOFANさん
はい。お久しぶりです。
体調が優れなかったのでしょうか。寒くなってきましたので、ご自愛くださいますよう……。
ご質問ですが、「血液型性格診断」ではなく「私個人」への質問に見えるので、何となく回答が憚られるのですが、
1a⇒B
1b⇒AとBの間:統計ソフトは楽ですが、あまり複雑でなければ、かつ気分により手計算でやっています
2a?⇒Dその他:清水先生の問題意識は別として、おおよそは妥当と思います。
2b⇒AもしくはD:私が直接当該学会、当該論文にかかわっているわけではないので、正確にはお応えしかねます。ただ、ご存知のこととは思いますが、「学会」というのは極言すると「同好会サークル」のようなものですので、ある程度の「志向」は内包されているかと思います(かなり誤解を招く言い回しなので、この点は指摘しないでいただけると有難いです苦笑)。
3⇒D:すみません。質問の意味がわかりません。まず、「本来の」とは何を意味するのでしょうか?以前より気になっていたのですが、ABOFANさんによると「思い込み」が”必ず”存在しなければ血液型性格を否定したことにはならないのですね。”ふつうは”説明責任(何度も言いましたが)は血液型性格診断側にあるので、データに基づいて立証しなければならないのは血液型性格診断側なのですが……(この問答も何度繰り返したかわからないので、言うだけ無駄だとは思いますが苦笑)。
申し訳ありませんが、今回のように「私個人」に対する「質問」は本筋からそれますのでご遠慮願えればと思います(不満であれば、その妥当性をご主張ください)。少なくとも、これ以上回答するつもりはありませんので悪しからずご容赦ください。
↓※以下のコメントはすぐに削除する用意があります。ご確認ののち、ご要望ください。直接的にプライバシーを侵害する内容ではないとは思いますが、ABOFANさんにとってはセンシティブな話題も含んでいるように思われますため……。
別コメントについてですが、少なくとも私はABOFANさんの「学歴」を問題にしているわけではありません(そういう記述をしたことはないと思うのですが)。
おそらく、ABOFANさんが問題視されているのは「別のペンネーム」のことと思われますが、要するに、「かの人物と同一視しないでほしい」ということでしょうか。
すみませんが、私自身、ほとんど確信に近い印象を抱いているのですが、こうした趣旨のコメントはしないでほしいという要望ということでよいでしょうか。
(※であれば、あえて同一視はしませんが、ABOFANさんが氏のことを「~さん」などと他人のように振る舞うのも問題だと思います)
b229
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございました。
さて、以前に管理者さんとAABAさんから「私自身が論文を書くべきだ、そうしたら認める」という意味の投稿がありました。内容は次の通りです。
>ABOFANが「論文」を書いて議論すればいいのですが、まあ、以前のやりとりで彼(or 彼女)にはその能力がないことは証明されてますしね…。 (念のため。「書く」能力があることは、ABOFANが書いてみせることによってしか証明できません)(投稿者:AABA,投稿日時:2016/10/02 11:42:29)
>ABOFANさんの過去の発言から血液型性格学説は日本のみの文化ではないそうですし、英語能力にも精通していると見受けられるので、「日本の心理学」ではなく、海外の学術研究会などで研究活動を行われることをお勧めします。少なくともご自身の活動を「学術研究」と位置付けておられるならば、これまでの知見を公共の場で議論されることは、本サイトにコメントされるよりも意義あることと思われます。これに反対する理由が、今一つ私には理解しかねるため、提案させていただきます。(回答日時:2016/09/28 20:00:42)
――調べるのに少々時間がかかりましたが、既に他の優秀な研究者の書いた論文が多数ありますので、その紹介をすることで私の論文に代えたいと思います。
ここでは、血液型と性格に否定的な心理学者が書いた論文の「インパクトファクター」(IF)を調べてみました。
管理者さんはよくご存じだと思いますが、知らない方のために一応説明しておくと、インパクトファクターというのは、その学術誌に掲載された論文が何回引用されたか、つまり、どれだけ影響力(インパクト)があるかという数値です。その学術誌の一種の偏差値のようなものといっていいでしょう。
掲載論文の引用回数が多ければ多いほどインパクトファクターが高くなるので、当然ながら有名な雑誌ほど数値が高くなります。
世界でトップクラスのNatureになると、何十というびっくりするような数値になります。それだけ引用される回数が多いということなのです。
ところで、インパクトファクターを計算できるのは、雑誌に限りません。研究者の数値も計算できるのです。研究者のインパクトファクターは、その研究者の論文が掲載された学術誌のインパクトファクターの合計です。
まず最初は、このサイトに投稿されている山岡重行先生のインパクトファクターです。
が、驚いたことに――そして極めて残念なことなのですが――山岡先生の書いた論文のインパクトファクターは、なんとゼロ(!)です。
では、このサイトの共同研究者でもある菊池聡先生のインパクトファクターはどうでしょうか?
菊池先生のインパクトファクターは連名では0.926ですが、論文の執筆者では末尾の方なので、これよりかなり低くなります。また、血液型に関する論文では、インパクトファクターが付いたものはゼロです。
また、この「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」では、血液型性格診断の「参考文献」と「参考リンク」に紹介されている文献のインパクトファクターは、全てゼロです。
このサイトの管理者さんのインパクトファクターも、公開情報から読み取れるものはゼロというしかありません。
以上のことから――残念というしかないのですが――この疑似科学とされるものの科学性評定サイトでは、学術的な評価が低いインパクトファンターが「ゼロ」の文献をベースにして、血液型性格診断という“疑似科学”を否定しているという結論になってしまいます。
ここで目を海外に転じると、統計データに差が出た(関係がある)という土嶺章子さんの論文(英語)のインパクトファクターは3.057(!)と、否定側の心理学者の論文より遙かに高くなっています。また、別の論文で韓国人が書いた物理学誌の論文(英語)のインパクトファクターは1.785です。
そこで、手元の論文でザックリ計算してみたところ、関係ありが46.052、関係なしが5.838となりました。
詳細なデータは拙ブログをご覧ください。
・否定的な心理学論文は学術的な評価が低い http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2017-01-28-1
このように、インパクトファクターで判断する限り、関係があるという結論が圧倒的に優勢といっていいようです。
では、山岡先生らが存在を主張している「思い込み」についてはどうでしょうか?
インパクトファクターが示されている論文で、「思い込み」の存在を仄(ほの)めかしているものは、私が知る限りただ1つだけです。
ただし、この論文は差があるのは思い込みのせい「だろう」とあるだけで、直接的に存在を証明しているわけではありません。
IF=1.785(IF2015/2016)→Physica A: Statistical and Theoretical Physics
Beom Jun Kim, Dong Myeong Lee, Sung Hun Lee and Wan-Suk Gim (2007)
Blood-type distribution
A psychological implication for the case of B-type males is also suggested as an effect of a distorted implicit personality theory affected by recent popularity of characterizing a human personality by blood types.
Physica A: Statistical and Theoretical Physics, 373(1), 533-540.
わざわざ調べるまでもなく、その他の多くの論文には、「思い込み」が存在するなんて書いてありません。
結局、論文に影響力で重み付けをした「インパクトファクター」で比較してみると、「思い込み」が存在するとはいえないのです。
補足しておくと、調査人数ベースでは、圧倒的に血液型によって「差がある」という結果が得られています。
ただし、インパクトファクターが付いた論文はありませんが、調査方法が妥当であれば問題ないでしょう。
こちらも、詳細なデータは拙ブログをご覧ください。
・否定的な心理学論文は学術的な評価が低い http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2017-01-28-1
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2017-01-29
以上は反証可能ですから、ぜひ反論をお願いいたします。
失礼しました。
ABOFANさん
お久しぶりです。おおよそ議論の題材は出尽くしたと思っていたのですが苦笑。
はじめに一点だけ確認させていただきたいのですが、ABOFANさんの主張は、「ABOFAN=金澤正由樹は事実ではなく、そのように同定するのは(ABOFANさんの言う)コンプライアンス(?)違反だ」ということでしょうか。あるいは「ABOFAN=金澤正由樹であるが、それを指摘しないでほしい」ということでしょうか。
申し訳ありませんが、この点だけコメント願います。
また、
>既に他の優秀な研究者の書いた論文が多数ありますので、その紹介をすることで私の論文に代えたいと思います。
――すみませんが、この意味がわかりません。私(やAABAさん)が提案したのは、ABOFANが行っているのが「学術研究」ならば、「論文」や「研究発表」などを”ご自身で”行い、科学研究として”議論の場に立たれて”はどうか?ということですので、「私の論文に代えたい」は返事になっていないと思います。
また、インパクトファクターについてのコメントがありましたが、少し誤解があるように思います。
私も詳しくないので明言できないのですが(お詳しい方、コメントください)、インパクトファクターは「学術雑誌」の指標であって、「研究者個人」の評価とイコールではないのでは?ABOFANさんは個人名を挙げておられますが、インパクトファクターのこの用い方は少し見当違いのように思います。
ウィキペディアにわかりやすい解説がありましたので、ご参照ください(この情報も厳密ではないのかもしれませんが)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%BC
b230
SUOMI
血液型性格診断
ABOFAN氏の血液型性格診断に対する熱の入りっぷりは正直驚きました。
統計学を振り回していますが否定者をねじ伏せるためにわざわざ、しかも過剰に武装したモノ(ハリボテ)にしか見えず、最後には相手を煙に巻いているようにしか見えず本当に痛々しいです。
否定者にとってはバカバカしい話なので統計学を専攻で学んだ人は相手にしてくれませんよ。
b231
ABO FAN
血液型性格診断
管理者さんへ
インパクトファクターについては、オンラインでの参考文献をいくつか紹介します。
前回の私の投稿は、決して特殊なものではなく「業界標準」であることがおかわりいただけるかと…。
【1】アゴラ 筒井冨美 岡山大学の研究不正と解雇無効決定 -不正な科学者は誰だ?-
http://agora-web.jp/archives/2019687.html
・科学雑誌ランクを示すのがインパクトファクター(Impact Factor, 以下IF)である。
・この数字は研究者の業績の目安でもある。私自身はIF=1~6の雑誌に5回の掲載経験があり、合計IF=12である。
・森田氏[注:2009年当時日本麻酔科学会理事長]が筆頭著書の英文論文は2本で、合計IF=6…(私を含む)多数のフリーランス医師に研究業績で負けており...
・2011年、日本麻酔科学会理事長だった森田教授は、岡山大学の学長になった。「論文二本で教授になる方法」とか「インパクトファクター6で学長になった僕」といったハウツー本でも書けば、かなり売れるんじゃないだろうか。
【2】世界変動展望 和文誌や低インパクトファクター学術誌ばかりの論文発表研究者は無能の烙印を押され研究者生命を絶たれる?
http://blog.goo.ne.jp/lemon-stoism/e/583804af04d118f2dd5369cd529d6391
・[1]を読むと研究者の人事や予算獲得等がインパクトファクター至上主義ともいうべき成果主義になっていて...
 [1] 杉春夫「論文捏造はなぜ起きたのか?」光文社新書 2014年9月20日発行 http://www.peeep.us/69424344
・研究費獲得を目指して、どんな研究者もできる限りインパクトファクターの高い学術誌に掲載されることを目指し、それで十分な成果を出せないと予算の実質的な権限をもつ財務省([1]によると文科省等、研究機関を所管する省庁ですらないらしい)から役立たずと思われ、...
【3】海の研究者:インパクトファクター信仰の危うさ
http://goto33.blog.so-net.ne.jp/2015-12-08-2
学校といえば「定期試験」であり「成績」である。生徒は成績で評価される。
では学校を出た後はどうだろう? 一般の方々には馴染みが薄いが、
大学や研究所で働く科学者にも「成績」がある。
「インパクトファクター」と呼ばれるものがそれにあたる。
これはそもそもは科学者の成績ではなく、科学的な学術雑誌の指標である。
(中略)
本来は雑誌の格付けの指標だが、近年は科学者の格付け指標にもなりつつある。
例:「私はインパクトファクター4以上の雑誌に●本の論文が掲載されております!」
なお、
>>既に他の優秀な研究者の書いた論文が多数ありますので、その紹介をすることで私の論文に代えたいと思います。
>――すみませんが、この意味がわかりません。私(やAABAさん)が提案したのは、ABOFANが行っているのが「学術研究」ならば、「論文」や「研究発表」などを”ご自身で”行い、科学研究として”議論の場に立たれて”はどうか?ということですので、「私の論文に代えたい」は返事になっていないと思います。
――では、具体的にインパクトファクターがいくつぐらいの学術誌に発表すればいいのでしょうか? 教えてください。
SUOMIさんへ
>統計学を振り回していますが否定者をねじ伏せるためにわざわざ、しかも過剰に武装したモノ(ハリボテ)にしか見えず、最後には相手を煙に巻いているようにしか見えず本当に痛々しいです。
>否定者にとってはバカバカしい話なので統計学を専攻で学んだ人は相手にしてくれませんよ。
(投稿者:SUOMI,投稿日時:2017/02/02 14:24:45)
――投稿ありがとうございます。私自身も勉強したいので、ぜひ具体的にご指摘くださいませんか。
失礼な言い方になりますが、そうでないとSUOMIさん自身が「疑似科学の信者」になってしまいますよ。
○B○KATAさんのように…。
参考までに、こんなtweetを貼っておきます。
コペルニクスが地動説を発表したときも、こんな感じだったんだろう。「胡散臭い」「直感に反する」「けしからん」。
https://twitter.com/ikedanob/status/827801778800300032
ABOFANさん
「インパクトファクター」について紹介いただいた文献と、ABOFANさんの指摘が一致しないのですが、結局何が言いたいのですか?
ちなみに、
>では、具体的にインパクトファクターがいくつぐらいの学術誌に発表すればいいのでしょうか?
――これも会話になっていません。私が言いたいのは、ABOFANさんがご自身の意見を”学術的に”主張したいのならば、研究発表なり(査読のあり・なしに関わらず)論文を発表すればよいのでは?という提案でして、これは何度も行ってきたのですが、その返答が他者の論文を「私の論文に代えたい」だと、ABOFANさんとお話しする「意義」がまったく見いだせないですね苦笑。
b232
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
久しぶりに血液型のテレビ番組が地上波で放送されます。
2/8 21:00-21:54 フジテレビ ホンマでっか!?TV
「100歳以上生きられる可能性が1番高いのは●型!?」果たして、血液型だけで人生は変わるのか!?
 話題沸騰!明石家さんまと強烈キャラクターの評論家軍団が爆笑トークを展開していくバラエティー。今回もホンマでっか!?な情報盛りだくさんでお送りする。
 〈血液型で人生は変わるのか!?〉では、スタジオ出演者たち全員が「血液型バッジ」をつけてトーク!「100歳以上生きられる可能性が1番高いのは●型!?」というホンマでっか!?な情報について激論を交わしていく!果たして、血液型だけで人生は変わるのか!?血液型トークが止まらない!
http://www.fujitv.co.jp/honma-dekka/
そこで、その根拠と思われる資料を調べてみました。
【1】ニッセイ基礎研究所
 日本人のABO血液型頻度はA型4割、O型3割、B型2割、AB型1割であるが、これに対して百寿者(269名)はA型34%、O型29%、B型29%、AB型8%といった調査結果もあり、この中ではB型が長寿傾向の可能性が高いと言われている(広瀬ら1992年)。
 →長寿科学研究からみる予防行動と健康指導の新たな視点
 http://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=37269?site=nli
【2】人民日報日本語版
 血液型がB型の人は温和で物静かであり、ゆったりと落ち着いていて、争うこともあまりしない。長寿の人の中でB型の人は83%を占める。
 →百歳まで長生きする人に多い10条件
 http://j.people.com.cn/94471/6462687.html
【3】東京都健康長寿医療センター
 ABO式血液型は物質は糖鎖であるが、B型が長寿に関連している可能性が示唆された(Hirose, N. et al. Exp. Gerontol. 39, 1563-1565, 2004, 研究協力者広瀬の論文)
 →東京都健康長寿医療センター研究所 副所長 遠藤玉夫さん
 科研費 2013年度 研究成果報告書(基金分)
 超百寿者解析による健康長寿マーカー探索とその生物学的意義
 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-24659141/
b233
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼しましす。
さて、別な面からも、管理者さんの言説が矛盾していることは明らかだと思われます。
>申し訳ありませんが、今回のように「私個人」に対する「質問」は本筋からそれますのでご遠慮願えればと思います(不満であれば、その妥当性をご主張ください)。少なくとも、これ以上回答するつもりはありませんので悪しからずご容赦ください。(回答日時:2016/12/14 19:15:59)
――とあります。この掲示板での議論で、管理者さんの統計学の理解には、かなりの疑問符が付きました。だから議論が進まないわけです。少なくとも私はそう感じています。そこで、やむをえず、相互理解を進めるために管理者さんの「学問的なバックグラウンド」を質問しました。ですから、上の私の質問が「本筋」であることは、管理者さんも十分おわかりのはずです(典型は「差があるという帰無仮説」)。仮に、これが「本筋」でないというなら、管理者さんが「私個人」に対する「質問」をするのは、明らかにダブルスタンダードということになります。
また、
>2a?⇒Dその他:清水先生の問題意識は別として、おおよそは妥当と思います。
>2b⇒AもしくはD:私が直接当該学会、当該論文にかかわっているわけではないので、正確にはお応え(ママ)しかねます。ただ、ご存知のこととは思いますが、「学会」というのは極言すると「同好会サークル」のようなものですので、ある程度の「志向」は内包されているかと思います(かなり誤解を招く言い回しなので、この点は指摘しないでいただけると有難いです苦笑)。(回答日時:2016/12/14 19:15:59)
――ともあります。2aは正しい(今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。)なのですから、そもそも
>「学術研究」ならば、「論文」や「研究発表」などを”ご自身で”行い、科学研究として”議論の場に立たれて”はどうか?(回答日時:2017/02/04 11:00:46)
――は不当な要求(笑)だということになります。なぜなら、管理者さん自身が肯定的な「論文」や「研究発表」は、全てが無条件でリジェクトされることを認めてしまったからです。学問の自由はどうなるのでしょうか?
失礼しました。
ABOFANさん
ちょっと話がよくわからないので、整理してご主張願えますか?
要するに、「私(管理人)は学問的なバックグラウンド(特に統計?)に疑問符があり、自分(ABOFAN)の言うことのほうに理がある。したがって、研究発表や論文投稿せよという管理人の提案は不当な要求である!」ということですか?
話の筋がまったく通っていないようにしか見えないのですが、私の読解力の問題かもしれないので、誤解があればご指摘ください。
b234
AABA
血液型性格診断
…なんだ。まだ続いてたんですね。
> ――調べるのに少々時間がかかりましたが、既に他の優秀な研究者の書いた論文が多数ありますので、その紹介をすることで私の論文に代えたいと思います
ふむ。…と、いうことは。ABOFANはこの論文の通りの内容のことのみを主張するのですね。すなわち、ABOFANには存在意義がない、ということでよろしいですね。 (だって、言いたいことはその何とかいう論文に書かれているのですから、ABOFANがそれ以上、何かいう意味はないですからね──「私の論文に代えたい」と書いているのですし)
ま、何れにしても自分で「論文」を書く能力がない、ということは再確認できました。
b235
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
2017年4月号の「理科の探検」の特集(ニセ科学を斬る!2017)で「血液型」がさっぱり書いてないので、少々がっかりしました(苦笑)。
なお、当初は、菊池聡先生の「血液型」に対する批判が予定されていました。
【参考】
2016-09-09 理科の探検(RikaTan)誌2017年4月号「ニセ科学を斬る!2017」の内容
http://d.hatena.ne.jp/samakita/20160909
「血液型性格判断や占い」菊池聡
かなり期待して、本日内容を確認してみたところ、なぜか「超常現象と疑似科学の心理学 中高生調査のデータから」とタイトルが変更され、血液型の解説はごくわずかでした。
血液型についての内容は次のとおりです。
【引用開始】
さて、疑似科学を信じる思考スタイルのもう一つは、そもそも科学と疑似科学を識別できないためにマジに信じ込んでしまうものです。マイナスイオンは本当に健康にいい効果があると思っていた、血液型性格診断は正しいものだと思い込んでいた、というタイプですね。そうであれば、正確な科学知識の教育によって、こうした誤信は解消できることになります。
【引用終了】
混乱を招くのは、「血液型性格診断」のほかに、突然「血液型性格判断」という語句が出現し、いずれも定義については何の説明もないことです。
「血液型性格診断」=「血液型性格判断」=「血液型性格関連説」なのか、それともこれらは微妙に違うのか、私のような普通の読者には判断できません。
少々不親切な記事だと思います。
いずれにせよ、この掲示板や放送大学の講義と同じく、菊池聡先生から統計的な反論がないことが明確になりました。
なお、統計的な反論がないのは、山岡先生、管理者さん、AABAさんもすべて同じです。
ひょっとして、この掲示板や心理学では統計は「タブー」なのでしょうか?
反証されない仮説は、正しいものとして扱うのが、科学では一般的かと思うのですが…。
b236
ABO FAN
血液型性格診断
>要するに、「私(管理人)は学問的なバックグラウンド(特に統計?)に疑問符があり、自分(ABOFAN)の言うことのほうに理がある。したがって、研究発表や論文投稿せよという管理人の提案は不当な要求である!」ということですか?(回答日時:2017/02/13 11:11:40)
――次のAABAさんへの回答をご覧ください。
>ABOFANには存在意義がない、ということでよろしいですね。 (だって、言いたいことはその何とかいう論文に書かれているのですから、ABOFANがそれ以上、何かいう意味はないですからね──「私の論文に代えたい」と書いているのですし) (投稿者:AABA,投稿日時:2017/02/09 18:58:06)
――まったくおっしゃるとおりです(爆笑)。
AABAさんには、HONZのサイトの次の記事を送ります。
【引用開始】
村上 浩『ダメな統計学 悲惨なほど完全なる手引書』で科学の基盤をより確かなものにする
http://honz.jp/articles/-/43790
“科学者は、統計教育を受けてこなかった。そして、科学に関する大学学部課程の多くで、統計の訓練はまったく求められていない。”
科学者の統計に対する理解がどれほど不足しているかを示す例として、本書では、医学研修生に対する調査があげられている。この調査では、研修生は医学分野でよく使われている統計手法に対してすら50%以下の正答率でしか回答することができなかったという。また、医学校教授陣でも正答率は75%未満だった。しかし何より統計教育の不備を端的に示しているのは、上記の統計に関する調査を作成した人も統計をきちんと理解できておらず、p値の意味を問う選択式問題に誤った選択肢しか回答として用意できていなかったことだ。
【引用終了】
AABAさんは、私に対して統計的な反論は一切ありません。それは、おそらく統計が理解できていないからでしょう(管理者さんも同様です)。統計が理解できない人に、一生懸命、私などが血液型の統計の説明をしたとしても、感情的に否定する可能性は大ですから、確かに意味はありません(苦笑)。
#そういう人に限って「学歴」などを問題にすることが多いようですが、気のせいでしょうか?
あるいは、科学はだれがやっても同じではなく、「学歴」や「論文」によって信用するかしないか決めるということでしょうか?
データや統計は二の次だと…。
というか、そもそもAABAさんや管理者さんは(そもそも統計が分からないのだから?)、私の紹介した論文が理解できるとは思えません。
そこで、孔子の言葉を贈ります。
論語 為政第二 十七
子曰。由。誨女知之乎。知之爲知之。不知爲不知。是知也。
以上の私の推測が間違っていることを願っています。
言うまでもありませんが、私の統計のその解釈が間違っているケースも多々あると思います。ぜひ、反証や反論をお願いします。
失礼しました。
>私の統計のその解釈が間違っているケースも多々あると思います。ぜひ、反証や反論をお願いします。
――話が連続していないようです。前回話題になったIFなどの件は了解されたということでしょうか。
また、反論も何も、これまで多岐にわたった議論において、ABOFANさんから有効な意見が提示されていないと思うのですが。
別件になりますが、以前おっしゃられた「個人情報」云々を法律の専門家と相談したところ、「ABOFAN」という”架空”の人格と、「金澤正由樹」という”架空”の人格を同一視することは、何ら個人情報保護違反とはならないそうです。両方とも、そもそもがペンネームという”架空”の人格ですので、「個人情報」ですらないという見解です。
ただし、法律的な話は別として、ABOFANさんが望むのであれば、(少なくとも私は)ABOFAN=金澤氏に触れるような言及は致しません。ご希望をおっしゃってください。
b237
ABO FAN
血液型性格診断
>>私の統計のその解釈が間違っているケースも多々あると思います。ぜひ、反証や反論をお願いします。
>――話が連続していないようです。前回話題になったIFなどの件は了解されたということでしょうか。
>また、反論も何も、これまで多岐にわたった議論において、ABOFANさんから有効な意見が提示されていないと思うのですが。(回答日時:2017/03/01 18:20:50)
――これでよくわかりました。一言で言うと、管理者さんは「純粋文系」だということです。この点は、「マイナスイオン」の掲示板にも書こうと思います。少々失礼な言い方になりますが、いわゆる純粋文系の学生は、高校や大学の統計学は理解していません(例えば、帰無仮説、標準偏差、検定力、ノンパラメトリック検定…)。従って、「反論も何も、これまで多岐にわたった議論において、ABOFANさんから有効な意見が提示されていない」は、文字通りの意味と解釈します。
私の主張や意見は、通常の理系の大学生レベルを想定しています(もっとも、理系でも統計は必須の単位でないはずなので、[AABAさんのように?]全員が統計を理解しているわけではありませんが)。管理者さんは「純粋文系」のようなので、通常の理系の大学生レベルの議論は、おっしゃるとおり「有効」ではありません。そこで、今回は文学的表現でお送りします。管理者さんは、漢文はお好みではないようなので、今回は芥川龍之介のパロディで行きましょう。
誰よりも法律を守つた君は 誰よりも法律を破つた君だ。
誰よりも民衆を愛した君は 誰よりも民衆を軽蔑した君だ。
誰よりも疑似科学批判に燃え上つた君は 誰よりも科学を知つてゐない君だ。
《参考》池田信夫 blog 小池知事のレーニン的愚民主義 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51992594.html
ABOFANさん
>これでよくわかりました。一言で言うと、管理者さんは「純粋文系」だということです。この点は、[…]
――これまでも、何度も同じことをおっしゃっておられますね苦笑。私の方もいろいろ学ばせてもらっていますが。
p.s.ちなみに、別件でいただいた「個人情報云々」の件ですが、こちらが指摘したのは「プロの法律の専門家からの意見」でして、素人であるABOFANさんの「法律論」で反論されても反応に困ります苦笑。
たとえば、「ABOFAN=金澤「説」をこのページ上で言及しないでくれ」などの要望を受ける準備はありますので、「具体的に」希望をおっしゃってください。現に、これまで「非公開」を希望されたコメントはこちらも掲載していませんし。
b238
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。
今回は情報提供です。
少々時間がたってしまいましたが、以前に紹介したテレビ番組の感想です。
2/8 21:00-21:54 フジテレビ ホンマでっか!?TV 「100歳以上生きられる可能性が1番高いのは●型!?」果たして、血液型だけで人生は変わるのか!?
予想外の展開となりました。
タイトルからして、血液型と病気・体質・ダイエットの話がメイン…という期待は、見事に裏切られました。
まず、“ハラスメント”批判を意識してか、心理学者の植木理恵さんからは、「心理学では血液型と性格は関係ない」とチクリ。
では、血液型と性格は関係ないという話題になったかという思いきや、その後は牛窪恵さんの血液型トークが爆発。
#ちなみに、どちらもA型です。
統計データは、首相などを含めていくつか紹介されていましたが、口頭の説明だけで、数字やテロップは出ませんでした。
さて、心理学者からの注意という“免罪符”を得たせいか、血液型浮気の傾向とか、その後はまるっきり血液型バラエティと化し、大いに盛り上がりました。
ここで非常に気になったのが、植木理恵さんの発言です。
「昔の心理学者(古川竹二?)が病気から性格を類推した」「A型はピロリ菌を持っている」「血液型の性格診断テストは病気のやりやすさからの推論」は心理学的にも間違いです。
もっとも、彼女はシナリオどおり喋っているのでしょうから、おそらくライターが間違っているのでしょう。
誰かチェックしなかったのでしょうか?
ところで、視聴率を調べたのですが、他の回より数パーセントぐらいは上がったようで、やはり血液型のテーマは人気があるようですね。
今後、他局が追随するかどうかに注目したいと思います。
b239
ABO FAN
血液型性格診断
時間がかかった割には、回答が短いような気がします…。春休みだからでしょうか?
さて、
>「個人情報云々」の件ですが、こちらが指摘したのは「プロの法律の専門家からの意見」でして、素人であるABOFANさんの「法律論」で反論されても反応に困ります苦笑。
――すみません、爆笑です。管理者さんの聴き方が悪かったのか、あるいは個人情報保護法に疎い“プロの法律の専門家”なのか…。よろしければ、誰に聞いたのか「個人情報」に関係ない範囲で回答をお願いできますか(笑)。
実は、この手の話は山ほどあって、細かい「法律論」は、一般的な法律の専門家(例:弁護士)よりも実務家の方が詳しいのです。私は実務家に確認しています(個人情報なので、誰かは言えませんが・笑)。まずは、「専門家」の見解です。
〇慶應義塾大学 メディア・コミュニケーション研究所紀要
中田響 個人情報性の判断構造(1)
(2)通称,芸名,ペンネーム等
氏名への到達可能性を基準とする見解によれば,通称,芸名,ペンネーム等の識別要素性は,これらの情報要素を本名に準じた「本質的属性」と考えるか,そうでないと考えるかによって,判断が異なる。通称,芸名,ペンネーム等も本名に準じた「本質的属性」であると考えれば,これらの情報要素には当然に識別要素性が認められる。他方,通称,芸名,ペンネーム等は「本質的属性」ではないと考えれば,これらの情報要素の識別要素性は本名への到達可能性の有無により判断される。その結果,たとえば,本名の公開されている芸能人の芸名については一般的な識別要素性が認められるが,インターネット上で用いられる仮名(ハンドルネーム)については,一般的な識別要素性は認められず,独自に本名と当該仮名との照合表を保有している者との関係においてのみ,相対的な識別要素性が認められるにとどまる。
本稿の立場からは,通称,芸名,ペンネーム等であっても,本名と同様の1対n対応性及び直接取得可能性が認められる場合には,一般的な識別要素性が認められる。これに対し,名前だけで名字を伴わないニックネームや,多数の人間によって共用されることを想定したハンドルネーム等については,1対n対応性を欠き,識別要素性は認められない。
http://www.mediacom.keio.ac.jp/publication/pdf2007/kojin/nakata_kyou.pdf
――読めばわかるとおり、私のハンドルネーム(ABO FAN)は明らかに(管理者さんや山岡先生にとっては)個人情報です。
次に、経産省のガイドラインを出しましょう。
〇個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン
(平成28年12月28日厚生労働省・経済産業省告示第2号)
平成28年12月 経済産業省
「個人情報」※1とは、生存する「個人に関する情報」であって、特定の個人を識別することができるもの(他の情報と容易に照合することができ、それにより特定の個人を識別することができる※2ものを含む。)をいう。「個人に関する情報」は、氏名、性別、生年月日等個人を識別する情報に限られず、個人の身体、財産、職種、肩書等の属性に関して、事実、判断、評価を表すすべての情報であり、評価情報、公刊物等によって公にされている情報や、映像、音声による情報も含まれ、暗号化等によって秘匿化されているかどうかを問わない(以下略)
http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/privacy/downloadfiles/161228kojoguideline.pdf
――これまた、読めばわかるとおり、私のハンドルネーム(ABO FAN)は明らかに個人情報です。
#もっとも、管理者さんは「JIS」は信用しないかもしれませんね(苦笑)。
念のため、「プライバシーマーク(JIS Q 15001)」と「個人情報」と「ペンネーム」でネットを検索すると、数多くのサイトで、ニックネームやペンネームは個人情報と明記されています。もちろん、これらは個人情報保護法の趣旨に則ってそう定義されているわけです。次は、ある会社の例です。
○株式会社デファクトスタンダード
個人情報保護方針(抜粋)
1.当社は、個人情報保護に関する法令、国が定める指針その他の規範を遵守します。
2.当社は、「個人情報保護マネジメントシステムの要求事項(JIS Q 15001)」に準拠したマネジメントシステムを構築し、個人情報を収集、利用、および提供を行う場合にはこれを順守し、厳正な管理を行います。
(中略)
1.個人情報の定義
このプライバシーポリシーに述べられている「個人情報」とは、…ニックネーム、ペンネーム…、当社が保有する情報のうち、一つまたは複数の組み合わせにより、特定の個人を識別することができる情報をいいます。
http://brandear.jp/ct/policy
――地方自治体でも事情は同じです。
○かながわの個人情報保護ハンドブック 平成 27 年 10 月改訂
http://www.klnet.pref.kanagawa.jp/resource/org_0101/pol_20160207_001_01.pdf
p74 個人情報の項目別内容の例 ペンネーム
――管理者さんがおっしゃる“プロの法律の専門家”は、個人情報保護法のどの条文をどう解釈すると、ハンドルネームやペンネームが個人情報でないとおっしゃっているのでしょう。具体的な条文と解釈をお示しください。それがないなら、その人の「法律論」は私のような“素人”より酷いですよ(苦笑)。
そもそも、管理者さんは、本当に「プロの法律の専門家」に確認したのですか? 非常に疑問です。
失礼しました。
お返事遅くなりました。
なにやらよくわからない法律論が書かれているようですが、
>その人の「法律論」は私のような“素人”より酷いですよ(苦笑)。
そもそも、管理者さんは、本当に「プロの法律の専門家」に確認したのですか? 非常に疑問です。
――この疑問は見当違いなのでそこだけ強調しておきます。前のコメントと合わせてとりあえずこちらの見解は表明しましたから、あとはABOFANさんのほうでご判断ください。
b240
AABA
血液型性格診断
> >ABOFANには存在意義がない、ということでよろしいですね。(以下略)
> ――まったくおっしゃるとおりです(爆笑)。
本人自ら自分の存在意義の無さを認めているので、このことは確定しました。
そして、存在意義がない存在(妙な日本語ですが)の相手をするのは無意味ですね。
……と、いうことでこの存在の相手はもうやめてもよろしいのでは。 >> 管理人さん
# 最初にそういう忠告もしたような気がしますが。
> AABAさんは、私に対して統計的な反論は一切ありません。
そもそも、私が知りたいことは一貫していて「ABOFANは『論文』を何故書かないのか?書けるというのなら書いて見せてください」です。その段階で統計がどうとか入る余地は全くありません。…であるにもかかわらず、何かあると「統計が~」とかいう反応を返されても相手をする気にもなりません。(あ、論文は書いていないが「金澤正由樹」名義で本を自費出版している、なんていうのは反論になりませんよ。いわゆる掲載された「論文」はどんなにタコな雑誌でも最低限の「査読」という過程を経ているものですからね──まあ、いつぞやのニュートリノが光速を超えた話のときに、ABOFANには「速報」と「論文」の区別がついていないのはすでに確認していますが…)
百歩譲って「私の偉大な論文を理解できるる学会はないのだ~」としても、投稿してリジェクトされる場合、必ずその理由が書いてありますから、それと合わせて公開されればよろしいかと。(最近、一部で有名な山口人生氏との類似点に気づきました。程度や種類の差はあるのですが誰にも理解できない理屈をこねくりまわして「俺の理論の偉大さをわからないなんて~」という感じですからね。ただし、山口人生氏のほうは論文書いたりしている(もちろん結果はリジェクト)だけマシ……なのかな…!?)
統計については…学生時代に単位くらいは取ってますし、面白そうな本とかも買ったりもしてますから、久しぶりに復習して勉強するのはいいかも知れませんね。ただし、私にはABOFANの相手をする気はもうありませんから、統計の話をしたければ余所を当たってください──そんな奇特な人がいれば、ですが。だってABOFANのあれこれは統計とか以前の問題で何が言いたいのかさっぱり分からないのでそんな気もおきませんし。──もっとも、存在意義の無い人の書く文章なので無理もないのかも知れませんが。
b241
ABO FAN
血液型性格診断
>「個人情報云々」の件ですが、こちらが指摘したのは「プロの法律の専門家からの意見」でして、素人であるABOFANさんの「法律論」で反論されても反応に困ります苦笑。
――今回はダメ出しです。政府の個人情報保護委員会の「ニックネーム」や「ID」についての見解は次のとおりです。読めばわかるとおり、私のハンドルネーム(ABO FAN)は、疑いの余地もなく(管理者さんや山岡先生にとっては)個人情報です(笑)。
経済産業省個人情報保護ガイドライン
「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン」等に関するQ&A
1.(1)「個人情報」
オンラインゲームで「ニックネーム」及び「ID」を公開していますが、個人情報に該当しますか。
個人情報に該当する場合があります。オンラインゲームにおける「ニックネーム」及び「ID」が公開されていても、通常は特定の個人を識別することはできませんから、個人情報には該当しません。ただし、「ニックネーム」又は「ID」を自ら保有する他の情報と容易に照合することにより特定の個人を識別できる可能性があり、そうした場合は個人情報に該当し得ます。なお、例外的にニックネームやIDから特定の個人が識別できる場合(有名なニックネーム等)には、個人情報に該当します。(2005.7.28)
出典:一般財団法人個人情報保護士会 http://www.joho-hogo.jp/rule/rule-q&a1-1.html
なお、オリジナルは次のとおりです。
経済産業省 「個人情報の保護に関する法律についての経済産業分野を対象とするガイドライン」等に関するQ&A http://www.meti.go.jp/policy/it_policy/privacy/downloadfiles/140818kaiseiq-a.pdf
消費者庁 個人情報保護委員会 www.ppc.go.jp/files/pdf/kojouhouQA.pdf
ABOFANさん
法律云々に関しては、私は素人なので回答しかねます(サイトとしての見解は既に示した通りです)。また、ここのところのコメントの多くはこうした性質のものでありまして、大変恐縮ですが、以前にも申し上げたように「誰かにかまってほしい」という主旨でコメントされているのであればそれはご遠慮ください。
b242
さるお
血液型性格診断
ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects.
Tsuchimine S, et al. PLoS One. 2015.
既出ならすみませんが、多少は血液型と性格の関連性について、血液型占いとは別次元の話かもしれませんが、前向きな研究結果だと理解できるものと思います。
ご投稿ありがとうございます。
b243
山岡重行
血液型性格診断
 山岡です。
 「ABO FAN=金澤正由樹氏」であることをこのサイトで明らかにしたのは、「金澤正由樹氏」の著書を根拠にABO FANが私の1999年の調査結果の解釈を否定したつもりになっているからです。例えばこのサイトに対するABO FANの2016/09/17の投稿では、『「統計的な差は“思い込み”によるものではない」ことは、金澤正由樹さんは別の方法でも検証しています』としています。自分の研究を攻撃し否定しようとする者への対応として、その攻撃者の欺瞞を暴くことは攻撃された者の当然の権利であり、攻撃者の論拠を崩す当然の対応であると考えています。ちなみに上記の投稿は、ABO FAN=金澤正由樹氏のサイトからのコピペで、ABO FANのサイトでも堂々と自作自演をやっています。
 アメリカのトランプ大統領は保守系ニュースサイト「ブライトバート・ニュース」を根拠にオバマ前大統領やヒラリー・クリントンを批判しています。「ブライトバート・ニュース」はフェイクニュースも平気で配信するサイトであり、ニュースとは名ばかりの情報操作とプロパガンダのためのサイトです。この「ブライトバート・ニュース」の会長を務めていたのが大統領選挙時にはトランプ陣営の選対本部長であり、現在は主席戦略官となってトランプ政権の中枢にいるスティーブン・バノンです。つまり、トランプ大統領は自分たちの仲間が流したデマを根拠に気に入らない相手を攻撃しているわけです。
 ABO FAN=金澤正由樹氏がやっていることもこれと同じです。もっとも、トランプはまだ他人が書いたフェイクニュースを根拠にしています。完全な自作自演である分、ABO FAN=金澤正由樹氏はトランプよりもたちが悪いと言うべきでしょう。客観性を演出したかったのかもしれませんが、ABO FAN=金澤正由樹氏のフェイクさを強調する結果になりましたね。
 ちなみに、ABO FANは金澤正由樹氏の著書「統計でわかる 血液型人間学入門」を帯広畜産大学の渡邊芳之氏に自著として献本しています。渡邊氏からも「ABO FANが金澤正由樹である」という証言を得ています。これは「ABO FAN=金澤正由樹氏」であることの直接的な証明になります。
 ABO FAN=金澤正由樹さん、自費出版であっても自分の本が出るのはうれしいことですよね。その気持ちは理解できますよ。渡邊氏はABO FAN=金澤正由樹氏と唯一議論してくれた心理学者ですよね。彼が相手にしてくれたことで、「自分は心理学者と対等に議論できる存在だ」と思うことができたのでしょう。ABO FAN=金澤正由樹さんは自己愛を満足させることができたことでしょうね。その意味では渡邊氏はABO FAN=金澤正由樹さんの恩人と言っても過言ではないでしょう。その恩人に自費出版の著書を献本できて良かったですね、ABO FAN=金澤正由樹さん。
 ところで、「統計的な反論がない」として私の名前を挙げていますが、ABO FAN=金澤正由樹氏は何に対する統計的な反論を求めているのでしょうか?
 もっとも、私の理解する統計学とABO FAN=金澤正由樹氏の妄想統計では議論になりません。12名の北海道大学生の平均値を、AB型全体の指標として一般化することができると思い込んでいる時点でABO FAN=金澤正由樹氏が心理学も、社会調査法も、統計学も理解できていないことは明白です。関係がない二つの指標をこじつけ、その無関係性を根拠に私の説を否定することができると思い込むことはABO FAN=金澤正由樹氏の勝手です。その考えを大金をかけて自費出版することもABO FAN=金澤正由樹氏の勝手です。そのことが科学的妥当性を担保するわけでもないし、それで科学者に議論相手として構ってもらえるわけでもありませんよ。
 「反証されない仮説は、正しいものとして扱うのが、科学では一般的かと思うのですが…。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/02/26 23:59:43)」
 自分の主張を「科学」と思い込むのもABO FAN=金澤正由樹氏の勝手ですが、それが科学の名前に値するものかどうかを判断するのは、残念ながらABO FAN=金澤正由樹氏ではなく科学者の方です。また「反証されない仮説」といっても、ABO FAN=金澤正由樹氏がここで主張しているのは「管理人さんが統計学の教育を受けていない」ということだけしか思い当たるものがないのですが、何か科学的な仮説を主張していましたか?
 論点を整理しましょう。
 山岡(1999)の調査結果は、血液型性格の知識がかなりあり血液型性格の妥当性をかなり信じている血液型性格診断高受容群では血液型性格項目の評定値に回答者の血液型による差が見られるが、あまり知識がなくあまり妥当性を信じていない低受容群では血液型性格項目の評定値に回答者の血液型による差が見られないことを示しています。
 山岡の主張は、以下の通りになります。
 ①生物学的な血液型の違いにより性格の自己認知に差が生じるのであれば、血液型性格に関する知識量や妥当性を信じる程度にかかわらず差が認められるはずである。
 ②しかし、あまり血液型性格の知識がなくあまり妥当性を信じていない低受容群では血液型性格項目の自己認知に差は認められていない。
 ③従って、高受容群で見られた平均値の差は、生物学的な血液型の違いにより生じるものではない。
 ④高受容群で認められた血液型性格項目の自己認知の差は、血液型性格の知識に汚染された結果生じたもの、つまり思い込みである。
 この研究のポイントは、血液型性格肯定派が血液型によって異なると主張する性格特性項目を使用していることです。血液型性格肯定派の情報による汚染の度合いが少ない低受容群では、肯定派が主張するような差が認められないことを示したことが重要なのです。
 金澤正由樹氏=ABO FANが自費出版の著書「統計でわかる血液型人間学入門」で山岡(1999)の思い込み説を否定する理屈は、以下の通りです。
 「思い込みが存在するなら、その血液型の性格特性を知っていればいるほど自分に当てはまっていると回答するので、他の血液型との差が大きくなるはずである。このため、『その血液型の性格特性を知っている割合』をX軸、『他の血液型との差』をY軸としてグラフを描くと、グラフは単純な右上がりの直線とならないとおかしい。」(統計でわかる血液型人間学入門31ページより引用。)
 この仮説を検証するために金澤正由樹氏は、山岡(1999)の評定値間の差をY軸、渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」をX軸としてExcelで散布図を作成しました。その結果、グラフは右上がりの直線とならず、正の相関関係を示さかった。従って高受容群の「思い込み」は存在しない、と主張しています。
 この渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」は、各血液型40名にも満たない調査対象者の平均正答率です。AB型に至っては12名の平均値です。金澤正由樹氏はこの指標を、各血液型の人たちが自分の血液型性格の特性を知っている割合の指標として一般化しています。2016/10/02の山岡の投稿に詳しく書きましたが、この調査結果はあくまでも渡辺(1994)の研究データの中だけで意味を持つ指標に過ぎないのであり、当然、渡辺(1994)の研究データと切り離して一般化できるものではありません。
 金澤正由樹氏の自費出版の著書「統計でわかる血液型人間学入門」は、はっきり言って私の研究を否定する部分しか目新しいものはありません。後の部分はABO FANのサイトにあるような他者の集めた資料、他者の著書からの抜粋でしかありません。
 2016/10/02の山岡の投稿でも書きましたが、再度書きます。関係がない二つの指標をこじつけ、その無関係性を思い込み説否定の根拠としても現象の説明にはなりません。無関係な渡辺(1994)の指標を持ち出さなくても、山岡(1999)のデータは思い込み説で破綻なく説明可能です。疑似科学の特徴の一つに不要な前提を用いることがあります。渡辺(1994)の指標を前提とするABO FAN=金澤説はまさに不要な前提を導入しないと成り立たない疑似科学です。この指摘に対するABO FAN=金澤正由樹氏の反論は未だ行われていません。
 金澤正由樹は別人だからABO FANは反論しないとでも言うのでしょうか。ABO FAN=金澤正由樹氏であることを認めない、というより公表されたくないと管理人さんに駄々をこねているのは、反論できないことの言い訳ができなくなるからなのでしょうか。
 私のABO FAN=金澤正由樹氏の思い込み説否定論に対する反論を、以下の4点に単純化してあげます。本当は金澤正由樹氏の前提のような単純な結果になることを妨害するいくつかの要因があるのですが、どうせABO FAN=金澤正由樹氏は理解できないだろうからそのことは今回は不問にしておきます(理解できるというのであれば、指摘し給え)。
 ①渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」はデータの量的にも、調査対象の偏りという質的にも問題があるものであり、指標として一般化できるものではない。
 ②従って、この渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」と山岡(1999)の「評定値間の差」の関係を検討すること自体が無意味である。
 ③関係がない2つの指標が無相関なのは当然であり、そのことは何も意味しない。従ってこの2つの指標の無相関性を論拠に何事かを主張することはできない。
 ④ABO FAN=金澤正由樹氏の思い込み説否定論は、全く科学的な根拠も説得力もないものであり、当然、山岡の思い込み説を否定することはできない。
 ABO FAN=金澤正由樹さん、もし反論できると思うのであれば、上記の順番に従って、不必要な前提を付け加えないで、論理的に反論して下さい。可能であれば反証して下さい。まずは、①の渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」が一般化できることを論証しなさい。「反証されない仮説は、正しいものとして扱うのが、科学では一般的」らしいですから、反証できない場合は、ABO FAN=金澤正由樹氏自身が主張する科学における一般的な判断基準に従って「ABO FAN=金澤正由樹氏の思い込み説否定論は、全く科学的な根拠も説得力もないもの」であることが確定します。
 このサイトに対するABO FAN=金澤正由樹氏の投稿を見れば皆さんおわかりのように、彼の文章は引用の反復だらけで極めてわかりづらいものです。ABO FAN=金澤正由樹氏は理解できないのは読む側が「統計」を理解していないためと主張しているようですが、自分の文章表現力が乏しい可能性は考えないのですね。「科学的主張」をしたいのであれば持って回った思わせぶりの表現ではなく、誤解を生む余地のない簡潔な表現を心がけるべきです。そこで、ABO FAN=金澤正由樹氏には、いくつか注文を付けたいと思います。
 まず、不必要な前提を付け加えないこと。例えば、渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」と山岡(1999)の「評定値間の差」のグラフの作成方法を昨年の春に出版社を介して何度か質問したことがあります。その際の金澤正由樹氏の回答が、「山岡はあるTV番組で、自分で山岡(1999)の研究を否定したのだからそれに関して回答しない」というものでした。
 『番組は「縄田先生の論文の正否」についてで、制作スタッフから事前に説明があったはずです。番組での先生は、血液型性格診断「否定派」で「縄田先生の論文を肯定」ですから「ご自分の研究を否定した」ことになります。』
 まず、「縄田先生の論文の正否」について制作スタッフから事前に説明も問い合わせもなかったにも関わらず、説明等があったことが前提となっています。さらに、いつのまにか私が血液型性格診断「肯定派」にされており、それを前提に自分の研究を否定したことにされています。さらに、質問内容と全く関係のないTV番組の話を持ち出して質問への回答拒否をしています。
 また、このサイトへの2016/10/03の投稿でもABO FAN=金澤正由樹氏は以下のように書いています。
 『「古川説=能見説=渡邊さんの論文の質問項目=山岡先生の質問項目」というスタンスのはずだからです。そして、少なくともデータで見る限り、血液型によって(「思い込み」による見かけ上の)性格の差が存在することは証明された、というのが山岡先生の主張だと私は理解しています。』
 まず、「古川説=能見説=渡邊さんの論文の質問項目=山岡先生の質問項目」という理解自体が間違いです。そんな前提は不必要です。渡邊(1994)の質問項目は血液型性格肯定派の最大公約数的主張として採用しただけです。さらに、「血液型によって(「思い込み」による見かけ上の)性格の差が存在することは証明された」と私が主張しているという理解も根本的に間違っています。「性格の差」ではなく、「性格の自己認知の差」です。これは似て非なるものです。
 私の研究結果は「性格自体に差がある」ことを示したのではありません。血液型性格の知識汚染の結果、血液型性格に当てはまる部分がクローズアップされて認知され、「血液型性格に適合する方向で自己スキーマが変容した」ことを示しているのです。これが理解できないからABO FAN=金澤正由樹氏には私が血液型性格診断「肯定派」に見えたのですね。この文章を書いていて、今やっと理解できました。
 ただし、本人の主張を理解せず、自分の勝手な思い込みの前提を押しつけて勝手に血液型性格肯定派に仕立て上げることは許しません。純粋理系のABO FAN=金澤正由樹さんは知らないようなので教えてあげますが、このような行為は一般的な日本語では「言いがかり」と表現します。まあ、自分が思っている血液型性格を他者に押しつけて他者の性格を決めつけることこそが血液型性格肯定派の対人認知のデフォルトなのだと理解していますけどね。
 作家の山本弘氏に絡んだときのように勝手に、他者を儒教や朱子学の信奉者だと決めつけることは反則だし、このサイトでやっているように孔子の言葉や芥川龍之介のパロディを持ち出すことはノイズでしかありません。ABO FAN=金澤正由樹氏がたくさんの本を読んでいる(ように見せかけている)ことは理解しますが、ノイズだらけの文章では他者には何も伝わらないとだけ言っておきます。もっとも私には、ABO FAN=金澤正由樹氏が振りかざす「統計」も理解の促進を妨げるノイズにしか聞こえないですけどね。
 ABO FAN=金澤正由樹氏の自費出版の著書「統計でわかる血液型人間学入門」の核心となるべき山岡の研究を否定する部分が、科学的に成立しない議論です。しかし大金をかけて自費出版してしまうのだから、ABO FAN=金澤正由樹氏は山岡の思い込み説を否定できる大発見だと思ったのでしょうね。
 ただ、ABO FAN=金澤正由樹氏の自費出版の著書「統計でわかる血液型人間学入門」では日本と韓国のプロ野球選手のホームランランキング・トップ20の選手の血液型を単純比較しプロ野球の打撃では日韓共通してO型が強いと主張したり、戦国武将や政治家の個人エピソードを各血液型性格の典型例として使用しているところからも、ABO FAN=金澤正由樹氏が大数の法則さえ理解できないことは明白です。これがABO FAN=金澤正由樹氏自身の統計レベルだと判断せざるを得ません。書名もそうですが、彼が多用するのが「統計」であって「統計学」ではないというところも示唆に富んでいるように思われます。
 「ABO FAN=金澤正由樹氏が何か科学的な仮説を主張していたか」、と上に書きましたが、無論そんなことはしていません。ABO FAN=金澤正由樹氏は能見正比古の血液型人間学の信奉者のようですが、能見正比古説の妥当性を証明しようとはしません。血液型人間学などという「学問」が存在するわけではありませんが、その気になれば例えば、能見(1977)が「血液型エッセンス(サンケイ出版)」で主張する、「親分のO、リーダーのA、親方のB、大黒柱AB」、「がめついO、細かいA、けちんぼB、出し惜しみAB」、「ごますりO、ごもっともA、太鼓持ちB、調子いいAB」の妥当性を証明しようと試みることは可能です(証明可能とは思えませんが)。私には同じことを言葉を換えて言っているだけにしか思えないのですが、確かABO FAN=金澤正由樹氏のサイトでは各血液型の性格の違いを絶妙に表現していると評価していましたね。仮説があれば何とか証明しようとするのが科学者です。しかしABO FAN=金澤正由樹氏はそれをしません。ということは、できないのでしょうね。ABO FAN=金澤正由樹氏が選択した方法は、血液型性格説を否定する心理学研究の否定でした。
 ABO FAN=金澤正由樹氏の中では、血液型性格説を否定する心理学研究は帰無仮説であり、それを否定することで血液型性格説の正しさを証明できると考えているのかもしれません。いわゆる背理法ですね。しかしこれは成立しません。なぜなら、心理学以外でもいくらでも否定できるからです。例えば、小塩(2011)の「性格を科学する心理学の話(新曜社)」から引用します。
 「最近の研究では、性格のゲノムワイド関連分析が行われており、性格を(完全に規定するものではなく)一定の範囲で規定する遺伝子が見つかってきています。
 ABO式血液型の遺伝のメカニズムは、学校の教科書にも書かれるほどよく知られています。ですから、もしも血液型と性格の関連が明らかに存在するのであれば、ゲノムワイド関連分析で簡単に見つかるはずなのです。しかし残念ながら現在のところ、性格との関連が見つかった遺伝子は、ABO式血液型とは関係のないものばかりです。もしも、血液型が性格と明らかに関連するようであれば、ゲノムワイド関連分析によって、真っ先に見つかってもおかしくありません。」
 つまり心理学の血液型性格説否定研究は、血液型性格肯定説の帰無仮説になっていないのです。心理学の血液型性格説否定研究を否定できたとしても、それが血液型性格肯定説の正しさの証明にはならないのです。
 また、仮に全ての学問領域の血液型性格否定説を全て否定できたとしても、本来の主張の妥当性の証明がありません。ABO式血液型により何らかの差異が見られたとしても、そのABO式血液型の違いがその差異を生み出す因果関係の説明ができないからです。「A型は慎重だからだ」ではなく、「なぜA型が慎重になるのか」を説明できないとそれがA型という生物学的な要因によって「慎重」というパーソナリティ傾向を生み出したと断定できないのです。もともと慎重な性格のA型の人も存在します。しかしどの血液型にも慎重な性格の人は存在します。従ってA型だけが慎重なわけではないのです。しかし、血液型性格説に知識汚染されたA型の人たちに慎重な人が多かったとしてもそれは自己成就予言等で説明できます。それは知識汚染により自分は慎重だと思い込むA型の人が多くなっただけであり、A型という生物学的な要因によって慎重になったわけではないのです。
 ABO FAN=金澤正由樹氏の考え方の基本が「背理法」であると考えれば、なぜ「管理人さんが統計教育を受けていない」という仮説にこだわるかも理解できます。「管理人さんが統計教育を受けている」という帰無仮説を否定することで、このサイトの主張が全てが非科学的なものであることを証明できると考えているのですね。
 今度はABO FAN=金澤正由樹氏の主張を否定する科学者全ての科学性を帰無仮説と考え、それを否定するために『ダメな統計学 悲惨なほど完全なる手引書』の村上 浩氏の書評を引っ張ってきたのですね。
 『“科学者は、統計教育を受けてこなかった。そして、科学に関する大学学部課程の多くで、統計の訓練はまったく求められていない。”
科学者の統計に対する理解がどれほど不足しているかを示す例として、本書では、医学研修生に対する調査があげられている。この調査では、研修生は医学分野でよく使われている統計手法に対してすら50%以下の正答率でしか回答することができなかったという。また、医学校教授陣でも正答率は75%未満だった。しかし何より統計教育の不備を端的に示しているのは、上記の統計に関する調査を作成した人も統計をきちんと理解できておらず、p値の意味を問う選択式問題に誤った選択肢しか回答として用意できていなかったことだ。』
 医学の統計レベルを全ての科学者の統計レベルを代表するものとして、それを否定することで自分を否定する科学全てを否定できると考えているのですね。この「全ての科学者」の中には、ABO FAN=金澤正由樹氏に対して高校の数学を教育した教師や筑波大学工学部で統計学の講義をした教師、ABO FAN=金澤正由樹氏が統計を勉強するために使用したテキスト等の著者も含まれていますよね。ということは、ABO FAN=金澤正由樹氏の受けた統計の教育もダメだったということになります。納得できました。大爆笑です。
(注:この部分は意図的にABO FAN=金澤正由樹氏の論法を使用しています。)
 ABO FAN=金澤正由樹さんには、自分を否定しABO FAN=金澤正由樹さんの尊大なる自己愛を傷つけた全ての学者や文化人を見返しあざ笑うことができる方法を教えてあげましょう。それは自分を否定する者は統計が理解できない愚者であるということを印象づけることではありません。この行為は成功するどころか、逆効果になっています。そのことにABO FAN=金澤正由樹氏は気づいていないようですが。
 幸い、血液型性格説に知識汚染されていない地域の方が地球上には遙かに多いわけです。そのような地域で血液型と性格の一貫した関連が認められれば血液型と性格に関連があることが証明できます。ABO FAN=金澤正由樹さん自費出版で無意味な本をつくって散財するよりは、国際的な研究プロジェクトを推進することに投資する方が遙かに有意義であり、科学的な行為です。ひょっとしたら第2のカール・ラントスタイナーになれるかもしれませんよ。
 管理人さん
 いろいろと面倒くさい対応、ご苦労様です。
 冒頭に書いた理由で、少なくとも私の文章から「ABO FAN=金澤正由樹」という記述を絶対に削除しないで下さい。
 それから、「教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 代表者 武藤浩二 研究分担者 長島雅裕 科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書」を見てみたいのですが、お持ちでしょうか?
 もしお持ちでしたら、データを添付ファイルで送っていただけないでしょうか。
 よろしくお願いします。
山岡先生
ご無沙汰してます。
これまでの議論を網羅する丁寧なコメントに感謝いたします。
科研費報告書ですが、リンク切れになっていたのですね。同じページを見つけましたのでご参照ください(リンクも貼りなおしました)。
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/
b244
ABO FAN
血液型性格診断
山岡先生、ご丁寧な回答をありがとうございます。
>反論できると思うのであれば、上記の順番に従って、不必要な前提を付け加えないで、論理的に反論して下さい。可能であれば反証して下さい。
――まず、前提が一致していないようですので、恐縮ですがこの点から説明させていただきたく。
>1. 生物学的な血液型の違いにより性格の自己認知に差が生じるのであれば、血液型性格に関する知識量や妥当性を信じる程度にかかわらず差が認められるはずである。
――これは「他の(遺伝や環境などの)条件が同じであれば」という前提が必要なはずです。心理学は、生身の人間を相手にしているので、「知識量や妥当性を信じる程度にかかわらず差が認められる」かどうかは「グループ」間ではないと比較不可能かと思われます。例えば、男女差の典型として、身重がよく挙げられます。ご存じのように、一般的に男性が女性より身長が高いわけです。しかし、一定の基準(例えば165cm)を設定すると、165cmより身長が低い男性も、165cmより身長が高い女性もいます。
よって、何らかの「絶対的な基準」を設けての比較は意味がないものと思われます。ご存じの通り、グループ間でなら統計的検定(t検定など)が可能です。なお、山岡先生も
>例えば、小塩(2011)の「性格を科学する心理学の話(新曜社)」から引用します。
>「最近の研究では、性格のゲノムワイド関連分析が行われており、性格を(完全に規定するものではなく)一定の範囲で規定する遺伝子が見つかってきています。
にあるように遺伝子は「性格を(完全に規定するものではなく)一定の範囲で規定する」とおっしゃっています。
>2. しかし、あまり血液型性格の知識がなくあまり妥当性を信じていない低受容群では血液型性格項目の自己認知に差は認められていない。
――「官能検査」はご存じとかと思います。この検査は、人間の感受性の違いを調べるもので、例えば、清涼飲料水に砂糖をどの程度入れればよいか(普通は10%程度)、というような用途に使われています。これを性格に当てはめると、人によって性格に関する感受性が違う可能性が考えられます。現実に、これを裏付けるように、ある人は血液型による差を感じるし、別な人は感じていないという結果が得られています。
よって、「あまり血液型性格の知識がなくあまり妥当性を信じていない低受容群では血液型性格項目の自己認知に差は認められていない」のは、「思い込み」のせいではなく、性格についての感受性の違いかもしれません。もちろん、山岡先生のおっしゃる「思い込み」の可能性もありますが、「感受性の差」なのか「思い込み」のせいなのかは誰も検証していないのではないでしょうか?
>3. 従って、高受容群で見られた平均値の差は、生物学的な血液型の違いにより生じるものではない。
>4. 高受容群で認められた血液型性格項目の自己認知の差は、血液型性格の知識に汚染された結果生じたもの、つまり思い込みである。
――以上の1.2.についての私の説明により、血液型性格項目の自己認知の差が「思い込み」だけで生じたとするのはいかがかと思われますが…。
>1. 渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」はデータの量的にも、調査対象の偏りという質的にも問題があるものであり、指標として一般化できるものではない。
――これには大変驚きました。「調査対象の偏り」は、ランダムサンプリングでないということでしょうか? ただ、そうなると、「血液型と性格」の研究で、ランダムサンプリングを採用しているのは、私が知る限りでは松井豊先生、坂元章先生、長島雅裕先生ぐらいですから、他の研究はすべて「調査対象の偏り」があるから却下ということでよろしいのでしょうか? 大変な申し上げにくいことですが、山岡先生自身の研究も問題があることになります…。
なお、データ量については、あくまで一般論ですが、統計的な手法を適切に使っている限り問題がないものと思われます。
>2. 従って、この渡辺(1994)の「本人の血液型での正答率」と山岡(1999)の「評定値間の差」の関係を検討すること自体が無意味である。
>3. 関係がない2つの指標が無相関なのは当然であり、そのことは何も意味しない。従ってこの2つの指標の無相関性を論拠に何事かを主張することはできない。
>4. 思い込み説否定論は、全く科学的な根拠も説得力もないものであり、当然、山岡の思い込み説を否定することはできない。
――上の1.に回答したとおりとなります。
>「血液型によって(「思い込み」による見かけ上の)性格の差が存在することは証明された」と私が主張しているという理解も根本的に間違っています。「性格の差」ではなく、「性格の自己認知の差」です。これは似て非なるものです。
――私の不勉強で申し訳ありませんが、この「似て非なるもの」は心理学では一般的な見解なのでしょうか? なぜなら、
自己報告型の質問紙調査の結果は,通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく,あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。【白佐俊憲、井口拓自 血液型性格研究入門】
と心理学者の白佐先生はおっしゃっているからです。
>作家の山本弘氏
――これにも大変驚きました。なぜなら、彼は「データに血液型による差がない」という立場ですから、山岡先生のおっしゃる「高受容群で見られた平均値の差」は全否定しているのです。山岡先生は、山本弘氏の立場に反対されるということでよろしいのでしょうか?
>(小塩先生)もしも、血液型が性格と明らかに関連するようであれば、ゲノムワイド関連分析によって、真っ先に見つかってもおかしくありません。
――これにも大変驚きました。なぜなら、山岡先生は「高受容群で見られた平均値の差(全体で見られた平均値の差)があるとおっしゃっているからです。一方、普通の研究では、全体での差を比較しています。では、山岡先生は小塩先生と正反対の立場(全体では差がない)ということでよろしいのでしょうか?
>血液型性格説に知識汚染されていない地域の方が地球上には遙かに多いわけです。そのような地域で血液型と性格の一貫した関連が認められれば血液型と性格に関連があることが証明できます。
――確か、主にアメリカ人を対象としてダダモ氏のアンケート調査では「血液型と性格の一貫した関連が認められた」と記憶しています。
>仮に全ての学問領域の血液型性格否定説を全て否定できたとしても、本来の主張の妥当性の証明がありません。ABO式血液型により何らかの差異が見られたとしても、そのABO式血液型の違いがその差異を生み出す因果関係の説明ができないからです。
――これが今回最大のサプライズなのですが、本当にこの文章通りの意味なのでしょうか?
というのは、白佐先生のおっしゃるとおり、
自己報告型の質問紙調査の結果は,通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく,あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。【白佐俊憲、井口拓自 血液型性格研究入門】
ということですし、他の「血液型と性格」の論文でも、そのほとんどか相関関係があることを因果関係に読み替えているようです。よって、統計的な研究=全研究、例えば山岡先生の研究自体も「無意味」になります。これは、血液型だけではなく、遺伝子と性格の研究にも適用されることになります。本当にそういう理解でよろしいのですか?
さるおさん、はじめまして。
>ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects.
>Tsuchimine S, et al. PLoS One. 2015.
>既出ならすみませんが、多少は血液型と性格の関連性について、血液型占いとは別次元の話かもしれませんが、前向きな研究結果だと理解できるものと思います。
――全く同感です。私も多くの真面目な研究が行なわれることを希望しています。もし、この論文にご興味があるのであれば、もう少し詳しくコメントすることも可能ですので、そうおっしゃってください。
AABAさん、
>私が知りたいことは一貫していて「ABOFANは『論文』を何故書かないのか?
――例えば、査読付きの学会誌の論文にも、山岡先生は「指標として一般化できるものではない」とコメントされています。
>投稿してリジェクトされる場合、必ずその理由が書いてあります
――これも、このサイトの参考文献にある清水先生の報告では、
今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。【清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究】
とあります。よって、私は論文を書くことに意味があるとは考えていません。
なお、拙ブログからですが、
日経ビジネスオンラインに「血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」という記事
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2017-03-26
東大の四本先生は「サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」とおっしゃっているようです。
東大の心理の権威が、血液型を「100パーセント非科学的」と決めつけているなら、心理学の論文として掲載されるのは「100パーセント」ないでしょう(苦笑)。
リジェクトが100パーセントされることが事前に分かっているのに、それでも論文を書こうという研究者はいないのではないのでしょうか?
なお、AABAさんが統計の話をするつもりがないのは了解しました。これも予想通りということになります。
失礼しました。
b245
ABO FAN
血液型性格診断
お手数をかけて申し訳ありませんが、可能であれば直前のNo.795の投稿と差し替えをお願いします。この方が趣旨がわかりやすいものですから。
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連投失礼します。前回の山岡先生の投稿では、
>仮に全ての学問領域の血液型性格否定説を全て否定できたとしても、本来の主張の妥当性の証明がありません。ABO式血液型により何らかの差異が見られたとしても、そのABO式血液型の違いがその差異を生み出す因果関係の説明ができないからです。(投稿者:山岡重行,投稿日時:2017/03/23 21:46:20)
とありますが、共同研究員である菊池聡先生の意見は正反対のようです。「現実に承認されている他の科学理論にも詳しいメカニズムが不明なものはある」から「理論自体をこの点だけから批判するのはフェアではない」そして「おおよそすべての性格理論は統計的なもの」とおっしゃっています。
【引用開始】
■菊池聡先生 不可思議現象心理学8 血液型信仰のナゾ-前編 月刊『百科』 平凡社 1998年2月号 p33
 本稿の読者なら先刻ご承知の通り「完全に関係はない」ことを証明することは不可能である。未知の関連性が発見される可能性はある。だから、この場合「能見説をはじめとする現在の血液型性格相関説を正しいという根拠はない」くらいが妥当な表現だろうか。
■菊池聡先生 不可思議現象心理学9 血液型信仰のナゾ-後編 月刊『百科』 1998年3月号 p28~29
 ただ、最近は血液型性格判断を撲滅しようという意識ばかりが先走って、適切でない批判をする人も散見される。
(中略)
 性格とは血液型のように生まれつき定まるものではなく、育ってきた環境によって決まるものだ、という反論もある。性格の発達にとって環境要因が決定的であることは確かである。しかし、新生児でも敏感さや気分の安定性などが子どもによって異なることも知られており、性格における遺伝的要因は決して無視できるわけではない。
 血液型が性格に影響を与えるメカニズムが明らかでないことを批判点として挙げる人もいる。説明原理の不在は科学理論として決して望ましいものではないが、現実に承認されている他の科学理論にも詳しいメカニズムが不明なものはある。メカニズムを解明しようとしない血液型学の提唱者を批判することはできても、理論自体をこの点だけから批判するのはフェアではない。
(中略)
 血液型学に限らず、おおよそすべての性格理論は統計的なものであって、集団全体の傾向としてしかとらえられない。たとえば筋肉を使った運動能力は女性よりも男性の方が優れていることに誰も異論はな いと思うが、それでも特定の男性を取り上げれば、平均的な女性より力が弱い人はざらにいるだろう。必要なのは個々の事例ではなく、統計的な事実なのである。
 いずれにせよ、血液型性格判断はなぜ虚偽なのか、これは提唱者が言うような性格の差が、現実に信頼できる統計データとして見あたらないという点につきる。血液型性格学への批判は確かに重要だが不適切な批判で満足しているとすれば、それは非論理性という点では相手と同じ穴のムジナになりかねないことに注意しなければなるまい。
【引用終了】
ということですので、ご参考までに。
心理学者でも、いろいろな意見があるということでしょうか?
b246
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
論文の執筆者自らが「血液型によりデータの差が見られた」と結論づけている主な学術論文をピックアップしてみました。
結果ですが、この手の日本語の文献は「査読なし」のものしかありませんが、外国語では「査読あり」のものもあります。
奇妙なことに、日本人が日本語で書いた場合は必ず「差がない」のですが、英語で発表されたものなら「差がある」場合もあります。
【日本語の文献】
■日本社会心理学会大会発表論文集(すべてポスター発表→査読なし)
血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析I&II- 1991-92年 山崎賢治、坂元章
 →血液型によりデータの差が見られた
血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 2006年 山岡重行(聖徳大学人文学部)
 →血液型によりデータの差が見られた
潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 2007年 久保田健市(名古屋市立大学)
 →血液型によりデータの差が見られた
■日本心理学会大会発表論文集(すべてポスター発表→査読なし)
自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 2009年 工藤 恵理子(東京女子大学)
 →血液型によりデータの差が見られた
■研究紀要(査読なし)
血液型性格判断の妥当性の検討(2) 白佐俊憲(北海道女子大学短期大学部)
 →血液型によりデータの差が見られた
【韓国語の文献】
■韓国心理学会誌(査読あり)
Beliefs about Blood Types and Traits and their Reflections in Self-reported Personality 2005年
韓国人 So Hyun Cho , Eun Kook M. Suh , Yoen Jung Ro
 →血液型によりデータの差が見られた
A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology 2007年 (韓国人) Sung Il Ryu , Young Woo Sohn
 →血液型によりデータの差が見られた
【英語】
■Physica A: Statistical and Theoretical Physics(査読あり)
Blood-type distribution 2007年 (韓国人) Beom Jun Kim, Dong Myeong Lee, Sung Hun Lee and Wan-Suk Gim
 →血液型によりデータの差が見られた
■Plos One(査読あり)
ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects 2015年 (日本人) Shoko Tsuchimine, Junji Saruwatari, Ayako Kaneda, Norio Yasui-Furukori
 →血液型によりデータの差が見られた
しかし、心理学的には「必ず差が出る」のですから、日本人が日本語で書いた場合に必ず「差がない」というのはおかしいのです。 https://abofan.jimdo.com/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0/%E3%81%AA%E3%81%9C%E9%96%A2%E4%BF%82%E3%81%8C%E3%81%82%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%8B/
以上のことから、日本語の心理学論文では、執筆者が査読者の意図(血液型によるデータの差があるはずがない!)を“忖度”している可能性が高いことになります。
これを直接・間接的に裏付ける証拠もあります。
例えば、清水先生の報告では、
今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。【清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究】
繰り返しになりますが、以前に紹介した拙ブログ
日経ビジネスオンラインに「血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」という記事 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2017-03-26
では、東大の四本先生は「サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」と決めつけているようです。
東大の心理の権威が、血液型を「100パーセント非科学的」と決めつけているなら、心理学の論文として掲載されるのは「100パーセント」ないでしょう(苦笑)。
よって、日本の心理学会では「血液型と性格」の研究は完全にタブーであり、「関係がある」などという論文が認められる可能性は限りなくゼロに近いことがわかります。
その意味では、日本パーソナリティ心理学会のホームページにある次の記述は、そういう事情をうまく表していると言えるでしょう。
われわれ心理学者は血液型性格判断を生み出した責任をとって[注1],自分たちで血液型と性格との関係について科学的なデータを集めてきましたが,そうしたデータからは血液型と性格の関係がほとんど確認できていないことはご存知の通りです。
[注1]血液型性格判断の基礎を作った古川竹二(1891-1940)は昭和の初めに活躍した心理学者・教育学者です。
【出典:日本パーソナリティ心理学会の公式サイト http://jspp.gr.jp/doc/shakai00.html】
ついでに、
>法律云々に関しては、私は素人なので回答しかねます(サイトとしての見解は既に示した通りです)(回答日時:2017/03/23 22:15:50)
とありますが、ということは以前の管理人さんの発言である
>「個人情報云々」の件ですが、こちらが指摘したのは「プロの法律の専門家からの意見」でして、素人であるABOFANさんの「法律論」で反論されても反応に困ります苦笑。(回答日時:2017/03/11 08:58:59)
は撤回すると判断します。そういうことなら、はじめから「プロの法律の専門家からの意見」とは関係なく、サイトとしての見解ですと明確に書くべきだと思います。
失礼しました。
b247
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
台湾の2016年度大学学科能力測験(日本のセンター試験に相当)の英語では、日本の「血液型と性格」の問題が出題されました。
2008年の北京オリンピックで優勝した女子ソフトボールチームでは、血液型によるトレーニングが取り入れられたなどと書いてあります。
ところで、台湾でも日本と同じぐらい「血液型と性格」の話題はポピュラーです。台湾の高校生を調査した論文によると、ほぼ2/3の66%が血液型と性格に関係があると回答しているのです。しかし、台湾ではブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント=血液型による“差別”)の話題は聞いたことはありません。少なくとも、この問題文ではまるっきり他人事としか読めません。
どうやら、そういう話題は日本だけのようです。
参考までに、実際の問題文は次のとおりです。
http://www.ceec.edu.tw/AbilityExam/AbilityExamPaper/105SAT_Paper/02-105%E5%AD%B8%E6%B8%AC%E8%8B%B1%E6%96%87%E7%A7%91_%E5%AE%9A%E7%A8%BF.pdf
b248
ABO FAN
血液型性格診断
10日以上経ったのですが、まだ私のマイナスイオンの投稿と回答が掲載されませんね。
ひょっとして、私が“発言禁止”の対象に指定されたということなのでしょうか?
さて、繰り返しになりますが、
>>法律云々に関しては、私は素人なので回答しかねます(サイトとしての見解は既に示した通りです)(回答日時:2017/03/23 22:15:50)
>とありますが、ということは以前の管理人さんの発言である
>>「個人情報云々」の件ですが、こちらが指摘したのは「プロの法律の専門家からの意見」でして、素人であるABOFANさんの「法律論」で反論されても反応に困ります苦笑。(回答日時:2017/03/11 08:58:59)
>は撤回すると判断します。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/03/29 22:09:30)
には現在まで何の反論もないようなので、少々お節介かもしれませんが、“素人”である管理人さんに説明しておきましょう。
このサイトの内容から判断するに「プロの法律の専門家からの意見」は、知的財産法の権威で行政法も担当している今村哲也先生の意見だと思います。しかし、サイトの情報では、彼が個人情報保護法のプロとは思えません。
行政法は基本的に監督官庁が法の解釈権や裁量権を持っています。また、細かい運用面の解釈なら大学の先生より実務家の方がずっと詳しいのです。そして、行政法はカバー範囲が広いため、大学の先生の見解よりは監督官庁のガイドラインが重要なのです。
行政法の専門家なら、こんな基本的なことを知らないはずがありません。だから「プロの法律の専門家からの意見」は実質的に撤回され、管理者さんは私の反論に沈黙しているのでしょう。
それは「血液型と性格」でも「マイナスイオン」でも同じことです。JISの定義は知らないけれどマイナスイオンは否定する、ノンパラメトリック統計や検定力を知らないけど血液型と性格を否定する…。
これでは、どう考えても“ニセ科学”と五十歩百歩ではないのでしょうか?
失礼しました。
b249
AABA
血液型性格診断
 なんとなく。
 「ABO FAN=金澤正由樹」という山岡先生からの情報を次のページにしたいがために、やたらと(マイナスイオンの件などまで)こちらに書き込んでいるのではないかと思いますが、違うのでしょうかね。(だから具体的な名前とか用件を避けて書き込んでいるのかと…)
 まあ、ABOFANにしてみれば、肯定を認めたくないものの、さりとて否定するわけにもいかず…というところなのでしょうね。
 ちなみに ABOFAN 金澤正由樹 で検索すると、「金澤正由樹さんによる説明」という書き方で件の書籍を紹介しているABOFANのページがたくさん出てくるので、これを公に認めてしまうのはたしかにちょっと恥ずかしいですよね。(自分の書いた本を自分で褒めたたえているわけですからねえ…)
 しかしまあ、そろそろ楽になってしまうためにもカミングアウトしてしまう頃合かと思いますよ。だいたい、こういうものって本人が思っているほどには他の人は気にしていませんし、この機会に自分での紹介ページの書き方も修正されてはいかがでしょう。そうでないと、この話題が出る度にまわりくどい言い方をしないといけなくなりますよ。
ご投稿ありがとうございます。
おっしゃる通りで、金澤氏の書籍を第三者のように紹介されているようですね。
b250
ABO FAN
血液型性格診断
血液型性格診断にも書いたのですが、4/5付けの以下の投稿がまだ掲載されないようなので、再度投稿します。よろしくお願いします。
―――――
春休み中の回答をありがとうございます。
>ではひとまず「ABOFANさんがコメントされたJIS云々をマイナスイオンの定義」としておきます。
――正直、この回答はいだけませんね。JISを認めないなら、相当の根拠が必要なはずですが、管理者さんからは何の情報も示されていません。これが管理者さん「いつもの手」のようですが、それでも疑似科学批判をするつもりだというなら、私は大いに気になります(笑)。
一番可能性が高いのは、管理者さんがJISを読んでいなかったのか、あるいは読んでも理解できなかったということです。そういうことさえも認めない(認められない?)ということでしょうか…。それなら、管理者さんの疑似科学批判の主張内容には、大きな疑問符が付くことになります。もっとも、そうだからといって、私がどうこう言うことではありませんが。
>「これがマイナスイオンの定義だ」はABOFANさんからおっしゃったことなので、
――いいえ、私はJISを示しただけです。JISは日本の国家規格ですから、それなりの“権威”があります。そして、上の文章からは、管理者さんがJISは認めているとしか読み取れません。そうではないというなら、管理者さんがJISを否定する(=ほとんど疑似科学)ということになりますが、よろしいでしょうか?
>>これは、JISではなく「薬事法」の範疇です
>は回答になっていません。ご回答お願いいたします。
――私は、管理者さんがマイナスイオンと薬事法の関係を知っているかどうか尋ねただけです。上の文章からは、管理者さんは薬事法を知らないとしか読み取れません。そして、薬事法を知らない人には、私は説明できません。よろしいでしょうか?
>ちなみに、
>>本当に管理者さんが「プロの法律の専門家」にコンタクトできるのかどうか
>残念ながら本当にできるのです苦笑。ですから、結局のところ何がおっしゃりたいのかを”わかりやすく”表明していただければと思います。
――仮に、管理者さんが「プロの法律の専門家」にコンタクトできることが事実としても、私のような第三者に法解釈が示せないのであれば、全く意味がありません。そして、管理者さんは法解釈を示していないので、“素人”同然ということになります。法解釈が出来ない人には、私が説明することは不可能です。これが私の言いたいことになります。よろしいでしょうか?
失礼しました。
ABOFANさん
投稿から掲載までお時間かかってしまって申し訳ありませんでした。
最近はマイナスイオンのページに投稿されていますが、ここでの要点は今のところ、
・(JIS規格の定義において)マイナスイオンの健康効果を謳った製品等の効果を示す担保はなにかあるのか?(私)
⇒薬事法の範疇です(ABOFAN)
という認識です。
質問と答えが一致していないと思うのですが、いかがでしょう。薬事法に、「マイナスイオンに健康効果がある」と書かれているのでしょうか。繰り返しますが、私がお示しいただきたいのは「マイナスイオンに健康効果がある」とする何らかの根拠です。言葉の揚げ足取りではなく、建設的なコメントをお願いいたします。
b251
ABO FAN
血液型性格診断
AABAさん、ご親切なアドバイスありがとうございます。
ただ、このアドバイスは、私は正反対に解釈しています。
なぜなら、この掲示板における“科学的議論”では、最も重要なのは私の属性だということが明らかになったようだからです。
逆の言い方をするなら、統計や理論的なバックボーンはさほど重要視されないから、無視しても許されるということでしょうかね。
山岡先生、AABAさん、管理者さんもすべてそのようです。
これは朱子学の大義名分論でうまく説明できます。
その意味で、この掲示板の“科学”は朱子学とイコールです。
もう少し簡単に言うと、人格と科学は深く結び付いているということです。
つまり、同じことを言っても、人格的でない人(私?)が言えば科学的ではなく、人格的な人(山岡先生、AABAさん、管理者さん?)なら科学的ということです。
私は、その人の人格と、その人の言ったことが科学的かどうかは、別々に判断すべきことだと思いますので、議論が噛み合わないことは明らかですね(笑)。
ただ、日本の科学は、多かれ少なかれ朱子学的な雰囲気がありますので、この掲示板が例外とは思っていませんが。
b252
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
AABAさんの意見はかなりユニークのように見受けられます。なぜなら、
>統計については…学生時代に単位くらいは取ってますし、面白そうな本とかも買ったりもしてますから、久しぶりに復習して勉強するのはいいかも知れませんね。(投稿者:AABA,投稿日時:2017/03/15 11:52:48)
とあるので、現在のAABAさんの統計の知識が私以下である可能性はかなり高いです。ただ、それなら、私が論文を書こうが書くまいが理解できる可能性は低いことになります。それにもかかわらず、なぜか「論文」にこだわっているようです。
>そもそも、私が知りたいことは一貫していて「ABOFANは『論文』を何故書かないのか?書けるというのなら書いて見せてください」です。(投稿者:AABA,投稿日時:2017/03/15 11:52:48)
――ということは、AABAさんは「血液型と性格」の統計が理解できないので、論文になったら“信じる”ということでよろしいのでしょうか?
論理的に推論するとこうなるのですが、ひょっとして、これが正統な“疑似科学批判”の定義ということでしょうか?
私にはどうしても理解できないのですが。
b253
ABO FAN
血液型性格診断
連投すみません。つい先ほど気がついたので…。
さて、久しぶりに新聞社のサイト「デジタル朝日」にこんな記事が掲載されました。
血液型と性格、研究は90年前から 厳密さ欠くニセ科学 樋口大二 2017年4月26日19時34分 http://www.asahi.com/articles/ASK4N5Q6NK4NUZVL001.html?iref=comtop_favorite_01
「あなたB型でしょう」などと記者もよく言われるが、血液型で性格がわかるという考え方は、実は日本や韓国などごく一部の国でしか通用しない。世界で初めてこれを提唱したのは、古川竹二という日本の教育学者だった。…
――ちなみに、「世界で初めてこれを提唱したのは、古川竹二という日本の教育学者」は間違いです。
世界で最初でもないし、教育学者というよりは心理学者です。なぜなら、彼の論文は主に「心理学研究」誌に掲載されているからです。
記事の他の内容は大丈夫なのでしょうか?
b254
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
前回紹介した「朝日新聞デジタル」の記事
血液型と性格、研究は90年前から 厳密さ欠くニセ科学 樋口大二 2017年4月26日19時34分 http://www.asahi.com/articles/ASK4N5Q6NK4NUZVL001.html?iref=comtop_favorite_01
の内容紹介となります。
しかし、なぜここまで間違った内容が堂々と掲載されるのでしょう?
典型的な例を紹介しておきますが、“素人”ではなく新聞社なのだから、少し調べれば分かるはずなのに、実にひどいものです。
1927(昭和2)年、東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大)教授の古川は「血液型による気質の研究」という論文を発表する。…だが古川の研究はサンプル数が300人ほどと十分ではないし、気質や性格を自己申告させる手法も厳密さを欠いた。他の研究者の追試では明らかな相関が確認できなかったこともあり、やがて古川説は学問的には忘れられた。
――現在では、「相関」があるかどうか確認するのに、統計学の「χ2検定」という手法を使います。しかし、χ2検定が発表されたのは1934年ですから、論文が発表された時点で「相関が確認できなかった」とは必ずしも言えません。
東京朝日新聞でも、古川の研究は「學問的にも實際的にも極めて重大なもの」だから、「一日も早く學的断案に到達する事を期待してゐる」(1928年7月4日付)とした投書が掲載されている。今は未解明でも「科学の進歩で、いずれは関係が明らかになる」。そう考える人は、現代でも少なくないようだ。
――なぜか、朝日新聞の1991年8月6日の記事「何でもQ&A 血液型の周辺①」が掲載されていません。次はこの記事の抜粋です。
見出し 気質との関連性で脚光 「思い当たるふし」に支持
Q つまり、人間を知り、理解するため一つの手かがりとして支持されたのですね。
A 要は、だれもが人間関係の当事者であるばかりではなく、観察者・検証者を兼ねていることです。子どものころは家庭や学校、社会人になってからは職場や取引先で、性格・行動パターンの違いを示す、何百人、何千人の実例に接しています。暮らしの中の体験を通じて、「思い当たるふし」がなかったなら、こんなに受け入れられることはなかったでしょう。
(企画報道室 石井 康雄)
文教大学教授(宇宙物理学)の長島雅裕さん(46)は、教員志望の学生たちを指導するうちに、血液型性格診断が今も意外に浸透していることに気づいた。
長島さんは「血液型と性格に、日常生活ではっきりわかるほどの関係がないのは明らかです」と言い切る。古川の論文から90年、血液型と性格の関係を検証した研究はいくつもあるが、明らかな相関は見つかっていない。
――これは何か悪い冗談なのでしょうか。長島さんは、次のとおり「科研費」の研究成果報告書で、「安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出る」と言っているのですが? この研究報告書が取り消されたという話も聞いたこともありませんし(苦笑)。
科学研究費助成事業(科学研究費補助金)研究成果報告書
教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究
A demonstrative and critical study on pseudo-science for scientific literacy construction at teacher education course
2010年度~2011年度
代表者 武藤 浩二 MUTO, Cosy
研究分担者 長島 雅裕 MASAHIRO, Nagashima
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/
《研究概要》
本研究では、疑似科学が用いられた学校教育の実態等を調査するとともに、最近の大規模調査データを用いた血液型と性格に関する解析を行った。…また血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した。
各血液型の特徴とされる性格を入れ替えて教え、そう知らせずに「自分に当てはまるか」と聞いた実験では8割以上の人が「そう思う」と答えた。
――これは、血液型だけではなく、心理学の性格テストでもよく起きている現象です。なので、この現象の存在を示しただけでは「血液型と性格」を否定する理由にはなりません。
大村[政男さん…血液型に批判的な心理学者] 行き過ぎると自己成就してしまう。偽物を渡されて「当たってる」と思う。ずっと前にYG性格検査をやって、その後、偽の結果を手渡したがだれも文句を言わないで納得してしまった。
「座談会―性格のための心理学」(現代のエスプリNo.372 性格のための心理学 1998年)
■菊池誠・大阪大学教授(物理学)の話
血液型性格判断は心理学で明白に否定されているにもかかわらず、あたかも科学的根拠があるかのように主張される「ニセ科学」です。
――以下は、現在ではコメント欄が閉鎖されているkikulogの掲示板の抜粋です。現在まできくちさん[菊池教授]からは「回答拒否」となっています。
1. きくちさんの次の文章は間違っています
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きくち May 6, 2007 @11:05:11
「多くの日本人が"関係あり"と思いこんでいるにもかかわらず、心理学の調査では関連が見いだせないほど、弱い相関しか存在しない」ということです。「弱い相関」もないのかもしれません。
エントリー:血液型と性格
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1158225244
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これは、次の2.の坂元さんや、3.の最近の心理学の文献で否定されています。
2. 山崎賢治・坂元章 1991 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集
血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた。さらに、一般の人々の性格の自己報告は、大学生の血液型ステレオタイプに合致していることがわかった。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/sakamoto.htm
3. 最近の心理学の文献
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A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p
ご投稿、ならびに情報提供ありがとうございます。
b255
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回も情報提供です。
2月8日の フジテレビ ホンマでっか!?TV に引き続き、5月2日のテレビ朝日では「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」で血液型をやりますね。
講師が奈良信夫さんということは、おそらく否定的な内容だと思います。はたして今年は血液型番組の当たり年になるのでしょうか?
以下は、テレビ朝日の番組公式サイトからの情報です。 http://www.tv-asahi.co.jp/imadesho/
林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル
放送日時 2017年5月2日(火) 19:00~21:48
◇番組内容
今回は「血液」をテーマに「毛細血管」と「血液型」を学ぶ3時間SP!!
最新研究で判明『血液型のウソ?ホント?国民の疑問を解消SP』自分の血液が何型かは知っていても、その固有の特質や、なぜ血液型が分かれているか知らない人は多いはず!そんな血液型の疑問を徹底解消SP「血液型と性格の関係」血液型と性格は関係ある?血液型で脳の使い方が違う!?「血液型と病気の関係」血液型によって発症リスクが違う?胃がんや心筋梗塞、糖尿病、認知症、ノロウイルスのリスクが低い血液型を発表!
◇出演者
【MC】林修
【進行】宇佐美佑果(テレビ朝日アナウンサー)
【講師】赤澤純代 市原淳弘 奈良信雄
【学友】草刈民代 劇団ひとり 剛力彩芽 小籔千豊 高橋英樹 新妻聖子
b256
ABO FAN
血液型性格診断
本当にたびたびすみません。
テレビは影響が大きいので、ここにも情報を提供しておきます。2/8のフジ、5/2のテレ朝に続いて、TBSでも血液型の番組を放送します。MCはテレ朝と同じ林修さんです。
林先生が驚く初耳学【ダイエット!成人病にならないため★体重に関する驚きの事実】
放送日時 2017年5月7日(日) 22時00分~22時54分
スタジオ中が驚いた、血液型性格分析の知られざる事実!
http://www.mbs.jp/mimi/
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ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
取り急ぎ、5月2日19時のテレビ朝日「林修の今でしょ!講座 3時間スペシャル」の内容です。このブログは、番組で紹介されていない情報もあるので、間違いなく“インサイダー”ですね。
林修の今でしょ!講座のまとめブログ 林修の今でしょ!講座の内容をまとめたブログです。 http://imadeshokansou.seesaa.net/
→ 林修の今でしょ!講座 5/2 血液型の基礎 血液型検定2017 http://imadeshokansou.seesaa.net/article/449533134.html
→ 林修の今でしょ!講座 5/2 毛細血管検定2017 http://imadeshokansou.seesaa.net/article/449533088.html
→ 林修の今でしょ!講座 5/2 減る毛細血管 毛細血管検定2017 http://imadeshokansou.seesaa.net/article/449542414.html
→ 林修の今でしょ!講座 5/2 毛細血管の増やし方 毛細血管検定2017 http://imadeshokansou.seesaa.net/article/449542502.html
→ 林修の今でしょ!講座 5/2 病気と血液型 血液型検定2017 http://imadeshokansou.seesaa.net/article/449542573.html
自分で内容をまとめようかと思ったのですが、こっちの方がよっぽど詳しいで止めました(笑)。
林修さんは血液型と性格が嫌いだそうで、性格との関連性の説明は無茶苦茶ですね(番組紹介どおりで、説明者はなぜか医師だけ)。
「血液型と性格」は、信じているのは日本人と韓国人だけで、医者には否定派が多いから関係がないのだそうです。心理学的に否定する説明は一切ありません(なんで?)。こんなに簡単に否定できちゃうなら、この掲示板も不要でしょう(苦笑)。
「血液型と脳」では、東海大の灰田先生も出ていました。A型が左脳優位で、B型は右脳優位。O型は左右交互に反応し、AB型は左右同時とのこと。
「血液型と病気」は、まずはまともな説明でした。林さんがO型なので、O型は病気に強いというイメージを押し出していたのかもしれません。
ただ、灰田先生と、番組の最後の韓国での研究で「O型はストレスに強い」という説明を聞くと、やはり関係があるらしいという結論になるはずです。
私もテレビ番組には何回かかかわっていますが、その経験からすると、プロデューサ―かディレクターの指示があり、一方的な結論にせず、そんな風に“無難”にまとめたのかもしれません。
余談ですが、ファクトに間違いが多すぎます。予算と時間の関係でチェックが間に合わなかったのかもしれませんね。次はその一例です。
・日本人の血液型は、A型40%、O型30%、B型20%、AB型10%(ぴったり10%単位で、端数はないらしいです・笑)。
・番組の最後にある、7.ストレスに強いのはO型で、2009年韓国、ソウルベンチャー情報大学院大学は、「研究期間が2006年9月~2009年12月、発表は2011年」の間違い。
・人類の血液型はO型が最初で、次にA型、その次にB型、最後にAB型は、「A型が最初」の間違い。
・東海大医学部の灰田先生の血液型によって「脳の働きが違う」研究を紹介しながら、医師では性格に関係がないという人が多いと説明(「関係がある」という灰田先生はどうなる?)
失礼しました。
b258
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
ネットサーフィンをしていて、以前議論していたlet's skepticさんのブログを見つけました。最近の更新なのですが、内容は大きく間違っているようです。とりあえずエントリーだけ紹介しておきます。
僕と懐疑の関係 http://lets-skeptic.hateblo.jp/
血液型性格判断FAQ -1- http://lets-skeptic.hateblo.jp/entry/2017/04/28/180543
血液型性格判断FAQ -2- http://lets-skeptic.hateblo.jp/entry/2017/05/01/100435
血液型性格判断FAQ -3- http://lets-skeptic.hateblo.jp/entry/2017/05/01/184202
たとえば、長島雅裕さんの科研費研究成果報告書では、20万人ほどのデータで30年程度一貫した傾向が出ているのです。 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/
そういえば、let's skepticさんのこのブログから、NATROMさんのサイトにリンクを張っていますが、彼は統計については一貫して「回答拒否」です。例えばここです。 http://d.hatena.ne.jp/NATROM/touch/comment/20130702/p1
“ニセ科学批判”の論者が、なぜここまで事実を無視できるかというのは、それはそれで面白い問題だと思います。私は朱子学の影響だと信じていますが…。
また、医師の4割弱が血液型と性格は「関係あると思う」という情報も見つけました。
それはイシコメというサイトで、医師4065人のアンケート結果が公開されています。
血液型と性格は関係ある? 医師4000人から真面目にアンケートを取ってみた https://ishicome.medpeer.jp/entry/858
このアンケートは、2016年1月20日から1月26日にかけて行われ、4065人から回答があったそうです。それによると、38%が相関性がある、53%が相関性がないそうなので、意外に意見が拮抗していますね。
5月2日の『林修の今でしょ!講座』で奈良信夫さんが言っていたこととは違って、多くの医師が否定している訳ではなさそうです。
失礼しました。
b259
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
昨日5月7日のTBSが放送した「林先生が驚く初耳学」ですが、いきなり山岡先生が出演されたのには驚きました。山岡先生、どうもお疲れ様でした。
しかし、この番組は根本的なところが間違っているようです。 なぜなら、当時古川教授の「血液型と気質」があれだけヒットしたというなら、A型が受動的(Passive)、B型が能動的(Active)という、非常に単純な“ステレオタイプ”が間違いなく多くの人に刷り込まれることになるからです。
つまり、誰にでも覚えられる“思い込み”が絶対・確実に存在するので、アンケート調査なら必ずA型とB型で古川教授の言うとおりの差が出て、すべての調査で、A型が受動的、B型が能動的になるはず(笑)。
だから、心理学の性格の定義(※)からして、再現性がないということはありえないのです!
※自己報告型の質問紙調査の結果は、通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく、あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。【出典:白佐俊憲・井口拓自 血液型性格研究入門】
また、「血液型と気質」の出版された1932年には、心理学や血液型でよく使う統計的手法「χ2検定」が発表されていない(発表は1934年)のですから、「差が出ない」「再現性がない」というのは統計的な結論ではありえません。いやはや、どうも。
そして、山岡先生の一貫した主張は、“思い込み”が存在するということだったはずですから、上で述べたこの番組の内容(データの再現性がない)とは真っ向から対立します。先生はTBSに文句を言わなかったのでしょうか?
ついでに、林さん曰く「ブラジルとペルーは100%O型」ということですが、手元のデータでは、ブラジルのO型は47%、ペルーは80%程度です。本当に大丈夫なのでしょうか? ネイティブにO型が多いのと勘違いしているのでは?
ほかには、
・科学的な根拠(因果関係)が不明でも、統計的な根拠があればOKなはず(菊池聡先生による)。番組では、プロ野球はO型が強いが、2004年にはB型が多いとありますが、データの出所が不明なので第三者は確認しようがないです。
・戦後の血液型ブームの火付け役は言うまでもなく能見正比古さんですが、それは1973年出版の『血液型人間学』でなく1971年の『血液型でわかる相性』です。
・正比古さんが存命の時代には、「占い」系の本や雑誌記事はほとんどないです。彼がチェックして止めさせましたからね。
私が気が付いたのは、とりあえずこんなところです。
失礼しました。
b260
ABO FAN
血液型性格診断
「議論」だと投稿の公開が遅くなる傾向があるので、今回は情報提供です。というよりは、今までの「論文」や「朱子学」に関係する投稿と回答のまとめです。
私は、AABAさんが「朱子学」を堅く信じているのは間違いないと思っています。ここでは、管理者さんとAABAさんの発言を引用しておきます。
>そもそも、私が知りたいことは一貫していて「ABOFANは『論文』を何故書かないのか?書けるというのなら書いて見せてください」です。(投稿者:AABA,投稿日時:2017/03/15 11:52:48)
>ABOFANには存在意義がない、ということでよろしいですね。 (だって、言いたいことはその何とかいう論文に書かれているのですから、ABOFANがそれ以上、何かいう意味はないですからね──「私の論文に代えたい」と書いているのですし) (投稿者:AABA,投稿日時:2017/02/09 18:58:06)
>要するに、「私(管理人)は学問的なバックグラウンド(特に統計?)に疑問符があり、自分(ABOFAN)の言うことのほうに理がある。したがって、研究発表や論文投稿せよという管理人の提案は不当な要求である!」ということですか?(回答日時:2017/02/13 11:11:40)
――では、朱子学とはどういうものなのか。一例としては、上に示したような「論文以外は認めない」というような、あたかもコミュニケーションを否定するような一連の発言です。管理者さんは文系ですからご存じでしょうが、AABAさんさんは理系らしいので簡単に説明しておきます。なお、私が説明するよりは、井沢元彦氏の説明が方がずっとわかりやすいので、その一部をネット上から抜粋しておきます。 出所:2016年3月31日 第164回「今月の映画」 http://www005.upp.so-net.ne.jp/jikokaifuku/movie164.htm
【引用開始】
(9)平成25年5月28日、夕刊フジ「激闘の日本史(114)」(井沢元彦著)
<朱子学が自由競争の実力主義を失わせた>
欧米の学者は朱子以降の儒教を新儒教として、孔子以来の儒教と区別している。
(中略)
それは激しい排他性と独善性である。朱子学の基本コンセプトは、「外国には文化など存在せず、中国人も試験に合格した官僚以外はクズ」ということだ。孔子はそんな事は言っていない。
日本はもともと儒教国ではなかった。だからこそ足軽の木下藤吉郎は関白豊臣秀吉になることができたのである。
(10)平成25年2月19日、夕刊フジ「激闘の日本史(49)」(井沢元彦著)
<人間を身分だけで判断する悪癖>
松平定信が林子平を処罰した理由。
それは子平の著書である「開国兵談」[注:幕末の「黒船」来航を予言した書で、松平定信が主導した朱子学を正統な学問とした寛政異学の禁で発禁となった]の内容が誤りだと思ったからではない。
地方の藩の医者の弟という分際で、こともあろうに天下のご政道を批判した事、それ自体が許せぬという理由なのである。
これも実は朱子学の影響だ。
(中略)
特に定信のようなガチガチの朱子学徒はまず「こいつの身分は?」という目で人間を見る。そして身分が低いと判断すれば、どんな優れた意見であっても決して受け付けない。
いや正確に言えば、「身分の低い人間が優れた意見など言うはずがないと決めつけてしまう」ということなのである。これが朱子学の生み出す最大の偏見の一つだ。
【引用終了】
――以下も、これに関連する発言の一部です。
【引用開始】
AABAさんの意見はかなりユニークのように見受けられます。なぜなら、
>統計については…学生時代に単位くらいは取ってますし、面白そうな本とかも買ったりもしてますから、久しぶりに復習して勉強するのはいいかも知れませんね。(投稿者:AABA,投稿日時:2017/03/15 11:52:48)
とあるので、現在のAABAさんの統計の知識が私以下である可能性はかなり高いです。ただ、それなら、私が論文を書こうが書くまいが理解できる可能性は低いことになります。それにもかかわらず、なぜか「論文」にこだわっているようです。
>そもそも、私が知りたいことは一貫していて「ABOFANは『論文』を何故書かないのか?書けるというのなら書いて見せてください」です。(投稿者:AABA,投稿日時:2017/03/15 11:52:48)
――ということは、AABAさんは「血液型と性格」の統計が理解できないので、論文になったら“信じる”ということでよろしいのでしょうか?
論理的に推論するとこうなるのですが、ひょっとして、これが正統な“疑似科学批判”の定義ということでしょうか?
私にはどうしても理解できないのですが。
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/04/26 22:35:33)
【引用終了】
念のため、以前の私の投稿で、「朱子学」に関係するものも引用しておきます。
【引用開始】
AABAさん、ご親切なアドバイスありがとうございます。
ただ、このアドバイスは、私は正反対に解釈しています。
なぜなら、この掲示板における“科学的議論”では、最も重要なのは私の属性だということが明らかになったようだからです。
逆の言い方をするなら、統計や理論的なバックボーンはさほど重要視されないから、無視しても許されるということでしょうかね。
山岡先生、AABAさん、管理者さんもすべてそのようです。
これは朱子学の大義名分論でうまく説明できます。
その意味で、この掲示板の“科学”は朱子学とイコールです。
もう少し簡単に言うと、人格と科学は深く結び付いているということです。
つまり、同じことを言っても、人格的でない人(私?)が言えば科学的ではなく、人格的な人(山岡先生、AABAさん、管理者さん?)なら科学的ということです。
私は、その人の人格と、その人の言ったことが科学的かどうかは、別々に判断すべきことだと思いますので、議論が噛み合わないことは明らかですね(笑)。
ただ、日本の科学は、多かれ少なかれ朱子学的な雰囲気がありますので、この掲示板が例外とは思っていませんが。
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/04/24 23:19:57)
【引用終了】
失礼しました。
ABOFANさん
今更なのであまり気にもなりませんが、
>その人の人格と、その人の言ったことが科学的かどうかは、別々に判断すべきことだと思います
これはまったく同意で、というか、ABOFANさんがこの認識だったことが驚きです。失礼ですが。
b261
Rh
血液型性格診断
ABO FAN氏は、「ABO FAN=金澤正由樹」という文言をコメント欄の1ページ目から消したくて投稿をしているように見えますね。とりあえずこの投稿で反応を見てみようかな。
b262
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
このサイトでは、私が再三データの公開をお願いしても、あるいはまた“誤り”らしきものを指摘しても、そのほとんどが“回答拒否”となっています。これは、管理者さんに限らず、共同研究員である山岡先生、菊池先生にも多少なりとも共通する傾向です。そういう「他者とデータを共有したがらないこと」とデータ分析の誤りの多さには正の相関があることが、オランダ・アムステルダム大学のイェルテ・ヴィヒェルツさんらの研究で明らかになりました。
これは、このサイトでも、データを共有すべき理由をはっきり示すものです。また、多くの誤りは,公刊された論文の中では明らかにならないで、誰かがゼロから元々のデータを再分析するときにのみ発見されるのだそうです。
次はその説明です。
【引用開始】
2004年,アムステルダム大学のイェルテ・ヴィヒェルツは同僚とともに,アメリカ心理学会報のいくつかの重要な学術誌に出ている最近の論文をすべて分析しようと決めた。それらの論文で使われている統計手法について知るためにそうしたのだ。(中略)
少なくとも半分の論文で誤りが1つはあった。たいていは小さな誤りだったが,15%は,誤りがあるために統計的に有意になっているだけの「有意」な結果を少なくとも1つ報告していた。
次に,こうした誤りとデータを共有したがらないこととの関係について調べたところ,両者の間には明らかな関係があった。データを共有することを拒絶した著者は,論文の中で誤りを犯しがちで,統計的な証拠が弱くなりがちな傾向があった。
出典:アレックス・ラインハート 『ダメな統計学』~悲惨なほど完全なる手引書~ p132-133
b263
AABA
血液型性格診断
久しぶりに見てみれば、予想通り(!?)「ABO FAN=金澤正由樹」という情報を隠蔽(!?)するために、たくさん書き込みがなされているようですね。(だから上げときます)
> 現在のAABAさんの統計の知識が私以下である可能性はかなり高いです。
否定しませんよ。まあ、普段使ってませんから、数式のこねくり回し方なんかは忘れてますしね。ただ、どんなに高度な数式を知っていても、恣意的に使っているようでは統計を「わかっている」とは言えないと思いますがね。
> ただ、それなら、私が論文を書こうが書くまいが理解できる可能性は低いことになります。それにもかかわらず、なぜか「論文」にこだわっているようです。
> ――ということは、AABAさんは「血液型と性格」の統計が理解できないので、論文になったら“信じる”ということでよろしいのでしょうか?
やっぱり理解していませんね。
以前にもどこかで伝えたような気がしますが「論文になったら正しい」のではなく「論文になってようやく、まともな『論』として取扱う資格ができる」のです。(まあ、査読がしっかりしているところの論文は正しいものである可能性が高いですがね──データの改竄が常に見破れるわけでもないのでSTAPのような例もありますが)
すなわち、論文になっていないもの(ABOFANなんちゃら血液型統計)は議論する以前の段階、なのです。…もっとも、いつぞやのニュートリノが光速を超えた話のときのように「速報」と「論文」の区別がつかないABOFANのような人には理解できないのかも知れませんが。 (同様の理由で活字になっているからといって「金澤正由樹さんの本から…」というので何か引っぱってきても自説の補強にはなりません──そもそも第三者のフリをしてるだけですしね)
> 論理的に推論するとこうなるのですが、ひょっとして、これが正統な“疑似科学批判”の定義ということでしょうか?
上記の論理関係が理解できれば「論文」を書くことの意義がわかるはずですがね。(せめて鍵括弧付の「論文」でもね)
ちなみに、もし、万が一、ABOFANの論文がまともな学会誌に掲載されたりすれば、統計の本を勉強しながら読んでもいいですね、趣味と実益を兼ねて。そうでなければ時間の無駄になりそうなので読む気は起きません。
あと…。知識をひけらかしたいのかも知れませんが、古典のパロディ(!?)とかそういうのを使うのはやめたほうがいいですよ。中二病の人を見ているみたいで痛々しい。
b264
ABO FAN
血液型性格診断
おお、予想したとおりで、私の投稿はきっかり10日後に掲載されましたね。言い換えれば、議論は私の望んでいる方向に進んでいるようです。この点については、そのうち明らかにするかもしれません。もちろん、現在は黙っています。有利に進んでいるのに、わざわざ自分の手の内を見せる人はいませんから(笑)。
いや、一つだけ明らかにしておきましょう。それは、科学的な視点からの私への反論が皆無ということです。これは、私にとって非常に大きなアドバンテージとなります。
予想外だったのは、AABAさんの次の発言です。
>>現在のAABAさんの統計の知識が私以下である可能性はかなり高いです。
>否定しませんよ。まあ、普段使ってませんから、数式のこねくり回し方なんかは忘れてますしね。ただ、どんなに高度な数式を知っていても、恣意的に使っているようでは統計を「わかっている」とは言えないと思いますがね。
――これは、極めて宗教的な表現でしょうかね。私は宗教は疎いので、なんともいえませんが…。念のため、次は『ヨハネによる福音書』からの抜粋です。
イエスはトマスに言われた。「わたしを見たから信じたのか。見ないのに信じる人は、幸いである。」(聖トマスの不信)
>「論文になったら正しい」のではなく「論文になってようやく、まともな『論』として取扱う資格ができる」のです。
――すみません、笑ってしてしまいました。「差がある」という投稿がリジェクトされたとおっしゃる、このサイトの共同研究員、石川・清水両先生にぜひ聞かせてあげてください。次はその抜粋です。
清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究(よい教育とは何か 構造構成主義研究5 2011)より
もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)[第二査読者のコメント]
いずれにせよ、この方向でAABAさん、Rhさんなどからの投稿が増えることを期待しています。
ABOFANさん
>予想したとおりで、私の投稿はきっかり10日後に掲載されましたね
――すみませんが、偶然です。
b265
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報紹介です。山岡先生がご活躍されている血液型番組となります。
―――
5月21日(日) 22:00~22:54 BS-TBS 外国人記者は見たプラス『なぜ日本人は血液型が好き?~タイプ分けする国民性』
科学的な根拠は全くない?ある論文をきっかけに、日本社会に深く根ざす血液型信仰。海外では血液型の質問は違法な差別!?日本人が分類を好むのは“単一民族幻想”のせい? http://tver.jp/episode/29942415
出演者 【司会】パトリック・ハーラン(パックン)出水麻衣(TBSアナウンサー)【ゲスト】山岡重行(社会心理学者)【記者】サンドラ・ヘフェリン(独)ジェイク・エデルシュタイン(米)ティム・ケリー(英)パク・ジンファン(韓)孫秀萍(中)
番組内容 血液型による性格判断が日常に深く浸透している日本。企業の採用や結婚相談所にも、血液型を重視するところがあると云う。はたして血液型と性格は科学的に関係あるのか?こんなに血液型にハマるのは日本人だけ?生まれ順や〇〇系など、タイプ分けが大好きな日本人の気質を外国人記者が斬る!
制作 2016年
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ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報紹介です。前回紹介した番組を見た感想を投稿します。まずは番組紹介(出演者の血液型を追加し、制作年を2017年に訂正)、そして次に感想です。
―――
【番組紹介】
5月21日(日) 22:00~22:54 BS-TBS 外国人記者は見たプラス『なぜ日本人は血液型が好き?~タイプ分けする国民性』
科学的な根拠は全くない?ある論文をきっかけに、日本社会に深く根ざす血液型信仰。海外では血液型の質問は違法な差別!?日本人が分類を好むのは“単一民族幻想”のせい? http://tver.jp/episode/29942415
出演者 【司会】パトリック・ハーランO(パックン)出水麻衣A(TBSアナウンサー)【ゲスト】山岡重行O(社会心理学者)【記者】サンドラ・ヘフェリンAB(独)ジェイク・エデルシュタインA(米)ティム・ケリーO(英)パク・ジンファンAB(韓)孫秀萍B(中)
番組内容 血液型による性格判断が日常に深く浸透している日本。企業の採用や結婚相談所にも、血液型を重視するところがあると云う。はたして血液型と性格は科学的に関係あるのか?こんなに血液型にハマるのは日本人だけ?生まれ順や〇〇系など、タイプ分けが大好きな日本人の気質を外国人記者が斬る!
制作 2017年
―――
次は、とりあえず通して見てみた感想です。
いつもどおりのメンバー(?)で、否定派は山岡先生(スタジオ出演)、肯定派は藤田紘一郎先生(ビデオ出演)でした。内容は簡単に言うと両論併記で、これまたいつのとおり、山岡先生は「差別はいけない」と説明されていましたが、最後にびっくりの「どんでん返し」が待っていたのです。なお、この点は番組情報にはありません。
それは“血液型差別”なんかイギリスに比べると問題ではない!というイギリス人記者(ロイター通信)の発言です。イギリスは、現在でも階級差別が酷いというのです。まさに“血液型差別”に対する強烈な皮肉ですね。パックンも、最後の締めで、「この間の飲み会では血液型の話題で盛り上がった」と言ってました。
そこで、タイトルをもう一度よく読んでみると、微妙に「根拠」や「差別」に「?」が付いています。
新情報としては、習近平氏がB型、キム・ジョンウン氏がA型、プーチン氏がAB型(ただし、ネットではプーチン氏O型説もあり)とのことです。どこで血液型を確認したのでしょうか。
なお、番組中の山岡先生の発言で少し疑問だったのは、性格を表す同じ言葉に「バーナム効果」と「思い込み」が同時に成り立つという解説です。誰にでも当てはまる言葉(つまり、どの血液型の性格かを言わなければ「思い込み」ではありえない)なら、黙って血液型による差が出るというのは語義矛盾ではないでしょうか? 逆に、「思い込み」があるとするなら、「誰にでも当てはまる」ことはありえません。一体どちらが本当なのでしょう? あるいは、テレビでよくあるように、本人はおかしいと思っても台本どおり話したのでしょうか…。
b267
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
ABOセンターのブログ『ABO記』血液型人間学のはなし https://human-abo.blogspot.jp/
の最新記事に、
脳の活動と血液型の関係~実験で分かったこと https://human-abo.blogspot.jp/2017/05/blog-post_24.html
が掲載されました。
脳機能と血液型との関係について、ABOセンターと灰田宗孝博士(東海大学)は10年あまり共同研究を行ってきました。
それによると、脳の活動部位を測定する「光トポグラフィー装置」を使った実験では、A型とB型は、明らかな左脳と右脳の働きの対照性を示しているそうです。
 A型=左脳の活性量が多い
 B型=右脳の活性量が多い
また、A型とB型ほどの差は出なかったのですが、
 AB型=両脳の全体を使っている
 O型=右と左を交互に使っている
とのことです。
これからほぼ確実に言えるのは、「血液型と左右脳の働きには関係がある」ということで、それでも血液型と性格は全く関係ないというのは(絶対に間違っているとまでは言えませんが)どちらかというと“疑似科学的”な論考ということです。
ABOFANさん
興味深い情報です。
>「血液型と左右脳の働きには関係がある」
――おっしゃる通りですね。
>血液型と性格は全く関係ないというのは
――というよりも、現時点で脳の動きと性格を簡単に結びつけるのもいかがなものかと思います。また、参考リンクのブログには、
>そして、こうして血液型と脳の関係が少し分かったことで、血液型による体質的な特性や行動の特性について、より視野が広がり、より多くのことが言えるようになってきました。
そしてこの実験は、能見正比古の構築した分析の数々を裏付ける結果にもなっています。
――ともありますが、この実験が能見氏の何を裏付けるのか気になります。
b268
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回も情報提供です。
さて、日刊現代デジタルに、山岡先生の記事が掲載されています。
日本人の血液型信仰 「B型」のイメージが悪いのはなぜ? 2017年5月25日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/206016/1
ただ、この記事は肝心なところが間違っています。
>そもそもの起源は、東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大学)教授、古川竹二氏の論文「血液型と気質」(1927年)だ。親族11人の血液型と性格を観察し、B型とO型は能動的、A型とAB型は消極的と結論付けたことから始まった。
――「親族11人」にはAB型はいません。だから、「A型とAB型は消極的と結論付けた」は間違いです。普通は、こういう記事なら、取材先である山岡先生に原稿をチェックしてもらうはずなのですが、今回はそういうことはなかったということなのでしょうか?
もう一つ奇妙なのは、記事中に「山岡博士は1999年から2014年にかけて、首都圏の私大5校の男女8772人を調査。血液型性格診断に科学的な根拠はなく」とあることです。ここには、山岡先生の持論である「思い込み」や統計の話が全く出てきません。日刊現代デジタルの読者層を考えて省略したのか、あるいは記者が理解できなかったのか、それともスペースの関係で省略したのか(紙媒体ならともかく、ウェブなのでスペースの関係が理由とは思えませんが)…。
いずれにせよ、不思議な内容だと思います。
b269
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回も情報提供です。さて、CiNiiを「血液型」で検索したら、
インターフェース 2017年4月号 顔写真から血液型を当てるラズパイ人工知能に挑戦してみた
という、血液型ファン垂涎の記事を発見しました。しかし、結果は散々で、正解率は27.8%と低かったそうです。確かにこれでは「当たる」とは言えないですね。
もっとも、学習した画像データは128×128に分割したそうなので、かなり解像度は低いです(ちなみにハイビジョンは1920×1080pixels)。そこで、「鼻」だけに特徴を絞るとか、顔を正面向きに補正するとか、いろいろと工夫してみたのですが、正解率は低いままだったそうです。
とは言っても、この実験だけで「血液型による顔の特徴がない」と結論づけるのは早すぎるような気がしますが…。
【元データ】6000枚の写真をグレースケールの128×128pixelsに変換して使用
【データ学習時の機器】i7-4770/3.4GHz/16GB(DDR3)+Amazonクラウド GPU(AWS EC2 p2.xlarge parg)+機械学習ライブラリ dlib
【血液型判定用機器】ラズベリー・パイ3/PiCamera(960×540pixels)
【処理時間】顔検出に約20秒、判定に約30秒
【結果】テストデータの正解率 27.8%と低い! その後いろいろな工夫をしても正解率は上がらず、「顔写真と血液型には相関性がない」と結論せざるをえない
【出典】中村 仁昭、岩貞 智 画像ディープ・ラーニングの学習はクラウドが良し! 顔写真から血液型を当てるラズパイ人工知能に挑戦してみた (注目特集 ビギナ向け! ラズパイ×クラウド人工知能 : GPUも100円から!) Interface 43(4), 125-133, 2017-04, CQ出版社
ABOFANさん
ご投稿ありがとうございます。
なるほど。興味深い実験ですね。おっしゃる通り、「当たる」ほどの精度ではないのでしょう。
それにしても、なかなかユニークな研究ですね。
b270
ABO FAN
血液型性格診断
まずは情報提供です。血液型特集番組の再放送があります。
1. 6月3日(土曜)10:00~テレ朝「林修の今でしょ!講座」
2. 6月9日(土曜)27:00~フジ「橋本マナミのヨルサンポ2」
もっとも、1.はこの投稿が掲載される時点では終了しているでしょうが…。
さて、次からが本題です。
>現時点で脳の動きと性格を簡単に結びつけるのもいかがなものかと思います。また、参考リンクのブログには、
>>そして、こうして血液型と脳の関係が少し分かったことで、血液型による体質的な特性や行動の特性について、より視野が広がり、より多くのことが言えるようになってきました。
>そしてこの実験は、能見正比古の構築した分析の数々を裏付ける結果にもなっています。
>――ともありますが、この実験が能見氏の何を裏付けるのか気になります。(回答日時:2017/06/03 08:50:45)
――これは、明らかに「性格と関係がある」ことを裏付ける結果で、他に解釈の余地はありません(灰田先生やABOセンターの意見でもあります)。私もこの番組の製作に関する情報はある程度持っていますが、基本的に否定的なスタンスなので、このように「関係がある」というような表現は“慎重”にカットされています(苦笑)。最後にチラッと紹介された韓国の研究でも、脳波を測定したらO型がストレスに強い結果が出たとありますが、ストレス耐性が性格と全然関係ないなんてあり得ません。
まぁ、管理者さんもテレビの取材を受けたならお分かりだと思いますが、普通の番組には決められたストーリー展開があり、それに反するものは編集の時点でカットされます。視聴者は、テレビ番組には単純なストーリーを求めているわけで、複雑な問題を説明するのには向いていないメディアなのです。だから、こうやってここで議論をさせていただいているのです(笑)。
失礼しました。
ABOFANさん
>私もこの番組の製作に関する情報はある程度持っていますが、基本的に否定的なスタンスなので、このように「関係がある」というような表現は“慎重”にカットされています(苦笑)
――そうなのですか。能見氏との関連性についておうかがいしたかったのですが。
>管理者さんもテレビの取材を受けたならお分かりだと思いますが、普通の番組には決められたストーリー展開があり、それに反するものは編集の時点でカットされます。
――私はテレビの取材を受けたことがないのでわかりませんが、確かにおっしゃる通り、「編集上の都合」によって恣意的な番組制作がなされているという話はよく聞きますし、私もそう思います。
b271
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。民間の心理学の研究所「東京セリエセンター」のサイト
血液型と性格心理学|佐藤隆の特別講座|総合心理教育研究所 東京セリエセンター http://www.sipe-selye.co.jp/lectures/cat66/post-15.html
に「現段階での脳の研究からは、血液型が脳の活動様式に影響を及ぼしているとはとても思えません」という記述を発見しました。
このページが公開されたのは2010年5月16日のようです。
しかし、現在では、東海大の灰田先生や、韓国のソウルベンチャー大の研究で明らかなように、「現段階での脳の研究からは、血液型が脳の活動様式に影響を及ぼしている」ことはほぼ確実です。
科学の常識はどんどん変わって行きますね。
そのうちに、このサイトの内容が訂正されることを期待しています。
ABOFANさん
>このサイトの内容が訂正されることを期待しています。
――たとえば、「どこそこの記述を」「このように変えるべき」との代案を示していただけるとありがたいです。
b272
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回も情報提供です。
産経WESTに「韓国人は血液型の話題が好き」という記事が掲載されました。
韓国人の生態に驚く米国人…「小顔」「血液型」「記念日」へのこだわり、日本人も同様だが http://www.sankei.com/west/news/170604/wst1706040004-n1.html
この記事の元記事 中央日報の記事(日本語) 外国人が挙げた「韓国人の独特な行動5つ」 http://japanese.joins.com/article/165/229165.html オリジナル記事(韓国語) http://news.joins.com/article/21579189 BuzzFeedのFB https://www.facebook.com/BuzzFeedVideo/videos/2214206522053551/
そして、このBuzzFeedのFBには、Will Riu Liu: Taiwanese and Japanese also love to talk about how blood type (and western zodiac) influences personality …とのコメントがあります。
Liuさんによると、このとおり、韓国だけではなく「台湾でも日本でも血液型の話題は女性に好まれる」とのことなので、台湾でも血液型の話題がポピュラーであることがわかります。中央日報の英語版にはこの記事は掲載はないらしく(blood typeで検索しても出てこない)、どうやらこの手の話題はアメリカ人には受けないようです。中国語版はなぜか検索自体ができませんでした。
b273
都々逸
血液型性格診断
ABOFAN = 金澤正由樹 という情報について「はい」「いいえ」を問う質問をABOFANさんのブログに書いたのですが、放置されているようなのでここに書きます。ABOFANさんのブログはいろんなコメントが、それこそ反対意見でも、掲載されているのですが、この意見は逆鱗に触れた…ようです。「いいえ」なら即答できるでしょうが「はい」とは答えられないのでしょうね。もちろん、違う可能性もありますが、本人が否定しないのではねえ。別に本人の主張されている内容と関係ないとしても、人格を疑いますよね。
ご投稿ありがとうございます。
b274
ABO FAN
血液型性格診断
都々逸さん、投稿ありがとうございます。
ほぼ私の望む(誘導している)とおりの方向に動いていますね。
その理由は、あるいは都々逸さんはお分かりでないかもしれませんが、おそらく、近いうちにご理解いただけるものと信じています(管理者さんは十分お分かりかと思います)。
ここで、ちょっと都々逸さんの言葉をお借りします。
――――
血液型によって統計データに差があり、かつ“思い込み”は存在しないという情報について「はい」「いいえ」を問う質問をこの「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の掲示板に書いたのですが、放置されているようなのでここに書きます。この掲示板にはいろんなコメントが、それこそ反対意見でも、掲載されているのですが、この意見は逆鱗に触れた…ようです。「いいえ」なら即答できるでしょうが「はい」とは答えられないのでしょうね。もちろん、違う可能性もありますが、管理者さんらが否定しないのではねえ。別に管理者さんらの主張されている内容と関係ない(とは思えませんが・笑)としても、人格を疑いますよね。
――――
では、上の主張を裏付けるために、再度質問をさせていたただきます。
自己報告型の質問紙調査の結果は、通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく、あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。[出典:白佐俊憲・井口拓自 血液型性格研究入門]
という“思い込み”は存在しないという見解を否定できる文献の提示をお願いします。
ついでに、都々逸さんが、この掲示板で触れなかった部分について質問させていただければと思います。私は、私のブログで次のように書きました。
――――
某所ではこの点に話題に集中していますね(笑)。ご承知のように、某所でこの話題を振るのは厳密に言えば違法です。そこまでする必要があるということは、相当に議論が不利になったと感じているのだと思いますよ。なので、なぜこの点を追求するのかという質問をしたら、以前と同じく沈黙してしまいました。(6/10 7:43付)
――――
では、都々逸さんに質問です。上の私の意見に賛成かどうか、「はい」「いいえ」でお答えください。逆鱗に触れた…ようでお答えできないというなら、都々逸さんの「人格を疑います」(笑)。
失礼しました。
ABOFANさん
>ご承知のように、某所でこの話題を振るのは厳密に言えば違法です
――これが何を意味することか分かりかねますが、このサイトで他の閲覧者様の「違法行為」を指摘されるのであれば、それなりの根拠をご提示ください。
また、本サイト上にABOFANさんにとっての「違法行為」にあたる記述があるのでしたらご指摘ください。
b275
ABO FAN
血液型性格診断
早速の掲載ありがとうございます。
>>ご承知のように、某所でこの話題を振るのは厳密に言えば違法です
>――これが何を意味することか分かりかねますが、このサイトで他の閲覧者様の「違法行為」を指摘されるのであれば、それなりの根拠をご提示ください。
――何回も説明したつもりなのですが、改めての説明が必要ということでしょうか?
ついでに、都々逸さんは、おそらく…ですが、この掲示板、私のサイト、私のブログ、ご自分のブログなどで、別々のハンドルを使い分けているものと思われます。まさに都々逸さん自身のおっしゃるとおりで、「もちろん、違う可能性もありますが、本人が否定しないのではねえ。別に本人の主張されている内容と関係ないとしても、人格を疑いますよね。」
失礼しました。
b276
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
週末の放送大学で、血液型の統計分析の授業が放送されます。管理者さんもぜひご覧いただければと思います。
【放送内容】
6/24(土) 14:30
心理統計法(’17)
第12回 多項分布による分析
担当講師:豊田 秀樹(早稲田大学教授)
多項分布を利用したデータ解析法を学習する。血液型のような3つ以上の値をとる計数データの推測を学んだ後、対応あるクロス表の独立と連関の概念を身につける。またピアソン残差、クラメールの連関係数の使用方法を理解する。
b277
ABO FAN
血液型性格診断
少々遅れましたが情報提供です。
6月24日放送の放送大学の血液型は、「性格」とは関係ありませんでした。
単純に、組み合わせの計算に出てきただけです。
拍子抜けしました。(笑)
b278
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
血液型人間学のオンライサロンができました。
オーナーは、ヒューマンサイエンスABOセンター代表の市川千枝子さんです。
未来の自分をデザインする血液型人間学
https://lounge.dmm.com/detail/473/
b279
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
まもなく、新刊の書籍が2冊発売になります。
anan 2017年7月26日号 血液型でわかる本質(7月19日発売)
福間進 「ダーウィンの進化論」から解読する—血液型人生学新書(8月4日発売)
早速読んでみようと思います。
ご投稿ありがとうございます。
b280
ABO FAN
血液型性格診断
梅雨明けもしていないのに暑い日が続いています。管理者さんも、どうか体調に気をつけてお過ごしください。
さて、管理者さんの以前の投稿で、“陰謀論”について書いたものがありました。
>>そうだと思います。つまり、実質的な研究者である長島氏は、サンプル数と調査年数を絶対に公開したくなかった、ということです。おそらく、それは「明確に肯定的な結果が得られた」からでしょう(「血液型」ではなく「水からの伝言には」サンプル数と調査年数のどちらも明記しているので、違いが極端に目立ちます)。
>――……推測の域を出ない感想だと思うのですが。明確な根拠をお示しいただければと思います。ただ、この件に関しては以前からABOFANさんのおっしゃる「陰謀論」説とも密接なかかわりがありそうですね。これまでご自身でお調べになってこられた中で、「血液型」と「性格」における「陰謀論」について、よければ情報提供いただけますでしょうか?(回答日時:2015/11/20 12:47:30)
――この掲示板での管理者さん自身の反応は、「血液型性格診断」では6月15日から、「マイナスイオン」では6月10日から、実質的に無回答となっています。それはまさに、「明確に肯定的な結果が得られた」からでしょう(笑)。だから、“陰謀論”ではないことが、管理者さん自身によって明確に証明されたことになります。
よろしいでしょうか?
それは、この掲示板だけではなく、例えばlet's skepticsさんのブログ「僕と懐疑の関係」でも同じことです。
2017-04-28 血液型性格判断FAQ -1- http://lets-skeptic.hateblo.jp/entry/2017/04/28/180543
【引用開始】
id:ABOFAN
10日間が経過しましたが、どうやら“回答拒否”のようですね。
では、let's skepticsさんから次の回答があるまでは、
自己報告型の質問紙調査の結果は、通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく、あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。[出典:白佐俊憲・井口拓自 血液型性格研究入門]
という見解を否定できる文献は「ない」ものとさせていただきます。
つまり、“思い込み”の存在が直接的に証明された文献はないということですから、現時点ではlet's skepticsさんの指摘は間違っているということになります。
同じようなことは、山本弘さん、菊池誠さん…にも当てはまります。
よろしいでしょうか?[36日前]
id:lets_skeptic
いいえ。よろしくないです。[34日前]
id:ABOFAN
更に30日間が経過したので、“回答拒否”と判断させていただきます。[1日前]
【引用終了】
それだけではなく、このパターンは、私の知る限り否定論の「全員」に例外なく当てはまります。
つまり、「疑似科学批判」は科学ではなく、朱子学的(近思録的)に解釈すると現実にぴったりフィットするのです。言い換えると、科学を方法論としてではなく、絶対に正しい「真理」であると同時に「権威」だととらえているのです。私の解説は次のとおりです。
ラーメンと朱子学と血液型批判 https://abofan.jimdo.com/%E4%B8%8A%E7%B4%9A%E8%80%85%E5%90%91%E3%81%91/%E3%83%A9%E3%83%BC%E3%83%A1%E3%83%B3%E3%81%A8%E6%9C%B1%E5%AD%90%E5%AD%A6%E3%81%A8%E8%A1%80%E6%B6%B2%E5%9E%8B%E6%89%B9%E5%88%A4/
これは一見すると宗教と似ています。なぜなら、「真理」や「権威」は絶対的なものなので、科学的な説明は不可能だからです。
例えば、民主主義は「一人一票」ですが、これが正しいことは“科学的”には証明できませんが、宗教的には簡単に説明できます。なぜなら、一神教(キリスト教)では人間は「神の前に平等」なので、人間を票数で差別することは許されないからです。それは、法王を選出する「コンクラーベ」を見れば容易に理解できるでしょう(コンクラーベが科学と無関係なことは明らかです)。
これとは反対に、朱子学では人間は平等でありません。科挙を通った「士」だけが政治を行うことができ、「庶民」は一切タッチできません。このことを「血液型と性格」に当てはめると、アカデミックな研究者だけが「士」であり、能見正比古氏や私は「庶民」となります。
よって、学術的な議論は、「士」であるアカデミックな研究者だけが参加すべきで、私のような「庶民」が論ずるのはもってのほかということになります(半分は冗談ですが・笑)。
しかし、西洋的な科学では、「誰がやっても同じ」結果であることが要請されるので、血液型やマイナスイオンのように、「庶民」が正しく「士」が間違っていることも(論理的には)起こりえます。
仮にそういうことが起きた場合は、朱子学の教義からすると“違法まがい”のことをやってでも押さえつけるしかないでしょう(寛政異学の禁は、朱子学を重んじた松平定信の有名な政策・苦笑)。それでもダメなら、全く無視するしか手段は残されていません。
以上は、疑似科学批判者の現実の行動を非常によく説明できるので、私のお気に入りです。
ということですので、どうか積極的な反論をお願いします。m(._.)m
繰り返しになりますが、科学は「誰がやっても同じ」結果が出るはずなので。
ちなみに、血液型は疑似科学だというnさんは、こうおっしゃっています。
【引用開始】
私は、数度の真摯な催促をもってしてもあなたから明示的な反論が来なくなった時点で、私は「貴方は私に反論ができなくなった」と判断するかもしれません。普段の貴方の常套手段ですから、そこは公平にお願いしますね。by n (2013-07-20 01:49)
【引用終了】
ただし、この基準はnさん自身(管理者さんをはじめとするこの掲示板のメンバー、let's skepticsさん、菊池誠さん、山本弘さん、NATROMさん…)には適用されないらしいです。
理由は、nさんは科学ではなく「朱子学」を信じているからです。
大変失礼しました。
b281
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、前回の投稿の補足です。“陰謀論”については、次の私の投稿の方がわかりやすいです。
>>ですので、少し目先を変える意味も込めて、以前ABOFANさんがコメントされていた「血液型性格診断をめぐる心理学側の陰謀の件」につきましてお教えいただければ、という提案はどうでしょうか?
>――私としては、こういう質問自体が意外です。というのは、管理者さん自身が――私が再三指摘している――「統計的に差がある」というデータを無視しているからです。これは、私から見ると、大袈裟に言えば“陰謀”です(笑)。なので、なぜここまでデータを無視するのか、その理由を管理者さん自らが説明していただければ、少しは問題が解決すると思うのですが…。いかがでしょうか?
>もっとも、私の見解としては、今までのやりとりから判断すると――失礼な言い方で恐縮ですが――おそらく管理者さんに基本的な統計の知識が書けているのだと思われます。ですので、統計に関する質問へのな“回答拒否”には何らかの“悪意”や“意図”があるのではなく、単純に統計データの分析ができないのからではないかと…。だから、「論文の主旨を受け止めて…」といった回答に終始するのではないでしょうか?違いますか?
>そういう意味でも、「本当に気分がすっきりした」ということなのです。
>余談ですが、“わかっている”心理学者の中には、意図的に統計データを無視している人もいるようです。そういう場合は、正しい意味で「陰謀」なのかもしれません。(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/04 21:48:13)
>2) 私としては、こういう質問自体[血液型性格診断をめぐる心理学側の陰謀の件について語ってほしい]が意外です。というのは、管理者さん自身が――私が再三指摘している――「統計的に差がある」というデータを無視しているからです。これは、私から見ると、大袈裟に言えば“陰謀”です(笑)。なので、なぜここまでデータを無視するのか、その理由を管理者さん自らが説明していただければ、少しは問題が解決すると思うのですが…。いかがでしょうか?(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/08/10 00:29:51)
――この【疑似科学とされるものの科学性評定サイト】での結果は、2年前の私のこの投稿の内容が正しいことを示しています。つまり、この掲示板では、他のケースと同じで、“疑似科学批判者”は「統計的に差がある」というデータを(管理者さん自らも含め)全く無視しています。学会に発表しなければダメ、論文を書かなければダメというのは、「科学」ではありません。その極めつけとなるのが、論文しか信用しないが、「現在のAABAさんの統計の知識が私以下である可能性はかなり高いことを否定しない」という趣旨のAABAさんの発言です。
繰り返しになりますが、科学では「誰がやっても同じ」なはずですから、このAABAさんの発言は朱子学的に理解するしかありません。
もっとも、逆説的ではありますが、私は管理者さんたちからの「いや、それは違う」といった、積極的な反論を期待しています。
なお、反論がない場合は、この掲示板は科学的な議論の場ではないと判断させていただくことになります。
余談ですが、kikulogもこのパターンで、統計の議論になったとたんに、管理者である阪大の菊池誠さんからは全く反応がなくなり、次第に議論も低調となって、最後には突然書き込みが禁止され、遂には閉鎖されました。
この【疑似科学とされるものの科学性評定サイト】では、そんなことはないものと信じています。
失礼しました。
ABOFANさん
>最後には突然書き込みが禁止され、遂には閉鎖されました。
――少なくともこちらのサイトでコメントの書き込みが禁止されることは(当面は)ありませんのでご安心ください。
>他のケースと同じで、“疑似科学批判者”は「統計的に差がある」というデータを(管理者さん自らも含め)全く無視しています。学会に発表しなければダメ、論文を書かなければダメというのは、「科学」ではありません
――データが全く認められないというのではありませんよ。ただ、「学会発表」や「査読論文」は「科学」における重要な手続きの部分ですので、「そうしたプロセスをきちんと経ているか?」は当然疑問になるわけです。少なくとも、「(たとえばABOFANさんの)ブログ上のデータ」と「査読付き論文誌に掲載された調査データ」を、「科学」という意味で同列に扱うことはできないと思います。これは「ABOFANさんのデータそれ自体が科学的でない」という意味ではなく、こうした分析を科学の土壌で議論するのであれば、伝統的な科学の様式(論文、学会発表等)に合わせるべきだということです。
b282
ABO FAN
血液型性格診断
早速の回答をありがとうございます。
>――少なくともこちらのサイトでコメントの書き込みが禁止されることは(当面は)ありませんのでご安心ください。
――ありがとうございます。ひとまず安心しました(笑)。
>>他のケースと同じで、“疑似科学批判者”は「統計的に差がある」というデータを(管理者さん自らも含め)全く無視しています。学会に発表しなければダメ、論文を書かなければダメというのは、「科学」ではありません
>――データが全く認められないというのではありませんよ。ただ、「学会発表」や「査読論文」は「科学」における重要な手続きの部分ですので、「そうしたプロセスをきちんと経ているか?」は当然疑問になるわけです。少なくとも、「(たとえばABOFANさんの)ブログ上のデータ」と「査読付き論文誌に掲載された調査データ」を、「科学」という意味で同列に扱うことはできないと思います。これは「ABOFANさんのデータそれ自体が科学的でない」という意味ではなく、こうした分析を科学の土壌で議論するのであれば、伝統的な科学の様式(論文、学会発表等)に合わせるべきだということです。
――失礼ながら、この時点で管理者さんの発言は完全に「アウト」です。そういう意味では“回答拒否”は明らかです。
私がこの掲示板で紹介している肯定的なデータは、「学会発表」がされているもの(科研費の「研究成果報告書」もそう見なすことに異論はないでしょう・笑)であることは、管理者さんもよくご存じなはずです。また、少しでも肯定的なニュアンスの論文は、査読で否定されることも、「心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 (清水先生)」で石川・清水両先生の例が実証しています。
そこで、マイナスイオンと同じで、管理者さんが次に示す肯定的なデータに“回答拒否”であることを、もう一度確かめたいと思います。
【質問1】この掲示板に紹介されている、「血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2)) (山岡先生ほか)」で取り上げた文献は、学会発表がされていますか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【質問2】この掲示板に紹介されている文献“Blood-typical Personality Stereotypes and Self-fulfilling Prophecy (Akira SAKAMOTO et. al)”は、学会発表がされていますか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【質問3】この掲示板に紹介されている文献「教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 (長島先生ほか)”は、科研費の研究成果報告書ですが、学会発表相当と見なしてよいですか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【質問4】質問1~3の文献は、いずれも「統計的に差がある」と書かれていますが、管理者さんはこの結論が正しいと思いますか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【質問5】この掲示板に紹介されている「心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 (清水先生)」の趣旨「肯定的なニュアンスの論文は、査読で否定される」は正しいですか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
ちなみに、Twitterでは京極先生が、こうおっしゃっています。 https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720
次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu
以上、回答のほどどうぞよろしくお願いいたします。
失礼しました。
ABOFANさん
すみませんが、多忙のため今回の質問について回答を考える時間がありません。ただ、質問全体の要旨から推察しますと、「良質な論文を投稿しても、血液型と性格に肯定的な論文は査読ですべてリジェクトされるから、私(ABOFAN)は論文投稿しないのだ(学会発表も同様である)」と読めるのですがこの理解でよいでしょうか?
b283
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
Fred Wong & Eugenia Wan さんの著書
Bloody AI Alchemist: The Origin of Happiness is fusion of Blood Type Personality & Artificial Intelligence (English Edition)
が発売されました。
結構本格的な内容のようで、つい期待してしまいます。
著者は、投資銀行に勤務していて、AIにも強いらしいです。
が、残根なことに英語で書かれており、日本語ではありません。
読み込むのに時間がかかりそう…。
著者のサイトは次のとおりです。
http://www.bloodtype.ai/english/
協力者募集中とのこと。
なお、Facebookのアドレスはこちらです。
https://www.facebook.com/bloodtypeai/
ひょっとして、「外圧」で日本の状況が一変するかもしれません。
b284
acek
血液型性格診断
>そもそも、血液型性格診断における「性格」が何を意味しているのかが不明であることが最大の問題点といえる
これは私も以前から思っていました。
ではこの「性格」を心理学におけるBIG5と考えた場合、血液型との相関はないのでしょうか?
これに関する資料がございましたらご教示くださいませ。
ご投稿ありがとうございます。
ビッグ・ファイブとの関連性についての調査はいくつかありますが、結果はあまり芳しくないようです。
久保義郎,三宅由起子「血液型と性格の関連についての調査的研究」『吉備国際大学研究紀要(社会福祉学部)』第21号,93−100,2011
http://ci.nii.ac.jp/els/contentscinii_20170731065735.pdf?id=ART0009678221
b285
ABO FAN
血液型性格診断
7月18日の投稿が、10日以上経過した7月30日現在も掲載されていないのですが、ひょっとして夏休み明けになるのでしょうか?
さて、今回は情報提供です。
中東の研究報告というのを初めて見ました(書かれているのは英語です)。
ひょっとして、『自分の説明書』がペルシャ語かアラビア語に翻訳されたのでしょうか…。(笑)
#結果が一致しないのは、まさに私の予想どおりです。
最初の論文の参考文献は、アレキサンダー・ベッシャーさんのYou are Your Blood Typeなので、英語の情報発信の必要性を痛感しています。
ところで、今回紹介するのはすべてイランの研究報告ですが、なぜか英語圏のデータベースには登録されていないようですね。
何か理由があるのでしょうかね?
○No.1 Fatemeh Beheshtian, Roghayeh Hashemi and Zolfaghar Rashidi
The Five Personality Factors over the Students with Four Blood Types
Journal of Applied Environmental and Biological Sciences, 2015, 5(8):45-49
サンプル160人 NEO PI-R → openness to experience に差が出た
https://www.textroad.com/pdf/JAEBS/J.%20Appl.%20Environ.%20Biol.%20Sci.,%205(8)45-49,%202015.pdf
○No.2 Mohammad Sharifi, Hamza Ahmadian and Ali Jalali
The relationship between the big five personality factors with blood types in Iranian university students
Journal of Chemical and Pharmaceutical Research, 2015, 7(5):233-240
サンプル400人 NEO PI → openness と extraversion に差が出た
http://www.jocpr.com/articles/the-relationship-between-the-big-five-personality-factors-with-blood-types-iniranian-university-students.pdf
○No.3 Zirak Morandlou Hossein
The Relationship between Students’Personality Traits and Their Blood Types
Journal of Health and Devalopment 2012, 1(3):221-226
サンプル不明 NEO-FFI → 血液型も性別でも差が出なかった
http://en.journals.sid.ir/ViewPaper.aspx?ID=299581
なお、情報のまとめは拙ブログにあります。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2017-07-30
ABOFANさん
回答、および掲載が遅れてしまい申し訳ありませんでした。
現在、本研究では評定サイト新装、および新機能の実装に向けた開発を行っておりまして、方々まで手が回らない状態にあります。
しばらくご不便かけると思いますが、ご容赦いただきますようお願いいたします。
b286
ABO FAN
血液型性格診断
お忙しい中、回答ありがうございます。しかし、
>すみませんが、多忙のため今回の質問について回答を考える時間がありません。
――この回答はいただけませんね。私が示した文献は、いずれもこのサイトに「参考文献」として挙げられているものです。よって「多忙のため今回の質問について回答を考える時間」は全く不要です。まさか、今回の管理者さんの回答は、参考文献は何の吟味もしてないから内容は答えられない、という意味ではないでしょう(苦笑)。
それよりは、マイナスイオンやeffect size…と同じく、都合が悪い質問に“回答拒否”であると解釈する方が、はるかに一貫性(再現性)があります。その証拠に、acekさんからの質問には「きちんと」回答しています。
ということですから、私が管理者さんに代わってお答えします。ずばり、質問1~5まで「3. 答えたくない」です。反論があるなら、ぜひどうぞ!
>ただ、質問全体の要旨から推察しますと、「良質な論文を投稿しても、血液型と性格に肯定的な論文は査読ですべてリジェクトされるから、私(ABOFAN)は論文投稿しないのだ(学会発表も同様である)」と読めるのですがこの理解でよいでしょうか?
――それより「隗より始めよ」です。管理者さんは、関係があるという論文をリジェクトされた清水先生についての私の質問には“回答拒否”です。清水先生の意見は「血液型と性格に肯定的な論文は査読ですべてリジェクトされる(学会発表も同様である)」と読めるのですがこの理解でよいでしょうか? twitterで示した京極先生や清水先生がそうだというなら、私もそう思います(笑)。
それと、acekさんのご質問ですが、ビッグファイブは私が知っているだけで10件ほどの研究報告があります。
うち中東の3件は、2017/07/30 09:04:52付けの私の投稿にあるとおりです。その他は、
・Sohyun Cho, Eunkook M. Suh, Yoenjung Ro (2005). Beliefs about Blood Types and Traits and their Reflections in Self-reported Personality. Korean Journal of Social and Personality Psychology, 19(4), 33-47.
・Cramer, K. M., & Imaike, E. (2002). Personality, blood type, and the five-factor model. Personality and individual Differences, 32, 621-626.
・Rogers, M., & Glendon, A. I. (2003). Blood type and personality. Personality and Individual differences, 34(7), 1099-1112.
・Kunher, Wu, Kristian, D. L., & Jerry, W. Lee (2005). Blood type and the five factors of personality in Asia, Personality and Individual Differences, 38, 797-808.
・川名好浩(川村学園女子大学)血液型性格判断 -Big Five でのプロフィール- 日本心理学会第67回大会論文集 p156 (2003年)
・森圭一郎、原野睦生、江藤義典、津田彰、内村直尚(久留米大)、中川康司(奈良県医大)TCIとBig5による性格とABO式血液型の関連解析 日本生物学的精神医学会プログラム・講演抄録 第27巻 p306 (2005年)
cf. http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-02-19
また、管理者さんから紹介があった、
・久保義郎・三宅由起子 血液型と性格の関連についての調査的研究 吉備国際大学研究紀要(社会福祉学部)第21号 p93-100 (2011年)
そのほかには、この「疑似科学とされるものの科学性評定サイト」の関係者である
・清水武・石川幹人 ABO式血液型と性格との関連性―主要5因子性格検査による測定
がある、といったところです。
これらの結果を総合すると、関連性がなかったか、一貫した結果が得られないということです。
よって、ビッグファイブは(自己評定の性格を正確に測定できないので)「血液型と性格」を検証するのは不可能という結果になります。
詳細は、拙ブログ http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-03-01 のとおりです。
奇妙なことに、現時点では、管理者さん、石川先生、清水先生からの反論はありません。というよりは、今回の管理者さんの一連の回答でお分かりかと思いますが、全く無視されています(苦笑)。
大変失礼しました。
遅くなりましたが、別のコメントにて回答しております。
b287
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
アメリカのAmazonで血液型本を検索していたら、2014年発行の中国語の本を見つけました。
王建強さん「血型人格」 https://www.amazon.com/Personality-Involved-Blood-Type-Jianqiang/dp/7564092505/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1501975617&sr=1-2
ご存知のように、中国語では血液型は「血型」と言います。
なお、出版社は北京理工大学とあるので、かなり真面目な内容のようです。
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別件です。ネットで検索したら、今度はインドの研究を見つけました。
Amreen Nahida, Nandini Chatterjee, A study on relationship between blood group and personality, International Journal of Home Science 2016; 2(1): 239-243. http://www.homesciencejournal.com/archives/2016/vol2issue1/PartD/2-1-54.pdf
この研究では、サンプルが男女50人の計100人だから差が出るはずがありません。なぜなら、差を見出すためには、少なくとも数百人以上のサンプルが必要だからです。
なお、性格検査はEysenck’s Personality Questionnaire-Revised (EPQ-R)を使っています。普通は、ビッグファイブのNEO-PI-Rなので、珍しいですね。
面白いと思ったのは、以前のエントリーに書いた中東の3件の論文と土嶺章子さんの英語の論文が、参考文献に挙げられていることです。
やはり英語の情報発信が大事なんですね。
b288
AABA
血液型性格診断
ABOFAN=金澤正由樹 という情報が、なんかまた次のページになってるようなので上げておきます。
それはともかく。なんかいろいろとぐだぐたと言ってますが、学会に認めてもらえないのが不満なんですね? ならさっさと「論文」を書いて投稿すればいいのに。「血液型性格判断に肯定的な論文はリジェクトされるに決まってる~」とか言ってますが、「まともな」(内容はともかく「それなりに」書かれている)論文ならそんなことにはなりません。
査読者にとってはアクセプトするよりリジェクトするほうが大変なんですよ。客観的に(←これ重要)納得させられるだけの理由が必要になりますから。それに、論文の査読は複数が担当しますから、誰かが恣意的にリジェクトするなんてできませんよ。それに、リジェクトされた理由を「こんなリジェクトされた、おかしい」と堂々と公開すればよろしいじゃないですか。そのABOFANの主張が妥当なら大問題なのであちこちに取り上げてもらえますよ。
……というか、一度もそういうプロセスを踏んでみたことすらないくせに文句だけ言うんですねえ。何もやってみないで「でもでもだって…」を延々繰り返しているあたり、正に中二病。「朱子学」に絡めた批判が最近のABOFANのマイブームのようですが、ざっと見たところでは「朱子学」という言葉を知って使ってみたくて「どうせ偉い人はわかってくれないんだ」と言ってる子供の台詞のようです。大人になりなさい。
ちなみに、当然ですが、心理学者(でなくても誰でも)にABOFANの相手をする義理も義務もありません。あと「回答拒否と判断します」もお気に入りの台詞のようですが、別に回答してやる義理も義務もないですから、勝手にそう判断しても誰も困りませんしねえ。(だいたい、他人からの質問にはまともに答えないくせにねえ) それで「俺は沈黙させたぜ」のように言われてもねえ。
何度目かになりますが、彼ら/彼女らに真摯に相手をしてもらう一番の方法は「論文」を書いて投稿することですよ──というかそれしかありません。そうすれば、安易な「回答拒否」はできないし、上に書いたようにリジェクトするとしてもその客観的理由が必要です。
まあ、できないんなら仕方ないですが。でも、一応は「できる」とか言ってたんだしねえ…。
ご投稿ありがとうございます。
おっしゃる通りですね。以前あったABOFAN氏の「○○の論文を私(ABOFAN)の論文とかえさせていただきます」という内容のコメントにはさすがに絶句しました。
また、ABOFAN氏が用いる弁論テクニックには、コミュニケーションの阻害要因となりうる要素が多く詰まっていると思います。こうしたことも含めて科学コミュニケーション研究だとはいえますが。
b289
ABO FAN
血液型性格診断
前回は、7月18日の私の投稿が、10日以上経過した7月31日に掲載されました。今回も、7月31日の投稿は、10日以上経過した8月11日朝8時現在も掲載されていません。
夏休み明けになるのでしょうか?
さて、まずは情報提供です。
昨年1月にサイエンスカフェでご一緒させていただいた、山岡先生の紹介記事がヤマハのサイトに掲載されています。
Premium Playlist ~“闘うゴス”山岡重行(社会心理学者/AUTO-MOD)の人生と音楽~ 【mysound】 http://mysound.jp/om/103/
この記事によると、現在は明治大学では教えていらっしゃらないのですね。
それと、このサイトの共同研究員でなくなったようですね。
#私の記憶違いで、以前も共同研究員ではなかったのかもしれませんが…。
さて、前置きはこのぐらいにして本題に行きます。
この記事では、血液型の研究についても書いてありますので、関係部分を引用します。なお、システムの都合上、適宜改行しています。
【引用開始】
─では、もう35年ほどユニークネスの研究をされているわけですね。社会心理学者として、確信されていることを教えてください。
山岡:確信しているのは、人は自分勝手をするのが一番気持ち良いのですが、“自分たちとは違う自分勝手をやる奴らを否定する”ということです。
ユニークな少数派の意識の研究から、奴らは我々とは違うという、多数派が少数派をどう見るかという意識の研究になっていったのです。少数派に対する差別というような視点から研究するうちに、血液型性格の研究も始めました。
きっかけは授業でウケが良かったからですが、こういう調査結果やデータが無いな、じゃあ自分で取れば良いじゃん、ということで始めたのが99年。いまだに断続的にデータを取っていて、血液型性格に関して、世界で一番まともなデータを持っているのは私だと思います。
他の人がとった大量のデータを血液型で分析したものはありますが、血液型性格肯定派がA型はこうでB型はこうだという項目を使って調査したり、あるいはなぜ血液型を信じるのか、血液型性格のためにどんな不快な思いをしているのか、そういうデータを持っているのは世界で私だけだと思います。
調べているとB型、AB型が差別されているのが明らかになり、そこに少数派差別という観点が生まれ、俄然面白くなりました。私のテーマに繋がっているんです。
体の特徴で誰かを否定的に扱うのは差別ですよね。血液型も自分では選べないし、変えられない体の特徴です。その体の特徴で、ましてや少数派のBやABをネガティブに扱っているわけです。
「B型はこうだから」と言われて、不快に思って抗議したとしても「何マジになってんの?の遊びじゃない! こんなの本気で信じている訳ねーじゃん!」みたいなところに逃げるんです。「みんなで楽しく話をしているのに、マジで反論する奴ダメじゃん。空気読めよ!」みたいな形で口を塞ぐんです。
血液型性格にはそういう卑怯な構図があります。
【引用終了】
ここで不思議なのは、「世界で一番まともなデータを持っているのは私だと思います」とまで山岡先生がおっしゃっているのに、一番大事なことであるはずの性格と関連性の分析が【皆無】であることです。
その一方で、もう一つのメインの主張である、「不快」「差別」という結論には、読めばわかるように、先生自らが調査したバックデータがあると書いてあるのです…。
もっとも、性格との関連のデータは調べていないというならわかります。しかし、本文中には「血液型性格肯定派がA型はこうでB型はこうだという項目を使って調査した」とあるのですから、性格との関連性について分析をしていないことはあり得ないはずです。
#そもそも、この掲示板でも関係があるのは「思い込み」のせいだとおっしゃって、私に反論していたのですから…。
なお、ヤマハが「血液型と性格」に肯定的だからネガティブな結果を掲載しなかった、ということはありえません。なぜなら、同じネガティブな情報の「差別」についてはきちんと書いてあるからです。
#それに、インタビュー記事なら、普通はインタービューされた本人の事前チェックもあります…。
こうなると、一番ありえると思われる推測は次のとおりとなります。
それは、山岡先生が、性格との関連性について「思い込み」の分析を避けて、対象を「差別」に限定することに路線を変更したということです。
#なしにろ、研究者というのは、自分の研究成果をアピールするために(大げさではなく)命をかけているわけですので…。
路線が変更された(?)と思われる時期は、この掲示板で「思い込み」だとおっしゃっていた今年の3月から現在の8月までの間ということになります。
ただし、テレビなどに代表されるマスコミの“公式”な場に限定すると、2014年11月の「ニュースな晩餐会」以降は、性格との関連性について直接説明されたことはないと思います。
#あるいは、比較的わかりにくい主張の「思い込み」は、テレビでは構成上カットされたのかもしれません…。
--☆----☆----☆--
さて、前回7月31日の回答では「すみませんが、多忙のため今回の質問について回答を考える時間がありません。」とありますが、管理者さんの“回答拒否”を確認するために、しつこいようですが再度同じ質問をさせていただきます。
#質問は7月18日ですので、既に20日以上経過しています。
【質問1】この掲示板に紹介されている、「血液型性格判断の差別性と虚妄性(自主企画(2)) (山岡先生ほか)」で取り上げた文献は、学会発表がされていますか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【質問2】この掲示板に紹介されている文献“Blood-typical Personality Stereotypes and Self-fulfilling Prophecy (Akira SAKAMOTO et. al)”は、学会発表がされていますか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【質問3】この掲示板に紹介されている文献「教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 (長島先生ほか)”は、科研費の研究成果報告書ですが、学会発表相当と見なしてよいですか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【質問4】質問1~3の文献は、いずれも「統計的に差がある」と書かれていますが、管理者さんはこの結論が正しいと思いますか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【質問5】この掲示板に紹介されている「心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 (清水先生)」の趣旨「肯定的なニュアンスの論文は、査読で否定される」は正しいですか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
ちなみに、Twitterでは京極先生が、こうおっしゃっています。 https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720
次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu
以上、回答のほどどうぞよろしくお願いいたします。
失礼しました。
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/07/18 23:11:48)
いくら夏休み期間中とはいえ、このサイトの参考文献の出所や内容について“回答拒否”というのは、「疑似科学とされるものの科学性評定」をするなら好ましいこととは思いません。
回答遅くなり申し訳ありません。
まずは、例の質問の答えから。
【質問1】1:日本パーソナリティ心理学会のシンポジウム内容のようですから、1相当とみなしてよいと思われます。
【質問2】4:当該文献は「論文」ですので、正確には「学会発表」ではありませんね。
【質問3】1:やや判断に迷いますが1でよいと思います。
【質問4】4:まず、問いの立て方が正確ではありません。たとえば【質問2】の文献では、1978年から1988年のデータを分析していますが、統計的に顕著な差がみられたのは1984年以降であり、当該文献ではこれを「血液型ステレオタイプが性格の自己申告に与えた影響」と結論付けています。これまでのABOFANさんのテクニックから察するに、おそらく「統計的な差がみられたことを“認めている”にもかかわらず血液型性格診断を否定している」という論法にもっていきたいのでしょうが、そもそもの出発点が正しくないため、ただのごまかしにすぎません。きちんと秩序立ててお話していただければと思います。
【質問5】4:「正しいですか?」という、回答に“幅のない”聞かれ方のため4としましたが、清水先生の当該文献を読む限り、血液型性格に肯定的なニュアンスであると論文誌によってはリジェクトされやすいという“空気”のようなものはあるのかもしれません。しかし、すべてがそうだというわけではなく、単に査読者個人の問題であるとも考えられます。現に、清水先生のこのコメント分析の論文は専門書として世に出ているわけですから、一概に決めつけることはできません。また、先回りして言いますが、これはABOFANさんが学術活動を行わないという言い訳の免罪符にはなりません。
やや長くなりましたが回答です。
ちなみに、長く据え置きしてきた問題ですが、こちらの質問にもお答えいただけますでしょうか。※今後もこちらの掲示板でコメントされるおつもりならば、何であれ明言しておいたほうがよい問題と思われます。
【質問1】すでに指摘されているように、ABOFAN(ペンネーム)=金澤正由樹(ペンネーム)は事実である
1はい
2いいえ
3答えたくない
4その他
【質問2a】(【質問1】に1と答えた場合)金澤氏の著書を第三者のように紹介するのは、自身の主張に客観性・正当性を付与させるための戦略である
1はい
2いいえ
3答えたくない
4それ以外(具体的にどうぞ)
【質問(提案)2b】(【質問1】に2と答えた場合)先の指摘が事実でないのであれば(誤った)法律解釈などを持ち出して暗に法的問題をほのめかすのではなく、「ABOFAN=金澤正由樹ではなく同一視されて迷惑だ」と、きちんと表明したほうがよいと思いますがいかがでしょうか?
b290
さすらいの馬券師
血液型性格診断
この項目にやたらと投稿している人がいるので気になって少し調べてみました。
ABOFAN氏はここに限らず、血液型性格診断に対して批判的な見解を述べている様々なブログ、ホームページに投稿を繰り返しているようですね(一部では有名な方のようです)。
全てを見たわけではありませんが、総じて言えることは「議論にならない」ということです。ABOFAN氏は理論的な考え、論理的思考が欠如しているようで、理論的な説明がまず理解できていない様子です。一方で独自の理論を振りかざし、回答する側を困惑させています。この人にどう説明したらいいんだろう、と。
また、ここでも見られるように、質問する際には非常に幅広い質問を投げかけ、回答する側がどれに答えていいのかわからなくする手法も使っています。そうかと思えば、先に投稿されているように、非常に限定した質問を投げかけて来ます。これは一見回答者が回答しやすいように見えて、論点を逸らしているように思われます(本来の論点は、血液型性格診断が科学的に見て正しいかどうかであるはずです)。恐らく、あなたの言っている事のここは間違っています→だからあなたの主張は間違っている→だから自分の主張は正しい‥といった流れに持っていきたいのでしょう。また、質問や投稿を繰り返し、相手が根負けするのを待っているのかもしれませんね。
結論から申し上げると、ABOFAN氏との議論は不毛な議論になる事が間違い無く、スルーもしくはブロックするのが賢明であると思われます(実際、ほとんどの場所で相手にされなくなっているようです)。 もっとも、読者からの投稿をスルーもしくは ブロックする事はこのサイトの主旨に反するものではあるでしょうし、ABOFAN氏も自分の投稿が掲載されなければその点について批判してくるでしょう(場合によっては、自分の正しさが証明された、と思うかもしれません)から、簡単に決断できる事ではないと思います。しかし、ネットを中心に疑似科学やデマなどが広がりやすくなっている現在、そういったモノを冷静に評価してくれるこのサイトの存在意義は低くないと思われます。そんなサイトの開設者の方々が、不毛な議論に時間も労力も割かれ、神経をすり減らしているという状況であるなら、それは「害である」と判断しても良いと思います。
それにしても、方向性はともかく、ABOFAN氏の情熱には頭が下がります。
※個人攻撃をするつもりはありませんが、不適切と思われるようでしたら、サイトへの掲載は見合わせて下さい。
ご投稿ありがとうございます。
おっしゃる通り、氏への対応にはこちらも苦労しています。こちらの掲示板でも2年ほどコミュニケーションを交わしていますが、なかなか健全な議論に至りません。
ただ科学コミュニケーション研究としての収穫もあり、今後の研究にも活かせる積み重ねではあります。
こちらの掲示板を初めて見る方はコメントの荒れ具合に面食らわれるかもしれませんが、こうした難しさも含めてコミュニケーション研究上の課題としてとらえております。
ご助言感謝いたします。
b291
ABO FAN
血液型性格診断
7月18日付けの質問に回答いただき、大変ありがとうございました。
直前の投稿(11:00付)では、ついうっかり見落としまいましたので、恐縮ですが今回の投稿と差し替えていただけるとありがたいです。お手数をおかけして本当に申し訳ありません。
>「血液型性格判断に肯定的な論文はリジェクトされるに決まってる~」とか言ってますが、「まともな」(内容はともかく「それなりに」書かれている)論文ならそんなことにはなりません。
(投稿者:AABA,投稿日時:2017/08/08 18:42:48)
――失礼ながら、少々苦笑してしまいました。「まともな論文ならリジェクトされない」ということだそうですが、仮にそうだというなら
1. 少なくとも、石川・清水先生の血液型の論文は「まともな」ものではない
ということになります。
なお、この論文の内容は、このサイトの参考文献に紹介されている「清水武・石川幹人 ABO式血液型と性格との関連性―主要5因子性格検査による測定」にありますし、それがリジェクトされたと思われる理由は「清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究」で読めます。
お手数ですが、この論文のコメントをいだけないでしょうか? そうでない限りAABAさんの発言は根拠がないものとなりますが…。
と書いて気が付いたのですが、この2つは(いつの間にか?)このサイトの参考文献から削除されたようです。それは、ひょっとして、何か問題があったからなのか、あるいは「まともな」論文ではないという理由なのでしょうか? AABAさんが正しいということですか?
なお、これについては後述します。
>「朱子学」に絡めた批判が最近のABOFANのマイブームのようですが、ざっと見たところでは「朱子学」という言葉を知って使ってみたくて「どうせ偉い人はわかってくれないんだ」と言ってる子供の台詞のようです。大人になりなさい。
(投稿者:AABA,投稿日時:2017/08/08 18:42:48)
――すみません、爆笑してしまいました。なぜなら、まさにABAAさん自身が朱子学の信者であることを、自ら告白されているようだからです。科学の前では「偉い人」と「子供」は平等なはずです。なぜなら、(言うまでもなく)科学は「誰がやっても同じ」だからです。「偉い人」なのは、科学的に正しいとされていることを主張しているからで、決してその逆ではありません(笑)。もちろん、「子供」だいう理由だけで、科学的に間違っているということでもありません。
念のため、以前の私の投稿の一部を再掲します。
【引用開始】
(10)平成25年2月19日、夕刊フジ「激闘の日本史(49)」(井沢元彦著)
<人間を身分だけで判断する悪癖>
松平定信が林子平を処罰した理由。
それは子平の著書である「開国兵談」[注:幕末の「黒船」来航を予言した書で、松平定信が主導した朱子学を正統な学問とした寛政異学の禁で発禁となった]の内容が誤りだと思ったからではない。
地方の藩の医者の弟という分際で、こともあろうに天下のご政道を批判した事、それ自体が許せぬという理由なのである。
これも実は朱子学の影響だ。
(中略)
特に定信のようなガチガチの朱子学徒はまず「こいつの身分は?」という目で人間を見る。そして身分が低いと判断すれば、どんな優れた意見であっても決して受け付けない。
いや正確に言えば、「身分の低い人間が優れた意見など言うはずがないと決めつけてしまう」ということなのである。これが朱子学の生み出す最大の偏見の一つだ。
出所:2016年3月31日 第164回「今月の映画」 http://www005.upp.so-net.ne.jp/jikokaifuku/movie164.htm
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/05/13 09:22:30)
【引用終了】
>先に投稿されているように、非常に限定した質問を投げかけて来ます。これは一見回答者が回答しやすいように見えて、論点を逸らしているように思われます(本来の論点は、血液型性格診断が科学的に見て正しいかどうかであるはずです)。恐らく、あなたの言っている事のここは間違っています→だからあなたの主張は間違っている→だから自分の主張は正しい‥といった流れに持っていきたいのでしょう。また、質問や投稿を繰り返し、相手が根負けするのを待っているのかもしれませんね。
(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/08/18 09:51:44)
――そういう抽象的かつ印象的なことを言われても、なんともコメントしようがありません。そこで、前回の投稿から一部を抜粋します。
【引用開始】
さて、前回7月31日の回答では「すみませんが、多忙のため今回の質問について回答を考える時間がありません。」とありますが、管理者さんの“回答拒否”を確認するために、しつこいようですが再度同じ質問をさせていただきます。
#質問は7月18日ですので、既に20日以上経過しています。
(中略)
【質問5】この掲示板に紹介されている「心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 (清水先生)」の趣旨「肯定的なニュアンスの論文は、査読で否定される」は正しいですか?
1. はい
2. いいえ
3. 答えたくない
4. その他→具体的にどうぞ
【引用終了】
これに対して、今回は管理者さんからは次のようなご丁寧な回答をいただいています。
>清水先生の当該文献を読む限り、血液型性格に肯定的なニュアンスであると論文誌によってはリジェクトされやすいという“空気”のようなものはあるのかもしれません。しかし、すべてがそうだというわけではなく、単に査読者個人の問題であるとも考えられます。現に、清水先生のこのコメント分析の論文は専門書として世に出ているわけですから、一概に決めつけることはできません。
(回答日時:2017/08/18 19:08:22)
――しかし、残念なことにこれだけではなんとも言えません。なぜなら、石川・清水両先生とこの査読者には事実関係を確認していないようだからです。原文では、
【引用開始】
(2-3)[第二査読者のコメント]
もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。
(●●は学会名)
【引用終了】
となっています。この査読者は、ほぼ間違いなく現在の心理学会の中心人物だと推測されますので、この査読者の意見は学界全体のものであり、“査読者個人”や特定の“学会誌”だけではない可能性が極めて高いです(京極先生のtwitterの他にも、このことを裏付ける証拠もありますが、長くなるので別投稿にさせてください)。
ですから、“空気”については、少なくとも清水先生には「事実確認」をするべきだと思いますがいかがでしょうか?
>結論から申し上げると、ABOFAN氏との議論は不毛な議論になる事が間違い無く、スルーもしくはブロックするのが賢明であると思われます(実際、ほとんどの場所で相手にされなくなっているようです)。
――これがまさに朱子学的な発想であることは、上の井沢元彦さんの解説でよくおわかりかと思います。また、これまたほとんどの否定論者(菊池誠さん、NATROMさん…)でもあてはまることは、私には非常に印象的です。
>ネットを中心に疑似科学やデマなどが広がりやすくなっている現在、そういったモノを冷静に評価してくれるこのサイトの存在意義は低くないと思われます。そんなサイトの開設者の方々が、不毛な議論に時間も労力も割かれ、神経をすり減らしているという状況であるなら、それは「害である」と判断しても良いと思います。
――すみません、今回の管理者さんの反応はまだいい方で、完全に“回答拒否”の質問も数えられないほどあります。私が学会発表ですよね?と管理者さんに確認しているのに、その回答が1回目の回答では全く無視され、「すみませんが、多忙のため今回の質問について回答を考える時間がありません。」とおっしゃています。さすがに1か月後には回答いただきましたが、このよう状況が、さすらいの馬券師さんのように、「不毛な議論に時間も労力も割かれ、神経をすり減らしている」ということになるのでしょうか?
あるいは、AABAさんのように、私が“偉い人”ではなく、“子供”だから回答できないということなのでしょうか?
なお、私の個人情報は、必要に応じて回答させていだきますので、あらかじめご了承おきください。実は、こういうことはよくあります。私が「関係がある」といったデータを示したとたん、突然“回答拒否”になったり、なぜか唐突に個人情報を質問し始めたりするのです。これも、否定論者の典型的な反応で、どういうわけか再現性はかなり高いようです…。
失礼しました。
>私の個人情報は、必要に応じて回答させていだきますので、
――では、先にうかがったこちらの質問には「回答保留」ということで認識させていただきます。
しかしながら一般論として、仮にABOFAN=金澤氏が事実なのであれば、金澤氏の自費出版書籍等を「第三者による文献」としてご紹介されるのは問題ではないかと思います。ですので、この指摘が事実ではない(ABOFANと金澤氏は同一人物でない)のであれば、そのように表明されたほうがよいとも思います(下手な法律云々のお話をちらつかせると、かえって疑惑が深まるだけではないか、というのが私の意見です)。
b292
ABO FAN
血液型性格診断
前回予告した別の投稿となります。
>清水先生の当該文献を読む限り、血液型性格に肯定的なニュアンスであると論文誌によってはリジェクトされやすいという“空気”のようなものはあるのかもしれません。しかし、すべてがそうだというわけではなく、単に査読者個人の問題であるとも考えられます。現に、清水先生のこのコメント分析の論文は専門書として世に出ているわけですから、一概に決めつけることはできません。
(回答日時:2017/08/18 19:08:22)
――この文章から判断すると、管理者さんは石川・清水両先生、そしてこの査読者には事実関係を確認していないようようです。査読者たちは匿名なので確認は無理でしょうが、石川・清水両先生に(心理)学会の“空気”や、特定の“論文誌”かどうか、確認することは可能でしょう。いかがですか?
では、次に論点を整理して紹介します。
【1】
まず、石川・清水先生の論文が掲載されたのは、『構造構成主義研究』シリーズという専門書の形式をとっており、ふつうの学会誌ではありません。iiiページにも「本シリーズは,従来の学会組織を母体とした学会誌ではない」とわざわざ断り書きがあります。
従って、論文誌はOKかもしれませんが、管理者さんは清水先生や私が論点にしている「学会(誌)」については何も“反論”がないということになります。
【2】→否定的な見解が1人
そして、以前にも紹介しましたが、twitterでは京極先生が、こうおっしゃっています。 https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720
次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu
【3】→否定的な見解が1人
次は、この論文についての清水武先生のコメントの一部です。
今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。
【4】→否定的な見解が3人
さて、清水先生の論文の査読者は3人いるようなので、代表的なコメントの一部を紹介します。
[第一査読者のコメント]
(1-1)本調査のような調査データからは「血液型ステレオタイプ」の反映であるという批判を,方法論の上から、永遠に逃れないと思います。
(1-1)血液型研究を調査的手法によって検証?しようというのは出発点として誤っています。
(1-3)そもそも、本研究の「仮説」は何なのでしょうか。血液型(抗原)と何? とが「関係あり」なのか「なし」なのか、最後までわかりませんでした。
[第二査読者のコメント]
(2-3)もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)
[第三査読者のコメント]
(3-1)遺伝子多型とパーソナリティ測定値の研究で自己申告による血液型との関連性を確認しても,本来の血液型との関連性なのか,本人が思い込んでいる血液型との関連性なのか分かりません。
なお、以前の投稿で紹介したように、第二査読者は、ほぼ間違いなく現在の心理学会の中心人物だと推測されますので、これらの査読者の意見は学界全体のものであり、“査読者個人”や特定の“学会誌”だけではない可能性が極めて高いです。
【5】→否定的な見解が1人
日経ビジネスオンラインに「血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」という記事 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/227278/021700082/
では、東大の四本先生は「サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」と決めつけているようです。
【6】→否定的な見解が2人
「心理学論の誕生」より
渡邊[芳之氏] そんなことだから、血液型性格判断のデータが統計的に有意★50だったりするとアタフタするんだよ。
★50 一部の心理学者が統計的手法で血液型性格判断を否定しようとしたため、血液型性格判断賛成陣営も統計を勉強し始め、最近では実際に有意差の出る(つまり血液型と性格に関連があるという)データを提出しはじめている。(中略)これらのことに対し、最初のうちは積極的に批判の論陣を張っていた心理学者たちの多くは沈黙している。
佐藤[達哉氏] まあ、怒りというとボクの場合は、血液型性格判断の研究を某誌に投稿したときのことがありますね。レフリーがわけの分からないことを書いてきて、さらにけしからんことに、データがついているからダメだと言ってきて。某誌の他の論文にはデータのついているのがあるのにさ。それなのにオレらのだけ(笑)ダメだっていうわけ(と自分には思えた)。
【2】から【6】までのすべて否定的な態度で、その人数を合計すると8人になります。
管理者さんのいうように、「すべてがそうだ[否定的]というわけではなく」ということに対しては、このように「日本国内の学会」に限ると例外を見つけることは出来ませんでした。
もちろん、このことは反証可能ですので、「査読付き」で肯定的な論文を掲載できる学会がありましたら、ぜひご紹介ください。
ちなみに、日本国内なら査読がないもので肯定的な論文、海外なら査読付きでも肯定的な論文はあります。
ですので、清水先生は英語誌に投稿すればよかったのではないかと思われます。この論文は、お世辞でなく日本語ではレベルが高く、学会誌に掲載されないのはおかしいと思います。英語誌でも十分通用する内容かと…。
>結論から申し上げると、ABOFAN氏との議論は不毛な議論になる事が間違い無く、スルーもしくはブロックするのが賢明であると思われます(実際、ほとんどの場所で相手にされなくなっているようです)。
(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/08/18 09:51:44)
――以上のことから、私だけに限らず、肯定的な言説なら日本の学会では無視され、清水先生の意見と思われる「血液型と性格に肯定的な論文は査読ですべてリジェクトされる(学会発表も同様である)」も正しいものと考えられます。いかがですか?
失礼しました。
>ですので、清水先生は英語誌に投稿すればよかったのではないかと思われます。この論文は、お世辞でなく日本語ではレベルが高く、学会誌に掲載されないのはおかしいと思います。英語誌でも十分通用する内容かと…。
――ご指摘頷けます。同意見です。
>、私だけに限らず、肯定的な言説なら日本の学会では無視され、清水先生の意見と思われる「血液型と性格に肯定的な論文は査読ですべてリジェクトされる(学会発表も同様である)」も正しいものと考えられます。いかがですか?
――ご意見としては理解できますが、実際に研究活動(論文投稿や学会発表などの手続き)をしていないABOFANさんと、研究者としてリジェクトの構造を問題視している清水先生を同列に置くことはできないでしょう。この書き方ですと、過去にABOFANさんも学会の場で同じような目に遭ったということでしょうか?
b293
ABO FAN
血液型性格診断
次は、単なる私の感想ですので、特にコメントは不要ですが、あえてコメントを拒否するつもりもありません。
さて、山本七平さんの「1990年の日本」を読み返しているのですが、その中に次の一節がありました。
《クラスの中で持てあましている子供を、クラスの全員が一致して懲罰に付すると決議し、その子供を裸にして「さらし者」にしたという事件があった。それが問題になったとき、教師が「クラスは自治で民主的な決議に基づくのだから、それを否定したら民主主義がなくなる。また、純真な子供の決議なのだから、誤っているはずがない」という意味のことを言ったという。》
さすがに、この文章には時代を感じますね。
まぁ、現在はこんなことはないでしょうが、このことが「民主主義」は関係ないことだけは確かでしょう。新聞記者に意見を求められた山本七平さんは、「そんなことは民主主義と関係ない」と、そして民主主義の前提は「天賦人権」だと、次のような返事をしたそうです。
《「天賦」とは、「天から与えられた」の意味、いわば絶対者によって与えられた絶対的権利であるから、多数決をもってしてもこれは剥奪できない。いわば、「多数決賦人権」ではない。》
ということです。
山本さんは、別なもっとわかりやすい例でも説明しています。
《たとえば、クラスに一人だけキリスト教徒の子供がいる。ところが、みなが「食前に一人だけお祈りなどされると気分をこわす、キリスト教をやめてもらおう」と全員一致で決議したらどうなるか。それも民主主義だから当然だというなら、「思想・信仰の自由」を否定することになる。それらはすべて西欧民主主義とは関係ない、むしろ「一致同心」と内的・外的規範の同一化を要請する日本的伝統だと記した。》
また、山本七平さんは、朱子学のことをこうも言っています。
《ある意味では、これら[朱子学]は徳川時代のエリート教育に基礎が置かれ、その基礎は明治の東京大学に引きつがれ、それを多くの大学が模倣し、これらの点に関する限り現代でも基本的に違わないから、日本人の多くが「無宗教的・疑似科学的・近思録的」世界観の持ち主であっても少しも不思議ではない。》
そういえば、最近の池田信夫さんのブログにも、これを裏付けるような、私の興味を引く記事がありました。
文系の真理は「学問政治」で決まる(2017年08月17日22:21)http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52001111.html
ですので、このサイトの投稿者のうち、ある一人だけが“疑似科学”を信じている。そこで、「一人だけ“疑似科学”などを主張されると気分をこわす、そんなのはやめてもらおう」と全員一致で決議して“さらし者”にしたらどうなるか…といった事態にならないことを祈っています(苦笑)。
それは、科学とは関係なく、「無宗教的・疑似科学的・近思録的」かつ日本的伝統なわけなのですから…。
ちなみに、海外の論文を読むとわかりますが、仮に「血液型と性格」で肯定的な結果が出たとしても、強いタブーではないようです。タブーがあるのは日本だけらしく、割と“ガラパゴス”的な反応と言えます。
とはいっても、欧米、特にアメリカ・ドイツなどでは、ナチスが血液型で民族差別的なキャンペーンをした過去があるので、自分の血液型はオープンにせずに“個人情報”として扱う傾向はありますが…。アジアではそこまでのタブーは見られません。
失礼しました。
b294
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血液型性格診断
申し訳ありませんが、今日の冒頭の投稿(11:00当初、11:55差し替え)の次の部分に誤りがあったので訂正します。
>1. 少なくとも、石川・清水先生の血液型の論文は「まともな」ものではない
>ということになります。
>なお、この論文の内容は、このサイトの参考文献に紹介されている「清水武・石川幹人 ABO式血液型と性格との関連性―主要5因子性格検査による測定」にありますし、それがリジェクトされたと思われる理由は「清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究」で読めます。
>お手数ですが、この論文のコメントをいだけないでしょうか? そうでない限りAABAさんの発言は根拠がないものとなりますが…。
>と書いて気が付いたのですが、この2つは(いつの間にか?)このサイトの参考文献から削除されたようです。それは、ひょっとして、何か問題があったからなのか、あるいは「まともな」論文ではないという理由なのでしょうか? AABAさんが正しいということですか?
――この最後の文章は間違いです。清水先生の論文は、参考文献の「(24)『よい教育とは何か』 西条剛央 京極真 池田清彦」に収録されています。ただ、清水先生の論文タイトルが明記されていないのは不思議です。だから読み落としてしまったというのは言い訳になりますが、ひょっとしてタイトルが「心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか」なので、それを書くとこのサイトには都合が悪い?ということなのでしょうか…。
いずれにせよ、誤りがあったのは事実なので訂正してお詫びします。m(._.)m
>それにしても、方向性はともかく、ABOFAN氏の情熱には頭が下がります。
(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/08/18 09:51:44)
――これはどでしょうか? あまりにも、管理者さんが“回答拒否”を連発するので、何回もしつこく質問しているわけで、それを「情熱」だと感じられるのは、ちょっと違うという気もします(苦笑)。
ついでに、論文だからといって、AABAさんのおっしゃるように、必ずしも審査が正しくされるわけではありません。それは、清水先生の「心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究」に書いてあるとおりです。
また、
>> 現在のAABAさんの統計の知識が私以下である可能性はかなり高いです。
>否定しませんよ。まあ、普段使ってませんから、数式のこねくり回し方なんかは忘れてますしね。ただ、どんなに高度な数式を知っていても、恣意的に使っているようでは統計を「わかっている」とは言えないと思いますがね。
(中略)
>すなわち、論文になっていないもの(ABOFANなんちゃら血液型統計)は議論する以前の段階、なのです。
(投稿者:AABA,投稿日時:2017/05/16 20:29:23)
――実は、これには反証があります。それは、清水先例の論文の例を見ればおわかりかと思います。次は、別の証拠です。
■佐藤達哉+渡邊芳之+尾見康博氏『心理学論の誕生』(2000年)
211~212ページ
佐藤[達哉氏] ぼくは、某達心理学研究(笑)という学術誌の常任編集委員をしてたことがあるんだけれども、共分散構造分析が使われ始めた頃は、使っている人が使い方というか内容を間違えてることがあった。たとえば実際に測定した変数と構成概念の間の矢印の方向っていうのか因果の方向っていうのか、それを全く理解してないで逆に考えている人がいたりしたわけですよ。…論文で言ってることが全然分からない。…
渡邊[芳之氏] そんなの落とせば良かったのに(笑)。
佐藤[達哉氏] ホントは落としたかったけど、他の2人のレフリーがほとんど手放し状態でホメてるのよ(笑)。本来なら2人が「採択」と言っていればそのまま掲載されてしまうのだけれども、それだけは勘弁してほしかったので、「修正再審査」にして、書き直してもらった。そして、再投稿されて再提出された論文を読んだら、他のレフリーもすごく分かりやすくなったって言ってきた。「それまでは自分の共分散構造分析の理解力が足りないんだって思ってました」みたいなことを言っているのよ、他のレフリーが。これゃダメだと思ったよ。
尾見[康博氏] つまり、学会誌のレフリーのレベルでも、ソフト使って流行の統計分析が行われていれば、認めてしまうってことですか?
佐藤[達哉氏] 残念ながらそういうことがあった。…今の大学生が興味を持つようなことを卒論で取り扱おうとしても、なかなか認めてもらえないことが多い。 「超能力は存在するか」なんてことはとにかくタブーなのである。 いわゆる血液型性格判断についても同様である。やってはいけない。 血液型性格判断ブームの研究については近年事情が変わってきたが、タブーとなるテーマであることは変わりがない。
214ページ
尾見[康博氏] 統計に強い人は崇めたてまつれらるわけですよね。…心理学科や心理学専攻は文学部系統に所属することは多いから、数学受験せずに数学が嫌いで大学に入っているわけだし。まあ、そういう人が頻度的に多いわけね、きっと。有意かもしんない、そういう意味では(笑)。
失礼しました。
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ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。さすらいの馬券師さんの次の投稿ですが、
>この項目にやたらと投稿している人がいるので気になって少し調べてみました。
>ABOFAN氏はここに限らず、血液型性格診断に対して批判的な見解を述べている様々なブログ、ホームページに投稿を繰り返しているようですね(一部では有名な方のようです)。
>全てを見たわけではありませんが、総じて言えることは「議論にならない」ということです。ABOFAN氏は理論的な考え、論理的思考が欠如しているようで、理論的な説明がまず理解できていない様子です。一方で独自の理論を振りかざし、回答する側を困惑させています。この人にどう説明したらいいんだろう、と。
>(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/08/18 09:51:44)
あまりにも誤解されているようなので、ぜひ説明させていただきたく。
議論にならないのは、否定側にほとんど知識がないことが原因です。だから、「理論的な考え、論理的思考が欠如しているようで、理論的な説明がまず理解できていない」のは否定側であって、その逆ではありません。
では、さすらいの馬券師の見解に実例で反証します。
まずは、私が参加した次のブログを実際にご覧になってください。
読めばおわかりのように、おそらく(私以外の?)誰も論点となっている、原典の縄田論文を読んだ人はいない模様です。
それで血液型を否定できるのは、「疑似科学」であり「非科学的」と言うことになりませんか?
以下は、私のブログからの抜粋です。
――――
BLOGOS顛末記 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2014-08-09
読売新聞の記事[2014年7月19日の縄田論文の紹介記事]に刺激されて、BLOGOSに2件ほど記事が出ました。
松田公太 2014年07月20日 13:00
なぜ日本で血液型診断が流行ったか
http://blogos.com/outline/90881/
[8/9現在の意見112件]
赤木智弘 2014年07月26日 08:10
ニセ科学の連鎖は続く
http://blogos.com/article/91249/
[8/9現在の意見301件]
私も参戦したのですが、何も議論にならないうちに相手が引っ込んでしまったようです。
この記事を書いた人も、意見をした人も、おそらく誰も原典の縄田論文を読んだ様子はありません。
特徴的なのは、血液型は怪しげな“ニセ科学”というイメージだけで、上から目線で否定するというパターンが大半であることです。
ですから、私からの質問「原典を読んだのですか」「実際に検算をしてみましたか」は予想外だったらしく、反対者のすべてが沈黙してしまいました。
推測するに、BLOGOSの否定派は、原典を読まないのではなく、統計的検定がわからない(内容がわからない)のかもしれません。
だから、私の質問にも答えられないので沈黙するしかしないと…。(失礼!)
そういう意味では、否定派、あるいは心理学者のイメージ戦略は成功していると言えるでしょう。
――――
そのほかにも、同じような記事
NATROM 2013年07月02日 0:00
血液型と性格の関係を否定するまずい論法について
http://blogos.com/article/65511/forum/
がありますが、否定派が何も調べていなくて、頭ごなしに否定するパターンは全く同じです。
後日だんんは、その後の「NATROMの日記」にもありますが、これまた同じことです。
http://d.hatena.ne.jp/NATROM/touch/comment/20130702/p1
その一例ですが…
――――
ABO FAN 2013/07/11 00:07
十六夜さん、コメントありがとうございます。
念のため、「反論はないのでしょうか?」は 2013/07/07 09:39 「ちょっと茶々を…」も含んでいますので、特に十六夜さんだけを指しているのではありません。
では、現在の時点で、以下の点について反論はないと確認させていただきます。
1. 他の調査では「有名な特性」ならユールのQ(相関係数)では0.2~0.3なので「ごく小さな」ではない。
2. 自己診断が当てにならない(=本当の性格でない)なら、その人のアンケートは無意味(ウソの回答なので)。
3. NATROMさんが紹介しているNIHの論文では、Big5(NEO)を使っているので差が出ないが、他の性格検査(例えばMBTIやTCI)なら差が出てている。
4. 坂元さんの研究報告で「ごく小さな相関」なのは、A型は几帳面や神経質、B型がマイペースといった「有名な特性」を質問していないからである。
#つまり、NATROMさんの主張は、ことごとく否定されることになります。
――――
こんな“非科学的”なことが、よく飽きもせずに毎回毎回繰り返されるのか不思議に思いませんか?
そして、それはこの掲示板でも同じことです。
この掲示板では、血液型なんかよりマイナスイオンの方が何倍もひどいことは、ご存じのとおりです。
いわゆる「マイナスイオン」が何であるかは、JISできちんと規定されているわけで、測定方法も決まってますし、JIS準拠の測定器も市販されています。
それを、JISも知らないで、あるいは知っていても否定するというのは、まさに「非科学的」で論外なわけですが、こんなことを堂々と書いてしまうという神経が、私には到底信じられません。
#ちなみに、この掲示板の総括責任者は某大電機メーカー出身ですが、内容をチェックしないのでしょうか…。
といった状況ですので、そこらへんの事情をご賢察下さい。
まあ、私の個人的な希望としては、こんなことを血液型の議論でしたかったのですが、掲示板の過去ログを読めばわかるように、今まで全て拒否されているわけです。
最初からオンラインでというのはやりにくいでしょうから、オフラインでと思っていたところ、2年ほど前に管理者さんからお誘いがありました。
大変喜んでいたのですが、どこかでストップがかかったらしく、そういう“本音”の話はしてはいけないことになったようです。
その後に、実際にオフラインで話はさせていただいたのですが、残念ながら私の発言の時間はほとんどありませんでしたし、本音の話は全くできませんでした。
実は、某心理学者(複数)とは、オフラインでじっくり血液型の話をしたことがあります。
そのときの話と、公開されている「公式」の話は全然違います(笑)。
その「公式」の話をもとに、この掲示板で血液型の議論を展開されてもちょっと、というのが私の正直な気持ちです。
#全くわかってないなあ…と白けています・苦笑
おわかりいだけますでしょうか?
そこで、どうしてもこの原因を知りたくて、いろいろと調べたところ、朱子学に行き当たったわけです。
確かに、それなら、いままでの“疑似科学批判”側のあまりにも非科学的な行動が、実に見事に説明できます。
まさに目からウロコでした。
それが、前回までの朱子学関連の投稿となります。
繰り返しになりますが、朱子学的な解釈だと、科学=朱子学=権威ですから、自分が間違っていることは絶対に認められないわけです。
論文にしないと議論の議題に認められないということですが、審査・判断する側の大多数が私より知識がないのですから、そもそもお話になりません。
それは、この掲示板の議論で尽くされているわけです。
もちろん、私より知識がある人も少数ですがいます。
#英語の論文の査読者ならかなり多いので、そういう人には当然ながら私も敬意を払いますし、謙虚な態度でいたいと思います。
おそらく、この調子でいくと、血液型関連の議論は英語(あるいは中国語)がメインになり、その権威が日本に「逆輸入」される可能性があると思っています。
現に、弘前大の土峯章子さんの(肯定的な内容の)論文が、PLOS ONEに投稿・掲載されたのは、そういう状況を象徴するものです。
余談ですが、石川・清水両先生も、2011年のデータを再分析して、英語誌(オンラインでも)に投稿した方がいいのではないかとも思えます。
私も、英語情報の発信を真剣に考えています。
失礼しました。
b296
ABO FAN
血液型性格診断
前回の投稿の一部で、さすらいの馬券師さんの敬称が抜けている文章がありました。大変失礼しました。
ついでに、「血液型と性格」と差別は無関係ですので付記します(誤解されると困るので、蛇足ですが念のため)。
無関係というのは、血液型と性格に関係がないから“差別”だというなら、仮に関係があるとするなら“差別”してもいいということになるからです。これは誰が考えても明らかにおかしいですよね?
もちろん、関係があるかどうかとは別に、血液型による差別はするべきではありません。よって、関係があるかどうかと“差別”は無関係です。それは、男女差があるかどうかと男女の差別の是非の区別と同じです。
しかし、否定論者は意図的かそうでないかはわかりませんが、この本来は無関係なはずの問題を同一視しようとします。
さすらいの馬券師さんが、この“差別”に踏み込まなかったのは、さすがに見識があると感じました。
さて、この“差別”問題が一般に大きく取り上げられるようになったのは、私の記憶だと「血液型と性格に関係があるというのは非科学的で差別的」と断定した2004年の「BPOの要望」以降です。http://www.bpo.gr.jp/?p=5125
そのせいかどうかわかりませんが、確かに血液型と性格の話題がマスメディアに取り上げられることは減りました。
理由は、おそらく池田信夫さんが言っているとおりなのでしょう。
「戸籍」に大騒ぎするマスコミのサラリーマン根性 http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/52000167.html
・蓮舫問題では朝日新聞が社説で「戸籍謄本の公表は差別につながる」と話をすりかえたが、国籍はプライバシーではない。
・戸籍と差別は無関係である。
・ではマスコミがこれほど戸籍に騒ぐのはなぜだろうか。それは彼らのサラリーマン根性が原因だろう。戸籍や個人情報で騒ぐことを職業とする「人権屋」が恐いからだ。
・私がNHKにいたころは、報道局の直通電話が鳴りやまないほどかかってきたり、デモ隊が毎日、押しかけてきたりした。(この部分だけ「ブログマガジン」から)
念のため、この「BPOの要望」は実質的に撤回されています。また、“差別”といった意見は、BPOのサイトに掲載されている9件だけらしいです。なお、これは裁判の結果ですから、「事実」として確定済のものです。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2016-07-20
私の推測ですが、このときのBPOの7人の委員のうち3人が心理学者ですから、この「要望」にはおそらく“大人の事情”が働いたのだと推測します。
それから、「弁護士ドットコム」によると、法律的にも「血液型と性格」の話題は“差別”ではありません。
「B型の人はワガママだ」血液型で性格を決めつける「ブラハラ」のどこが問題か? https://www.bengo4.com/roudou/n_3263/
・単に『血液型のことで嫌なことを言われ、不快な思いをさせられた』というだけでは、ただちに違法ということになるわけではありません。
それは、以前の投稿で紹介した、「キリスト教の子供のお祈り」と同じことです。
重ねて失礼しました。
b297
ABO FAN
血液型性格診断
今回も長々と連投失礼します。さすらいの馬券師さんの次の投稿ですが、
>この項目にやたらと投稿している人がいるので気になって少し調べてみました。
>ABOFAN氏はここに限らず、血液型性格診断に対して批判的な見解を述べている様々なブログ、ホームページに投稿を繰り返しているようですね(一部では有名な方のようです)。
>全てを見たわけではありませんが、総じて言えることは「議論にならない」ということです。ABOFAN氏は理論的な考え、論理的思考が欠如しているようで、理論的な説明がまず理解できていない様子です。一方で独自の理論を振りかざし、回答する側を困惑させています。この人にどう説明したらいいんだろう、と。
>(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/08/18 09:51:44)
あまりにも誤解されているので、反証を示しておきます。
それは、今までに統計的な差はないと主張していた否定論者は、現在まで例外なく沈黙しているということです。具体例を私のサイトから引用します。
【例1】 kikulogの菊池誠先生(阪大)
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/kikulog.htm
《引用開始》
きくち May 6, 2007 @11:05:11
「多くの日本人が"関係あり"と思いこんでいるにもかかわらず、心理学の調査では関連が見いだせないほど、弱い相関しか存在しない」ということです。「弱い相関」もないのかもしれません。
エントリー:血液型と性格
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1158225244
-----
これは、次の2.の坂元さんや、3.の最近の心理学の文献で否定されています。
2. 山崎賢治・坂元章 1991 血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析- 日本社会心理学会第32回大会発表論文集
血液型と性格の自己報告との間の相関は、弱いが認められた。さらに、一般の人々の性格の自己報告は、大学生の血液型ステレオタイプに合致していることがわかった。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/sakamoto.htm
3. 最近の心理学の文献
-----
A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22, p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
D. Physica A: Statistical and Theoretical Physics Volume 373, 1 January 2007, Pages 533-540
Blood-type distribution
 Beom Jun Kim, Dong Myeong Lee, Sung Hun Lee and Wan-Suk Gim
 A psychological implication for the case of B-type males is also suggested as an effect of a distorted implicit personality theory affected by recent popularity of characterizing a human personality by blood types.
[大意] MBTI検査では、ただ1つB型男性を除いては血液型による差がなかった。これは、血液型ブームによる歪みが現れたものと考えられる。
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なぜここまで“回答拒否”なのでしょう? 統計的に「関係がある」と認めるのは、それほど問題があることなのでしょうか?
《引用終了》
これに対しては、現在まで徹頭徹尾回答拒否です。
【例2】 このサイトの共同研究員 菊池聡先生
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/kikuchi.htm
《引用開始》
私からのメール -- H11.6.6[論旨に影響がない範囲で表現を一部改変しています]
突然のメールをお送りする非礼をお許しください。血液型と性格に関するHP『ABO FAN』の作者です。
菊池先生の月刊「百科」の記事(98年2月号「血液型信仰のナゾ」)を拝見いたしました。内容は非常に興味深かったのですが、その中で少々質問させていただきたいのです。
先生は、「血液型と性格に関係があるというデータをきちんと示してもらえば」(同記事31ページ中段6行目)とのことですが、これは心理学者によって既に(何回も)示されています。
例えば、1991年11月号の「科学朝日」の記事の要約を示しておきます。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/kagaku-asahi.htm
(ページの中ほどの坂元先生の図にご注目ください)
これは、延3万人の完全なランダムサンプリングのデータですから、信頼性には全く問題ないはずです。
いかが思われますか?
お忙しい中大変恐縮ですが、ご返事いただければ幸いです。
最後になりますが、乱筆・乱文ご容赦ください。
菊池先生からのご返事(要旨) -- H11.6.7[論旨に影響がない範囲で表現を一部改変しています]
「単純に差がある-ないの二分法で考えれば松井さんの見解と坂元さんの見解では矛盾があります。データ解釈を巡るこうした矛盾はたまにあることです。これを機に、血液型性格相関説を唱える方々も、この矛盾を解決するような研究をバンバンやって欲しい」というコメントを得ました。なお、菊池先生の血液型性格判断についての見解は、夏に平凡社から発売される新書を見て欲しいとのことです。
《引用終了》
その後は、統計データに関して沈黙されているようです。このサイトでは血液型に関して何の発言もありません。
【例3】 NATROMさん
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/natrom.htm
《引用開始》
平成15年(2003年)5月16日付けの「NATROMさんからメール」へ反論では、
> 「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
は、現在まで何回質問しても“回答拒否”でした。
#現在では統計的に有意な差を示している統計データは複数あります。
そこで、NATROMの日記のコメント欄で質問したところ、“回答拒否”だけではなく質問することも自体も禁止されてしまいました(2013.9.7)。
次が、削除された内容です。
2003.5.16付のNATROMさんからのメールですが、
> 「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
代表例ですが、
A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学 2009)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部 2006)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学 2007)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22, p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25
念のため、これらの論文の結論は、
A.「血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた」
B.「血液型の主効果が認められた」
C.「交互作用が有意だった」
は、要するに「統計的に有意な差があった」ということです。
ぜひ回答をお願いします。
なぜここまで“回答拒否”なのでしょう? 統計的に「関係がある」と認めるのは、それほど問題があることなのでしょうか?
《引用終了》
【例4】let's skepticさん
http://lets-skeptic.hateblo.jp/entry/2017/04/28/180543
《引用開始》
[let's skepticさん]
「質問が“有名な特性”でなはない」からエフェクトサイズが小さいというのは、FAQ -3-で既に書いたように報告にバイアスが掛かっていると疑うべき要素です。
id:ABOFAN
私が知る限り、[差が出ているデータにあるとされる]バイアスの存在を直接的に証明したという論文や研究報告は聞いたことがありません。そこで、前回は出典をお願いしたのですが、let's skepticさんから回答はありません。つまり、バイアスが存在するというのは、“目撃証言”だけでUFOの存在が証明できたというレベルの“疑似科学”です。
id:ABOFAN
10日間が経過しましたが、どうやら“回答拒否”のようですね。
では、let's skepticsさんから次の回答があるまでは、
自己報告型の質問紙調査の結果は、通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく、あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。[出典:白佐俊憲・井口拓自 血液型性格研究入門]
という見解を否定できる文献は「ない」ものとさせていただきます。
つまり、“思い込み”の存在が直接的に証明された文献はないということですから、現時点ではlet's skepticsさんの指摘は間違っているということになります。
同じようなことは、山本弘さん、菊池誠さん…にも当てはまります。
よろしいでしょうか?
id:lets_skeptic
いいえ。よろしくないです。
id:ABOFAN
更に30日間が経過したので、“回答拒否”と判断させていただきます。
《引用終了》
といった感じです。1例だと納得されないかもしれないので、長々としつこく4例ほど出しました。
これらに共通するのは、過去の自分の間違いや“非科学的”なことは、たとえ反証があっても絶対に認めない(?)といった、非科学的、疑似科学的、かつ頑なな態度です。
私がこの点を追求すると、確かに“議論にならない”とか“理論的な考え、論理的思考が欠如している”とか“理論的な説明がまず理解できていない”と印象論を振りまかれます。それは、この掲示板でも多かれ少なかれ共通しています。しかし、このように、それは真逆であることが現実のデータで示されているわけです。
ちなみに、上に紹介した何人かは査読ありの「論文」も書かれているわけで、それが私が学会や論文をあまり信用していない理由となっています。
早くまともな論文が査読を通るような環境になってほしいと切に願っています。
なお、以上の私の説明は「反証可能」であることを付記しておきます。
大変失礼しました。
b298
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。5月27付の私の投稿
インターフェース 2017年4月号 顔写真から血液型を当てるラズパイ人工知能に挑戦してみた
の開発秘話が、この執筆者が勤務している会社のサイトで読めます。
「組込み×ディープラーニング」開発秘話について、『Interface 4月号』には載せきれなかった内容をBee中村仁昭、岩貞智に徹底インタビュー! http://www.bee-u.com/interface.html
それによると、開発には顔写真の素材集めが一番大変だったそうです。
システム構築が大変だと思っていたのですが、クラウドが使えるのでそうでもないのでしょうか?
b299
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
Facebookには、そのものずばり、Blood Type Personality というコミュニティがあります。
https://www.facebook.com/BloodTypePersonality/
現在、186,195人がフォローしているので、結構な規模です。
参加メンバーは、ベトナムやインドネシアなどの東南アジアや、パキスタンなどの南アジアが多いようですね。
規模が大きいこともあり、難しい内容ではなく、軽いノリの話題が多いようです。
b300
さすらいの馬券師
血液型性格診断
私の投稿に対して、ABOFAN氏から返信(?)があったようですね。
ある程度予想していた事ですが、ABOFAN氏は文章の読解力に欠けているようです。先の私の投稿は、ABOFAN氏に対してのものではなく、このサイトの開設者の方々や、ABOFAN氏の投稿に疑問を抱いている閲覧者の方々に向けて書いたものです。そのため、簡潔に要点を述べたわけですが、この点が全く理解されていないようです。また、自分が文章を書く際にも、思いついた事を羅列しているだけのようで、読む人にわかりやすく伝える、という発想が無いようですね。文書で議論しようとする際、この読解力の無さ、文章力の無さは致命的と言えるものです。
さらに、議論をする、という事が根本的に理解できていないようです。ABOFAN氏は先の投稿で「議論にならないのは、否定側にほとんど知識がない事が原因です」とおっしゃっていますが、そもそも議論とは知識の量を競い合ったりぶつけ合ったりするものではありません。得られた情報を客観的に分析・評価し、それを元に理論を積み重ね、結論を導き出す、その過程において様々な意見、見解をぶつけ合うのが議論です。必要なのは知識の量ではなく、理論的・論理的な思考、客観的に全体像を把握する理解力、判断力です。ABOFAN氏はその能力が不足しているため、多くの所で相手にされなくなっているのですが、その自覚は無いようですね。また、多すぎる情報はむしろ論点をあやふやにしてしまうなど、議論の妨げになる危険性がある、という事も付け加えておきます。
さらに、ABOFAN氏がここに提供する情報や質問の量の多さも問題だと思います。例えば論文を一つ読むとなると、参考文献にも目を通す必要が出てきますし、内容によってはかなりの時間と労力を必要とします。その上様々な質問も乗せて来るわけですから、目を通し、評価、回答しようとすれば、相当な時間を必要とします。また、このサイトは様々な項目を取り扱っており、ABOFAN氏だけを相手にしているわけでは無いのです。にもかかわらず、自分の投稿が掲載されるのが少し遅くなっただけでそれを批判するような投稿を繰り返すという姿勢は、社会人としていかがなものかと首を傾げざるを得ません。
これまでの経緯から、ABOFAN氏と建設的な議論が成立しない事は明白で、多くの所で相手にされなくなっている事は十分に理解できます。しかし、先の投稿でも指摘しましたが、やはりABOFAN氏は相手にされなくなった事を、自分の言っている事が正しい、あるいは相手は間違っている事に気付いたから返事をして来なくなった、と解釈しているようです。本当にそう思っているのであればどうしようもありませんが、解った上でそう解釈しているのであれば問題です。なぜなら、ここでやっているように多くの情報提供、質問を絶え間無く送り続け、相手がうんざりして返信が来なくなったのを、自分の主張が正しかった、と勝利宣言のようにホームページに掲載する、という手法が使えるからです(もっとも、ABOFAN氏が一般社会に対してどの程度影響力があるのかはわかりかねます)。
と、ABOFAN氏から返信(?)がありましたので、もう一度ここに私の見解を述べさせてもらいました。しかし、私もABOFAN氏と議論するつもりは毛頭ありません。議論が成立しない事は明白ですし、ABOFAN氏の文章は支離滅裂で読みづらくて仕方ありません。また、ABOFAN氏にとって血液型性格診断はライフワークかもしれませんが、このサイトにとっては多くの項目の一つに過ぎませんし、私にとっても話のネタの一つくらいのものなのです。楽しく議論できるならまだしも、不毛な議論に時間を割くつもりはありませんので、その点はご理解下さい。
ご投稿ありがとうございます。
丁寧に、かつ論理的なコメントにてABOFAN氏とのやり取りについて検討されていると思います。ご指摘の通り、ABOFAN氏とのコミュニケーションにはそれだけで多大な労力が要され、しかもその甲斐なく徒労に終わることが多いです。また、氏は他人を不快にさせる論述テクニックをよく心得ているため、うかつに関わると精神的にも残念な思いをさせられてしまいます。
ただ、コミュニケーション研究的な目論見としては極端な論者との対話によって得られる知見もあると考えております。たとえば、他の方からも何度か希望があったのですが、ABOFAN氏とのやり取りについて(失敗の)科学コミュニケーション実践例としてまとめ、そこに介在する「失敗の要因」を(メタ的に)検討することもできるのではと現在計画しております。
b301
ABO FAN
血液型性格診断
さすらいの馬券師さんからコメントをいただたけのは予想外です。ありがとうございます。
>私もABOFAN氏と議論するつもりは毛頭ありません。
――この回答は私の予想どおりですね。実は、さすらいの馬券師さんが典型ですが、否定側の反応には非常に再現性があります。それは、ほとんど100%と言ってもよいでしょう。例えば、
>ABOFAN氏は先の投稿で「議論にならないのは、否定側にほとんど知識がない事が原因です」とおっしゃっていますが、そもそも議論とは知識の量を競い合ったりぶつけ合ったりするものではありません。
――文字通りに解釈すれば、科学的な知識やバックグラウンドがなくとも、相手を“科学的”に否定できるということになりますが…。ひょっとして、反証もデータも何も示せないけれど、議論の相手(私)は間違っていると確信しているということなのでしょうか? 普通は、こういう主張は「疑似科学」と言います(苦笑)。
>ABOFAN氏がここに提供する情報や質問の量の多さも問題だと思います。(中略)このサイトは様々な項目を取り扱っており、ABOFAN氏だけを相手にしているわけでは無いのです。にもかかわらず、自分の投稿が掲載されるのが少し遅くなっただけでそれを批判するような投稿を繰り返すという姿勢は、社会人としていかがなものかと首を傾げざるを得ません。
――これは事実に反します。管理者さんや山岡先生をはじめとして、私の質問や疑問にことごとく“回答拒否”なのです。では、回答拒否の証拠として、かなり昔の「効果量」の質問を再掲します(回答日時:2015/11/10 10:32:28)。
【引用開始】
どうやらこのサイトでは、自分の答えたくないことは回答しないというのが「基本方針」らしいので、あえて管理人さんが答えたくない質問をして、“回答拒否”を延々と繰り返す、という方向にやむなく方針転換します。あらかじめご了承ください。
では質問です。
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。(回答日時:2015/10/13 21:09:42)
ということですが、それにもかかわらず
>では、「効果量・中」であるデータをお示しいただけますでしょうか?
という質問をいただきました。ですので、管理者さんの「効果量・中」の定義をお願いします。
【引用開始】
この質問には未だに管理者さんから回答がいただけていません。なお、「効果量」(初歩的なケース)はこの掲示板では必須の知識だと思っています。まさか、さすらいの馬券師さんが、このことを否定されるとは思えませんが…。
>楽しく議論できるならまだしも、不毛な議論に時間を割くつもりはありませんので、その点はご理解下さい。
――科学的な論争に参加するのに、そもそもベースとなる知識がないとするなら、それで“楽しく議論できる”と考えるのはおかしいと思わないのでしょうか?
もっとも、以上のことから、さすらいの馬券師さんは、ある意味非常に正直な方であることは疑いようがありません。それはそれで、賞賛されるべきことで(私とは逆に?・苦笑)人格的に円満な方だとは思います。
>ご指摘の通り、ABOFAN氏とのコミュニケーションにはそれだけで多大な労力が要され、しかもその甲斐なく徒労に終わることが多いです。
――はい、否定はしません(苦笑)。その理由は、さすらいの馬券師さんのおっしゃるとおりで、管理者さんに血液型や統計の知識が不足しているからです。また、基本的な科学的知識がないことも、「マイナスイオン」に関するJISを知らなかったことから明らかです(苦笑)。
>ABOFAN氏とのやり取りについて(失敗の)科学コミュニケーション実践例としてまとめ、そこに介在する「失敗の要因」を(メタ的に)検討することもできるのではと現在計画しております。
――逆の意味で、ぜひお願いしたいと思います。effect sizeを知らないで「血液型性格診断」を否定する、JISを知らないで「マイナスイオン」を否定する…。(失敗の)科学コミュニケーション実践例としては、非常に適切なのではないかと…。
失礼しました。
b302
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。
>>、私だけに限らず、肯定的な言説なら日本の学会では無視され、清水先生の意見と思われる「血液型と性格に肯定的な論文は査読ですべてリジェクトされる(学会発表も同様である)」も正しいものと考えられます。いかがですか?
>――ご意見としては理解できますが、実際に研究活動(論文投稿や学会発表などの手続き)をしていないABOFANさんと、研究者としてリジェクトの構造を問題視している清水先生を同列に置くことはできないでしょう。この書き方ですと、過去にABOFANさんも学会の場で同じような目に遭ったということでしょうか?(回答日時:2017/08/28 12:02:17)
――予想どおり「回答拒否」ということですね(苦笑)。私が引用しているのは、現在の学会の有力メンバー自らの発言ですから、私が研究活動をしていない(いる)かどうかは関係ないのは明らかです。まさか、学会に属しているらしい管理者さんが、そんな基本的なことを知らないはずはないでしょう。
念のため、私が引用した文章は、実際に書いた方(複数)にお会いして(ある程度事実を)確認しています。よって、管理者さんの発言よりは何倍も信頼性があるはずです(特に根拠が示されていないので…)。
私の主張に反証するなら、管理者さん自身の体験や他の方の文章を第三者が検証できる形で提出する必要があります。しかし、この掲示板の過去のやりとりからすると、失礼ながら管理者さんができるとは思えません。とはいっても、密かに反証を期待しているのもまた事実です。しかし、残念なことに、その期待は毎回裏切られています。
ついでに、管理者さんの昔の回答ですが、
【引用開始】
ABOFANさん
>縄田氏が「アメリカ2004」(Q22)で有意差が出ていることを意図的に隠蔽したかどうかは不明ですが、追加分析2では意図的に基準を変えて、有意差が出ていることを隠蔽したことは明らかです。
>統計的に間違っていることは明らかです。しかも、学会員にもその間違いに気付いている人もいます。
となると、その“意味”は「大本営発表」としか考えようがありません。つまり、何らかの意図を持って、一般向けに間違った情報を流しているということなります。違いますか? では、その意図とは何かと言われても私には答えられませんが、とにかく「血液型と性格」に関係があっては絶対に困る(苦笑)、ということなのでしょう、たぶん。
――ほぉ、つまり、ABOFANさんの世界の中では、「血液型性格診断」にはいわれのない”陰謀”が憑りついている、と認識されているのですか…。なるほど、それは興味深いですね。
ではその陰謀とやらは、「誰が」「何の目的で」行っているものだと思われていますか?ABOFANさんの独断と偏見で結構ですので、そのあたりのお考えを詳しくお聞きしたく…。
(回答日時:2015/06/05 10:29:47)
【引用終了】
これだけ管理者さんの“回答拒否”が続くと、私はそれは一種の“陰謀”だといってもよいと思います。これはそもそも管理者さん自身が行っているのですから、その「目的」を説明する責任があると思いますが、いかがお考えでしょうか?
大変失礼しました。
b303
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
アメリカの懐疑主義者の雑誌、Skpetic誌で「血液型と性格」が取り上げられていることを発見しました。
残念ながら、英語圏の情報しか調べてないようですね…。
Buckner, Rebecca Anders, and John E. Buckner, V. "It's not in your blood: exploring claims that blood type and personality are linked." Skeptic [Altadena, CA], vol. 19, no. 3, 2014, p. 24+
http://www.academia.edu/8344454/Its_Not_in_Your_Blood_Exploring_Claims_that_Blood_Type_and_Personality_are_Linked
記事の結論は次の通りです。
私たちの知見
完了した調査は、182名のボランティア(男性97名、女性85名)の参加者から収集され、O型56.0%、A型30.2%、B型10.4%、AB型3.8%で、ほぼアメリカ人の平均を示している。 我々の分析結果(MANOVAまたはMultivariate Analysis of Variance)は、5つの広範な性格特性[ビッグファイブ]と血液型との間に全体的な関係を示さなかった。
したがって、これらの知見は、血液型が性格に関係していないという主張を支持する。
Completed surveys were collected from 182 volunteers (97 male, 85 female), and participants formed a fair representation of blood types in the U.S. -- 56.0% type O, 30.2% type A, 10.4% type B, and 3.8% type AB. Results of our analysis (MANOVA or Multivariate Analysis of Variance) showed no overall relationship between the five broad personality characteristics and blood type.
Therefore, these findings support the contention that blood type is NOT related to personality.
このことは、まさに心理学の限界を示しているのですが、さすがにアメリカでもそうは言えないんでしょうね。拙ブログの説明は次の通りです。
心理学では血液型と性格を分析できない!?-性格検査の問題点
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-02-19
面白いのは、アメリカでも「血液型と性格」の話題が徐々に浸透してしてきているということです。以下は、この記事の要約からです。
この主張[血液型と性格は関係がある]は広く普及しており、世界の特定の地域、すなわち日本で受け入れられている。 この信念は、最近、人気のある書籍、「答はあなたの血液型」[Peter Constantin: The Answer is in Your Blood Type]に書かれているような主張を通じて、米国でも(再)紹介されている。
This claim is widespread and largely accepted in certain parts of the globe, namely Japan. This belief is also being (re)introduced in the U.S. more recently through popular books and claims such as those outlined in The Answer is in Your Blood Type.
b304
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回も情報紹介です。
以前に紹介させていただいた渡邊芳之氏[帯広畜産大学、現日本パーソナリティ心理学会理事長]ですが、心理学の「血液型と性格」について、2016年にこう書いています。
【引用開始】
日本の心理学においてもっとも多く追試されたのは,心理学がみずから主張したのではない「血液型性格関連説」である(佐藤・渡邊,1992;最近では縄田,2014)。しかしこの場合には心理学者の側に「血液型と性格との関連を否定したい」という強い動機づけがアプリオリにあり,じっさい追試(で関連が再現されないこと)によってそれが否定されるという結果になっているので,これも本来の意味での追試とは呼びにくい。
【引用終了】
念のため、この「心理学評論」は発行元の心理学評論刊行会のサイト(http://www.sjpr.jp/)によれば「日本で唯一の心理学のレビュー雑誌」ですし、その雑誌に日本パーソナリティ心理学会理事長が直々に執筆しているのですから、心理学会全体の雰囲気が「血液型と性格」に否定的な態度であるということは明々白々なわけです。従って、次の管理者さんの主張は、学会の“権威”によって全面的に否定されます。
[血型と性格に肯定的な論文は査読ですべてリジェクトされる(学会発表も同様である)という私の主張は]ご意見としては理解できますが、実際に研究活動(論文投稿や学会発表などの手続き)をしていないABOFANさんと、研究者としてリジェクトの構造を問題視している清水先生を同列に置くことはできないでしょう。(回答日時:2017/08/28 12:02:17)
いや、それでも私を信用しないということなら、より強い証拠の提出をお願いします。なお、関連部分の全文は次の通りです。
――――
2.デモンストレーションとしての心理学データ
ここまで,心理学における再現可能性を低めるさまざまな要因とその含意について簡単に検討した。さて,こうした要因が心理学の実験や調査の結果の再現性を低めるようになったのは最近のことではなく,ずっと以前からそうだったはずだが,それが今まであまり問題にならず,最近になって急に問題にされるようになったのはなぜだろう。そのひとつの原因は,心理学がこれまで追試にあまり熱心でなかったことである。
 自然科学の多くの分野では新しい重要な知見が報告されると,関係する研究を行っている世界中の研究室で追試が行われて,繰り返し再現された知見だけが事実として残っていくことが多い。少し前には常温核融合が(渡辺,2001),最近ではSTAP 細胞(De Los Angeles et al., 2015)が,そうした追試に耐えられずに否定されるという運命をたどっている。いっぽう,心理学で重要な知見が報告されても,そのように世界中で追試されるということはこれまであまりなかった。別の研究の中で先行研究の知見が再検討され,検証されることはあるが,そのときには研究対象も,データの収集方法も分析方法も先行研究とは異なっていることが多く,追試としてのその結果の解釈にはさまざまな問題が生じる(三井,1981)。卒業研究など教育の文脈で行われる追試は比較的多いが,その結果は公式には報告されない。
 追試されないならば,その再現性が問題になることもないので,これまで心理学の再現可能性はほとんど問題にされなかった。皮肉なことに,日本の心理学においてもっとも多く追試されたのは,心理学がみずから主張したのではない「血液型性格関連説」である(佐藤・渡邊,1992;最近では縄田,2014)。しかしこの場合には心理学者の側に「血液型と性格との関連を否定したい」という強い動機づけがアプリオリにあり,じっさい追試(で関連が再現されないこと)によってそれが否定されるという結果になっているので,これも本来の意味での追試とは呼びにくい 2)。
2) Bem (2011)の「予知研究」とその追試(Ritchie, Wiseman,& French, 2012)をめぐる一連の出来事も,研究が主張する知見が心理学者の常識や他の心理学的知識と整合しないことで追試の対象になった,という点でわが国における血液型性格関連説の追試と類似した性質を持っている。また,そうした試みが結果として心理学の研究方法そのものへの疑問や批判につながった(佐藤・渡邊,1992)という点でも類似していると言える。
【出典】渡邊芳之 (2016) 心理学のデータと再現可能性 (特集 心理学の再現可能性), 心理学評論(Japanese Psychological Review), 59(1)98-107 http://team1mile.com/sjpr59-1/wp-content/uploads/2016/07/watanabe.pdf
b305
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
しばらくぶりにWikipediaを見たら「血液型性格分類」が編集禁止になっていました(笑)。否定論者がかなり文句を言っていますね。
Wikipediaの基本基本方針は、否定・肯定の価値判断はなるべくなくすようにしているので、当然のことだと思います。もっとも、肯定的な記述がほとんどないので、私的には不満なのですが(苦笑)。
以下は、Wikipediaからの抜粋です。
医学の分野においては、性格に影響があるとされる遺伝子の存在は指摘されているが[17]、血液型と脳細胞の活動の関係を証明したものはなかった[注釈 3][21]。しかし2010年代に研究が進み、神経伝達物質であるドーパミンと血液型遺伝子が関係しているという仮説などは提唱されている[22]。 血液型と病気の関連性については1980年代には持てはやされていたが、ヒトゲノム計画が終りつつあった2000年に、科学雑誌『Nature』にて総説が掲載され、その内容は「胃腸管に関するいくつかの形質に弱い相関が確認できるが、血液型と疾患の相関については再現性よく示されたものは無い」というものであった[23]。その後の研究では、健康面(ストレス抵抗性や病気のリスク)へ影響があるという報告は存在している[24]。
[22]Shoko Tsuchimine, Junji Saruwatari, Ayako Kaneda, Norio Yasui-Furukori. (2015). ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects.
Donna K. Hobgood. (2011). Personality traits of aggression-submissiveness aaggression-submissiveness and perfectionism associate with ABO blood groups through catecholamine activities. Medical Hypotheses, 77(2), 294-300.
東海大学の灰田宗孝による光トポグラフィーを使った実験の説明
[24]A Study on the effects of one's blood type on emotional character and antistress of adults, Journal of the Korea Academia-Industrial cooperation Society, 12(6), 2554-2560.
永田宏(2013)『血液型で分かる なりやすい病気 なりにくい病気 がん、胃潰瘍、脳梗塞から感染症まで』講談社ブルーバックス
Brian M. Wolpin et al. (2009). ABO Blood Group and the Risk of Pancreatic Cancer. Journal of the National Cancer Institute, 101(6), 424-431.
wikiのことをよく知らないのですが、編集禁止となる場合は多いのですか?また、その場合どのような理由から編集禁止になるのでしょうか?
b306
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
もう一度、清水武先生の「心理学者はなぜ、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究―」を読み直してみました。
どうやら、「データに差がある」ことは、血液型に関心がある心理学者の共通認識となっているようです。ただ、そうなると、今までの彼(女)らの“権威”が完全に否定されることにもなりかねません。だから、必死になって抵抗しているようにも読み取れます。
#まさに、東日本大震災を全く予測できなかった日本地震学会のようです(苦笑)。
その根拠は、清水先生の次の記述です。
・[第一査読者の指摘は]調査結果が血液型ステレオタイプの反映である、という批判をかわせないということである。同様に、第二査読者、第三査読者にも、類似の指摘がされている。(p95)
これは面白い観点です。では、「血液型ステレオタイプ」は存在するのか?
もちろん、あえて考えるまでもありません。山岡先生が6千人超、坂元先生が3万人超、長島先生が20万人超のデータで確認しているのですから、存在するに決まっています! そもそも、日本人の7割が血液型と性格の関係性を信じているのです。それで自己報告の性格のデータに血液型による差が現れないなんてことはありえません。
では、次に。
・さて、ここまでの査読者のコメントを紹介してきたが、その背後には、血液型と性格の関連性を肯定する内容を、どうしても認めるわけにはいかないという結論が先にあることが想定でき、またそれが公には表明されない形で議論が進んでいることが読み取れる。ここでみてきたように、むしろそう解釈しない限り、ダブルスタンダード的な審査を解釈するのが難しいようにも思われる。(p105-106)
確かにそうでしょう。それは、この掲示板の管理者さん今までの発言でも明らかです。そこで、管理者さんに質問です。
《質問1》
石川・清水先生の実験結果では、血液型による性格の差が現実のデータとして示されていますか?
1. はい
2. いいえ
3. わからない
4. 答えたくない
5. その他→具体的にどうぞ
《質問2》
清水先生が書かれているように、心理学者には「血液型と性格の関連性を肯定する内容を、どうしても認めるわけにはいかないという結論が先にある」そして「それが公には表明されない形で議論が進んでいる」だから「そう解釈しない限り、ダブルスタンダード的な審査を解釈するのが難しい」と思いますか?
1. はい
2. いいえ
3. わからない
4. 答えたくない
5. その他→具体的にどうぞ
なお、この質問は、管理者さんから回答が返ってくることを期待しているものではありません。全く反対に、管理者さんが毎回毎回“回答拒否”という態度を示すことにより、上の清水先生の記述が正しいことを消極的に確認するものです(苦笑)。
まさかとは思いますが、“忙しいから”回答できないという理由もありえません。なぜなら、今回の投稿で示した者は、すべてこのサイトの参考文献に示されているものだからです。
忙しいから、(他人ではなく)自分で示した参考文献の概要さえわからない(?)、というようなことを公式に認める研究者がいるとは思えませんし、そんな研究者が信用を失わない学会があるとは(少なくとも私は)信じられません。
次回は、マイナスイオンも含めて、なぜ管理者さんがそういう態度を取るのかを考えてみたいと思います。
失礼しました。
ABOFANさん
>なお、この質問は、管理者さんから回答が返ってくることを期待しているものではありません。全く反対に、管理者さんが毎回毎回“回答拒否”という態度を示すことにより、上の清水先生の記述が正しいことを消極的に確認するものです(苦笑)。
――回答拒否なのはABOFANさんのようにも思いますが(ABOFAN=金澤にかんしてなど)、質問に答えますと
質問1⇒1(ただし、当該実験で「統計的有意差がみられた」のは主要5因子のうち情緒安定性と良識性だけではなかったでしたっけ?なので正確には「差が見られた」データでもあり「差がみられなかった」データでもあるかと思います。また、効果サイズはすべて0.2に満たないため、実質的な予測力のないデータであると本文中でも触れられていますね)
質問2⇒あくまで個人的な感覚としては1です。ただし、これは清水先生の論文を読んでの「解釈」ですので、どこまで一般化できるかはわかりませんし、そこは慎重な態度です。
b307
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
しばらくぶりにPubMedを検索していたら、O型はスポーツに強いという論文を発見しました。この論文は(珍しく)タダで読めるようです。日本人は血液型が好きなのですが、なぜYahoo!ニュースとかで取り上げられなかったのでしょうか?
Lippi G., et al., (2017), Influence of ABO blood group on sports performance. Ann Transl Med. 2017 Jun;5(12):255. doi: 10.21037/atm.2017.04.33. https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28706923
The ABO blood group status was also found to be independently associated with running time, with O blood type athletes performing better than those with non-O blood groups. Overall, age, weekly training and O blood group type explained 62.2% of the total variance of running performance (age, 41.6%; training regimen, 10.5%; ABO blood group, 10.1%).
The results of our study show that recreational athletes with O blood group have better endurance performance compared to those with non-O blood group types. This finding may provide additional support to the putative evolutionary advantages of carrying the O blood group.
また、O型に躁鬱病が多いことも確定的なようです。こちらは、以前に紹介した韓国の論文にあります。
Sungil Ryu Young-Woo Sohn (2007) A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology, Korean Journal of Social and Personality Psychology, 21(3),27-55
表9.血液型と神経精神科疾患の関係の研究[抜粋]
Parker(1961)O型の躁鬱病が多い。
Mendlewicz(1974)O型の躁鬱病が多い。
ソクジェホ(1977)O型の躁鬱病が多い。
Tanna(1968)先天性情動障害の場合には、B型が高く、O型が低い。
Shapiro(1977)O型の躁鬱病が多い。 A型の単極性情動障害多い。
Irvine(1965)統計的有意性はないが、O型に躁鬱病が多い。
失礼しました。
ABOFANさん
興味深い研究に思います。血液型と疾患の関係についてはいくつかありますが、なぜ精神病の発病と関連があるのか知りたいですね。より建設的な研究が進めばと思います。
b308
ABO FAN
血液型性格診断
――おお、「マイナスイオン」と同じく、予想通り投稿からきっかり10日後に掲載されましたね。そうなると、この投稿も9月20日に掲載されることになります。
さて、今回の管理者の回答は、「マイナスイオン」とは違ってほぼ事前の想定内です(笑)。
まず、管理者さんにとって都合が悪そうな統計の話は(例:effect size)は全く無視ですね。少々失礼な言い方になりますが、管理者さんは“純粋文系”らしいので、統計の本を読んでもすぐ理解できるとは思えません。それは、以前の多重比較の議論でもよく分かります。勉強しても分からないというなら、“回答拒否”なんかせずに、石川先生にでも確認されてはどうですか? もっとも、そんなのは自分で勉強しなさい、と言われてしまうかもしれませんが(苦笑)。
#私はもそれほど難しいことは言ってませんよ(そもそも複雑なことは分かりませんし…)
さて、一連の投稿の中での唯一の回答ですが、管理者さん自身もお分かりかと思いますが、実質的には“回答拒否”です。なぜなら、私が問題にしているのは、そういうことではないからです。
>質問1⇒1(ただし、当該実験で「統計的有意差がみられた」のは主要5因子のうち情緒安定性と良識性だけではなかったでしたっけ?なので正確には「差が見られた」データでもあり「差がみられなかった」データでもあるかと思います。また、効果サイズはすべて0.2に満たないため、実質的な予測力のないデータであると本文中でも触れられていますね)
――実質的に意味がないというなら、そもそも清水先生が「関係がある」という結論を前面に出して投稿するはずもありませんし、質問2のように「ダブルスタンダード」と主張して、現在の論点である2番目の論文を執筆することもありえません。全く逆に、「実質的な予想力がない」というような、縄田氏のようなタイトルや内容にまとめるはずです。もちろん、縄田氏の論文のタイトルは、この掲示板にもあるように、
血液型と性格の無関連性 ―日本と米国の大規模社会調査を用いた実証的論拠―
です。念のため、清水先生のタイトルを再掲します。
1.ABO式血液型と性格との関連性―主要5因子性格検査による測定―
2.心理学者はなぜ、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究―
もっとも、1については「実質的な予想力がない」と結論には書いてあります。しかし、2を執筆したことから、清水先生が「実質的な予想力がない」ことを問題視していないことは明らかです。よって、管理者さんの「実質的な予測力のない…」は、清水先生の論文の趣旨と正反対であることは自明です。
>質問2⇒あくまで個人的な感覚としては1です。ただし、これは清水先生の論文を読んでの「解釈」ですので、どこまで一般化できるかはわかりませんし、そこは慎重な態度です。
――私が確認したいのは管理者さんの「個人的な感覚」ではありません。まずは、清水先生に直接確認されてはどうですか? そもそも、「個人的な感覚」でいいとするなら、私でも管理者さんでも誰でもいいので、学会での議論かどうかは関係ないはずです(苦笑)。
しかし、確か管理者さんは以前に、血液型の議論は学会発表でないと認めないという意味のことをおっしゃっていたかと思います。そういう“ダブルスタンダード”は認められるのでしょうか? 某政党の議員ではないのですから、他人には厳しく、自分には甘くというような「ダブルスタンダード」は、どうか止めていただきたいと思います。そこで、質問2の修正版です。
《質問2の修正版》
石川・清水先生の実験結果では、血液型による性格の差が現実のデータとして示されていますが、清水先生が書かれているように、心理学者には「血液型と性格の関連性を肯定する内容を、どうしても認めるわけにはいかないという結論が先にある」そして「それが公には表明されない形で議論が進んでいる」だから「そう解釈しない限り、ダブルスタンダード的な審査を解釈するのが難しい」と思いますか?
[追加の文章]「個人的な感覚」ではなく、心理学会ではどうなのか、根拠を示して回答をお願いします。なお、「ダブルスタンダード」の根拠は、私の以前の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/08/21 21:37:37)に4例ほど示してあります。
1. はい
2. いいえ
3. わからない
4. 答えたくない
5. その他→具体的にどうぞ
なお、前回と同様に、この質問は、管理者さんから回答が返ってくることを期待しているものではありません。全く反対に、管理者さんが毎回毎回“回答拒否”という態度を示すことにより、前回の投稿での清水先生の記述が正しいことを消極的に確認するものです(苦笑)。
私は、3または4、あるいは“回答拒否”と予想します。
失礼しました。
ABOFANさん
>さて、一連の投稿の中での唯一の回答ですが、管理者さん自身もお分かりかと思いますが、実質的には“回答拒否”です。
――こちらは明確に回答を示しているのに“回答拒否”とされるのはいかがなものでしょうか。さすがにこれでは対応のしようがありません苦笑。
>もっとも、1については「実質的な予想力がない」と結論には書いてあります。
――はい。その通りです。きちんとお読みになられているようで一安心しました。
>しかし、2を執筆したことから、清水先生が「実質的な予想力がない」ことを問題視していないことは明らかです。よって、管理者さんの「実質的な予測力のない…」は、清水先生の論文の趣旨と正反対であることは自明です。
――論理が妄想に基づいています。まず、論文2を執筆したからといって論文1の結論が変わるわけではありません。論文2と論文1は別物で(当たり前ですが苦笑)、論文1の結論は実証データに基づく記述ですから、「実質的な予想力がない」ことを問題視していないことは明らかです」は妥当な帰結ではありません。
>私が確認したいのは管理者さんの「個人的な感覚」ではありません。
――前回の質問の語尾は「思いますか?」でした。ですので、個人的な感覚以外でお答えしようがありません。
>心理学会ではどうなのか、根拠を示して回答をお願いします。
――すみませんが、意味が分かりません。「心理学会では」の“では”はいったいどういう意味ですか?私に心理学会全体を代表する意見を述べよということでしょうか。当然ですが、私は「心理学会」の代表でもなければ心理学の化身でもないのでそれは不可能です。しかし、重ねますが、質問2については、「個人的な感覚」としては1だと思っております(あくまで論文2の読後感としてですが)。
>他人には厳しく、自分には甘くというような「ダブルスタンダード」は、どうか止めていただきたいと思います。
――おっしゃる通りですね。では、ABOFANさんにも、過去いくつか回答保留状態にあるこちらの質問にお答えいただきたいと思います。
【質問1】すでに指摘されているように、ABOFAN(ペンネーム)=金澤正由樹(ペンネーム)は事実である
1はい
2いいえ
3答えたくない
4その他
【質問2a】(【質問1】に1と答えた場合)金澤氏の著書を第三者のように紹介するのは、自身の主張に客観性・正当性を付与させるための戦略である
1はい
2いいえ
3答えたくない
4それ以外(具体的にどうぞ)
b309
ABO FAN
血液型性格診断
>wikiのことをよく知らないのですが、編集禁止となる場合は多いのですか?また、その場合どのような理由から編集禁止になるのでしょうか?(回答日時:2017/09/10 12:07:16)
――利害が対立するような項目、例えば政治的な問題が絡むケースが多いです。あるいは、何かの事件で炎上した人物の場合もありますね。血液型も過去に何回か編集合戦で書き込みが停止されたはずです。履歴をみれば経緯が分かります。
なるほど。参考になります。
b310
さすらいの馬券師
血液型性格診断
ABOFAN氏から反論があったようですね。
別にABOFAN氏にお付き合いする義理は無いのですが、一応意見を述べておきます。自分とABOFAN氏とのやり取りも、一つの研究材料(サンプル)として見ていただけるなら幸いです。
さて、私は前回の投稿で、ABOFAN氏と議論するつもりがないという旨を述べましたが、それに対してABOFAN氏は以下のように反論して来ました。
――この回答は私の予想どおりですね。実は、さすらいの馬券師さんが典型ですが、否定側の反応には非常に再現性があります。それは、ほとんど100%と言ってもよいでしょう。
非常に大きな勘違いがあるので指摘しておきますが、否定側の反応に再現性があるのではなく(「再現性」という言葉を使えば科学的だと思っていませんか?)、まともな議論を求めている人は皆一様にABOFAN氏を相手にしなくなっているのです。その理由について、私は前回の投稿で丁寧に説明しているのですが、そこは完全に無視されてますね。それとも、文章全体を読み通す能力が無いのでしょうか。
また、私は前回の投稿で、議論にあたり、知識や情報は多ければいいというものではない、という主旨を述べましたが、それに対して、ABOFAN氏は以下のように反論しています。
――文字通りに解釈すれば、科学的な知識やバックグラウンドがなくとも、相手を“科学的”に否定できるということになりますが…。ひょっとして、反証もデータも何も示せないけれど、議論の相手(私)は間違っていると確信しているということなのでしょうか? 普通は、こういう主張は「疑似科学」と言います(苦笑)。
私は知識や情報は多ければいいというものではない、と言ったのであって、必要ないと言っているわけではありません。それは、普通に文章を読むことができる人であれば、当然読み取れるはずです。ところが、ABOFAN氏はそんな簡単な読解力すらないので、上記のように反論して来たわけです。ABOFAN氏は私の主張に反論できたつもりかも知れませんが、自分の読解力の無さを世間に晒しているだけですね。結局、ABOFAN氏は自分に否定的な主張をする人に対し、反論(もしくは自分の都合のいいように曲解出来そうな)部分だけを取り上げて反論しておき、否定的な意見は間違っている、という結論に結びつけたいのでしょう。この点については、私が前々回の投稿で指摘した通りです。ABOFAN氏の表現を借りるなら、このABOFAN氏の回答も「予想通り」です。ついでに予想をしておくと、ABOFAN氏に対してその読解力の無さ、文章力の無さ、論理的思考力の欠如を指摘し、議論をする上でその能力がいかに重要かを説いても、全てスルーもしくは焦点をずらした回答をして来るでしょう。
さらに、私は前回の投稿で、ABOFAN氏が大量の情報や質問を絶え間なく送り続けている姿勢に疑問を呈した訳ですが、それに対して以下のように反論しています。
――これは事実に反します。管理者さんや山岡先生をはじめとして、私の質問や疑問にことごとく“回答拒否”なのです。では、回答拒否の証拠として、かなり昔の「効果量」の質問を再掲します。(以下略)
それにしても、ここまで的外れな「反論」があるとは思いませんでした。もはや説明の必要も無いでしょう。
あらためてABOFAN氏の読解力の無さ、文章力の無さ、都合の悪い部分はスルーし、反論(曲解)出来そうな部分だけ反論して勝った気になっている、という事が確認できました。この点に関して、ABOFAN氏は全く自覚していないでしょうし、説明しても無意味でしょう。私としても、よほどまともな返信が無い限り、ABOFAN氏に対する反論はこれを最後にしておきます。
ふと思ったのですが、ABOFAN氏はこうやって相手にされる事自体が嬉しいのかも知れませんね。
ご投稿ありがとうございます。
丁寧、かつ理性的なコメントで参考になります。
ABOFAN>――文字通りに解釈すれば、科学的な知識やバックグラウンドがなくとも、相手を“科学的”に否定できるということになりますが…。
さすらいの馬券師>私は知識や情報は多ければいいというものではない、と言ったのであって、必要ないと言っているわけではありません。それは、普通に文章を読むことができる人であれば、当然読み取れるはずです。
たとえばこのやり取りなどは、ABOFAN氏とのコミュニケーションの際に有効な技能かと思います。
>ふと思ったのですが、ABOFAN氏はこうやって相手にされる事自体が嬉しいのかも知れませんね。
同感です。
b311
ABOFANの心の声
血液型性格診断
> ――回答拒否なのはABOFANさんのようにも思いますが(ABOFAN=金澤にかんしてなど)
だって…。自分のサイト(http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/bias.htm)で、
*********
 ここでは、金澤正由樹さんの『統計でわかる血液型人間学入門』による説明がわかりやすいので、図を拝借して単純化して説明します。 *****(中略)***** 追試はされてないのですが、これが本当だとすると「百年の血液型論争に終止符を打つ。」は、まんざら誇大広告でもないことになります。(笑)
*********
こんなふうに「金澤正由樹*さん*の…」と、思いっきり第三者のフリをして紹介してるのに同一人物だと認めるわけにいかないじゃないですか。でもさすがに否定もできないし…。
いいですか。「ABOFAN=金澤正由樹」は肯定も否定もできない命題なんですっ!(そういう数学の話もあったでしょ?)
b312
ABO FAN
血液型性格診断
おお、予定より2日早く掲載されましたね。ありがとうございます。さて、「マイナスイオン」の掲示板の管理者さんの回答を拝借します。
>申し訳ありませんが「粘着」されるのはせめて血液型性格のほうだけにしていただけないでしょうか苦笑。(回答日時:2017/09/18 10:40:25)
――よって、この掲示板では「血液型性格」だけを回答しますのでご了承ください。
>血液型と疾患の関係についてはいくつかありますが、なぜ精神病の発病と関連があるのか知りたいですね。より建設的な研究が進めばと思います。
――躁鬱病の主な原因は器質的なものなので、おそらく神経伝達物質が関係しているのだと思いますが、システマチックな研究はまだありませんね。血小板MAOやコーティソルは血液型で血中濃度に差があるらしいのですが、なぜか追試はされていません。
>――論理が妄想に基づいています。まず、論文2を執筆したからといって論文1の結論が変わるわけではありません。
――はい、そのとおりです。
>論文2と論文1は別物で(当たり前ですが苦笑)、論文1の結論は実証データに基づく記述ですから、「実質的な予想力がない」ことを問題視していないことは明らかです」は妥当な帰結ではありません。
――やはり“回答拒否”ですね(苦笑)。清水先生が問題視しているのは「実質的な予想力」ではなく「関係の有無」です。これで、“回答拒否”かどうかも“回答拒否”であることは明らかです…。
>>私が確認したいのは管理者さんの「個人的な感覚」ではありません。
>――前回の質問の語尾は「思いますか?」でした。ですので、個人的な感覚以外でお答えしようがありません。
――これは私の質問が悪かったかもしれませんね。私が、いやこの掲示版の読者が(仮にいたとして…)知りたいのは、この管理者さんの「個人的な感覚」を管理者さん自身が「一般化できる」と信じているかということです。私は、一般化できないと受け取りました。ご承知のように、一般化できないのものは科学ではありません。違いますか?
それとも、この管理者さんの「個人的な感覚」は「一般化できる」のですか?
私も「個人的な感覚」として、血液型性格に肯定的なニュアンスの論文は査読でリジェクトされることは事実であり、「一般化できる」と信じています。それは、前々回の8/28 12:02付の投稿のとおりです。
と思って探したら、この投稿はなぜか掲載されていませんので、便宜的に再掲しておきます。
#掲載確認メールでは掲載済とあるので、ひょっとして操作ミスか何かでしょうか?
☆-☆-☆-☆
>清水先生の当該文献を読む限り、血液型性格に肯定的なニュアンスであると論文誌によってはリジェクトされやすいという“空気”のようなものはあるのかもしれません。しかし、すべてがそうだというわけではなく、単に査読者個人の問題であるとも考えられます。現に、清水先生のこのコメント分析の論文は専門書として世に出ているわけですから、一概に決めつけることはできません。
(回答日時:2017/08/18 19:08:22)
――この文章から判断すると、管理者さんは石川・清水両先生、そしてこの査読者には事実関係を確認していないようようです。査読者たちは匿名なので確認は無理でしょうが、石川・清水両先生に(心理)学会の“空気”や、特定の“論文誌”かどうか、確認することは可能でしょう。いかがですか?
では、次に論点を整理して紹介します。
【1】
まず、石川・清水先生の論文が掲載されたのは、『構造構成主義研究』シリーズという専門書の形式をとっており、ふつうの学会誌ではありません。iiiページにも「本シリーズは,従来の学会組織を母体とした学会誌ではない」とわざわざ断り書きがあります。
従って、論文誌はOKかもしれませんが、管理者さんは清水先生や私が論点にしている「学会(誌)」については何も“反論”がないということになります。
【2】→否定的な見解が1人
そして、以前にも紹介しましたが、twitterでは京極先生が、こうおっしゃっています。 https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720
次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu
【3】→否定的な見解が1人
次は、この論文についての清水武先生のコメントの一部です。
今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。
【4】→否定的な見解が3人
さて、清水先生の論文の査読者は3人いるようなので、代表的なコメントの一部を紹介します。
[第一査読者のコメント]
(1-1)本調査のような調査データからは「血液型ステレオタイプ」の反映であるという批判を,方法論の上から、永遠に逃れないと思います。
(1-1)血液型研究を調査的手法によって検証?しようというのは出発点として誤っています。
(1-3)そもそも、本研究の「仮説」は何なのでしょうか。血液型(抗原)と何? とが「関係あり」なのか「なし」なのか、最後までわかりませんでした。
[第二査読者のコメント]
(2-3)もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)
[第三査読者のコメント]
(3-1)遺伝子多型とパーソナリティ測定値の研究で自己申告による血液型との関連性を確認しても,本来の血液型との関連性なのか,本人が思い込んでいる血液型との関連性なのか分かりません。
なお、以前の投稿で紹介したように、第二査読者は、ほぼ間違いなく現在の心理学会の中心人物だと推測されますので、これらの査読者の意見は学界全体のものであり、“査読者個人”や特定の“学会誌”だけではない可能性が極めて高いです。
【5】→否定的な見解が1人
日経ビジネスオンラインに「血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」という記事 http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/227278/021700082/
では、東大の四本先生は「サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」と決めつけているようです。
【6】→否定的な見解が2人
「心理学論の誕生」より
渡邊[芳之氏] そんなことだから、血液型性格判断のデータが統計的に有意★50だったりするとアタフタするんだよ。
★50 一部の心理学者が統計的手法で血液型性格判断を否定しようとしたため、血液型性格判断賛成陣営も統計を勉強し始め、最近では実際に有意差の出る(つまり血液型と性格に関連があるという)データを提出しはじめている。(中略)これらのことに対し、最初のうちは積極的に批判の論陣を張っていた心理学者たちの多くは沈黙している。
佐藤[達哉氏] まあ、怒りというとボクの場合は、血液型性格判断の研究を某誌に投稿したときのことがありますね。レフリーがわけの分からないことを書いてきて、さらにけしからんことに、データがついているからダメだと言ってきて。某誌の他の論文にはデータのついているのがあるのにさ。それなのにオレらのだけ(笑)ダメだっていうわけ(と自分には思えた)。
【2】から【6】までのすべて否定的な態度で、その人数を合計すると8人になります。
管理者さんのいうように、「すべてがそうだ[否定的]というわけではなく」ということに対しては、このように「日本国内の学会」に限ると例外を見つけることは出来ませんでした。
もちろん、このことは反証可能ですので、「査読付き」で肯定的な論文を掲載できる学会がありましたら、ぜひご紹介ください。
ちなみに、日本国内なら査読がないもので肯定的な論文、海外なら査読付きでも肯定的な論文はあります。
ですので、清水先生は英語誌に投稿すればよかったのではないかと思われます。この論文は、お世辞でなく日本語ではレベルが高く、学会誌に掲載されないのはおかしいと思います。英語誌でも十分通用する内容かと…。
ABOFANさん
>私も「個人的な感覚」として、血液型性格に肯定的なニュアンスの論文は査読でリジェクトされることは事実であり、「一般化できる」と信じています。
――あぁ、なるほど。この主張を一般化されたいわけですか。どうでしょう。気持ちはわかりますが難しいと思いますね。まず、どのように実証データを収集すればよいか思いつきませんし。
b313
ABO FAN
血液型性格診断
>丁寧、かつ理性的なコメントで参考になります。
>ABOFAN>――文字通りに解釈すれば、科学的な知識やバックグラウンドがなくとも、相手を“科学的”に否定できるということになりますが…。
>さすらいの馬券師>私は知識や情報は多ければいいというものではない、と言ったのであって、必要ないと言っているわけではありません。それは、普通に文章を読むことができる人であれば、当然読み取れるはずです。
>たとえばこのやり取りなどは、ABOFAN氏とのコミュニケーションの際に有効な技能かと思います。
――ある意味で、全く同感です(苦笑)。
この掲示板では、統計もデータも論理も…何もなくても(感覚的に?人格的に?)相手を否定できるらしいのですから…。
「マイナスイオン」もそうですが、疑似科学批判業界は、それでも通用してしまうのでしょうか…。あるいは、もともとそういうのが“業界標準”なのでしょうか…。ちょっと羨ましいような気もします(苦笑)。
>>ふと思ったのですが、ABOFAN氏はこうやって相手にされる事自体が嬉しいのかも知れませんね。
>同感です。
――kikulogやNATROMさんのコメント欄のように、ある日突然閉鎖されるとか、書き込みが削除されるとか、出入禁止になるとか…よりは、はるかにいいのではないかと感謝しております…。いや、本当にそう思っています。ウソではありません。
大変失礼しました。
b314
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
いわゆる“ブラハラ”、少数派の血液型に対する“偏見”は、韓国では存在しないことが明らかになりました。
韓国の新聞『朝鮮日報』の調査によると、恋人にしたい血液型は第1位はAB型で43.5%、2位はB型で33.6%となりました。ちなみに、O型は13.6%で3位、最多数の血液型であるA型は9.0%で最下位です。
なお、韓国人の血液型比率はA型34%、O型28%、B型27%、AB型11%ですから、日本と同じでAB型は最小数派の血液型となっています。
以上の結果から、菊池先生、山岡先生たちがおっしゃっている“ブラハラ”は、日本だけの現象なのかもしれません。少なくとも韓国では「少数派は、しばしばネガティブな属性で表現される」ということがないことが、データで否定されることになります。
ただ、この掲示板の「マイナスイオン」と「血液型性格診断」では毎回そうなのですが、事実より“権威”が大事らしく(?)、解説と現実のデータには何ら関係がなく、また、誤りが明らからになっても訂正しないことが普通らしい(例:JISを完全無視?)ので、以上の私の指摘には“回答拒否”であり、解説も訂正されないことを予想しています。
これが、日本の“疑似科学批判”では一般的な対応でないことを祈るばかりです。
【この掲示板より】
・社会への応用性
ブラッドタイプハラスメントといったものを始めとして人々に対する差別や偏見を助長させる要因の一つとなってしまっているのが実態である(6)(23)。
・参考文献
(6)『なぜ疑似科学を信じるのか』 菊池聡 化学同人 → p159 特に問題なのは、多数派のA型やO型が肯定的な評価なのに対し、B型やAB型といった少数派は、しばしばネガティブな属性で表現されることである。ここには、人種や民族、性差[ママ:男女の人数は同じでは?]などの場合と通底する少数派差別の構図が見られる。
(23)テレビ番組が増幅させる血液型差別 山岡重行 → p5 多数派のA型O型と比較すると少数派のB型AB型のイメージがかなり悪い。
【9/19付のYahoo!ニュースの記事より抜粋】
(朝鮮日報日本語版) 韓国人に聞く:恋人にしたい血液型ランキング1位は?
9/19(火) 14:56配信 朝鮮日報日本語版
 恋人にしたい血液型1位はAB型だということが分かった。理由は「細やかな心配りができ、思いやりがある」で45.3%を占めた。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170919-00001830-chosun-asent
なお、前回の投稿で、一部誤りがありましたので、恐縮ですが訂正されていただきます。
【誤】
>――論理が妄想に基づいています。まず、論文2を執筆したからといって論文1の結論が変わるわけではありません。
――はい、そのとおりです。
【生】
>――論文2を執筆したからといって論文1の結論が変わるわけではありません。
――はい、そのとおりです。
失礼しました。
b315
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
最近、英語のメールやコメントが来たので、参考までに紹介します。
まずは、英語の血液型本 The Compatibility Matrix: The Qualities of YOUR Ideal Mate by Heather Collins Grattan (Author), Joseph Christiano (Foreword) https://www.amazon.com/Compatibility-Matrix-Qualities-YOUR-Ideal-ebook/dp/B006O1QUI0/ ですが、
著者(B型女性)からコメントとメールをいただきました。
この本は、理想の相手を探そうという恋愛本ですが、第8章をまるごと血液型に割いています。日本と違うのは、相性の要素(Compatibility Matrix)に宗教や政治があることです。さすがアメリカ、へ~という感じです。
面倒なことをしないで、各要素のスコアを計算して相性を判定するというのは、アメリカ的なのかB型的なのか、判断に迷うところです(笑)。ちなみに、血液型ですが、能見氏の「おもり関係」とぴったり合っています。
ひょっとして、この本は日本語に翻訳したら売れるかもしれません(笑)。以下は私のブログへのコメントです。
O-O, A-O and A-AB pairs are prone to divorce? 3/9/2017 へのコメント
Heather Collins Floyd 9/21/2017
I studied couples' blood-type combinations for my book "The Compatibility Matrix: The Qualities of Your Ideal Mate" (2011), and I found that same-type marriages tend to work very well; outside of that, A-AB and O-B marriages also worked very well. (I saw this mentioned in "The Answer Is in Your Bloodtype" and then studied it myself. The co-author of that book graciously wrote the Foreword to my book.) I found that A-O was the most likely to get married and then divorced, because those blood groups together represent about 80% to 85% of the world's population, and their personalities match superficially -- insofar as wanting to please people and make friends. But they diverge severely as the type A prefers one-on-one interactions, whereas type O needs regular (relatively frequent) group interactions.
私は自著『相性のマトリックス:あなたの理想の相手の資質』(2011年)でカップルの血液型の組み合わせを研究しました。同じタイプの結婚がうまく機能する傾向があることがわかりました。 それ以外では、A-ABとO-Bの結婚も非常にうまくいきます。 私はA-Oが最も結婚と離婚の可能性が高いことを知りました。(私は、この情報を『答はあなたの血液型』という本に書かれていることから知り、共著者の一人はご親切にも私の本の序文を書いてくださいました。)なぜなら、これらの血液型は、世界中の人口の約80%から85%を占めており、彼らの性格は、人を喜ばせ、友人にしたいという限りにおいて、表面的に一致しているからです。 しかし、A型は1対1の関係を好みますが、O型は規則的な(比較的頻繁な)グループ関係を必要とするので、厳しく対立します。
http://abofan.blogspot.jp/2017/09/i-discovered-that-blood-type-and.html
もう一つは、私のブログへの匿名のコメントで、アメリカに「血液型と性格」が浸透したきっかけは、「血液型ダイエット」だというものです。まぁ、これは特に不思議でも何でもありません。
American skepticist magazine "Skeptic" 3/9/2017 へのコメント
Anonymous 9/21/2017
The reason blood-type psychology is becoming more popular in the U.S. is because we Americans love diets, and the Blood Type Diet has brought this relatively new knowledge to the forefront! I've followed that diet for almost 20 years, as a type B.
米国で血液型心理学が普及しつつある理由は、アメリカ人がダイエットを愛し、血液型ダイエットがこの比較的新しい知識を最前線にもたらしたからです。 私はB型として、ほぼ20年間その食事療法に従ってきました。
http://abofan.blogspot.jp/2017/09/i-discovered-that-blood-type-and.html
b316
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。この掲示板でもお世話になった、山岡先生の昨年の論文を読んでみました。
山岡重行 血液型差別に及ぼす放送倫理・番組向上機構(BPO)勧告の効果 日本社会心理学会第57回大会論文集(2016年) http://iap-jp.org/jssp/conf_archive/paper_download.php?s=2016-A-0221
【結果と考察より】BPO勧告により、血液型性格を露骨に肯定する情報をTV番組が発信することがなくなった。それにより、血液型性格の熟知度も確信度も[1999年と比較すると2014年では]低下し、各血液型性格のイメージの差も減少していることが明らかになった。(中略)しかし、「血液型のために差別された」は減少していない。
しかし、この記述には少々疑問点があります。まず、
(1)血液型性格を露骨に肯定する情報をTV番組が発信することがなくなった、ということはありません。否定(5/2TBSなど)も肯定(2/8フジなど)も番組は少ないながらあります。
(2)血液型性格の熟知度(各血液型の特徴をどの程度知っているか)も確信度も低下し、とありますが、確信度(どの程度信じているか)は1999年より大幅に低下しましたが、熟知度は1999年と2014年はほぼ同じです。
ただし、(3)各血液型性格のイメージの差も減少している、はそのとおりです。
では、イメージの差の減少は何によって生じたのでしょうか?
山岡先生のグラフから、血液型の「イメージ」の数値と「確信度」の相関を試算(数値が出ていないので、グラフから同じ年の大体の数字を読み取って計算)してみると、約0.8と非常に大きな数字となります(もちろん、効果量は大です)。「熟知度」との相関は約0.6ですから、これも大きいのですが、実はちょっとした落とし穴があります。なぜなら、「確信度」と「熟知度」の相関は約0.6ですので、確信度だけで「イメージ」の差の減少は説明できるのです(念のため、熟知度は1999年と2014年はほぼ同じです)。そうなると、イメージの差が減少したのは、熟知度である「知識」が減ったからではなく、確信度である「決めつけ」が減ったからだという結論になります。なるほど、考えてみれば当たり前ですね。
(4)しかし、「血液型のために差別された」は減少していない。とありますから、この“差別”はイメージが原因ではない可能性が高いことになります。理由は別のデータを見れば簡単で、血液型(県民性、性別…のような自分で変えられないもの)で性格を「決めつけられる」のに反対な人は2割弱いるのです。
しらべぇ 血液型を聞かれることが嫌な人は15.7% 圧っっ倒的に目立つB型の人たちの声! http://sirabee.com/2014/09/07/2508/
これはイメージ云々とは関係ないはずなので、「血液型のために差別された」は減少していないのは当然です。
よって、“差別”を減らすには、「決めつけ」を減らすのが一番有効だということになります。だからBPOの要望はあまり関係ないのです。
能見正比古さんは、血液型で性格を「決めつけ」るのは反対ですから、血液型の正しい知識を普及するのが一番大切だということなります。もちろん私も同感です。
話は変わりますが、「効果量」の話で思い出しました。以前の私の投稿(回答日時:2017/09/10 12:16:16)でも“回答拒否”だった部分、
――――
回答拒否の証拠として、かなり昔の「効果量」の質問を再掲します(回答日時:2015/11/10 10:32:28)。
【引用開始】
どうやらこのサイトでは、自分の答えたくないことは回答しないというのが「基本方針」らしいので、あえて管理人さんが答えたくない質問をして、“回答拒否”を延々と繰り返す、という方向にやむなく方針転換します。あらかじめご了承ください。
では質問です。
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。(回答日時:2015/10/13 21:09:42)
ということですが、それにもかかわらず
>では、「効果量・中」であるデータをお示しいただけますでしょうか?
という質問をいただきました。ですので、管理者さんの「効果量・中」の定義をお願いします。
【引用終了】
――――
ですが、失礼ながら、おそらく管理者さんは相関係数を理解していないのではないでしょうか? それなら、連関係数も理解できないずなので、回答したくても不可能だということなのでしょう、たぶん。となると、この投稿は(少なくとも管理者さんにとっては)ムダということなのでしょうか? 以上のことから、私はこの投稿へは“回答拒否”を予想しています。
大変失礼しました。
b317
ABO FAN
血液型性格診断
たびたびすみません、前回の投稿の次の部分を少し修正させていただきたく。
【引用開始】
山岡先生のグラフから、血液型の「イメージ」の数値と「確信度」の相関を試算(数値が出ていないので、グラフから同じ年の大体の数字を読み取って計算)してみると、約0.8と非常に大きな数字となります(もちろん、効果量は大です)。「熟知度」との相関は約0.6ですから、これも大きいのですが、実はちょっとした落とし穴があります。なぜなら、「確信度」と「熟知度」の相関は約0.6ですので、確信度だけで「イメージ」の差の減少は説明できるのです(念のため、熟知度は1999年と2014年はほぼ同じです)。そうなると、イメージの差が減少したのは、熟知度である「知識」が減ったからではなく、確信度である「決めつけ」が減ったからだという結論になります。なるほど、考えてみれば当たり前ですね。
【引用終了】
厳密には、血液型のイメージの数値と確信度の「相関」ではなく、「偏相関」を計算しないといけないですね。ということで実際に計算してみました。気になる結果ですが、O型とB型についてはほぼ1となり、(細かいことを言うとB型はマイナス1となります)、熟知度との相関はほぼ無視できます。
AB型の偏相関係数は約0.6(細かいことを言うとマイナス0.6)で、これも熟知度との相関はほぼ無視できることになります。
A型は、もともとほとんど熟知度と確信度との相関がほとんどなく、イメージに変化がありません。
よって、血液型のイメージの差は血液型の知識の量(各血液型の特徴をどの程度知っているかという「熟知度」)とは関係なく、決めつけの程度(どの程度信じているかという「確信度」)によって影響されることがわかります。
ということなので、BPOが何と言おうが関係なく、“差別”を防止するのは、「決めつけ」を防ぐことが大事なことが、現実のデータによって裏付けられたことになります。
ここで再び、能見正比古氏の「血液型十戒」を紹介しておきます。
1.血液型で、人の性格を、決め付けてはいけない。
2.血液型が、性格のすべてであると思ってはいけない。
(中略)
10.血液型による違いより、人間どうし共通性がはるかに大きいと思うべきである。
やはり、正しい知識の普及が不可欠のようです。
ちょっと不思議なのは、山岡先生が「偏相関」を計算した形跡がないことです(もし計算していたら、こういう論文を投稿するはずがないと思います…)。それと、失礼ながら管理者さんが「偏相関」を理解しているかということです。
なお、以上は反証可能ですので、違うということであれば、ぜひ指摘をお願いします。私が間違っているかもしれませんので…(苦笑)。
とは書いたものの、前回の投稿の繰り返しになりますが、失礼ながら、おそらく管理者さんは相関係数を理解していないのではないでしょうか? それなら、偏相関係数も理解できないずなので、回答したくても不可能だということなのでしょう、たぶん。となると、この投稿は(少なくとも管理者さんにとっては)ムダになるのでしょうか?
ということで、私はこの投稿へ管理者さんは“回答拒否”だと予想しています。
大変失礼しました。
b318
さすらいの馬券師
血液型性格診断
前回の投稿で、ABOFAN氏とはこれ以上議論するつもりがないと明言しましたが、一部補足しておきたい部分等がありましたので補足させてもらいます。また、ABOFAN氏からも反論があったようなので少し触れておきます。
前回の投稿で、ABOFAN氏が私に対して以下のように反論してきた事を取り上げ、自分の考えを述べました。
――文字通りに解釈すれば、科学的な知識やバックグラウンドがなくとも、相手を“科学的”に否定できるということになりますが…。ひょっとして、反証もデータも何も示せないけれど、議論の相手(私)は間違っていると確信しているということなのでしょうか? 普通は、こういう主張は「疑似科学」と言います(苦笑)。
これに対して前回私が述べた事は省略させてもらい、少し補足をしておきます。得られた情報を基に論理を積み重ねて結論を導き出すのが科学的な結論の出し方なのであり、たとえ反証やデータが無くても、結論を導き出す過程において間違った論理があるなら、それは間違った結論、少なくとも正しい結論とは言えない、と判断することができます。これは科学的に正しい姿勢なのですが、ABOFAN氏はどうしてもその点が理解できないようですね。あるいは、解っていながら見ぬふりをしているのでしょうか。それとも、論理的には正しく無くても、科学的には正しい、とお考えでしょうか。それこそ「疑似科学」そのものです。
この点に関して、ABOFAN氏から反論があったようですね(私に対するものか、開設者さんに対するものか、両方に対するものなのかは判断しかねます)。
ーーこの掲示板では、統計もデータも論理も…何もなくても(感覚的に?人格的に?)相手を否定できるらしいのですから…。
私の前回の投稿を読んでもらえればわかる通り、私は感覚的に否定しているわけではありません。ABOFAN氏の読解力の無さ、論理的思考力の欠如を、例を挙げて指摘しているのです。それは、統計やデータ以前の問題です。それとも、ABOFAN氏は統計やデータ、論文をを読み解き、結論を出すために読解力も論理的思考も必要無いとお考えでしょうか?と言っても、前回の私の投稿に対する反論のようなものは上記だけでしたので、反論できそうな部分はここしかなかった、と判断するべきでしょうか。(実際のところ、今回も反論にはなっていないようですが)
また、ABOFAN氏は統計に執着しているようですが、「統計的に有意差がある」事と、「現実的に有用である」事は全く別物です。例えば数年前、ある薬(医療用医薬品)が治験で統計的に有意差も出て、承認寸前までいったものの、結局承認が見送られました(問題になるといけないので、詳細は伏せます)。大きな理由は「効果は認められるものの、薬として有効だとまでは言えない」という事です。いくら統計的に有意差が出たとしても、差が小さいものであれば現実的にあまり意味をなさない事もある訳です。また、有意差が出たとしてもその差が小さいものであれば、追試を行うなど、様々な角度から検証する必要があります。実際、ある実験では有意差が出たが、別の実験では有意差が出なかった、という事はよくある事です。血液型性格診断にしても、母集団によって結果が違ったとしてもなんら不思議ではありません。特に、特定の研究者や集団が行なった研究でしか結果が出ないような実験の信頼度は極めて低いと言えます。
ABOFAN氏がここまで統計や情報の量に執着するのは、少しでも自分が優位に立ちたい、という気持ちの表れだと思いますが、それは以下の投稿からも見て取れます。
――おお、「マイナスイオン」と同じく、予想通り投稿からきっかり10日後に掲載されましたね。そうなると、この投稿も9月20日に掲載されることになります。
これは私に対する反論ではありませんが、「自分の思った通りだ」ということにして、心理的優位に立とうとする姿勢がよく表れていると思います(開設者の方々にプレッシャーをかける目的もあるでしょう)。このやり方を見ると、私が情報提供や質問の多さ等に疑問を呈した事も、完全にスルーされてますね。このやり方、この姿勢では、人格に疑問を持たれ、様々なサイトなどで「出禁」になったとしても仕方無いのではないでしょうか。また、よく(苦笑)という表現を使われていますが、的外れな回答・反論をしておいて(苦笑)というのは見ていて痛々しいですね。
ところで、私からABOFAN氏に質問があります。これまで数回にわたってやりとりをしてきたわけですが、私の血液型は何型だと思いますか?
もっとも、ABO式の血液型はたったの4種類なので、その根拠を明確にしていただかないと、たとえ当たったとしても、偶然の可能性を排除できません。私だけで無く、否定的な主張をしている人たちの血液型を言い当ててみてはいかがですか(血液型を公表している方は除きます)?もちろん的中したかどうかは本人にしかわかりませんが、明確な根拠を基にズバズバ血液型を言い当てられたら、私を含め、否定的な意見の人たちの気持ちにも変化が出るかもしれません。あれこれ情報を引っ張り出して来るより、はるかに説得力があると思いますよ。
当然、ここでのやりとりだけでは判断出来ない、という事もあるでしょう。その場合、どういう情報があれば血液型を言い当てられるか教えていただけると幸いです。
b319
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、前回の投稿では肝心の「熟知度」(血液型の知識の量)の偏相関係数が抜けていました。0.1~0.2程度ですので、効果量は「小」ということになります。これに対して「確信度」(どの程度信じているか)の偏相関係数は前回書いたように、O型とB型についてはほぼ1、AB型では0.6程度ですから、熟知度との相関はほぼ無視できます。
繰り返しになりますが、血液型のイメージの差は血液型の知識の量(各血液型の特徴をどの程度知っているかという「熟知度」)とは関係なく、決めつけの程度(どの程度信じているかという「確信度」)によって影響されるのです。
やはり、BPOが何と言おうが関係なく、“差別”を防止するのは、「決めつけ」を防ぐことが大事なことが、現実のデータによって裏付けられたことになります。
山岡先生も、なぜこんな(自分に都合が悪い?)データを公表したのか謎です。
―――――
蛇足ですが、今回のこの投稿の目的は管理者さんは十分お分かりかと思います。前回の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/09/24 16:18:51)の再確認です。そうです、管理者さんが統計の基本を理解していないことを証明するためです。具体的には、管理者さんは偏相関係数は理解できないはずなので、回答したくても不可能だということを証明するためです。
ということで、私はこの投稿へ管理者さんは“回答拒否”だと予想しています(事前の予想通り、前回は“回答拒否”でした)。
大変失礼しました。
ABOFANさん
“回答拒否”もなにも、今回のコメントの何に対して返信すればよいのですか?
ご指摘の意図を明確にしていただければと思います。
b320
ABO FAN
血液型性格診断
>>私も「個人的な感覚」として、血液型性格に肯定的なニュアンスの論文は査読でリジェクトされることは事実であり、「一般化できる」と信じています。
>――あぁ、なるほど。この主張を一般化されたいわけですか。どうでしょう。気持ちはわかりますが難しいと思いますね。まず、どのように実証データを収集すればよいか思いつきませんし。
――“回答”ありがとうございます。いや、正確にいうと“回答拒否”が確認できてありがとうございます。念のため、前回の私の投稿の関係部分(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/09/18 22:52:21)を再掲します。
【引用開始】
>>私が確認したいのは管理者さんの「個人的な感覚」ではありません。
>――前回の質問の語尾は「思いますか?」でした。ですので、個人的な感覚以外でお答えしようがありません。
――これは私の質問が悪かったかもしれませんね。私が、いやこの掲示版の読者が(仮にいたとして…)知りたいのは、この管理者さんの「個人的な感覚」を管理者さん自身が「一般化できる」と信じているかということです。私は、一般化できないと受け取りました。ご承知のように、一般化できないのものは科学ではありません。違いますか?
それとも、この管理者さんの「個人的な感覚」は「一般化できる」のですか?
【引用終了】
上の私の引用部分には“回答拒否”だということが確認できました。なぜなら、管理者さんは「個人的な感覚」しか回答しない、つまり管理者さんはこの部分の回答は「非科学的」だということです(一般化できないということですから…ね)。
なお、「どのように実証データを収集すればよいか思いつきません」とは悪い冗談でしょう。まずは清水先生に事実関係を確認されてはどうでしょうか? まあ、管理者さんの立場からすると無理だというのは重々承知していますが、それは疑似科学批判業界には明確な“タブー”が存在し、それは“業界標準”であることの証明にしかなりません。念のため、以下は前回の私の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/09/18 22:52:21)からの引用です。お手数でも確認をお願いします。もっとも、私はこの投稿へ管理者さんは“回答拒否”だと予想していますので、たとえ“回答拒否”でも、この投稿がされれば構いません…。
―――――
【1】
まず、石川・清水先生の論文が掲載されたのは、『構造構成主義研究』シリーズという専門書の形式をとっており、ふつうの学会誌ではありません。iiiページにも「本シリーズは,従来の学会組織を母体とした学会誌ではない」とわざわざ断り書きがあります。
従って、論文誌はOKかもしれませんが、管理者さんは清水先生や私が論点にしている「学会(誌)」については何も“反論”がないということになります。
【2】→否定的な見解が1人
そして、以前にも紹介しましたが、twitterでは京極先生が、こうおっしゃっています。 https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720
次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu
【3】→否定的な見解が1人
次は、この論文についての清水武先生のコメントの一部です。
今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。
【4】→否定的な見解が3人
さて、清水先生の論文の査読者は3人いるようなので、代表的なコメントの一部を紹介します。
[第一査読者のコメント]
(1-1)本調査のような調査データからは「血液型ステレオタイプ」の反映であるという批判を,方法論の上から、永遠に逃れないと思います。
(1-1)血液型研究を調査的手法によって検証?しようというのは出発点として誤っています。
(1-3)そもそも、本研究の「仮説」は何なのでしょうか。血液型(抗原)と何? とが「関係あり」なのか「なし」なのか、最後までわかりませんでした。
[第二査読者のコメント]
(2-3)もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)
[第三査読者のコメント]
(3-1)遺伝子多型とパーソナリティ測定値の研究で自己申告による血液型との関連性を確認しても,本来の血液型との関連性なのか,本人が思い込んでいる血液型との関連性なのか分かりません。
なお、以前の投稿で紹介したように、第二査読者は、ほぼ間違いなく現在の心理学会の中心人物だと推測されますので、これらの査読者の意見は学界全体のものであり、“査読者個人”や特定の“学会誌”だけではない可能性が極めて高いです。
ABOFANさん
>なお、「どのように実証データを収集すればよいか思いつきません」とは悪い冗談でしょう。まずは清水先生に事実関係を確認されてはどうでしょうか?
――私のコメントにも誤解があったのかもしれませんが、ABOFANさんには質的データと量的データの区別がつかないのですね苦笑。繰り返しますが、
>私も「個人的な感覚」として、血液型性格に肯定的なニュアンスの論文は査読でリジェクトされることは事実であり、「一般化できる」と信じています。
――を示したいのであれば、(ABOFANさんの得意分野の)統計的な(量的)データが必要ではないですか?というのが私の指摘で、それは難しいのではないかというのが疑問です。そんなにムキになるところではないかと思うのですが、ABOFANさんはどのようなコメントに対しても挑戦的に振る舞わなければ気が済まないのですか?苦笑
b321
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
最近、管理者さんとほぼ同年代である20代から30代の“純粋文系”の男女と話す機会がありましたので、参考までに報告しておきます。
なお、学力的には、明治大学と同じレベル(と言われている)の大学の卒業生です。
この話は、今週のとある日、関数電卓の忘れ物(?)があり、誰のだろうねということで話が始まったのですが、(私にとっては)驚くべきことに、誰も三角関数が具体的にどんなものか理解していなかったので、関数電卓が使えなかったのです。
「サイン、コサイン、タンジェントってあったよね」
「どうやって計算するんだっけ?」
「わかる人はすごいよね」
「高校を卒業してから三角関数なんて使ったことない」
「確か昔に、正弦定理とか余弦定理を習ったような気がするが、すっかり忘れた」
などなど(苦笑)。
センター入試を受けた人もいたので、どうやったのか確認したところ、200点満点で2桁後半の点数だったとか…。もう1人は、高校の数学は“暗記物”だったので、パターンと同じ問題なら解けるが、それ以外は全くダメとのこと。別の私立文系の人間は、そもそも数学は入試にないので、全然勉強しなかったそうです。
まぁ、これはたまたま私の知り合いがそうだったのかもしれません。
と言うことですので、私の話した何人かは、「偏相関係数」どころか、普通の「相関係数」も理解しているとは思えず、これ以上質問するのはやめました。いや、高校で習ったはずの「標準偏差」さえ怪しいものです。
#ゆとり教育世代の人間もいましたからね…。
だからといって、彼ら彼女らの日常生活に何か支障があるわけではないですが、少なくとも私の周りの“純粋文系”の人間に(相当高偏差値の大学出身でも)確率・統計の話がちんぷんかんぷんであることは確実です。
少々ショッキングな会話となりました。
しかし、そんな会話からこの掲示板のやりとりを理解すると、非常に納得できるものがあります(苦笑)。
例えば、次のさすらいの馬券師さんの発言です。
・非常に大きな勘違いがあるので指摘しておきますが、否定側の反応に再現性があるのではなく(「再現性」という言葉を使えば科学的だと思っていませんか?)、まともな議論を求めている人は皆一様にABOFAN氏を相手にしなくなっているのです。その理由について、私は前回の投稿で丁寧に説明しているのですが、そこは完全に無視されてますね。それとも、文章全体を読み通す能力が無いのでしょうか。
・私は知識や情報は多ければいいというものではない、と言ったのであって、必要ないと言っているわけではありません。それは、普通に文章を読むことができる人であれば、当然読み取れるはずです。ところが、ABOFAN氏はそんな簡単な読解力すらないので、上記のように反論して来たわけです。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/09/13 20:24:36)
正直、何を言いたいのか理解できなかったのですが、この方が「高校を卒業してから三角関数なんて使ったことない」“純粋文系”だとすれば疑問が氷解します。そもそも、私が説明している初歩的な統計がわからないのですから、それを“批判”しようとするなら、他にやり方がないのでしょう。「まともな議論を求めている人は皆一様にABOFAN氏を相手にしなくなっている」というのは、批判側に統計の基礎知識がないのだから、そもそも私を相手にしようがありません。ましてや、血液型のような“疑似科学”に批判的な人が、そういう“信者”である私より統計が理解できないなんて、口が裂けても言うはずがありません(苦笑)。
さすらいの馬券師さんには、こんな発言もあります。
・あらためてABOFAN氏の読解力の無さ、文章力の無さ、都合の悪い部分はスルーし、反論(曲解)出来そうな部分だけ反論して勝った気になっている、という事が確認できました。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/09/13 20:24:36)
とありますが、これもそういう文脈なら簡単に理解できます。確かに、「データ」や「統計」を読み解く力と、日本語の「読解力」「文章力」は基本的に別物です。そもそも、私の説明している統計は、χ2検定、相関係数など…ごく初歩的なものなので(複雑な統計は分かりませんし…苦笑)、「パターンと同じ問題なら解ける」ものばかりなので、反論(曲解)というのは言いがかりです。それなのに、「読解力」「文章力」とは妙な“批判”だと思っていたのですが、“純粋文系”の批判だとすれば確かに腑に落ちます。
ところで、この掲示板の管理者さんは、「偏相関係数」は大丈夫でしょうか?
正直なところ、「効果量」はまだ理解しているとは思えないので、「標準偏差」もどうなのか怪しんでいるところです。それで「科学的コミュニケーション」がまともにできるかは、個人的に非常に疑問です。
なお、これは私の個人的な感想ですので、管理者さんなどからの回答を求めているわけではありません(もっとも、回答を拒否しているわけでもありませんが)。
大変失礼しました。
b322
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、連投失礼します。
前回までに投稿した山岡先生の論文
山岡重行 血液型差別に及ぼす放送倫理・番組向上機構(BPO)勧告の効果 日本社会心理学会第57回大会論文集(2016年)
の解説ですが、この掲示板ではグラフが表示できないので、私のブログに表とグラフ入で解説してみました。
“差別”を防止するのは、正しい知識で「決めつけ」を防ぐことが大事 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2017-09-30
たぶん、この方が分かりやすいと思いますのでご参考までに。
そういえば、前回の三角関数の投稿で、前鹿児島県知事の発言が炎上したことを思い出しました。確かに、私の周りの人間は男女に関係なく三角関数は「10分の9は使ったことがない」かもしれません(苦笑)。
この掲示板では、そうでないことを願うぱかりです。
以下はその日経の記事の紹介です。
鹿児島知事「女子に三角関数必要ない」 後に発言撤回 日本経済新聞 2015年8月29日付
鹿児島県の伊藤祐一郎知事が、県教育委員らが参加した会議で「高校教育で女子に(三角関数の)サイン、コサイン、タンジェントを教えて何になるのか」と発言したことが分かった。28日の定例記者会見で、発言について「自分自身も使ったことがないよねという意味。口が滑った」と述べ、撤回した。
発言は、全国学力・学習状況調査の結果が25日に公表されたことを受け、27日の県総合教育会議で知事としての目標設定について問われた際にあった。伊藤知事は「女性委員に怒られるけど」と前置きした上で「サイン、コサイン、タンジェントを社会で使ったことがあるか女性に問うと、10分の9は使ったことがないと答える」とも述べた。
https://www.nikkei.com/article/DGXLASDG28HBN_Z20C15A8CC0000/
b323
ABO FAN
血液型性格診断
>“回答拒否”もなにも、今回のコメントの何に対して返信すればよいのですか?
>ご指摘の意図を明確にしていただければと思います。(回答日時:2017/10/02 14:34:10)
――前回の投稿に明確に書いていますが、ご要望ですので再度示しておきますか。
《引用開始》
蛇足ですが、今回のこの投稿の目的は管理者さんは十分お分かりかと思います。前回の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/09/24 16:18:51)の再確認です。そうです、管理者さんが統計の基本を理解していないことを証明するためです。具体的には、管理者さんは偏相関係数は理解できないはずなので、回答したくても不可能だということを証明するためです。
ということで、私はこの投稿へ管理者さんは“回答拒否”だと予想しています(事前の予想通り、前回は“回答拒否”でした)。
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/09/26 22:25:10)
《引用終了》
これについては、予想通り“回答拒否”ですので、上で引用した前回の投稿のとおりだと判断します。
>ABOFANさんには質的データと量的データの区別がつかないのですね苦笑。
――それぞれに適用できる統計処理があるので、特に問題ないのではないでしょうか? もちろん、効果量もそれぞれ計算できます。
上の管理者さんの回答の内容から推測するに、たぶん管理者さんがそういうことを理解していないだけではないかと…。
>ABOFANさんはどのようなコメントに対しても挑戦的に振る舞わなければ気が済まないのですか?苦笑
――経験的に、この掲示板のような場所では、そのように振る舞うと回答が返ってくる率が高くなるので、そうしているだけです。現に、この投稿には(珍しく?)管理者さんから、直接回答をいただけたではないですか。他の投稿は一切“回答拒否”ですから…。
大変失礼しました。
ABOFANさん
>それぞれに適用できる統計処理があるので、特に問題ないのではないでしょうか? 
――なるほど、そうですか。でしたら、清水先生の論文のようにデータを収集し、論文を執筆の上、ご自身で専門誌にご投稿ください。現に清水先生はそうされていますので、ABOFANさんも同じように学術研究を行えばよいと思います。
「血液型性格に肯定的な論文は心理学ではリジェクトされる」とのことですので、たとえば、はじめは心理学の外側から心理学の性格研究を批判的に検討するという構図を目指されてはいかがでしょうか。
>前回の投稿に明確に書いていますが、ご要望ですので再度示しておきますか。
――まだよくわからないのですが、要するに「偏相関係数」を私が”知っているかどうか”ということですか?
>管理者さんが統計の基本を理解していないことを
――皮肉ですが、そういえば、ABOFANさんは「メタ分析」をご存じなかったですね。また、ごく初歩的なカイ二乗検定の計算も間違っていましたね。
b324
ABO FAN
血液型性格診断
“回答”ありがとうございます。
>「血液型性格に肯定的な論文は心理学ではリジェクトされる」とのことですので、たとえば、はじめは心理学の外側から心理学の性格研究を批判的に検討するという構図を目指されてはいかがでしょうか。
――はい、ですからまさに、このことをこのサイトでしているわけです(笑)。その結果はすべて“回答拒否”なわけで、この点は疑似科学否定側からの反応では、なんと再現性が100パーセントとなっています。NATROMさん、kikulog、let’s skepticさん、nさん…とあまりにも多過ぎて書き切れないほどです。
疑似科学否定側の人には、何かわからないが「科学」以上の何か(例えば、血液型性格判断は絶対に間違っているというような“科学”)が存在し、少なくとも仲間内ではそれに絶対に反対できない雰囲気があるということでしょうか…。まぁ、このことを「朱子学」だと言ったら、山○弘さんが怒ってましたが、少なくともデータで全く反論はしてきません。というか、もともとデータでは血液型と性格に関係あることは、性格検査の原理からして自明なことなので、反論しようがないのですが…。
山本七平さんはその名著「空気の研究」で、いみじくもこれを「空気」と名付けたわけですが、日本では特に不思議なことではありません。
>――皮肉ですが、そういえば、ABOFANさんは「メタ分析」をご存じなかったですね。また、ごく初歩的なカイ二乗検定の計算も間違っていましたね。
――私は特に統計が得意なわけでもなければ、それほど優秀なわけでもありませんが、自分の間違いは間違いとして認めることぐらいはできます。まさに、「子曰、由、誨女知之乎、知之爲知之、不知爲不知、是知也」なわけです。“回答拒否”や、2006年のJISを知らないことを無視するよりは、遙かに科学的な態度だと(少なくとも私自身は)信じています。
偏相関係数を知らなくとも、必要に応じて勉強すればいいだけですので、それが恥ずかしいからといって、何も隠す必要はないと私は思います。
不愉快になるかもしれませんが、もう少し詳しい情報が知りたい場合は拙サイトをご覧ください。
http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/psycho-old.htm
最後に、この投稿が不掲載にならないことを祈るばかりです。
大変失礼しました。
ABOFANさん
>はい、ですからまさに、このことをこのサイトでしているわけです(笑)。
――まだご理解いただけていないようです。
>この点は疑似科学否定側からの反応では、なんと再現性が100パーセントとなっています。NATROMさん、kikulog、let’s skepticさん、nさん…とあまりにも多過ぎて書き切れないほどです。
――なるほど。では、ABOFANさんがこれらを事例として論文をお書きになってから、学術的な題材として議論することにしましょうか。そういうわけで、論文発表後(あるいは学会発表などを経た後)にまたご連絡ください。
b325
ABO FAN
血液型性格診断
おお、やはり“回答拒否”の再現性が100パーセントですね(苦笑)。
では、この投稿が掲載されるかどうかわかりませんが、一応書いておきましょう。
>――なるほど。では、ABOFANさんがこれらを事例として論文をお書きになってから、学術的な題材として議論することにしましょうか。そういうわけで、論文発表後(あるいは学会発表などを経た後)にまたご連絡ください。
――ご存知かと思いますが、今年のノーベル物理学賞は重力波を確認した「LIGO」の開発者に与えられました。
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/physics/
ただし、LIGOチームの発表のメインは「学会発表」ではなくプレス発表です。
Gravitational Waves Detected 100 Years After Einstein's Prediction
News Release • February 11, 2016
https://www.ligo.caltech.edu/detection
LIGO Press Conference 02-11-2016 • Washington, DC
https://www.ligo.caltech.edu/news/ligo20160211
また、2014年1月30日には悪名高い「STAP細胞」の論文が「Nature」に発表されました。
見ればわかるとおり、これまた「学会発表」ではありません。
また、STAP細胞への反論の中心となったのは、学会ではなくネット上の議論です。
ですから、管理者さんが学会発表にこだわる気持ちはわからなくもありませんが、それは“古き良き時代”のやり方、少々口が悪い言い方をさせていただければ、position talkであろうと思われます。
今時、学会だけにこだわっていたら、ノーベル物理学は取れませんよ(笑)。
いや、管理者さんはノーベル物理学なんか全然相手にしない、とでもいうなら別ですが…。
要は、その時によってうまく発表するメディアを使い分けるということでしょう。
それに、管理者さんの「マイナスイオン」についての言説は、学会発表ではないですから、全面的に否定されることになります。おかしくありませんか?
失礼しました。
ABOFANさん
>ご存知かと思いますが、今年のノーベル物理学賞は重力波を確認した「LIGO」の開発者に与えられました。
https://www.nobelprize.org/nobel_prizes/physics/
ただし、LIGOチームの発表のメインは「学会発表」ではなくプレス発表です。
>今時、学会だけにこだわっていたら、ノーベル物理学は取れませんよ(笑)。
――ABOFANさんにとっては「ノーベル賞受賞の研究」と「ご自身のネット活動」が同一視できるのですね。さすがにここまでくると何も言えませんが、一応指摘だけはしておきます。
この回答を書きながら少し調べてみたのですが、まず、「直近のプレスリリースのみによる受賞」ではないですね。今回の受賞の背景には膨大な数の研究データ(論文、発表等)が当然あるわけです。また、「物理現象の観測」という、論文の量など関係なく有無を言わせぬデータがあることも大きいのではないでしょうか。
以下、exiciteニュースより引用
(http://www.excite.co.jp/News/it_g/20171004/Slashdot_17_10_04_0513251.html)
Weiss氏は1970年代初めにLIGO(Laser Interferometer Gravitational-Wave Observatory)の元になる仕組みを考案。1975年に出会ったThorne氏とともに実現を目指したが、米国立科学財団の承認を受けてLIGOの建設が始まったのは1994年のことだった。同年、Barish氏がプロジェクトに加わり、大規模な観測プロジェクトを構築するのに大きく貢献することになる。3氏は20か国以上の研究者1,000人以上による共同研究プロジェクトとなったLIGOを20年以上にわたって率い、重力波観測の成功に導いた。
LIGOのプレスリリースでは、重力波の観測から2年で(通常は発見から何年も経ってから授与される)ノーベル賞が授与されるのは外部から見れば驚くべきことかもしれないが、研究は45年近く前から始まっていたのだと述べている。
引用終わり
ABOFANさんとは結構長くこのサイトでやり取りをしておりますが、ご自身が学術・研究活動を行わない(行えない)理由はやはり腑に落ちません。繰り返しますが、「心理学における陰謀論」に「再現性100%」といわれるのであれば、ぜひ研究として正統な手続きをなさってください(科学・学術の議論ではなく「個人の感想」とされるのであれば別に必要ありませんが、こちらもそうとして対応します)。
b326
さすらいの馬券師
血液型性格診断
頻回の投稿は開設者の方々への負担も大きくなるので避けたいのですが、ABOFAN氏から衝撃的な反論(?)がありましたので、少し触れておきたいと思います。
ABOFAN氏は、私がその読解力の無さや論理的思考の欠如について丁寧に説明した部分を抜粋し、以下のように反論しています。
――正直、何を言いたいのか理解できなかったのですが
いやもう、この反論(と言うか、衝撃の告白)には驚愕しました。私の過去の投稿を読んでもらえばわかる通り、私はかなり丁寧かつ簡潔に述べているはずです。それが理解できないとなると、説明することも議論することも不可能です。また、私の文章すら理解できない人が、様々な論文や記事などを読んだところで、果たして理解できているのでしょうか?上記引用部分の続きです。
――この方が「高校を卒業してから三角関数なんて使ったことない」“純粋文系”だとすれば疑問が氷解します。(以下略)
恐らくABOFAN氏は私を文系の人間ということにしておき、「文系の人間が科学的に正しいことを言えるわけがない」という印象を持たせたいのでしょう。しかし、開設者の方々や閲覧する方々が、そのようなレベルの低い印象操作に騙されると思っているのでしょうか?また、私のこれまでの投稿を見てもらえば、私が理系の人間であることは十分推察できるはずです。自分の読解力の無さを棚に上げて、自分の理解できない文章を書く人は文系だ、とする思考は滑稽ですらあります。ABOFAN氏は私に反論するたびに自分の愚かさをさらけ出していますね。
また、ABOFAN氏は少し前まで朱子学に傾倒していたようですが、最近はもっぱら統計に執着しているようですね。ABOFAN氏は「自分の方が統計に詳しい。だから科学的にも正しい」、あるいは「統計に詳しくない人間が科学的に正しいことは言えるはずがない」と言いたげですが、統計に詳しい事と科学的に正しい結論を出せるかかどうかは全く別問題です(恐らくABOFAN氏はこの点がどうしても理解できないか、認めないでしょう)。どこかで統計学を勉強したのでしょうが、自分が得た知識を披露して人を言い負かしたいのか、褒めてもらいたいのか、得た情報を嬉しそうに友達にひけらかしている子供と、やっている事は似ていますね。おまけに、散々統計学の知識(と言っても、専門用語をよく知っている、というレベルのようですが)を盾に人を見下すような発言を繰り返しておきながら、その間違いを指摘されると「私は特に統計が得意なわけでもなければ、それほど優秀なわけでもありませんが」と開き直りとも取れるような発言をする始末。説得力のかけらも有りません。
ここであらためてABOFAN氏に言っておきたい事は、科学的に正しく、説得力がある主張ならば、必ず理解者や支持者、賛同者が増えていく、という事です。特に科学者・研究者は、新しい発見をすると注目も集めますし、ABOFAN氏の主張する内容が正しく、有用であるならこぞって取り上げるでしょう。現実的に、賛同者、支持者は増えていますか?また、ABOFAN氏は「血液型性格に肯定的な論文は心理学ではリジェクトされる」と主張していますが、科学の裾野はきわめて広いものです。血液型性格に関して肯定的な論文だけをリジェクトする理由はどこにも有りません。あるとすれば、それはABOFAN氏の妄想の中だけでしょう。それでも「血液型性格に肯定的な論文は心理学ではリジェクトされる」と言うのであれば、その根拠や証拠を示してはどうですか?根拠も証拠もなくそのような事を言うのはただの言いがかりです。念のために書いておくと、当然ながら科学的に間違った手法で行われた研究や、間違った結論の出し方がされている論文が正式に取り上げられる事はありませんよ。逆に、正当な理由もなく論文がリジェクトされ続けるなら大きな問題となって、場合によっては一般のニュースでも取り上げられるでしょう。ここまで言ってなお納得できないなら、実際に訴えを起こしてみてはいかがですか?弁護士や裁判所が客観的に評価してくれますよ。
また、ABOFAN氏は決まり文句のように「否定派は回答拒否する」と主張していますが、私がここで何度説明しても、回答拒否の意味も理由も全くわかっていませんね。繰り返しますが、私の書いた文章すら理解できない人に、いったいどうやって説明しろというのでしょうか?これまで多くの人がABOFAN氏に回答をしていますが、間違った部分を指摘してもまるで理解できず、場合によっては回答していることすら理解出来ていない。ABOFAN氏以外の人はみんな理解できるのに、ABOFAN氏だけが理解できない、もしくは受け入れずに論点を逸らす。こんな事を繰り返せば否定派、肯定派に関わらず、「こいつにいくら説明しても無駄だ」となるのは必然でしょう。例えていうなら、生まれつき盲目の人に色彩を説明するようなものです。「回答拒否」される最大の原因はABOFAN氏自身にあるのです。少しは自分の能(脳)力の低さを自覚してはいかがでしょうか?
おまけに、私は前回の投稿で、ABOFAN氏に直接質問を投げかけてみましたが、完全に「回答拒否」されてしまいました。都合の悪い質問に対してABOFAN氏が回答拒否をするのは「再現性100%」ですね。
自分に都合のいい解釈を積み重ね、都合の悪い質問には答えない、自分の言いたいことだけを言って自己満足にひたるのは、言わば自慰行為のようなものです。恐らくこのサイトでも相手にされなくなるのは時間の問題かと思われますが、誰からも相手にされなくなった時、ABOFAN氏が「自分が認められないのは社会が悪いからだ」と過激な思想に傾倒しないか、ほんの少しだけ心配ではあります。
コメント内容を精読したところ、非常に論理的かつ丁寧な論駁だと思いましたので、原文のまま掲載させていただきます。コメント削除については、お申し出いただければ対応いたします。
ABOFAN氏との対話を約3年続けておりますと、氏の論法にもいくばくかの耐性がついてくるのですが、やはり普通はエネルギーを無駄に消費するだけだと思います。なので、あまり深入りされないほうが賢明かもしれません。
(※さすらいの馬券師さんのコメント内容は毎回大変理性的で、我々の研究としても意義深く参考になるため、いろいろコメントしていただきたいという思いはありますが苦笑)
やや対応が遅れたことをお詫びいたします。
ご投稿ありがとうございます。
p.s.
このコメント欄の初見の方などで、ABOFAN氏の論法に面食らわれた方も多いと思います(私もそうでした)。
ただ、氏の論法には「誤謬」もよく見られますので、そういう前提を踏まえて閲覧いただけると飲み込みやすいかもしれません(この指摘は当然私の回答にも跳ね返ってきますが)。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%AA%A4%E8%AC%AC
b327
ABO FAN
血液型性格診断
>この回答を書きながら少し調べてみたのですが、まず、「直近のプレスリリースのみによる受賞」ではないですね。今回の受賞の背景には膨大な数の研究データ(論文、発表等)が当然あるわけです。また、「物理現象の観測」という、論文の量など関係なく有無を言わせぬデータがあることも大きいのではないでしょうか。
――すみません、マイナスイオンに続いて、ここでも爆笑してしまいした。管理者さんによると、絶対なのは「学会」ですから、プレス発表の時点では「正しい」ことにならないはずです。なにしろ、学会による検証は「プレス発表」の時点ではされていないのですから。なお、その後調べてみたところ、LIGOの論文
Observation of Gravitational Waves from a Binary Black Hole Merger B. P. Abbott et al. (LIGO Scientific Collaboration and Virgo Collaboration)
Phys. Rev. Lett. 116, 061102 – Published 11 February 2016 https://journals.aps.org/prl/abstract/10.1103/PhysRevLett.116.061102
は出しているようですが、これまた学会発表ではありませんし、その後の今年10月16日の「中性子星」の重力波も「プレス発表」であって学会発表ではありません。まだ学会で結論は出ていないはずですから、管理者さんは「重力波」も「ノーベル物理学賞」も全面的に否定しないと、以前の言説と矛盾するはずです。
同じことですが、STAP細胞はネットから批判が出た時点では、「正しい」ことになります。いや、Natureの論文発表は「学会」ではないので、最後まで正しくなかったのかもしれません…。
>ABOFANさんとは結構長くこのサイトでやり取りをしておりますが、ご自身が学術・研究活動を行わない(行えない)理由はやはり腑に落ちません。繰り返しますが、「心理学における陰謀論」に「再現性100%」といわれるのであれば、ぜひ研究として正統な手続きをなさってください(科学・学術の議論ではなく「個人の感想」とされるのであれば別に必要ありませんが、こちらもそうとして対応します)。
――すみません、またまた爆笑してしまいました。大変失礼な言い方になりますが、「効果量」や「偏相関」も、そして「性格検査」も「JIS」も理解できない学会では、真面目に発表してもしょうがないとは思われまんせんか? いや、それはこの掲示板で十分に実証されているわけです。管理者さんのご心配はありがたいのですが、私はまともに統計が理解できる相手に発表する準備を進めているので大丈夫です。
蛇足ですが、管理者さんは「マイナスイオン」の学会では発表されていないようですので、この掲示板のマイナスイオンの言説はすべて個人の感想で、「正しいとは認められない」ということを念押しますが、本当によろしいのですね?
大変失礼しました。
ABOFANさん
>管理者さんによると、絶対なのは「学会」
――誤解があるようですが、私は「学会」が絶対だと言っているわけではありません。「科学の手続き」として学会は重要であるということです。なので、少なくとも、何の制限もなしに好きなことを書けるブログ等よりは、論文に記載されているデータのほうが信頼できる(ことが多い)というのは自然な帰結だと思いますが。
>「効果量」や「偏相関」も、そして「性格検査」も「JIS」も理解できない学会
――残念ですが、このサイトや掲示板は学会ではありません。こんな当たり前のことをなぜ回答しなければならなのか、少々情けなくなってきます苦笑。
これまでのコメントから、ABOFANさんには正統な学術研究を行うつもりも、また、科学の議論を行うつもりもないのだと判断しています。ご自身で研究なさって、そうではないということをぜひ示していただきたいです。
b328
AABA
血液型性格診断
久しぶりに見にきたら、また、「ABOFAN=金澤正由樹」という情報が奥の方になってしまったので上げておきます。しかし、それにしても…。
『ただし、LIGOチームの発表のメインは「学会発表」ではなくプレス発表です。 [中略] 今時、学会だけにこだわっていたら、ノーベル物理学は取れませんよ(笑)。』
こ…これはすごい。「み○」も「く○」も一緒、とはまさにれですね。…管理者さんが挙げておられるように、これは、この研究が多くの科学者が様々な成果(もちろん論文!!)を経てここまで達成された、ということを踏まえてのプレス発表です。そんなことにもカケラも思いが至らないのですね。ちょっと情報リテラシが低すぎませんか?
…まあ、以前に「ニュートリノが光速を越えた」という【速報】を見て「このすごい結果はまだ論文になってないじゃないか。論文なんて不要」とか言っていた人ですから、もはや驚くには値しませんが。
…なんかね。どこぞに掲載された駄文と…例えばNatureに掲載された論文を同列に扱っているような感じですかね。ひょっとして、高々場末のブログの自分の駄文も「記事は記事」としてNatureの論文と同じくらい価値がある、とでも言いたいんですかねえ。
念のため。Nature(に限らず、どんな雑誌でも)に掲載された論文だって誤っている可能性はゼロではありませんし、実際、そんな例はあります。しかしそれでも、少なくとも、それは査読という過程を経て「論文」として掲載されたものです。どこかの誰かがたわごとを書きならべただけの(どこぞのサイトに載っているような)駄文とは全然意味が違います。
その通りですよね。しかし、今回のへ理屈は、ABOFAN氏が正統的な学術・研究活動を行わない(行えない)理由としてはかなり苦しいものだと個人的に感じました。
いくらなんでも、ノーベル賞受賞の研究を持ち出して自身のネット活動を正当化しようとするのは無理がありすぎるでしょう。
b329
ABO FAN
血液型性格診断
マイナスイオンと重複しますが、
>>管理者さんによると、絶対なのは「学会」
>――誤解があるようですが、私は「学会」が絶対だと言っているわけではありません。「科学の手続き」として学会は重要であるということです。なので、少なくとも、何の制限もなしに好きなことを書けるブログ等よりは、論文に記載されているデータのほうが信頼できる(ことが多い)というのは自然な帰結だと思いますが。
――わかりました。管理者さんによると、管理者さんが“何の制限もなしに好きなことを書けるブログ(?)”であるこのサイトは信用できない(?)とのことですね。
つまり、マイナスイオンに限らず、このサイトは全く信用できないということですが、本当にそういう意味なのでしょうか?
>これまでのコメントから、ABOFANさんには正統な学術研究を行うつもりも、また、科学の議論を行うつもりもないのだと判断しています。ご自身で研究なさって、そうではないということをぜひ示していただきたいです。
――それはどうでしょうか? AABAさんも管理者さんも、私より統計がわからないことは自ら認めてらっしゃるようです。自分が理解できないことを否定できるというのは、さてはお二人は超能力者なのでしょうか?(笑)
でずので、上の文章はそっくりそのまま管理者さんにお返しします。
>『ただし、LIGOチームの発表のメインは「学会発表」ではなくプレス発表です。 [中略] 今時、学会だけにこだわっていたら、ノーベル物理学は取れませんよ(笑)。』
>こ…これはすごい。「み○」も「く○」も一緒、とはまさにれですね。…管理者さんが挙げておられるように、これは、この研究が多くの科学者が様々な成果(もちろん論文!!)を経てここまで達成された、ということを踏まえてのプレス発表です。そんなことにもカケラも思いが至らないのですね。ちょっと情報リテラシが低すぎませんか?
――つまり、学会で定説となっていなくとも(「発表」の時点では定説でないことは明らかですし、追試もまだされていないので)、科学的かどうか判断できるということでよろしいのですね?
更に奇妙なのは、
>> 現在のAABAさんの統計の知識が私以下である可能性はかなり高いです。
>否定しませんよ。まあ、普段使ってませんから、数式のこねくり回し方なんかは忘れてますしね。ただ、どんなに高度な数式を知っていても、恣意的に使っているようでは統計を「わかっている」とは言えないと思いますがね。
(中略)
>すなわち、論文になっていないもの(ABOFANなんちゃら血液型統計)は議論する以前の段階、なのです。
(投稿者:AABA,投稿日時:2017/05/16 20:29:23)
という以前の投稿です。つまり、議論の統計的な内容はわからなくとも、学会に発表していないから間違いだと断定できる、というのもAABAさんのロジックということになります。
これをまとめると、ある説が科学的だと判断する基準は、
1. 学会発表は必須ではない
2. 相手の主張が理解できなくとも(学会で発表していないということだけで)否定することは可能
ということですから、どちらかという宗教的な色彩が強い…というか、そうとでも解釈しないと理解できないことになりますし、1と2も互いに矛盾しています。
なんというか、「科学を信じよ、されば救われん」みたいな感じですが、それが科学だとは私には信じられません。
学会が間違っているケースは、少なからずあるわけで、(既出ですが)心理学者も自己批判しています。
【引用開始】
■佐藤達哉+渡邊芳之+尾見康博氏『心理学論の誕生』(2000年)
211~212ページ
佐藤[達哉氏] ぼくは、某達心理学研究(笑)という学術誌の常任編集委員をしてたことがあるんだけれども、共分散構造分析が使われ始めた頃は、使っている人が使い方というか内容を間違えてることがあった。たとえば実際に測定した変数と構成概念の間の矢印の方向っていうのか因果の方向っていうのか、それを全く理解してないで逆に考えている人がいたりしたわけですよ。…論文で言ってることが全然分からない。…
渡邊[芳之氏] そんなの落とせば良かったのに(笑)。
佐藤[達哉氏] ホントは落としたかったけど、他の2人のレフリーがほとんど手放し状態でホメてるのよ(笑)。本来なら2人が「採択」と言っていればそのまま掲載されてしまうのだけれども、それだけは勘弁してほしかったので、「修正再審査」にして、書き直してもらった。そして、再投稿されて再提出された論文を読んだら、他のレフリーもすごく分かりやすくなったって言ってきた。「それまでは自分の共分散構造分析の理解力が足りないんだって思ってました」みたいなことを言っているのよ、他のレフリーが。これゃダメだと思ったよ。
尾見[康博氏] つまり、学会誌のレフリーのレベルでも、ソフト使って流行の統計分析が行われていれば、認めてしまうってことですか?
佐藤[達哉氏] 残念ながらそういうことがあった。…今の大学生が興味を持つようなことを卒論で取り扱おうとしても、なかなか認めてもらえないことが多い。 「超能力は存在するか」なんてことはとにかくタブーなのである。 いわゆる血液型性格判断についても同様である。やってはいけない。 血液型性格判断ブームの研究については近年事情が変わってきたが、タブーとなるテーマであることは変わりがない。
214ページ
尾見[康博氏] 統計に強い人は崇めたてまつれらるわけですよね。…心理学科や心理学専攻は文学部系統に所属することは多いから、数学受験せずに数学が嫌いで大学に入っているわけだし。まあ、そういう人が頻度的に多いわけね、きっと。有意かもしんない、そういう意味では(笑)。
【引用終了】
失礼しました。
ABOFANさん
>つまり、マイナスイオンに限らず、このサイトは全く信用できないということですが
――別ページ(マイナスイオン項目)にも書きましたが、ある情報が信用できるかどうかの判断は基本的に読む側のリテラシーに任されます。そうした情報の信頼性の評価指標として「科学」(や科学におけるデータ信頼性の指標)があるわけで、ABOFANさんのこの論理は全くの筋違いです。ABOFANさんが「このサイトの情報は信用できない」と判断するのは「どうぞご自由に」、としか言いようがないわけです。
>私より統計がわからないことは自ら認めてらっしゃるようです。
――私自身は専門的な統計にそれほど明るくはありませんが、「ABOFANさんよりわからない」と表明した覚えはないです苦笑。ABOFANさんが明らかに統計の専門家であるならともかく、私とABOFANさんの比較など、子供同士の「おれのほうがゲームが上手い」自慢と同じで、微妙すぎて確かめようもありませんが苦笑。「自分(ABOFAN)のほうが統計をわかっている」ということでABOFANさんの自尊心が満たされるのであれば、こう思っていただいてもかまいませんしね。
b330
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、さすらいの馬券師さんの投稿を見落としていました。
>ここであらためてABOFAN氏に言っておきたい事は、科学的に正しく、説得力がある主張ならば、必ず理解者や支持者、賛同者が増えていく、という事です。
――これは必ずしも正しくありません。例えば、古畑種基の血痕誤判定事件やQ式血液型はご存知ですか? 当時は「科学的に正しく、説得力がある主張」で「理解者や支持者、賛同者が増え」たのですが、現在では間違いとされています。クレッチマーの体格と性格もそうです。いや、さすらいの馬券師さんが、現在でも古畑種基やクレッチマーが正しいとでもおっしゃるなら別ですが。
そういえば、明治には、脚気の原因は細菌だという説もありましたね(正しくはビタミンC不足)。この説を唱えた陸軍軍医総監の森鴎外は、当時は「科学的に正しく、説得力がある主張ならば、必ず理解者や支持者、賛同者が増えていく」とされていました。吉村昭の『白い航跡』をお読みになってはいかがでしょうか?
>特に科学者・研究者は、新しい発見をすると注目も集めますし、ABOFAN氏の主張する内容が正しく、有用であるならこぞって取り上げるでしょう。現実的に、賛同者、支持者は増えていますか?
――賛同者、支持者は増えも減りもしませんが、データで反論する人は皆無となりました。それは、この掲示板を見れば十分おわかりでしょう(笑)。まさか、さすらいの馬券師さんは、「効果量」ぐらいはおわかりでしょうから、管理者さんが間違っていることを認識されていると確信しています。
>また、ABOFAN氏は「血液型性格に肯定的な論文は心理学ではリジェクトされる」と主張していますが、科学の裾野はきわめて広いものです。血液型性格に関して肯定的な論文だけをリジェクトする理由はどこにも有りません。
>「血液型性格に肯定的な論文は心理学ではリジェクトされる」と言うのであれば、その根拠や証拠を示してはどうですか?根拠も証拠もなくそのような事を言うのはただの言いがかりです。
――では、清水武先生の論文が心理学会からリジェクトされた理由をご説明ください。私もぜひ知りたいものですから…。管理者さんの回答は極めて曖昧で、おそらく回答したくないものと思われます。
>逆に、正当な理由もなく論文がリジェクトされ続けるなら大きな問題となって、場合によっては一般のニュースでも取り上げられるでしょう。
――清水武先生の論文が心理学会からリジェクトされたにもかかわらず、まだ大きな問題にはなっていないようですが?
>ここまで言ってなお納得できないなら、実際に訴えを起こしてみてはいかがですか?弁護士や裁判所が客観的に評価してくれますよ。
――すみません、爆笑しました。日本は独裁国ではないのですから、裁判所は科学的に正しいかどうかなんか判断しませんよ(笑)。管理者さんも、さすらいの馬券師さんも、法律にはあまり詳しくないと推察します。
それと、さすらいの馬券師さんや管理者さんに全体的に言えることなのですが、単なる印象論を言われても回答しようがありません。きちんと、反証可能な形(命題)、特に具体的なデータを示したうえでの議論をお願いします。
とはいっても、上に書いたとおりで、誰にも初歩的な間違いはたくさんある(私も含めて・苦笑)わけです。それはしょうがないのですが、今回のさすらいの馬券師さんの投稿は、かなりいただけない内容なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
失礼しました。
b331
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
繰り返しますが、AABAさんと管理者さんによると「学会」が絶対らしいので、
・藤村新一氏が発掘した“秩父原人”は正しく、毎日新聞の「発掘捏造」のスクープは間違い
・「糖質制限ダイエット」は専門家である日本糖尿病学会の会長が反論したから間違い
・イギリス人のジャーナリストであるバイウォーターが書いた『太平洋戦争:日米関係未来記』(日米戦争で日本が敗北)は、専門軍人である日本海軍が否定したから間違い
となります。こんなことを簡単に断定できるとは、少々羨ましいです…。
私も“疑似科学否定”を始めた方が有名になりますかね?(苦笑)
失礼しました。
>繰り返しますが、AABAさんと管理者さんによると「学会」が絶対らしいので、
――別の回答でも述べましたが、勝手に歪曲しないでください。
b332
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。
>ABOFANさんが「このサイトの情報は信用できない」と判断するのは「どうぞご自由に」、としか言いようがないわけです。
――これには驚きました。マイナスイオンのJIS規格もそうなのですが、このサイトに紹介されている参考文献の内容を全く無視していることを指摘しても、『「このサイトの情報は信用できない」と判断するのは「どうぞご自由に」』というのが“科学的”ということなのでしょうか? 管理者さんの事実誤認は明らかですが、私が何回も指摘しても訂正されないわけです。それに対する回答がが、『「このサイトの情報は信用できない」と判断するのは「どうぞご自由に」』というということでしょうか?
>――私自身は専門的な統計にそれほど明るくはありませんが、「ABOFANさんよりわからない」と表明した覚えはない
――管理者さんは、高校・大学では正規の「統計」の単位は取っていなようですし、私が統計の話題、たとえば、F検定、t検定、χ2検定、効果量…を振っても全く無視しています。それどころか、分散や標準偏差も(たぶん)理解していない可能性が大きいわけです。たから、多重比較(ボンフェローニの補正)も妙な説明しかできないのではありませんか?
私は、少なくとも大学教養レベルの統計は理解しています。それでも、統計が『「私よりはわからない」と表明した覚えはない』とおっしゃるなら、失礼ながら私は管理者さんの言語能力を疑わざるを得ません。
では、ずっと“回答拒否”だった次の質問には、もちろん簡単に答えていただけますよね?
――――
回答拒否の証拠として、かなり昔の「効果量」の質問を再掲します(回答日時:2015/11/10 10:32:28)。
【引用開始】
どうやらこのサイトでは、自分の答えたくないことは回答しないというのが「基本方針」らしいので、あえて管理人さんが答えたくない質問をして、“回答拒否”を延々と繰り返す、という方向にやむなく方針転換します。あらかじめご了承ください。
では質問です。
>ちなみに、クラメールの連関係数についてコーエンの原著をあたってみたのですが、効果量に関するリストには載っていませんでした。コーエンの後継者らによる何らかの研究があるのかもしれません。(回答日時:2015/10/13 21:09:42)
ということですが、それにもかかわらず
>では、「効果量・中」であるデータをお示しいただけますでしょうか?
という質問をいただきました。ですので、管理者さんの「効果量・中」の定義をお願いします。
【引用終了】
ABOFANさん
>マイナスイオンのJIS規格もそうなのですが、このサイトに紹介されている参考文献の内容を全く無視していることを指摘しても
――これで4~5回目ですが、JIS規格の部分の記述は現在開発中の新サイトにて追記する予定です。情報提供ありがとうございました、と何度も言っているわけですが。
>私は、少なくとも大学教養レベルの統計は理解しています。
――それでABOFANさんの自尊心が保たれるのであれば構いません。まぁ、人前ではあまり言わない方が賢明でしょうが苦笑。
>では、ずっと“回答拒否”だった次の質問には、もちろん簡単に答えていただけますよね?
――効果量・中の定義を答えればいいのですか?心理測定の分野でいえば、r=0.3~r=0.5くらいが目安なのではないでしょうか。というか、今気づきましたがこの質問の前提おかしいですね。「効果量・中の厳密な定義」を聞いているのではなく、「おおよそ効果量・中と考えられる血液型正確のデータ」をお示しくださいという質問ですよ。
参考:
水本篤、竹内理「研究論文における効果量の報告のために―基礎的概念と注意点―」『英語教育研究』31 (2008), 57-66.
ちなみに、
>では、ずっと“回答拒否”だった次の質問には、もちろん簡単に答えていただけますよね?
――とありますが、ではこちらも過去に回答拒否のままおかれている質問にお答えいただきたいと思います。
【質問1】すでに指摘されているように、ABOFAN(ペンネーム)=金澤正由樹(ペンネーム)は事実である
1はい
2いいえ
3答えたくない
4その他
【質問2a】(【質問1】に1と答えた場合)金澤氏の著書を第三者のように紹介するのは、自身の主張に客観性・正当性を付与させるための戦略である
1はい
2いいえ
3答えたくない
4それ以外(具体的にどうぞ)
b333
さすらいの馬券師
血液型性格診断
またABOFAN氏から反論があったようですね。さらに反論をするべきかどうか少し迷いましたが、突っ込みどころ満載でしたので、少々触れてみたいと思います。
私が前回の投稿で、科学的に正しく説得力があるなら、賛同者や支持者は増える、と書きましたが、それに対してABOFAN氏は以下のように反論していますね。
――これは必ずしも正しくありません。例えば、古畑種基の血痕誤判定事件やQ式血液型はご存知ですか? 当時は「科学的に正しく、説得力がある主張」で「理解者や支持者、賛同者が増え」たのですが、現在では間違いとされています。クレッチマーの体格と性格もそうです。
科学は時代とともに進歩していくものなので、かつて正しいと思われていたことが後に間違っていることが判明する、という事はよくある事です。それ自体は何の問題もありません。問題なのは、私が「科学的に正しければ理解者、賛同者が増える」と言っているのに対し、ABOFAN氏が「(その当時は)科学的に正しいと思われていたことでも間違えている事がある」と反論している点です。ABOFAN氏は私の主張に反論しているように見せかけて、実は見事に論点をずらしているのです。そして、論点をずらした上で、いつものように「過去の間違った説を支持するなら、あなたの主張は間違っている」と、私の主張そのものが間違っているような印象を持たようとしていますね。これも子供騙しレベルの論点のすり替え、印象操作ですよ。
ついでに突っ込んでおきます(問題の本質とは直接関係ありませんが、あまりにも酷いので突っ込みます)
――そういえば、明治には、脚気の原因は細菌だという説もありましたね(正しくはビタミンC不足)。
脚気の原因はビタミンB1不足が原因であり、ビタミンCとは直接関係ありません。ビタミンC不足で有名なのは壊血病です。少し調べればわかることですがね。
また、ABOFAN氏の主張でも科学的に正しく、説得力があれば賛同者や支持者は増えると書いた事に対して、以下のように反論(?)して来ました。
――賛同者、支持者は増えも減りもしませんが、データで反論する人は皆無となりました。それは、この掲示板を見れば十分おわかりでしょう(笑)。
ABOFA氏は自らホームページを立ち上げ、ここを含め様々なサイトで積極的に活動されているようですが、それでも(元々数が少ないであろう)賛同者、支持者が増えないという事は、ABOFA氏の主張に説得力が無い事の何よりの証明では無いかと思いますが、いかがでしょうか?また、データで反論する事は皆無となったという事ですが、その理由については私が前回の投稿を含め、何度も指摘、説明して来た事です。全く読んでいないか理解できていないのか、どちらでしょうか?ABOFAN氏が理解力、読解力に著しく欠けるため、何度説明しても理解できないという事は、この掲示板を見れば十分おわかりでしょう(笑)。
血液型性格判断に関して肯定的な論文だけがリジェクトされる理由はどこにも無い、という私の主張に対しては、清水武氏の論文がリジェクトされる事を取り上げていますが、そもそも、学会で取り上げる水準の論文だったのでしょうか?前回の投稿でも触れていますが、一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前です。また、リジェクトされたのは清水武氏の論文だけですか?血液型性格に限らずリジェクトされる論文は必ず存在するわけなので(分野や媒体によって差はありますが、概ね50〜90%の論文がリジェクトされているようです)、清水武氏の論文がそのうちの一つであるなら何の問題もありません。一人の論文がリジェクトされた事を取り上げ、血液型性格に肯定的な論文はリジェクトされる、と結論づけるのはあまりにも暴論です。繰り返しますが、一定の水準に達していない(または取り上げる価値の低い)論文がリジェクトされるのは「当然の結果」です。
また、どうしても納得できないなら訴えを起こしてみてはどうかという私の主張に対しては以下のように反論しています。
――すみません、爆笑しました。日本は独裁国ではないのですから、裁判所は科学的に正しいかどうかなんか判断しませんよ(笑)。管理者さんも、さすらいの馬券師さんも、法律にはあまり詳しくないと推察します。
すみません、爆笑しました(「爆笑」というのは本来、大勢の人間がドッと笑う事を言うので、この使い方は必ずしも正しくは無いのですが、今ではこういう使い方も定着していますね)。弁護士も裁判所も、リジェクトされた事が適切かどうか(違法かどうか)を客観的に評価するのであって、科学的に正しいかどうかを判断するものではありません。こんな事は文脈からも読み取れるはずですし、いちいち説明するまでも無い当たり前の事なので取り立てて書かなかっただけです。反論するならそれくらいのことは理解して欲しいですね。
上記のように、今回のABOFAN氏の私に対する反論は、まるでB級映画のように突っ込みどころ満載です(もしかすると、ABOFAN氏自身も、苦しい反論をしているという自覚があるのかもしれません)。しかも、相変わらず反論出来そうなところにだけ反論するという姿勢を堅持していて、他の部分はスルーしています。ここで改めて、私がこれまで指摘して来たABOFAN氏の問題点について要点を列記します。
① 読解力が無く、説明しても理解されず、場合によっては都合のいいように曲解されるため、話(議論)が進まない。
② 論理的思考が欠如しており、論理を積み重ねた説明が根本的に理解出来ない。また、自分自身も論理を積み重ねて結論に辿り着くことが出来ないため、誤った(自分にとって都合のいい)結論を出し、その過程の間違いを指摘されても理解出来ない。さらに、読解力の低さと合わせて考えると、様々な論文や記事を読んだとしても、その要点が理解出来ているのか疑問が残る。
③ 今回も指摘したように、論点を本質からずらす。
④ 問題の本質とは関係のない部分に反論し、相手の主張全体が間違っているという印象を持たせようとする印象操作。
⑤ 都合の悪い質問や指摘は基本的にスルー。
ここに挙げたものはいずれも真っ当な議論をする際の障害となりうるものばかりです。ABOFAN氏が本気で科学的な議論をしたいと考えているのなら、上記の自分の問題点を認めた上で、それを改善しようと努めなければなりません。ところがABOFAN氏はそれらを全て棚上げし、あくまでも正しいのは自分の主張・姿勢であるとして、場合によっては自分は被害者であるかのような発言をする始末です。管理者の方も指摘していますが、ABOFAN氏は真っ当に議論するつもりがないと判断されても仕方ありません。
そして今回、ABOFAN氏は私への反論を、以下のように締めくくっています。
――今回のさすらいの馬券師さんの投稿は、かなりいただけない内容なのではないかと思いますが、いかがでしょうか?
具体的なことが書かれていないので、「いただけない」のが何を指しているのか判断しかねますが、前回強い表現でABOFAN氏を批判した部分がありましたので、その点を指しているのでしょうか?もしそうなら、それもおかしな話です。なぜなら、これまでABOFAN氏は散々人を見下すような発言や、挑発するような発言を繰り返して来たわけですから。私の投稿を「いただけない」と言うなら、これまでの自分自身の発言、姿勢を振り返ってみてはいかがですか?自己反省、自己批判できないのは、科学者失格ですよ。
思いの他長文になってしまい、申し訳ありません。
ご投稿ありがとうございます。
また、別にいただいた大変丁寧なコメントありがとうございます。大変参考になります。
今後も本サイトを活用していただければと思います。
現在、サイトのリニューアルオープンを計画中でして、来年1月末から試験公開される予定です。新しいサイトではスマホ対応、掲示板機能の新設、コメント機能の充実化など今よりより効果的に使っていただけるよう開発中ですので、またご参画よろしくお願いいたします。
b334
ABO FAN
血液型性格診断
まずは、管理者さんの回答からです。
>効果量・中の定義を答えればいいのですか?心理測定の分野でいえば、r=0.3~r=0.5くらいが目安なのではないでしょうか。
――すみません、爆笑しました。では、私の以前の回答を再掲します。
【引用開始】
――効果量(effect size)を英語でググると、例えば次の文献が出てきます。自由度は3なので、
Effect Size for Chi-squater test
Cramer’s V df*=3 0.06(small) 0.17(medium) 0.29(large)
http://www.real-statistics.com/chi-square-and-f-distributions/effect-size-chi-square/
これじゃダメですか?
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2015/10/13 23:01:18)
【引用終了】
普通の人なら、例えばさすらいの馬券師さんなら、これで管理者さんの効果量の定義が少々奇妙だ(間違っているとまではい言いませんが…)ということがおわかりかと思います。管理者さんの「効果量・中」の定義が曖昧なのですから、そもそも私に答えろというのは無理というものです(苦笑)。
次は、さすらいの馬券師さんの投稿です。
>問題なのは、私が「科学的に正しければ理解者、賛同者が増える」と言っているのに対し、
――すみません、またまた爆笑しました。それなら、「六曜」は科学的に正しいということなります。なぜなら、あまりにも馬鹿馬鹿しいので明治政府が禁止しなかったからです。当時は誰も信じている人なんかいませんでした。しかし、現在では、ご存じのように、友引の葬儀や仏滅の結婚式は事実上タブーです。よって、六曜は「科学的に正しければ理解者、賛同者が増える」ことに当てはまるので、科学的だということでよろしいのでしょうか?(笑) http://www010.upp.so-net.ne.jp/abofan/rokuyo.htm
また、大多数の科学者は「神」を信じているので、さすらいの馬券師さんによると、神の存在は「科学的に正しい」ことになります。
大多数の科学者は「神」を信じている http://agora-web.jp/archives/2025397.html
いや、間違いではない、対偶を取れというなら、そもそも賛同者が増えても必ずしも科学的に正しいとは限りません。ということで、再度、さすらいの馬券師さんが「科学的に正しい」という定義を私に理解できるようにお願いします。
>脚気の原因はビタミンB1不足が原因であり、ビタミンCとは直接関係ありません。
――すみません。勘違いでしたので訂正します。
>ABOFA氏は自らホームページを立ち上げ、ここを含め様々なサイトで積極的に活動されているようですが、それでも(元々数が少ないであろう)賛同者、支持者が増えない
――すみません、またまた爆笑しました。血液型と性格に関係があると思っている人は、現代の日本では約7割です(笑)。
>データで反論する事は皆無となったという事ですが、その理由については私が前回の投稿を含め、何度も指摘、説明して来た事です。全く読んでいないか理解できていないのか、どちらでしょうか?
――すみません、私のパソコンやスマホが調子悪いのか、全く見つけることができませんでした(苦笑)。大変お手数ですが、確認の意味を込めて、ごく一部で結構ですので再掲をお願いできますでしょうか?
>血液型性格判断に関して肯定的な論文だけがリジェクトされる理由はどこにも無い、という私の主張に対しては、清水武氏の論文がリジェクトされる事を取り上げていますが、そもそも、学会で取り上げる水準の論文だったのでしょうか?
――念のための確認ですが、さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文の具体的にどの部分が「学会で取り上げる水準の論文」ではないと思われますでしょうか? ごく一部のポイントでいいので、どうか指摘をお願いまします。ちなみに、私は全文を確認しましたが、「学会で取り上げる水準の論文」だと判断しています。
では、大変お手数ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
ABOFANさん
>これで管理者さんの効果量の定義が少々奇妙だ
――失礼ですが、「私の」定義ではありません。前回参考文献に挙げた、水本篤、竹内理「研究論文における効果量の報告のために―基礎的概念と注意点―」『英語教育研究』31 (2008), 57-66.から引用しました。また、当該文献では以下の記述がありますので、いつものようなすっとんきょうな解釈をなさりませんようお願いいたします。
「Cohen (1998; 1992),Field (2005),Tabachnick and Fidell (2006) などを基に作成。効果量の大きさはあくまで目安であるので研究分野によって変わる。」
再度掲載します次の質問への回答をお願いします。
※今回回答がなければ、以下の指摘を「受け入れた」と私は解釈いたします。
【質問1】すでに指摘されているように、ABOFAN(ペンネーム)=金澤正由樹(ペンネーム)は事実である
1はい
2いいえ
3答えたくない
4その他
【質問2a】(【質問1】に1と答えた場合)金澤氏の著書を第三者のように紹介するのは、自身の主張に客観性・正当性を付与させるための戦略である
1はい
2いいえ
3答えたくない
4それ以外(具体的にどうぞ)
b335
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
このサイトの参考文献に挙げられている縄田氏の論文「血液型と性格の無関連性」ですが、前回と別な面から再分析を試みてみました。
アメリカ人の血液型はAB型が4%程度とされていますが、この論文の元データ(大阪大学)の2005年度のアメリカのデータを調べてみると、
・1945年生まれ以前は、A:35.0%/B:12.7%/AB:6.2%/O:46.1%
・1970年生まれ以降は、A:32.8%/B:15.4%/AB:9.0%/O:42.9%
となっています。つまり、若いほどB遺伝子が増えているのです。たぶん、B型が多いアジア系の移民の影響だと思うんですが、こうなると、血液型別の回答は、エスニックグループと年齢とのダブルで影響を受けていることになります。
実際に、アメリカ人はAB型が一番リスクを取るという回答になっている(Q22: If you make a critical decision, take risks or avoid)のですが、どうもこれは血液型よりは年齢の影響だと思われます。
ですので、(極論かもしれませんが)縄田氏の論文の血液型分析の結論は、かなり信頼度が落ちると判断せざるを得ません。
したがって、彼の論文のタイトル「血液型と性格の無関連性」は、少し言いすぎなのではないかと思います。
失礼しました。
ご投稿ありがとうございます。
なかなか面白い分析ですね。
個人的には、エスニックグループや年齢の方が性格に影響を与える要因としても大きそうな気がするのですが、どうでしょうか。
b336
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。
>>これで管理者さんの効果量の定義が少々奇妙だ
>――失礼ですが、「私の」定義ではありません。前回参考文献に挙げた、水本篤、竹内理「研究論文における効果量の報告のために―基礎的概念と注意点―」『英語教育研究』31 (2008), 57-66.から引用しました。
――すみません、またまた爆笑です。前回の回答では「効果量・中の定義を答えればいいのですか?心理測定の分野でいえば、r=0.3~r=0.5くらいが目安なのではないでしょうか。」(回答日時:2017/11/15 10:51:28)とありますが、これは管理者さん独自の定義ではないのですか? 私は、原文の引用がないと信用しない主義ですので、お手数ですが元の部分を引用いただけますか?
>現在多忙なためこちらで追試はできませんが、当該論文についての疑義は著者である縄田先生に直接うかがったほうがよいのではないかと思います。
――すみません、これまた爆笑です。つまり、参考文献に疑問があっても、一切回答しないし、チェックもしない、明らかな間違いも当分の間は訂正しないということですね? 疑問があったら、直接論文の執筆者に確認してほしいと…。確かに、この点は「マイナスイオン」とも共通しているようです(苦笑)。
なお、縄田氏は明らかにダブルスタンダードなので、回答をいただける見込みはありません。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2015-04-12
だから、この掲示板で管理者さんに確認しているのですが、どうやら無駄のようですね。
なお、私は違法性の疑いがある質問には回答しないことにしていますので、あらかじめご承知おきください。
失礼しました。
ABOFANさん
>私は、原文の引用がないと信用しない主義ですので、お手数ですが元の部分を引用いただけますか?
――http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdfの表1ならびに表1下Noteをご覧ください。
文献情報:水本篤、竹内理「研究論文における効果量の報告のために―基礎的概念と注意点―」『英語教育研究』31 (2008), 57-66.。
表1
効果量の指標 小(Small) 中(Medium) 大 (Large)
(1) 相関分析 r .10 .30 .50
……
>参考文献に疑問があっても、一切回答しないし、チェックもしない、明らかな間違いも当分の間は訂正しないということですね? 疑問があったら、直接論文の執筆者に確認してほしいと…。
――またいつもの読解力炸裂ですね苦笑。前回の回答は、「ABOFANさんの独自分析によって縄田論文の結果(あるいは考察)に疑問が出たのであれば、その疑問を私にぶつけられても困りますよ」という意味です。そもそも「参考文献に疑問があっても……」の主体がABOFANさんなので、直接尋ねられたらよろしいのでは?と回答しただけですしね。さすがにこれで意味わかりますか?
>なお、私は違法性の疑いがある質問には回答しないことにしていますので、あらかじめご承知おきください。
――前にも指摘しましたが、ABOFAN(ペンネーム)と金澤正由樹(ペンネーム)に関するこちらの指摘に違法性はありません(専門家に確認済みです)のでご心配なさらないでください。ただし、とにかく答えたくないのであれば、これ以上無理強いもしません。その場合、「違法性云々~」を仄めかしたABOFANさんの誤った法律解釈は撤回していただきますが。
b337
ABO FAN
血液型性格診断
今回は、情報提供というか、単なる感想です。
先日、心理学専攻の学生から“反論”のメールが来ました(院生かもしれませんね)。
しかし、いくら文章を読んでも、言っている内容がさっぱりわかりません。2、3回やりとりをして“わかった”のは、彼は「帰無仮説」が何たるかを、ほとんど理解していないことでした(苦笑)。
帰無仮説は、統計的検定の基本中の基本ですから、これがわからなければ、そもそも議論になりようがないのです。
この掲示板でもそういう傾向はありますが、いずれにせよ、心理学専攻の学生・院生は、統計学がわからないのがデフォルトだという感を強くしました。
だから、血液型の議論をしても、全然かみ合わないわけですね。
失礼しました。
b338
さすらいの馬券師
血液型性格診断
またまたABOFAN氏から反論がありましたね。相変わらず稚拙な反論で、私に反論するたびに愚かさをさらけ出していますね。それではいつものように、ABOFAN氏の反論を検証して行きましょうか。
ABOFAN氏は私が「科学的に正しい主張であれば支持者や賛同者は増えるものだ」と主張した事に対して以下のように反論しています。
――すみません、またまた爆笑しました。それなら、「六曜」は科学的に正しいということなります。なぜなら、あまりにも馬鹿馬鹿しいので明治政府が禁止しなかったからです。(以下略)
さらにこの後、大多数の科学者は「神」を信じているので、さすらいの馬券師さんによると、神の存在は「科学的に正しい」ことになります、とも反論しています。この反論こそまさにABOFAN氏らしい反論で、ABOFAN氏の論理的な思考の欠如を如実に表している部分でもあります。私は「科学的に正しい主張ならば支持者や賛同者は増える」と言っているのであって、「支持者や賛同者が増えるなら科学的に正しい」と言っているわけではありません。そもそもこの二つの主張は全く違うものですが(当然後者の主張は間違っています)、ABOFAN氏には同等に見えてしまうのでしょう。私にこの説明を聞いて、「ああ、そうか、そういうことか」と理解できる人はいいのですが、ABOFAN氏は理解できていないのでしょう。
そして、私がABOFAN氏は積極的に活動しているのに支持者や賛同者が増えていないのは、ABOFAN氏の主張に説得力が無いからではないか、と言ったことに対して、以下のように反論しています。
――すみません、またまた爆笑しました。血液型と性格に関係があると思っている人は、現代の日本では約7割です(笑)。
すみません、またまた爆笑してしまいました。相変わらず読解力のカケラもありませんね。私はABOFAN氏の主張、つまり、血液型と性格が関連することは科学的に証明されているという主張に対する支持者や賛同者が増えているのかと言ったわけですが、読み取れませんか?日本で血液型と性格に関係があると思っている人が多いのは、話として面白いから、そしてバーナム効果に依る部分が大きいからだと推察されます。私の周りにも居ますが、一般の人が「話として面白い」レベルの事を科学的に正しいかどうかなど、あまり気にしていませんよ。科学は話としての面白味を削いでしまう場合もありますからね。
また、ABOFAN氏の、データで反論する事は皆無となったという主張に対して、私はその理由については何度も指摘、説明して来た事だと指摘しました。すると、以下のように反論しています。
――すみません、私のパソコンやスマホが調子悪いのか、全く見つけることができませんでした(苦笑)。大変お手数ですが、確認の意味を込めて、ごく一部で結構ですので再掲をお願いできますでしょうか?
同じことを何度も書くのはあまり気が進みませんが、前回私が書いたことをそのまま抜粋して記載します。
ここで改めて、私がこれまで指摘して来たABOFAN氏の問題点について要点を列記します。
① 読解力が無く、説明しても理解されず、場合によっては都合のいいように曲解されるため、話(議論)が進まない。
② 論理的思考が欠如しており、論理を積み重ねた説明が根本的に理解出来ない。また、自分自身も論理を積み重ねて結論に辿り着くことが出来ないため、誤った(自分にとって都合のいい)結論を出し、その過程の間違いを指摘されても理解出来ない。さらに、読解力の低さと合わせて考えると、様々な論文や記事を読んだとしても、その要点が理解出来ているのか疑問が残る。
③ 今回も指摘したように、論点を本質からずらす。
④ 問題の本質とは関係のない部分に反論し、相手の主張全体が間違っているという印象を持たせようとする印象操作。
⑤ 都合の悪い質問や指摘は基本的にスルー。
前回もこれほどはっきりと、多くの人がABOFAN氏と議論等をしなくなる理由を明記しているのに、これが見つけられないとは一体どういう事でしょうか?悪いのはパソコンやスマホの調子ではなく、ABOFAN氏の頭ですね。(論理的思考力の欠如、読解力の無さ、論点をずらすという点については今回も指摘しています)
そして、清水氏の論文が掲載されない点について、私の主張(前回の投稿参照)に対しては以下のように反論しています。
――念のための確認ですが、さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文の具体的にどの部分が「学会で取り上げる水準の論文」ではないと思われますでしょうか? ごく一部のポイントでいいので、どうか指摘をお願いまします。
前回の私の投稿を読んで貰えばわかるはずですが、私はリジェクトされる論文は沢山あり、清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、それだけを根拠に「血液型性格診断に肯定的な論文はリジェクトされる」と判断するのは間違いだ、と言ったのです。その中で、リジェクトされた理由の一つとして、論文のレベルが一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言ったまでです。清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではないとは言っていませんよ。私に反論するなら、せめてそれくらいのことは読み取ってください。付け加えて言うと、またしても私が主張した本質から外れた部分に反論をしてきましたね(私の主張の要点は上記の通りです)。
そして、面白いのはその続きです。
ちなみに、私は全文を確認しましたが、「学会で取り上げる水準の論文」だと判断しています。
論文の水準を判断するのは私でもなければABOFAN氏でもありません。それは学会であったり、雑誌の編集者であったりします。そういう人たちは当然、多くの論文に目を通し、評価しているわけで、十分目は肥えていると考えられます。もちろん人間のやることなので完璧は無いでしょうが、少なくとも、私の書く文章すら理解できず、論理的な思考が欠如したABOFAN氏が「学会で取り上げる水準の論文」だと判断することに何の価値もありません。そんなに自分に自信があるなら、自分自身が論文を書いて提出すればいいだけの話ですし、どうしても納得できないのなら、以前私が言ったように訴えてみてはいかがですか?
こうやって議論(?)を重ねていくにつれ、本質から外れていくのがABOFAN氏の特徴です。ここでこの項目の本質に戻って、以前私がABOFAN氏に対して送ったものの、完全にスルーされた質問を再掲します。
ところで、私からABOFAN氏に質問があります。これまで数回にわたってやりとりをしてきたわけですが、私の血液型は何型だと思いますか?
もっとも、ABO式の血液型はたったの4種類なので、その根拠を明確にしていただかないと、たとえ当たったとしても、偶然の可能性を排除できません。私だけで無く、否定的な主張をしている人たちの血液型を言い当ててみてはいかがですか(血液型を公表している方は除きます)?もちろん的中したかどうかは本人にしかわかりませんが、明確な根拠を基にズバズバ血液型を言い当てられたら、私を含め、否定的な意見の人たちの気持ちにも変化が出るかもしれません。あれこれ情報を引っ張り出して来るより、はるかに説得力があると思いますよ。
当然、ここでのやりとりだけでは判断出来ない、という事もあるでしょう。その場合、どういう情報があれば血液型を言い当てられるか教えていただけると幸いです。
また、血液型から性格は判断できても、性格から血液型を判断することは出来ないというなら、そうおっしゃって下さい。
※最期の一文は追記しました
非常に論理的なコメントで、毎回参考になります。
ABOFAN氏に対して、議論の論法という観点から一つずつ丁寧にご指摘されていると思います。
b339
ABO FAN
血液型性格診断
しつこいようですが、管理者さんに再度確認させていただきたく。
1) 管理者さん 効果量・中の定義を答えればいいのですか?心理測定の分野でいえば、r=0.3~r=0.5くらいが目安なのではないでしょうか。(回答日時:2017/11/15 10:51:28)
2) 水本他 効果量の指標 小(Small)r=0.1 中(Medium)r=0.3 大(Large)r=0.5  (回答日時:2017/11/28 15:32:10)
は、どちらも正しいということでよろしいですか?
>「ABOFANさんの独自分析によって縄田論文の結果(あるいは考察)に疑問が出たのであれば、その疑問を私にぶつけられても困りますよ」という意味です。
――独自の指摘だろうが、独自でなかろうが、明らかに間違っている部分があるわけです(論文を読めばわかります)。そういう指摘は無視するということですね? それと、法律論は「専門家云々~」を仄めかした管理者さんさんの誤った法律解釈は撤回していただきます。
―☆――☆――☆―
次は、さすらいの馬券師さんについてです。
>つまり、血液型と性格が関連することは科学的に証明されているという主張に対する支持者や賛同者が増えているのかと言ったわけですが、読み取れませんか?
――すみません、爆笑してしまいました。さすらいの馬券師さんは、ひょっとして心理学で定義する「性格」をご存じないのではないでしょうか? 心理学の性格論では、「血液型と性格に関係があると思っている」は、科学的であることと実質的に同じことです。つまり、血液型と性格に関係があると思っている人が、現代の日本で約7割ということは、私の説の(実質的に科学的な意味での)支持者が7割ということです。
念のため、心理学は性格検査は性格の観察結果(自己報告)、言い換えれば「血液型と性格に関係があると思っている」は心理学的(科学的)に正しいものとして扱います。もしそうでないとすると、日本人の7割の自己報告の性格は間違っていることになります。つまり、さすらいの馬券師さんのおっしゃるように、日本人の7割の自己報告が間違っているとするなら、心理学的には日本人の7割の性格に関するデータは間違っていることになります。そんな7割も間違っているデータで「バーナム効果に依る部分が大きいからだ」ということは逆立ちしても言えません(笑)。この点は、“論理的”とおっしゃっている管理者さんも同じことです。
>ここで改めて、私がこれまで指摘して来たABOFAN氏の問題点について要点を列記します。…
――失礼ながら、私の原文やデータの引用がないということは、科学的な反論がないものとして扱せていただきます。ご存知のように、反証可能性のない印象論は科学ではありません。
>そして、清水氏の論文が掲載されない点について、私の主張(前回の投稿参照)に対しては以下のように反論しています。…
――要するに、さすらいの馬券師さんは清水先生の論文は読んでいないから、彼の「論文が掲載されない」理由は単に一般論に過ぎない推測を述べただけで、何ら根拠はないということですね?(苦笑)
>これまで数回にわたってやりとりをしてきたわけですが、私の血液型は何型だと思いますか?
――すみません、わかりません(笑)。
>明確な根拠を基にズバズバ血液型を言い当てられたら、私を含め、否定的な意見の人たちの気持ちにも変化が出るかもしれません。あれこれ情報を引っ張り出して来るより、はるかに説得力があると思いますよ。
――真面目な話、それで否定的な意見の人たちの意見が変わるという根拠はなんでしょうか? よろしければ教えていただきたく。少しは私の考えも変わるかもしれません。(笑)
>どういう情報があれば血液型を言い当てられるか教えていただけると幸いです。
――特徴がはっきりするのは、人々が激しく喜怒哀楽を表出するとき、言い換えれば感情的になったときですね。
>また、血液型から性格は判断できても、性格から血液型を判断することは出来ないというなら、そうおっしゃって下さい。
――私は初めからそう言っているつもりですが?(正確に言うと、一定の傾向が見られるということです) 私に限らず、まともな研究者なら必ずそう言っているはずです。たいていの特徴は効果量は小~中ですから。
>その場合、どういう情報があれば血液型を言い当てられるか教えていただけると幸いです。
上に書いたとおりです。
失礼しました。
ABOFANさん
>は、どちらも正しいということでよろしいですか?
――「どちらも正しい」とはどういう意味ですか?引用文献にもあるように、効果量rを中とする目安は0.3前後でよいと思われます(あくまで「目安」ですが)。
>独自の指摘だろうが、独自でなかろうが、明らかに間違っている部分があるわけです(論文を読めばわかります)。そういう指摘は無視するということですね?
――ですから、その誤りは論文著者に言ったほうが建設的ですよ、と助言しています。ちなみに、「論文を読めばわかります」は先入観を抱かせる記述ですが、そうであればABOFANさん以外にも不備を指摘している人がいるということでしょうか(すみませんが、未解決の問題があるため金澤さんはなしです苦笑)。
>それと、法律論は「専門家云々~」を仄めかした管理者さんさんの誤った法律解釈は撤回していただきます。
――煽りになっていません。私は「個人情報保護法の解釈は専門家に確認済みです」と言っただけで、「私が法律論をほのめかした」は事実に反します。
また、問題の件についてはマイナスイオンのページでも書きましたが、本来はこのページで話題にすることなので再掲します。
個人情報保護法とその解釈について専門家に確認済みです。具体的には先に「血液型性格診断ページ」にて提示しています。どうしてもというのであればもう一度書いてもよいですが。また、もともと、
山岡先生や本サイト、AABAさんの「ABOFAN(ペンネーム)=金澤正由樹(ペンネーム)」であるという指摘・質問

ABOFAN「違法行為だ」

法律・法学の専門家(サイト研究メンバーである先生)「違法行為にはあたらない」
という流れのため、違法性云々はABOFANさんの主張に過ぎず、「違法性があるから答えられない」理由にはなりません。
もし答えたくないのであれば話を逸らさずに正直におっしゃってください。別にここから先に責め立てするつもりはありませんので。
ただ、今読み返してみますとABOFANさんの二件目のコメントから「金澤正由樹氏は~」などと第三者として紹介しており、これが自演だとなるとABOFANさんは初めからまともに議論するつもりはなかったということになりかねません。以下は一例です。
e.g.
「なお、統計データの再現性はあります。もし疑問に思われるのであれば、例えば金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』などをお読みになってはいかがですか。…」
「私が知る限り、直接的に検証したのは金澤正由樹氏の『統計でわかる血液型人間学入門』のみです。…」
「ここでは、その内容を簡単に紹介します。金澤氏は、その血液型特性が知られている割合と、データの差の大きさの関係に着目しました。…」
b340
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、さすらいの馬券師さんの投稿について、前回書き忘れた部分となります。
>日本で血液型と性格に関係があると思っている人が多いのは、話として面白いから、
――これも爆笑です。それなら、“ハラスメント”は実質的に存在しないということになりませんか? いや、少数ながらいる…というのはダメですよ。“ハラスメント”なら、社会問題化していないとおかしいはずですから。
>そしてバーナム効果に依る部分が大きいからだと推察されます。
――これまた爆笑です。現実に、“A型は神経質”とか“B型はマイペース”というのは、「ステレオタイプ」であるとはしても「バーナム効果」ではありません。管理者さんは心理学専攻らしいので説明不要でしょうが、さすらいの馬券師さんは心理学に詳しくないようなので、多少説明が必要なのかもしれませんね。ということで、一応説明しておきます。
仮に“A型は神経質”とか“B型はマイペース”が「バーナム効果」だとすると、特定の血液型とそれらのイメージが結び付くのはおかしいのです。なぜなら、バーナム効果でいう性格は、基本的に「自分だけに当てはまる」はずだからで、他の人がイメージするはずがないからです。念のため、次はWikipediaからの引用です。
バーナム効果(バーナムこうか、英: Barnum effect)とは、誰にでも該当するような曖昧で一般的な性格をあらわす記述を、自分だけに当てはまる性格なものだと捉えてしまう心理学の現象。
しかし、これらの性格は、明らかに特定の血液型に当てはまると多くの人が思っているわけですから、「バーナム効果」ではなく「ステレオタイプ」であることは明らかです。
ということですから、さすらいの馬券師さんは心理学に詳しくないように見受けられるにもかかわらず、心理学専攻らしい管理者さんさんが“論理的”だと評することは、私には不可解です。
失礼しました。
b341
ハチポチ
血液型性格診断
俗に言われている血液型性格占いは後天的性格である人格・人間性(真面目、自己中といった育ってきた環境で身につく思考の癖)を決めつけているので、おかしいと思います。
血液型が関係する性格の部分は先天的性格である『その人特有の生まれ持った会話の波長』だと思います。
『○○型=○○な性格。』ではなく、『この会話の波長には○○型か○○型しかいない。』といったところですね。
俗にいう父親似、母親似というにのは、そのどちらかの会話の波長が遺伝するということです。
世の中には血液型占いが過剰に好きな方っていますよね。
おそらく、自信の占い結果が気に入っており、自分に自信が持てた方、なのだと思います。
それはとてもすばらしいことだと思いますが、勝手に人格や人間性を決めつけられ不愉快に思われる方もいらっしゃると思います。なので、他人の事は安易に決めつけず、自分の事だけ語っておきましょう。
『私、○○型やもんで○○なんさ~』みたいな。
ご投稿ありがとうございます。
>おそらく、自信の占い結果が気に入っており、自分に自信が持てた方、なのだと思います。
なるほど。確かにそういう可能性は大いにありますね。いわゆるブラッドタイプハラスメントも、「自信を持てた人」と「決めつけられて不愉快だった人」の温度差が生み出すのかもしれませんね。
b342
ABO FAN
血液型性格診断
回答ありがとうございます。
>>1) 管理者さん 効果量・中の定義を答えればいいのですか?心理測定の分野でいえば、r=0.3~r=0.5くらいが目安なのではないでしょうか。(回答日時:2017/11/15 10:51:28)
>>2) 水本他 効果量の指標 小(Small)r=0.1 中(Medium)r=0.3 大(Large)r=0.5  (回答日時:2017/11/28 15:32:10)
>>は、どちらも正しいということでよろしいですか?
>――「どちらも正しい」とはどういう意味ですか?引用文献にもあるように、効果量rを中とする目安は0.3前後でよいと思われます(あくまで「目安」ですが)。
――予想通り“回答拒否”のようで、安心しました(笑)。r=0.5の場合、1)では効果量「中」ですが、2)では効果量「大」です。よって、管理者さんの効果量の定義は、
>――失礼ですが、「私の」定義ではありません。前回参考文献に挙げた、水本篤、竹内理「研究論文における効果量の報告のために―基礎的概念と注意点―」『英語教育研究』31 (2008), 57-66.から引用しました。
とありますが、管理者さんの「引用」は正しくなく、独自の定義をお持ちだということになります。よって、管理者さんから独自の定義の根拠や妥当性(あるいは訂正)が示されない以上、私には回答は不可能です。また、
・私は「個人情報保護法の解釈は専門家に確認済みです」
・個人情報保護法とその解釈について専門家に確認済みです。
ともおっしゃっていますが、“専門家”に確認した明確な法律解釈とその引用条文が示されていないのですから、他の人に信用しろという方が無理というものです。
これは決して推測ではなく、上に書いた「効果量」や「マイナスイオン」の「定義」で懲りていますので…。私は、初めから回答するつもりがないものと判断しています。
失礼しました。
ABOFANさん
>予想通り“回答拒否”のようで、安心しました(笑)。r=0.5の場合、1)では効果量「中」ですが、2)では効果量「大」です。よって、管理者さんの効果量の定義は、
>とありますが、管理者さんの「引用」は正しくなく、独自の定義をお持ちだということになります。
――揚げ足取りが本当にお好きですね苦笑。では、「(水本篤、竹内理 2008)に従うとr=0.3付近の数値を効果量・中としてみなしうる」ということにしましょうか。ABOFANさんの効果量・中の「定義」もこれでよいのでしょうか。能見氏のデータで効果量・中をご提示いただけるというのが(かなり昔の)話題だったと思います。よろしくお願いいたします。
>ともおっしゃっていますが、“専門家”に確認した明確な法律解釈とその引用条文が示されていな
――具体的なお話は先に述べたはずですが、まぁいいでしょう。ABOFANさんが違法行為だと仄めかしている「個人情報保護法」についてですが、①ABOFANと金澤正由樹は両方ともペンネームのため個人情報保護の対象にならない、②個人情報保護法が適用されるのは継続的に個人情報を収集している機関(会社など)に対してであり、個人間では適用対象にならない、ということだそうです(おおざっぱには)。
ですので、ABOFAN(ペンネーム)=金澤正由樹(ペンネーム)を指摘することも法律上は問題ないというのがこちらの見解です。というか、要はネット上での「自演行為」をバラしているに過ぎず、これに対して法律問題として反論していること自体、なんとも情けなく見えてしまいます。
ただ、こうした自演に対して、特にペナルティー(たとえば、掲示板への書き込みを禁止するなど)を設けるつもりはありませんので、その点はご安心ください。
b343
ABO FAN
血液型性格診断
>――揚げ足取りが本当にお好きですね苦笑。
――私の投稿が「揚げ足取り」だということなら、(少なくとも)形式的には、管理者さんの「定義」が間違っていると判断させていただきます。というのは、管理者さんの定義が正しいなら、「揚げ足取り」にさえなるはずがないからです。
>>では、「(水本篤、竹内理 2008)に従うとr=0.3付近の数値を効果量・中としてみなしうる」ということにしましょうか。
――では、r=0.299は効果量が「中」でよろしいですか? 今までの定義なら、r=0.299は効果量が「小」となります。その根拠は管理者さんの次の文章です。
【引用開始】
効果量・中の定義を答えればいいのですか?心理測定の分野でいえば、r=0.3~r=0.5くらいが目安なのではないでしょうか。(回答日時:2017/11/15 10:51:28)
【引用終了】
>ABOFANさんの効果量・中の「定義」もこれでよいのでしょうか。
――それは私のセリフです(笑)。上のように、管理者さんの定義が不明なので確認しているのです。毎回管理者さんのMoving Goal Postで懲りていますからね(苦笑)。
ところで、管理者さんはどうやら「個人情報」の定義をご存じないようですね。どうしましょうかね(苦笑)。
失礼しました。
ABOFANさん
何度も言いますが、効果量・中はあくまで目安にすぎません。なので、
>では、r=0.299は効果量が「中」でよろしいですか?
――で、少なくともこの場では別によいと思います。能見氏のデータから具体的な数字を出してください。
>ところで、管理者さんはどうやら「個人情報」の定義をご存じないようですね。どうしましょうかね(苦笑)。
――こちらは専門家(法学者)による個人情報保護法の解釈について具体的に指摘しました。ですので、この指摘は見当違いです。反論があれば根拠とともに具体的に述べてください。また、先に行った「ABOFAN=金澤正由樹」に関連した質問にお答えください。
b344
さすらいの馬券師
血液型性格診断
またしてもABOFAN氏から反論がありましたね。私としても、もう相手にしなくても良いのでは、とも思いますが、もう少しだけABOFAN氏の反論を検証してみましょう。ただ、今回は全体的にABOFAN氏が何を言いたいのかわかりづらい部分が多かったですね。文章力も読解力も乏しいので仕方ないのかもしれませんが‥。
まずABOFAN氏は、血液型と性格が関連することは科学的に証明されているという主張に対する支持者や賛同者が増えているのか、と私が指摘した事に対して以下のように反論(?)しています。
心理学の性格論では、「血液型と性格に関係があると思っている」は、科学的であることと実質的に同じことです。つまり、血液型と性格に関係があると思っている人が、現代の日本で約7割ということは、私の説の(実質的に科学的な意味での)支持者が7割ということです。(以下略)
いやはや、この辺はもうABOFAN氏の真骨頂ですね。ここを読んだ人は(ABOFAN氏の投稿に目を通している人は少ないと思いますが‥)何か強い違和感を覚えたと思います。なぜなら、一見凄い事を言っているように見えて、実際はABOFAN氏が身勝手な論理を振りかざしているだけだからです。上記の引用部分にしても、論理の飛躍は凄まじいものがあります。
そして、多くの人がABOFAN氏との議論をしなくなる理由について、私はこれまでABOFAN氏が読解力に乏しく、論理的思考力が欠如している事が大きな原因であると指摘し続けて来ましたが、それに対して以下のように反論しています。
――失礼ながら、私の原文やデータの引用がないということは、科学的な反論がないものとして扱せていただきます。ご存知のように、反証可能性のない印象論は科学ではありません。
この反論を見た時、ABOFAN氏のあまりの頭の悪さにめまいが起こりそうになりました。私はこれまで、ABOFAN氏とのやり取りの中で、ABOFAN氏の読解力の無さ、論理的思考力が欠如しているという事を、実例を挙げて指摘・説明してきたわけです。印象論ではなく、実例を元にABOFAN氏の能力を評価して来たわけです。それに対して上記のように反論してくるということは、これまで私が指摘して来た事が全く理解出ていないか、わかっていて無視しているかどちらかです。そもそも、こんな話が出てきた流れは、ABOFAN氏が「データで反証してくる人が皆無となった」と主張しているのに対し、私は「ABOFAN氏は読解力や論理的な思考力が欠如しているため、説明しても理解されなから誰も相手にしなくなった」と指摘し、その実例をやり取りの中で指摘して来たのです。それに対して上記のように反論してくるのはまさに本末転倒、全く話の流れも中身も理解できていない事を告白したようなもので、痛々しいですね。
清水氏の論文が掲載されない(?)という点に関しては以下のように反論しています。
――要するに、さすらいの馬券師さんは清水先生の論文は読んでいないから、彼の「論文が掲載されない」理由は単に一般論に過ぎない推測を述べただけで、何ら根拠はないということですね?(苦笑)
前回私は、この件についてはわざわざ「清水氏の論文がリジェクトされたからといって、血液型性格に肯定的な論文はリジェクトされる、と判断するのは間違っている」と要点を書いているんですがね。その要点には全く触れず、それ以外のところに反論してくるのはABOFAN氏の特徴ですね。リジェクトされた理由についてはもちろん私にもわかりませんよ。それはABOFAN氏も同じだと思いますが。
そして、私が日本で血液型と性格に関係があると思っている人が多いのは、話として面白いからだと指摘した事について以下のように反論しています。
――これも爆笑です。それなら、“ハラスメント”は実質的に存在しないということになりませんか? いや、少数ながらいる…というのはダメですよ。“ハラスメント”なら、社会問題化していないとおかしいはずですから。
血液型と性格の関連性について日本でこれだけ広まったのは、まず話として面白いからですよ。そしてその中から、本当に信じる人が現れ、中には、血液型で採用や配属を決める企業まで出て来てしまいました。また、いじめや嫌がらせ、というのは些細な事がきっかけで起こるものですから、血液型が原因でいじめが起こる事例が新聞等でも取り上げられる事態となったわけです。ただ、この件に関してもABOFAN氏が何を言いたいのか非常にわかりづらいので、これ以上踏み込むことは的外れになる恐れがあるので控えておきます。
また、私がバーナム効果を取り上げた部分にも反論していますね。ABOFAN氏によれば、血液型と性格の関係はバーナム効果では無いとの事ですが、バーナム効果を説明する際、良く血液型と性格の関係が取り上げられていますよ。恐らくABOFAN氏は私が「バーナム効果」という言葉を使っていたので、その定義の部分だけを調べ、独自の解釈をしているのでしょう。バーナム効果について詳しいなら、血液型と性格の関係がバーナム効果の実例として良く取り上げられている事くらい知っているはずですからね。おまけに、「さすらいの馬券師さんは心理学に詳しくないように見受けられるにもかかわらず、心理学専攻らしい管理者さんさんが“論理的”だと評することは、私には不可解です。」と締めくくっていますが、ABOFAN氏は論理的思考力が完全に欠如しているわけですから、論理的かどうか判断する事ができないのは当然のことです。
それにしても、ABOFAN氏は毎回私に間違いを指摘され続けているのに、全く懲りないですね。しかも、話が全く前に進んでいません。一応言っておきますが、無理に私と関わる必要はないですよ。私としても、ABOFAN氏との議論は全く話が進まないことは分かっていますし、これ以上得るものはありませんからね。
b345
ABO FAN
血液型性格診断
>>では、r=0.299は効果量が「中」でよろしいですか?
>――で、少なくともこの場では別によいと思います。能見氏のデータから具体的な数字を出してください。
――再度確認しますが、r=0.5は管理者さんによると効果量が「小」ですが、一般的(水本篤、竹内理 2008)には「大」でよろしいですか? 「定義」がはっきりしないと回答できないので。
なお、「個人情報」については、マイナスイオンの方に書いたので詳細は省略します。ただ、管理者さんの解釈は、国のガイドラインに違反している可能性が高いようです。
それと、さすらいの馬券師さんの投稿ですが、さすがに今回の内容はいただけませんね。管理者さんも扱いに困ってらっしゃるのではないでしょうか(コメントがないのは、おそらくそのせいでしょう)。“まとも”に反論してもいいのですが、面倒なので一言だけ。今回の投稿は、どこをどう読んでも「反証可能性」がないのです。言い換えれば、「科学」ではありません。それと、余計なことかもしれませんが、少なくとも清水先生の論文にコメントするなら、まずは原典に目を通してからお願いします。また、統計や心理学の入門書をお読み頂くことを強くおすすめします。
失礼しました。
ABOFANさん
>再度確認しますが、r=0.5は管理者さんによると効果量が「小」ですが、一般的(水本篤、竹内理 2008)には「大」でよろしいですか? 「定義」がはっきりしないと回答できないので。
――いいえ。r=0.5より大きければ、ここでは(水本・木内、2008)に従って効果量「大」ということにしましょう。そのほうが目安としてわかりやすいでしょうし。
そういうわけで、能見氏の著作から効果量「中」のデータをご提示ください。
>ただ、管理者さんの解釈は、国のガイドラインに違反している可能性が高いようです。
――サイトの見解は先に述べたとおりです。反論なさるのなら「具体的に」お願いします。
本サイトの協力研究者である法律専門家の個人情報保護法の解釈を踏まえ、現状、「ペンネームABOFAN氏は、金澤正由樹という自身の別のペンネームを用いて主張の客観性を”不当に”付与し、閲覧者への混乱や意見の誘導を招いた」と判断しております。
>それと、さすらいの馬券師さんの投稿ですが、さすがに今回の内容はいただけませんね。管理者さんも扱いに困ってらっしゃるのではないでしょうか(コメントがないのは、おそらくそのせいでしょう)。“
――いいえ。全くの見当違いです。さすらいの馬券師さんのコメントはABOFANさんに対するものだったので回答しなかっただけで、むしろたいへん論理的な指摘に勉強させていただいている次第です。
b346
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、前回の投稿にミスがあったので訂正します。
(誤)r=0.5は管理者さんによると効果量が「小」
(正)r=0.5は管理者さんによると効果量が「中」
大変失礼しました。m(._.)m
b347
ABO FAN
血液型性格診断
>>再度確認しますが、r=0.5は管理者さんによると効果量が「小」ですが、一般的(水本篤、竹内理 2008)には「大」でよろしいですか? 「定義」がはっきりしないと回答できないので。
>――いいえ。r=0.5より大きければ、ここでは(水本・木内、2008)に従って効果量「大」ということにしましょう。そのほうが目安としてわかりやすいでしょうし。
――すみません、爆笑しました。そこまで依怙地にならなくといいのではないでしょうか? それとも何か特別な理由があるのでしょうか?
一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」です。よって、r=0.5は「大」ですから、管理者さんが独自の解釈をしていることは明らかです。
ここで、管理者さんの定義を確認しておくと、
a) 効果量・中の定義を答えればいいのですか?心理測定の分野でいえば、r=0.3~r=0.5くらいが目安なのではないでしょうか。(回答日時:2017/11/15 10:51:28)
b) では、r=0.299は効果量が「中」でよろしいですか?――で、少なくともこの場では別によいと思います。(回答日時:2017/12/18 17:49:36)
c) r=0.5より大きければ、ここでは(水本・木内、2008)に従って効果量「大」ということにしましょう。(回答日時:2017/12/22 18:40:16)
以上を整理すると、管理者さんは0.299≦r≦0.5が「中」ということになります。
繰り返しになりますが、一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」です。話を簡単にするために、これらの算術平均で計算すると、r=0.2くらいまでが「小」、r=0.2~0.4くらいまでが「中」、r=0.4くらい以上が「大」となります。
よって、一般的にはr=0.2~0.4くらいまでが「中」なのですから、管理者さんの0.299≦r≦0.5が「中」とは明らかに違ってきます。
ということですから、効果量「中」の定義がはっきりしない以上、私には「回答不能」ということになります。
失礼しました。
ABOFANさん
何度も言いますが、効果量「小」「中」「大」はあくまで目安であるため、r=0.299の場合をどうするかという個別の問題は、それが生じた場合に考えるのが適当かと思います。私の回答から一生懸命揚げ足取りをされていて申し訳ないのですが、こちらの要望は一つで、過去にABOFANさんがおっしゃった「能見氏のデータにおける効果量・中」を早くお示しいただきたいということです。
効果量・中の定義は「(水本・木内、2008)に準じて」で結構です。r=0.299など判断に迷う数字でも結構ですので、具体的に示してください。
※ちなみに、過去にABOFANさんは「能見氏の著作に効果量・中は記載されていない」「能見氏のデータから効果量は算出できない」という旨のコメントをされていますので、データを提出してくださるとは期待しておりません。なお、次回コメントにて該当しうるデータが示されていない場合、「能見氏のデータに効果量・中を示すデータはない」と判断します。
b348
AABA
血液型性格診断
ABOFANが自著 (金澤正由樹名義の本) を第三者のフリをして自分のブログで宣伝していたので、せっかくなので(!?)この件についてのコメントを (三週間くらい前だかに) 書いたのですが、掲載拒否すなわち沈黙のようです。まさか私ごときが、百戦錬磨の、あのABOFANを沈黙させることができようとは!!
 ABOFANが沈黙してしまいました──!! (と書いてもいいですよね)
それに、以前にも書きましたが「速報」と「論文」の違いすら理解できないABOFANが「科学」について論じているとは!!
それにしても、さすらいの馬券師さんのこれだけ丁寧な批判を理解できないとは、読解力がないにもほどがあります。 (ABOFAN以外の人にとっては、きわめて論理的かつ明確に書かれている文章ですから、特にコメントも不要なだけなんですがね)
ご投稿ありがとうございます。
>さすらいの馬券師さんのこれだけ丁寧な批判を理解できないとは、読解力がないにもほどがあります。 (ABOFAN以外の人にとっては、きわめて論理的かつ明確に書かれている文章ですから、特にコメントも不要なだけなんですがね)
――ご指摘の通りに思います。さすらいの馬券師さんのコメントは非常に論理的で落ち着いて書かれているため、サイトとしても参考になります。
>この件についてのコメントを (三週間くらい前だかに) 書いたのですが、掲載拒否すなわち沈黙のようです。まさか私ごときが、百戦錬磨の、あのABOFANを沈黙させることができようとは!!
――やはり、自演行為を指摘されるのはよほど都合が悪いのでしょうかね(まぁふつう都合悪いですよね苦笑)。しかも、そうした指摘に対して素っ頓狂な自己解釈による法律論を持ち出して「違法行為だ!」と論点をずらすのは、さすがに情けなさすぎるというか。
きちんと否定するなり、認めるなりしたほうがまだ建設的で、こちらも落としどころを考慮できるのですが、法的問題云々を持ち出されては、こちらとしても変に妥協できないというのが正直なところです。
b349
ABO FAN
血液型性格診断
新年あけましておめでとうございます。
>こちらの要望は一つで、過去にABOFANさんがおっしゃった「能見氏のデータにおける効果量・中」を早くお示しいただきたいということです。
>効果量・中の定義は「(水本・木内、2008)に準じて」で結構です。r=0.299など判断に迷う数字でも結構ですので、具体的に示してください。
――繰り返しになりますが、「能見氏のデータにおける効果量・中」の範囲を具体的に示していただけないと回答できません。過去に何回もmoving goal postで懲りていますので…。例えば、今回の管理者さんの回答で「r=0.299など判断に迷う数字」とありますが、判断(妥当な基準)に迷っているのは、管理者さんであって私ではありません。
また、これ以降に明確に「能見氏のデータにおける効果量・中」の範囲が確定し、私がそういうデータを示したとしても、管理者さんほぼ絶対にそういう事実を認めないというのも、これまた過去の経験から確実なことです。ですので、以上の条件がクリアされない限りデータを示そうという気にはなりません。
ただ、これでは全く議論が進まないのも、過去の経験から明らかなので、ひとまず「効果量・中」の基準を確定させたいと思います。
お手数でも、次の質問にお答えください。
【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)
2) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
3) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安として、r以外でもこの文献のとおり認める(目安の範囲は、2)と同じく算術平均で計算する)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
参考(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
なお、今回も違法の疑いがある部分については回答いたしませんのでご承知おきください。
(余談ですが、「個人」の属性で「科学」の判断が変わるとするなら、非常に差別的だとは思いますが)
失礼しました。
ABOFANさん
>【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
――このような揚げ足取りを続けるのは気が進みませんが、以下でABOFANさんの過去の発言を引用しながら、こちらも少し揚げ足取りをします。これは、過去に据え置きになっていたままの能見正比古氏の『血液型人間学』に関する議論でもあります。
まず、過去のABOFANさんのコメントを古いものから順に1、2、3、4……としました。過去のABOFANさんのコメントとして、次のようなものがみつかりました。
ⅰ)[コメントNo.67]
この得られた結果をt検定の数値に当てはめると、効果量は「小」(d=0.2)と「中」(d=0.5)の間となりますよね。
ⅱ)[コメントNo.78]
私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。
ⅲ)[コメントNo.86]
もし、管理者さんがeffect sizeを理解しているのなら、この時点で「効果サイズ(d)」を計算できないことに気が付くはずです。
ⅳ)[コメントNo.92]
効果量については、例えば水本篤氏他の「研究論文における効果量の報告のために」(p62)を参照してください。なお、r=0.1なら小、r=0.3なら中、r=0.5なら大です。
ⅴ)[コメントNo.124]
「血液型人間学」p38及び、p181は、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」を説明するデータです。
ⅵ)[コメントNo.137]
ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやイータ2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか?
ⅶ)[コメントNo.144]
【男子】ハとホ(計474人)について計算
 カイ2値=8.14(p=0.043) クラメール V=0.092
【女子】ハとホ(計203人)について計算
 カイ2値=6.74(p=0.081) クラメールV=0.129
つまり、男女ともにクラメールV=0.1ですので「効果量は小」ということなります。
ⅷ)[コメントNo.146]
回答率を適宜読み取り、各血液型のパーセントを日本人平均とし、すき/きらい でカイ2検定した結果を参考までに示します。
カイ2値= 10.05(p=0.018) クラメール V=0.227
結論として、p38とp181のいずれも効果量(クラメール V)は小(0.1)~中(0.3)となっています。よろしいでしょうか?
これらⅰ~ⅷに基づいて、
1:ⅳのコメントにあるように、効果量についての議論は(水本篤、竹内理 2008)を引用したものがすでにあったようです。もう揚げ足取りはやめませんか?続けるのであれば、ⅰ、ⅶ、ⅷなども同様に揚げ足取りできてしまいます。
2:ⅱ、ⅴ、ⅵのコメントについて、(能見氏の『血液型人間学』は論文ではありませんが)、内容的に矛盾します。ABOFANさんのご意見はどれでしょうか。
3:ⅶについて、選択肢イ~ヘのうち、ハとホを抽出した根拠をお教えください。
4:ⅷについて、『血液型人間学』p181には具体的なデータの数字が記載されていません。どのような根拠で「回答率を適宜読み取り」ができたのかお答えください。
以上、よろしくお願いします。なお、これまでの経緯から、まともな回答はまったく期待していないのでご安心ください。
>なお、今回も違法の疑いがある部分については回答いたしませんのでご承知おきください。
――現状、疑いがあるとの主張はABOFANさんによる独自の解釈であって、本サイトや法学専門家による見解ではネット上の自演行為を指摘することに個人情報保護法の観点からの違法性はないと考えております。また、むしろ、道義的責任が問われるのは自演行為を行っていたABOFANさんのほうであると考えます。
b350
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。すみません、前回の投稿に書き忘れました。
>それにしても、さすらいの馬券師さんのこれだけ丁寧な批判を理解できないとは、読解力がないにもほどがあります。 (投稿者:AABA,投稿日時:2017/12/25 19:15:41)
>さすらいの馬券師さんのコメントはABOFANさんに対するものだったので回答しなかっただけで、むしろたいへん論理的な指摘に勉強させていただいている次第です。(回答日時:2017/12/22 18:40:16)
――AABAさんも管理者さんのお2人とも、さすらいの馬券師さんの投稿に対して「これだけ丁寧な批判」「たいへん論理的な指摘」とありますが、ご本人は(リジェクトされた)「清水先生の論文は読んでいない」と、次のようにおっしゃっています。
>清水氏の論文が掲載されない(?)という点に関しては以下のように反論しています。
>――要するに、さすらいの馬券師さんは清水先生の論文は読んでいないから、彼の「論文が掲載されない」理由は単に一般論に過ぎない推測を述べただけで、何ら根拠はないということですね?(苦笑)
>前回私は、この件についてはわざわざ「清水氏の論文がリジェクトされたからといって、血液型性格に肯定的な論文はリジェクトされる、と判断するのは間違っている」と要点を書いているんですがね。その要点には全く触れず、それ以外のところに反論してくるのはABOFAN氏の特徴ですね。リジェクトされた理由についてはもちろん私にもわかりませんよ。それはABOFAN氏も同じだと思いますが。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/12/14 18:16:20)
――要するに、清水先生の論文は読んでいないけれど、リジェクトされるのは当然だということです(苦笑)。AABAさんも管理者さんも、これが“丁寧な批判”かつ“論理的な批判”だということなのでしょうか?
ただ、清水先生の論文は、別の形(論文集)で採択されていますので、いずれにせよ、上のさすらいの馬券師さんの指摘が誤りであることは確実だと思います。これも“丁寧な批判”かつ“論理的な批判”だということなのでしょうか? それなら、論文を書いてもしょうがないと思いますが…。
失礼しました。
ABOFANさん
>要するに、清水先生の論文は読んでいないけれど、リジェクトされるのは当然だということです(苦笑)。AABAさんも管理者さんも、これが“丁寧な批判”かつ“論理的な批判”だということなのでしょうか?
――意味不明です。さすらいの馬券師さんのどのコメントにこの内容が書かれていますか?さすらいの馬券師さんが「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」と述べているコメントを引用ください。
ちなみに、「清水氏の論文がリジェクトされたからといって、血液型性格に肯定的な論文はリジェクトされる、と判断するのは間違っている」をどのように読んでも「要するに、清水先生の論文は読んでいないけれど、リジェクトされるのは当然だということです(苦笑)」とはなりませんが。
b351
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
韓国の就職ポータルサイト「ジョブコリア」が2017年に882人を対象に行った調査によると、職務に血液型ごとの特徴が出ているそうです。具体的には、A型が一番多いのは経営/事務、O型は営業/営業管理、B型は生産/現場、AB型がマーケティング/広告宣伝という結果になりました。
出典:血液型を知ると職務が見える! A型「事務型」、O型「営業型」 ジョブコリア 2017-06-19 10:22 ヒット13,911 http://www.jobkorea.co.kr/GoodJob/News/View?News_No=12386
この傾向は韓国だけではなく、日本とも共通しているようです。以前に大成建設の情報管理部長を務め、現在は株式会社オランの代表取締役でいらっしゃる木内里美さんは、こう書いています。
「管理系の”島”にはA型が多い。営業のフロアに行くと平均値よりO型が多く、A型と混じるがB型やAB型は比較的少ない。驚きだったのは設計部門だ。明らかにB型やAB型が多く、平均的な日本人の分布とは異なっていた。」
出典:木内里美の是正勧告 プロジェクトに活用した血液型研究の話 IT Leaders (インプレス) 2013年12月27日(金) https://it.impressbm.co.jp/articles/-/10835
失礼しました。
b352
ABO FAN
血液型性格診断
>以下でABOFANさんの過去の発言を引用しながら、こちらも少し揚げ足取りをします。
――単純な質問なのに、回答に随分と時間がかかったなあと思ったら、なるほど過去ログを調べてらっしゃったのですね。大変お疲れ様でした。しかし、残念なことに、「効果量の定義」に明確な回答はないようですね。では、今回も“回答拒否”と判断させていただきます。
確かな事実は、管理者さんの「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義は、現在も不明ということです。
>1:ⅳのコメントにあるように、効果量についての議論は(水本篤、竹内理 2008)を引用したものがすでにあったようです。もう揚げ足取りはやめませんか?続けるのであれば、ⅰ、ⅶ、ⅷなども同様に揚げ足取りできてしまいます。
――意味がわかりません。「効果量についての議論は(水本篤、竹内理 2008)を引用したものがすでにあったようです」と管理者さんがおっしゃっているのにもかかわらず、管理者さんの「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義が現在でも不明だから、しつこく確認しているのですが?
>2:ⅱ、ⅴ、ⅵのコメントについて、(能見氏の『血液型人間学』は論文ではありませんが)、内容的に矛盾します。ABOFANさんのご意見はどれでしょうか。
――どうやら、相当混乱されているようですね。
ⅱ)[コメントNo.78] 私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。→これは事実です。なお、縄田さんの論文では「効果量」は明示していますが、直接的に「血液型性格診断」の質問項目を使ったものではありません。そうではない、私が間違っているというなら、ぜひ原典の提示をお願いします。
ⅴ)[コメントNo.124] 「血液型人間学」p38及び、p181は、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」を説明するデータです。→これは、私が独自に計算したものですから、他の記述(ⅱとⅵ)は矛盾しません。
ⅵ)[コメントNo.137] ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやイータ2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか? →すみません、爆笑しました。能見正比古さんの[カテゴリー]データからは、[パラメトリックデータに適用するための]dやイータ2は計算できません。こんな“反論”をするのは、管理者さんが、統計にほとんど無知である以外には、その理由が考えられません。仮に、高校・大学で「確率・統計」の単位を取っていないとしても、教科書を読めばすぐにわかる話ですよ(苦笑)。
>3:ⅶについて、選択肢イ~ヘのうち、ハとホを抽出した根拠をお教えください。
――原典で「血液型の違い」を強調しているためです。
>4:ⅷについて、『血液型人間学』p181には具体的なデータの数字が記載されていません。どのような根拠で「回答率を適宜読み取り」ができたのかお答えください。
――すみません、意味がわかりません。また、申し訳ありませんが、2年以上前の投稿ですので、計算過程のデータが見つからず、正確にはお答えできません。ただ、一般的に、10%刻みの目盛りがあるグラフで、数値を1%(程度)で読み取って何か不都合があるのですか? この場合は、O型とA型で20%程度の違いがあり、サンプルが351人ですから、χ2検定をすれば、5%水準なら有意だと思いますが。
>なお、これまでの経緯から、まともな回答はまったく期待していないのでご安心ください。
――おっしゃるとおりです(苦笑)。それは、上に書いたとおりで、おそらくは管理者さんに統計の知識が乏しく、質問が“まとも”でないためだと思われます。
>疑いがあるとの主張はABOFANさんによる独自の解釈であって、
――「マイナスイオン」の掲示板に書いたので、詳しくは書きませんが、「独自の解釈」はこの掲示板であって、私ではあありません。そもそも、管理者さんから法律の条文が示されないのですから、初めから問題外となります。いや、明大ではそうしているというなら、私はこれ以上なんとも申し上げられませんが。
ということですので、改めて「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義を質問させていただきます。
【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)
2) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
3) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安として、r以外でもこの文献のとおり認める(目安の範囲は、2)と同じく算術平均で計算する)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
参考(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
 *  *  *
>>要するに、清水先生の論文は読んでいないけれど、リジェクトされるのは当然だということです(苦笑)。AABAさんも管理者さんも、これが“丁寧な批判”かつ“論理的な批判”だということなのでしょうか?
>――意味不明です。さすらいの馬券師さんのどのコメントにこの内容が書かれていますか?さすらいの馬券師さんが「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」と述べているコメントを引用ください。
――次のとおりです。
まずは、「清水先生の論文は読んでいない」の根拠です。
【引用開始】
――念のための確認ですが、さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文の具体的にどの部分が「学会で取り上げる水準の論文」ではないと思われますでしょうか? ごく一部のポイントでいいので、どうか指摘をお願いまします。
前回の私の投稿を読んで貰えばわかるはずですが、私はリジェクトされる論文は沢山あり、清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、それだけを根拠に「血液型性格診断に肯定的な論文はリジェクトされる」と判断するのは間違いだ、と言ったのです。その中で、リジェクトされた理由の一つとして、論文のレベルが一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言ったまでです。清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではないとは言っていませんよ。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/27 20:17:10)
【引用終了】
上のさすらいの馬券師さんの投稿を読めばわかるとおり、清水先生の論文の「具体的な内容」には触れていないので、読んでいないことは明らかです。仮に(百歩譲って、さすらいの馬券師さんは読んでいないとは明確に書いていないので)読んでいると仮定しても、「具体的な内容」がないので、実質的には読んでいないということでしょう。
次は、「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」というコメントです。
【引用開始】
血液型性格判断に関して肯定的な論文だけがリジェクトされる理由はどこにも無い、という私の主張に対しては、清水武氏の論文がリジェクトされる事を取り上げていますが、そもそも、学会で取り上げる水準の論文だったのでしょうか?前回の投稿でも触れていますが、一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前です。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/11 12:09:08)
【引用終了】
これは、清水先生の論文はリジェクトされたのは、「一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前」だからということでしょう。
失礼しました。
ABOFANさん
再三の要請にもかかわらず、能見氏の血液型人間学データで効果量・中が示されていませんので、この件についてのABOFANさんの主張は誤りであると判断いたします。
>これは、私が独自に計算したものですから、他の記述(ⅱとⅵ)は矛盾しません。
――なるほど。では、こうした計算はABOFANさん独自のものであって今のところ科学の手続きを経たものではないという認識でよいのですね。しかしそうなると、現状でABOFANさんのコメントに対する回答を書かなければいけないのか疑問ですが苦笑。科学の手続きを経たデータをご提示いただければ対応しますので、今後はネット掲示板ではなく学術的な場で議論していただくのがよいと思います。
>ただ、一般的に、10%刻みの目盛りがあるグラフで、数値を1%(程度)で読み取って何か不都合があるのですか? 
――ここで開き直られるんですね苦笑。まぁ、単なる井戸端会議レベルであれば多少データがあいまいであってもよいとは思いますが、「科学的なデータ」とみなしてほしいのでしたら、もう少し厳密性を求めたほうがよいと思いますよ。この件については、「正確なデータではなく、ABOFAN氏による推定」ということで理解しました。
>次は、「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」というコメントです。
――残念ながら、引用部分を読んでも、さすらいの馬券師さんが「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」と主張されているようには見えません。ご本人のコメントにもありますが、さすらいの馬券師さんはあくまで「一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言った」までで、「清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではない」とは言っていません。というか、直前にご自身で引用されているコメントに書いてありますが苦笑。
b353
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、直前の投稿でローマ数字が文字化けしたらしいので、お手数ですが差し替えをお願いします。なお、一部の誤記と、清水先生の論文についての内容を修正しました。
>以下でABOFANさんの過去の発言を引用しながら、こちらも少し揚げ足取りをします。
――単純な質問なのに、回答に随分と時間がかかったなあと思ったら、なるほど過去ログを調べてらっしゃったのですね。大変お疲れ様でした。しかし、残念なことに、「効果量の定義」に明確な回答はないようですね。では、今回も“回答拒否”と判断させていただきます。
確かな事実は、管理者さんの「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義は、現在も不明ということです。
>1:viのコメントにあるように、効果量についての議論は(水本篤、竹内理 2008)を引用したものがすでにあったようです。もう揚げ足取りはやめませんか?続けるのであれば、i、vii、viiiなども同様に揚げ足取りできてしまいます。
――意味がわかりません。「効果量についての議論は(水本篤、竹内理 2008)を引用したものがすでにあったようです」と管理者さんがおっしゃっているのにもかかわらず、管理者さんの「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義が現在でも不明だから、しつこく確認しているのですが?
>2:ii、v、viのコメントについて、(能見氏の『血液型人間学』は論文ではありませんが)、内容的に矛盾します。ABOFANさんのご意見はどれでしょうか。
――どうやら、相当混乱されているようですね。
ii)[コメントNo.78] 私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。→これは事実です。なお、縄田さんの論文では「効果量」は明示していますが、直接的に「血液型性格診断」の質問項目を使ったものではありません。そうではない、私が間違っているというなら、ぜひ原典の提示をお願いします。
v)[コメントNo.124] 「血液型人間学」p38及び、p181は、「パーソナリティ心理学の定義による(自己報告の)性格の違いの効果量が小~中である」を説明するデータです。→これは、私が独自に計算したものですから、他の記述(iiとvi)は矛盾しません。
vi)[コメントNo.137] ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやイータ2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか? →すみません、爆笑しました。能見正比古さんの[カテゴリー]データからは、[パラメトリックデータに適用するための]dやイータ2は計算できません。こんな“反論”をするのは、管理者さんが、統計にほとんど無知である以外には、その理由が考えられません。仮に、高校・大学で「確率・統計」の単位を取っていないとしても、教科書を読めばすぐにわかる話ですよ(苦笑)。
>3:viiについて、選択肢イ~ヘのうち、ハとホを抽出した根拠をお教えください。
――原典で「血液型の違い」を強調しているためです。
>4:viiiについて、『血液型人間学』p181には具体的なデータの数字が記載されていません。どのような根拠で「回答率を適宜読み取り」ができたのかお答えください。
――すみません、意味がわかりません。また、申し訳ありませんが、2年以上前の投稿ですので、計算過程のデータが見つからず、正確にはお答えできません。ただ、一般的に、10%刻みの目盛りがあるグラフで、数値を1%(程度)で読み取って何か不都合があるのですか? この場合は、O型とAB型[直前の投稿の「A型」は誤りです]で20%程度の違いがあり、サンプルが351人ですから、χ2検定をすれば、5%水準なら有意だと思いますが。
>なお、これまでの経緯から、まともな回答はまったく期待していないのでご安心ください。
――おっしゃるとおりです(苦笑)。それは、上に書いたとおりで、おそらくは管理者さんに統計の知識が乏しく、質問が“まとも”でないためだと思われます。
>疑いがあるとの主張はABOFANさんによる独自の解釈であって、
――「マイナスイオン」の掲示板に書いたので、詳しくは書きませんが、「独自の解釈」はこの掲示板であって、私ではありません。そもそも、管理者さんから法律の条文が示されないのですから、初めから問題外となります。いや、明大ではそうしているというなら、私はこれ以上なんとも申し上げられませんが。
ということですので、改めて「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義を質問させていただきます。
【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)
2) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
3) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安として、r以外でもこの文献のとおり認める(目安の範囲は、2)と同じく算術平均で計算する)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
参考(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
 *  *  *
>>要するに、清水先生の論文は読んでいないけれど、リジェクトされるのは当然だということです(苦笑)。AABAさんも管理者さんも、これが“丁寧な批判”かつ“論理的な批判”だということなのでしょうか?
>――意味不明です。さすらいの馬券師さんのどのコメントにこの内容が書かれていますか?さすらいの馬券師さんが「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」と述べているコメントを引用ください。
――次のとおりです。
次が「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」というコメントです。
【引用開始】
血液型性格判断に関して肯定的な論文だけがリジェクトされる理由はどこにも無い、という私の主張に対しては、清水武氏の論文がリジェクトされる事を取り上げていますが、そもそも、学会で取り上げる水準の論文だったのでしょうか?前回の投稿でも触れていますが、一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前です。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/11 12:09:08)
【引用終了】
これは、清水先生の論文はリジェクトされたのは、「一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前」だからということでしょう。
念のため、さすらいの馬券師さんが「清水先生の論文は読んでいない」という根拠です。
【引用開始】
――念のための確認ですが、さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文の具体的にどの部分が「学会で取り上げる水準の論文」ではないと思われますでしょうか? ごく一部のポイントでいいので、どうか指摘をお願いまします。
前回の私の投稿を読んで貰えばわかるはずですが、私はリジェクトされる論文は沢山あり、清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、それだけを根拠に「血液型性格診断に肯定的な論文はリジェクトされる」と判断するのは間違いだ、と言ったのです。その中で、リジェクトされた理由の一つとして、論文のレベルが一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言ったまでです。清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではないとは言っていませんよ。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/27 20:17:10)
【引用終了】
上のさすらいの馬券師さんの投稿を読めばわかるとおり、清水先生の論文の「具体的な内容」には触れていないので、読んでいないことは明らかです。仮に(百歩譲って、さすらいの馬券師さんは読んでいないとは明確に書いていないので)読んでいると仮定しても、「具体的な内容」がないので、実質的には読んでいないということでしょう。
もっとも、最後の文で「清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではないとは言っていませんよ」とはありますが(そもそも読んでいないのだから内容にコメントできるはずがない)、2017/11/11 12:09:08の投稿も取り消していないようですし、「一般論として可能性の一つを言ったまで」とありますから、清水先生の論文はリジェクトされたのは、やはり「一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前」だからということでしょう。
失礼しました。
ABOFANさん
再三の要請にもかかわらず、能見氏の血液型人間学データで効果量・中が示されていませんので、この件についてのABOFANさんの主張は誤りであると判断いたします。
>これは、私が独自に計算したものですから、他の記述(ⅱとⅵ)は矛盾しません。
――なるほど。では、こうした計算はABOFANさん独自のものであって今のところ科学の手続きを経たものではないという認識でよいのですね。しかしそうなると、現状でABOFANさんのコメントに対する回答を書かなければいけないのか疑問ですが苦笑。科学の手続きを経たデータをご提示いただければ対応しますので、今後はネット掲示板ではなく学術的な場で議論していただくのがよいと思います。
>ただ、一般的に、10%刻みの目盛りがあるグラフで、数値を1%(程度)で読み取って何か不都合があるのですか? 
――ここで開き直られるんですね苦笑。まぁ、単なる井戸端会議レベルであれば多少データがあいまいであってもよいとは思いますが、「科学的なデータ」とみなしてほしいのでしたら、もう少し厳密性を求めたほうがよいと思いますよ。この件については、「正確なデータではなく、ABOFAN氏による推定」ということで理解しました。
>次は、「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」というコメントです。
――残念ながら、引用部分を読んでも、さすらいの馬券師さんが「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」と主張されているようには見えません。ご本人のコメントにもありますが、さすらいの馬券師さんはあくまで「一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言った」までで、「清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではない」とは言っていません。というか、直前にご自身で引用されているコメントに書いてありますが苦笑。
b354
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回は情報提供です。
心理学や経済学では、「性格スキル」が仕事のパフォーマンスに影響すると考えられています。
では、その程度はどのぐらいなのでしょうか?
鶴光太郎・慶応大学教授は、日本経済新聞の記事でこう述べています。
人生100年 伸ばせ「性格力」 大学・生涯教育に反映を https://www.nikkei.com/article/DGXKZO25608940S8A110C1KE8000/
《引用開始》
米テキサスA&M大学のマレイ・バリック教授らの研究によれば、仕事のパフォーマンスとの平均的な相関係数をみると、「真面目さ」は0.22に対し、「外向性」は0.13、「精神的安定性」は0.08、「協調性」は0.07、「開放性」は0.04となっており…
《引用終了》
実は、これらの数字は血液型とほぼ同じかやや小さいのです。そうだとするなら、やはり、血液型を知ることは有意義だと言っていいでしょう。
ただ、ちょっと気になるのは、これらの性格は心理学で言う「ビッグファイブ」の性格因子であることです。
この記事によると、
《引用開始》
性格スキルとは、心理学や経済学で「非認知能力」と呼ばれてきたものだ。性格スキルについては、筆者は2014年1月20日付の本欄で取り上げ、2月刊行予定の拙著「性格スキル 人生を決める5つの能力」で包括的に論じている。
これは心理学の世界では5つの因子(ビッグ・ファイブ)に分解できることがコンセンサス(合意)となっている。それらが組み合わさって性格が形成されていると考えるわけだ。「開放性」(好奇心や審美眼)、「真面目さ」(目標と規律を持って粘り強くやり抜く資質)、「外向性」(社交性や積極性)、「協調性」(思いやりや優しさ)、「精神的安定性」(不安や衝動が少ない資質)――の5つである。
《引用終了》
とあります。
実際には、個別の質問だともっと差が大きくなるはずので、興味深い結果が出るのかもしれません。ただし、質問項目が少なくなると、誤差やバラつきが増えてくるので、バランスが難しいところです。
血液型の大規模データで分析では、そういう傾向が明確に現れています。
実は、この記事をツイートしたら、1時間で3000人以上が見たのでびっくりしました。普段とは1~2桁違います(苦笑)。
b355
さすらいの馬券師
血液型性格診断
もうABOFAN氏と関わるのはやめておこうと思っていましたが、今回はどうしても見過ごせない部分がありました。ABOFAN氏の言う事を真に受ける人はあまり居ないと思いますが、ここははっきりと指摘しておきます。
これまで私が指摘し続けて来た、読解力の無さや論理的思考の欠如等についてまともな反論が無い事については今回はいいでしょう。問題は、あたかも私が清水氏の論文がリジェクトされるのは当然だ、と主張したかのようにABOFAN氏が書いている事です。この点については開設者の方も指摘していますし、何度も同じ部分を引用するのは気がすすみませんが、誤解が生じないように引用します。
――要するに、さすらいの馬券師さんは清水先生の論文は読んでいないから、彼の「論文が掲載されない」理由は単に一般論に過ぎない推測を述べただけで、何ら根拠はないということですね?(苦笑)
>前回私は、この件についてはわざわざ「清水氏の論文がリジェクトされたからといって、血液型性格に肯定的な論文はリジェクトされる、と判断するのは間違っている」と要点を書いているんですがね。その要点には全く触れず、それ以外のところに反論してくるのはABOFAN氏の特徴ですね。リジェクトされた理由についてはもちろん私にもわかりませんよ。それはABOFAN氏も同じだと思いますが。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/12/14 18:16:20)
――要するに、清水先生の論文は読んでいないけれど、リジェクトされるのは当然だということです(苦笑)。AABAさんも管理者さんも、これが“丁寧な批判”かつ“論理的な批判”だということなのでしょうか?
開設者の方々も指摘している通り、私は一言たりとも清水氏の論文がリジェクトされるのが当然だとは言っていません。しかも、文中ではっきりと「リジェクトされた理由については私にもわかりませんよ」と書いていますし、ABOFAN氏もその部分を引用しています。
人間なら誰でも間違う事はあるし、誤解、勘違い、誤認はどうしても生じてしまいます。しかし、今回のABOFAN氏の主張はどれでもありません。曲解ですらもありません。ABOFAN氏は意図的に事実と異なる事、つまり嘘をついているのです。
これはさすがに看過できるものではありません。これが仲間内だけの話や冗談で言っているのであればまだ許されるでしょう。しかし、私とのやりとりは不特定多数の人が自由に閲覧できる場所で、科学的な議論、情報交換をする場です。その中でABOFAN氏は常に「 自分は科学的で正しい主張をしている」という姿勢で投稿を続け、私ともやりとりをして来ました。その中で、議論の重要な部分において自分の都合のいいように嘘をつく行為は、極めて不誠実で、断じて許されるものではありません。
今回の件で、ABOFAN氏が自分の都合のいいように嘘をつく人間だという事がはっきりしました。おそらくABOFAN氏も反論してくるでしょうが、私とのやりとりは全て掲載されているわけですから、言い逃れも言い訳もできませんよ。開設者の方々が言うように、私が「清水氏の論文がリジェクトされるのは当然だ」と主張している部分が引用できれば反論も可能でしょうが、そもそもそんな部分はありませんのでそれも出来ないでしょう。今回は私に反論しながら自分の愚かさ、と言うより不誠実な人間であるという事を世間にさらけ出しましたね。そんなABOFAN氏に科学を論ずる資格は無いと思います。
ただ、一つだけ忘れてはいけない事があります。それは、ABOFAN氏自身に嘘をついている、という自覚が全く無い可能性があるという事です。もしそうなら、残念ながら私の手に負えるものではありません。
ABOFAN氏による「事実の捻じ曲げ」は今に始まったことではなく、ほとんど対応不可能なところまできているような感じです。少なくとも掲示板使用におけるモラルの低さだけは改善していただきたいのですが。
さすらいの馬券師さんのおっしゃる通り、おそらくABOFAN氏には嘘をついている、事実を捻じ曲げているという自覚がないのだと思われます。
b356
ABO FAN
血液型性格診断
マイナスイオンの掲示板にも書きましたが、こちらも単純な“回答拒否”ではなく、なんとか議論を中止したい…という管理者さんの強い意思(?)が感じられる回答なのでしょうかね。
さて、
>再三の要請にもかかわらず、能見氏の血液型人間学データで効果量・中が示されていませんので、この件についてのABOFANさんの主張は誤りであると判断いたします。
――大変申し訳ありませんが、あまりにも“素直”な回答なので、思わず爆笑してしまいました。念のため、“回答拒否”となった前回の投稿を再掲します。
 *  *  *
改めて「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義を質問させていただきます。
【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)
2) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
3) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安として、r以外でもこの文献のとおり認める(目安の範囲は、2)と同じく算術平均で計算する)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
参考(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/01/20 10:29:08)
 *  *  *
「マイナスイオン」の掲示板では、私が示す“定義”が不明らしいので管理者さんは回答できない、こちらの「血液型性格診断」では“定義”不明だとしても“判断に迷う数字でも結構です”から私に回答せよ、というのは見事に「ダブル・スタンダード」だと感じますが、ひょっとして、そう感じてはいけないということなのでしょうか(苦笑)。
一応念のため、上の質問に回答をお願いできますか? あるいは“回答拒否”でしょうか?
>>これは、私が独自に計算したものですから、他の記述(ⅱとⅵ)は矛盾しません。
>――なるほど。では、こうした計算はABOFANさん独自のものであって今のところ科学の手続きを経たものではないという認識でよいのですね。
――すみません、またまた爆笑してしまいました。「独自」というのは、私が“非科学的”な手続きで計算したという意味でないことは、管理者さんも十分ご承知のはずです。科学は、基本的に「誰がやっても同じ」というのが原則ですから、もし反論があるというなら、管理者さんがご自分で計算してみればいいだけの話です。いや、計算方法がわからないというのならご説明しますが、まさかそんなことはないと信じています。
>>ただ、一般的に、10%刻みの目盛りがあるグラフで、数値を1%(程度)で読み取って何か不都合があるのですか? 
>――ここで開き直られるんですね苦笑。
――またまた爆笑してしまいました。管理者さんが計算や誤差の評価ができないとは信じられませんが。
>>次は、「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」というコメントです。
>――残念ながら、引用部分を読んでも、さすらいの馬券師さんが「清水氏の論文はリジェクトされるのが当然だ」と主張されているようには見えません。
――さすらいの馬券師さんの最初の投稿と、それ以降の投稿ではニュアンスが違うようですね。この点は長くなるので別投稿とします。
失礼しました。
ABOFANさん
結局、効果量・中のデータはご提示いただけていないため、過去のABOFANさんのご主張のうちの一部は誤っていたと判断いたします。ご投稿ありがとうございました。
b357
ABO FAN
血液型性格診断
さすらいの馬券師さんへ
拙文へのコメントありがとうございます。では、順を追ってご説明いたします。
○最初の投稿
【引用開始】
血液型性格判断に関して肯定的な論文だけがリジェクトされる理由はどこにも無い、という私の主張に対しては、清水武氏の論文がリジェクトされる事を取り上げていますが、そもそも、学会で取り上げる水準の論文だったのでしょうか?前回の投稿でも触れていますが、一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前です。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/11 12:09:08)
【引用終了】
この文章は、素直に読むと、
ケースA
1) さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文を実際に読んでみた
2) しかし、その内容は学会で取り上げる水準の論文ではなかった
ケースB
1) さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文は読んでいない
2) しかし、経験的にはリジェクトされるような論文は水準が低い
3) だから、リジェクトされた清水先生の論文は水準が低い
のどちらかでしょう。なお、清水先生の論文を実際に読んだかどうかは不明です。
次は、2番目の投稿についてです。
○2番目の投稿
【引用開始】
――念のための確認ですが、さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文の具体的にどの部分が「学会で取り上げる水準の論文」ではないと思われますでしょうか? ごく一部のポイントでいいので、どうか指摘をお願いまします。
前回の私の投稿を読んで貰えばわかるはずですが、私はリジェクトされる論文は沢山あり、清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、それだけを根拠に「血液型性格診断に肯定的な論文はリジェクトされる」と判断するのは間違いだ、と言ったのです。その中で、リジェクトされた理由の一つとして、論文のレベルが一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言ったまでです。清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではないとは言っていませんよ。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/27 20:17:10)
【引用終了】
この文章は、素直に読むと、
ケースC
1) さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文は読んでいない
2) 一般論としてリジェクトされるような論文は水準が低い
3) しかし、それはあくまで一般論であり、清水先生の論文の水準が低いとは言っていない
4) 実際に「清水先生の論文の水準が低い」かどうかはコメントしない
ここで注目すべきなのは、本当に「清水先生の論文の水準が低い」かどうかには、(注意深く?)明言を避けていることです。「清水先生の論文の水準が低い」のは事実なのかもしれませんし、そうではないのかもしれません。
これが文章どおりの解釈となりますが、ケースAやBとはニュアンスが違うことは明白です。
なお、清水先生の論文を実際に読んだかどうかは不明ですが、ほぼ間違いなく読んでいないものと思われます。実際に読んでいるなら、こんな文章にはならないでしょうから…。
次に、3番目の投稿についてです。
○3番目の投稿
【引用開始】
――要するに、さすらいの馬券師さんは清水先生の論文は読んでいないから、彼の「論文が掲載されない」理由は単に一般論に過ぎない推測を述べただけで、何ら根拠はないということですね?(苦笑)
前回私は、この件についてはわざわざ「清水氏の論文がリジェクトされたからといって、血液型性格に肯定的な論文はリジェクトされる、と判断するのは間違っている」と要点を書いているんですがね。その要点には全く触れず、それ以外のところに反論してくるのはABOFAN氏の特徴ですね。リジェクトされた理由についてはもちろん私にもわかりませんよ。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/12/14 18:16:20)
【引用終了】
この文章は、素直に読むと、
ケースD
1) さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文は読んでいない
2) だから、リジェクトされた理由についてはわからない
ということになります。
#すみません、この3番目の投稿は読み落としました。m(._.)m
最後に、4番目(前回)の投稿についてですが、これは3番目の投稿(ケースD)とほぼ同じ内容です。
○4番目の投稿
【引用開始】
私は一言たりとも清水氏の論文がリジェクトされるのが当然だとは言っていません。しかも、文中ではっきりと「リジェクトされた理由については私にもわかりませんよ」と書いています(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2018/01/22 19:09:41)
【引用終了】
なお、2、3回目の投稿と同じで、清水先生の論文を実際に読んだかどうかは不明ですが、ほぼ間違いなく読んでいないものと思われます。
以上のことをまとめると、ケースA~Dはすべてニュアンスが違うことになります。
また、最新のケースDが正しいとすると、以前のケースA~Cの内容はすべて取り消されることになります。
となると、私の読解力がないのか、さすらいの馬券師さんの文書が誤解を招きやすいのか…。
いずれにしても、誤読したことは申し訳ないのでお詫びを申し上げます。
大変失礼しました。m(._.)m
では結局、さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文の内容については実質「ノーコメント」ということでよろしいのですね?
それなら、初めからそう書いていただければ、誤解が生じようがないと思うのですが、いかがでしょうか。
と書いたのですが、以上も誤読だと困るのですが(苦笑)。
ABOFANさん
>となると、私の読解力がないのか、さすらいの馬券師さんの文書が誤解を招きやすいのか…。
――単にABOFANさんの読解力が低いようです。
さすらいの馬券師さんのコメントの要点は、
・リジェクトされる論文は沢山ある
・清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、それだけを根拠に「血液型性格診断に肯定的な論文はリジェクトされる」と判断する(ABOFANさんの主張)のは間違いだ
・その中で、リジェクトされた理由の一つとして、論文のレベルが一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言った
・清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではないとは言っていない
・文中ではっきりと「リジェクトされた理由については私にもわかりませんよ」と書いている
かと思われます(違っていたらご指摘ください)。これらは矛盾しませんし、議論として成立しているように思います。要するに、「先に」ABOFANさんが主張されたことに対して疑義を呈されているのであって、さすらいの馬券師さんのコメント内容の問題ではないのです。大事なのは「清水氏の論文がリジェクトされたことだけを根拠に血液型性格診断に肯定的な論文はリジェクトされる」と判断しているように“見える”ABOFANさんのコメントのほうでしょう。
さすらいの馬券師さんへ
ご存知のようにABOFAN氏は、論点を逸らすために他者のコメント内容を意図的に歪め、他の閲覧者に向けて自身の優位性をアピールすることに執心しておられます。自演行為の件といい、氏にはまともな議論をする用意が初めからなく、他者の意見を弄んで自尊心を満たすことが目的化しているので、「相手にしない」の一択が一般的な判断です(研究サイトの運営上、我々はそうもいかない部分があるのですが苦笑)。ABOFAN氏と対話することが精神的なご負担いなられるようでしたら、回答なさらないことが賢明かと思います(もちろん、ご自身の意思で対話されることを止めはしませんし、研究という意味ではコメントはむしろありがたいです)。
b358
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。若干補足させていただきます。
まず、前回の投稿(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/01/20 10:29:08)のうち、次の部分は“回答拒否”のようなので、現時点では私が正しい(管理者さんの指摘は誤り)とさせていただきます。
○確かな事実は、管理者さんの「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義は、現在も不明ということです。
○ii)[コメントNo.78] 私が知る限り「血液型性格診断」に関する否定・肯定の論文で、効果量を明示しているものはありません。→これは事実です。なお、縄田さんの論文では「効果量」は明示していますが、直接的に「血液型性格診断」の質問項目を使ったものではありません。そうではない、私が間違っているというなら、ぜひ原典の提示をお願いします。
○vi)[コメントNo.137] ただし、一般的に、能見正比古氏のデータからは、直接dやイータ2は計算できません。つまり、能見正比古氏(=血液型性格診断)のデータに限ると、「effect sizeの指標の中に、dや分散説明率を意味するη2がある」とは言えません。よろしいですか? →すみません、爆笑しました。能見正比古さんの[カテゴリー]データからは、[パラメトリックデータに適用するための]dやイータ2は計算できません。こんな“反論”をするのは、管理者さんが、統計にほとんど無知である以外には、その理由が考えられません。仮に、高校・大学で「確率・統計」の単位を取っていないとしても、教科書を読めばすぐにわかる話ですよ(苦笑)。
 *  *  *
また、さすらいの馬券師さんの投稿の趣旨がわかりにくいようなので、関係部分を全文引用することにします。
○最初の投稿
【引用開始】
血液型性格判断に関して肯定的な論文だけがリジェクトされる理由はどこにも無い、という私の主張に対しては、清水武氏の論文がリジェクトされる事を取り上げていますが、そもそも、学会で取り上げる水準の論文だったのでしょうか?前回の投稿でも触れていますが、一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前です。また、リジェクトされたのは清水武氏の論文だけですか?血液型性格に限らずリジェクトされる論文は必ず存在するわけなので(分野や媒体によって差はありますが、概ね50〜90%の論文がリジェクトされているようです)、清水武氏の論文がそのうちの一つであるなら何の問題もありません。一人の論文がリジェクトされた事を取り上げ、血液型性格に肯定的な論文はリジェクトされる、と結論づけるのはあまりにも暴論です。繰り返しますが、一定の水準に達していない(または取り上げる価値の低い)論文がリジェクトされるのは「当然の結果」です。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/11 12:09:08)
【引用終了】
直前の投稿に書いたとおり「清水武氏の論文が[リジェクトされた]そのうちの一つである[概ね50〜90%の論文がリジェクトされている]なら何の問題もありません」「当然の結果」とあるので、この文章を素直に読むと、
ケースA
1) さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文を実際に読んでみた
2) しかし、その内容は学会で取り上げる水準の論文ではなかった
ケースB
1) さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文は読んでいない
2) しかし、経験的にはリジェクトされるような論文は水準が低い
3) だから、リジェクトされた清水先生の論文は水準が低い
のどちらかで、いずれにせよ「清水先生の論文は水準が低いからリジェクトされるのは当然」という意味であることは自明で、私の誤解とおっしゃるのには無理があるでしょう。
○2番目の投稿
【引用開始】
――念のための確認ですが、さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文の具体的にどの部分が「学会で取り上げる水準の論文」ではないと思われますでしょうか? ごく一部のポイントでいいので、どうか指摘をお願いまします。
前回の私の投稿を読んで貰えばわかるはずですが、私はリジェクトされる論文は沢山あり、清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、それだけを根拠に「血液型性格診断に肯定的な論文はリジェクトされる」と判断するのは間違いだ、と言ったのです。その中で、リジェクトされた理由の一つとして、論文のレベルが一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言ったまでです。清水氏の論文が学会で取り上げる水準の論文ではないとは言っていませんよ。私に反論するなら、せめてそれくらいのことは読み取ってください。付け加えて言うと、またしても私が主張した本質から外れた部分に反論をしてきましたね(私の主張の要点は上記の通りです)。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/27 20:17:10)
【引用終了】
この文章は、素直に読むと、
ケースC
1) さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文は読んでいない
2) 一般論としてリジェクトされるような論文は水準が低い
3) しかし、それはあくまで一般論であり、清水先生の論文の水準が低いとは言っていない
4) 実際に「清水先生の論文の水準が低い」かどうかはコメントしない
ここで注目すべきなのは、本当に「清水先生の論文の水準が低い」かどうかには、(注意深く?)明言を避けていることです。「清水先生の論文の水準が低い」のは事実なのかもしれませんし、そうではないのかもしれません。
これが文章どおりの解釈となりますが、先ほどのケースAやBとは意味がほぼ正反対であることも明白です。よって、私が論旨を“誤解”したとまでは言えないと思いますが。
○2番目の投稿の他の部分
【引用開始】
そして、面白いのはその続きです。
ちなみに、私は全文を確認しましたが、「学会で取り上げる水準の論文」だと判断しています。
論文の水準を判断するのは私でもなければABOFAN氏でもありません。それは学会であったり、雑誌の編集者であったりします。そういう人たちは当然、多くの論文に目を通し、評価しているわけで、十分目は肥えていると考えられます。もちろん人間のやることなので完璧は無いでしょうが、少なくとも、私の書く文章すら理解できず、論理的な思考が欠如したABOFAN氏が「学会で取り上げる水準の論文」だと判断することに何の価値もありません。そんなに自分に自信があるなら、自分自身が論文を書いて提出すればいいだけの話ですし、どうしても納得できないのなら、以前私が言ったように訴えてみてはいかがですか?
【引用終了】
この文章は、失礼ながら逆の意味で面白いと思います。
『論理的な思考が欠如したABOFAN氏が「学会で取り上げる水準の論文」だと判断することに何の価値もありません』ということは、言い換えれば「清水先生の論文の水準が低い」としか解釈しようがありません。なぜなら、私が「学会で取り上げる水準の論文」だと判断することに何の価値もないからです。逆に、清水先生の論文が「学会で取り上げる水準の論文」なら、私の判断は「価値がある」はずです。よって、ケースCの直後の文章では、再度論旨が真逆になる(ケースAまたはBに逆戻り?)と解釈するしかありません。
さて、私が直前の投稿に書いたように、最終的には、
ケースD
1) さすらいの馬券師さんは、清水先生の論文は読んでいない
2) だから、リジェクトされた理由についてはわからない
という「ノーコメント」が論旨としては正しいらしい(?)ので、やはりさすらいの馬券師さんの論旨は二転三転したとしか解釈しようがないのですが…。
失礼しました。
b359
ABO FAN
血液型性格診断
おお、やはり明確に回答拒否ですね。
>結局、効果量・中のデータはご提示いただけていないため、
――何回も述べているように、管理士さんは「効果量・中」を示していません。
それを確認しても毎回“回答拒否”ですので、私が回答できないのです。
念のため、前回の投稿を再掲します。
 *  *  *
改めて「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義を質問させていただきます。
【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)
2) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
3) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安として、r以外でもこの文献のとおり認める(目安の範囲は、2)と同じく算術平均で計算する)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
参考(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/01/20 10:29:08)
 *  *  *
ぜひ回答をお願いします。m(._.)m
>>となると、私の読解力がないのか、さすらいの馬券師さんの文書が誤解を招きやすいのか…。
>――単にABOFANさんの読解力が低いようです。
>(中略)
>・その中で、リジェクトされた理由の一つとして、論文のレベルが一定のレベルに達していなかった可能性があると、一般論として可能性の一つを言った
――このことは、さすらいの馬券師さんの最初の投稿とは、明らかにニュアンスが違うと思われます。原文を再掲します。
【引用開始】
血液型性格判断に関して肯定的な論文だけがリジェクトされる理由はどこにも無い、という私の主張に対しては、清水武氏の論文がリジェクトされる事を取り上げていますが、そもそも、学会で取り上げる水準の論文だったのでしょうか?前回の投稿でも触れていますが、一定の水準に達していない論文がリジェクトされるのは当たり前です。また、リジェクトされたのは清水武氏の論文だけですか?血液型性格に限らずリジェクトされる論文は必ず存在するわけなので(分野や媒体によって差はありますが、概ね50〜90%の論文がリジェクトされているようです)、清水武氏の論文がそのうちの一つであるなら何の問題もありません。一人の論文がリジェクトされた事を取り上げ、血液型性格に肯定的な論文はリジェクトされる、と結論づけるのはあまりにも暴論です。繰り返しますが、一定の水準に達していない(または取り上げる価値の低い)論文がリジェクトされるのは「当然の結果」です。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/11 12:09:08)
【引用終了】
素直に読めば、清水先生の論文の水準が低いという主張は、「一般論として可能性の一つを言った」のではなく、「確信を持って断定した」のではないのでしょうか?
そもそも、一般論なら、わざわざ清水先生の論文についてコメントするのは、今回のような“誤解”を招くのは火を見るよりも明らかです。さすらいの馬券師さんが、「最初の投稿は取り消す」とでもおっしゃるのが筋かと思いますが。
より大きな疑問は、そもそもさすらいの馬券師さんが清水先生の論文に目を通していないのではないかということです。それなら、清水先生の論文が云々という主張は、初めから意味がないというべきでしょう。
もっとも、この点については、はさすらいの馬券師さんご本人のコメントがなければなんとも言えませんが…。
余談ですが、日本以外では査読付きの「血液型性格判断に関して肯定的な論文」はいくらでも発表されていますから、仮にさすらいの馬券師さんが「一般論として可能性の一つを言った」としても、どっちにしろ「清水先生の論文の水準が低い」という主張はそのままとなります(苦笑)。
よろしいでしょうか?
ABOFANさん
>おお、やはり明確に回答拒否ですね。
――毎回コメントを返答しているのに「回答拒否」とされるのはなぜでしょうか。自分の気に入る意見以外は回答拒否にされちゃうんですね苦笑。
>何回も述べているように、管理士さんは「効果量・中」を示していません。
――ですから、(水本篤、竹内理 2008)に従って、でよいと何度も言っていますよ苦笑。もともと私もこれを参考文献として効果量について述べています。それを、効果量中についての0.3~0.5の記述を1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)など曲解・わい曲しているのはABOFANさんなのですが。というか、
>(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
――これも当該文献に書かれている事実ではないですよね。(水本篤、竹内理 2008)のどこにこれが書かれているのか引用をお願いします。
きちんとした議論をされるつもりがあるのなら、もう少しまじめにやりましょうね。
b360
ABO FAN
血液型性格診断
連投大変申し訳ありません。
過去ログを探したら、「清水先生の論文のレベルが低い」という意味の、AABAさんの投稿を発見したので、傍証として紹介させていただきたく。
 *  *  *
>「血液型性格判断に肯定的な論文はリジェクトされるに決まってる~」とか言ってますが、「まともな」(内容はともかく「それなりに」書かれている)論文ならそんなことにはなりません。
(投稿者:AABA,投稿日時:2017/08/08 18:42:48)
――失礼ながら、少々苦笑してしまいました。「まともな論文ならリジェクトされない」ということだそうですが、仮にそうだというなら
1. 少なくとも、石川・清水先生の血液型の論文は「まともな」ものではない
ということになります。
なお、この論文の、このサイトの参考文献に紹介されている「清水武・石川幹人 ABO式血液型と性格との関連性―主要5因子性格検査による測定」にありますし、それがリジェクトされたと思われる理由は「清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究」で読めます。特に、後者は、タイトルだけで内容は理解いただけると思います。
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/08/19 11:55:16)
 *  *  *
さらに奇妙なことに、管理者さんは過去に、このAABAさんの主張に反対されています。
 *  *  *
>ですので、清水先生は英語誌に投稿すればよかったのではないかと思われます。この論文は、お世辞でなく日本語ではレベルが高く、学会誌に掲載されないのはおかしいと思います。英語誌でも十分通用する内容かと…。
――ご指摘頷けます。同意見です。
(回答日時:2017/08/28 12:02:17)
 *  *  *
失礼しました。
ABOFANさん
清水論文に関して今問題となっているのは、ABOFANさんのもともとの主張である「血液型性格判断に肯定的な論文は、肯定的であるがゆえにリジェクトされる」、「だから、ABOFANは学術・研究活動をおこなわないのである」ということの妥当性についてです。
さすらいの馬券師さんやAABAさんは「血液型性格に肯定的な論文は絶対にリジェクトされる」というABOFANさんの主張に対して反証を行っているにすぎず、「清水先生の論文はレベルが低いかどうか」を問題にしているのはありません。論点を逸らさず、さすらいの馬券師さん、AABAさんらの指摘にお答えください
b361
さすらいの馬券師
血液型性格診断
私が指摘した件について、いつの間にか「代理論争」のようになってしまいましたね。それにしても、都合の悪い要点から論点をそらし、反論できそうな部分に必死になって反論するというABOFAN氏の姿勢は相変わらずですね。
私が述べて来た要点については開設者の方々がまとめてくれている通りです。というより、普通に文章が読める人なら(曲解しなければ)、それ以外の結論には結びつかないはずです。ABOFAN氏は必死になって、私が「清水氏の論文はレベルが低いからリジェクトされた」と主張したように話を持って行きたいようですが、さすがに無理がありますよ。それに、そもそもの流れと要点は、ABOFAN氏が「血液型と性格の関係について肯定的な論文はリジェクトされる」と主張していることに対して、「リジェクトされる論文はたくさんあり、清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、『肯定的な論文はリジェクトされる』と判断するのは間違っている」と私が指摘した事です。私も開設者の方々も言っているように、これが要点であり、清水氏の論文のレベルの高低を問題にしているわけではありません。本来、「要点」というのは議論の中心になるべき筈なのですが、ABOFAN氏はなぜこの「要点」について何の反応も無いのでしょうか?ひょっとすると、ABOFAN氏は「要点」の意味が分かっていないのでしょうか?私が述べた要点に反論することは難しいので、なんとか反論できそうな部分を探して苦し紛れの反論をして、自己満足に浸っているようにしか見えません。
それに、そもそも論文がリジェクトされる云々という話は、指摘し続けて来た問題点の一つに過ぎません。私はこれまで、ABOFAN氏の読解力の無さ、論理的思考の欠如に加え、要点から論点をそらし、曲解を繰り返すといったモラルの低さなど、多くの問題点を、具体例を挙げて繰り返し指摘して来ました。ABOFAN氏がこういった問題点に真摯に向き合い、自己反省するならもう少し建設的な話も出来るのですが、自分にとって都合の悪い部分は見えないのか、私が指摘して来た部分を「全く見つけることが出来ませんでした」と、小学生でも言わないような言い逃れをしていましたし、最終的に以下のように反論(?)して来ました。
—“まとも”に反論してもいいのですが、面倒なので一言だけ。今回の投稿は、どこをどう読んでも「反証可能性」がないのです。言い換えれば、「科学」ではありません。
反証可能性も何も、これまで私が指摘して来た「要点」が間違っていると思うなら、その点について論理的に反論すればいいだけの話です(無理だとは思いますが‥)。ABOFAN氏が言っていることは単なる逃げ口上に過ぎないわけですが、そんな中でも「反証可能性」がない、と必死で科学的な反論をしているように見せかけ、自分の優位を保とうとしていますね。涙ぐましいほどの努力ですが、全く意味をなしていないのを見ると胸が痛みます。
もっとも、ABOFAN氏が「(科学的な)議論に、文章力も読解力もモラルの必要ないし、要点などどうでもいい」と考えているようであれば、これまでのABOFAN氏の反応も納得いくわけですが、ABOFAN氏はどうお考えなのでしょうか?
ABOFAN氏に関して、データの解析、分析の間違いや曲解については開設者の方々とのやりとりで十分過ぎるほどあぶり出されていますし、読解力の無さや論理的思考の欠如、曲解をはじめとしたそのモラルの低さについては、私とのやり取りの中でも十分浮き彫りにされて来たと思います。本来ここは、血液型性格診断に関してやり取りする場のはずですが、何やら「ABOFAN氏の性格診断」をする場になって来たようにすら感じます。これも広い意味では科学コミニュケーションと言えなくもありませんし、研究材料としては興味深いものなのかも知れません。しかし、前に進まないやり取りを続けざるを得ない開設者の方々は大変ですね。
*私は少し距離を置いていますし、楽しんでいる部分もあるので今の所大丈夫です。開設者の方々のお心遣い感謝いたします。
ご投稿ありがとうございます。
いつも論理的で丁寧な文章感謝いたします。
ABOFAN氏の論法は「論点ずらし」が主になっているようですね。
相手の主張の要点をずらして自身に都合のいいように作り変える、という非常に単純な方法ですが、ネット掲示板のような「記録が残る」媒体では効果が高いのでしょう。「相手が言ってもいないことを、さも言っているかのように見せかける」という典型的なわら人形論法が随所に見られます。
b362
ABO FAN
血液型性格診断
少々投稿が遅れました。
>>おお、やはり明確に回答拒否ですね。
>――毎回コメントを返答しているのに「回答拒否」とされるのはなぜでしょうか。
(中略)
>――ですから、(水本篤、竹内理 2008)に従って、でよいと何度も言っていますよ苦笑。
(中略)
>(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
>――これも当該文献に書かれている事実ではないですよね。(水本篤、竹内理 2008)のどこにこれが書かれているのか引用をお願いします。
――すみません、爆笑しました。これほど明確な回答拒否はありません。念のために、私の質問を再掲します。
*  *  *
改めて「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義を質問させていただきます。
【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)
2) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
3) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安として、r以外でもこの文献のとおり認める(目安の範囲は、2)と同じく算術平均で計算する)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
参考(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/01/20 10:29:08)
*  *  *
では、今回も特に回答(らしきもの?)がないので5)と判断させていただきます。つまり、私は管理者さんの「効果量・中」の範囲がわかりませんので、管理者さんからの質問には、これ以上回答不能です。
なお、普通は、素直に水本篤さんらの文献を読み込めば2)となるはずです。それが、「当該文献に書かれている事実ではない」ということですし、以前は1)と回答していたので確認しているのですが…。
次に、さすらいの馬券師さんの文章の解釈です。管理者さんからは「違っていたらご指摘ください」ということですが、さすらいの馬券師さん本人からご返事がない以上水掛け論でしょう。余談ですが、管理者さん自身は、さすらいの馬券師さんの「リジェクトされた理由については私にもわかりませんよ」を明確に否定していることを付記しておきます。なお、この件について質問しても、(少なくとも)前回の投稿では管理者さんは“回答拒否”となっています。
*  *  *
>ですので、清水先生は英語誌に投稿すればよかったのではないかと思われます。この論文は、お世辞でなく日本語ではレベルが高く、学会誌に掲載されないのはおかしいと思います。英語誌でも十分通用する内容かと…。
――ご指摘頷けます。同意見です。
(回答日時:2017/08/28 12:02:17)
*  *  *
よって、管理者さん自身は、清水先生の論文が「血液型と性格に肯定的な論文は(日本では)査読ですべてリジェクトされる」と認めていることになります。
>さすらいの馬券師さんやAABAさんは「血液型性格に肯定的な論文は絶対にリジェクトされる」というABOFANさんの主張に対して反証を行っているにすぎず、「清水先生の論文はレベルが低いかどうか」を問題にしているのはありません。論点を逸らさず、さすらいの馬券師さん、AABAさんらの指摘にお答えください
――上に書いたとおりで、私の管理者さんは「同意見」なのですから質問の主旨が理解できません。ひょっとして管理者さん自身の意見が変わったということですか? 念のために確認させていただきたく。
【質問】管理者さんの意見は次のうちどれですか?
1) 血液型性格に肯定的な論文は(日本では)絶対にリジェクトされる(回答日時:2017/08/28 12:02:17)
2) 清水先生の論文はレベルが低い(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/11 12:09:08)
3) リジェクトされた理由についてはもちろん私にもわかりませんよ(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/12/14 18:16:20)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
失礼しました。
ABOFANさん
>つまり、私は管理者さんの「効果量・中」の範囲がわかりませんので、管理者さんからの質問には、これ以上回答不能です。
――繰り返しますが、私は「効果量の目安については(水本、竹内)に従い~」という前提で進めてくれてよい、と何度もいっていますよね。回答をお願いします。
>なお、普通は、素直に水本篤さんらの文献を読み込めば2)となるはずです。それが、「当該文献に書かれている事実ではない」ということですし、以前は1)と回答していたので確認しているのですが…。
――私が聞いているのは「算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」」が“本文中に記載されているかどうか”です。また、当該文献には注にて、効果量の大中小はあくまで目安にすぎない、との旨が書かれています。話を創作するのはおやめください。また、ABOFANさんのこの論法は「わら人形論法」という誤った論法(誤謬)として位置づけられるため、きちんとした前提に基づいて意見を述べてください。
>次に、さすらいの馬券師さんの文章の解釈です。管理者さんからは「違っていたらご指摘ください」ということですが、さすらいの馬券師さん本人からご返事がない以上水掛け論でしょう。
――さすらいの馬券師さんからコメントがあり、私の解釈でよいということです(というより、普通に読めば私の解釈に至ると思いますが)。
なので、ABOFANさんの主張である「血液型性格に肯定的な論文は絶対にリジェクトされる」についてのこちらの反論の、さらなる反論があればご主張ください。
次回コメントにて一度論点を整理したほうがよいかもしれません。まずはABOFANさんの思われる、現在のここでの論点をなるべく簡単に、箇条書きにてお書きください。


b363
AABA
血液型性格診断
 なんかヒマそうですね。>> ABOFAN=金澤正由樹
 これまでに無駄にそうやって使ってきた時間の一部でも有意義に使って「論文」を書いて投稿すればいいのに。(何度も勧めてますけどね)
 もしアクセプトされたりすれば、一気に強気に出れるし、たとえリジェクトされたとしても、その理由を公開すれば「ほらみろ、血液型云々に肯定的な論文はそれだけでリジェクトされるのだ~」とか言えますよ──そういう理由でリジェクトされていたのならね。たぶん、それ以前の不備をたくさん指摘されてのリジェクトになるかと思いますが。
 まあ、ちっぽけなプライドを傷つけられるのが嫌なんでしょうねえ…。
ご投稿ありがとうございます。
>もしアクセプトされたりすれば、一気に強気に出れるし、たとえリジェクトされたとしても、その理由を公開すれば「ほらみろ、血液型云々に肯定的な論文はそれだけでリジェクトされるのだ~」とか言えますよ
――確かに、おっしゃる通りですね。まったく応援する気はありませんが、ABOFAN氏には科学研究としての手続きを一度きちんと踏んでみてほしいですね。
b364
ABO FAN
血液型性格診断
さすらいの馬券師さん、ご返事ありがとうございます。
>そもそもの流れと要点は、ABOFAN氏が「血液型と性格の関係について肯定的な論文はリジェクトされる」と主張していることに対して、「リジェクトされる論文はたくさんあり、清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、『肯定的な論文はリジェクトされる』と判断するのは間違っている」と私が指摘した事です。
――正確には、「日本語の論文だけ」が血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされています。英語の論文ではそういうことはない(土嶺章子氏らの肯定的な論文もあります)ので、「肯定的な論文はリジェクトされる」の日本的特殊事情だということでしょう。そうだとするなら、日本語の肯定的な論文は「レベルが低い」と考えるしかないのではないのでしょうか? あるいは、日本語の論文だけリジェクトされるのには、他の理由があるのでしょうか?
>繰り返しますが、私は「効果量の目安については(水本、竹内)に従い~」という前提で進めてくれてよい、と何度もいっていますよね。回答をお願いします。
――すみません、爆笑しました。管理者さんは「効果量の目安については(水本、竹内)に従い~」ということですが、具体的な数字が示されていないので質問しているのです。それに対して“回答拒否”なら何も進みませんが? しつこいようですが、私の質問を再掲します。
  *  *  *
改めて「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義を質問させていただきます。
【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)
2) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
3) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安として、r以外でもこの文献のとおり認める(目安の範囲は、2)と同じく算術平均で計算する)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
参考(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/01/20 10:29:08)
  *  *  *
どうか回答をお願いします。
>私が聞いているのは「算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」」が“本文中に記載されているかどうか”です。
――ですから、この文献には明確に書いていないので、これでよいかどうか管理者さんに質問して確認しているのですが? もっとも、どうしても回答したくないということなら、それはそれでしょうがないです。
>>次に、さすらいの馬券師さんの文章の解釈です。管理者さんからは「違っていたらご指摘ください」ということですが、さすらいの馬券師さん本人からご返事がない以上水掛け論でしょう。
>――さすらいの馬券師さんからコメントがあり、私の解釈でよいということです(というより、普通に読めば私の解釈に至ると思いますが)。
――??? 結局、管理者さんの解釈は次のどれですか? 念のため、前回の質問を再掲します。
  *  *  *
【質問】管理者さんの意見は次のうちどれですか?
1) 血液型性格に肯定的な論文は(日本では)絶対にリジェクトされる(回答日時:2017/08/28 12:02:17)
2) 清水先生の論文はレベルが低い(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/11/11 12:09:08)
3) リジェクトされた理由についてはもちろん私にもわかりませんよ(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2017/12/14 18:16:20)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/02/24 14:00:52)
  *  *  *
>ABOFANさんの主張である「血液型性格に肯定的な論文は絶対にリジェクトされる」についてのこちらの反論の、さらなる反論があればご主張ください。
――この投稿の冒頭に書いたとおりなので、以下に再掲します。
「日本語の論文だけ」が血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされています。英語の論文ではそういうことはない(土嶺章子氏らの肯定的な論文もあります)ので、「肯定的な論文はリジェクトされる」の日本的特殊事情だということでしょう。そうだとするなら、日本語の肯定的な論文は「レベルが低い」と考えるしかないのではないのでしょうか? あるいは、日本語の論文だけリジェクトされるのには、他の理由があるのでしょうか?
余談ですが、ネット上で科研費批判の話題が盛り上がっていますね。もちろん、この掲示板には当てはまりませんが。
科研費批判まとめに対する、学者さんたちの反発 - Togetter https://togetter.com/li/1206224
失礼しました。
ABOFANさん
>正確には、「日本語の論文だけ」が血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされています。
――ですから、何を根拠に「全て」と言い切れるのですか?
>ですから、この文献には明確に書いていないので、これでよいかどうか管理者さんに質問して確認しているのですが?
――揚げ足取りですが、先のコメントでは「なお、普通は、素直に水本篤さんらの文献を読み込めば2)となるはずです。」と述べておられますが?苦笑
能見氏のデータにおける効果量・中をご提示ください。基本的には(水本、竹内2008)に従って、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」ということでよいです。ただし、「算術平均で範囲を計算して云々~」はABOFANさんによる「読み取り」ですので、当該文献による情報とそこはきっちり分けてお書きください。
>【質問】管理者さんの意見は次のうちどれですか?
――質問が「多重尋問」になっています(https://ja.wikipedia.org/wiki/多重質問の誤謬)。
そもそもここでは、「血液型性格に肯定的な論文は絶対にリジェクトされる」という”ABOFANさんの主張”を問題としています。
それに対し「リジェクトされる論文はたくさんあり、清水氏の論文がリジェクトされたからと言って、『肯定的な論文はリジェクトされる』と判断するのは間違っている」という反論が寄せられているのです。疑問視されているのはABOFANさんの主張(とその根拠)であって、私(管理者)やさすらいの馬券師さんの意見云々は要点ではありません。
まずここはご理解できますでしょうか?
なお、現状話題となっているのは、
1)「「日本語の論文だけ」が血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる」というABOFANさんの主張とその根拠について
2)「ABOFANが学術・研究活動をおこなわないのは、血液型性格判断に肯定的な論文は、肯定的であるがゆえにリジェクトされるからである」というABOFAN氏自身による表明の説得力について
3)能見氏のデータ(『血液型人間学』)における「効果量・中」の提示について
におおむね集約されると思うのですが、いかがでしょうか。
b365
ABO FAN
血液型性格診断
>>もしアクセプトされたりすれば、一気に強気に出れるし、たとえリジェクトされたとしても、その理由を公開すれば「ほらみろ、血液型云々に肯定的な論文はそれだけでリジェクトされるのだ~」とか言えますよ(投稿者:AABA,投稿日時:2018/02/28 10:18:32)
>――確かに、おっしゃる通りですね。まったく応援する気はありませんが、ABOFAN氏には科学研究としての手続きを一度きちんと踏んでみてほしいですね。(回答日時:2018/03/14 12:24:11)
――では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?
  *  *  *
>>正確には、「日本語の論文だけ」が血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされています。
>――ですから、何を根拠に「全て」と言い切れるのですか?
――では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?
>>ですから、この文献には明確に書いていないので、これでよいかどうか管理者さんに質問して確認しているのですが?
>――揚げ足取りですが、先のコメントでは「なお、普通は、素直に水本篤さんらの文献を読み込めば2)となるはずです。」と述べておられますが?苦笑
>能見氏のデータにおける効果量・中をご提示ください。基本的には(水本、竹内2008)に従って、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」ということでよいです。ただし、「算術平均で範囲を計算して云々~」はABOFANさんによる「読み取り」ですので、当該文献による情報とそこはきっちり分けてお書きください。
――管理者さんが“回答拒否”なので質問しているのですが? このまま回答いただけないと、私も「効果量・中」のデータを出しようがありません。
>>【質問】管理者さんの意見は次のうちどれですか?
>――質問が「多重尋問」になっています(https://ja.wikipedia.org/wiki/多重質問の誤謬)。
――では、管理者さん自身の言葉で結構ですので、「効果量・中」の定義をお願いします。
>そもそもここでは、「血液型性格に肯定的な論文は絶対にリジェクトされる」という”ABOFANさんの主張”を問題としています。
――繰り返しになりますが、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?
>なお、現状話題となっているのは、
>1)「「日本語の論文だけ」が血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる」というABOFANさんの主張とその根拠について
>2)「ABOFANが学術・研究活動をおこなわないのは、血液型性格判断に肯定的な論文は、肯定的であるがゆえにリジェクトされるからである」というABOFAN氏自身による表明の説得力について
>3)能見氏のデータ(『血液型人間学』)における「効果量・中」の提示について
――再度繰り返しになりますが、
1) では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?
2) これは、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文があるかどうかによります。「ある」のであれば、論文を書くことも考慮します。
3) 管理者さん自身の言葉で結構ですので、「効果量・中」の定義をお願いします。
どうぞよろしくお願いします。
失礼しました。
ABOFANさん
>では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?
――いや、立証責任を転嫁されてはいけません。この件は、ABOFANさんが「血液型と性格の関係を肯定する(日本語の)論文はすべて不当にリジェクトされる」という主旨の主張から始まったのであって、その立証責任はABOFANさんにあるのです。
その際、清水先生の論文を盾にこの主張をされていますが、さすらいの馬券師さんによる「リジェクトされる論文はたくさんあり、その理由もさまざまなので、清水先生の論文だけを根拠に血液型と性格に関して肯定的な論文はすべて不当にリジェクトされると言い切るのはおかしい」との反論があります。
ふつう、「強い主張」を正当化するためには同様に「強い根拠」が必要だと思われます。今回のABOFANさんの「血液型と性格に肯定的な論文はすべて不当にリジェクトされる」との主張、また、以前からおっしゃっていたその理由としての「心理学界隈の陰謀」はかなり強い主張であるように見えますが、それを正当化するだけの根拠がない(と思われる)のです。個人的には、ちょっと共感する面もあるので残念です。
>では、管理者さん自身の言葉で結構ですので、「効果量・中」の定義をお願いします。
――話が一周したようです。なぜ「私の効果量・中の定義」に、ABOFANさんがこれほどこだわるのか理解できません……。そもそもこの話はABOFANさんが「能見氏のデータにおいて効果量・中がある」との主張をされたため始まったのであって、「私の効果量の定義」は議論とは無関係ですよね。これまでの流れからすると、何とかして揚げ足取りをなさりたいんだろうなぁ、という感想です。
一応、こちらも同じことを書いておきますが、ひとまずこの場では、(水本・木内 2008)を参考に(これも、もともとの出典は(Cohen 1988)などのようですが)、r=0.3程度あれば「中」とするということではいかがでしょうか(以前と同じ提案)。ABOFANさんがどの種類の分析をされるかわかりませんが、同様に、d=0.5程度という感じで。その際、たとえばr=0.25などのデータであれば、データの中身を見ながら要議論ということでどうでしょう。
【現在の話題】
1)「「日本語の論文だけ」が血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる」というABOFANさんの主張とその根拠 
2)「ABOFANが学術・研究活動をおこなわないのは、血液型性格判断に肯定的な論文は、肯定的であるがゆえにリジェクトされるからである」というABOFAN氏自身による表明の説得力
3)能見氏のデータ(『血液型人間学』)における「効果量・中」の提示について
上の回答にて、1)と3)については示しました。
あと、忘れていたのですが重要な話題としてもう一つ、
4)ABOFAN氏が以前から各所で「金澤さんによる~」などと、自身の主張の裏付けとして紹介している金澤正由樹氏(ペンネーム)が同一人物なのではないかという疑惑、指摘がある。また、もしそうであるならば、「金澤さんによる~」などと紹介するのは客観性を装うための自演行為であり、問題であると本サイトは考えている。一方、こうした指摘、批判に対してABOFAN氏は、個人情報保護法に対する違法行為であることを仄めかし、「ABOFAN=金澤正由樹」との暴露を暗にけん制しようとしている。専門家に相談の上、本サイトとしては「ABOFAN氏による自演行為」に対する指摘や批判に違法性はないと判断している(理由は省略)。サイトとしては、良心に基づいてABOFAN氏が何らかの釈明を行ったほうがよいと考えているが、その対応に関するレスポンス。
b366
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、書き忘れました。
>>もしアクセプトされたりすれば、一気に強気に出れるし、たとえリジェクトされたとしても、その理由を公開すれば「ほらみろ、血液型云々に肯定的な論文はそれだけでリジェクトされるのだ~」とか言えますよ(投稿者:AABA,投稿日時:2018/02/28 10:18:32)
>――確かに、おっしゃる通りですね。まったく応援する気はありませんが、ABOFAN氏には科学研究としての手続きを一度きちんと踏んでみてほしいですね。(回答日時:2018/03/14 12:24:11)
――ご参考までに、日本人が書いた肯定的な「英語」の論文は次のとおりです。リジェクトはされていませんが、以前に何回か紹介しても、管理者さんとAABAさんには完全に無視されています。
ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects, Shoko Tsuchimine, Junji Saruwatari, Ayako Kaneda, Norio Yasui-Furukori, Published: May 15, 2015https://doi.org/10.1371/journal.pone.0126983
ひょっとして、外国語ではなく「日本語」の肯定的な論文ではないと認めないということなのでしょうか?
そして、ほぼ確実に今回も無視されると思います(苦笑)。
また繰り返しになりますが、清水先生の論文は次の理由で“リジェクト”されています。
  *  *  *
そして、以前にも紹介しましたが、twitterでは京極先生が、こうおっしゃっています。 https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720
次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu
次は、この論文についての清水武先生のコメントの一部です。
今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。
さて、清水先生の論文の査読者は3人いるようなので、代表的なコメントの一部を紹介します。
[第一査読者のコメント]
(1-1)本調査のような調査データからは「血液型ステレオタイプ」の反映であるという批判を,方法論の上から、永遠に逃れないと思います。
(1-1)血液型研究を調査的手法によって検証?しようというのは出発点として誤っています。
(1-3)そもそも、本研究の「仮説」は何なのでしょうか。血液型(抗原)と何? とが「関係あり」なのか「なし」なのか、最後までわかりませんでした。
[第二査読者のコメント]
(2-3)もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/09/26 22:55:20)
なお、私のこの投稿の上に再掲した部分は“ノーコメント”となっていますので、どうかご確認ください。
失礼しました。
ABOFANさん
>ご参考までに、日本人が書いた肯定的な「英語」の論文は次のとおりです。リジェクトはされていませんが、以前に何回か紹介しても、管理者さんとAABAさんには完全に無視されています。
>ひょっとして、外国語ではなく「日本語」の肯定的な論文ではないと認めないということなのでしょうか?
――話が完全にずれています。別コメントに回答したものを再掲します。いま議論になっているのは以下のことなので、論点を見失わないようにしてください。
この件は、ABOFANさんが「血液型と性格の関係を肯定する(日本語の)論文はすべて不当にリジェクトされる」という主旨の主張から始まったのであって、その立証責任はABOFANさんにあるのです。
その際、清水先生の論文を盾にこの主張をされていますが、さすらいの馬券師さんによる「リジェクトされる論文はたくさんあり、その理由もさまざまなので、清水先生の論文だけを根拠に血液型と性格に関して肯定的な論文はすべて不当にリジェクトされると言い切るのはおかしい」との反論があります。
ふつう、「強い主張」を正当化するためには同様に「強い根拠」が必要だと思われます。今回のABOFANさんの「血液型と性格に肯定的な論文はすべて不当にリジェクトされる」との主張、また、以前からおっしゃっていたその理由としての「心理学界隈の陰謀」はかなり強い主張であるように見えますが、それを正当化するだけの根拠がない(と思われる)のです。
b367
さすらいの馬券師
血液型性格診断
ABOFAN氏から返信がありありましたが、ひどい内容ですね。私が投稿した内容を引用しているのはいいんですが、全く理解できていません。おまけに、「日本語の論文だけ肯定的な論文がリジェクトされる」と被害妄想のような主張をする始末。繰り返しますが、リジェクトされる論文はたくさんあるわけですから、仮に全てリジェクトされていたとしても、正当な理由を元にリジェクトされているのであれば何の問題もありません。ABOFAN氏もこのような主張をするなら、血液型と性格に関して肯定的な論文が、日本では「不当に」かつ「全て」リジェクトされている、という根拠や証拠を示さなければなりません。それを示すことなく断定的に言うのは単なる言いがかりです。また、そのような根拠や証拠があり、不満があるのなら、それを持ってしかるべき場所に訴えるべきでしょう。ここで大した根拠もなく「日本では肯定的な論文はリジェクトされる」と主張し続けるのは、サラリーマンが居酒屋で酒を飲みながらグダグダと上司の愚痴をこぼしているようなものです。
それに、「さすらいの馬券師さん、ご返事ありがとうございます」と言うなら、私の投稿全体を見て欲しいものです(難しいことは書いていないはずなので)。私は「そもそも論文がリジェクトされる云々という話は、指摘し続けて来た問題点の一つに過ぎません」と言っているのに、ABOFAN氏は論文がリジェクトされる云々という部分にだけ執着して議論(?)を展開しています。それ以外の部分はスルーですか?
もう一度聞きますが、ABOFAN氏は、議論をする上で、文章力も読解力も、論理的思考もモラルも必要ない、要点などどうでもいいとお考えですか?そんなに難しい質問ではないと思うので答えて欲しいのですが…。
それから、ABOFAN氏は相変わらず「すみません、爆笑しました」という表現をよく使われていますが、自分自身が笑いのネタに使われていることを少しは自覚したほうがいいですよ。ABOFAN氏は「認められたい願望」が異常に強いようですが、ひょっとすると、幼少期に自尊心を深く傷つけられる経験でもしたんじゃないでしょうか?
ご投稿ありがとうございます。
ABOFAN氏の場合、議論や対話によって何らかの解決に至ることには興味がなく、客観性を装うための自演行為や相手の意見を曲解やねつ造してまでも、「自身の主張が正しく見えればよい」というスタイルで一貫しているようです。氏の論法がまかり通るのは最初の一瞬だけなのでしょうが、「藁人形論法」のように相手の主張を捻じ曲げて伝えるのは、ネット上のコミュニケーションという意味でも問題ですね。
b368
ABO FAN
血液型性格診断
>>ご参考までに、日本人が書いた肯定的な「英語」の論文は次のとおりです。リジェクトはされていませんが、以前に何回か紹介しても、管理者さんとAABAさんには完全に無視されています。
>>ひょっとして、外国語ではなく「日本語」の肯定的な論文ではないと認めないということなのでしょうか?
>――話が完全にずれています。
――完全に予想どおりの反応で、“回答拒否”と判断させていただきます。
>その際、清水先生の論文を盾にこの主張をされていますが、さすらいの馬券師さんによる「リジェクトされる論文はたくさんあり、その理由もさまざまなので、清水先生の論文だけを根拠に血液型と性格に関して肯定的な論文はすべて不当にリジェクトされると言い切るのはおかしい」との反論があります。
――清水先生の論文は、「不当」にリジェクトされているのは明らかです(現在の論点は清水先生の論文が「すべて」です)。しかし、さすらいの馬券師さんが「リジェクトされる論文はたくさんあり、その理由もさまざま」なのであれば、その立責任はさすらいの馬券師さん自身にあるはずですが、まだ示されていません。よって、現時点では血液型と性格の関係を肯定する(日本語の)論文はすべて不当にリジェクトされる」ことは明らかです。
>血液型と性格に関して肯定的な論文が、日本では「不当に」かつ「全て」リジェクトされている、という根拠や証拠を示さなければなりません。それを示すことなく断定的に言うのは単なる言いがかりです。(投稿者:さすらいの馬券師,投稿日時:2018/03/19 15:58:05)
――前述の通り、何回も示しているのですが、毎回無視されています。非常に再現性が高いわけです(苦笑)。
しつこいようですが、清水先生の論文が不当にリジェクトされている根拠を再掲しておきます。
失礼しました。
*  *  *
そして、以前にも紹介しましたが、twitterでは京極先生が、こうおっしゃっています。 https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720
次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu
次は、この論文についての清水武先生のコメントの一部です。
今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。
さて、清水先生の論文の査読者は3人いるようなので、代表的なコメントの一部を紹介します。
[第一査読者のコメント]
(1-1)本調査のような調査データからは「血液型ステレオタイプ」の反映であるという批判を,方法論の上から、永遠に逃れないと思います。
(1-1)血液型研究を調査的手法によって検証?しようというのは出発点として誤っています。
(1-3)そもそも、本研究の「仮説」は何なのでしょうか。血液型(抗原)と何? とが「関係あり」なのか「なし」なのか、最後までわかりませんでした。
[第二査読者のコメント]
(2-3)もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/09/26 22:55:20)
なお、私のこの投稿の上に再掲した部分は“ノーコメント”となっていますので、どうかご確認ください。
失礼しました。
ABOFANさん
>完全に予想どおりの反応で、“回答拒否”と判断させていただきます。
――論点がずれていることをすでに指摘しております。
>現在の論点は清水先生の論文が「すべて」です
――違います。ことの発端は、ABOFANさんが「血液型と性格の関係を肯定する(日本語の)論文はすべて不当にリジェクトされる」という断定をされたことで、その根拠として清水先生の論文を提示されています。そこまではよいのですが、清水先生の論文だけを以てして、「血液型と性格に関して肯定的な論文はすべて不当にリジェクトされる」と断言するのはおかしいと反論しているのです(私、AABAさん、さすらいの馬券師さん)。
>その立責任はさすらいの馬券師さん自身にあるはずですが、まだ示されていません。
――いいえ。主張をしているのはABOFANさんなので、さすらいの馬券師さんに立証責任はありません。責任を転嫁してはいけません。
>前述の通り、何回も示しているのですが、
――清水先生の件しか示していただけておりません。マジメな話をしますが、もしこうしたリジェクトのされ方が清水先生だけではなく、ほかの人に対してもなされているという証拠があれば(≒データがたくさんあれば)、ABOFANさんの主張にも説得力が増します。しかし、清水先生の一件“だけ”からABOFANさんの主張を一般化するのは難しいのではないか、と私やさすらいの馬券師さんは反論しています。
また、清水先生の論文内容を何度も引用されていますがこれもまったくの見当違いで、私もさすらいの馬券師さんも清水先生の論文自体に異論があるわけではなく、ABOFANさんの主張の妥当性・論理性に対して批判しているのです。
ひとまずここまではご理解できますでしょうか?
b369
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
私の知り合いで、AIの研究者で血液型と性格に興味を持っている人がいます。
Fred Wong & Eugenia Wan
Bloody AI Alchemist: The Origin of Happiness is fusion of Blood Type Personality & Artificial Intelligence (English Edition)
まもなく中国語版も出るそうです。
血液型と性格の関連性は非線形なので、AIとは相性がよさそうです。ただし、膨大なデータが必要となるのは、主に予算面でのネックとなりますね。
b370
ABO FAN
血液型性格診断
>>完全に予想どおりの反応で、“回答拒否”と判断させていただきます。
>――論点がずれていることをすでに指摘しております。
――原文の引用がなくて「論点がずれている」というのは、普通は“回答拒否”ではないかと思いますが、この掲示板では違うのかもしれません(苦笑)。
>ことの発端は、ABOFANさんが「血液型と性格の関係を肯定する(日本語の)論文はすべて不当にリジェクトされる」という断定をされたことで、その根拠として清水先生の論文を提示されています。そこまではよいのですが、清水先生の論文だけを以てして、「血液型と性格に関して肯定的な論文はすべて不当にリジェクトされる」と断言するのはおかしいと反論しているのです(私、AABAさん、さすらいの馬券師さん)。
――以前にも指摘しましたが、リジェクトされるのは日本だけだから、非常にローカルな現象と言えます。繰り返しますが、査読を通った日本語の論文では、肯定的なものはただの1件も発見できませんでした。よって、「査読を通った日本語の論文で肯定的」なものが示されない限り、管理者さん、AABAさん、さすらいの馬券師さんは誤りで、私の説は正しいことになります。
>>その立責任はさすらいの馬券師さん自身にあるはずですが、まだ示されていません。
>――いいえ。主張をしているのはABOFANさんなので、さすらいの馬券師さんに立証責任はありません。責任を転嫁してはいけません。
――では、どうか「査読を通った日本語の論文で肯定的」なものをお示しください。
>しかし、清水先生の一件“だけ”からABOFANさんの主張を一般化するのは難しいのではないか、と私やさすらいの馬券師さんは反論しています。
――では、清水先生の論文は、「不当にリジェクトされた」という私の説には同意されたと判断します。
しつこいようですが、どうか「査読を通った日本語の論文で肯定的」なものをお示しください。
よろしくお願いします。
大変失礼しました。
ABOFANさん
>原文の引用がなくて「論点がずれている」というのは、
――それはこちらのセリフです。どの部分が“回答拒否”なのか、また、“何をどのように答えてほしいのか”お示しください。その過程で、論点がずれているのであればこちらも指摘しますから。
>よって、「査読を通った日本語の論文で肯定的」なものが示されない限り、管理者さん、AABAさん、さすらいの馬券師さんは誤りで、私の説は正しいことになります。
――なりません。ABOFANさんの主張にはあなたの価値判断が含まれているからです。
たとえば、「(能見氏の言説を背景とする)血液型と性格について肯定的な実証データは報告されていない」ということでしたら、おそらく事実でしょう。これには、ABOFANさんも異論ないかと思います(「肯定的なものはただの1件も発見できませんでした。」とおっしゃっていますし)。
しかし、ABOFANさんの主張の問題は「その理由は~」と続くところにあります。つまり、「その理由は、血液型と性格に肯定的であるがゆえにリジェクトされるからである」という、この部分に対して批判を行っているのです。
具体的には、この「血液型と性格に肯定的であるがゆえにリジェクトされる」という部分の根拠として清水先生の論文を挙げられていますが、そのデータのみでは不十分なのではないか、という反論を我々はしているのです。清水先生による1本の質的調査の論文データ、そこに登場する日本の心理学における一学会の3人の査読者だけでは、ABOFANさんがおっしゃる強い主張を支えるにはサンプル不足だということです。
「いや、清水先生の論文だけでこの主張は十分一般化できる!」というお考えなのでしたら、それはもう私たちから言えることは何もありませんので、どうかそれを学術的な場でなさってください。清水先生のデータのみを以てABOFANさんの主張を学会・論文等の正統な手続きによって認められてきてください。仮に学術的に正当化されたのなら、あの時の私たちの批判は誤っていた、となりますから。
ご理解いただけましたでしょうか?
議論の方向性をまとめますが、「査読を通った日本語の論文で肯定的」なものを我々が示す必要は全然なく、むしろ示さなければならないのは、「血液型と性格に肯定的であるがゆえにリジェクトされる」を裏付けるより強力な根拠です。
繰り返しますが、現在の焦点はABOFANさんの主張の根拠の希薄性についてであって、それに対する反証を示さなければならないのはABOFANさん自身です。
b371
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
さて、さっきこんな内容のメールが来ました。「公開不可」とは書いていないし、ニセ科学批判のある種の典型としてここで公開することにします。
―――――
ハンドル : ABOFANは詐欺師
メッセージ : ABOFANの言論の原動力は能見への信仰
能見に騙されていることに気づかず、能見の詐欺に加担する
科学者との対話にモラルや誠意のカケラもないのは
能見教祖様を否定した科学者は信用に値しないと思いたいから
必死に自分を騙してるんだね
科学により暴かれた詐欺のトリックを認めたくないんだね
何となく気持ちはわかるよ
可哀想だとは思うんだけどさ
―――――
少し詩的でいい文章です。
が、しかし、同じ投稿者からと思われる別のメールもあるのですが、こちらは公開に耐えられない(ヘイト?)メッセージと思われますので省略します(苦笑)。
ここで興味を引くのは、「科学者との対話にモラルや誠意のカケラもない」というフレーズです。科学的な事実は、もともと「モラルや誠意」とは直接関係ないので、意味は理解不能です。
もちろん、全く関係ないとまでは言いません。しかし、極論となりますが、犯罪者の言葉が科学的に正しいこともあるし、善人が間違っていることもあるわけです。だから、「モラルや誠意」と科学は(基本的に)関係がないのです。
そしてまた、「科学により暴かれた詐欺のトリック」も、具体的な指摘がないので何が何だかわかりません。
ただし、この文章を書いた人が、例えば“純粋文系”の大学生だとすると、意味は簡単に理解できます。
ズバリ“科学者”は、絶対的な善人で必ず正しいということです(まるで冗談のようですが・笑)。
私のようにいい年の人は、昔の特撮・アニメの善玉科学者の決め台詞、「私は正義の科学者だ!」(笑)をつい思い出してしまいます。
もちろん、現実には、「正義の科学者」もいるし、「悪の科学者」もいるわけです。それに、科学は絶対に正しいわけではありません。なぜなら、昔の科学的常識が現在では否定されることも少なくないからです。
そうなると、上の文章は「科学」とは直接の関係はなく、科学をどんな「価値観」として受け入れるかという問題に帰着します。
科学は「絶対善」だという発想は、基本的に宗教的・イデオロギー的なもので、日本人の伝統から言うと「朱子学」になります。
朱子学というのは、善悪や上下関係を厳しく追及する学問なので、前述の「私は正義の科学者だ!」という台詞は、朱子学的な文脈で解釈すると、感覚的にもぴったりきます。
上の「ABOFANは詐欺師」さんの言葉も、そういう意味では、私は(科学者ではなく)朱子学者だという“信仰”の告白だとすると、全く違和感がないですね。たとえ、統計や英語が理解できず、科学的説明が理解できなくとも、“信仰”の告白だから全く問題ありません。言うまでもなく、“信仰”と科学とは直接の関係はありません。
余談ですが、科学的なことをどこまでも追求する情熱は、科学では説明できず、どらちかというと宗教的なものでしょう。
失礼しました。
ABOFANさん
興味深いコメント感謝いたします。
>現実には、「正義の科学者」もいるし、「悪の科学者」もいるわけです。それに、科学は絶対に正しいわけではありません。なぜなら、昔の科学的常識が現在では否定されることも少なくないからです。
――同感ですね。このメールの送り主が大学生かどうかは私にはわかりませんが、科学者に付随するイメージについて、(研究者ですら)割とステレオタイプな像を前提としている報告は多いと感じています。
科学に関するコミュニケーション全般でいえば、「科学者対市民」「専門家対非専門家」という二項対立で括られることが(特に日本では)顕著で、それが先のようなステレオタイプ像を下支えしているのではないかなぁと思っていたりします。
b372
ABOFANの心の声
血液型性格診断
金澤正由樹名義の英語の本を書いてやったぜ。詳しくは私のブログを見るのだ。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-04-08#more
「Blood Type and Personality 3.0」だぜ。かっこいいだろう。
...とはいっても、やっぱり自費出版だけどな。でもちゃんと一応は出版社から出てるんだぜ。すごいだろ~。ほめてくれてもいいよ。
b373
ABO FAN
血液型性格診断
この血液型性格診断の掲示板では、4月9日付けの私の投稿が、なぜか過去のものより先に掲載されました。
4月4日から5日付の次の私の投稿は、現在(4/17 22:20)掲載されていないのですが、何かのミスなのでしょうか?
・水素水 4/4付 1件
・マイナスイオン 4/4付 1件
・血液型性格診断 4/5-6付 3件
日付が新しい方が投稿が先に掲載されるというケースは、過去にもたまにありましたが、今回のように過去の投稿の大半が掲載されないというの経験は初めてです。
更に不思議なのは、血液型性格診断の掲示板では、4月14日付の他の方の投稿は掲載されているのに、それより前の私の大部分の投稿は(なぜか?)2週間近くたっても掲載されていないのです。
作業ミスなのか、あるいはシステムが不調なのか、それとも別の理由があるのか…。
ちょっと不思議です。
ちなみに、全掲示板で4月4日以降の投稿が現在(4/17 22:20)掲載されているかどうか調べてみた結果は次の通りです。
・コエンザイムQ10 4/10付 1件
・鍼灸 4/13付 1件
・デトックス 4/14付 1件
・血液型性格診断 4/4-9付 2件(私の投稿)
・ワクチン有害説 4/4付 1件
私の投稿で未掲載のものは、上に書いたように5件であり、7件中5件が未掲載となるので、偶然ではなく何らかの理由があるということなのでしょうか?
ABOFANさん
>なぜか過去のものより先に掲載されました。
――現在、寄せられているコメント過多の状態で、回答前に情報調査したほうがよいコメントや回答に時間のかかりそうなコメントは後回しにしているのです。おそらく今日~明日中にはすべてのコメントを掲載できると思いますが、もうしばらくお待ちください。
先のコメントで説明しておけばよかったですね。
b374
ABO FAN
血液型性格診断
>――それはこちらのセリフです。どの部分が“回答拒否”なのか、また、“何をどのように答えてほしいのか”お示しください。その過程で、論点がずれているのであればこちらも指摘しますから。
――すみません、爆笑しました。あまりにも“回答拒否”が多すぎる(というかほとんどなのですが・苦笑)ので数え切れません。では、最近ものを1つだけお尋ねします(効果量もそうなのですが、ここでは省略します)。
【私の質問】
>>正確には、「日本語の論文だけ」が血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされています。
>――ですから、何を根拠に「全て」と言い切れるのですか?
――では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/03/17 17:22:57)
【管理者さんの回答】
>では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?
――いや、立証責任を転嫁されてはいけません。この件は、ABOFANさんが「血液型と性格の関係を肯定する(日本語の)論文はすべて不当にリジェクトされる」という主旨の主張から始まったのであって、その立証責任はABOFANさんにあるのです。(以下略)
(回答日時:2018/03/20 16:05:23)
【引用終了】
>たとえば、「(能見氏の言説を背景とする)血液型と性格について肯定的な実証データは報告されていない」ということでしたら、おそらく事実でしょう。これには、ABOFANさんも異論ないかと思います(「肯定的なものはただの1件も発見できませんでした。」とおっしゃっていますし)
――すみません、またまた爆笑しました。どうしても回答したくないというなら無理強いはしませんが、事実を無視するのはいかがなものでしょうか…。
「リジェクト」されているのは、日本語(正確には日本人の査読があるもの)の場合だけです。外国語の論文や、日本語でも査読がない論文は必ずしもリジェクトされていません。極めて日本ローカルな現象なわけです。普通なら、この現象は、査読で「不当」にリジェクトされていると推測してもおかしくしないでしょう。
というのは、血液型性格診断は欧米ではほとんどなく、極めて日本ローカルな現象(だから間違っている)とよく言われているからです。日本ローカルな現象だから…というのは、ヘイトっぽくてイヤなのですが、同じ人で肯定・否定の結論が逆になるのはおかしいと思います。
失礼しました。
ABOFANさん
わかりました。まず、初めの件から「回答」しますね。
これまで何度も説明している通り、ABOFANさんの主張である「血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる」に対して、私が、「何を根拠に「全て」と言い切れるのですか?」と投げかけています。それに対して、ABOFANさんから
>「では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?」
との反応をいただきましたが、「これは回答になっていないですよね?」という意味で「説明責任を転嫁させてはいけません」と回答しているのです。
もう何度も何度も説明していますが、おそらくABOFANさんは理解されていないのでしょうね。もう一度流れを簡単に書きます。
ABOFAN「血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる!」
私「何を根拠に「すべてリジェクトされる」と言い切れるのですか?」
ABOFAN「では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?」
こういう流れなわけです。これ、会話になっていないですよね?というか、まずABOFANさんのほうが“先に”回答拒否されていますよね?ご理解いただけますでしょうか。
また、これももう10回目くらいですが、論点は「ABOFANさんの主張の妥当性」なので、ABOFANさんに根拠を提示する責任が生じるのです。そもそも「リジェクトされていない肯定的な論文を教える」などと、私は表明していませんし。
繰り返しますが、この件で回答拒否をされているのはABOFANさんのほうですよ苦笑。
かなり丁寧に説明したつもりですが、たぶんご理解されないでしょうね……。
>普通なら、この現象は、査読で「不当」にリジェクトされていると推測してもおかしくしないでしょう。
――まぁ「推測」の程度なら自由ですが、あなたは客観的事実であるかのように言い切っていますからね苦笑。なので、さすらいの馬券師さんやAABAさんも反論したのですよ。
b375
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
日頃から日本語以外での情報提供の強化の必要性を痛感しているので、英語版の内容を大幅に見直して強化しました。
たぶん、日本語サイトよりシンプルなだけわかりやすいと思います(苦笑)。
ttps://abofan-global.jimdo.com/home/explanation/
b376
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。今回は、英語のデータベースにない(ローカルな?)研究を紹介します。なぜかイランとインドが多いですね。
【イラン】
学生140人を対象とした研究では、顕著な差が出たそうです。良識性CはA型が高くB型が低いのとのこと。→Ahmadi, E. et al. (2013) The Relationship between Iranian Undergraduate Learners' Blood Type and Their Personality.
学生200人に心配性かどうか調査したところ、男女差はあったが血液型による差はなかったとのこと。→Seyedeh Zeynab Molaei Zadeh et al. (2015) The Relationship between Blood Type A and Anxiety in the Students of Dezful Learning Center.
集団への参加意欲はA>O>AB>Bの順だという結果が発表されています。確かにこれには納得できますね。→Narges Alizadeh et al. (2013) Personality psychological strategy in the management of productivity.
【インド】
450人の学生を調べたところ、学業成績に血液型による差はなかったとのこと。男女差はあったそうなのですが、どうなんですかね。→B. Anandarajan et al. (2015) Correlation of academic scores with blood group.
A型とO型が心配性とのことです。サンプルは学生400人です。→Senthamil Selvi K et al. (2017) Relation Between Blood Group and Mood Changes.
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ABO FAN
血液型性格診断
>>>これまで何度も説明している通り、ABOFANさんの主張である「血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる」に対して、私が、「何を根拠に「全て」と言い切れるのですか?」と投げかけています。それに対して、ABOFANさんから
>>「では、リジェクトされていない日本語の「肯定的」な論文を教えていただけますか?」
>との反応をいただきましたが、「これは回答になっていないですよね?」という意味で「説明責任を転嫁させてはいけません」と回答しているのです。
――すみません、この文章を本気で書いているのか、あるいはポジショントークなのかわかりませんが、仮に前者だとすると、管理者さんは論理学を全然理解していないことになるはずですが、本当にいいのですか?
念のため、(日本語で査読がある)「血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる」に反論するのは極めて簡単で、その反証である「血液型と性格の関係について肯定的な論文」を1例でもいいから挙げればいいわけです。
実は私も自分自身に反論したくて一生懸命探したのですが、日本語で査読をパスした肯定的な論文は「ただの1つも」見つかりませんでした(故・古川教授など戦前のものは除きます)。
管理者さんも私も日本語で査読付きの肯定的な論文が見つけられないとすると、現時点では(命題である)「血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる」は正しいことになります。
それがなぜ、「説明責任を転嫁させてはいけません」とおっしゃるのか、正直私には全く理解できません。
よろしいでしょうか?
ABOFANさん
>「説明責任を転嫁させてはいけません」とおっしゃるのか、正直私には全く理解できません。
――本当に、ご理解できないのですね。
これは深刻です。
もう最後にしますが、ABOFANさんの主張の問題は「血液型と性格の関係について肯定的な論文は全てリジェクトされる」について「肯定的であるがゆえに不当に」という価値判断を含めてしまっている点にあります。
これが唯一最大の問題なのです。
これを主張されるのでしたら最低限、
「血液型性格に肯定的な論文が投稿された母数」と
「血液型性格に否定的な論文が投稿された母数」を算出し、
それぞれの
アクセプト数/リジェクト数を「統計的に」提示していただかなければなりません。しかもこれでさえ、「不当に」という要件を十分に満たしているとはいえませんし。。。
しかし現状、これらのどの統計的数字もお示しいただけていないばかりか、「実は私も自分自身に反論したくて一生懸命探したのですが」や「故・古川教授など戦前のものは除きます」などの自分ルール全開なので、お話にならないわけです。
いつも「煽りコメント」をされているように、どうか「統計的に」お示しください。お待ちしております。
また、ずっとお返事がないようですが、ABOFANと金澤正由樹という二つのペンネームを別人格のように扱う「自演」の問題も解決しておりません。
以前から言っていますが、ABOFANさんの目的は単に「かまって」ほしいだけのようですので、どうかもうご自身のHPにお帰りください。
そこではABOFANさんもご自由に自分の言いたいことを言えますし、このコメント欄のように、あなたをバカにしたり批判したりする人もいませんから。
b378
AABA
血液型性格診断
【ABOFANによるフェルマーの最終定理の証明】
ABOFAN「x^n + y^n = z^nが成り立つx, y, z, nはn > 2の場合には全く存在しない」
数学者「本当に*全く*存在しないの?」
ABOFAN「じゃあ、反例を示してよ」
数学者「立証責任は主張する側にあるでしょ?」
ABOFAN「示せないのなら証明終了だ。私は三百年の難問を解いた!」
…これが正しいと言ってるんですから、おめでたいですねえ。
フェルマーさんもびっくり。
ちなみに、フェルマーさんのこの定理の証明はフェルマー自身によってではなく、いろんな人の努力によって最終的には解決されたんですが、それは、フェルマーさんの主張なら真面目に検討する価値があるだろうと考えた人がいたからです。
ABOFANの主張については…立証は自分でやるしかないですよね。(そんな実績とか人徳とか…ないでしょ? (自費出版の本はあるようですが))
よくわかります。
ABOFAN氏の場合、とにかくいちゃもんを“つけたい”ことが先行しているため、確たる主張のないままなのですよね。なので説明を求めても、お答えいただけないことが多いように思います。
最近は、「荒らし」にしか見えないコメントを「マイナスイオン」や「水素水」ページにも投稿されて、ちょっと野放しにしすぎかな、と思っています。
氏のコメントはとにかく長く、内容も読むべきものがほとんどないため、ただただコメント欄を見にくくしているだけなので。。。
b379
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。次のツイートには、18件のリツイート 31件のいいね が付いています。
【引用開始】
PsycheRadio @marxindo
「その土地の気候で性格が決まる」くらいの効果の大きさでよければ「血液型と性格は関係がある」というデータが出てくることはきっとあると思うのラジよね。
ABO FAN @ABOFAN
ABO FANさんがPsycheRadioをリツイートしました
既に出ています。例えばこれです。 https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/ また血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した。
16:54 - 2018年5月6日
https://twitter.com/ABOFAN/status/993036232186724352
【引用終了】
参考までに、
インプレッション 16,338
エンゲージメント総数 425
リンクのクリック数 266
プロフィールのクリック数 63
詳細のクリック数 47
いいね 31
リツイート 18
となっています。
この後に、私のサイトにT大とかK大のアクセス履歴が残っていました。
b380
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
武田知弘氏の新著「本当はスゴイ! 血液型」が5月22日に発売されることになりました。
統計的をベースに組み立てているようです。正直、かなり期待しています。
以下はAmazonの内容紹介からです。
サッカー日本代表にB型はいない!
そしてプロ野球歴代強打者にA型はいない
【血液型は人類最強のビッグデータだ! 】
統計を取ったら分かった
「血液型と人の性格」の不思議
第1章 ◎血液型性格診断とはなにか?
第2章 ◎ホームランバッターにA型がいないプロ野球の不思議
第3章 ◎サッカー日本代表にB型がいない不思議
第4章 ◎B型が強いゴルフと女子スポーツにおける血液型の影響
第5章 ◎B型のボケが大成する漫才と人気漫画家の血液型
第6章 ◎離婚しやすい男女の相性の不思議
第7章 ◎自殺者が多い血液型と精神医学、心理学の将来
―――――――――――――――
ここまで異常値が出ているのに、
まだ偶然として黙殺を続ける
精神医学会や心理学会は
既得権益を守るために
必死に抵抗しているだけである
―――――――――――――――
b381
ABO FAN
血液型性格診断
私の2つの高校レベルの「論理学」や「量子力学」の解説
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/04/30 09:48:42)
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/04/30 21:39:03)
について何のコメントもない以上、この掲示板が大学理系の教養レベルに達していないことは事実と認定するしかないのではないでしょうか?
違いますか?
>アクセプト数/リジェクト数を「統計的に」提示していただかなければなりません。
――すみません、爆笑しました。この質問がおかしいことは自明なのですが、ひょっとして冗談で書いているのでしょうか?
「本サイトの評定記述は私の一存で勝手に書いているのではない」としても、あるいは投稿に対する回答はそうでないのでしょうか?
そうだとするなら、以前の効果量の件から言っても、何の不思議もありませんが…。
失礼しました。
ABOFANさん
>この質問がおかしいことは自明なのですが、ひょっとして冗談で書いているのでしょうか?
――いやいや、立証しなければならないのはABOFANさんなので、爆笑していてはいけませんよ。繰り返しますが、最低限、
①「血液型と性格の関係について肯定的な論文は、肯定的であるがゆえに全て不当にリジェクトされる」について(ABOFAN氏の主張)、
②「血液型性格に肯定的な論文が投稿された母数」と「血液型性格に否定的な論文が投稿された母数」を算出し、
③それぞれのアクセプト数/リジェクト数を「統計的に」提示してください。
また、アドバイスですが、肯定/否定、アクセプト/リジェクトを四分割して考えるとわかりやすいですよ。
お待ちしていますので、よろしくお願いいたします。
また、無視されていますが、ABOFANと金澤正由樹という二つのペンネームを別人格のように扱う、自演行為の問題についてもきちんとご回答ください。
b382
ABO FAN
血液型性格診断
連投すみません。フェルマーの定理の「証明」については、(水素水のところに書いたアレフ・ゼロなんかより)こちらのブログの記事の方が分かりやすいですね。
kkyamasita's blog 数学的証明と科学的証明 http://kkyamasita.hatenadiary.jp/entry/20060609/1149806819
・数学的証明(フェルマーの定理の証明)
一度証明された定理は永遠に真である。数学における証明は絶対なのだ。
・科学的証明(統計)
いわゆる科学的証明は観察と知覚をよりどころにしているが、そのどちらもが誤りをまぬがれず、そこから得られるものは真実の近似でしかないのである。
現在までの肯定的な論文は査読で全てリジェクトされる…が、どちらに当てはまるかは言うまでもないでしょう。
b383
通りすがり
血液型性格診断
これまでの遣り取りをふまえて言えば、ABO FAN氏は、英語で血液型と性格に関する論文を書き、海外の学会なり学術雑誌なりに投稿すべきだと思います。英検1級を持っていらっしゃるようですし、血液型に関し、宗教的なほどの科学的探究心をお持ちと自分でおっしゃっていますから。
まともな論文も書かずに、日本の心理学会が不当にリジェクトしているなどという話を延々と続けても、いちゃもんにしか見えません。実際、話が噛み合っていませんし。
清水氏は、少なくとも自分で学術論文を書くという行動をとっています。学会批判は、そうした上で、すべきです。
ご投稿ありがとうございます。
ご意見感謝いたします。(別にいただいた非掲載コメントを含め)論点を明確に捉えておられると思います。
ABOFAN氏とは、もう3年ほどやり取りを続けていますが、多くは不毛な議論に終わっている状態です。ただ、こうしたコメント欄の運営上の注意点など、教訓となる情報も得られていると感じていますが。
b384
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、半角の不等号が文字化けしたようですので、お手数ですが直前の投稿と差し替えをお願いします。
>「血液型性格に肯定的な論文が投稿された母数」と「血液型性格に否定的な論文が投稿された母数」を算出し、
――すみません、前者はどのような調査をすれば、正しい「母数」と認めていただけるのでしょうか? 検察か警察が家宅捜索でもしないと調査できないと思いますが?(苦笑)
通りすがりさん
>これまでの遣り取りをふまえて言えば、ABO FAN氏は、英語で血液型と性格に関する論文を書き、海外の学会なり学術雑誌なりに投稿すべきだと思います。
――ご親切なアドバイスありがとうございます。いずれにせよ、英語での情報発信は強化していこうと考えているところですし、実際に努力しているところです。
>まともな論文も書かずに、日本の心理学会が不当にリジェクトしているなどという話を延々と続けても、いちゃもんにしか見えません。実際、話が噛み合っていませんし。
>清水氏は、少なくとも自分で学術論文を書くという行動をとっています。学会批判は、そうした上で、すべきです。
――??? 清水先生の論文は「不当」にリジェクトされましたし、先生自身も他の多くの方もそうおっしゃって「学会批判」をしているのですが? どういうわけか、管理者さんとAABAさんは、この件については沈黙を守っているようです。
――☆――☆――☆――☆――
なお、以前に紹介した、武田知弘氏の新著「本当はスゴイ! 血液型」の販売が好調のようですで、参考までに紹介させていただきます。
〇Amazon 売れ筋ランキング: 5/28 22:10
 本 - 2,012位 / 142位 ─ 本 > 人文・思想 > 心理学 (2000位だと1日20冊程度)
〇紀伊国屋書店 売れている順 5/28 22:00
 和書 > 教養 > 雑学・知識 > 雑学 10位 (ウェブストア在庫 5/27:116冊→5/28:106冊)
〇hontoランキング(24時間) 5/28 22:00
 本>趣味・ホビー>雑学 6位
〇楽天ブックスランキング情報
 週間ランキング(2018年05月21日 - 2018年05月27日)
  本:第4235位(↑) > 人文・思想・社会:第1252位(↑) > 心理学:第134位(↑) > 心理学:第52位(↑)
 日別ランキング(2018年05月27日)
  本:第1433位(↓) > 人文・思想・社会:第434位(↑) > 心理学:第48位(↓) > 心理学:第20位(↓)
〇omni7 5/28 22:10
 本・コミック:-位 > 文学・小説:-位 > 雑学・知識:21位
ABOFANさん
>すみません、前者はどのような調査をすれば、正しい「母数」と認めていただけるのでしょうか? 検察か警察が家宅捜索でもしないと調査できないと思いますが?(苦笑)
――ええ。ですから、ABOFANさんの主張をデータで裏付けるのは難しいのです。しかし、「不当に」「すべて」などとおっしゃっているのはABOFANさんですから、最低でもこれくらいのデータを用意していただかないと、お話にならないのですね。
b385
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、肝心なことを書き忘れました。
通りすがりさん
>これまでの遣り取りをふまえて言えば、ABO FAN氏は、英語で血液型と性格に関する論文を書き、海外の学会なり学術雑誌なりに投稿すべきだと思います。
――これは全くムダな努力です。というのは、過去に結構なインパクトファクターの英語論文(肯定的なもの)を複数紹介しても、この掲示板ではすべて無視されているからです。よろしければ、その理由をご教示ください。一例ですが、
Sakamoto, A., & Yamazaki, K. (2004) Blood-typical personality stereotypes and self-fulfilling prophecy: A natural experiment with time-series data of 1978-1988. Progress in Asian Social Psychology, 4, 239-262.【2004年】
→This indicates that blood-typical personality stereotypes actually influenced the personalities... このことは、血液型ステレオタイプは現実に個人の性格に影響していることを示している...
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpsy/advpub/0/advpub_85.13016/_article/references
Beom Jun Kim, Dong Myeong Lee, Sung Hun Lee and Wan-Suk Gim. (2007). Blood-type distribution; Physica A: Statistical and Theoretical Physics 373( 1), 533-540 【2007年】
→ A psychological implication for the case of B-type males is also suggested as an effect of a distorted implicit personality theory affected by recent popularity of characterizing a human personality by blood types.
[大意]MBTI検査では、ただ1つB型男性を除いては血液型による差がなかった[=B型男性には血液型本に言われているとおりの差が出た]。これは、血液型ブームによる歪みが現れたものと考えられる。
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0378437106006327
Donna K. Hobgood. (2011). Personality traits of aggression-submissiveness and perfectionism associate with ABO blood groups through catecholamine activities. 【2011年】
https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0306987711002106
また、清水先生の論文が不当にリジェクトされている根拠を再掲しておきます。
*  *  *
そして、以前にも紹介しましたが、twitterでは京極先生が、こうおっしゃっています。 https://twitter.com/makver2/status/64457181021470720
次の「清水武 2011 心理学は何故,血液型性格関連説を受け入れ難いのか 学会誌査読コメントをテクストとした質的研究 構造構成主義研究5 92-115」は学会の通説と異なる結果を、査読という閉鎖空間で否定する査読者の言説を分析してます http://amzn.to/mmalZu
次は、この論文についての清水武先生のコメントの一部です。
今後の研究論文は,関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。
さて、清水先生の論文の査読者は3人いるようなので、代表的なコメントの一部を紹介します。
[第一査読者のコメント]
(1-1)本調査のような調査データからは「血液型ステレオタイプ」の反映であるという批判を,方法論の上から、永遠に逃れないと思います。
(1-1)血液型研究を調査的手法によって検証?しようというのは出発点として誤っています。
(1-3)そもそも、本研究の「仮説」は何なのでしょうか。血液型(抗原)と何? とが「関係あり」なのか「なし」なのか、最後までわかりませんでした。
[第二査読者のコメント]
(2-3)もちろん,血液型と性格を否定的に論じる現状が間違っており,著者の主張が正しい場合もある。アインシュタインの相対性理論の論文がレフリーペーパーにならなかったように,正しい論文が正当に評価されずに掲載されない可能性もある。しかし,この論文は(仮に正しいとしても)現在の●●が掲載を認めるものではないと思われる。(●●は学会名)(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2017/09/26 22:55:20)
なお、私のこの投稿の上に再掲した部分は“ノーコメント”となっていますので、どうかご確認ください。
ABOFANさん
通りすがりさんの指摘は、「ABO FAN氏は、英語で血液型と性格に関する論文を書き、海外の学会なり学術雑誌なりに投稿すべきだと思います」ですので、
>これは全くムダな努力です。というのは、過去に結構なインパクトファクターの英語論文(肯定的なもの)を複数紹介しても、この掲示板ではすべて無視されているからです。
――人の研究を紹介することは、指摘に応えたことにはなりません。まぁ、これまでの経緯を鑑みると、“あえて”やっているのだとわかりますが。我々も何度も指摘していますが、ABOFANさんがご自身で研究を行うべきだと思いますよ。あなたの各々の主張を正当化なさりたいのであればですが。
b386
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
以前に、文教大学(研究当時は長崎大学)の長島雅裕先生の「科研費」の研究成果報告書について紹介しました。概要は次の通りです。
武藤浩二・長島雅裕ほか 2012年
教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究 2011年度科研費報告書
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/
→血液型による違いが統計的に明確に有意であることが示された。
しかし、この報告書には、なぜか調査人数と調査年数が明記されていません。確か、管理者さんから、どうしてもその理由を知りたいなら、直接長島先生ご本人に問い合わせてみてはどうかとのアドバイスをいただいたので、実際に問い合わせてみた結果をご紹介します。
なお、基本的に、メールを許可なく公開するのはマナー違反なのですが、「科研費」の研究成果報告書(元は税金)についての質疑応答に限定した内容なら、学術研究そのものだと判断し、「血液型と性格」の研究が進むことを期待しつつ公開することとさせていただきます。
〇私の質問
長島先生は、「血液型と性格」について、
1) 「理科の探検」(2015年4月号)科学教育教材としての「血液型性格判断」
2) 文教大学での講義「疑似科学とのつきあいかた」(2013/4/17 血液型と性格)
http://phys.koshigaya.bunkyo.ac.jp/~masa/lecture/pseudoscience/slide130417.pdf
で懐疑的な考えを述べられています。
1) 2)の両方では、血液型と性格に否定的な根拠として、松井豊先生の研究(1991年)のみを紹介しています。
なぜか、統計的に有意な差があったとある、坂元・山崎先生(1991年)や、長島先生ご自身の科研費研究成果報告書(2012年)は全く紹介されていませんが、何か理由あるのでしょうか?
〇長島先生の回答(要約)
スペースの関係で紹介できない
〇私の独り言
「理科の探検」(2015年4月号)は丸々6ページの記事ですので、スペースがないという理由は非常に考えにくいです。また、自ら行った「科研費」の研究成果を自分の授業で一言も触れないというのも常識的には考えられません。そもそも、この掲示板にも目立つように大きく「科研費」のバナーがあります。
*  *  *
次は、調査人数と年数を公表できない理由です。
〇私の質問
長島先生の研究では、トータルの人数と、「はい」「いいえ」と回答した人数は確定しているわけで、失礼な言い方をお許しいただくと(率直に申し上げて)これらの数字を公開できない理由が理解できないのですが…。
〇長島先生の回答(要約)
「社会的影響が大きい」と予想されるため、きちんとした形になるまでは公表しない。
〇私の独り言
「社会的影響が大きい」とは具体的にどういうことなのでしょう?
*  *  *
そこで、「社会的影響が大きい」とは具体的にどういうことか質問してみました。
〇私の質問
「社会的影響が大きい」とは具体的にどういう意味でしょうか?
1. 統計的に相関が見られた
2. 統計的に相関が見られない
1. は、既に研究成果報告書のアブストラクトと本文にそう書いてあるのですから、「社会的影響が大きい」ことはありえません(パーソナリティ心理学的な見解とも一致します)。
2. だとすると(そもそも研究成果報告書を否定することになるので、これもおかしいのですが…)、これは心理学者の大多数の見解ですから、やはり「社会的影響が大きい」ことはありえません。
よくわからないのですが、仮に無理に1.と解釈すると、2004年にBPOの「要望」が出されるまでは一般的にはそう信じられていたのですから、やはり「社会的影響が大きい」ことはありえません。
あるいは、
3. サンプルが以前の調査に比べて膨大
ということなのでしょうか?
ただ、これも、2004年にBPOの「要望」が出されるまでは一般的にはそう信じられていたのですから、やはり「社会的影響が大きい」ことはありえません。
この先生の文章は、具体的にどう解釈すればよろしいのでしょうか?
何か別の意味があるのでしょうか?
〇長島先生の回答(要約)
(2週間以上経過するも回答なし)
〇私の独り言
突然回答が来なくなるという「いつも」のパターンですかね…。
意地悪く考えると、数十万人のデータで「血液型による違いが統計的に明確に有意であることが示された」ということになると、「社会的影響が大きい」から、たとえ科研費の研究(元は税金です)でも結果を公開しないということなのでしょうか?
そうだとすると、日本語の「査読付き」の論文で肯定的なものが皆無であることや、清水先生の論文が「不当」にリジェクトされているのは、ほとんど全員の研究者が肯定的な論文が正しいとなってしまうと「社会的影響が大きい」(「事実」より優先度が高い)と考えているからだということになります。
あるいは、これは考えすぎということなのでしょうか?
b387
ABO FAN
血液型性格診断
通りすがりさんへ
参考までに、IFが結構高い学術誌(英語)の肯定的な論文を紹介したときのやりとりの抜粋です。
この掲示板では完全に無視されていることがおわかりいただけるかと思います。
*  *  *
――ご参考までに、日本人が書いた肯定的な「英語」の論文は次のとおりです。リジェクトはされていませんが、以前に何回か紹介しても、管理者さんとAABAさんには完全に無視されています。
ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects, Shoko Tsuchimine, Junji Saruwatari, Ayako Kaneda, Norio Yasui-Furukori, Published: May 15, 2015https://doi.org/10.1371/journal.pone.0126983
ひょっとして、外国語ではなく「日本語」の肯定的な論文ではないと認めないということなのでしょうか?
そして、ほぼ確実に今回も無視されると思います(苦笑)。
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/03/17 19:50:47)
*  *  *
ABOFANさん
>ご参考までに、日本人が書いた肯定的な「英語」の論文は次のとおりです。リジェクトはされていませんが、以前に何回か紹介しても、管理者さんとAABAさんには完全に無視されています。
>ひょっとして、外国語ではなく「日本語」の肯定的な論文ではないと認めないということなのでしょうか?
――話が完全にずれています。別コメントに回答したものを再掲します。いま議論になっているのは以下のことなので、論点を見失わないようにしてください。
(回答日時:2018/03/20 15:59:11)
b388
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
武田知弘さんの新著「本当はスゴイ!血液型 統計から新事実が見えてきた」をめぐって現在論争になっています。
主な論点は、第3章「サッカー日本代表にB型がいない不思議」です。
〇五本木クリニック院長ブログ
ハズレました、サッカー日本代表にB型がいない説→今年はB型の選手がW杯代表に入っています!! https://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=25139
〇血液型と性格の関係 - ABO FAN Blog
五本木クリニック院長ブログでの事実誤認 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-06-02-1
b389
ABO FAN
血液型性格診断
今回も情報提供です。
まずは、私のブログです。
〇季刊 理科の探検 2015年4月号 特集「ニセ科学を斬る!リターンズ」の間違い《2018年版》 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-06-04
先日紹介した文教大の長島先生が5月31日に実施した日大工学部教養講座「科学の間違え方ー疑似科学の世界」のスライドへの疑問です。
先生ご自身の「科研費」研究成果報告書に全く触れない理由とは?
また、前回紹介した、
〇五本木クリニック院長ブログ
ハズレました、サッカー日本代表にB型がいない説→今年はB型の選手がW杯代表に入っています!! https://www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=25139
ですが、カイ2乗検定を行ったのは、東大(一橋大)の公衆衛生の先生なのですが、いくら何でも23人のデータで結論を出すのは暴論というものでしょう。管理者さんなら十分その理由はお分かりかと。
否定するなら何でもありなんですかねぇ。まさかとは思いますが、相手が統計をわからないと思って、適当に言ってみたんでしょうか?
なお、あまりにもおかしいのでこの点を質問したのですが、現在まで何の回答もありません。確かに回答はできないと思いますが…(苦笑)。
また、それに関連して、こういうツイートもありました。
統計データは数が多けりゃ正しいとは限らないです。「十分管理された統計においては、明確な関連性を示すデータは得られていない」つまり、関連を示したデータはすべて統計的手法に問題があるんです。だから、研究者の多くは血液型と性格の間に関係があるとは考えていなんです。
これもすごいです(流石にidを出すのは控えます)。これがおかしいのは、長島先生の科研費報告書(21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した)を全く無視していることです。もう、こうなると「疑似科学」と変わらないのではないかとさえ思えてきます。
失礼しました。
b390
ABO FAN
血液型性格診断
>>これは全くムダな努力です。というのは、過去に結構なインパクトファクターの英語論文(肯定的なもの)を複数紹介しても、この掲示板ではすべて無視されているからです。
>――人の研究を紹介することは、指摘に応えたことにはなりません。まぁ、これまでの経緯を鑑みると、“あえて”やっているのだとわかりますが。我々も何度も指摘していますが、ABOFANさんがご自身で研究を行うべきだと思いますよ。あなたの各々の主張を正当化なさりたいのであればですが。
――要するに、この掲示板でIFの高い学術誌の(肯定的な)論文を紹介したとしても、完全に無視されるということでしょうか? そういう意味ではないというのなら、1つでもいいので原論文を読まれてはいかがでしょう?
※本サイトからの再三の警告やほかのユーザーさんからの要望に基づき、今後「マイナスイオン」「水素水」ページに投稿されたABOFANさんのコメントは「悪質ユーザー」ページにて議論・表示することとしました。すでに、これまで投稿された分については移動してあります。本当であれば、血液型性格診断(このページ)のコメントもそちらに移動させるのがよいのでしょうが、コメント量が膨大であること、ごく少数ですが有用な情報があることなどから、しばらくそのままに据え置きます。よろしくお願いいたします。
b391
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、書き忘れました。
武田知弘さん 本当はスゴイ! 血液型の販売状況(6月10日)を紹介します。
6月9日の日経に大きく広告が掲載されたためか、爆発的に売れています。Amazonで100~200位ですから、1日100~200冊ぐらいでしょうか? これで、どこかのテレビ局で取り上げたりすると、ほぼ間違いなく血液型ブームが再燃すると思います。
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-06-10
※本サイトからの再三の警告やほかのユーザーさんからの要望に基づき、今後「マイナスイオン」「水素水」ページに投稿されたABOFANさんのコメントは「悪質ユーザー」ページにて議論・表示することとしました。すでに、これまで投稿された分については移動してあります。本当であれば、血液型性格診断(このページ)のコメントもそちらに移動させるのがよいのでしょうが、コメント量が膨大であること、ごく少数ですが有用な情報があることなどから、しばらくそのままに据え置きます。よろしくお願いいたします。
b392
ABO FAN
血液型性格診断
改めて今回の投稿全体を掲示板をまたがって読み返してみましたが、管理者さんの主張がさっぱり理解できません。
まずは、血液型性格診断の掲示板です。
>>これは全くムダな努力です。というのは、過去に結構なインパクトファクターの英語論文(肯定的なもの)を複数紹介しても、この掲示板ではすべて無視されているからです。
>――人の研究を紹介することは、指摘に応えたことにはなりません。まぁ、これまでの経緯を鑑みると、“あえて”やっているのだとわかりますが。我々も何度も指摘していますが、ABOFANさんがご自身で研究を行うべきだと思いますよ。あなたの各々の主張を正当化なさりたいのであればですが。
――ところが、マイナスイオンの掲示板では、正反対(と思われる)の内容でこうあります。
>おそらくABOFANさんは読んでもいないのでしょうが、本サイトのマイナスイオン評定は、こちらで調査し、該当した2件のメタ分析研究の結果に基づいて行っています。そのデータにおいて、マイナスイオンの効果として主張されているものはほとんどが否定的であるということです。そして、それに対するまともな反論がないようなので、「同意された」と判断しています。
――上には「こちら[管理者さん]で調査し、該当した2件のメタ分析研究の結果に基づいて」とあるので、「紹介」はダメだけれども「メタ分析」(管理者さんご自身の研究ではない)はOKということのようです。そして、「メタ分析」なら何らかの統計的な検定をするはずですが、その検定結果や有意水準を探しても見つかりませんでした。となると、単なる「紹介」あるいは「各々の主張を正当化」ということになるはずですが、なぜ同じことが管理者さんならOKで私がダメなのかさっぱり理解できません。
失礼しました。
>なぜ同じことが管理者さんならOKで私がダメなのかさっぱり理解できません。
――同じではありません。ABOFANさんの場合、「学術・研究活動を自ら行うのは無駄だ」などと主張している一方で、他人の研究を「自分の研究に変えて」といった意味不明な理論展開をしていることを問題視しているのです。
b393
蚤取り
血液型性格診断
ABO FAN氏の2018/05/29 23:00:20の投稿(回答は06/09 19:38:23)には、長島雅裕氏とのメールの遣り取りが紹介されていますね。長島氏からの回答も「要約」という形で、載っています。
そして、
 "なお、基本的に、メールを許可なく公開するのはマナー違反なのですが、「科研費」の研究成果報告書(元は税金)についての質疑応答に限定した内容なら、学術研究そのものだと判断し、「血液型と性格」の研究が進むことを期待しつつ公開することとさせていただきます。"
と成っているからには、ABO FAN氏が勝手に公開した訳ですね。
引用部分によれば、学術研究に資する場合は公開してよい、とでも思っている様ですが、そういう物なのでしょうか。ABO FAN氏が勝手な理屈を掲げるのは常の事ですが、そのまま掲載するのは彼による「マナー違反」への加担になってしまうのではないでしょうか。
勿論、彼が「マナー違反」という場合は余人にとっては「マナーに適う」、かも知れません。しかし私信の勝手な公開というのは、やはり道義にもとるでしょう。或いは管理側で長島氏に許可を得たのかも知れません。それなら回答欄にその旨を書いた方が良かったと思います。でないと、この掲示板では私信を勝手に公開して良い、と見做されかねないからです。
この件はさて置き、私信の公開を含む投稿が在った時に、相手に対して掲載許可を管理側が一々尋ねる、というのも余りに面倒ですよね。こういうのは原則として不掲載、で良いと思います。
ご投稿ありがとうございます。
ご指摘の通りです。もう少し毅然とした態度で対応すべきだったと反省しております。
今後、運営サイドとして、
①個人間のやり取り内容(メールなど)を公開する際は相手の了承を得ている旨を記載する
②そのような記載がない場合コメントは不掲載、または該当部分のみ削除し、コメント主に厳重注意したうえで掲載
という対応をいたします。
たいへん有益なアドバイスに感謝いたします。
b394
ABOFAN
血液型性格診断
ごぶさたしております。
最近こんな研究報告書を読んでみました。
科学議論における「誤った論法」の分析と教材化 -誤謬論を中心に- 山本 輝太郎, 石川 幹人
日本科学教育学会研究会研究報告 / 2018 年 32 巻 6 号 p. 5-8
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsser/32/6/32_No_6_170610/_article/-char/ja
参考までに、この菊池先生の資料は次のとおりです。
菊池聡:中学高校生の疑似科学信奉と科学への態度の関連性,信州大学人文科学論集,51,39-52,2017.
https://soar-ir.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=18860&item_no=1&page_id=13&block_id=45
さて、前者の報告の中には、次のとおり少々気になる記述があります。
【引用開始】
「血液型性格診断」とは,ABO 式血液型によってヒトの性格を分類し,「A 型は○○な性格」などと個別に言及できるとする言説である.文筆家の能見正比古氏が火付け役となって 1970 年代ごろから日本で広まった.「血液型性格分類」「血液型性格関連学説」などとも呼ばれている.
これまでに心理学を中心に多くの科学研究が展開されてきたが,その科学的根拠は薄く,疑似科学であるとの見方が支配的である(菊池,2017).
【引用終了】
ところが、大変残念なことに、この2つの文献には「疑似科学であるとの見方が支配的である」というデータに基づいた(=反証可能な)記述が見つかりませんでした。
お手数ですが、その原文あるいはデータをお示しいただけないでしょうか?
なお、菊池先生はかつてこうおっしゃっていました。
菊池聡 不可思議現象心理学9 血液型信仰のナゾ-後編 月刊『百科』 平凡社 1998年3月号 pp28~29
【引用開始】
ただ、最近は血液型性格判断を撲滅しようという意識ばかりが先走って、適切でない批判をする人も散見される。
(中略)
血液型学に限らず、おおよそすべての性格理論は統計的なものであって、集団全体の傾向としてしかとらえられない。たとえば筋肉を使った運動能力は女性よりも男性の方が優れていることに誰も異論はないと思うが、それでも特定の男性を取り上げれば、平均的な女性より力が弱い人はざらにいるだろう。必要なのは個々の事例ではなく、統計的な事実なのである。
いずれにせよ、血液型性格判断はなぜ虚偽なのか、これは提唱者が言うような性格の差が、現実に信頼できる統計データとして見あたらないという点につきる。血液型性格学への批判は確かに重要だが不適切な批判で満足しているとすれば、それは非論理性という点では相手と同じ穴のムジナになりかねないことに注意しなければなるまい。
【引用終了】
そして、菊池先生のおっしゃる「信頼できる統計データ」は、次の武藤・長島両先生の科研費成果報告書などで裏付けられています。
武藤 浩二、長島 雅裕ほか
教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究
https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/
【引用開始】
・血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した。《アブストラクト》
・血液型による違いが統計的に明確に有意であることが示された。《本文》
【引用終了】
ということですから、「血液型性格診断」は疑似科学ではなく、正真正銘の科学ということになります。
念のため(再度)質問させていただきます。
《質問》
「血液型性格診(判)断」は統計的に裏付けてられているから科学である
《回答》
1. はい
2. いいえ→具体的なデータ・論文と理由をお願いします
3. その他→具体的に説明をお願いします
4. 答えたなくない
では、回答をお待ちしています。
ABOFANさん
また最初から繰り返しですか。もう何度も議論してきましたよね。
b395
ABOFAN
血液型性格診断
おお、前回の投稿は「悪質ユーザー」ページに掲載されるかと危惧していたのですが、大丈夫でしたね。
ご配慮ありがとうございます。
ただ、「また最初から繰り返しですか。もう何度も議論してきましたよね。」には賛成できません。というのは、前回の投稿の私の質問への回答が読み取れないからです。
残念ながら、これでは「回答拒否」と判断するしかありません。
管理者さんも重々ご承知のはずですが、「効果量・中」の正確な定義をまだいただいていません。
お忘れかもしれないので、念のため関連部分を再掲しておきます。
  *  *  *
改めて「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義を質問させていただきます。
【質問】「能見氏のデータにおける効果量・中」の定義について
1) 0.299≦r≦0.5 (管理者さんの最初の定義→下記の2)とは範囲が異なる)
2) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安としては、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」(算術平均で範囲を計算して、r=0.2程度以下が「小」、r=0.2~0.4程度が「中」、r=0.4程度以上が「大」)
3) 一般的(水本篤、竹内理 2008)な目安として、r以外でもこの文献のとおり認める(目安の範囲は、2)と同じく算術平均で計算する)
4) その他→具体的にどうぞ
5) 答えたくない
参考(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf
(投稿者:ABO FAN,投稿日時:2018/01/20 10:29:08)
  *  *  *
能見氏のデータにおける効果量・中をご提示ください。基本的には(水本、竹内2008)に従って、r=0.1が「小」、r=0.3が「中」、r=0.5が「大」ということでよいです。ただし、「算術平均で範囲を計算して云々~」はABOFANさんによる「読み取り」ですので、当該文献による情報とそこはきっちり分けてお書きください。
(回答日時:2018/03/14 12:50:19)
  *  *  *
読めばおわかりのように、r=0.1, 0.3, 0.5 以外は効果量の「大・中・小」が不明です。
次に、蚤取りさんによる「私信の勝手な公開というのは、やはり道義にもとるでしょう。」(投稿者:蚤取り,投稿日時:2018/08/20 19:39:39)についてコメントさせていただきます。
いきなり不躾な質問で恐縮ですが、蚤取りさんは「情報公開制度」はご存じでしょうか?
私が公開した情報は、情報公開を請求すれば、公開せざるを得ないと判断しています。
ただし、税金を使っていない文書や、私文書扱いの情報なら公開する必要はありません。
まぁ、最初からそう書くのもどうかと思って控えめに書いたのですが、もちろん私の誤解の可能性もゼロではありません。
もしそうだとおっしゃるなら、「独立行政法人等情報公開法」の条文の解釈などを踏まえてご指摘をお願いします。
念のため、
  *  *  *
総務省トップ > 政策 > 国の行政制度・運営 > 情報公開制度 > 情報公開法制の概要
http://www.soumu.go.jp/main_sosiki/gyoukan/kanri/jyohokokai/gaiyo.html
1 目的
国民主権の理念にのっとり、行政文書・法人文書の開示を請求する権利につき定めること等により、行政機関・独立行政法人等の保有する情報の一層の公開を図り、もって政府・独立行政法人等の有するその諸活動を国民に説明する責務が全うされるようにすること。
2 対象機関
(行政機関情報公開法)
法律に基づき内閣に置かれる機関(内閣官房、内閣府等)、内閣の所轄の下に置かれる機関(人事院)、国の行政機関として置かれる機関(省、委員会及び庁)及び会計検査院。
(独立行政法人等情報公開法)
独立行政法人(全88法人)、国立大学法人(全86法人)、大学共同利用機関法人(4法人)、特殊法人(9法人)、認可法人(4法人)及びその他の法人(1法人)
合計 192法人 ※平成28年4月1日現在
3 対象文書(行政文書・法人文書)の範囲
行政機関の職員・独立行政法人等の役職員が職務上作成し、又は取得した文書、図画及び電磁的記録であって、職員・役職員が組織的に用いるものとして、当該行政機関・独立行政法人等が保有しているもの。
  *  *  *
長島先生の科研費の研究は、「国立長崎大学」にいらしたときの研究ですし、個人ではなく「組織的」なものであることは明らかですから、制度を素直に解釈すれば、公開が義務化されている情報だと思いますが違うのでしょうか?
ABOFANさん
まず、効果量に関してはもうずっと言い続けているので改めて回答はいたしません。能見氏のデータで効果量・中はないと判断しております。
>制度を素直に解釈すれば、公開が義務化されている情報だと思いますが違うのでしょうか?
――蚤取りさんが言っているのはそういうことではなくて、ABOFANさんが直接長島先生にメールした内容のことを指しているのだと思いますが。
b396
ABOFAN
血液型性格診断
すみません、先ほどの投稿では環境依存文字が文字化けしたようなので、お手数ですが差し替えをお願いします。
なお、あわせて一部の文章を追加・訂正しました。
-----
連投失礼します。
ここでは、私の直前の投稿に管理者さんが「回答拒否」だと仮定して、“議論”を進めます。
さて、私の手元には、以前にこの掲示板にも登場された、山岡重行先生の著書「ダメな大人にならないための心理学」があります。
この本の表2-5「血液型性格傾向項目への回答の平均と標準偏差および分散分析分析結果」(p49-52)のデータの中から、F値の上位2項目で効果量dを計算してみました(回答は1~5の5段階で、数字が大きいほどよくあてはまる)。結果は次のとおりです。
《AB型の性格傾向》F=7.816, P<0.0001
気分にむらがあって、ともすると二重人格のように見えることがある
AB型 (n=126) 3.500 (SD=1.295)
O型 (n=377) 2.889 (SD=1.316)
d=(3.500-2.889)/1.3=0.47
※O型とAB型は対照的な性格とされています。
《B型の性格傾向》F=6.582, P<0.001
マイペース型で、周囲の影響を受けにくい
B型 (n=296) 3.408 (SD=1.101)
A型 (n=501) 3.068 (SD=1.147)
d=(3.068-3.408)/1.1=0.31
※A型とB型は対照的な性格とされています。
ここで、既出の一般的な目安(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf によると、d=0.2が「小」、d=0.5が「中」、d=0.8が「大」ですが、これを「中」と判断するのかどうかは管理者さん自身の基準によります。
いかがですか?
なお、参考までに、この2つの質問項目は元々次の論文(渡辺 席子 1995)によるものです。
血液型ステレオタイプ形成におけるプロトタイプとイグゼンプラの役割
The roles of prototype and exemplar in the formation of the "blood type stereotype"
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jssp/10/2/10_KJ00003724631/_article/-char/ja/
この論文には、これらの質問項目は「血液型性格判断についての数冊の本 (船越, 1990a, 1990b; 岩城, 1991; 能見, 1984; 流, 1987; 鈴木, 1985) から抽出したもので、 複数の本(最低3冊)に共通して現われていた項目を使用した」と説明されています。
この渡辺氏の論文には、1984年の能見氏の本は、
・能見正比古, 1984, 『血液型エッセンス』 角川書店.
・能見俊賢, 1984, 『血液型しつけ学』 主婦の友社
とありますし、私も能見氏の項目であることは間違いないと思います。
以上をまとめると、
1. 能見氏のデータにおける効果量は、山岡重行先生の追試では最大でd=0.47である。
2. 効果量は一般的な目安(水本篤、竹内理 2008)http://www.mizumot.com/files/EffectSize_KELES31.pdf によると、d=0.2が「小」、d=0.5が「中」、d=0.8が「大」である。
3. これを「中」と判断するのかどうかは管理者さん自身の基準による。
ということになります。
ABOFANさん
>私も能見氏の項目であることは間違いないと思います。
以上をまとめると、
1. 能見氏のデータにおける効果量は、山岡重行先生の追試では最大でd=0.47である。
――まず、ふつうはこれを「能見氏のデータ」とは言いません。「山岡先生のデータ」です。質問項目の一部のプロトタイプが能見氏の著書に基づいているのであって、(これまで我々が話していた内容における)「能見氏のデータ」とは意味が違いますよね。ABOFANさんがおっしゃっているのは「能見氏のデータで効果量・中である」ですし、山岡先生が行ったのは「能見氏の追試」ではなく、(強いて言うなら)「渡辺先生の追試」です。
というか、これまでさんざん能見氏の著書に基づいて話してきましたよね苦笑。
b397
ABOFAN
血液型性格診断
大変申し訳ありません、直前の投稿の一部の内容に誤りがあったので、お手数ですが差し替えをお願いします。
――――――
>まず、効果量に関してはもうずっと言い続けているので改めて回答はいたしません。
――特定の数字について、誰でも「0」か「1」で判断できるような明確な効果量の判断基準を示していただくよう、何十回もお願いしているのですが…。
「改めて回答はいたしません」というのは、少なくとも私には意味が理解できません。
>能見氏のデータで効果量・中はないと判断しております。
――正直、この文章の意味が全く理解できません。
確率・統計をちょっと勉強しただけでも、「能見氏のデータで効果量・中」は(条件さえきちんと整理すれぱ…少なくとも理論的には)いくらでも発見できます。
ウソだというなら、石川先生に確認していただければ、100%私の意見に同意していただけるものと確信しています。
それを上の文章のように簡単に否定できるとするなら、可能性は次のようなものでしょうか?
【質問】「能見氏のデータで効果量・中はないと判断」という根拠は次のうちどれですか?
a. 能見さんのデータを調べていない
b. 確率・統計の初歩的な勉強をしていない
c. 効果量の大・中・小を判定できない
d. 効果量・中は発見したが、立場上そうとは明言できない
e. 答えたくない
f. その他→具体的にどうぞ
>>制度を素直に解釈すれば、公開が義務化されている情報だと思いますが違うのでしょうか?
>――蚤取りさんが言っているのはそういうことではなくて、ABOFANさんが直接長島先生にメールした内容のことを指しているのだと思いますが。
――直接メールしたのは、管理者さんのアドバイスだったと記憶しています。それが公開できないとするなら、そもそも議論としては意味がないのだから、この管理者さんのアドバイスは無意味だったということになりませんか?
>1. 能見氏のデータにおける効果量は、山岡重行先生の追試では最大でd=0.47である。
>――まず、ふつうはこれを「能見氏のデータ」とは言いません。「山岡先生のデータ」です。
――これも科学の常道としては全く理解できません。ご存じのように、科学では「追試」で確認できない仮説は無意味です。追試で元の仮説が支持されるかどうかが勝負なのです。
また、「d=0.47」は「効果量・中」なのでしょうか? 管理者さんから特に明確な回答はありませんが、おそらく「効果量・中」だと判断されているのでしょう。
というのは、そもそもこのデータが「効果量・中」でなければ、「山岡先生のデータ」とわざわざ管理者さんが断り書きをする理由がないからです。仮にこのデータが「効果量・小」だとするなら、間違いなく管理者さんは「山岡先生のデータ」も「能見さんのデータ」でも「効果量・中」は存在しなかったとおっしゃるでしょうから…。違いますか?
なお、この投稿が「悪質ユーザー」のページに分類されないことを希望しています。
ABOFANさん
>【質問】「能見氏のデータで効果量・中はないと判断」という根拠は次のうちどれですか?
――回答「f」。理由:(自身で示すと明言されていたにも関わらず)現在に至るまでABOFANさんが示してくださらないため。
>これも科学の常道としては全く理解できません。ご存じのように、科学では「追試」で確認できない仮説は無意味です。追試で元の仮説が支持されるかどうかが勝負なのです。
また、「d=0.47」は「効果量・中」なのでしょうか? 管理者さんから特に明確な回答はありませんが、おそらく「効果量・中」だと判断されているのでしょう。
――「d=0.47」が「効果量・中」で異論はありませんが、繰り返しますがこれは山岡先生のデータです。
そもそも、ABOFANさんのこれまでのコメントで、上記の「追試云々」などの話は一切出てきていないですよね?「能見氏のデータで効果量・中がある」と先に述べられたのはABOFANさんですから、その時点でたとえば「ただし、これは山岡先生の追試においてである」などと付記されていればまだ議論の余地があるのですが、そうした断りもなしに「追試で元の仮説が支持されるかどうかが勝負なのです」などとおっしゃられても、まったく筋が通りません。
もっと早くに提示されてしかるべきですし、そもそも山岡先生のデータは「血液型ステレオタイプ」に関する実証データですので、これを「能見氏の追試」とするのも誤りです。というか、だとすると能見氏は「血液型ステレオタイプ」を主張していた、ということにもなりますがそれでよいのですか苦笑?
b398
蚤取り
血液型性格診断
ABO FANさんへ
「ご指摘をお願いします。」との事ですが、お断り致します。貴方と議論をする積もりなど御座いません。貴方との実の有る話など所詮、不可能です。ここでの皆さんとの経緯から明らかです。
私の2018/08/20の投稿は、こちらの運営に対して書いたのであって貴方に向けた訳ではありません。読んで記号を並べて頂くのは御自由ですが貴方の改心など期待して居りません。管理者からは反省と改善方針、感謝が示されました。それで十分です。
2018/09/17の管理者からの回答でも、「蚤取りさんが言っているのはそういうことではなくて」と成っていますね。要は貴方は私の主張を捻じ曲げているのです。嘘をついています。いつもの事ですね。
「蚤取りの主張」だと思い込ませようとして貴方がでっちあげた「主張」を批判されても私は困りません。その「主張」は私とは縁の無い、貴方に属する幻です。勿論、私が主張しても居ない事を「蚤取りの主張」だと思い込む人が他に出ては困るのですが今更、貴方の言い分を鵜呑みにする人も居ないでしょう。嘘つきの言葉など、誰も信じません。
私の主張は私の文を読めば解る事で、管理者には正しく伝わりました。もしも嘘をついているのでは無いとしたら貴方の読解力は管理者に比べて劣っているという事です。あの程度の文の意味も汲み違える様な曲解力では、法律や論文、能見や「金澤氏」や武田氏の本、を幾ら読んでも、まともに理解できないでしょうよ。
お別れの御挨拶に。ABO FANさんが「活躍」すればする程、血液型性格診断に科学的裏付けが在る、と感じる人は減っていく事でしょう。迷信撲滅の為に更なる御「活躍」を期待して居りますよ。
b399
蚤取り
血液型性格診断
管理さん : 2018/09/04 10 へ
ABO FAN氏に対して毅然とした態度を取り辛かったのは解る気がします。掲載されなければ、「学会の教義に逆らっているから締め出すのだ」、「学者では無いからと身分で差別するのだ」、等と騒ぎそうですからね。辛抱強く相手して下さったお陰で、自演を含む彼の本性が判り易く曝け出されたと思います。研究標本としても収穫に成ったのではありませんか。特殊すぎて敷衍し辛いかも知れませんけどね。
私信の公開については、了承を得たかどうかを投稿者の自己申告に頼り切るのは不安も残ります。しかし方針が示されたからには、「了承していない」といった相手からの抗議があった時は投稿者に全責任が帰する、という事でしょうかね。
それにしても、2018/05/29に自分で「メールを許可なく公開するのはマナー違反」と書いたくせに(自分の行為についてとはいえ)他人同士で話題になると割り込んできて、
 「私が公開した情報は、情報公開を請求すれば、公開せざるを得ないと判断しています。」
ですからね。しかも続けて
 「ただし、税金を使っていない文書や、私文書扱いの情報なら公開する必要はありません。」
としている。
彼が公開したのは長島氏から彼へのメールによる返信であり、これは税金の係わらない私文書でしょう。しかし彼としては自身の問いに対する返信作成こそが「科研費を受けた長島氏の研究」なのでしょうか。面白い頭ですね。
私はABO FAN氏と直にやり合う積もりは在りません。揚げ足取りや後出しじゃんけん等、とかく相手の裏を付いて優位に見せかけたい様ですが、傍から見れば相手に振り回されているのと変わりない。彼には賢くなりたいとか、真理に迫りたい、といった気持ちは無さそうです。だから彼に対しては御別れをしておきましたが、観察記よろしく第三者的に何か書かせて貰う機会は今後も在るかも知れません。彼以外なら議論が成り立ってますから。
ご投稿ありがとうございます。
>掲載されなければ、「学会の教義に逆らっているから締め出すのだ」、「学者では無いからと身分で差別するのだ」、等と騒ぎそうですから
――おっしゃる通りの懸念がありまして、ずるずると、といった感じです。
>「了承していない」といった相手からの抗議があった時は投稿者に全責任が帰する、という事でしょうかね。
――そうですね。HP内のどこかに明文化する必要もあるかもしれませんね。ご指摘ありがとうございます。
(内容的に、このコメントが非掲載希望である可能性もありますが、回答表示のため掲載します。非掲載の場合、お手数ですが別途お申し出ください。)
b400
ABOFAN
血液型性格診断
>>掲載されなければ、「学会の教義に逆らっているから締め出すのだ」、「学者では無いからと身分で差別するのだ」、等と騒ぎそうですから
>――おっしゃる通りの懸念がありまして、ずるずると、といった感じです。
――はい、今まで掲載していただいたことには大変感謝しています。
ただ、肝心な質問に「回答拒否」なのは、正直いかがなものかと思います。
また、大変失礼ながら「学者では無いからと身分で差別するのだ」と同じようことは実際に行われていると感じています。
ここであえて実例を挙げることはいたしませんが…。
>>「了承していない」といった相手からの抗議があった時は投稿者に全責任が帰する、という事でしょうかね。
>――そうですね。HP内のどこかに明文化する必要もあるかもしれませんね。ご指摘ありがとうございます。
――これには少々言いたいこともありますが、ここでは黙っています。管理者さんは重々おわかりのことと思います。
もっとも、最近はこの掲示板での投稿はないようですが…。
いずれにせよ、私の未回答の質問には、なるべくお答えいただければありがたいです。
失礼しました。
b401
蚤取り
血液型性格診断
管理さん : 2018/09/27 14:49:29 へ
私の2018/9/19の投稿は両方とも掲載希望です。ABOFAN氏に対する御断り状、と管理さん向けの投稿は分けた方が良いと思いました。気を使って頂きまして有難う御座います。
そういえば2018/06/12までは「ABO FAN」と名乗っていたのに75日ほど経て08/27からは空白が抜けて「ABOFAN」に変わっていますね。やっと気付きました。私も今後は「ABOFAN」と書く事にします。
論旨が変わらないので中の人が替わった訳でも無さそうです。しかし語調は幾らか柔くなったと感じます。
悪質ユーザー云々、と度々書いていますね。ああ見えて気にしている様です。
私を別とすれば彼よりも人格が劣ると評される人も、なかなか居ないでしょう。今までの出会いを生かし、周りの人の良い所を見習って人柄を磨いて欲しいものです。
血液型は原則として変わりませんが、振る舞いは心掛けで変える事が出来ますからね。
こちらのコメントも掲載可だったのですね。勝手に非掲載希望であると勘違いしておりました。
申し訳ございませんでした。
b402
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。
厚生労働省は、採用選考のガイドラインを示した「公正な採用選考をめざして(平成30年度版)」から、『「血液型や生年月日による星座」による性格判断は非科学的なもの』という見解を正式に撤回したそうです!
少々驚きました(2018年2月8日付け)
参考URL
http://www006.upp.so-net.ne.jp/abo4/99_blank007.html
b403
ABO FAN
血液型性格診断
今回は情報提供です。このサイトの参考文献にも紹介されている、石川先生と清水先生の論文の概要が、Wikipediaの「血液型性格分類」に掲載されたようです。正直、かなり驚きました。以下はその抜粋です。
-----
心理学会の閉鎖性
そうした背景から、工科学者の石川幹人は清水武との共同研究で、社会流行を追った形での学術的研究だという批判もあるため、血液型と性格の関連性についての新たな研究を実施した[5]。2009年に、血液型と性格の5因子モデルとの関連において、効果量が小さいため予測力は小さいが統計的には関連が有意であった結果を、2つの心理学の学会誌に投稿したが、いずれも掲載を断られている[35]。通常、問題点の指摘の後、再度投稿する機会が与えられることが多いが、それもなかったとして信念の対立があったとしてそれを公開した[35]。
内容が正しくても学会として掲載を認められず、データに一貫性がないというこれまでの血液型性格研究の結果の全てを覆しているものではないことが理由だとされたので、清水は研究にお蔵入り効果が生じている可能性も指摘した[35]。
社会文化の影響が、血液型が本来持つ生物学的な影響から分離できていないと指摘された[35]。
説明として両立できることなのだが、予測力が低く関連がないとしたいのか、統計的に関連があるとしたいのかのどちらかの選択を迫られた[35]。
5. ^ a b c 清水武、石川幹人 「ABO 式血液型と性格との関連性―主要5因子性格検査による測定」『よい教育とは何か』 北大路書房、2011年。ISBN 978-4-7628-2754-9。
35. ^ a b c d e f 清水武 「心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか」『よい教育とは何か』 北大路書房、2011年。ISBN 978-4-7628-2754-9。
b404
ABO FAN
血液型性格診断
蚤取りさんへ
>彼よりも人格が劣ると評される人も、なかなか居ないでしょう。(投稿者:蚤取り,投稿日時:2018/09/29 14:10:03)
――お言葉ですが、その人の人格と、その人の言っていることが科学的に正しいかどうかは(当然ながら)別物です。
例えば、アインシュタインはお世辞にも人格者とは言えないでしょうが、だからといって相対性論理を「人格的」に否定する人はいないでしょう(笑)。
芸術でも同じで、有名な例がサリエリとモーツァルトはよく比較されます。
私が言うのもなんですが、どうか「人格」や「人柄」ではなく、「科学」の議論をお願いしたいと思います。
なお、ご参考までに、
>そういえば2018/06/12までは「ABO FAN」と名乗っていたのに75日ほど経て08/27からは空白が抜けて「ABOFAN」に変わっていますね。やっと気付きました。私も今後は「ABOFAN」と書く事にします。(投稿者:蚤取り,投稿日時:2018/09/29 14:10:03)
――はい、「ABO FAN」「ABOFAN」どちらでも構いません。
IDなどにスペースがあるとエラーが出る場合があるので、その場合は便宜的に「ABOFAN」を使っています。
>彼が公開したのは長島氏から彼へのメールによる返信であり、これは税金の係わらない私文書でしょう。しかし彼としては自身の問いに対する返信作成こそが「科研費を受けた長島氏の研究」なのでしょうか。面白い頭ですね。(投稿者:蚤取り,投稿日時:2018/09/19 20:53:16)
――挙げ足を取るようで恐縮ですが、私は勤務先の大学のアドレスにメールを出しました。私立大学は国から運営のために補助金をもらっているはずですから、「税金の係わらない私文書」とは言いきれないはずです。また、質問の内容は、「科研費研究成果報告書」ですから、これも当然「税金の係わらない私文書」ではないでしょう。
もちろん、「公式」に問い合わせるという方法もあります。
ただ、この掲示板を読めばお分かりかと思いますが(誰とは言いませんが・苦笑)、公式に問い合わせても違法まがいのことを言われたり、“回答拒否”なわけわけです。それなら、直接問い合わせた方がよいいのではないでしょうか。
先ず隗より始めよです。
ではなぜ“回答拒否”かというと、大阪大学の菊池誠先生がMeTooの件で、いみじくもおっしゃっています。
MeToo自体が悪いとは思わないのだけど、日本では党派性が強すぎると思うのですよね。広河の件でそれがあからさまになったのではないでしょうか。知ってて黙認してたんでしょう?
22:56 - 2018年12月28日
https://twitter.com/kikumaco/status/1078650797259337728
残念ながら、これは疑似科学批判にも当てはまるのではないでしょうか?
そして、たまたま「血液型と性格」の件であからさまになったのではないでしょうか?
この掲示板や過去ログを読む限り、疑似科学批判側の人は、「統計的な差」があることは知っていて黙認していた、としか考えられません。
大変失礼しました。
では、よいお年を。
ABOFANさん
掲載遅れてすみません。
b405
ABO FAN
血液型性格診断
連投失礼します。
以前に、管理者さんから「陰謀論」の話題があったと思うのですが、まさにぴったりあてはまるケースがあったので、少々長いのですが、拙ブログから抜粋しておきます。よろしければ感想をいただければありがたいです。 https://abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-12-06
#もっとも、ここ何回かのように“ノーコメント”かもしれませんが…。
では、よいお年を。
―◇――◇――◇―
新装版の『「ニセ医学」に騙されないために』が発売になりました。
出版おめでとうございます。
著者のNATROMさんのブログに、自らのメッセージがあります。[http://natrom.hatenablog.com/archive/2018/11/29]
#著者の名取宏さんは、NATROMさんのことです。
ただ、この本の「はじめに」の中に、ちょっと気になる文章を発見しました。
「ニセ医学」とは、医学のふりをしているが医学的な根拠のない、インチキ医学のことである。大雑把にくくれば、ニセ医学はニセ科学に含まれる。ニセ科学とは、科学のような見かけをしているが、科学的な根拠のないものだ。たとえば、血液型と性格には強い関係があるという『血液型性格診断』(以下略)
確か、10年ほど前のNATROMさんは、「血液型と性格には強い関係はない」ではなく、単に関係がない(認められない)と言っていたはずです。また、統計的に有意な差はないとも言っていたはずなので、コメント欄で質問してみました。
(中略)
○[私の]コメント(その3)2018.12.3付
遅ればせながら、新著の出版おめでとうございます。
念のため、[5年ほど前の2013年にNATROMさんのブログから]削除された内容を再掲しておきます。
----------
直前のエントリーには、
> 2013-07-16 化学物質過敏症に関する私の発言について
> 質問者に議論する能力が欠けており無視されて当然である(というかむしろ正常な議論の妨げになるために相手にしてはならない)ことが既に周知されているならば、質問を無視していても信用は落ちません。
とありますが、ひょっとして、これが私の質問に答えない理由なのでしょうか?
が、名指しではないのでなんとも判断できませんし、抽象的な基準では意味不明です。
念のため、もう一度NATROMさんが未回答の私の質問を書いておきます。
-----
2003.5.16付のNATROMさんからのメールですが、
> 「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
代表例ですが、
A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学 2009)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部 2006)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学 2007)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22,p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25
念のため、これらの論文の結論は、
A.「血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた」
B.「血液型の主効果が認められた」
C.「交互作用が有意だった」
は、要するに「統計的に有意な差があった」ということです。
ぜひ回答をお願いします。
ところが、なんとこれらのコメントは直後に削除されてしまいました!
○名取宏(なとろむ) (id:NATROM)
ABO FANさんは、このブログにおいての発言は禁止です。詳しくは[ http://natrom.hatenablog.com/entries/2013/09/07 ]のコメント欄を参照してください。一部引用いたします。
***********************
2013/09/08 12:15のコメントで行った警告にも関わらず、ABO FANさんはエントリーの主題との関連性に乏しいコメントを行いましたので、今後は「NATROMの日記」におけるコメントを一切禁止します。これまでは温情で「血液型のエントリー」でのコメントは許可していましたが、これからは「血液型のエントリー」でのコメントも禁止です。
私の主張が『「統計的に差がない」→「統計的に『大きな』差がない」(=小さな差があることは否定できない)に変わ』った、というのは事実ではありません。もし事実であると主張したいのであれば、ABO FANさんはここではなくご自分のブログで、具体的に根拠を挙げて論じてください。
「遺伝学からみた血液型性格判断 ( http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/Blood.html )」では、当初から『私は「ABO血液型と性格には関連がない」と主張しているのではなく、「広く信じられている血液型性格診断が言うほど、ABO血液型と性格には強い関連があるという証拠はない」「血液型と性格の関連の肯定論者の提示する論理や証拠には問題がある」と主張していることに注意してください』と書いています。私に限らず、「関連の強さ」を念頭に置いた血液型性格診断に対する批判者は複数います。その上で血液型性格診断が批判されているのです。
ABO FANさんはすでに議論を行う能力を持っていないとみなされています。たとえば、「血液型性格判断問題についての確認(kikulog) http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1256972977 」を参照のこと。にも関わらず、「血液型のエントリー」でのコメントを私が許可していたのは、これまでの悪評を払しょくして議論が可能な相手であると見直されるチャンスがあっても良いだろうと考えてのことです。今後はご自分のブログで頑張ってください。
***********************
読めばわかるように、まっとうな回答にはなっていません。
#「ご飯論法」ですかね?
行間を読むと、「強い関係」は否定しているものの、「弱い関係」あることは積極的には否定していないとも思えます。
いずれにせよ、速攻で削除するほどのことでもないと思うんですが…。
さすがに、NATROMさんの支持者でさえそう思う人もいたようで、アーバン北村さんは「あと書き込み削除はやらない方がいいのでは^^;」とあります。
b406
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、直前の投稿で半角の「>」が文字化けしたようなので、大変お手数ですが差し替えをお願いします。
蚤取りさんへ
>彼よりも人格が劣ると評される人も、なかなか居ないでしょう。(投稿者:蚤取り,投稿日時:2018/09/29 14:10:03)
――お言葉ですが、その人の人格と、その人の言っていることが科学的に正しいかどうかは(当然ながら)別物です。
例えば、アインシュタインはお世辞にも人格者とは言えないでしょうが、だからといって相対性論理を「人格的」に否定する人はいないでしょう(笑)。
芸術でも同じで、有名な例がサリエリとモーツァルトで、よく比較されます。
私が言うのもなんですが、どうか「人格」や「人柄」ではなく、「科学」の議論をお願いしたいと思います。
なお、ご参考までに、
>そういえば2018/06/12までは「ABO FAN」と名乗っていたのに75日ほど経て08/27からは空白が抜けて「ABOFAN」に変わっていますね。やっと気付きました。私も今後は「ABOFAN」と書く事にします。(投稿者:蚤取り,投稿日時:2018/09/29 14:10:03)
――はい、「ABO FAN」「ABOFAN」どちらでも構いません。
IDなどにスペースがあるとエラーが出る場合があるので、その場合は便宜的に「ABOFAN」を使っています。
>彼が公開したのは長島氏から彼へのメールによる返信であり、これは税金の係わらない私文書でしょう。しかし彼としては自身の問いに対する返信作成こそが「科研費を受けた長島氏の研究」なのでしょうか。面白い頭ですね。(投稿者:蚤取り,投稿日時:2018/09/19 20:53:16)
――挙げ足を取るようで恐縮ですが、私は勤務先の大学のアドレスにメールを出しました。私立大学は国から運営のために補助金をもらっているはずですから、「税金の係わらない私文書」とは言いきれないはずです。また、質問の内容は、「科研費研究成果報告書」ですから、これも当然「税金の係わらない私文書」ではないでしょう。
もちろん、「公式」に問い合わせるという方法もあります。
ただ、この掲示板を読めばお分かりかと思いますが(誰とは言いませんが・苦笑)、公式に問い合わせても違法まがいのことを言われたり、“回答拒否”なわけです。それなら、直接問い合わせた方がよいいのではないでしょうか。
先ず隗より始めよです。
ではなぜ“回答拒否”かというと、大阪大学の菊池誠先生がMeTooの件で、いみじくもおっしゃっています。
MeToo自体が悪いとは思わないのだけど、日本では党派性が強すぎると思うのですよね。広河の件でそれがあからさまになったのではないでしょうか。知ってて黙認してたんでしょう?
22:56 - 2018年12月28日
https://twitter.com/kikumaco/status/1078650797259337728
残念ながら、これは疑似科学批判にも当てはまるのではないでしょうか?
そして、たまたま「血液型と性格」の件であからさまになったのではないでしょうか?
この掲示板や過去ログを読む限り、疑似科学批判側の人は、「統計的な差」があることは知っていて黙認していた、としか考えられません。
大変失礼しました。
では、よいお年を。
b407
ABO FAN
血液型性格診断
すみません、直前の投稿で半角の「>」が文字化けしたようなので、大変お手数ですが差し替えをお願いします。
なお、内容に「血液型と病気」を追加しました。
連投失礼します。
以前に、管理者さんから「陰謀論」の話題があったと思うのですが、まさにぴったりあてはまるケース(NATROMさん)があったので、少々長いのですが、拙ブログから抜粋しておきます。
特に注目すべきは、昔からNATROMさんは「血液型と病気」の関連性は否定的だったのですが、現在では彼の主張と反対に、関連性は多くの研究で実証されていることです(このサイトにもあります)。しかし、この点について、なぜか彼は現在まで全く「ノーコメント」です。
よろしければ管理者さんから感想をいただければありがたいです。 https://abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-12-06
#もっとも、ここ何回かのように“ノーコメント”かもしれませんが…。
では、よいお年を。
―◇――◇――◇―
新装版の『「ニセ医学」に騙されないために』が発売になりました。
出版おめでとうございます。
著者のNATROMさんのブログに、自らのメッセージがあります。[http://natrom.hatenablog.com/archive/2018/11/29]
#著者の名取宏さんは、NATROMさんのことです。
ただ、この本の「はじめに」の中に、ちょっと気になる文章を発見しました。
「ニセ医学」とは、医学のふりをしているが医学的な根拠のない、インチキ医学のことである。大雑把にくくれば、ニセ医学はニセ科学に含まれる。ニセ科学とは、科学のような見かけをしているが、科学的な根拠のないものだ。たとえば、血液型と性格には強い関係があるという『血液型性格診断』(以下略)
確か、10年ほど前のNATROMさんは、「血液型と性格には強い関係はない」ではなく、単に関係がない(認められない)と言っていたはずです。また、統計的に有意な差はないとも言っていたはずなので、コメント欄で質問してみました。
○[私の]コメント(その1)2018.12.2付
貴サイトには「血液型と性格の関連の肯定論者の提示する論理や証拠には問題がある」[http://natrom.sakura.ne.jp/Blood.html]とありますが、以下の点については前著にも何の記述もないようです。現在では、次の2つの主張は撤回されたということでよろしいのでしょうか?
1. 現在、ABO式血液型を用いた相関解析は、胃腸管に関するいくつかの形質との間に弱い相関関係が認められること以外は、信頼に値するとは考えられていません。(Risch, 2000)[http://natrom.sakura.ne.jp/Blood.html]
→永田宏氏の「血液型で分かる なりやすい病気・なりにくい病気」(ブルーバックス 2013年)などにより否定された…膵臓がん O型に比べB型は1.72倍のリスク、エコノミー症候群(肺塞栓症) O型に比べ非O型は1.86倍のリスク、脳梗塞 B型、AB型はO型と比べて1.59倍のリスク etc.
2. 2003.5.16付けのメール
>「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
> …私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
→武藤・長島氏らの科研費成果報告書により否定された…【概要の抜粋】血液型と性格に関する解析では、過去の研究結果を拡張することができたとともに、21世紀以降のデータでは、安定して血液型ごとに性格の自己申告について有意な差が出ることが判明した[教員養成課程における科学リテラシー構築に向けた疑似科学の実証的批判的研究(2012年) https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-22650191/]
(中略)
○[私の]コメント(その3)2018.12.3付
遅ればせながら、新著の出版おめでとうございます。
念のため、[5年ほど前の2013年にNATROMさんのブログから]削除された内容を再掲しておきます。
----------
直前のエントリーには、
>2013-07-16 化学物質過敏症に関する私の発言について
>質問者に議論する能力が欠けており無視されて当然である(というかむしろ正常な議論の妨げになるために相手にしてはならない)ことが既に周知されているならば、質問を無視していても信用は落ちません。
とありますが、ひょっとして、これが私の質問に答えない理由なのでしょうか?
が、名指しではないのでなんとも判断できませんし、抽象的な基準では意味不明です。
念のため、もう一度NATROMさんが未回答の私の質問を書いておきます。
-----
2003.5.16付のNATROMさんからのメールですが、
>「統計データがあればメカニズムは無視してもいい」と考えます。
>…私が問題にしているのは、メカニズムの不在ではなく、統計データが不十分であることです。
代表例ですが、
A. 自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 工藤 恵理子(東京女子大学 2009)
 全体として、血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた
B. 血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 山岡 重行(聖徳大学人文学部 2006)
 高受容群では11項目で血液型の主効果が認められ、低受容群でも2項目で血液型の主効果が認められた。 
C. 潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 久保田健市(名古屋市立大学 2007)
 特性語の種類の主効果(F(1,32)=9.80, p<.01)と特性語の種類×参加者の血液型の交互作用(F(3,32)=3.22,p<.05)が有意だった…定義づけ課題の結果についても,同様の2要因分散分析を行ったところ,特性語×参加者の血液型の交互作用が有意だった.
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-10-25
念のため、これらの論文の結論は、
A.「血液型ステレオタイプに合致するような自己評価が認められた」
B.「血液型の主効果が認められた」
C.「交互作用が有意だった」
は、要するに「統計的に有意な差があった」ということです。
ぜひ回答をお願いします。
ところが、なんとこれらのコメントは直後に削除されてしまいました!
○名取宏(なとろむ) (id:NATROM)
ABO FANさんは、このブログにおいての発言は禁止です。詳しくは[ http://natrom.hatenablog.com/entries/2013/09/07 ]のコメント欄を参照してください。一部引用いたします。
***********************
2013/09/08 12:15のコメントで行った警告にも関わらず、ABO FANさんはエントリーの主題との関連性に乏しいコメントを行いましたので、今後は「NATROMの日記」におけるコメントを一切禁止します。これまでは温情で「血液型のエントリー」でのコメントは許可していましたが、これからは「血液型のエントリー」でのコメントも禁止です。
私の主張が『「統計的に差がない」→「統計的に『大きな』差がない」(=小さな差があることは否定できない)に変わ』った、というのは事実ではありません。もし事実であると主張したいのであれば、ABO FANさんはここではなくご自分のブログで、具体的に根拠を挙げて論じてください。
「遺伝学からみた血液型性格判断 ( http://members.jcom.home.ne.jp/natrom/Blood.html )」では、当初から『私は「ABO血液型と性格には関連がない」と主張しているのではなく、「広く信じられている血液型性格診断が言うほど、ABO血液型と性格には強い関連があるという証拠はない」「血液型と性格の関連の肯定論者の提示する論理や証拠には問題がある」と主張していることに注意してください』と書いています。私に限らず、「関連の強さ」を念頭に置いた血液型性格診断に対する批判者は複数います。その上で血液型性格診断が批判されているのです。
ABO FANさんはすでに議論を行う能力を持っていないとみなされています。たとえば、「血液型性格判断問題についての確認(kikulog) http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/weblog/index.php?UID=1256972977 」を参照のこと。にも関わらず、「血液型のエントリー」でのコメントを私が許可していたのは、これまでの悪評を払しょくして議論が可能な相手であると見直されるチャンスがあっても良いだろうと考えてのことです。今後はご自分のブログで頑張ってください。
***********************
読めばわかるように、まっとうな回答にはなっていません。
#「ご飯論法」ですかね?
行間を読むと、「強い関係」は否定しているものの、「弱い関係」あることは積極的には否定していないとも思えます。
いずれにせよ、速攻で削除するほどのことでもないと思うんですが…。
さすがに、NATROMさんの支持者でさえそう思う人もいたようで、アーバン北村さんは「あと書き込み削除はやらない方がいいのでは^^;」とあります。
ABOFANさん
掲載が遅れましてすみません。なお、NATROMさんとABOFANさんの件については、ABOFANさんからの情報だけでは判断できないため回答は差し控えさせていただきます。
b408
蚤取り
血液型性格診断
ABOFAN氏のブログに面白いものを見つけました。
「血液型をO型に変換、腸内細菌の酵素で カナダ研究 - BBCニュース」
abofan.blog.so-net.ne.jp/2018-09-01
"性格も変わるかというと、それはどうでしょうか?
ABO血液型物質は(略)体中のほとんどに分布しています。
仮に赤血球の血液型が変わったとしても、脳や神経の血液型はそのままで変わらないのです。"
リンクを貼ってあるBBCの記事はこちらです。
「血液型をO型に変換、腸内細菌の酵素で カナダ研究」
www.bbc.com/japanese/45339140
"献血者から提供された血液を、安全な緊急輸血に必要となる、どの血液型にも対応できるタイプに変える確実な方法が発見された。
 (略)
腸内細菌の酵素は、A型の赤血球の表面にはあるがO型にはないマーカーを除去する。
 (略)
O型の患者はO型の赤血球輸血しか受けられない一方で、O型の血液はABO型のどれにでも適合する。"
要は採血の後に、酵素の働きでO型に変える事で輸血の相手を広げる、という話です。A型の人に酵素を注射でもして、体を巡る血液をそのままO型に変える、という訳では在りません。
元記事に「性格」など一言も無く、あくまで「輸血」の融通性の話です。
しかしブログは「性格」の事しか書いて無く、「輸血」に全く触れていません。
「献血者から提供された血液」で始まる記事の内容を全く読み取れない様です。さすがの読怪力ですね。
或いは、BBCも血液型と性格の関連を取り上げた、と思わせたいのかも知れませんが嘘による情報宣伝です。
またブログ末尾に「ひょっとして日本語版だけ?」とありますが、元記事の末尾に
「英語記事 Gut bug enzyme turns blood into type-O」と出ている様に英語版は在ります。日付けを見れば2018年8月21日付の英語版が元、日本語版は同月29日付の翻訳版と判ります。どうやら数字が苦手で2桁の大小も判らない様です。それとも英語版があると知った上で「無さそうだ」と騙せると思ったのでしょうか。
元記事を見れば一発で、ばれるのに。己がブログを見に来る者はリンク先へ飛んだりしない、何故なら血液型「如き」に興味など無いだろう、とでも思っているのでしょうか。だとしたら一体、何の為に永年の千万言を費やして来たのやら。いづれにせよABOFAN氏の言い分など当てに成らない、という事ですね。
蚤取りさん
>だとしたら一体、何の為に永年の千万言を費やして来たのやら。
ABOFANさんの活動歴は相当長いですよね。ライフワークとされているのは別によいのですが、氏に正統的な学術研究を行つもりがないのは(いろいろな意味で)残念です。
b409
ABO FAN
血液型性格診断
>??できれば、abstractもしくはsummaryなどを記載してくださると助かるのですが(ご面倒ではありますが)
――能見正比古氏の追試ですので、なぜabstractが必要になるのかわかりません。数字どおりですが?
それに、ポスター発表なので、abstractもsummaryありません。たった1ペーシですから…。
検定方法も教科書どおりです。ただし、AB型が3人なので、本当はχ2値を補正する必要がありますが、多分やってないと思います。
>また、データのほうも、ABOFANさんのブログのほうにはtable4しか載っていないのですが、table1、table2、table3、そして、もしあればtable5など、当該論文の仮説、分析、結果、考察などが明瞭になるようなデータでないと議論ができないので、できればそのようなデータをお願いいたします。
――これも意味がわかりません。首相はTable4だけです。考察は私のブログに書いてあるものだけです。なお、Table1~Table3は総選挙の結果ですし、この論文にはTable4までしかありません。
>能見正比古氏の追試ですので、なぜabstractが必要になるのかわかりません。数字どおりですが?
ーーそういうことでしたら、能見氏の研究における、仮説、調査方法、分析……etcなどを記述していただけますでしょうか?また、大村先生の発表は
14P-41 「血液型性格学」は信頼できるか(第30報)I
―衆議院議員に血液型の特徴が見られるか―
のようで、表題だけからでが、能見氏の追試というよりは「検証」に近いような気もします。
>首相はTable4だけです。考察は私のブログに書いてあるものだけです。なお、Table1~Table3は総選挙の結果ですし、この論文にはTable4までしかありません。
ーーええ、ですから、その論文の全体のアウトラインを(だいたいでよいので)お教えいただきたいのです。断片的なデータのみでは何も議論できないと思うのですが……。
b410
touran7
評定依頼・情報提供のページ
人間の血液型の起源として、最初はO型しかなく紀元前2万5千年頃にA型、紀元前1万5千年頃にB型、1000年前にAB型が発生したという話をテレビのバラエティ番組などで、聞きました。
Web上の情報も「血液型 発生 歴史」で検索すると、
http://100ken-1bun.blogspot.jp/2013/03/blog-post_21.html
など幾つか見つかります。
科学的に信用できる根拠を示しているものが見つけられず、また、血液型性格診断と結び付けていることも多いので、疑似科学の可能性が高いと思われるのですがいかがでしょうか。
ご投稿ありがとうございます。
ご指摘の通りです。
血液型発生の歴史的研究には意義があるでしょうが、それを個人の性格と直接結びつけるのは難しいでしょうね。
b411
あきら
評定依頼・情報提供のページ
精神科の医療は、他科(内科や外科など)の医療に比べたら、まだまだ疑似科学という印象があります。
以下のような理由があります。
1)他科では、血液や尿などの検査に基づいて、病名や処方などを決めるが、精神科では、ほとんどの場合、患者への問診のみで、病名や処方が決まる。
2)向精神薬の効能や副作用の薬理は、不明なものが多々ある。
3)同一の患者であっても、精神科医は、病名や処方を次々と変更することが多い。これについて、精神科医は「診断的治療」という表現を使っているが、患者からみたらヤマカンによって、病名や処方が決められているとしか思えない。
ご投稿ありがとうございます。
確かに、多くの精神疾患は生理指標では測定できませんよね。ただ「問診」の中では、さまざまなスケールによる患者の観察が行われているので、「のみ」は言い過ぎかもしれません。
3)については、病名変更が問題というより、「症状がよくならない」というより根本的な問題が背景にあると思います。