第11回サイエンスカフェ 2019/11/2(土)
よいと思っていたソレ、実は損だった~行動経済学の視点から科学的思考のセンスを磨く~
明治大学駿河台キャンパス15:00~18:00
人間は合理的な生き物ではない。損失を過大に見積もったり、実現が困難なゼロリスクを志向したりする。こうした人間の不合理な一面について行動経済学の視点から、日常生活に関する話題を取り入れながら考えていきたいと思います。
(行動経済学は、人間行動の実際、その原因、経済社会に及ぼす影響、政策に関して体系的に究明する経済学である。標準的な経済学である新古典派経済学とは異なり、人間の認知や行動に関する合理性を前提とせず、現実の人間の認知や判断の仕方を解明することから始める)
講師紹介
友野 典男(行動経済学)
明治大学兼任講師
元明治大学情報コミュニケーション学部教授。
感情や直感といった心理的な側面を重視し、人間の選択や購買行動などを研究する行動経済学、およびミクロ経済学の専門家。
著書紹介
『感情と勘定の経済学』(潮出版社,2016)
『行動経済学-経済は「感情」で動いている』(光文社新書,2006)
ほか著書・訳書多数。