変性意識状態(Altered States of Consciousness)

瞑想状態、夢見状態(夢)、催眠状態(催眠暗示)、感覚刺激遮断状態などの、日常の意識状態とは異なるが、依然として自覚した意識が伴う状態を変性意識状態といいます。いろいろな変性意識状態がありますが、どれも意識の働きが低下して、無意識の働きがより高まった精神状態ということができ、現実と想像の区別がつきにくくなっている状態でもあります。

雪男(イエティ)の目撃報告の原因は、雪山で遭難した登山者たちの一部が変性意識状態におちいって幻覚を見て、その報告を聞いた別の登山者たちがまた、それを目撃した記憶を作ったと説明できます(目撃証言)。多くの超常現象の体験と関連する精神状態であり、明晰夢金縛り幽体離脱臨死体験もそうした精神状態で起きると考えられます。超心理学ではESPが起きやすい精神状態ともされています。