二重盲検法(Double-Blind Test)

たとえば、水道水より天然水のほうがおいしく感じるかという官能テストをする場合、「いま天然水を飲んでいる」と本人が知っていると、気のせいでおいしく感じてしまうことがあります(確証バイアス)。そこで、本人にはどちらの水を飲んでいるか、わからないようにしてテストします(一重盲検)。また、立ち会っている実験者も「あの人は、いま天然水を飲んでいる」と知ってしまうと、おいしく感じるはずだという期待が本人に伝わって、おいしく感じてしまうことが指摘されています。そこでさらに、立ち会い実験者もどちらの水か、わからないようにしてテストします(二重盲検)。こうすることで、主観性をかなり排除できます(客観性)。