現実にはないものが見える現象で、代表的には壁のシミが人の顔に見えたり、雲が動物の形に見えたりすることをパレイドリアといい、幽霊が見える主要原因と考えられています。記憶にあった顔のパターンと、壁のシミがたまたま一致したために、思い出された顔があたかもそこにあるかのように見えたというふうに解釈できます(トップダウン認知)。いわば、想像世界の産物が存在しているかのように現実世界で知覚した錯覚といえるでしょう。
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